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2023年02月09日 19:14
負傷により戦線離脱中のアーセナル所属のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、復帰に一歩前進したようだ。8日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。 現在25歳のジェズスは今シーズン開幕前にマンチェスター・Cから移籍金4500万ポンド(約71億円)でアーセナルに加入した。すぐさまセンターフォワード(CF)の定位置を掴むと、中断期間までのリーグ戦14試合すべてにスタメン出場。得点こそ5得点と伸び悩んでいるものの、前線でのボールキープやスペースランニング、ビルドアップ、守備面での貢献度も非常に高く、アーセナルに必要不可欠な存在となっている。 シーズン後半戦での活躍にも期待がかかっていたジェズスだが、ブラジル代表の一員として出場したFIFAワールドカップカタール2022にて右ひざを負傷。現地時間12月6日には手術が行われ、当初は長期離脱を余儀なくされる可能性が高いと伝えられていた。現在同選手は実戦から遠ざかっており、代役としてイングランド人FWエディ・エンケティアがCFのスタメンで起用されている。 手術後の回復期間を経て1月からはアーセナルのスタッフとリハビリに励んでいたジェズス。今回の報道によると、ジェズスの負傷箇所は順調な回復を見せており、すでに松葉杖やひざのプロテクターは不要になっているという。また、同選手はアーセナルの練習施設『ロンドン・コルニー』のピッチでボールを用いた軽度のトレーニングをすでに行なっているようだ。 なお、具体的な復帰時期については現段階では明らかになっていない模様。『ミラー』によると、アーセナルはジェズスのひざの状態を注視しつつ、3月中での戦線復帰を見込んでいるようだ。同選手は今後もメディカルチームやトレーナーのサポートを受け、オーダーメイドのトレーニングを行なっていくものと見られている。 プレミアリーグの首位をキープし、19年ぶりのリーグ制覇も現実味を帯びてきているアーセナル。”大黒柱”ジェズスの復帰をファン・サポーターは待ち望んでいることだろう。
2024年04月20日 00:02
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と対戦する。
試合の約1時間前、チームのアップが始まる前に、会場のジャシム・ビン・ハマド・スタジアムのピッチにひとりで現れたのが藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)だ。
イヤホンをつけて音楽を聴きながら素足で登場。ボールを触りながらグラウンドの芝の状態を確かめ、またバレーボールをするなどリラックスした姿も。
【PHOTO】好調ぶりをアピール!カタールでトレーニングを続けるU-23日本代表・荒木遼太郎を特集!
これは、横浜F・マリノス時代から行なっていたルーティンで、このカタールの地でも欠かさなかった。
初戦の中国戦(1−0)でフル出場した藤田は、この試合ベンチスタート。途中出場で流れを変えるプレーに期待だ。
日本対UAEは、日本時間19日の24時30分キックオフで行なわれる。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 23:30
AFC U23アジアカップ カタール2024
■グループB第2節
会場:ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム/4月19日(金)24:30試合開始
アジアサッカー連盟(AFC)は19日、同日に行われる「AFC U23アジアカップ カタール2024」のグループB第2節・U−23UAE代表戦に臨むU−23日本代表のスターティングメンバーを発表した。
パリオリンピック2024(パリ五輪)の出場権がかかる今大会、U−23日本代表を率いる大岩剛監督は、初戦のスタメンからから7名を変更。連戦となったのは、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)とDF関根大輝(柏レイソル)、MF山本理仁(シント・トロイデン/ベルギー)、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)の4選手だが、山本は退場者が出たこともあり前半早々にピッチを退いていた。
システムは2列目中央にFW荒木遼太郎(FC東京)を配する「4−2−3−1」か、初戦同様の「4−1−4−1」か。試合は24時30分にキックオフ。試合の模様はNHK総合で全国生中継され、DAZNとNHKプラスにてライブ配信される。
■U−23日本代表
<スタメン>
▼GK
1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
▼DF
4 関根大輝(柏レイソル)
15 鈴木海音(ジュビロ磐田)
5 木村誠二(サガン鳥栖)
21 大畑歩夢(浦和レッズ)
▼MF
7 山本理仁(シント・トロイデン/ベルギー)
6 川颯太(京都サンガF.C.)
11 山田楓喜(東京ヴェルディ)
13 荒木遼太郎(FC東京)
10 佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)
▼FW
9 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
<ベンチ>
▽GK
12 野澤大志ブランドン(FC東京)
23 山田大樹(鹿島アントラーズ)
▽DF
2 半田陸(ガンバ大阪)
16 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)
22 高井幸大(川崎フロンターレ)
▽MF
8 藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)
14 田中聡(湘南ベルマーレ)
17 松木玖生(FC東京)
20 平河悠(FC町田ゼルビア)
▽FW
18 内野航太郎(筑波大学)
19 細谷真大(柏レイソル)
<出場停止>
3 西尾隆矢(セレッソ大阪)
2024年04月19日 23:14
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月19日、カタールで開催されているU-23アジアカップのグループステージ第2戦でUAEと対戦する。この一戦に先立ち、スターティングメンバーが発表された。
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる同大会で、初戦の中国戦は8分に松木玖生のゴールで先制。17分には西尾隆矢が一発退場となり、数的不利での戦いを強いられたが、最後まで粘り強く戦い1−0で勝利した。
【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表!
大岩ジャパンは連勝を飾れるか。先発11人は以下のとおり。
【GK】
1小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
【DF】
4関根大輝(柏レイソル)
5木村誠二(サガン鳥栖)
15鈴木海音(ジュビロ磐田)
21大畑歩夢(浦和レッズ)
【MF】
6川粼颯太(京都サンガF.C.)
7山本理仁(シント=トロイデン)
10佐藤恵允(ブレーメン)
11山田楓喜(東京ヴェルディ)
13荒木遼太郎(FC東京)
【FW】
9藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
控えメンバー)
【GK】
12野澤大志ブランドン(FC東京)
23山田大樹(鹿島アントラーズ)
【DF】
2半田 陸(ガンバ大阪)
16内野貴史(デュッセルドルフ)
22高井幸大(川崎フロンターレ)
【MF】
8藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)
14田中 聡(湘南ベルマーレ)
17松木玖生(FC東京)
20平河 悠(FC町田ゼルビア)
【FW】
18内野航太郎(筑波大)
19細谷真大(柏レイソル)
第2戦のUAE戦はジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで日本時間20日の0時30分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 23:13
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と対戦する。
2024年04月19日 22:40
パリ・サンジェルマンからはネイマール、リオネル・メッシが去り、ネームバリューという点では少々物足りないチームとなった。
しかし、スター路線からの脱却こそPSGに必要なものだったのかもしれない。PSGはチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグでバルセロナを4-1と撃破してベスト4入りを決めたが、伊『Gazzetta dello Sport』は今のPSGを「戦士のチーム」と評している。
この戦士のチームを作り上げたのは、指揮官ルイス・エンリケだ。現チームではFWキリアン・ムバッペがスターとして君臨しているが、ムバッペの周りにはハードに戦える選手がいる。チームのバランスはまずまずと言えよう。
「エンリケのPSGと過去のPSGとの大きな違いがファイトするところにある。昨季まで、特に昨季に関しては何よりもメッシ、ネイマール、ムバッペといったスターが中心だった。今ではすべてが変わった。PSGのユニフォームのためなら何でもする準備ができている戦士のチームを望むアル・ケライフィ会長の構想が初めて現実となったのだ。しかし、それはケライフィの意志によるものではなく、エンリケによるものだ。PSGは、スタイルに適応しない選手は誰でも犠牲にするという監督を確保した」
準々決勝のバルセロナ戦はホームで行われた1stレグを2-3で落とす苦しいスタートだったが、PSGの選手たちは諦めなかった。
ベスト4ではドルトムントとの対戦だが、ドルトムントは決して優勝候補というわけではない。戦力的にはムバッペを抱えるPSGの方が優位とも言える。決勝進出も見えてきているが、ムバッペを頂点に戦えるチームとなったPSGに歓喜は訪れるか。
2024年04月19日 22:40
16日に行なわれたU23アジアカップの日本代表対中国代表の試合は、西尾隆矢が前半のうちに退場するというイレギュラーな内容となった。
しかしながら、松木玖生のゴールで得たリードを10人で90分守り切るというミッションを完遂した日本代表が勝点3を奪取することに成功し、大会の初戦をいい形で終えることができた。
そして、この中国戦の裏側を撮影した『Team Cam』が19日に公開されていた。試合後のロッカールームで内野貴史は以下のように話していたようだ。
「でかいです。こういう試合を全員で勝てた。チームで、みんなで耐えられたのは、次に繋がる勝利だったかなと思います。今経験しておいてよかったです。
西尾隆矢のために、今後に繋げないといけないと思っていたので。彼が返ってくるまで繋げます!」
さらに、ゴールキーパーとして無失点での勝利に貢献した小久保玲央ブライアンもこのように語っていた。
「よかったですよ。この勝点は本当にでかい。めちゃめちゃ嬉しいです。UAE戦に向けて、修正するところは修正して、次に向けてやっていけたら。
こいつ(西尾隆矢)ダメっすよ(笑)。今(カメラに向けて)背中を向けてますけどね」
なんとまだ無敗!日本代表の「アジアカップでレッドカードを受けた5名の選手」
前半の半ばというタイミングで退場してしまったことにより、チームに大きなダメージを与えてしまった西尾隆矢であるが、むしろ日本代表のメンバーは彼のレッドカードを受け入れつつ、彼のために勝たないといけないと思っていたようだ。
パリ五輪を目指すU-23日本代表は19日の現地時間18時30分(日本時間では午前0時30分)にキックオフされる予定だ。
2024年04月19日 22:03
スペインメディアの『マルカ』は19日、現役時代レアル・マドリードなどで活躍したメスト・エジル氏がレアル・マドリードとバルセロナの「エル・クラシコ」について語ったインタビューを掲載した。
現在35歳のエジル氏は、トルコ系移民3世としてドイツのゲルゼンキルヒェンに生まれ、2006年8月に地元クラブのシャルケでプロデビューを果たした。2008年1月に加入したブレーメンでさらに評価を高めると、2010年8月にはレアル・マドリードへと完全移籍。レアル・マドリードでは3シーズンの在籍で公式戦通算159試合に出場し、27ゴール81アシストを記録。魔法の左足から数々のチャンスを生み出し、2011−12シーズンのラ・リーガ制覇などに貢献した。その後、エジル氏はアーセナル、フェネルバフチェ、イスタンブール・バシャクシェヒルでプレーし、2023年3月に現役を引退した。
エジル氏は自らが経験したエル・クラシコについて問われると「あの時代のサッカー界で最も重要な試合だった。自分たちにとっては残念なことだけど、あの当時のバルサはおそらく史上最高のバルサだった。ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ監督)のバルサは異次元の強さで、現在のバルサとは明らかに異なっていた」と以前のエル・クラシコがとてもハイレベルで難しい試合であったことを説明した。
その上でエジル氏は「現在、世界の注目はリヴァプール対マンチェスター・シティや、その他のプレミアリーグの試合に集中している。エル・クラシコの世界的な地位が落ちてしまっているのは残念なことだよ。けど、それはレアル・マドリードのせいじゃない。レアル・マドリードは現在も間違いなく世界最高のチームのひとつだからね。問題はポテンシャルを失ってしまったバルサだよ」と話し、バルセロナが以前のような圧倒的な強さを失ったことが、サッカー界におけるエル・クラシコのプレゼンス低下につながっていると説明した。
また、エジル氏は、21日にレアル・マドリードのホームで行われるラ・リーガ第32節について「間違いなく勝利に近いのはレアル・マドリードだ。バルセロナも戦い、勝とうと試みてはいるけどね。バルセロナにはどのポジションにも優れた選手がいる。けど、今シーズンは怪我人が多すぎる。思うにバルセロナは、自分自身と自らのミスに焦点を当てるべきだと思う。審判にいつも文句を言うのではなくね。そんなことをしても、役に立たない。一方のマドリードは素晴らしいシーズンを送っている」と両チームの印象を語った。
なお、ラ・リーガ第32節レアル・マドリードとバルセロナの試合は、4月21日の28時(日本時間)にキックオフ予定。日本では、「DAZN(ダゾーン)」と「U-NEXT(ユーネクスト)」で配信される。
2024年04月19日 22:00
ライプツィヒに所属するスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコは今夏の去就が注目されている選手の1人だ。
2024年04月19日 22:00
ワールドカップ出場権をかけたアジアカップに臨んでいるフットサル日本代表。
4月18日(木)の初戦ではキルギスに2-3で敗れてしまったが、すぐに20日(土)の韓国戦、そして22日(月)のタジキスタン戦がやってくる。
木暮賢一郎監督率いる日本代表の逆襲を願いつつ、今大会の出場メンバー14名+直前に負傷離脱した3名が現在履いているフットサルシューズを調べてみた。GK(ゴレイロ)2.黒本ギレルメ(しながわシティ)
着用シューズ:アスレタ O-Rei Futsal A002 1.ピレス・イゴール(バルドラール浦安)
着用シューズ:デスポルチ テッサライト ID PRO 2フィウーザ・ファビオ(湘南ベルマーレ)
着用シューズ:ホマ トップフレックスFIXO(フィクソ)4.石田健太郎(バルドラール浦安)
着用シューズ:アスレタ O-Rei Futsal T007_2.03.山田凱斗(インテル・モビスターFS/ESP)
着用シューズ:デスポルチ ボアビスタ KI PRO 211.安藤良平(名古屋オーシャンズ)
着用シューズ:ミズノ モレリアINオリベイラ・アルトゥール(深圳南嶺鉄狼/CHN)
着用シューズ:ホマ トップフレックス リバウンドALA(アラ)6.吉川智貴(名古屋オーシャンズ)
着用シューズ:アシックス デスタッキ K FF13.長坂拓海(バルドラール浦安)
着用シューズ:アスレタ O-Rei Futsal A0028.堤優太(しながわシティ)
着用シューズ:アスレタ O-Rei Futsal T007_2.012.甲斐稜人(名古屋オーシャンズ)
着用シューズ:アシックス デスタッキ K FF10.金澤空(名古屋オーシャンズ)
着用シューズ:デスポルチ ボアビスタ KI PRO 17.山中翔斗(ペスカドーラ町田)
着用シューズ:デスポルチ サンルイス KI PRO 25.仁部屋和弘(バサジィ大分)
着用シューズ:アディダス プレデター フリーク.3 L INPIVO(ピヴォ)14.新井裕生(しながわシティ)
着用シューズ:アスレタ O-Rei Futsal A0029.平田ネトアントニオマサノリ(インダストリアス・サンタ・コロマ/ESP)
着用シューズ:アディダス トップサラ清水和也(名古屋オーシャンズ)
着用シューズ:ヒュンメル アピカーレ5 SL WIDE PG LIMITED
デスポルチ勢を中心に別注モデルを履いている選手も多く、その場合はベースになっていると思われるシューズを記載した。
冨安も続け!実は「アシックスのスパイク」を履いていたレジェンド級サッカー選手たち
着用選手最多は5名のアスレタ。2位は4名のデスポルチと、Fリーグでも人気の両メーカーが日本代表でもトップ2を占める結果となっている。
2024年04月19日 21:00
マンチェスター・シティは昨シーズンに続き、欧州王者の座を狙ったが、レアル・マドリードに敗れてベスト8で姿を消すことになってしまった。
2ndレグはシティがかなり押し込み、点を決められるチャンスがあっただけに悔しい敗戦となってしまった。この試合もスタメンフル出場を果たしたルベン・ディアスはクラブの公式にて敗戦の悔しさを吐露した。
「何を言えばいいのかさえわからない。ただイライラするだけだ。試合全体を通して、我々は試合を支配していた。最終的にはPK戦に進むことになったが、努力はした。僕らにはチャンスがあった。もちろん、私たちがゲームをコントロールした方法では、PK戦になることを避けるためにあらゆる手を尽くした。なぜならばある意味、それが彼らが望んでいたものだからだ」
シティはこの試合33本のシュートをうち、68%のボール支配率を記録しながらも1点しか奪うことができなかった。レアルの集中した守備や勝負強さを感じさせる内容であった。
CLはベスト8で敗退してしまったが、ディアスは切り替えて前に進む必要があると語り、残されたタイトルであるFAカップとプレミアリーグタイトルへの意気込みを語った。
「それを受け入れるのは難しいよ。でも道は一つしかない、その道は前進だ。いろいろな見方ができる。私たちの側からは、もっとうまくやれることはないかと考える。チームはそこにいた。私たちは戦ったし、チャンスもあった。今日は私たちの日ではなかったようだ。チャンスはあった。ボールが入るときもあれば、入らないときもある。しかし、今シーズンはまだ何が起こるかわからない」
シティは週末にはチェルシーとのFAカップ準決勝を控えており、すぐ次の試合が待っている。ディアスは最後に体の疲れがあるかもしれないと語りながらも、「特に頭の中では、2つの非常に重要なコンペティションで戦っている今こそ、強くなるときだとわかっている」とコメントしており、残された2つのタイトルに向けて再スタートを誓っている。
2024年04月19日 21:00
U23アジアカップのグループステージ初戦で中国に勝利したU-23日本代表。
先制した後の前半17分にDF西尾隆矢(セレッソ大阪)が一発退場し厳しい戦いを余儀なくされたが、最後まで耐え抜いて勝利を手にした。
『プレーヤーオブザマッチ』は満場一致でGK小久保玲央ブライアンだろう。
ポルトガルの名門ベンフィカに所属する23歳は、ビッグセーブを連発してこの試合の救世主に。ネットでは「A代表の鈴木彩艶より良いのでは?」といった声が溢れるほどだった。
一躍時の人となった小久保だが、所属するベンフィカでは5年間でトップチームでの出場はゼロ。今季の前半はBチーム(2部)の正GKを務めていたものの2月からは出場はおろかベンチ入りさえままならない状況である。
これほどのプレーができる彼がなぜこのような事態に陥っているのだろうか。柏から世界へ
小久保玲央ブライアンは2001年1月23日、ナイジェリア人の父親と日本人の母親のもとに生まれた。日本の学年的には2000年の世代だが、早生まれのためパリ五輪に出場する資格(2001年生まれ以降)を持っている。
地元は千葉で中学の頃から6年間柏レイソルのユースに所属。高3の2018年には2種登録され、そのままトップチーム昇格するかと思われたが、2019年1月、18歳の誕生日を迎えた直後にベンフィカと2023年までの契約を結んだ。✍ Bem-vindo, Leo Kokubo.
ℹ https://t.co/fODoDisAwU#FormarAGanhar pic.twitter.com/1HeybThSDM
— SL Benfica (@SLBenfica) 2019年1月25日
ビッグクラブからの突然の発表は日本のサッカーファンを驚かせたが、この移籍のきっかけとなったのが2018年に開催されたアルカス国際カップだ。同大会の準決勝で柏はベンフィカのユースと対戦し、PK戦の末に勝利。この試合でPK戦を含めて活躍したのが小久保だった。
柏はこの大会で準優勝し、U23アジアカップにも出場している細谷真大がMVP、小久保がベストGK賞を受賞。ここでの活躍が名門への扉を開いたのである。
ちなみにこのアルカス国際カップはカタール開催。奇しくも今回のU23アジアカップが行われている場所であり、6年の時を経て再びこの場所で評価を高めているというのも何かの縁なのだろう。名門クラブで着実にステップアップ
小久保がベンフィカに加入した際のリリースには「U-19, U-23, Bチームに加わる」と書かれていた。
昨今の福田師王(ボルシアMG)、佐藤恵允(ブレーメンU-23)らがそうであるようにまずセカンドチーム等で経験を積み、結果を残せばトップに昇格できるヨーロッパで主流になっているシステムだ。
ここでベンフィカのシステムをみていこう。 トップチームBチームU-23チームU-19チームU-17チーム U-15チーム
ベンフィカは基本的に以上の6段階で構成されており、18歳で加入した小久保はまずは上記の3と4に該当するU-19とU-23のチームでプレーすることとなった。
小久保が本格的にプレーし始めたのは2019-20シーズンからだ。このシーズンはU-19のUEFAユースリーグ(19歳以下のチャンピオンズリーグに相当)とU-23の国内リーグを掛け持ちでプレー。UEFAユースリーグでは決勝でレアル・マドリーに敗れたものの準優勝に輝いた。写真は昨年8月のスーペルコパでのもの
上々の1年目となったが、この時期に最初の不運に見舞われる。それがコロナの流行である。世界を混乱に陥れたこのパンデミックはサッカー界にも大きな影響を与え、リーグ戦が一時中断、ユーロ2020は2021年に延期される事態となった。
小久保もリーグ戦での貴重な実戦の場を失い、さらに出場が有力視されていた2021年U-20ワールドカップは大会自体が中止に。出場の候補だった東京五輪もメンバーから落選するなど国際経験を積む機会も逃してしまう。
それでも2020-21シーズンは初めてBチームでベンチ入り。シーズン後半の2021年3月にはベンフィカとの契約を2025年6月まで延長し、同5月にはトップチームに一時合流してベンチ入りも果たす。さらに翌2021-22シーズンには本格的にBチームに帯同し、初出場を含む9試合に出場した。
この時点で21歳。コロナ禍による不運はあったにせよ、成功への階段を確実にのぼっているかと思われた。超逸材の台頭により窮地に
だが2022-23シーズン、順調だった彼のキャリアに暗雲が立ち込める。それが小久保より3歳も若い(学年では4歳年下)アンドレ・ゴメスの台頭である。超逸材とされるアンドレ・ゴメス
ポルトガルの年代別代表で守護神を務めるアンドレ・ゴメスは、『2004年生まれで世界最高のタレントの一人』と評価される超逸材。クラブはその彼を優先的に起用し始め、それにより小久保は再びU-23チームに逆戻りとなってしまったのだ。
それでもアンドレ・ゴメスが昨年5月に肩を負傷して長期離脱すると、小久保は今シーズン開幕からBチームの正GKを任され、そこで評価を高めてトップチームに「4番手」として昇格する。だがそれも束の間で、今年1月にアンドレ・ゴメスが怪我から復帰すると再びBチームのポジションを明け渡した。
今年2月以降はトップチームに帯同するものの、守護神であるウクライナ代表GKアナトリー・トルビンの「ウォーミングアップ相手」として扱われており、Bチームも含めてベンチ入りさえほぼできていない状況が続いている。
これが現在の小久保の状況なのだ。
小久保は過去にジョアン・フェリクス(現アトレティコ・マドリー)、ダルウィン・ヌニェス(現リヴァプール)、現在ならアンヘル・ディ・マリアらとのシュート練習にも付き合っているようで、自身もそのレベルの高さや価値を強調している。
そもそもベンフィカというクラブは近年だけでもヤン・オブラク、エデルソンといった名GKを輩出しており、現在も守護神がウクライナ代表のトルビン、控えがポルトガル代表のサムエウ・ソアレス、3番手が上述のアンドレ・ゴメスと世界的にもハイレベルな環境で、出場すること自体が難しい。
ただそうはいってもこのままBチームでさえ出場機会が得られないのであれば、この先を考えなければいけないだろう。特に来年で24歳になる小久保が出場する舞台はこれまで以上に限られてくる。
Xのフォロワーが5万人を超え、ベンフィカの情報を毎日発信しているアカウント『Coluna Vermelha』は、「フィジカル面で彼は興味深いGKだ。彼自身のキャリアを考えると、ベンフィカが彼を第4GKとしてとどめておくのは意味がない」と退団を勧めている。
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
かつて自身をベンフィカへと導いたカタールの地で五輪の切符を掴み取り、自身としても新たな未来を切り拓くことができるだろうか。この先の戦いに注目したい。
2024年04月19日 20:53
レアル・マドリードに所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレルに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。
2024年04月19日 20:53
ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督は18日、『ESPNアルゼンチン』とのインタビューで、21日に行われるコパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル(アルゼンチン1部リーグ)準決勝ボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートの激突「スーペル・クラシコ」についてコメントした。
デ・ロッシ監督は、2019年7月から2020年1月まで選手としてボカに所属し、公式戦7試合出場1ゴールを記録。ボカでのプレー時間は長くなかったにも関わらず、ボカに対する熱い想いやピッチ上での振る舞い、そして誠実な人柄からボカの選手やサポーターから熱い支持を得た。
18日に来季の続投を発表したデ・ロッシ監督が率いるローマは、同日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグでミラン(イタリア)に2−1と勝利。2戦合計で3−1という結果を得て、EL準決勝進出を決めた。
そんなデ・ロッシ監督は試合後、『ESPNアルゼンチン』からインタビューを受け、話題が古巣のボカとリーベルに移ると「いつも通り、刺激的で美しいスーペル・クラシコになるだろう。ボカのプレーはとても良いし、(ウルグアイ代表FW)エディンソン・カバーニのレベルが上がってきていている。彼はチームを変える選手になり得る」とアルゼンチンのビッグマッチへの期待を語った。
2024年04月19日 20:50
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月19日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第2節でUAEと対戦する。サッカー日本代表の公式アカウントが、荒木遼太郎のコメントを公開した。
日本は初戦で中国に1−0で勝利。決勝点を決めた松木玖生は、荒木にとってFC東京でもチームメイトで、「自分も負けていられないなと思いました」と奮起しつつ、「素直にゴールが嬉しかった」と喜ぶ。
中国戦では前半の早い段階で西尾隆矢が退場し、10人での戦いを余儀なくされたが、最後まで粘り強く戦い抜いた。「試合後の雰囲気もチーム全体で非常に良かった」と明かす荒木は、「1人少ない状況で勝ったので、よりチームとして一体感が出ます。さらにみんなが引き締めて試合に臨める」と感じているようだ。
【PHOTO】好調ぶりをアピール!カタールでトレーニングを続けるU-23日本代表・荒木遼太郎を特集!
UAEに関しては「本当に身体能力が高いチーム」と警戒。映像で確認したようだが、「参考でしかない」とし、「試合中にまた1人減ったり、相手が減ったりするなど、いろんな状況があると思うので、そこに対応しながらやっていきたい」と気を引き締める。
中国戦は出場の機会が訪れなかった荒木だが、UAE戦で出番はあるか。22歳のアタッカーは「常に良い準備をしていますし、いつ出ても、どんな起用をされても、自分のパフォーマンスを出せるようにしています」とスタンバイOK。「そのなかで、常にゴールを狙っていきながらやっていきたい」と奮い立っている。
グループステージ突破が懸かるUAE戦は、日本時間で20日の0時30分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 20:28
アストン・ヴィラ(イングランド)に所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが、18日に行われたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグでリール(フランス)に勝利し、準決勝進出を決めた喜びをアストン・ヴィラの公式サイトで語った。
この試合はファーストレグとセカンドレグの2戦合計2−2のまま延長戦を終了。その後迎えたPK戦で、アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスがリールのナビル・ベンタレブ、バンジャマン・アンドレのシュートを2本セーブし、アストン・ヴィラがPK戦を4−3で制して準決勝進出を決めた。
FIFAワールドカップカタール2022決勝でアルゼンチン代表がフランス代表に勝利し優勝を決めた後、E・マルティネスはロッカールームで「(パリ・サンジェルマン所属フランス代表FW)キリアン・エンバペに黙祷を」と歌ったり、帰国後の凱旋パレードでは顔にエンバペの写真を貼り付けた赤ちゃん人形を抱き抱えたりした。そのため、フランス人たちはE・マルティネスのことを良く思っておらず、18日の試合をホームで戦ったリールのサポーターはE・マルティネスにブーイングを浴びせ、更に「マルティネス、お前は恥ずかしくないのか?」とスペイン語で書かれたボードを掲げるなどしていた。
そんななか、PKストップを含む活躍でアストン・ヴィラの準決勝進出に貢献したE・マルティネスは「サポーターは自分にモチベーションを与える。わかるかな? 自分の背中に向かって多くの罵声や物を投げつけられるとき…自分は人生を通じ、背中に向かって色々なものを投げつけられてきた。それが自分を奮い立たせ、自分がパフォーマンスを発揮する燃料になるんだ」と語り、相手サポーターの敵意が自身の力になったと説明した。
続けてE・マルティネスは「決勝に進みたい。それが試合後に自分たちが送ったメッセージだし、そういう気持ちを持っている。次の試合ではホームで試合を終わらせるんだというメンタリティーを持つ必要がある」と5月2日にホームでオリンピアコス(ギリシャ)と戦う準決勝第1戦に向けて意気込みを語った。
なお、アストン・ヴィラにとって欧州主要大会での準決勝進出は、1981-82シーズンにチャンピオンズカップ(現:チャンピオンズリーグ)で優勝して以来、42年ぶりのこと。E・マルティネスは「このクラブを愛している。準決勝でプレーするなんて、信じられないことだ。42年を経てこのステージに到達できて素晴らしいよ」と、喜びを語った。