2023年03月29日 16:40
[キリンチャレンジカップ]日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム 1トップで日本代表初先発を飾り、無念のハーフタイム交代となった町野修斗(湘南ベルマーレ)は試合後、厳しい表情を崩さなかった。 果敢にプレスを掛け、三笘薫(ブライトン)の先制点にも絡んだ。味方を活かす効果的な動きもあった。だが、シュートは一本も打てなかった。「フォワードとしては基点になることは求められてたんで、もっと基点になりたかったし、得点のシーンはいい形でしたけど、シュートゼロだったんで、まだまだだと思います」 そう試合を振り返った23歳のストライカーは、コロンビアのディフェンスに“世界基準”を感じたようだ。 「Jリーグの選手たちとは足の長さも相当(違う)。懐も深くて、ちょっと判断を誤ってしまうと、足下に来られてしまうというのが、僕もそうですけどチームとして多かった。Jリーグでは体感できないことだったので、Jリーグでは余裕を持ってプレーできるんじゃないかと思います」 町野は「(自身は)初めて南米(のチーム)とやって、ボールに来る迫力だったり、圧は相当凄いものがあった」と話し、圧力を感じながらプレーしていたと打ち明けた。 この経験をまずはJリーグの舞台で活かせるか。取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は何点?
2024年04月20日 13:06
鎌田大地が所属するラツィオは現地4月19日に開催されたセリエAの第33節で、ジェノアと敵地で対戦。1−0で白星を挙げた。
ボランチで先発した鎌田は、秀逸な動きで決勝ゴールをアシストする。67分、いったん右サイドのフェリペ・アンデルソンにボールを預けて、フリーランニングでペナルティエリア内に侵入。見事なスルーパスを受けると、ダイレクトで折り返す。
これをマティアス・ベシーノがスルーし、ルイス・アルベルトがネットに突き刺して見せた。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
この鎌田のお膳立てや巧みな連係に、ファンから次のような声が上がった。
「最高なんですけど」
「登場人物全員うまいな」
「鎌田の良さが全部出てるアシスト。思わず声出た」
「ファンタスティック」
「キャマダうめー」
「ポケットへのランニングが秀逸」
「アシスト前のパスもその後のスルーも全部綺麗すぎる」
「鎌田へのスルーパスがエグいな」
「鎌田の前のパスがすげーな」
「美しすぎるな。完璧スルーパス→完璧折り返し→マーク引き付けてスルー→ドフリーで決める」
マウリツィオ・サッリ前監督の下では、満足な出場機会を与えられなかったMFが、輝きを取り戻した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月20日 12:30
イングランドでは、来季からFAカップの再試合が廃止されることになった。ドローだった場合に日程を改めて再試合を行うというのは同大会の伝統だったが、現在では5回戦から廃止。来季から全ラウンドにわたって廃止されることになった。
イングランドでは過密日程が継続的に問題視されていて、おりしもCL、ELでプレミアの3強が揃って敗退したことを受けて問題が再燃しているところだ。選手の負担を軽減することを考えれば、やむを得ない措置であることは理解できる。
しかし、イングランドサッカーは一部のエリートクラブだけで成り立っているわけではない。イングランドに限らないが、カップ戦はそういったエリートクラブをスモールクラブが打ち倒すというのが醍醐味で、今季もFA杯ではコヴェントリーが準決勝まで勝ち上がり、マンチェスター・ユナイテッドに挑む。
英『Daily Mail』は、プレミアのビッグクラブやチャンピオンシップのクラブなど、さまざまな立場にある指揮官たちの意見を紹介している。サウサンプトンのラッセル・マーティン監督は、今回の決定に際してプレミアのクラブだけに意見を聞いたのは不公平だと語った。
「大会に参加するすべてのクラブに意見を聞くべきだった。たしかプレミアの20クラブだけに尋ねられたはずだ。イングランドサッカーを特別にしているのは、プロとしてプレイする機会を得られる人数のピラミッド、そしてプレミアとチャンピオンシップの背後にある構造だ」
「下部リーグのアカデミーを経てイングランド代表としてプレイした選手が何人いるかを見てみよう。それはイングランドのサッカーを本当に特別でユニークなものにしている。だから、最下層にいる奴らのことは忘れて気にしなくていいと考えるのは、本当に世間知らずで不公平だ」
リーズのダニエル・ファルケ監督も「試合が多すぎることを心配していると思うが、私は練習するよりも(試合を)プレイしたいと思う。リプレイがあったクラブにはその利点があった」と再試合を肯定している。
しかし再試合肯定派ばかりではない。ノリッジのデイビッド・ワグナー監督はドイツ人だからという理由もあり、1回の試合で決着をつけるほうが望ましいと語った。
「ドイツカップではリプレイは一度もなかった。それが気に入っているよ。生きるか死ぬかだからね。それとは別に、今後のスケジュールが明確でない場合、再試合するかどうかわからないのはマネージャーとしては難しいよ」
今回の再試合廃止決定でさまざまな意見が飛び交っている。下部クラブにとってはビッグクラブを打ち倒すチャンスが減ってしまったわけだが、これも時代の流れなのだろうか。
2024年04月20日 12:30
J1で開幕3連敗となった名古屋グランパスだが、その後は5試合負けなし(4勝1分)と好調だ。
この2試合は体調不良の守護神ミッチェル・ランゲラックに代わり、36歳のベテラン武田洋平がゴールマウスを守っている。
そうしたなか、吉田麻也は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』で武田ら頼りになる控えGKについてこう話していた。
「武田選手は4月7日のアビスパ戦に2022年6月以来の出場(リーグ戦)。GKは基本的にひとりしか試合に出られないので、負傷交代とかもなかなかありません。ひとつのポジションを争う厳しいポジションでございます。
特にチームにとって第2GKの役目はすごい大事なんですよね、何よりも一番求められるのは人間性だと思います。第2GKで人間性が悪い人はほとんど見たことない。試合に出ないけど、チームにプラスになることをしている、もしくは他の選手の模範になるようなプロフェッショナリズムを持っている。そして、常に準備をする。第2GKに悪い人はほぼいないと思っています。
武田くんは僕のひとつ上の先輩なんですけど、ちょっとゆかりがありまして。U-20の前だから、U-19とかですかね。その世代は調子乗り世代と言って、槙野(智章)、安田(理大)、内田篤人らがいっぱい出てきた年で、すごい明るい血気盛んな選手たちが多かったんですけど。
後に彼らはU-20ワールドユースという大会に出るんですけど、その前のアジア予選(メンバー)で3人が本大会から落とされるという事件がありまして。3人のなかの2人が僕と武田選手でございました。大会が始まる前日に監督から部屋に呼ばれて、薄暗い部屋に呼ばれまして。あぁ、これ落ちたなと思ったら、案の定、申し訳ないけど、外れますと言われてまして。次の日、みんなが練習場に行くバスを見送った後、僕ら3人は空港に戻って帰路につくという悔しい思いを一緒にしたのをすごく覚えています。
武田君は当時からすごく物腰が柔らかくて、すごい優しくて、イケメンで、人間性二重丸の人でしたね。
プロになって試合に出場する機会が少ないですけど、長くチームで活躍して、36歳までプロとしてやっているのは、日頃の行いやトレーニングに取り組む姿勢、人間性のところがすごく大きいのかなと思います。このニュースを見て、僕も嬉しい気持ちになりましたし、もっともっとこれからお互いに頑張って行かなきゃいけないんじゃないかなと思います」
武田は清水エスパルスでプロになった後、いくつかのクラブを経て、2016年に名古屋に加入。
日本代表、定着・招集に期待したいイケメン候補5人
吉田と武田は2007年のU-20ワールドカップ候補メンバーだったが、当時から人間性に優れていたそう。
2024年04月20日 12:26
セリエA優勝に迫っているインテルは、来季に向けて右サイドの強化が注目されている。
2024年04月20日 12:21
サンフレッチェ広島を率いるミヒャエル・スキッベ監督が、選手育成に情熱を燃やしていることは前回も触れたが、その原点は指導者としての情熱に満ち溢れていた20〜30代の経験が大きいのだろう。
現役時代はシャルケで将来を嘱望されていたFWだった彼は、膝の怪我によって22歳という若さで選手生活に区切りをつけ、指導者に転身することになった。最初に指導したのはシャルケのユースカテゴリー。そこからドルトムントではユース、セカンドチーム、トップチームで指揮を執っている。
「私が初来日したのは95〜96年。ドルトムントユースにいた頃でした。もう30年近く前になるんですね」と本人も懐かしさを覚えている様子だった。
スキッベ監督の名を世界のサッカー界に広く知らしめたのが、2000〜05年にかけてのドイツサッカー連盟(DFB)時代だろう。
98年フランス・ワールドカップでベスト8、ユーロ2000でグループステージ敗退と当時のドイツは低迷期に差し掛かっており、育成改革が急務だった。そこで彼はフォルカー・フィンケ、ラルフ・ラングニックらとともにドイツ全土のブンデスリーガのユースの整備に着手。シュツットブンクト(トレセン)の改革、移民に対するサッカー解放にも乗り出し、新世代のタレントが出てくるように仕向けたのだ。
「一番大きかったのは、ブンデスリーガのユースカテゴリーのトレーニング時間を倍に確保できるようにしたこと。それまでドイツの若いエリートは週4回、夕方から練習するだけだったんですが、さらに午前中に2回の練習ができるようになり、補習(自主練)も可能にしたんです。
さらに地方の競技レベルを引き上げるべく、強いチーム同士が対戦できる仕組みを作り、トレセン活動の際にも専任の指導者、医療スタッフ、学校のサポートスタッフなどを配置。グランド整備も進め、一つひとつ、環境を改善してきました」
努力の甲斐あって、2000年代半ば以降はバスティアン・シュバインシュタイガーやフィリップ・ラームといった若手が台頭。さらにメスト・エジルやトーマス・ミュラーのような技巧派も出てきて、ドイツのサッカーが目覚ましい進化を遂げる。
その集大成となったのが、2014年のブラジルW杯だろう。準決勝でブラジルを7−1と叩きのめした「ミネイロンの惨劇」は見る者に衝撃を与え、圧倒的な強さで優勝。大きな成果を残したが、その種まきをした1人であるスキッベ監督も充実感を覚えたに違いない。
「昔のドイツは走れて戦える選手が圧倒的に多かったのですが、育成改革以降は技術や戦術眼のある選手が増えていきました。今の代表を見ても、セルジュ・ニャブリやレロイ・ザネのようなテクニカルなタイプが何人もいる。それはポジティブな要素だと思います。
けれども、逆にかつての象徴的存在だったオリバー・ビアホフやミロスラフ・クローゼ、ルーカス・ポドルスキのような力強くタフに戦える選手が減ってしまった。最前線でターゲットになれるのも、今の代表ではニクラス・フュルクルクくらいで、ユスファ・ムココも敵を背負って何とかするタイプではない。そういった現実を踏まえると、やはりチームとして技術と強さのバランスが一番取れていたのが2014年だったのかなとも感じます」
あれから10年が経過し、ドイツは2022年カタールW杯と2023年の親善試合で、二度続けて日本に黒星を喫することになった。約30年間、日本とドイツのサッカーの変化を見続けてきたスキッベ監督は、少なからず複雑な感情を抱いたはずだ。
「まさにドイツは『負けるべくして負けた』と思いますし、日本の急成長を痛感しました。20年前の日本はそこまで伝統や確固たるスタイルを持たない国でしたが、逆にいろんなものを吸収し、大きく進化を遂げることができた。今では世界トップに引けを取らない戦いができる国になったと思います」と、スキッベ監督は日本へのリスペクトを口にする。
1 2 次へ
2024年04月20日 12:00
チェルシーやアーセナルでプレイ経験のある元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏は、マンチェスター・ユナイテッドは来シーズン、MFコビー・メイヌーを中心にチーム作りをするべきだと、英『BBC』の「Planet Premier League show」にて語った。
メイヌーは今シーズン一貫性のなさから批判も多いマンチェスター・ユナイテッドの中で、大きく評価を上げた選手だ。今シーズン台頭してきたばかりだが、すでにチームで絶大な存在感を発揮しており、3月にはイングランド代表にも初招集されている。ユナイテッドの名門復活を託された若き逸材だ。
ユナイテッドはクラブの共同オーナーとなったジム・ラトクリフの下、今夏に大改革が行われることが予想されており、様々なビッグネーム獲得の噂が浮上している。そんななか、セスク氏が来シーズンのキープレイヤーに挙げたのがメイヌーだ。
「彼は間違いなく将来のためだけの選手ではない 。彼はすでに現在のための選手なのだ。彼は彼らが守る必要がある人物だが、同時に真の変化をもたらすことができる彼に時間を投資する必要がある。彼はピッチ上で素晴らしい個性を持っており、まるで長い間プレイしてきたかのように感じられる」
「彼を助けるためにも、夏に選手を集めて彼を今よりもさらに輝かせる必要がある。彼のような才能ある選手は、周りに優れたクオリティがあればあるほど、彼らから得られるものはより多くなる。マンUの大型移籍に期待しているが、来季のコビー・メイヌーは、何があろうとキープレイヤーでなければならない」
さらにセスクは厳しいシーズンを送っているユナイテッドの中で、怖がらずにボールを受けようとするメイヌーの姿勢や勇気にも絶賛の言葉を送っている。
「彼の人柄と勇気を見たはずだ。クオリティや才能のことよりも、選手がどれだけボールを欲しがっているか、難しい局面でもどれだけボールを欲しがっているかを私はいつも話しているんだ。マンチェスター・ユナイテッドにとって非常に困難なシーズンに、今のようなパフォーマンスを見せることは、多くのことを示している」
「彼は恐れずにプレイする、それが彼の好きなところだ。彼はただボールを欲しがり、物事を起こそうとする。彼が行けるところまで行くことを願っている」
2024年04月20日 12:00
今週末に行われるレアル・マドリー対バルセロナのエル・クラシコ。
そうしたなか、かつてレアルの主軸として活躍したメスト・エジルが『Marca』のインタビューに応じていた。
現役時代のエジルはフィジカルとは無縁だったが、引退後に筋トレを始めると、今やその体はガチムチ化している。 この投稿をInstagramで見る Alper Aksaç(@alperaksacofficial)がシェアした投稿
そのことについてこう話していた。
「(引退してから1年、何をしていた?)
家族と過ごす時間はいくらあっても足りない。だから一秒一秒を楽しんでいるよ。自分のビジネスもあるし、不動産業もあるし…もちろん趣味もある。遊んだり、ほぼ毎日ジムに通ったり、最近の趣味のひとつは乗馬(笑)。とても気に入っているし、楽しいよ。
(ジムでの様子を見ると本当に強くなっているけれど何が目標?)
特に目標はないんだ。WWEからのオファーを待っているわけでもないよ(笑)本当に自分のためにやっているんだ、フィットネスを保つためにね。すごく楽しいよ。
自宅には自分のジムもあるし、パーソナルトレーナーもいる。そうやって毎日取り組んでいるんだ」
エジルの古巣でもあるブレーメンでプレーした元ドイツ代表GKティム・ヴィーセは、引退後にWWE(アメリカの世界的プロレス団体)のスターになろうとしたことがあった。
驚くべき筋肉をつけたサッカー選手10名、その「変化」を見る
ただ、エジルにそういった意図はなく、単に体を鍛えているだけだとか。
2024年04月20日 11:30
シーズン佳境を迎えているプレミアリーグ。
2024年04月20日 11:00
昨季はプレミアリーグで36ゴール、チャンピオンズリーグでは12ゴールを挙げたマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドだが、今季はそのパフォーマンスに疑問の声も出ている。
数字だけで見れば、ハーランドは今季もリーグ戦で20ゴール、CLで6ゴールと結果を出している。しかし、試合中に消える時間帯が増えているのも事実だろう。
マンCは先日行われたCL準々決勝2ndレグでレアル・マドリードと対戦し、PK戦の末に敗れた。90分間プレイしたハーランドはボールタッチが僅か21回のみで、パス本数もたった7本だ。バーに当たる惜しいヘディングシュートはあったが、見せ場はそれくらいか。
英『sky Sport』もハーランドの貢献度に疑問を投げかけており、かつてアーセナルで活躍した解説のポール・マーソン氏はレベルアップが必要だと語る。
「各チームは今、シティとハーランドの特長を捉えつつある。しっかりと後方に構えて守る必要があることを対戦相手も分かっているんだ。プレミアリーグには世界トップクラスの監督が何人もいる。彼らは抜け目なく、洞察力に富んでいる。昨季のハーランドは時に相手の最終ライン裏に抜け出し、GKと1対1になるシーンがあった。しかし今は対戦相手もハーランドのスピードを理解しているから、彼に走り込むスペースを与えていない。ハーランドは別の選択肢を見つける必要がある」
「彼の得点力は驚異的だが、レアル戦では事実上マークされて試合から消えていたね。事実上10対10と言ってもいい。レアルの場合はアントニオ・リュディガーがハーランドをカバーしていた。アーセナルのウィリアム・サリバとガブリエウがやったのと同じようにね。問題は、ハーランドが上手くゲームに絡めない場合に、フリアン・アルバレスのように中盤に下がって何かが出来るわけではないということだ」
ハーランドがゴール前に構えているからこそ、2列目のフィル・フォーデンらを活かせるとの考え方もある。しかし、マーソン氏の言葉通り試合から消えてしまう展開が目立つのも事実だ。研究を重ねてくる対戦相手をどう超えていくのか。ハーランドとマンCは新たな課題と直面している。
2024年04月20日 11:00
1998年からNike製のユニフォームを着用してきたバルセロナ。契約延長交渉が難航しており、ジョアン・ラポルタ会長は契約破棄の可能性も示唆した。
ただ、『Marca』によれば、バルサとNikeの巨額契約の交渉が最終段階に入ったという。
年間1.2億ユーロ(198億円)の10年契約で総額12億ユーロ(1980億円)という規模だそう。
Pumaが数か月前にバルサに提示していたものと同様の規模だとか。また、Pumaは契約ボーナスとして1億ユーロ(165億円)の支払いも提示していたが、Nikeも新契約ボーナスとして同額を支払う見込み。
ネイマールも!NIKEからPUMAに「電撃移籍」したスター5人
現在、Nikeとバルサの契約額は年間8500万ユーロ(140億円)にインセンティブが2000万ユーロ(33億円)ほど。NikeとPumaのオファーはほぼ同額のようだが、果たして。
2024年04月20日 10:59
キャプテンの姿勢に心を打たれた。
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でUAEと対戦し、2−0で快勝。連勝で決勝トーナメント進出を確定させた。
この試合、記者席から戦況を見ていた筆者の視線は時折、日本ベンチに奪われた。それは、大声が何度も何度もスタジアムに響き渡っていたから。見ると、藤田譲瑠チマが席から飛び出し、ピッチに向かって声を張り上げていた。
今大会、キャプテンを務める藤田は、初戦の中国戦(1−0)にフル出場。続くUAE戦はベンチスタートとなり、この日は最後までピッチに立つことはなかったが、ピッチサイドから90分間、選手たちを鼓舞し続けた。
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
チームが決定機をモノにできなければ、一緒にプレーしているかのように悔しがり、良いプレーには拍手を送る。アップをしている選手が途中出場のためにベンチに戻ってくれば、真っ先に握手をし、背中を叩く。試合終了までベンチに座ることなく立ち続け、今自分にできる仕事を完璧にこなしていた。
思い返せば、カタールでの日々のトレーニングでも、一番と言っていいほど声を出していたのは藤田。「ナイスボール!」「いいぞ!」とチームを盛り上げる姿が印象的だったが、その姿勢はUAE戦のような自身がプレーしていない場でも変わらず。
この姿こそ、チームを牽引する理想的なリーダー像だと感じた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月20日 10:00
マンチェスター・ユナイテッドでプレーする19歳のアルゼンチン代表アレハンドロ・ガルナチョ。
2024年04月20日 09:00
昨夏、フランクフルトを契約満了で退団するとラツィオに移籍した鎌田大地。
1年契約+選手側に延長オプションという契約内容とされているが、鎌田側に延長の意思はないとも伝えられている。
古巣フランクフルトへの復帰も浮上しているが、『FrankfurterRundschau』などによれば、その憶測は事実ではないという。
鎌田側もフランクフルト側も復帰について考えていないとのこと。鎌田はブンデスリーガに戻るつもりはなく、他のリーグに惹かれているとか。
そうしたなか、移籍先の候補に浮上しているのが、プレミアリーグのクリスタル・パレスだ。
今年2月、パレスの監督に就任したオーストリア人のオリヴァー・グラスナ―監督は、2021年から2023年までフランクフルトを率いた人物。当初、グラスナー監督との関係性が難しいものだった鎌田だが、その後、チームに欠かせない主力へ成長した。
プレミアリーグで「あまりに給料が低すぎる」驚きの選手たち
そのため、イングランドでかつての上司と再会する可能性が浮上しているようだ。なお、パレスは現在プレミアリーグで14位となっている。
2024年04月20日 08:30
21日、スペインのラ・リーガではレアル・マドリードVSバルセロナのクラシコが行われる。現在はレアルが勝ち点78を稼いで首位を走っており、バルセロナは8ポイント差の2位だ。まだ諦める点差ではないが、現状の完成度ではレアルが上か。
先週のチャンピオンズリーグで両チームの明暗は分かれ、バルセロナはパリ・サンジェルマンに敗北。一方のレアルは昨季王者マンチェスター・シティを粘り強い戦いで撃破している。
『ESPN』は今のところレアルの方が良い状態にあると見ており、「両クラブの距離は遠く離れているように見えるが、バルセロナが最終的にレアル・マドリードに追いつくには何が必要なのだろうか?」とバルセロナの今後を心配している。
今のバルセロナでは16歳のFWラミン・ヤマル、17歳のDFパウ・クバルシら若手が台頭しているが、33歳のMFイルカイ・ギュンドアン、35歳のFWロベルト・レヴァンドフスキなどセンターラインにはベテランもいる。
一方のレアルは若手から中堅世代が充実しており、攻撃面ではヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス、ジュード・ベリンガムらがすでに主役だ。市場価値で見ると、今のレアルには9000万ユーロ以上の価値を持つ選手が6人もいる。
ベリンガム:1億8000万ユーロ
ヴィニシウス:1億5000万ユーロ
ロドリゴ&フェデリコ・バルベルデ:1億ユーロ
オーレリアン・チュアメニ&エドゥアルド・カマヴィンガ:9000万ユーロ
さらにここにパリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペが加わるのであれば、人数は7人に増える。ムバッペの凄さは今回のCL準々決勝で実際に戦ったバルセロナの選手たちが一番よく理解しているはずで、ムバッペがヴィニシウスやベリンガムらと上手く連携できる場合は脅威となるだろう。
バルセロナではブラジルの若き逸材であるFWヴィトール・ロッキも加わっているが、レアルもパルメイラスから同じブラジルの逸材FWエンドリックが合流する。選手層の充実度ではレアルが上とも言えるが、来季以降どこまで差がつくのか。
2024年04月20日 08:28
[U-23アジア杯GS第2節]U-23日本 2−0 U-23UAE/4月19日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
U-23日本代表は現地4月19日、U-23アジアカップのグループステージ第2節でU-23UAE代表と対戦し、2−0で快勝を収めた。
立ち上がりから主導権を握った日本は27分に先制。左CKからファーサイドで収めた山本理仁がクロスを上げると、これに木村誠二が頭で合わせ、ボールはポストに当たってネットを揺らす。
さらに66分には、左サイドの大畑歩夢が味方との連係から抜け出してクロス。これにニアサイドに飛び込んだ川粼颯太が、ヘディングで決めて2点差に。このまま終了し、グループステージ連勝で1試合を残して決勝トーナメント進出を確定させた。
【PHOTO】U-23日本代表のUAE戦出場15選手&監督の採点・寸評。木村の守備の安定感は抜群。守備陣は軒並み高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「6.5」
終始、相手を圧倒する形で確実に勝利をモノにした。
主導権を握るなかで、スピードのある相手の両ウイングに最終ラインの背後を狙われるシーンもあったが、木村と鈴木海音のCBコンビが連係してしっかりと対応。ラインコントロールも見事で、2人の距離感も良く、UAEに簡単にスペースを使わせなかった。
また、サイドバックの関根大輝、大畑歩夢も相手の仕掛けに対してしっかりと食らいつき、仕事をさせなかった。
攻撃も中国戦よりもやりたい攻めができていた印象。攻撃陣が流動的に動き、アタッキングサードでの華麗なワンタッチパスから何度もシュートを放ち、サイドでの連係からクロスに持ち込む崩しもスムーズだった。
2ゴールともにクロスからのヘッドで、得点者のゴール前での強さ、ポジショニングが光り、出し手のパス精度の高さも見事だった。
懸念点はこれだけボールを握り、チャンスを作りながらも2得点のみだったこと。再三にわたり決定機を得ながら決めきれなかった途中出場の細谷真大は、悔しさの残る試合となったに違いない。
MOMは先制ゴールを挙げて、CBとしても終始安定感があり、無失点に抑えた木村。追加点を挙げた川粼、果敢なオーバーラップから何度もクロスを上げたサイドバックの2人も高評価。何度も決定機を外した細谷は厳しく採点した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)