2023年03月29日 16:31
[キリンチャレンジカップ]日本 1−1 ウルグアイ/3月24日/国立競技場日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム――◆――◆―― 2試合やって2点しか取れなかった。決定力の問題は全然解消されていないということやね。そんな簡単に解消できるもんとちゃうとは思うけどね。一人ひとりの選手の中に、例えば中距離からでもシュートを打とうというような、そういう気概が見えてこない。 攻めるほうばっかり言うけど、点を取る形というか、画一的な攻撃しかできないというところに、日本の問題点がある。 ワールドカップの時からやってることがほとんど一緒。三笘が成長してきたということは言えるかも分らんけども、それ以外の選手はほとんど一緒や。ただこれから1年先、2年先にどう成長していくかを考えれば、伸びしろがあるのは上田やね。 上田はゴールの引き出し方さえ増やせれば、もっともっと良くなる。キーパーのファインセーブに阻まれたけど、昨日も良いヘディングシュートを打っていた。やっぱり彼の頭を活かすということも大事になってくる。 サイドの選手、上がってきた選手、中にボールを入れる選手は常に彼の動きを注意しながら、こうなった時にあそこに出す、こうなった時に前に走ってこいというような、1つのチームの形を作っていってほしい。 彼自身も、色んなボールの蹴り方ができるように、正確に自分の思ったところに蹴れるように練習していってもらいたい。人に使われるんじゃなくて、自分が人を使えるような、自分が前を向いてプレーできるような、ゴール前に飛び込んでいくだけじゃなくて、ペナルティアークで前向きにボールを持って、例えば相手をかわしてシュートを打つとか。そういうようなものを自分で作り出していってほしい。 繰り返しになるけど、あとはみんな一緒や。三笘が自信を持って90分間できるようになってきただけでしょ。もう三笘は先発でできると思うよ。自分でシュートを打ちに行く姿勢と、左サイドを破る動きをチームでどうするかやな。 1トップは、上田を使わないんだったら、トップに選手なんかいらんやん。4人とも同じような選手を並べたらええやん。三笘、堂安、浅野、伊東。そういった選手らを1列目に全部並べて、時には4人のFW、2人の中盤、最終ラインが4枚。昔の4−2−4やね。守備になった時は両サイドが引いたらいい。大きな選手がいなくて、高さで分が悪いんだったら、そういうふうにしてもええやないの。 あとは鎌田やね。できても鎌田、できなくても鎌田や。西村もそうやけど、ボールがあるところに必ず彼がいるという感じやな。だから鎌田、鎌田、鎌田になるし、西村、西村や。運動量がある。 西村は初戦で取った1点は良かったけど、昨日のゲームのセンタリングが入ってきて、ワントラップしてシュートを打ったやつ、ゴールの枠の外へ蹴ったでしょ? あれをちゃんと止めて、枠の中に蹴らなあかんわ。やっぱりあそこでボールが止まるか、止まらへんかが、一級品か二級品かやね。ちゃんと止まったら点になってるわな。【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に ベテラン勢を使わないんだったら使わんでええん違う? 今いるメンバーはやりよるでしょ。ウルグアイ、コロンビアと十分対抗しとったから。これから色んな経験を積んでいったらええんやない。昨日の出来を考えたらアジアでは十分できる。 世界で戦う力はまだないかも分からんけど、そこはこれからの経験。普段はヨーロッパでやっていて、代表でそれまでやっていない選手と一緒になるんやからね。それは慣れ。お互いに話ができるんやから。こうなった時はこうしろ、ああしろって。 コロンビア戦の後半に途中出場の浅野が遠藤にメモを渡したシーンに関しては、遠藤は真ん中にいて、監督の言いたいことがなかなか伝わらないから、これを持って見せろと。別段おかしいことじゃない。最初はあれ何してるんかなと思ったけど。 それだけ難しいことを要求しているということ。そら、ポジションが変わればね、自分がどこのポジションやったらええのか分からんようになってくるから。それはしょうがないことやと思うけども。まあこれも、こいつが入ってきたら俺はここに行くんやなと分かってくる。 僕の時代はそんなのなかった。あまりゲームの中で難しいこと言わないもん。「サイドへもっと張れ」とかね、「真ん中におれ」とかね。そういうことを言うくらいで。 最後にもう1回言うけど、もうちょっと攻撃にバリエーションを作らなあかんね。あれじゃ、やってることは去年のワールドカップと一緒や。こうなったらああしよるなと分かるやん。やっぱりサッカーはそれぞれの人が考えるんやからね。 もっと点を取れということや。シュートを打って、なんで外れたんかを考えて、次の試合に臨むということやろ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 18:32
セレッソ大阪に所属する元日本代表MF清武弘嗣が、4月18日に自身のインスタグラムを更新。公式戦の復帰を報告した。
負傷の影響で離脱していた清武は、17日に行なわれたルヴァンカップの1stラウンド2回戦のいわてグルージャ盛岡戦で今季初出場。78分に投入されると、キャプテンマークを巻いてプレーし、1−0の勝利に貢献した。
待望の復帰を果たした34歳は、腕章を託された経緯を「もうキャプテンではないけど、鳥(鳥海晃司)が気を使ってくれて感謝です。ありがとう」と説明。「今できる事を!」と綴った。
【画像】「今できる事を!」セレッソ清武弘嗣が今季初出場を報告
この投稿には、「嬉しくて電車の中で号泣しました」「真司さんとのペアプレーが見たいです!」「復帰楽しみに待っていました。おかえりなさい!」「嬉しくて試合に入る場面何度もみています」といった声が寄せられた。
また、現役選手も反応。川崎フロンターレの家長昭博は拍手の絵文字、ヴィッセル神戸の酒井高徳は力こぶの絵文字を残し、横浜F・マリノスの小池龍太は「キヨくんおかえりなさい」とコメントした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 18:08
4月17、18日と2日間に渡りサンフレッチェ広島を取材したなかで選手たちのコメントから感じ取れたのは、ミヒャエル・スキッベ監督への信頼だ。例えば、北海道コンサドーレ札幌の前日に全体練習を行なわない異例のコンディション調整(散歩程度で済ますとの情報)を受け、DFの塩谷司は18日の囲み取材で次のように述べていた。
「サッカー人生で(こうした調整方法は)初めてです。意外とこれが上手く行ったりするケースもあるし。(スキッベ監督は)僕らの常識とは違うことをやるので、今回も上手く行くんじゃないですか」
中3日の連戦中もオフを2日間与える時があるなど、スキッベ監督には常識にとらわれない一面がある。しかしそれがチーム内で不評か言えば、そうではない。実際、GKの大迫敬介も「問題になったことはない。むしろ良いコンディションで臨めたりします」とポジティブな見解を示していた。
今季で在任3年目のスキッベ監督は、ハイプレス&ショートカウンターの戦術をしっかりと浸透させて強固なチームを作り上げている。事実、過去2シーズンはJ1リーグでいずれも3位、今季は8試合を消化してチームを2位に導くなど、好成績を残しているのだ。
人心掌握に加え、標榜するスタイルを選手たちに落とし込めている手腕も見事で、今やJリーグ屈指の監督と言えるだろう。
囲み取材でも記者の質問に丁寧に答えるナイスガイであり、その姿を見てきっと彼なら…、と思ってしまった。
日本代表でも結果を出せるのではないかと。森保一監督を解任すべきと主張しているわけではない。仮に森保監督が北中米ワールドカップ後に退任した場合、その後任に相応しいのはスキッベ監督なのではないかと、勝手ながらそう考える自分がいた。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】試合前日に全体練習なし? 広島の塩谷がサッカー人生で「初めて」という異例の調整方法「僕らの常識とは違うことをやる」
2024年04月19日 18:08
横浜FCでコーチ2年目の中村俊輔は現在、S級コーチ養成講習会に参加している。試合の視察、分析発表、グループワーク、座学など、限られたスケジュールの中で様々なカリキュラムを受けている。
学生たちの協力を得て行なわれる指導実践もある。たとえば、試合2日前の練習を想定し、俊輔は監督役となり、「高い位置からの守備」をテーマにコーチングする。
ホワイトボードを使いながら、どうやってボールを奪うかを細かく指示し、トレーニングがスタート。ハイプレスからマイボールにして、シュートを決めるシーンもあった。
“監督”として手応えもあったのではないか。だが、俊輔は「全然、できなかった。走らせすぎた。違う追い方にすれば良かった」と振り返る。取材時に横を通りかかった学生に「全然はまらないじゃん! うそうそ。俺の設定が...ああなるとは思わなかった」と声をかける。
チャレンジ&カバーなど、サッカーの原則を踏まえたうえで、自らが考えたゲームモデルでアプローチする。うまくいかなかった原因を探るのは当然として、「なんで守備がハマったか」の成功例も分析する。「自分が気づかないまま、勝った・負けただけをやっていたら、次の成長はないから」だ。
【PHOTO】あの時、君は若かった…厳選写真で振り返るレジェンドたちの“ビフォーアフター”(国内編)
選抜された受講生たちとともに、刺激的な日々を送っている。
「学びの場だから。いろんなことをトライして、いろんな人の意見を聞いて、また改善していく。毎日、毎日、指導実践以外でも、たくさんある。学ぶことと、知識を得ること。だから充実している。そもそも、より深くサッカーを知りたいから」
国内最高位のライセンス取得が最大の目的だが、それ以上のものを欲している。
「指導者目線だけじゃなくて、サッカーの奥深さっていうか、そういう欲がある。もちろん、S級を取って、プロの監督になるための資格を得るのもあるけど、それ以上のものを得たいっていうのがある」
サッカーを愛し、サッカーに魅せられた男は、「いろんな考え方、方法がある。それを持ち合わせて、いろいろと言ってもらって気づく。それを毎日、繰り返している」というサッカー漬けのなか、果てのない世界で貪欲な探求心をたぎらせている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年04月19日 18:03
ウェストハムとの契約が今季限りで、延長するかどうかで注目を集めるデイビッド・モイーズ監督が、ちょっとしたバトルを繰り広げた。
2024年04月19日 18:00
ドイツ随一の集客力を誇る人気クラブにして、数々の栄冠を手にしてきた強豪クラブ。それが全ヨーロッパにあまねく知られる名門ドルトムントだ。
ドイツ・ブンデスリーガの発足(1963年)後、初めて手にしたメジャータイトルが、66年のカップウィナーズカップ。ドイツ勢として初めてヨーロッパのカップ戦を制したクラブでもある。もっとも、ブンデスリーガ制覇は90年代を迎えてからだ。ケルト・ニーバウムが会長職に就くと、マティアス・ザマーらドイツ代表の主力選手たちを次々と補強。見事に戦力を充実させ、あっという間に絶対王者バイエルンの座を脅かす存在にのし上がった。
そして、天才肌のMFアンドレアス・メラーを獲得した94-95シーズン、ついに宿願のリーグ優勝を成し遂げる。その勢いは衰えず、翌95-96シーズンも堂々のリーグ連覇。さらに96-97シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、ヨーロッパ最強クラブの座へ上り詰めた。ドイツ勢ではバイエルンに続く快挙だった。決勝では当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったイタリアの名門ユヴェントスに3-1で快勝。戦前の下馬評を覆し、勝利へと導いた指揮官のオットマール・ヒッツフェルトはその評価を高め、名将の仲間入りを果たしている。
当時は4バックのゾーナル・プレッシングが戦術面での一大トレンドだったが、ヒッツフェルト率いるドルトムントはドイツ伝統の3バックによるリベロ・システムを操って頂点に立ったのも興味深かった。その要でもあったザマーは“皇帝”フランツ・ベッケンバウアー以来の名リベロとして躍動。ドイツ代表でもEURO96制覇に貢献し、同年末に『フランス・フットボール』誌選定のバロンドール(ヨーロッパ年間最優秀選手賞)に輝いている。なお、ドイツ人では4人目、DFとしてはベッケンバウアー以来の受賞となった。
CL初制覇以後、主力の高齢化に伴い、戦績は下降線の一途をたどるが、2000年夏を境にV字回復を遂げることになる。99年夏に現役を退き、ヘッドコーチを務めていたザマー(当時32歳)が新たな指揮官に就任。このクラブ史上最年少監督は余剰人員の整理を含め、沈みかけていたチームを鮮やかに立て直し、リーグ戦で3位へと導いた。さらに、戦力を充実させた翌01-02シーズンに久々のリーグ制覇。前シーズンの途中に加入したチェコ代表の司令塔トマス・ロシツキーが中盤で華麗にタクトを振るい、チェコ代表の大巨人ヤン・コレルとブラジル代表の鬼才マルシオ・アモローゾら新加入のアタック陣がゴールラッシュを演じている。
だが、栄華は長く続かなかった。フロントの戦略ミスで経営危機に直面。巨額の損失を抱え込み、一時は債務超過で破綻寸前まで追い込まれた。その後、ニーバウムが会長職を離れ、新CEOに就任したハンス・ヨアヒム・ヴァツケらを中心にクラブを再建。若手の育成に大きく舵を切り、ベテランの域に達したスター選手たちの放出に踏み切った。常に若く優秀なタレントが集う《シン・ドルトムント》の始まり――と、言ってもいい。
再びトップクラブの座へ返り咲くのが10年代。つまりは、名将ユルゲン・クロップに率いられた時代である。伏兵マインツを躍進させたクロップの手腕に惚れ込み、新監督へ迎え入れたのが08年夏。それからシーズンを追うごとにチーム力を高めると、ポーランドの点取り屋ロベルト・レヴァンドフスキや日本の攻撃的MF香川真司を獲得した10-11シーズンに念願のリーグ制覇を果たすことになった。黄金時代の幕開けである。香川の見事な活躍もあり、ドルトムントの名が日本で大きく広まるのもこの頃からだ。
最終ラインを束ねるマッツ・フンメルスはもちろん、中盤の司令塔イルカイ・ギュンドアン、天才マリオ・ゲッツェらドイツの誇る若きタレントが次々とブレイク。まるで五輪代表のような若者たち(23歳以下)の演じる高強度のフットボールが観る者を驚かせた。その金看板こそ、いつでもどこでも失ったボールの即時奪回を試みるゲーゲン・プレッシングだ。
ただの守備戦術ではない。クロップによれば「ゲーゲン・プレッシングこそ最高の司令塔」である。ボールを刈り取った瞬間、総じて相手側の防御組織は整っておらず、逆襲に転じやすいというわけだ。事実、ドルトムントの試みる《奪取速攻》の破壊力は絶大だった。
伝統的なリベロ・システムの成功ゆえに、ゾーナル・プレッシングの導入が遅れたドイツにおいて、新時代を切り拓く斬新なプレッシング戦術の使い手が現れたのだから面白い。リーグ連覇に加え、12-13シーズンにはCLのファイナルに進出。だが、惜しくも決勝で敗れ、涙を呑んだ。相手は同シーズンからゲーゲン・プレッシングを採り入れ、格段に強くなったバイエルンだった。
やがてクロップ時代は終わりを告げる。香川を筆頭とする主力選手の多くが次々と金満クラブに引き抜かれていった。それも健全経営を誓い、若手の育成に舵を切ったクラブの宿命か。人材の流出ペースに供給が追いつかなければ、高いチーム力を維持するのが難しくなる。そのリスクを認識するクラブは常に国の内外にアンテナを張りめぐらせ、未来のスター候補生を掘り当てる作業に力を尽くしてきた。実際、昨今のフットボール界で話題を振りまくメガタレントがドルトムントのユニフォームに袖を通している。ノルウェー代表の怪物FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)やイングランドが誇る万能型MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)がそうだ。
指揮官が代わってもクロップ時代に始まったハイインテンシティのフットボールを継続しつつ、将来を嘱望される若きタレントたちがクラブを支えてきた。昨季もまた、クラブのDNAの何たるかを知るエディン・テルジッチ監督の下、絶えずフルスロットルのフットボールを展開し、最後の最後までリーグの覇権を争った。いまもって、クラブの伝統はしかと息づいている。
そんなドイツきっての強豪クラブがこの夏、日本へやって来ることになった。果たして、どんな戦いを演じてみせるか。未来の出来事は予測しがたいが、ドルトムントらしい全速前進のフットボールを目撃できるはずだ。彼らがクラブのDNAを手離さぬ限りーー。
文=北條聡
セレッソ大阪 vs ドルトムント
■開催概要
正式名称:EUROJAPAN CUP 2024
対戦カード:セレッソ大阪 vs ドルトムント
試合会場:ヤンマースタジアム長居
開催日時:2024年7月24日(水)19:15試合開始/16:15開場予定
EUROJAPAN CUP 2024 特設ページ
2024年04月19日 18:00
日本代表FW堂安律が所属するドイツ1部SCフライブルクとキットサプライヤーのNikeは18日、クラブ創設120周年を記念した特別ユニフォームを発表した。21日のマインツ戦で選手が着用する。SC Freiburg 2023-24 Nike 120th Anniversary
フライブルク 2023-24 Nike クラブ創設120周年記念 ユニフォーム
記念すべき120周年記念ユニフォームは、チームカラーであるレッドとホワイトによるシンプルなストライプ柄を採用し、クラシックなスタイルに。
フライブルクのユニフォームのデザインには決まったパターンがないため、時代によって全く異なる表情を見せるが、今回のようなストライプ柄は決して多くない。
胸部の中央には120周年記念のロゴマークを装着し、特別感を演出する。
現在のSCフライブルクが誕生したのは1912年で、二つのクラブの合併によるもの。この時の片方のクラブであるフライブルガーFV04が“前身クラブ”とされており、そのクラブが誕生した1904年がSCフライブルクの創設年に定められている。
なお、FV04の創設日については記録が残されていないようで、3月創設や5月創設など諸説あるようだ。
このユニフォームは背中も大きなポイント。今回採用した背番号のタイポグラフィ(フォントデザイン)は、80年代や90年代を感じさせる立体型で、これはクラブが初めてブンデスリーガ1部に昇格した1993-94シーズンでの背番号を再現したものだ。
記念すべき120周年ということで、ユニフォームのビジュアルには往年のレジェンド選手が参加している。写真上の29番は90年代終盤から2000年代前半にかけてプレーしたトビアス・ウィリー。そして8番はクラブ初の1部昇格に貢献したマルティン・ブラウン。
撮影場所はおそらく、1953年から2021年までトップチームが使用した旧ホームタジアム「シュヴァルツヴァルト・シュタディオン」と思われる。なお、同スタジアムは現在ユースチームと女子チームが本拠地として使用している。
NIKEと「20年以上愛し合っている」4つの欧州代表チーム
この120周年記念ユニフォームは、21日にホームで行われるブンデスリーガ第30節マインツ戦で選手が着用。そして5月には女子チームも23-24シーズン最終戦で着用する予定だ。
2024年04月19日 17:53
鎌田大地はラツィオとの契約が今季で満了する。選手に権利のあるオプションがついており、行使されれば複数年の延長だ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は先日、鎌田が5月中に100ユーロ(約1万6000円)を払えば、ラツィオとの契約を延長できる条項があると報じた。
だが、鎌田は退団する意向とも言われている。マウリツィオ・サッリ前監督のときと違い、イゴール・トゥドール現監督の下では、すべての試合でピッチに立ってきた。リーグ戦でスタメン復帰も果たしている。それでも、延長・残留には至らないとの見方が強い。
その場合、鎌田は2年連続でフリー移籍となる。新天地候補と言われているのが、勝手を知るブンデスリーガのクラブだ。古巣フランクフルトや、板倉滉らが所属するボルシアMGからの関心が噂になってきた。
【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!
だが、鎌田は新しいリーグに挑戦する意向という報道もある。ドイツ『fussball.news』の報道を、ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』が4月18日に伝えた。
「現時点で古巣復帰は不可能という。選手は違う経験をし、他リーグにトライする考えというのだ。例えばプレミアリーグ。ドイツメディアによると、イングランドに行く機会があるようだ。より正確には、クリスタル・パレス。フランクフルト時代からよく知るオリバー・グラスナー監督と再会する。ひとつの可能性でしかない。だが、カマダの未来に関しては、すべての選択肢を有効とする必要がある」
ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSDは先日、残留か退団か、選手の意向は誰も知らされていないと話した。ラツィオでの今後、そして移籍する場合の新天地と、この夏の鎌田の選択には大きな注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月19日 17:46
イングランドサッカー協会(FA)は18日、同国プレミアリーグとの合意の一環で、FAカップ(FA Cup)本戦での再試合を来季から全ラウンドで廃止すると発表した。
2024年04月19日 17:08
モンテディオ山形は19日、清水エスパルスからDF菊地脩太が育成型期限付き移籍にて加入することを発表した。
契約期間は2025年1月31日までで、新天地での背番号は「83」に決定。なお、菊地は2024シーズンの公式戦における清水との対戦には出場することができない。
2003年8月16日生まれで現在20歳の菊地はセンターバック(CB)を主戦場とするプレーヤー。ジュニアユース年代から清水の下部組織に所属し、2022年2月にトップチーム昇格を果たした。2022年夏からの約半年間はV・ファーレン長崎へのレンタル移籍を経験しつつ、清水でここまで公式戦通算8試合に出場している。また、世代別の日本代表に選出された経験もあり、昨年のFIFA U−20ワールドカップアルゼンチン2023のメンバーにも名を連ねた。
育成型期限付き移籍が決定した菊地は、両クラブの公式サイトを通じてそれぞれ次のようなコメントを発表している。
◼︎清水エスパルス
「今回、育成型期限付き移籍でモンテディオ山形に移籍することになりました。この決断に大きな覚悟と責任を持ち頑張ってきます」
◼︎モンテディオ山形
「モンテディオ山形に関わる全ての皆さま、はじめまして。清水エスパルスから育成型期限付き移籍で加入することになりました、菊地脩太です。チームに貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」
2024年04月19日 16:45
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝セカンドレグが現地時間18日に行われ、レヴァークーゼンはウェストハムと対戦。試合は1−1のドローで終了し、ファーストレグの結果を含めた2戦合計スコアを3−1としたレヴァークーゼンがベスト4へ駒を進めた。
敵地『ロンドン・スタジアム』に乗り込んだレヴァークーゼンは序盤の13分に先制を許す苦しい展開に。それでも、敗色濃厚となった89分、ヨシプ・スタニシッチのパスを受けてボックス内右へ侵入したジェレミー・フリンポンが左足を一閃。相手DFにディフレクトしたボールがネットを揺らし、土壇場で試合を振り出しに戻した。土壇場でドローに持ち込んだレヴァークーゼンは、今シーズン開幕からの公式戦無敗記録を「44」まで伸ばしている。
データサイト『Opta』によると、レヴァークーゼンが達成した公式戦44試合無敗は、欧州5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)所属クラブにおける最長記録だという。これまでの最長はユヴェントスが2011年から2012年にかけて記録した「43」だったが、ウェストハム戦の劇的なドローにより、それを1試合更新することとなった。
開幕以来リーグ戦29試合無敗というドイツ新記録を打ち立て、クラブ創設120年目にして初のマイスターシャーレを獲得したレヴァークーゼン。既に決勝進出が確定しているDFBポカールに続き、ELでも次ラウンドへの進出を決めたことで、夢の“3冠”達成がますます現実味を帯びている。なお、DFBポカール決勝ではカイザースラウテルン、EL準決勝ではローマと対戦することが確定している。
また、残り5試合となったブンデスリーガでも、史上初の無敗優勝に加え、最多勝ち点や最多勝利記録更新の可能性を残しており、今後の戦いに大きな注目が集まる。
2024年04月19日 16:30
フランクフルトでプレイするエクアドル代表DFウィリアム・パチョ(22)はリヴァプールとアーセナルが獲得に興味を持っているようだ。英『Sky Sports』が報じている。
パチョは2022年にエクアドルからヨーロッパにやってきて、ベルギーのロイヤル・アントワープに加入。そして今シーズンよりフランクフルトでプレイしている。左利きのCBであるパチョは今冬にもリヴァプールやアーセナルといったビッグクラブから興味を持たれていたが、依然として同選手を監視しているようだ。
同メディアによると、フランクフルトは夏に900万ユーロで獲得した同選手に5000万〜6000万ユーロ(約82億円〜99億円)程度のオファーを受け取った場合は売却を容認する意向だという。この1年で同選手の価値は大きく上がっており、獲得にはある程度の金額がかかるが、アーセナルとリヴァプールはすでに接触しているようで、フランクフルトもこの2チームによる興味を認識しているという。
アーセナルにはウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスという鉄壁コンビがおり、冨安などCBをこなすことができる選手も数人いるが、選手層を厚くする上では補強に動いてもいいかもしれない。ただストライカーや中盤など他のポジションの方が補強の方が優先順位は高いか。リヴァプールはジャレル・クアンサーという若手が台頭してきたが、現行契約ではジョエル・マティプがシーズン終了後に満了を迎えるため、CBの補強は必須となるだろう。
フランクフルト指揮官であるディノ・トップメラーはパチョについて、「ワールドクラスになるポテンシャルを持っている」と、以前コメントしており、今後の成長が楽しみな選手の1人だ。新加入ながらも今シーズンは、1試合を除くリーグ戦29試合すべてにスタメンフル出場を果たしており、すでにチームにおける存在感は抜群だ。
わずか1年でビッグクラブが注目する選手になったパチョは今夏にステップアップを果たすのだろうか。果たして。
2024年04月19日 16:30
ガンバ大阪は4月19日、虚偽の求人広告に注意喚起した。
2024年04月19日 16:17
欧州サッカー連盟(UEFA)は18日、サポーターによる人種差別的行為を理由に、FCバルセロナ(FC Barcelona)に2万5000ユーロ(約412万円)の罰金を科した。
10日に行われたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準々決勝第1戦後に、バルセロナのサポーターは警察の取り調べを受けていた。
仏パリ警察は、パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)での一戦でサルの鳴きまねをしたサポーターと、ナチス・ドイツ(Nazis)式の敬礼をしたサポーターの動画がソーシャルメディアに出回ったことを受け、尋問を行ったという。
バルセロナにはまた、次回の欧州大陸大会のアウェー戦チケットの販売を禁止する処分も下されたが、こちらについては1年間の執行猶予がついている。
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2024年04月19日 16:12
レアル・ソシエダのキャプテン、ミケル・オジャルサバルは、選手として、人間としてタケ・クボ(久保建英)を称賛し、この先何年もクラブにとどまることを確信している。
――この時期になるといつも同じことです。タケ、スビメンディ、メリーノ、ロビン(・ル・ノルマン)がソシエダを出て行く可能性があると思われています。彼らがアノエタでプレーし続けることを、少なくとも奪われないことを祈るしかありません。
「様々な噂が飛び交うのはサッカーの一部で、僕たち選手もその片棒を担いでいる。その時が来れば、分かることだ。最終的には、誰もがどうするか見ることになるはずだ」
――ソシエダが多くのものを与えてきたことを念頭に置かなければなりません。
「そうだね、ソシエダは多くのものを与えてくれた。僕にもね。それにタイミングというものもある。それぞれがどうするかは分からないけど、確かなのは、彼らの決断をリスペクトしなければならないこと。可能なら、今シーズン、チームを構成する全ての選手に残ってもらいたいけれど、サッカー界は移り変わりが激しい。チームも常に変わっていく。リスペクトすること、誰かを責めるのではなく、サポートすることが重要だ。今はシーズンが佳境を迎える中、全員がプレーに集中している。夏が来れば、どうなるかは分かる。今は誰も何も分からない」
――タケの最も驚いたことは?
「まず驚いたのは、彼の人間性だ。過去に何度か対戦したことはあったけど、面識はなかった。日々の生活の中で、ドレッシングルームにたくさんの喜びをもたらしてくれる。選手としてはすで能力の片鱗を見せていた。いまソシエダで培った自信を糧に最大限の力を発揮している」
――タケのこの2年の成長をどう見ていますか?
「タケは常に1対1の勝負を挑み、決定的なチャンスを作る。大きな進化を見せている。守備でも献身的にチームに貢献するけど、あらゆる面でまだまだ向上の余地がある」
――課題を挙げるとすれば?
「課題とまでは言わないけれど、まだ若く、あらゆる面で改善することができるのは事実だ。フィジカル能力の向上もその1つで、今以上にスプリントを繰り返すことができるようになれば、ドリブルで相手を置き去りにする機会も増えるはずだ」
――アジアカップの離脱は大きかった?
「アマリ(・トラオレ)のアフリカネーションズカップの離脱とも重なったから余計にね。右サイドで常時縦関係を築いている2人を欠くことになった。どんなチームでも影響を受けることで、ましてや僕たちはラ・リーガで欧州カップ戦の出場圏内をキープしようと戦いながら、コパ・デル・レイでも勝ち進んでいた。最終的に準決勝まで勝ち上がったけど、2人が蓄積した疲労に加えて、彼らがいないことで他の選手の負担が増え、それがその後の戦いに影響した可能性はある」
――タケの人柄は? 何かピッチ外でのエピソードはありますか?
「特定のエピソードに絞りたくはない。とてもナイスガイで、一緒にいてとても楽しい。常に笑顔を絶やさず、オープンな性格で、ピッチ上で与えてくれるものとは別に、チームにたくさんの喜びをもたらしてくれる」
――ビッグクラブから関心を集めていますが、オファーが来たら、キャプテンとして残留を説得しますか?
「タケがソシエダにコミットしていることは2029年まで契約を延長したことからも明らかだ。これからもソシエダを助けたいと望んでくれていることをキャプテンとしてとても嬉しく思う。今、そして近い未来、ソシエダが最高の場所であると考えてくれていることもね」
インタビュアー●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
※ノティシアス・デ・ギプスコアの許可を得て、インタビューを掲載しています。
2024年04月19日 15:33
アーセナルがニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクとクリスタル・パレス所属のU−21フランス代表MFミカエル・オリーズに関心を寄せているようだ。18日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
昨年夏の移籍市場では総額2億ポンド(約383億円)以上を投じ、スペイン代表GKダビド・ラヤ(ブレントフォードからレンタル)、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、イングランド代表MFデクラン・ライス、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツを獲得したアーセナル。新戦力の適応もあり、プレミアリーグではマンチェスター・シティに「2」ポイント差で首位の座を譲っているものの、2年連続で熾烈なタイトルレースを展開している。
しかし、7シーズンぶりの参戦となったチャンピオンズリーグ(CL)では、ドイツ国内で不調のバイエルンに敗れてベスト8敗退。敵地『アリアンツ・アレーナ』にて行われたセカンドレグでは、スコアこそ0−1だったものの、90分間を通してなかなか決定的なチャンスを作り出すことができなかった。アーセナルのオーナーグループである「クロエンケ・スポーツ&エンターテイメント(KSE)」はこの敗戦を受け、チームのさらなるステップアップのためには、スカッドの大幅な強化が必要であると認識しており、今夏も昨年と同程度の補強資金を用意する可能性が高いという。
要補強ポジションの1つと見られているのがセンターフォワード(CF)で、現在はイサクへの関心を強めている模様。アーセナルは、2022年1月のニューカッスル加入前から同選手の獲得に興味を示していたが、現在も新たなストライカーの有力候補として動向を注視しているようだ。今シーズンここまで公式戦通算21ゴールを挙げているイサクの移籍金は、1億ポンド(約191億円)程度になる可能性が高いと報じられている。
また、ウイング(WG)の補強についても本格的に検討がなされているとのこと。かねてからウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のポルトガル代表FWペドロ・ネトが獲得候補と報じられているが、アーセナルはクリスタル・パレスで活躍中のオリーズにも関心を寄せているようだ。同選手は今シーズン負傷に悩まされているが、ここまで13試合の出場で6ゴール3アシストをマーク。契約解除条項は6500万ポンド(約125億円)程度に設定されているという。
なお、CFについてはイサク以外にスポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュや、ライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコが獲得候補に挙がっているとのこと。契約解除条項は前者が8600万ポンド(約165億円)、後者が4270万ポンド(約82億円)程度と見られている。