2023年03月29日 17:32
WBC日本代表として世界一に輝いたヤクルト・高橋奎二投手(25)が29日、埼玉・戸田球場でイースタン・リーグの西武戦に帰国後初先発。4回54球で4安打1失点、4奪三振の好投をみせた。「初めは緊張しましたが、打者を相手にしっかりと投げ込むことを課題に全ての球種を投げられた。ここまで球数を投げられていなかったので、60球ぐらい投げられてよかった」凱旋(がいせん)登板で熱のこもった投球をみせた。二回は1死から3連打で1点を失ったが、その後は最速154キロを計測した直球を軸に滝沢、野村を空振り三振に仕留めるなど力でねじ伏せた。 日本代表でともに戦ったダルビッシュ有投手(36)=パドレス=直伝のスライダーも披露。投球の幅を広げようともともと使っていた120キロ台のスライダーより速い130キロ前後のものを習得し「打者の反応的にはいい球だと感じた。しっかりと自分のものにできるようにやっていきたい」と手応えを感じた。登板後には急きょサイン会も開催。30分ほどで100人以上のファンと触れ合った。「本当にいろんな方から『応援してました』といわれてうれしかった。こんなに多くお客さんがいるとは思っていなかった」と驚いた様子。日本中に感動をもたらしたWBC優勝の効果を肌で感じた。
2024年04月26日 03:56
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦の試合前に左翼でフリー打撃の打球処理を行った。キャッチボール終了後に左翼にとどまり、感覚を確かめるように約10球、処理した。
この日、「2番・指名打者」で先発出場する。先発の山本由伸投手を援護する2戦ぶり7号に期待がかかる。(Full-Count編集部)
2024年04月26日 02:11
敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間26日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場する。先発は山本由伸投手。2戦ぶり7号に期待がかかる。
前日24日(同25日)の敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3本の二塁打を放つなど、6打数3安打2打点だった。チームは20安打11得点で快勝し、4カードぶりの勝ち越し、3連勝を決めた。
ここまで打率.371、OPS1.128は両リーグトップに立つ。また、球団の日本生まれ選手の最多本塁打記録であるデーブ・ロバーツ監督の7本に、あと1本に迫っている。
山本は19日(同20日)、本拠地・メッツ戦では、6回まで7安打4失点(自責1)で降板。本拠地初勝利はお預けとなった。防御率4.50。99球、9奪三振はともにメジャー自己最多だった。この日、2勝目を目指しマウンドに上がる。(Full-Count編集部)
2024年04月25日 23:14
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島・二俣翔一内野手(21)が球団高卒育成出身選手で初アーチとなる、プロ初本塁打を放った。
「7番・左翼」でプロ初スタメンを果たした二俣。1点リードの二回2死走者なし。カウント1−1からヤクルト・高橋奎のカーブにうまく反応した。打球はカープファンで赤く染められた左翼スタンドに着弾。「今日の試合前の練習で、目付を高めにしようと取り組んでいた。カーブだったんですけど、反応で打てた」と振り返った。
六回には先頭で四球を選び、秋山の適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。「四球もそうですけど、得点につながっている。あのような打席を増やしたい」と先を見据えた。
2020年度育成ドラフト1位で磐田東から入団。22年のオフに支配下登録され、今季がプロ4年目。19日・巨人戦(マツダ)では代打でプロ初安打をマークしていた。
2024年04月25日 23:02
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島が8−8の九回に守護神・栗林がサヨナラ弾を浴び、乱打戦を落とした。
2024年04月25日 22:45
「楽天5−1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
楽天は投打がかみ合い快勝。ロッテに並び4位に浮上した。今江敏晃監督は「先制してピッチャーが粘り強く投げてくれて、追加点を取れた」と理想のゲーム運びに納得の表情を浮かべた。
打線は初回、小郷の先頭打者初球ホームランなどで2点を先制。指揮官は「初回に2点を取れたのは非常に大きかった」と先制パンチを振り返った。五回には浅村の3ランで加点。主導権を握った。
投げては先発の岸が粘り強い投球で7回1失点とゲームメークし、今季初勝利。「僕自身ベンチで見ていてすごく勉強になった。回を追うごとによくなって最後の方が逆によかった。チームに勇気を与える投球だった」と絶賛した。
九回は4点差あったが、抑えの則本を起用。3安打を許すなど、ヒヤヒヤの状況になったが、ホームは踏ませなかった。指揮官は「体調不良もあって、登板機会から遠ざかっていた。投げたいと言ったので行かせた」と説明。続けて「相手チームは本当に勢いがある。隙を与えてくれないし、最後まで詰めてくるところはさすがです」と日本ハムの粘りにも脅威を感じていた。
2024年04月25日 22:20
「巨人3−2中日」(25日、東京ドーム)
「2番・右翼」でスタメン出場した巨人ドラフト3位の佐々木俊輔外野手が、緊迫感に包まれた熱戦の中、スタンドをほっこりさせたワンシーンがあった。
中日に2点目を奪われて迎えた六回の攻撃。2死二塁で打席を迎え、2球目がワンバウンドとなって、捕手の加藤匠が身を呈して後ろにそらすのを食い止めた場面。バッターボックス近くに飛んだ加藤匠のマスクを拾い上げると、そのまま手渡すのではなく、マスクを右膝に当てて砂を払うなど汚れを落としてから手渡した。
この光景にファンは「めっちゃ好感持てる」「いい人感丸出し」「惚れた!」「砂を膝で落とすまでやるとは」「巨人はいい新人補強したな」といった反響が集まった。
この後、佐々木は貴重な四球を選んで2死一、二塁とチャンスを広げ、坂本の逆転3ランを呼び込んだ。
阿部監督は「アレがなかったら、アレはなかったからね」と最大級の褒め言葉で、坂本の一撃につなげた四球を称賛した。
2024年04月25日 22:19
○ ヤクルト 9x − 8 広島 ●
<4回戦・神宮>
広島は投手陣が今季ワーストタイの9失点と打ち込まれ、連勝は「4」でストップ。再び借金1となった。
来日初勝利を目指す先発・ハッチは2点の援護を受けたものの、2回に満塁被弾を含む大量6失点。直後の攻撃で代打を送られ2回6安打6失点で降板となった。2番手の黒原が踏ん張り打線の反撃を呼び込んだものの、2点リードに変わった6回は3番手・中粼が暴投で1失点、8回は5番手・島内が同点打を浴び試合を振り出しに戻された。
8−8の同点で迎えた9回のマウンドに、新井監督は抑えの栗林を投入。守護神は先頭の4番・村上を空振り三振に仕留めたものの、続くサンタナにサヨナラアーチを浴び今季初黒星(5セーブ)を喫した。
打線は7番・二俣のプロ初アーチなどで4回までに6得点。同点で迎えた6回は代打・秋山の中前適時打などで2点を勝ち越したものの、この日は投手陣が踏ん張れず4月4日以来の貯金生活突入とはならなかった。
2024年04月25日 22:11
巨人3―2中日(セ・リーグ=25日)――巨人が逆転勝ちし、3カードぶりの勝ち越し。
2024年04月25日 22:08
○ ヤクルト 9x − 8 広島 ●
<4回戦・神宮>
ヤクルトは今季初のサヨナラ勝ち。シーソーゲームを制し連敗を「3」で止めた。
前の試合で完封負けを喫しているヤクルト打線は2点を追う2回裏、1番・塩見、2番・丸山の連続適時打で同点。なおも一死満塁で3番・オスナが5号満塁弾を左翼席へ運び6−2と逆転した。
打線の援護を受けた先発・高橋だったが、直後の3回表に2ランを浴び2点差に迫られると、続く4回も不運な適時三塁打を許しリードは1点となった。そのあと死球を与え、二死一、三塁のピンチで降板。火消しを託された2番手・丸山も適時内野安打許し、6−6と試合を振り出しに戻された。6回は3番手の清水が2失点。その裏の攻撃で1点を返し、1点ビハインドで終盤を迎えた。
そして8回裏、一死三塁で代打・川端が鮮やかな左前適時打を放ち同点。そして9回裏、5番・サンタナがサヨナラ弾となる2号ソロを右翼席へ運び、9回表のピンチを凌いだ6番手の石山に今季初白星が記された。
2024年04月25日 22:04
「楽天5−1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
楽天は九回、ヒヤヒヤの展開も逃げ切っての勝利。先発で7回1失点と好投した岸孝之投手が、今季初白星。18年連続での勝利となった。右腕はお立ち台で「(九回を投げた)則本が同点に追いつかれてたら、本当にひっぱたいてやろうと思いましたけど、何とか勝ててよかったです」と笑顔を見せた。
要所で踏ん張った。二回、3本のヒットを集められ、2死満塁のピンチ。ここは水野を空振り三振に仕留め、切り抜ける。六回も1点を失い、なおも1死満塁の大ピンチ。ただこの場面でレイエスを内角直球で見逃し三振。最後は清宮を遊飛に抑え、最少失点でとどめた。
七回には「(六回の)レイエスのところから、感覚がよくなったというか、その感覚のまま投げたかった」と続投を志願。結果三人でぴしゃりと抑え、今季最多118球を投げきった。この日はヒットを8本許したが、全てが単打。「大きかったですね。毎試合ホームラン打たれてたので。それこそ満塁の時に打たれなかったのでよかった」とうなずいた。
ルーキーイヤーから18年連続での勝利を記録した岸。「自分が一番驚いてますからね。ここまでやれるのが。使ってくれた監督コーチ含め、チームメートが打ってくれないと勝てないわけで。そういうのは感謝しますし、一番は家族かな」と感慨深そうに話した。
2024年04月25日 22:00
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島がサヨナラ負けを喫し、引き分けを挟んだ連勝は「4」でストップし、再び借金生活に転落した。
打線は粘りを見せた。二回に「7番・左翼」でプロ初スタメンを果たした高卒4年目・二俣が、プロ初本塁打をマーク。二回に4点ビハインドとなるも、三回に2点、四回にも黒原の適時三塁打と菊池の適時内野安打で2点を奪い、試合を振り出しに戻した。
6−6の六回は1死二塁で代打・秋山が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功。なおも2死一、三塁で野間が中前適時打をマークし、2点のリードを奪った。
先発のハッチは、2点リードの二回にオスナに満塁弾を浴びるなど、一挙6失点。三回の打席で代打を送られ降板。2回6安打6失点で、来日3度目の登板でも初勝利を手にすることはできなかった。
1点リードの八回に島内が同点に追いつかれ、九回は栗林がサンタナに右翼席に運ばれた。
2024年04月25日 21:58
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで、連敗を「3」で止めた。
2024年04月25日 21:50
「ロッテ0−6ソフトバンク」(25日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは今季ワーストの6連敗。打線はわずか2安打と沈み込み、借金は「3」となった。吉井理人監督は「相手あるスポーツなのでやられることもあるけど、ちょっとやられっぱなし。1日挟んで新たな気持ちで、みんなで頑張っていきたい」と話した。
試合後には緊急ミーティングが開かれた。選手、コーチ、スタッフが全員参加。吉井監督は「自分に何ができるかしっかり整理して、新しい気持ちで土曜日球場に来てくださいと言いました」。26日は休日。心機一転、27日から楽天戦に臨む。
2024年04月25日 21:46
「ロッテ0−6ソフトバンク」(25日、ZOZOマリンスタジアム)
胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症と診断され、昨年10月に手術を受けたロッテの岩下大輝投手が復帰登板し、1回無失点。上々の再スタートを切り「1個フォアボールを出しちゃったので完璧とは言えないですけど、緊張してるなりに頑張って腕を振れていたかなと思います」と振り返った。
0−5の七回から、3番手として登板した。先頭・今宮は左飛。続く柳田には四球を与えたが、最後は山川を遊撃への併殺打とし、無失点とした。「頑張って腕を振ったら結果が出たっていう感じです」と安堵(あんど)の表情だった。
昨季は27試合に登板し、1勝0敗、3ホールドを挙げたが、9月28日に出場選手登録を抹消。胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症と診断され、手術を受けた。初期症状は「しびれと、イニングをまたいでいくごとに、真っすぐ立てない」ことだった。
手術後は、バランスを整えるためのリハビリに励んだ。「経過は良い方だった」と、術後1カ月からトレーニングも再開。「真っすぐ立てなかったり、片足で立てなかったりした。ピッチャーにとっては致命傷。そういうトレーニングをした」と話した。
今季に入ってからはイースタン・リーグで7試合に登板。準備を整えて1軍の舞台に戻ってきた。「徐々に感覚は戻りつつある。ここでは結果だけ求めて頑張りたい」。吉井監督は「手術明けで強い球を投げてくれたので、明日の回復を見て登板間隔を縮められるなら良いリリーバーになる」と期待を込めた。
2024年04月25日 21:26
「楽天5−1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
楽天・岸が7回8安打1失点の粘投で、18年連続勝利となる今季初勝利を挙げた。
3連打で1点を奪われた六回を投げ終えると、ベンチで交代を告げられたという。六回終了時で球数は106。それでも岸は「交代と言われましたけど、もう1回、行かせてください」と懇願したことを明かすと、スタンドからは「おーっ」という声と共に拍手が送られた。
続投を志願した七回を三者凡退に抑えてつかんだ18年連続勝利。「皆さんのおかげです。チームメート、ファンの皆さんのおかげです。またスタンドを満員にしてください」と感謝の意を伝えていた。