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2023年05月27日 11:14
○ ガーディアンズ 4 − 3 カージナルス ●<現地時間5月26日 プログレッシブ・フィールド> カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)が26日(日本時間27日)、敵地でのガーディアンズ戦に「1番・中堅」でフル出場。4打数3安打1打点と大活躍したが、チームは反撃及ばず1点差で敗れた。 ガーディアンズの先発右腕・ビーバーの前に初回の第1打席は見逃し三振に倒れたものの、二死無走者だった3回の第2打席は2球目のカットボールを中前へ弾き返し5試合連続安打をマーク。続くゴールドシュミットの打席で二盗を試みたが、ここは失敗に終わった。 4点を追う6回の第3打席は、先頭で初球の直球を右前へ弾き返し今季11度目のマルチ安打をマーク。そのあと三塁へ進み、4番・アレナドの中犠飛で反撃の狼煙となるホームを踏んだ。二死一塁で迎えた7回の第4打席は四球で出塁。2020年にサイ・ヤング賞を獲得したビーバーと4打席対戦し3度出塁した。 2点を追う9回の第5打席は、一死二塁の好機で抑え右腕のクレースと対戦。フルカウント後の100.1マイル(約161キロ)のカットボールを逆方向へ弾き返した打球は、左翼フェンスを直撃する適時二塁打となった。 1点差に迫り、なおも一死二塁の好機だったが、続くゴールドシュミット、ゴーマンは連続三振。カージナルスは1点差で敗れ、ヌートバーは4打数3安打1打点、1四球1得点1三振の打撃結果で打率は.285、出塁率は.399にアップした。
2024年01月31日 19:29
それでは、只今よりロベルト・オスナ投手、ならびにウイリアンス・アストゥディーヨ選手の入団会見を始めます。ロベルト・オスナ投手、背番号は「54」、ウイリアンス・アストゥディーヨ選手、背番号は「4」となります。まず最初に、今回の入団経緯に関しまして、三笠GMよりご説明させていただきます。ソフトバンク・三笠GMから入団経緯の説明皆さん、お集まりいただきありがとうございます。 今日、無事にですねオスナ投手とアストゥディーヨ選手のこうやって会見を開けることを大変、球団として嬉しく思っております。お二人の獲得経緯について簡単にご説明させていただきますと、オスナ投手に関しては皆さんご存知の通り本当に実績のある抑えのピッチャーで、昨年も我々やっぱりマリーンズでオスナ投手が出てくると大変苦労させられたというようなところもあって、ぜひホークスでプレーをするというチャンスがあるのであれば我々も来てほしいなと思っていたところでありました。ほかの会見でも申し上げておりますが、もちろん守護神として活躍をしてくれるというようなこととともに、抑えをしっかり全うしてくれることによって、他のピッチャー、他のポジションで先発に回ったりだとか、いうようなことで投手陣全体のレベルアップに相乗効果があるというふうに考えておりますので、本当に頑張ってもらいたいなと思っております。続きまして、アストゥディーヨ選手については、本当に我々も長年、デスパイネ選手・グラシアル選手とチームを支えてくれた選手に代わって入っていただくというようなことになるんですけども、映像を見ていただいた方はご存知だと思います。本当に元気あふれるプレーで、バッティングはもとより、守備も走塁もハッスルしてやってくれるというようなところが、持ち味の選手かなと思っています。バッティングを期待していますし、あとは複数のポジションをカバーしてくれるというようなところですので、従来パリーグでは、DHというポジションですねDH固定というよりかは長いシーズン、フィールドポジションと併用していろんな選手で回っていくみたいなことでチームのパフォーマンスを最大化できればというふうに思っていますが、そういう形でアストゥディーヨ選手の攻撃力だけではなく、複数ポジションできるというようなところも魅力として考えておりますので、そういう意味で攻撃力のより一層の増強ということで貢献してくれるんじゃないかなというふうに思っております。私の方からは説明は以上です。続きまして、代表質問の形で進行させていただきます。代表質問をKBC九州朝日放送・和田アナウンサーよろしくお願いします。KBC九州朝日放送・和田アナウンサーによる代表質問それでは、代表で質問させていただきますKBCの和田といいます、よろしくお願いします。まずは、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思います。ーーオスナ選手からお答えいただければと思うんですけれども、ソフトバンクホークスの印象というのはどうでしょうか?オスナ投手: 自分のホークスに対する印象は、いつも勝っているチームだということに加えて、ここ2年間優勝できていないというところも自分としてわかっています。なので今回、この話をいただいたときにぜひ優勝に貢献したいという強い気持ちがあって、今回入団させていただきました。アストゥディーヨ選手: 自分も周りの人から強いチームであることを知っていましたし、また2年間優勝できていないということも聞いていたので、手助けができるように自分がその一員になれるということを嬉しく思いますし、それもあって今回入団しました。ーーありがとうございます。続いてもお二人にお伺いしたいのですが、ご自身の持ち味・長所・ストロングポイントを教えて下さい。アストゥディーヨ選手: 自分の長所は、バッティング・守備はもちろんですけれども、強い闘志を持ち勝利に対してどんどん前に行けることが自分の強さだと思いますし、そこが一番アピールしていきたいところだと思います。オスナ投手: 自分は投球ということはもちろんですけれども、相手に対して向かっていく強い投球を見てほしいです。また、クラブハウスや自分たちのチームメイトにも試合に向かっていく姿勢。鼓舞して行けるのも自分の強さだと思っています。ーーありがとうございます。オスナ投手への質問なんですけれども、昨年の途中からマリーンズに加入して素晴らしい成績を残されたと思うのですが、1年間この日本球界で戦ってみて日本の野球のイメージというのはどうでしょうか?オスナ投手: 昨年途中から千葉ロッテに加入させてもらって、本当にロッテでの経験はかけがえられないものだと思います。ホークスに来て自分のできることにも挑戦していきたいですし、ホークス今年優勝できるチャンスがすごくあると自分でも思っているので、ぜひ優勝したいと思います。ーー本当に守護神としての期待もかかるとは思うのですが、ファンからの期待はどのように受け止めていますか?オスナ投手: もちろん自分のモチベーションになっているのは間違いないです。今回、ホークスに入団させてもらって優勝したいということは契約を始めた段階から話があったので、すごい高いモチベーションになっています。ーー去年、マリーンズで優勝ができなかったというところで、優勝への思いも強いですか?オスナ投手: どのチームに居てもそうなのですが、自分のメンタリティーとしては絶対に勝ちたい、優勝したいのはあります。去年も同じ気持ちでいけましたし、それが点差に関わらずそのシチュエーションが来たら自分がしっかり抑えに行くことは変わらないと思います。ーーもうすでに藤本監督からもクローザーというふうに指名があったと思うんですけれども、改めて守護神・クローザーというポジションについてのこだわりは?オスナ投手: すごく高いモチベーションではいますし、やはり9回まで自分たちの仲間が試合を繋いでくれていて、そこで投球することはすごく大きな意味を持ちますし、そこに対しても自分も努力していきたいですし、勝利に貢献したいという気持ちです。ーーありがとうございます。続いてアストゥディーヨ選手にもお伺いしたいんですけれども、まずこの日本の野球のイメージというのは何かお持ちですか?アストゥディーヨ選手: すごく高いレベルの野球をする印象もありますし、選手間でもやっぱり優勝したい、チャンピオンなりたいっていうモチベーションを持っている選手が多いと思います。ーーその中で打撃も売りで、そして走攻守というところで期待がかかると思うんですけれども、この日本で自分がどんなプレーをしたいですか?アストゥディーヨ選手: その日その日でやることは変わっていきますし、自分は走攻守すべてに対して良いパフォーマンスを披露したいのはありますが、自分の中で一番強い気持ちがあるのは優勝したい、チャンピオンなりたいことが一番だと思います。ーーメジャーではショート以外、8つのポジションを守ったという本当にびっくりするぐらいのユーティリティー性だと思うんですが、このポジションで勝負してみたいっていうのは具体的にあるんでしょうか?アストゥディーヨ選手: どこのポジションというのはありませんし、監督がここで行けというところで自分の100%を出してプレーをしたいと思います。ーーそれと、来日時のコメントで「トルトゥーガ(カメ)」という愛称というふうにご本人おっしゃってたんですけども、これについてちょっと詳しく聞いてもよろしいですか?アストゥディーヨ選手: とくに皆さんが好きなように呼んでもらえたら良いと思うのですが、「トルトゥーガ」ということを皆さん知ってもらってるので呼んでもらえたら、自分が受け入れてもらえていると印象を受けます。ーーということは、「トルトゥーガ」というふうにファンの皆さんは呼べばいいという感じでしょうか?アストゥディーヨ選手: はい、お願いします。ーーありがとうございます。それでツインズ時代の同僚でもある前田健太投手とも仲がいいというふうにも伺ったんですけれども、何かこの日本に挑戦するにあたって会話などはされたんでしょうか?アストゥディーヨ選手: 来日する前にInstagramのほうでちょっと話をしたんですけど、すごく仲の良い友人という感じです。ーー何かアドバイスみたいなのは受けたりしましたか?アストゥディーヨ選手: 一緒にいた時はそこまで話できなかったんですけど、自分の聞いた話では日本の野球はすごくいいよという話は聞きました。ーーありがとうございます。それとまたオスナ選手にお聞きしたいんですけれども、とてもラーメンがお好きというふうに伺ったんですが、福岡には美味しいラーメンもたくさんあるんですが、もう召し上がったりはされましたか?オスナ投手: 本当にラーメンは大好きです。昨日、たまたま機会があったのでラーメンを食べました。でも、日本の食事は全部好きなので、これからもいろいろと試していきたいなと思ってます。ーーこちらのラーメンは美味しかったですか?オスナ投手: 美味しい。ーーちなみにアストゥディーヨ選手はラーメンはまだ召し上がっていないですか?アストゥディーヨ選手: まだです。ーー本当に福岡には美味しいものがたくさんあるとは思うんですけれども、こちらにいらっしゃって何かこれを食べておいしかったというのは何かありますか?アストゥディーヨ選手: まずは、いろいろ食べてみないといけないかなというところですね。でも、美味しいものがあるんだろうなと思ってます。ーーありがとうございます。本当に多くのファンが優勝に向けて期待してるとは思うんですが、最後にそれぞれお二人からファンへ向けて一言メッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。アストゥディーヨ選手: 自分から言えることは、全力で応援していただきたいなということです。それと同時に自分たちも本当に100%でプレーしていきますので、絶対にチャンピオンになって一緒に喜びたいなと思ってます。オスナ投手: 本当に応援してもらっていることには感謝しますし、自分のところにもいろいろな方からメッセージっていうのも届きましたし、皆さんに本当に今年優勝するということは約束したいと思います。>会見動画
2023年06月01日 03:49
敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場■Wソックス ー エンゼルス(日本時間1日・シカゴ) エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間6月1日)、敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で2試合連発となる14号中越え2ランを放った。2試合連発は4月3日(同4日)の敵地・マリナーズ戦以来、今季2度目、通算17度目だ。 大谷に“らしさ”が戻ってきた。試合前の時点で打率.444と好相性の右腕リンから初回の第1打席は中飛に倒れたが、3回1死一塁で迎えた第2打席だった。初球の内角93.8マイル(約151キロ)シンカーを捉えた。中堅に飛び込む打球速度107マイル(約172.2キロ)、飛距離425フィート(約129.5メートル)の一発。ホワイトソックス戦はこれで通算11本目で、シーズン40発ペースに乗せた。敵地もどよめきが沸き起こった。 この日は初回に、マイク・トラウト外野手が左翼へ先制2ラン。飛距離476フィート(約145.1メートル)の特大弾だった。大谷とのアベック弾は今季4戦4勝となっている。 大谷は前日30日(同31日)の同カードでは、4回の第2打席で5試合ぶりとなる中越え13号ソロを放つなど、4打数1安打1本塁打1打点だった。米通算140号に到達した。大谷のバットが勢いに乗ってきた。(Full-Count編集部)
2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 阪神は10日のヤクルト戦以来、18試合ぶりの完封負けで連勝が9でストップ。球団新記録となる月間20勝には惜しくも及ばなかったが、2位・DeNAも敗れたため、ゲーム差は依然として「6」のままとなった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ −昨日もだが、ちょっと変わった投手も多かった。 「きょうもお前、そろそろかなあと思ったら五回から(投手が)一人ずつやからなあ」 −前川の2日間のプレーを振り返って。 「いやー、そんなんもう最初から打てると思ってないよ」 −1軍レベルを見てまた今後に。 「1軍レベルて、1軍のピッチャーにそんなん初めてやから。それはみんなが踏む第一歩やんか。別に最初から打てなんか言うてないやんか」 −西勇も粘ったが。 「そうやなあ、2点じゃのう、2点でいったらなあ、ちょっと分からんかったと思うけどなあ、まあまあ、変な内野安打からなんかなあ」 −改めて5月を振り返って。 「いやそれは良かったんちゃう、そら振り返っても悪いことはないやろ」 −チームの輪郭が思った以上に早くできているのか。 「そら結果がこないしてなあ。いい結果につながっているからなあ」
2023年06月01日 02:00
「ロッテ4−7巨人」(31日、ZOZOマリンスタジアム) 元G戦士撃ちが巨人の着火剤になった。
2023年06月01日 02:00
「ロッテ4−7巨人」(31日、ZOZOマリンスタジアム) 巨人・坂本がNPB史上初の遊撃での通算2000試合出場を達成した。激務といわれるポジションで偉大な記録を打ち立て、「準備の部分で怠らないでやってきている自負があります。ケアやトレーニング。積み重ねだと思う」と充実感を漂わせた。 17年目の34歳は「これからも継続してやっていきたいと思います」と意気込んだ。
2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 虎の切り込み隊長が連夜の躍動だ。阪神・近本が3打数2安打と、敗戦の中でも変わらぬ存在感を示した。 前夜の“プレーボール三塁打”に続き、この日もいきなり魅せた。初回先頭、2ボールから本田の外角高め直球を一閃(いっせん)。鋭い打球は右翼・川越のグラブをはじき、二塁打をマークした。2点を追う七回1死二塁では、たたきつけた打球が遊撃・源田の元へ。源田は素早く処理して一塁へランニングスローで送球したが、近本の足がわずかに上回り内野安打に。球界屈指の名手に快足で勝り、2戦連続のマルチ安打をマークだ。 ヒヤリとする場面もあった。2点を追う五回2死に四球で出塁。森脇のけん制で頭から帰塁したが、捕球をミスした一塁・渡部の腰付近と頭がぶつかる形に。115キロの巨体と交錯し、近本は首を押さえながら倒れ込み、場内は騒然となった。それでも、しばらく時間をおいてプレー続行。その直後にリーグ最多7盗塁目を決め、試合後は「明日の朝起きてからしか分からない。まあ大丈夫でしょ」とうなずいた。 交流戦を2戦連続のマルチ安打で発進させたが、まず口にしたのは反省の言葉だった。「ランナーがいるとこで打てなかったので、そういうところ。もうちょっと冷静になった方が良かったのと…」。三回1死二塁では、本田のチェンジアップにバットが空を切り、空振り三振に倒れた。 それでも、打率・330と好調をキープ。昨季の交流戦も3割超えと頼もしい活躍を見せた男は、前向きに先を見据えた。「5月も5月で、いいデータも取れた。今日も明日も変わることはないですけど、6月のデータも取りながら、方向性も固まってきてるので」。頼れるリードオフマンが、6月もチームをけん引する。
2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 1軍の壁を痛感した。阪神・前川は終始うつむきながら、足早に球場を後にした。「悔しかったです」。表情をゆがめ、声色にも悔しさがにじみ出た。 前日に「6番・DH」でプロ初出場、初スタメン。高卒2年目、19歳の若き大砲に初安打が期待されたが、3打数無安打に終わった。記念すべき一本はお預けとなり、「打てなかったので次は打てるように」と意気込んでいた。 そんな中、「7番・DH」で2試合連続スタメン起用。きょうこそ−と快音へ期待は高まったが、二回は本田のチェンジアップに空振り三振。1点を追う四回2死一、二塁の場面でも右腕のチェンジアップに空振り三振。2点を追う六回も2死二塁の好機で空振り三振を喫した。 3打席連続三振に倒れ、八回の4打席目には渡辺諒を代打に送られ、悔しさが残った。ただ、一打でヒーローとなれる場面での凡退に岡田監督は「そらやっぱり、ボールを振るわけやからしょうがないわ」と責めはしなかった。 1軍の投手を攻略する難しさに直面したが、期待の若虎はそれを言い訳にはしない。「結果を残さないといけないと思うので、結果が出るようにしたいと思います」。まだスタートを切ったばかり。経験を重ね、悔しさをバネにその壁を打ち破っていく。
2023年06月01日 02:00
「ウエスタン、阪神7−1中日」(31日、鳴尾浜球場) 8回4安打1失点。
2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 快進撃の5月が終わった。阪神は再三の好機を生かせず、今季4度目の完封負け。連勝は9でストップした。球団新記録となる月間20勝を逃したが、この1カ月は19勝5敗、貯金14と大きく勝ち越した。岡田彰布監督(65)の「出来過ぎやと思うよ」という言葉がすべてだろう。月が替わって6月。歩みを止めることなく、再進撃するのみだ。 敵地・所沢でついに進撃の虎が止まった。10連勝、月間20勝はならず。黒星は5月19日・広島戦(甲子園)以来、実に12日ぶりだ。久々に黒星を喫した試合後の岡田監督は苦笑いだった。 「いや、そら負けるよ(笑)。まあ、誰かが1本打って、どっかで出たら言うても、ゲームやからなあ。まあ出んかったらこういう展開になるわなあ」 チャンスは作った。初回は1番・近本が二塁打で出塁。前夜に続いて一気呵成(かせい)ムードが漂ったが、2番・中野のライナーは三塁・マキノンの正面に。「右打ちやってたけど外ばっかりやったから普通に打てにしたんよ。あの当たりはもう結果論やわ」。 二回以外も塁上をにぎわせた。ただ西武のブルペンデーに苦戦。先発の技巧派・本田に四回まで無得点に抑えられ、2番手以降の森脇、ティノコ、平井、佐藤隼、増田とタイプの違う投手からあと一本が出ない。「すぐバッターボックスの中で対応はなかなか難しいわな」。今季4度目の完封負けを岡田監督は潔く受け止めた。 最後に敗れたとはいえ、5月は19勝5敗の快進撃だった。貯金17まで積み上げ、2位・DeNA戦と6ゲーム差を付ける。「そら出来過ぎやと思うよ」。想像以上の結果に将のタクトも幅が広がる。 「(勝率)5割いったりきたりする展開やったら、思い切った選手の起用もできひんと思うけどなあ。そら前川も上げてないよ」 交流戦の開幕と同時に高卒2年目・前川を2試合連続でスタメン起用。不調のエース・青柳だけでなく、主力の原口、糸原に再調整期間を設けられているのもチームに余裕があるからこそだ。虎は12球団唯一、3連敗がない。連敗阻止への意気込みを問われると、余裕の笑みを浮かべた。 「2回まで負けられるやろう。まだ猶予がある。でもまあ、明日勝たなあかんわな」 この夜も右翼席は虎党で埋まり、まるでホーム球場のような雰囲気だった。前回7連勝がストップした翌日から9連勝しただけに、今回も…。6月も再進撃の予感が高まる。
2023年06月01日 02:00
3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」を優勝へ導いた栗山英樹監督(62)が31日、代表監督の契約を終えた。都内で世界禁煙デーイベントに参加し、勇退となる心境を問われ「なんかちょっと、寂しくなりますね」と感慨に浸る場面があった。 「僕も国民の皆さん、ファンの皆さんと一緒で、選手たちの姿に感動しました。本当に選手たちにお礼を言いたいなと思っています」と感謝も口にした。近日中に記者会見も開く予定。 人選が進んでいる後任監督については「僕が言うところではないと思います」と前置きした上で、「みんながどうしてもこの人にやってもらいたいという監督さんが、次やってくると思っている」と期待を寄せた。
2023年06月01日 02:00
「日本ハム5−2ヤクルト」(31日、エスコンフィールド) 再現VTRのような打球が、ライナーで右中間スタンド最前列に飛び込んだ。日本ハムのドラフト3位・加藤豪(メッツ傘下3Aシラキュース)が三回2死でNPB初本塁打。五回2死は2打席連続弾をほぼ同じ所に突き刺した。 「2打席連続ホームランっていうのは人生初なので、まさか2打席目も打つとは思わなかった。あまり覚えてないんですよね。打った瞬間にベンチにいたような感じなので」 適応能力が生み出した2発だった。二ゴロに倒れた1打席目には右足を上げていたが、2打席目にはノーステップに変えた。「1打席目はタイミングが取りにくかったので」とニヤリと笑った。 米球界で10年間5球団を渡り歩いてきた。「いろんなバッターにならないと、使ってもらえない。ヤンキースなら打球速度、パドレスはコンタクト率、僕は工夫をしないといけなかった」。たくさんのノウハウがつまった引き出しから、最適な策をチョイスした。 普段は本塁打を放っても祝福しない新庄監督は、ベンチで加藤豪とグータッチ。「慣れない日本で1本目が出たってところでね。うれしかった」と言う。キャンプ直前に右手骨折、3月中旬に右脇腹肉離れと2度の負傷で出遅れた逆輸入ルーキー。お立ち台で「“加藤で勝とう”なので、勝ちにいきます」と慣れない日本語で訴えた。
2023年06月01日 02:00
「オリックス1−3広島」(31日、京セラドーム大阪) オリックスは、お得意さまのはずの広島からわずか3安打で1点しか奪えず、交流戦での対戦が13連勝でストップした。
2023年06月01日 02:00
「ロッテ4−7巨人」(31日、ZOZOマリンスタジアム) ロッテの元G戦士が古巣から痛打を浴びた。先発のメルセデスは岡本和、坂本にそれぞれソロを許し、5回4失点で降板。同点の八回から登板した沢村は無死一塁から岡本和に決勝2ラン、続く中田翔にもソロを浴びた。 吉井監督は「CC(メルセデス)は自分で気合を入れすぎたのかな。沢村はフォークの落ちが悪かった」と話した。
2023年06月01日 02:00
「日本ハム5−2ヤクルト」(31日、エスコンフィールド) どうしたんだヤクルト…。泥沼の12連敗で、借金は今季ワーストを更新する13となった。リーグ2連覇中の王者が中日に抜かれ、最下位転落。高津監督は「全体的に歯車がかみ合わない」と嘆いた。 指揮官のテコ入れも奏功しなかった。昨年7月20日・巨人戦から104試合連続で遊撃先発の長岡を外し、武岡を先発起用。さらに青木を昇格即先発させた。武岡は初回2死一、三塁で失点を阻止する好守と1安打。青木も2安打と活躍したが、悪循環は好転しなかった。 これで12連敗の全てを3点差以内で落とした。得点圏打率がリーグ唯一の1割台と低迷し、接戦をものにできていない。 5月は6勝17敗1分けと大きく負け越した。明るい材料がない状況だが、指揮官は「チームをしっかりまとめないといけない」と次戦へ目を向けた。球界最年長野手の41歳・青木も「明日1つとって流れを切りたい」とナインを奮い立たせるように力を込めた。
2023年06月01日 02:00
「楽天3−1DeNA」(31日、楽天モバイルパーク) 七回、味方が勝ち越して勝ち投手の権利が舞い込むと、右腕は満面の笑みで仲間とハイタッチを交わした。楽天・田中将が7回1失点で3勝目。交流戦では2013年6月16日・阪神戦以来、3636日ぶりの勝利を挙げた。 集中力を切らさなかった。六回、2死から宮崎に同点ソロを被弾後に2死二塁とした。最後は真ん中低めのスプリットでオースティンを遊ゴロに打ち取り、切り抜けた。 「要所でバタバタせずに抑えられた」。ボールを低めに集め、アウト21個のうち11個がゴロアウト。5月30日の試合もチェックし、積極的に振ってくるDeNA打線をプラン通りに手玉にとった。 最近は精彩を欠き、前回同23日・オリックス戦は4回0/3を7失点。4月14日・ソフトバンク戦以来、自身約1カ月半ぶりの白星となった。「しんどかった。ふがいない投球が続いていたので、何とか踏ん張ってゲームを作ろうと思っていた」。強い覚悟を持って上がったマウンドで結果を出した。チームは最下位に沈むが「交流戦優勝を目指します」と巻き返しを誓った。