2023年05月29日 07:07
[J1第15節]川崎2−0柏/5月28日/等々力陸上競技場 Jリーグは5月28日、J1第15節の4試合を各地で開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対柏レイソルが行なわれ、2−0で川崎が勝利を収めた。 【PHOTO】川崎の出場14選手&監督の採点・寸評。頼れる“重鎮”ふたりがチームを救う。大島らも“らしい”プレー 先制は川崎。21分、小林悠が左サイドでスローインを受けた柏の立田悠悟に素早く寄せてボールを奪うと、ドリブルでペナルティエリア内に進入。右足のシュートでGKとの1対1を冷静に制し、ネットを揺らした。 さらに前半終了間際の45+1分には、左サイドでボールを受けた登里享平が、脇坂泰斗とのワンツーでペナルティエリア手間左に持ち込み、右足を振り抜く。これがゴール右隅に決まり、2点をリードした。 後半に入ると、攻勢に出た柏がチャンスを作るも、フィニッシュの精度を欠いて1点が遠く。このまま終了し、川崎が3試合ぶりの白星。敗れた柏は4戦未勝利となった。 ▼川崎のチーム採点「6.5」 公式戦3連敗中(リーグでの連敗後に、ルヴァンカップでも敗戦)のチームが、意地を見せた。試合の立ち上がりから気持ちの入ったプレーと、自分たちのアイデンティティを証明するかのような丁寧なパス回しで柏を押し込み、2−0で勝利。 確かに先発の平均年齢が30,09歳と高かった点は気になるが、勝負どころで結果を残す小林、登里らの嗅覚は見事で、彼らとともにチームを長年支えてきた大島らのパフォーマンスも光った。この日は前半終了間際という比較的早い時間に追加点(登里のゴール)が生まれたのも大きかっただろう。 後半はややトーンダウンした感もあるが、2−0でのクリーンシートで久々の勝利に花を添えた。イベントでスタジアムに集まった歴代のOBや、元キャプテンの谷口彰悟らの目の前で良い勝ち方をできたのも、今後につながるはずだ。 もっとも、今日の相手は監督交代に揺れていた柏。次戦の首位・神戸戦(アウェー)をモノにしてこそ、反転攻勢の準備ができたと言えるのだろう。取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
2024年04月19日 10:25
カナディアン・プレミアリーグ(CPL/カナダ1部)に所属するパシフィックFCは18日、元日本代表MF中村憲剛氏が臨時コーチとしてチームに帯同すると発表した。
2020年に現役を引退して以降、指導者ライセンスの取得やロールモデルコーチとしてのU−17日本代表活動への参加など、着実に第二のキャリアを歩み続けている中村憲剛氏。今回の発表によると、同氏は日本サッカー協会(JFA)が定めるS級ライセンスに取得に向け、パシフィックFCの臨時コーチに就任する模様。5月5日までクラブで活動を行うという。
なお、19日に開催されるCPL第2節ヴァラーFC戦では英語によるスピーチが行われる予定。パシフィックFCのヘッドコーチを務めるジェームス・メリマン氏は、「憲剛をクラブに歓迎する。素晴らしい経験を持つ選手を迎えるチャンスだ。私たちは互いに学び合い、彼は私たちのスタッフの一員となり、その知識を選手たちに伝えてくれるだろう」とコメントしている。
2024年04月19日 09:45
18日に行なわれたU23アジアカップのグループA第2節、インドネシア代表がオーストラリア代表を1-0で撃破するという驚きの試合があった。
初戦でカタールを相手に敗れていたインドネシアは、グループステージ突破に向けて絶対に負けることができない試合だった。
それに向け、17日のルヴァンカップでいわてグルージャ盛岡を相手に戦ったばかりのジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪)も急遽チームに合流。
ハブナーはいわてグルージャ盛岡戦を終えたあとすぐに飛行機に乗ったが、スケジュール上フィリピンのマニラを経由するルートを使わざるを得なかったため、カタールに到着するまで18時間もかかってしまったとのこと。
『Solopos』によれば、ハブナーがカタールの国際空港に到着したのは試合開始の2時間前であったとのこと。
ジャーナリストは「試合に出場するのはかなり難しい」と報じていたものの、なんとハブナーはいきなりベンチ入り。
インドネシアはオーストラリアにペナルティキックを与えてしまう場面があったが、GKのエルナンド・アリがセーブ。
彼はもともとペナルティキックを得意としているスペシャリストだそうで、完璧なコース読みでオーストラリア代表のモハメド・トゥレのシュートをブロックした。
さらに45分には、ハンドでそのペナルティキックを与えてしまったDFコマン・テグーが先制点を決め、インドネシアにリードをもたらす。
そして72分からはこの1点を守るために中0日で合流したジャスティン・ハブナーも途中出場。最終ラインを固め、勝利に大きく貢献した。
『Solopos』によれば、インドネシアサッカー協会が発足してから全てのカテゴリーでオーストラリアと対戦したのは18回。その成績は1勝3分14敗だったそうで、これが歴史上2回目の白星だった。
その唯一の勝利は1981年8月30日、1982年のワールドカップに向けたアジア予選で、インドネシアホームで行なわれた試合だったという。
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ハブナーも本格合流して戦うインドネシア、次の試合は21日午後7時半(現地時間)から行なわれるヨルダンとの対戦だ。
すでに1位のカタールが決勝トーナメント進出を決めているため残りは1枠だが、ヨルダンに勝てばインドネシアは2位以内を確定させることができる。
2024年04月19日 09:11
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督がアタランタ戦を振り返った。18日、イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、アタランタとリヴァプールが対戦した。11日に行われたファーストレグでは本拠地『アンフィールド』で0−3の敗戦を喫し、大きなビハインドを抱えたまま運命のセカンドレグに臨んだリヴァプール。試合は、開始早々の7分にPKからモハメド・サラーがゴールを沈め、アウェイのリヴァプールが先制に成功する。しかし、以降は両者ともに得点を奪えず、そのまま1−0で終了し、2戦合計3−1でアタランタが準決勝に駒を進めた。
試合後のインタビューに応じたクロップ監督は、「自分たちに大きなハードルを与えたのは明らかだった」と結果的に敗退の要因となったファーストレグに対する後悔を口に。一方、「今夜の試合は、選手たちが見せた意欲とパワーにとても感心した。彼らのプレーは信じられないほど素晴らしかった」とアタランタ戦のパフォーマンスに称賛を送っている。
また、「本当にトリッキーだったし、ちょっと急ぎすぎたところもあった」と述べつつ、「トレント・アレクサンダー・アーノルドのコンディションがもう少し良かったら、もうちょっと長くプレーできただろう」と負傷明けながら先発でプレーしたイングランド代表DFについてコメント。続けて、「彼がプレーしたということでさえ信じられないことだ。最終的には彼はガス欠になっていた」と同選手が万全な状況ではなかったと明かした。
しかしながら、「私たちは試合に勝った。それが私たちが見せたかった反応だった」と手応えも告白。さらに、「我々はリーグに集中しなければならないし、まさにそれがこれから私たちがやることだ。今夜は試合に勝ったので、勝利の道に戻ってきた」と見解を示し、「複雑な感情だ。敗退したが試合には満足している。ダブリン(決勝の舞台)に行きたかったが、そうはならなかった。あとひとつコンペティションが残っており、そこに全力で取り組むつもりだ」とプレミアリーグ制覇に向けた決意を語っている。
2024年04月19日 08:35
15日から開幕したU23アジアカップ。
2024年04月19日 07:43
ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・準々決勝セカンドレグが18日に各地で開催された。
リーグ・アン4位のリール(フランス)とプレミアリーグで暫定4位につけるアストン・ヴィラ(イングランド)が対決した。ファーストレグは2−1でアストン・ヴィラが先勝したが、セカンドレグを優位に進めたのはリールだった。15分、ガブリエル・グドムンドソンのマイナスのクロスをユスフ・ヤズジュが合わせ、リールが2戦合計で2−2の同点に追いつく。そして、67分には、コーナーキックからバンジャマン・アンドレがニアでヘディングシュート。これがファーサイドのポストに当たってゴールに入り、2戦合計3−2でリールが勝ち越しに成功した。このままリールの勝利で試合終了かと思われた88分、土壇場でアストン・ヴィラが同点に追いついた。クロスを処理したリールGKリュカ・シュヴァリエが味方のナビル・ベンタレブと接触してファンブル。こぼれ球をマティ・キャッシュが詰めて、ゴールネットを揺らした。試合は延長戦に突入する。
延長戦ではアストン・ヴィラが決定機をつくるが、リールGKリュカ・シュヴァリエの好セーブがあり、得点を奪えず。リールも113分にキャッシュのあわやハンドかという場面を誘発するが、PKにはならず、勝負はPK戦へ。リールGKリュカ・シュヴァリエもレオン・ベイリーのシュートをセーブしたが、アストン・ヴィラのGKエミリアーノ・マルティネスがナビル・ベンタレブ、バンジャマン・アンドレのシュートを2本セーブ。アストン・ヴィラがPK戦を4−3で制し、準決勝進出を決めた。
ファーストレグをスコアレスドローで終えたフィオレンティーナ(イタリア)とヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)。セカンドレグでは、67分にプルゼニのカドゥーが一発レッドカードで退場処分を受けるが、両チームともに決め手を欠いて得点を奪えなかった。試合は延長戦に突入してからようやく動いた。92分、コーナーキックのこぼれ球をニコラス・ゴンサレスがゴールネットに突き刺すと、118分にはカウンターからジョナタン・イコネがドリブルで長い距離を持ち運び、最後はクリスティアーノ・ビラーギがゴールを決めて勝負が決した。2−0でフィオレンティーナが勝利し、準決勝進出を決めた。
クラブ・ブルッヘ(ベルギー)と、PAOKテッサロニキ(ギリシャ)の試合は、ファーストレグを1−0で勝利していたクラブ・ブルッヘが、フェラン・ジュグラの2ゴールでリードを広げ、2戦合計3−0で準決勝進出を決めた。なお、クラブ・ブルッヘの本間至恩はベンチ入りしたものの、出場機会がなかった。
フェネルバフチェ(トルコ)とオリンピアコス(ギリシャ)の試合は、ファーストレグを2−3で落としていたフェネルバフチェが11分にイルファン・カフヴェジのゴールで先制に成功。2戦合計3−3で延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。5本中2本を決めたフェネルバフチェに対し、3本を決めたオリンピアコスが上回り、準決勝進出を決めた。
この結果、ECL準決勝のカードは、クラブ・ブルッヘ(ベルギー)対フィオレンティーナ(イタリア)、オリンピアコス(ギリシャ)対アストン・ヴィラ(イングランド)に決定した。
■ECL準々決勝・セカンドレグ
リール(フランス)2−1(2戦合計:3−3/PK:3−4)アストン・ヴィラ(イングランド)
フィオレンティーナ(イタリア)2−0(2戦合計:2−0)ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)
PAOKテッサロニキ(ギリシャ)0−2(2戦合計:0−3)クラブ・ブルッヘ(ベルギー)
フェネルバフチェ(トルコ)1−0(2戦合計:3−3/PK:2−3)オリンピアコス(ギリシャ)
2024年04月19日 07:40
カナディアン・プレミアリーグ(カナダ1部)を戦っているパシフィックFCは、「元日本代表の中村憲剛氏がゲストコーチとしてチームに参加する」と公式発表した。Pacific FC welcome J. League standout Kengo Nakamura as a temporary coach until May 5th 💜@kengo19801031 joins the Tridents while completing his Japan Football Association (JFA) S licence, the highest coaching licence in Japan.#ForTheIsle l #RisingTide pic.twitter.com/fyZK9op8XJ
— Pacific FC (@Pacificfccpl) April 18, 2024
カナダはバンクーバー・ホワイトキャップスやトロントFCなどのクラブが隣接するアメリカのリーグに越境参加していることで知られる。
しかしパシフィックFCはカナダの国内で行なわれているカナディアン・プレミアリーグに参加しているクラブで、2018年にバンクーバー島で設立されたもの。
2021年にはカナディアン・プレミアリーグを優勝したものの、昨年はレギュラーシーズンで8チーム中4位となり、プレーオフでは準決勝で敗退している。
また2018年の創設年には元デンマーク代表の名ウインガーであるミカエル・シルヴァーバウアーが監督を務めていたことでも知られる。
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現在の指揮官はその当時にアシスタントコーチを務めていた38歳の青年指導者ジェームズ・メリマンで、バンクーバー・ホワイトキャップスで育成年代を長くコーチしていた経験を持つ人物である。
なお中村憲剛氏は20日に行なわれるヴァラーFC戦に帯同し、英語でスピーチを行う予定であるそうだ。
2024年04月19日 07:15
18日に行なわれたUEFAカンファレンスリーグのリール対アストン・ヴィラで、とてもめずらしい場面があった。
フランスのスタッド・ピエール=モロワで開催された試合は、リールが15分にユースフ・ヤズジのゴールで先制し、さらに67分にバンジャマン・アンドレが追加点を奪取。
しかしその後アストン・ヴィラのDFマチェイ・キャッシュがゴールを決め、2試合合計で3-3とタイスコアに持ち込んだ。
そして延長戦まで消化して決着はつかず、勝敗の行方はPK戦に持ち込まれることになった。
めずらしい場面があったのはこのPK戦。アストン・ヴィラのゴールマウスを守るアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが、いつものように相手選手を挑発するような動きを見せ、ダンスをしたり、サポーターに「黙れ」というジェスチャーをしていた。
それを見た主審はエミリアーノ・マルティネスに対してイエローカードを提示。これは前半38分に続いてこの試合2枚目の警告であった。
ただ、エミリアーノ・マルティネスはこのあともゴールマウスを守り、退場することはなかった。
通常サッカーにおいては「イエローカード2枚で退場」というのは常識的なルールであるが、実は「PK戦に関しては別」なのである。
サッカーの国際規則には「延長戦を含む試合中に出されたイエローカードは、PK戦には持ち込まれない。2つの別々の警告として扱われ、当局に報告される」と書かれており、試合中のイエローカードとPK戦のイエローカードは別物なのだ。
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したがってエミリアーノ・マルティネスは退場する必要はなく、そのままプレーを続行することができたというわけである。
そしてアストン・ヴィラはこのPK戦で4-3と勝利。エミリアーノ・マルティネスは相手の2本のPKを失敗させ、チームの準決勝進出に大きく貢献している
2024年04月19日 07:14
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に各地で開催された。
2024年04月19日 07:00
元ドイツ代表MFで、主にバイエルン・ミュンヘンで活躍したバスティアン・シュバインシュタイガー氏。2015年から2017年からはマンチェスター・ユナイテッドでもプレイした。移籍当初は当時のルイ・ファン・ハール監督から重用されたが、16-17シーズンに指揮官がジョゼ・モウリーニョに代わってからは出場機会がほとんどなく、戦力外となってしまった。
モウリーニョ氏に冷遇された当時のことを、シュバインシュタイガー氏は『The Overlap』で語っている。
「それは2016年だ。私はドイツ代表に所属していて、準決勝まで進むほどEUROで勝ち上がった。だから私は少し遅れてマンチェスター・ユナイテッドに合流したんだ。プレシーズンツアーでアメリカに到着した初日、ズラタン・イブラヒモビッチと一緒にトレーニングして、ビジョンを持っていて一緒にプレイするのは素晴らしい選手だと感じたんだ」
「そして、私の誕生日にキャリントン(練習場)に入ると、(のちにフットボールディレクターに就任する)ジョン・マータフがいて、監督がそう言ったからロッカールームに入ることはできないと言ったんだ。警告も何もなかったよ」
シュバインシュタイガー氏はU-16のチームとともに練習することを言い渡されたという。それを聞いた元ユナイテッドのガリー・ネビル氏は「驚いた。恥ずべきことだ」「それ(シュバインシュタイガーの扱い)は違法だ。そんなことは許されない」と憤慨している。英『Mirror』が伝えた。当時、モウリーニョ氏からの戦力外通告を受けていることは知られていたが、それについての説明はどうやら何もなかったようだ。
結局、シュバインシュタイガー氏は3月にMLSのシカゴ・ファイアーへ移籍する形でユナイテッドを離れ、2019年に引退している。別のインタビューでは当時のモウリーニョ氏からの冷遇の理由を「ペップ・グアルディオラのフットボールをプレイしていたからかもしれない」と語っていたこともあるシュバインシュタイガー氏。バイエルンやドイツ代表では多くのタイトルも勝ち取った選手だが、結果的にユナイテッド移籍によって、晩年のキャリアはやや寂しいものとなってしまった感がある。
2024年04月19日 06:55
先週半ばに行なわれたUEFAヨーロッパリーグ準々決勝ファーストレグで、アタランタ相手にホームで0-3と大敗してしまったリヴァプール。
17日には突破に向けたわずかな望みをかけて敵地に乗り込み、アタランタとのリターンレグでの戦いに臨んだ。
わずか750名しかリヴァプールサポーター向けのチケットが売られなかったという完全アウェイの状況で行なわれた試合は、開始から間もなくリヴァプールが先制。
アレクサンダー=アーノルドが蹴り込んだクロスからアタランタのハンドがあり、7分にモハメド・サラーがペナルティキックを成功させる。素晴らしいスタートで突破への望みを繋げた。
しかしながら少なくとも90分以内に2点を決めなければならないリヴァプールは、やや慌ただしいプレーで追加のゴールをあげられず。
最終的には1-0で勝利することには成功したものの、2試合合計の結果では1-3と及ばず。ユルゲン・クロップ監督最後のヨーロッパリーグはベスト8で敗退という結果となった。
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なお遠藤航はこの試合でベンチスタートとなり、試合終了まで出場機会はなかった。
現在プレミアリーグで3位となっているリヴァプールは、このあと21日にフラムとのアウェイゲームを戦い、その後24日にエヴァートンとのマージーサイド・ダービーに臨む予定だ。
2024年04月19日 06:54
韓国と同組となったU-23日本代表の初戦は、西尾隆矢の愚かなレットカードのせいで1−0の辛勝に終わった。
17分という早い時間帯から10人になったが、GK小久保玲央ブライアンの活躍、形を崩さない守備と、経験値で中国の攻撃を耐え凌いだ。
混乱の中、前半を無失点で終えられたのが大きかったし、後半に入ってからも5バック気味になりながら、高い集中力を発揮してクリーンシートに成功したのはさすがだった。
こういった大会では、何が起きるか分からない。一人少なくても勝つべき試合でしっかりと勝点を取るのが重要で、トーナメントで結果を残すには必須の能力だ。
1月のアジアカップで、森保一監督率いる日本代表は、GKのミスが自分たちの首を絞めていた。その日本が今度はGKに救われるとは。なかなか興味深い事実だった。
その守護神・小久保のシュートストップ能力は凄まじかった。ただ、ボールをキャッチする度にうつ伏せになって時間を稼いでいたのは、いい印象ではなかった。一人少なかったので気持ちは分かるが...。
その小久保以上に評価したいのが開始8分に先制ゴールを決めた松木だ。ファイナルサードでスペースを利用する動きとパスが目立った。フリーキックの能力も高く、細谷真大らCFとの連係も良かった。
逆に最もひどかった選手は、もう言うまでもないだろう。レッドカードを食らった西尾の行為は本当に愚かだった。この退場がなければ、3−0以上の楽勝だったと思う。
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韓国目線でみると、狭いところでチャンスを作れる松木がやはり危険だ。細谷のような選手は、フィジカル能力の高い韓国のDFは比較的対応しやすい。だが、松木が絡む攻撃は危険だ。自らスペースを作るし、周りとの素早いコンビネーションでボックス内に入る。
また、日本はプレスが速いので、ビルドアップ時にGKから6番(アンカー)への配給を狙われると、韓国としては危ないかもしれない。
文●ホン・ジェミン(フリーランス)
【著者プロフィール】
英サッカー専門誌『Four Four Two』韓国版の編集長など経てフリーに。2024年のアジアカップでは日本戦も全試合取材。韓国代表ファン・ヒチャンの自宅で独占インタビューを行なうなど選手の信頼も得ている。
2024年04月19日 06:40
イングランド4部相当となるリーグ2で奮闘していた頃から7年。
2024年04月19日 06:40
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、ローマ(イタリア)とミラン(イタリア)が対戦した。
ミランの本拠地『サン・シーロ』で11日に行われたファーストレグは、ジャンルカ・マンチーニのゴールを守り切ったローマが1−0で勝利した。セカンドレグでは舞台をローマの本拠地『スタディオ・オリンピコ』に移し、再び同国対決に臨んだ。
試合は序盤から動いた。12分、ペナルティエリア手前でロレンツォ・ペッレグリーニがミドルシュートを放つと、ボールはポストに跳ね返り、こぼれ球はマンチーニのもとへ。これを冷静にゴールへ流し込み、ローマが2戦合計でリードを2点に広げる。
追いかけるミランは20分に決定機を迎えた。右サイドからユヌス・ムサがクロスを入れ、ペナルティエリア内でルーベン・ロフタス・チークがシュート。しかし、これはシュートブロックに入ったマンチーニに当たって、クロスバーに阻まれた。
ピンチを凌いだローマは、22分に追加点を奪う。相手のクリアボールを拾ったパウロ・ディバラが、得意の左足で見事なコントロールシュートを逆サイドネットに沈め、リードを3点差に広げた。
試合を大きく優位に進められるはずだったローマだったが、31分にラファエル・レオンの突破を止めようとしたゼキ・チェリクが後ろからタックルし、一発レッドカードで退場処分を受ける。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。
後半に入り、数的不利のローマがカウンターで決定機を迎える。57分、ステファン・エル・シャーラウィがペッレグリーニとの連係で右サイドから中央を突破し、左サイドでフリーになったレオナルド・スピナッツォーラに展開。スピナッツォーラはドリブルから枠内シュートを放ったが、これはマイク・メニャンに阻まれた。そして、65分にはタミー・アブラハムがゴール前で決定的な場面を迎えるが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。
追いかけるミランは、なかなか決定機をつくれずにいたが、86分に意地を見せる。ショートコーナーのリターンを受けたラファエル・レオンがクロスを入れると、マッテオ・ガッビアがドンピシャで合わせ、ヘディングシュートをゴールに突き刺した。
しかし、ミランの反撃もここまで。ローマがセカンドレグを2−1、2戦合計では3−1で勝利し、EL準決勝進出を決めた。なお、EL準決勝では2年連続でレヴァークーゼンと対戦することが決定した。
【スコア】
ローマ 2−1(2戦合計:3−1) ミラン
【得点者】
1−0 12分 ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)
2−0 22分 パウロ・ディバラ(ローマ)
2−1 85分 マッテオ・ガッビア(ミラン)
2024年04月19日 06:30
久保建英の去就動向が注目、スペインメディアが見解
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の獲得を巡り、イングランド1部リバプールからの関心が急浮上している。
スペインメディア上ではプレミアリーグの名門クラブが獲得へ本腰を入れる可能性が伝えられ、「魅力的なオファーになる可能性もある」と見解を示している。
久保は2022年夏にスペイン1部レアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。昨季は中心選手としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献し、今季は自身初のCL出場も果たした。飛躍を遂げ、再びビッグクラブから関心が寄せられていたなかで、今年2月に29年6月末までの契約延長を発表していた。
今シーズンも佳境を迎えるなか、海外メディア上での報道としてリバプールの強い関心が浮上。今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任する名門クラブは、チームの若返りも含めた強化を進めるなかで、22歳の日本人アタッカーに白羽の矢を立てたとされている。
ソシエダとの契約解除条項は6000万ユーロ(約98億円)と言われるなかで、スペインメディア「Mas Fichajes」は「リバプールが久保建英に本腰」と見出しを打ち、その動向に注目。「久保建英を獲得するために6000万ユーロを出す用意がある」とする一方、「この契約を成立させるのは容易ではない」と報じている。
その要因として、久保本人が愛着あるスペインでのキャリア継続を希望していることだとし「彼の第1希望は、レアル・ソシエダで才能を明らかにしたリーガ・エスパニョーラに残ることだろう」と指摘。それでもソシエダは来季CL出場権獲得への望みが薄いため、英国への移籍もあり得るとの見解も示している。
記事では「リバプールのユニフォームを着てCLでプレーする可能性は、魅力的なオファーになる可能性もある」と、状況次第では移籍に傾く可能性にも言及。かねてから復帰の噂が絶えない古巣レアルの動向も含め、久保の去就報道は今後さらに熱を帯びてくるかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)
2024年04月19日 06:17
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、ウェストハム(イングランド)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。
レヴァークーゼンの本拠地で行われたファーストレグは、83分にコーナーキックのこぼれ球をヨナス・ホフマンが蹴り込み、レヴァークーゼンが先制に成功。後半アディショナルタイムには、負傷から戻ってきたばかりのヴィクター・ボニフェイスにも得点が生まれ、2−0でレヴァークーゼンが先勝した。
レヴァークーゼンは週末に行われたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦でも5−0で勝利し、クラブ史上初のリーグ制覇を達成。開幕29戦負けなしの新記録を樹立し、公式戦での無敗記録も43試合に伸ばした。一方、ウェストハムは14日に行われたプレミアリーグ第33節でホームにフルアムを迎えるも、0−2で敗戦。EL準々決勝セカンドレグに向けて不安の残る結果に終わった。
セカンドレグは早い時間帯に試合が動いた。14分、ジャロッド・ボーウェンがアーリークロスを入れると、ゴール前でマイケル・アントニオがヘディングで競り勝ち、ゴールネットを揺らした。ウェストハムが先制に成功し、2戦合計で1点差に迫る。
得点で勢いづいたウェストハムはアグレッシブに戦い続け、試合を優位に進めた。ただ、レヴァークーゼンも追加点は与えず、1失点のみで前半を折り返す。
後半も白熱した展開が続いたが、両チームともに得点には至らず。そして、このまま終了かと思われた89分、途中出場のジェレミー・フリンポンが大仕事をやってのけた。スルーパスを受けたフリンポンはペナルティエリア内でキープすると、自らコースを作って左足を振り抜く。シュートはアーロン・クレスウェルに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。
試合終了間際のフリンポンのゴールでセカンドレグは1−1で終了。この結果、レヴァークーゼンは公式戦の無敗記録を44試合に伸ばし、2戦合計3−1でEL準決勝進出を決めた。
【スコア】
ウェストハム 1−1(2戦合計:1−3) レヴァークーゼン
【得点者】
1−0 13分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
1−1 89分 ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン)