2023年05月31日 11:35
新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの国内メジャー3団体が集結して6月9日に東京・両国国技館で開催されるオールスター戦「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」の追加対戦カードが31日までに発表された。 2012年2月の仙台大会以来、約11年半ぶりとなる第3回大会は「コロナ禍による混沌からのリスタート」を掲げて開催される。 既に新日の「エース」棚橋弘至と全日の前三冠ヘビー級王者・宮原健斗、ノアの前GHCヘビー級王者・清宮海斗組と新日の「レインメーカー」オカダ・カズチカ、全日の青柳優馬、ノアの拳王組との3団体トップ選手による混合6人タッグなど3試合が発表されていたが、この日、新たに6カードが発表された。 まずは新日の高橋ヒロム、全日の青柳亮生、ノアのAMAKUSA組と新日のマスター・ワト、全日のライジングHAYATO、ノアのHAYATA組という各団体の主力ジュニアヘビー級戦士が激突する6人タッグ戦が実現。 新日「ユナイテッドエンパイア」軍のジェフ・コブ、グレート・オーカーン、アーロン・ヘナーレ、TJP、フランシスコ・アキラ組は全日の佐藤光留、本田竜輝、斉藤レイ、斉藤ジュン、田村男児組と10人タッグで対戦。 新日の「ストロングスタイル」軍の鈴木みのる、エル・デスペラード、成田蓮組はノアの丸藤正道、杉浦貴、宮脇純太組との6人タッグに臨む。全日の石川修司、大森北斗組とノアの潮崎豪、中嶋勝彦組のタッグ戦も決まった。 さらに新日の海野翔太は全日のヨシタツとシングルマッチで対戦。新日「TMDK」のザック・セイバーJr.、藤田晃生組はノアのクリス・リッジウェイ、ショーン・レガシー組と対戦する。 ◆6・9「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」全対戦カード ▽タッグマッチ ザック・セイバーJr.、藤田晃生―クリス・リッジウェイ、ショーン・レガシー ▽シングルマッチ 海野翔太―ヨシタツ ▽タッグマッチ 石川修司、大森北斗―潮崎豪、中嶋勝彦 ▽6人タッグマッチ 鈴木みのる、エル・デスペラード、成田蓮―丸藤正道、杉浦貴、宮脇純太 ▽10人タッグマッチ ジェフ・コブ、グレート・オーカーン、アーロン・ヘナーレ、TJP、フランシスコ・アキラ―佐藤光留、本田竜輝、斉藤レイ、斉藤ジュン、田村男児 ▽6人タッグマッチ 高橋ヒロム、青柳亮生、AMAKUSA―マスター・ワト、ライジングHAYATO、HAYATA ▽6人タッグマッチ 後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、石井智宏―稲村愛輝、稲葉大樹、マサ北宮 ▽6人タッグマッチ 内藤哲也、鷹木信悟、BUSHI―永田裕志、諏訪魔、安齊勇馬 ▽6人タッグマッチ 棚橋弘至、宮原健斗、清宮海斗―オカダ・カズチカ、拳王、青柳優馬
2024年04月26日 05:00
大相撲の春巡業が25日、千葉県木更津市で行われ、幕内大の里(23)=二所ノ関=が幕内高安(田子ノ浦)から“愛のムチ”を受けた。ぶつかり稽古で自ら志願して胸を借り、砂まみれになりながら約8分間。必死に力を振り絞った。
昨年9月に部屋で20歳未満の幕下以下力士と飲酒し、日本相撲協会から22日に厳重注意を受けてから初めての巡業。「砂だらけになって頑張っている姿を見てもらって、信頼を取り戻すのが一番大事だと思う。土俵の上でしっかり頑張るだけ」と神妙に話した。
申し合いでは朝乃山らと10番とって7勝3敗。ぶつかり稽古では、観客から激励の声援もあった。「自分の中で不安もあった。ファンの方の存在が身に染みたというか。うれしかった」としみじみ。胸を借りた高安には「ありがたいですね。ずっといろいろ教えてもらっています」と感謝した。
夏場所(5月12日初日、両国国技館)での新三役が濃厚な大器。観客からの質問コーナーに登場した高安は、期待の若手に大の里を挙げ「いろいろあったみたいですけど、相撲で一生懸命頑張ってもらいたい」とエールを送った。
2024年04月26日 05:00
新日本プロレスの成田蓮(26)が、IWGP世界ヘビー級王座戦線(現王者はジョン・モクスリー)にさらなる混迷をもたらす。米AEW所属のモクスリーは、24日(日本時間25日)の「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブス(33)の挑戦を退け初防衛に成功。5月4日福岡大会で当初の予定通りモクスリーに挑む成田は、至宝流出による王者の権限拡大を歓迎し、身勝手な青写真を明かした。
モクスリーはホブスのパワーファイトに苦戦を強いられながらも、最後はリアネイキッドチョークでギブアップを奪取。試合後には竹下幸之介が姿を現し挑戦をアピールした。
それにしても約15年ぶりに他団体流出となった最高峰王座は、早々に迷走している。当初の新日本の発表では、モクスリーの初防衛戦の相手は成田だった。ところがその前にAEWマットでのV1戦が実現してしまった。
結果的に後回しにされた格好の成田だが、改めてモクスリーとの福岡決戦が正式決定。本紙の取材に応じると「別にどっちが来ても同じだったけどな。俺に負けるためにわざわざ日本に来るのがモクスリーになったってだけだろ」と豪語した。
むしろ成田は、今回の王座戦を巡るドタバタを歓迎しているという。一体どういうことなのか。「モクスリーが好き勝手にやって容認されるんだったら、俺も好き勝手やってもいいってことだからな。いい前例作ってくれたんじゃねえか?」とニヤリ。「勝手にやっていいんだったら、勝手にやらなくったっていいんだよな? だったら俺が王者になったら、海野のタイトルマッチは中止。恨むなら師匠のモクスリーを恨むんだな」と、5月11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会でIWGP世界王座挑戦が決定している海野翔太との防衛戦を一方的にボイコットする意向を示した。
そもそもモクスリーは海野との師弟対決を熱望していた。これを妨害したのが成田で、本来ならトップコンテンダーだった海野が3番手に回されているという理不尽な事態が発生している。しかし成田は「やりたいなら勝手にノンタイトルでやってろ。その代わりそんな誰も見たくない師弟対決は、王者の権限で第0試合にしてもらう。EVIL社長も認めてくれるだろうよ」と通告した。
もちろんAEWマットで挑戦表明した竹下も認めない。「誰だよ、そいつは。俺が王者になったら、俺が認めるヤツとしかやらねえんだよ」。結局福岡決戦でどちらが勝っても、AEWに好き勝手にされるのか、ハウス・オブ・トーチャーに好き勝手にされるのかの二択しかない。IWGP世界王座を巡る混乱が収束することはなさそうだ…。
2024年04月25日 21:23
「ボクシング・アジア最強ライト級トーナメント8回戦」(25日、後楽園ホール)
優勝賞金500万円のトーナメントが開幕し、本命視される日本ライト級6位の今永虎雅(24)=大橋=がマ シャン(27)=中国=に圧勝して7月18日の準決勝に駒を進めた。
サウスポーの今永は強烈な左ストレートでダウンを奪い、立ち上がったマを左ストレートからめった打ちにして1回2分35秒、TKO勝ち。「早すぎる!」という観客からの声に「(1回KOは)想定内、予想通り」と答え、「これまでの自分とは全然違うと今日でちょっと分かってもらえたかなと。このまま圧倒的に優勝したい」と宣言した。
控室では「もっとできますね。相手が強ければ強いほど発揮できるタイプだと思うので」と自信を漂わせた今永。「1ラウンド目から自分のやりたいボクシングをやっていくのがテーマ」だったと明かし、具体的には「パンチをもらわない、攻撃を一方的に当てていく、理想で言えば(同門の井上)尚弥さんみたいな試合」と説明した。
前回、昨年7月の試合では勝ったものの左アゴを骨折し、ブランクができた。その間、同門の武居由樹の出身ジムで、武居や八重樫東トレーナーらと通っているパワーオブドリームで「自分に足りなかった」というパワーのアップに努めたのをはじめ、古川誠一会長に「打ち方から何から全部見直して」もらったという。「その成果が出たかな」と手応えを感じていた。
1回戦のもう1試合は、日本14位の齊藤陽二(28)=角海老宝石=が日本1位の齋藤眞之助(28)=石川=と激突。1回に齊藤が右フックでダウンを奪えば、2回に齋藤が右フックでダウンを奪い返し、最後は2回2分55秒、齊藤が右フックで倒してKO勝ちした。下克上を果たした齊藤は「倒されたのはスリップ。もらった時だったので笑っちゃいました」と苦笑いしつつ、「トーナメント絶対優勝をテーマに掲げている。KO賞も出ているので、全試合KOで勝って」と宣言していた。
メインイベントの日本スーパーフライ級タイトルマッチは、王者の高山涼深(27)=ワタナベ=が、3度目の挑戦となった1位の古谷昭男(26)=六島=を3回1分31秒、TKOで退けた。3回に右フックでダウンを奪い、右フックでとどめを刺した。
小口忠寛トレーナーは「今回は(調子が)上がってくるのが遅かった。練習でも一時スランプ気味になっていたので、追い込みの時期に思い切って3日間完全休養させてみた。そこから上がってきたので良かったけど」と明かし、高山は「減量の取りかかりが遅かった。そこが一番の反省点」と認め、渡辺均会長は「副業(ラーメン店)が順調なので、なかなか取りかかれない」と補足。
小口氏は「本当に今回は苦労しました。ここで自分を変えなければ終わっちゃうよ」と苦言を呈し、高山も「これを機に」と約束していた。
セミファイナルの日本ユース・ミニマム級王座決定戦は、精度の高い連打で攻め込む佐伯侑馬(21)=大橋=に対し、宮澤蓮斗(21)=松田=は6回、「狙っていた」という右オーバーハンドのフックでダウンを奪取。最終8回まで激しい打ち合いとなり、76−75が2者、75−76が1者のスプリット判定で宮澤がベルトを巻いた。激闘を制した宮澤は「実感ないですね。でもうれしいですね」と喜んでいた。
2024年04月25日 19:41
「邪道」大仁田厚(66)が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。
2024年04月25日 15:00
女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、V4戦(27日、横浜BUNTAI)に向け極秘特訓を敢行した。
同王座戦では極悪ユニット「大江戸隊」の渡辺桃(24)とノーマルルール、ハードコアルール、ラストウーマン・スタンディングルールの3本勝負で対戦する。王座戦を控えた王者は、物を壊す体験ができる施設「REEAST ROOM」西新宿店に本紙記者を招集。「桃の提案に乗ってやったんだけどさ、武器の使い方わかんないからさ、今日はここの物ぶっ壊してハードコアに向けて特訓だ!」と暴れ始めた。最初こそ、皿を壁に投げつけるのも「怖い…。いいのかな…。悪いことしてる気分…」とためらう姿を見せたが、バールを手に持つと豹変。空き瓶ケースを叩き割り「これ楽しいな。渡辺桃、この野郎! ぶっ飛ばしてやる!」と絶叫しながら小型ヒーターまでぶっ壊した。最後にはマネキン人形を蹴りまくり、日ごろのストレスを発散。「あの空き瓶ケース意外と頑丈だし、いい武器になりそうだな…。まあ使うかわからないけど、BUNTAIに向けていい練習になったよ!」と満足げに語った。
5月5日には地元・福岡での凱旋大会も控えるため、ここで王座を落とすわけにはいかない。「凱旋ってさ『戦いに勝って帰ること』を言うのに、私は地元でタイトルマッチやった時負けた…。だから今回ベルトを持って、胸張って福岡に帰りたい」と拳を握った。
これまで挑戦者の渡辺から「27日はお前の墓場だ」とまで言われた王者は「悪に染まった渡辺桃がスターダムの最高峰王者になんかなったら本当にスターダムは終わる。だから絶対にベルトを守って、私が世界一の団体であることを証明する。まだまだ女帝時代は終わらねえから」と主張。破壊特訓の成果を見せるつもりだ。
2024年04月25日 11:35
米AEWに移籍した元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が、24日(日本時間25日)の「AEW DYNAMITE」に登場。オカダ属する「ジ・エリート」がまさかの大暴挙に出た。
AEWコンチネンタル王座を保持するオカダは21日(日本時間22日)のPPV「DYNASTY」でPACの挑戦を退け初防衛に成功。この日のオープニングではヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、さらに新たに「ジ・エリート」に合流したジャック・ペリーとともに会場入りした。
昨年9月に無期限出場停止処分を受けていたペリーは、今年3月から新日本プロレスで「ハウス・オブ・トーチャー」の一員として活躍していた。「DYNASTY」でAEWマットに帰還すると、この日のメインイベント終了後にはトニー・カーン社長と対面。2人は握手をかわすと、カーン社長がペリーの手を上げ復帰を認めた。
ところがその直後、ペリーはカーン社長を殴打。この緊急事態にオカダとヤングバックスもリングに駆け付ける。ヤングバックスがカーン社長にEVPトリガーを仕掛けようとすると、オカダは一応止めるポーズを取るが、まったく本気には見えない。結局最後はノリノリでヤングバックスのメルツァードライバーを誘導した。
4人は意気揚々と退場したが、深刻なのはカーン社長だ。ヤングバックスの合体技まで浴びたことで、まったく動くことができず。多くの関係者がリング上になだれ込み、大混乱のまま放送終了となった。
2024年04月25日 11:13
米国・AEW所属のIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38)が、24日(日本時間25日)放送の「AEW DYNAMITE」でパワーハウス・ホブス(33)の挑戦を退け初防衛に成功した。
モクスリーは5月4日福岡国際センター大会で成田蓮とのV1戦が新日本から発表されていたが、20日(日本時間21日)の「AEW COLLISION」で事態が急転。ドン・キャリスによってホブスとの試合が王座戦に変更されてしまった。
序盤から激しい打撃戦を展開したモクスリーは、ホブスのパワフルな投げ技に苦戦を強いられる。それでもトぺ・スイシーダを放って形勢逆転に成功。右膝を痛めたと見られるホブスをリングに入れると、容赦なくパンチを見舞っていく。
勝負に出たモクスリーはデスライダーを発射。これをカウント2で返されると、すぐさまスリーパーホールドに捕獲しギブアップを奪ってみせた。
コーナーに登って勝利をアピールすると「ユー・アー・デッドマン、ナリタ」と福岡で待つ挑戦者の成田を挑発。しかしリング外からはドン・キャリス・ファミリーの竹下幸之介が姿を現し、腰にベルトを巻く素振りを見せて挑戦意欲を示した。
ともあれモクスリーはこれで福岡決戦で成田とのV2戦が決定。さらに福岡決戦の勝者は、11日(日本時間12日)の新日本プロレス米カリフォルニア大会で海野翔太との防衛戦が義務付けられている。仮にここに竹下まで絡んでくれば、団体の垣根を越えたあらゆる新世代がIWGP世界王座を狙う構図となるが、果たして――。
2024年04月25日 06:00
全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」に出場中のマット界随一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が、逆転Vへ怪気炎を上げた。
2024年04月25日 05:00
元UFC世界ヘビー級王者のジョシュ・バーネット(46)が、主催するプロレスイベント「ブラッドスポーツ 武士道」(6月22日、東京・両国国技館)で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(AEW)と対戦する。インタビューに応じたバーネットは、新日本プロレスの最高峰ベルトを手にした狂犬の実力を高く評価。また、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の米国進出論争にも、私見を述べた。
――今大会には船木誠勝、桜庭和志ら格闘技界のレジェンドが集結する
バーネット たとえば、桜庭さんはUFCでブラジリアン柔術の黒帯に勝っていたし、UWFにもどんどん出ていた。船木さんはUWF、パンクラスでも活躍していた。本当のレスラーに出て、強さを見せてもらいたかった。2人とも個人的によく知っているし、スパーリングや試合をしたこともある。この大会に向けて2人をスカウトして、話をしてきた。
――自身はメインイベントで、モクスリーと対戦する。2021年4月のブラッドスポーツでは、レフェリーストップ勝ちを収めている
バーネット 彼はIWGPヘビーの現役チャンピオンで、世界でもトップのレスラー。彼には1度勝っているけど、(今回も)お互いに人生を懸けた戦いであって、彼以外の相手は思いつかなかった。
――海外他団体の選手が、同ベルトを巻いたのは初めてだった
バーネット 恐らく、彼はどこに行ってもチャンピオンになる存在。ベルトが彼を評価するのではなくて、彼自体が1人の評価されるべき人間。ベルトについては、そんなに気にしていない。
――モクスリーを高く評価する理由は
バーネット 彼は諦めない心が一番すごい。何があっても最後まで戦う選手で、諦めるのであれば死を選ぶような、そういった覚悟が本当にすごい。もちろん、それだけではなくて、全ての試合が非常に緻密で作戦を立てて戦っていて、武器が非常に多い選手なので。
――モクスリーが王者のまま試合当日を迎えた場合、タイトルマッチにしたい構想は
バーネット それは新日本がオッケーするかわからないので、新日本次第ですね。常にIWGPのベルトに挑戦したい気持ちは持っている。今回に関しては、ベルトに挑戦するというよりも、ベルトを持っている人間に挑戦するという気持ちで臨みます。
――同じ格闘技では、5月にボクシングの井上が、挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦することが注目されている
バーネット 井上選手については、もちろんよく知っている。殺人的な左フックがすごいと思うし、試合もたくさん見ている。
――試合の行方は
バーネット あんまりネリ選手のことは詳しくないけど、(井上が)ドネア選手をレバー(ブロー)でKOしたのは、すごく印象に残っている。もちろん(ネリの)KO率も高いけど、パウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)で1位の井上選手を、上回ることはないと思います。
――ボクシングの本場である米国で試合をするべきという意見に対して、井上はSNS上で「今や軽量級の本場は日本にある」と反論した
バーネット 別にそこ(自国)でいい試合ができるのであれば、他のところへ行くこともなく、そこから出る必要もない。そういう論争の中で、選手にとって一番大事なのは(周囲からの)エゴや悔しさ、嫉妬とかそういったものを、しっかりと利用して自分を強くしていくことだと思う。いろんな物事が起こる中で、自分のやるべきことをしっかりやって、確実に試合をこなすだけです。
(19日に取材)
2024年04月25日 05:00
現在の女子プロレス界で最も注目を集めているのがお騒がせ女ことジュリア(30)だ。3月いっぱいで「スターダム」を退団し、新天地に選んだのは元スターダムエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川氏(66)が立ち上げた新団体「MARIGOLD(マリーゴールド)」。先日はかねてラブコールを送られている世界最大のプロレス団体米「WWE」を視察した。米国マット進出の可能性が浮上する中、なぜ新団体だったのか。本人を直撃した。
――マリーゴールドを選んだ理由は
ジュリア 去年の早い段階で「次の契約更改で区切りかな」って心の中で決めてた。その後、小川さんが新団体をやるみたいな話を耳にして、直接「やるんだったら乗っかりたいです」って言った。やっぱりロッシー小川は面白いから、ついていきたいと思った。
――小川氏も「ジュリアとは一蓮托生」と
ジュリア プロレス界は昭和を終わらせようとしてるみたい。でも、昔からプロレスが好きな人と話すと「昭和はなんでもありでぶっ飛んでいてよかったんだよ」って本当によく聞くし、自分もそう思う。プロレスが本当に盛り上がっていた時代。プロレスを終わらせちゃいけないって思ってたし、小川さんも記者会見で「昭和は終わらせませんよ」って(笑い)。歴史を大事にしてるところが好きですね。
――15日の設立会見ではアクトレスガールズを退団した6人が加入した
ジュリア 引き抜かれたわけじゃなくて、自分の意思で来たんでしょ? 正直、事情は私もわかんないよ。
――2019年にアイスリボンからスターダムに移ったジュリア選手は電撃移籍の先輩だ
ジュリア それ、みんなに言われるんだよ…。あの日のX(旧ツイッター)見たらトレンドに「ジュリア」「ロッシー」「引き抜き」って3つが並んでた(笑い)。私の時も契約書がなかったから動けた。あの時は決断するまでに本当に悩んだよ。だからこそアクトレスの子たちの現状を変えるために動く覚悟は認めてやりたいと思った。一生懸命頑張れば、必ずいい結果につながると思うから。ただ間違いなくイバラの道だから、大事なのはここからだよね。世間からはマイナスなイメージを持たれてのスタートだから、今の悔しい思いを糧に、しっかり戦いを見せていってほしい。
――今月上旬はWWEの祭典「レッスルマニア40」(米フィラデルフィア)を観戦。名誉殿堂「ホール・オブ・フェイム」セレモニーも視察した
ジュリア バックステージで(殿堂入りした)ブル(中野)さんとお会いして圧倒されたよ。控室中にあらゆるスーパースターのオーラがこもってて、部屋が爆発しそうなくらいだった。こんな世界があるんだって思ったし、これを見てしまうと、やっぱり現状じゃ絶対に満足できなくなる。ただここでやっていくには、半端な気持ちで行っちゃいけない場所だとも思った。
――イヨ・スカイのWWE女子王座戦(対ベイリー)も観戦
ジュリア 7万人の大歓声の中、花道を歩いて入場するイヨさんを見て涙があふれた。そこには米国に来てからだけじゃなくて、スターダムや日本にいた時代からのものすごい苦労や努力が詰まってる気がして。きっといろんな紆余曲折があって世界の頂点にたどり着いたイヨさん、カイリ(セイン)さん、アスカさん、そしてスピーチをしていたブルさんは、日本のレスラーやレスラーを目指してる子に夢を与えていると思った。
――米メディアでは7月にWWEの第3ブランド「NXT」でタイトルに挑戦すると報じられた
ジュリア 全く聞いてないし、何も知らない。だからみんな、うわさはうわさ程度で止めておいてほしい。本人の口からか、公式が発表したものが真実だから。ちょっと待っててくれよ。
――WWE視察の収穫は大きかったか
ジュリア ものすごく刺激的だったよ。やっぱやるからには、いくところまでいくべきだって思った。それがレスラーのさがじゃない? でも今はマリーゴールドの旗揚げ(5月20日、後楽園ホール)に向けて選手を含めてみんなでバンバン意見を出し合って動いてる最中。もちろんスターダムという大きな会社で、生き残るために努力ができたのもいい経験だったけど、団体を一からつくり上げていくっていう今の経験も貴重。今後選ぶ道すべてが自分のため、そして日本の女子プロレスの未来のためにつながっていけばいいなって。だからこれからも自分を信じて進んでいきたい。
2024年04月24日 22:21
鉄人小橋建太(57)が24日、自身のプロデュース興行第9弾「Fortune Dream 9」(6月12日、後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。
自身の「X」(旧ツイッター)でライブ配信を実施した小橋は、ボードを手に「納谷幸男&関本大介&丸藤正道対KANON&火野裕士&鈴木みのる」の一戦を公表した。
小橋は「鈴木選手と丸藤選手はGHCタッグチャンプで、その後、鈴木軍がノアとやりあって。それ以降、対戦していないと思うので見たいな、やったら面白いなと思った」と両チームの大将格について説明。
「脇を固める選手、関本と火野は『Fortune Dream 1』でやっているのでその対決も見たい。納谷、KANONは初対戦。KANONは前から体もいいし、期待をしていた。納谷は最近実力が急上昇している」と、それぞれに注目していたことを明かした。
このカードには「Rampage(大暴れ) Dream」のタイトルが付けられている。小橋は「大暴れ間違いないでしょう。誰と誰が当たっても面白い試合になると思う。見ているみなさまも油断できない。期待しています」と力を込めた。
2024年04月24日 21:16
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、3冠ヘビー級王者の安齊勇馬(24)が、中央大レスリング部の先輩・諏訪魔からシングル初勝利を挙げた。
2024年04月24日 21:09
全日本プロレス24日・品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Aブロック公式戦で、昨年覇者の芦野祥太郎(34)が青柳優馬を下し3勝目(1敗)をあげ、勝ち点6で首位を守った。
序盤、場外戦を仕掛けられてイスにたたきつけられるなど苦戦を強いられた芦野だが、強烈なエルボーを叩き込み、俵返しでぶん投げるなど応戦。大技を狙いコーナーに上った優馬をフロントスープレックスでなげて叩きつけるなど徐々にペースをつかんだ。試合は最後まで共に譲らず投げっ放しジャーマンをしかけあうなど一進一退の攻防になったが、最後は走り込んでくる優馬にラリアートを放ってから岩石落とし、Tボーンスープレックスとつないで3カウントを奪った。
芦野は「青柳優馬に勝ったぞ…。俺と青柳優馬はCC関係ねえんだよ。俺と青柳の戦いの始まりだ。今日から始めるんだ…」と話す。さらに「アイツはこういう暑苦しいのを嫌がるかもしれない。ライバルと言っても、また斜に構えて逃げるんだろう。いいよ、あいつがそう来るなら、ストーカーみたいに付きまとってやる。アイツをもっとボコボコにしてやる。今日はたまたま勝っただけ。もっとボコボコにしていやる…」と勝ってなお優馬を追い続けることを宣言。28日の愛知・名古屋国際会議場大会での宮原健斗戦に向け「青柳は俺が一番嫌いなレスラーで、宮原健斗は2番目に嫌いなんだ。ボコボコにしてやる…」と目を血走らせた。
一方、これで2勝2敗の五分となった優馬は、敗戦にも「やればできるじゃないの…。縮こまっているように見えたけど、これくらいやれよ、俺が相手じゃなくても」と謎の上から目線でコメント。だがすぐに我に返り、2敗目を喫したことに「もうダメだ。CCはもうダメなような気がする。もう終わりかもしれない」と弱気になっていた。
また、この日のAブロックは黒潮TOKYOジャパンが大森北斗に勝って2勝1敗の勝ち点4、サイラスが綾部蓮に勝って1勝1敗の勝ち点2とした。
2024年04月24日 21:05
全日本プロレス24日品川大会の「チャンピオン・カーニバル2024(CC)」Bブロック公式戦で、世界タッグ王者の斉藤ジュン(37)がロード・クルーに勝利した。
序盤、2人の息遣いだけが場内に響くジリジリとした攻防が続く中、ジュンはロードにペースを握られる。コーナーに追い詰められ、ナックルを何度も腹に打ち込まれる。
中盤になってもロードのペースは緩まず、あわや3カウントという場面もあったが、終盤に勝機をつかんだのはジュンだった。
コーナー最上段からのビッグブーツをギリギリのところで避け、首をつかむと必殺のサイコブレイク(変型スラム)で3カウントを奪った。
ジュンはこれで勝ち点6とし、Bブロック首位をキープした。試合後も、「いい気分だ。今日は甘いものでも食べながら歩いて帰るか」と上機嫌。
5月3日に宮城で行われるレイとの兄弟直接対決では、それぞれ「あんこ禁止」「ビール禁止」をかけて戦うことを公言しているジュン。ご機嫌の帰り道はどこまで続くだろうか――。
2024年04月24日 20:36
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(5月6日、東京・日本武道館)の追加カードが24日に発表された。
4団体のジュニア戦士が集まる10人タッグ戦が実現。エル・デスペラード(新日本)&HAYATA(ノア)&ニンジャ・マック(ノア)&MAO(DDT)&箕浦康太(ドラゴンゲート)の5人が、高橋ヒロム(新日本)&ドラゴン・ベイン(ノア)&アルファ・ウルフ(ノア)&遠藤哲哉(DDT)&YAMATO(トラゴンゲート)と激突する。
すでに棚橋弘至(新日本)&郄木三四郎(DDT)&丸藤正道(ノア)対EVIL(新日本)&成田蓮(新日本)&高橋裕二郎(新日本)の6人タッグマッチや、SANADA(新日本)&KAI(ドラゴンゲート)対ザック・セイバーJr.(新日本)&クリス・ブルックス(DDT)戦、スターライト・キッド&なつぽい対AZM&天咲光由(すべてスターダム)戦などが決定している。