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2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 1軍の壁を痛感した。阪神・前川は終始うつむきながら、足早に球場を後にした。「悔しかったです」。表情をゆがめ、声色にも悔しさがにじみ出た。 前日に「6番・DH」でプロ初出場、初スタメン。高卒2年目、19歳の若き大砲に初安打が期待されたが、3打数無安打に終わった。記念すべき一本はお預けとなり、「打てなかったので次は打てるように」と意気込んでいた。 そんな中、「7番・DH」で2試合連続スタメン起用。きょうこそ−と快音へ期待は高まったが、二回は本田のチェンジアップに空振り三振。1点を追う四回2死一、二塁の場面でも右腕のチェンジアップに空振り三振。2点を追う六回も2死二塁の好機で空振り三振を喫した。 3打席連続三振に倒れ、八回の4打席目には渡辺諒を代打に送られ、悔しさが残った。ただ、一打でヒーローとなれる場面での凡退に岡田監督は「そらやっぱり、ボールを振るわけやからしょうがないわ」と責めはしなかった。 1軍の投手を攻略する難しさに直面したが、期待の若虎はそれを言い訳にはしない。「結果を残さないといけないと思うので、結果が出るようにしたいと思います」。まだスタートを切ったばかり。経験を重ね、悔しさをバネにその壁を打ち破っていく。
2024年01月31日 19:29
それでは、只今よりロベルト・オスナ投手、ならびにウイリアンス・アストゥディーヨ選手の入団会見を始めます。ロベルト・オスナ投手、背番号は「54」、ウイリアンス・アストゥディーヨ選手、背番号は「4」となります。まず最初に、今回の入団経緯に関しまして、三笠GMよりご説明させていただきます。ソフトバンク・三笠GMから入団経緯の説明皆さん、お集まりいただきありがとうございます。 今日、無事にですねオスナ投手とアストゥディーヨ選手のこうやって会見を開けることを大変、球団として嬉しく思っております。お二人の獲得経緯について簡単にご説明させていただきますと、オスナ投手に関しては皆さんご存知の通り本当に実績のある抑えのピッチャーで、昨年も我々やっぱりマリーンズでオスナ投手が出てくると大変苦労させられたというようなところもあって、ぜひホークスでプレーをするというチャンスがあるのであれば我々も来てほしいなと思っていたところでありました。ほかの会見でも申し上げておりますが、もちろん守護神として活躍をしてくれるというようなこととともに、抑えをしっかり全うしてくれることによって、他のピッチャー、他のポジションで先発に回ったりだとか、いうようなことで投手陣全体のレベルアップに相乗効果があるというふうに考えておりますので、本当に頑張ってもらいたいなと思っております。続きまして、アストゥディーヨ選手については、本当に我々も長年、デスパイネ選手・グラシアル選手とチームを支えてくれた選手に代わって入っていただくというようなことになるんですけども、映像を見ていただいた方はご存知だと思います。本当に元気あふれるプレーで、バッティングはもとより、守備も走塁もハッスルしてやってくれるというようなところが、持ち味の選手かなと思っています。バッティングを期待していますし、あとは複数のポジションをカバーしてくれるというようなところですので、従来パリーグでは、DHというポジションですねDH固定というよりかは長いシーズン、フィールドポジションと併用していろんな選手で回っていくみたいなことでチームのパフォーマンスを最大化できればというふうに思っていますが、そういう形でアストゥディーヨ選手の攻撃力だけではなく、複数ポジションできるというようなところも魅力として考えておりますので、そういう意味で攻撃力のより一層の増強ということで貢献してくれるんじゃないかなというふうに思っております。私の方からは説明は以上です。続きまして、代表質問の形で進行させていただきます。代表質問をKBC九州朝日放送・和田アナウンサーよろしくお願いします。KBC九州朝日放送・和田アナウンサーによる代表質問それでは、代表で質問させていただきますKBCの和田といいます、よろしくお願いします。まずは、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思います。ーーオスナ選手からお答えいただければと思うんですけれども、ソフトバンクホークスの印象というのはどうでしょうか?オスナ投手: 自分のホークスに対する印象は、いつも勝っているチームだということに加えて、ここ2年間優勝できていないというところも自分としてわかっています。なので今回、この話をいただいたときにぜひ優勝に貢献したいという強い気持ちがあって、今回入団させていただきました。アストゥディーヨ選手: 自分も周りの人から強いチームであることを知っていましたし、また2年間優勝できていないということも聞いていたので、手助けができるように自分がその一員になれるということを嬉しく思いますし、それもあって今回入団しました。ーーありがとうございます。続いてもお二人にお伺いしたいのですが、ご自身の持ち味・長所・ストロングポイントを教えて下さい。アストゥディーヨ選手: 自分の長所は、バッティング・守備はもちろんですけれども、強い闘志を持ち勝利に対してどんどん前に行けることが自分の強さだと思いますし、そこが一番アピールしていきたいところだと思います。オスナ投手: 自分は投球ということはもちろんですけれども、相手に対して向かっていく強い投球を見てほしいです。また、クラブハウスや自分たちのチームメイトにも試合に向かっていく姿勢。鼓舞して行けるのも自分の強さだと思っています。ーーありがとうございます。オスナ投手への質問なんですけれども、昨年の途中からマリーンズに加入して素晴らしい成績を残されたと思うのですが、1年間この日本球界で戦ってみて日本の野球のイメージというのはどうでしょうか?オスナ投手: 昨年途中から千葉ロッテに加入させてもらって、本当にロッテでの経験はかけがえられないものだと思います。ホークスに来て自分のできることにも挑戦していきたいですし、ホークス今年優勝できるチャンスがすごくあると自分でも思っているので、ぜひ優勝したいと思います。ーー本当に守護神としての期待もかかるとは思うのですが、ファンからの期待はどのように受け止めていますか?オスナ投手: もちろん自分のモチベーションになっているのは間違いないです。今回、ホークスに入団させてもらって優勝したいということは契約を始めた段階から話があったので、すごい高いモチベーションになっています。ーー去年、マリーンズで優勝ができなかったというところで、優勝への思いも強いですか?オスナ投手: どのチームに居てもそうなのですが、自分のメンタリティーとしては絶対に勝ちたい、優勝したいのはあります。去年も同じ気持ちでいけましたし、それが点差に関わらずそのシチュエーションが来たら自分がしっかり抑えに行くことは変わらないと思います。ーーもうすでに藤本監督からもクローザーというふうに指名があったと思うんですけれども、改めて守護神・クローザーというポジションについてのこだわりは?オスナ投手: すごく高いモチベーションではいますし、やはり9回まで自分たちの仲間が試合を繋いでくれていて、そこで投球することはすごく大きな意味を持ちますし、そこに対しても自分も努力していきたいですし、勝利に貢献したいという気持ちです。ーーありがとうございます。続いてアストゥディーヨ選手にもお伺いしたいんですけれども、まずこの日本の野球のイメージというのは何かお持ちですか?アストゥディーヨ選手: すごく高いレベルの野球をする印象もありますし、選手間でもやっぱり優勝したい、チャンピオンなりたいっていうモチベーションを持っている選手が多いと思います。ーーその中で打撃も売りで、そして走攻守というところで期待がかかると思うんですけれども、この日本で自分がどんなプレーをしたいですか?アストゥディーヨ選手: その日その日でやることは変わっていきますし、自分は走攻守すべてに対して良いパフォーマンスを披露したいのはありますが、自分の中で一番強い気持ちがあるのは優勝したい、チャンピオンなりたいことが一番だと思います。ーーメジャーではショート以外、8つのポジションを守ったという本当にびっくりするぐらいのユーティリティー性だと思うんですが、このポジションで勝負してみたいっていうのは具体的にあるんでしょうか?アストゥディーヨ選手: どこのポジションというのはありませんし、監督がここで行けというところで自分の100%を出してプレーをしたいと思います。ーーそれと、来日時のコメントで「トルトゥーガ(カメ)」という愛称というふうにご本人おっしゃってたんですけども、これについてちょっと詳しく聞いてもよろしいですか?アストゥディーヨ選手: とくに皆さんが好きなように呼んでもらえたら良いと思うのですが、「トルトゥーガ」ということを皆さん知ってもらってるので呼んでもらえたら、自分が受け入れてもらえていると印象を受けます。ーーということは、「トルトゥーガ」というふうにファンの皆さんは呼べばいいという感じでしょうか?アストゥディーヨ選手: はい、お願いします。ーーありがとうございます。それでツインズ時代の同僚でもある前田健太投手とも仲がいいというふうにも伺ったんですけれども、何かこの日本に挑戦するにあたって会話などはされたんでしょうか?アストゥディーヨ選手: 来日する前にInstagramのほうでちょっと話をしたんですけど、すごく仲の良い友人という感じです。ーー何かアドバイスみたいなのは受けたりしましたか?アストゥディーヨ選手: 一緒にいた時はそこまで話できなかったんですけど、自分の聞いた話では日本の野球はすごくいいよという話は聞きました。ーーありがとうございます。それとまたオスナ選手にお聞きしたいんですけれども、とてもラーメンがお好きというふうに伺ったんですが、福岡には美味しいラーメンもたくさんあるんですが、もう召し上がったりはされましたか?オスナ投手: 本当にラーメンは大好きです。昨日、たまたま機会があったのでラーメンを食べました。でも、日本の食事は全部好きなので、これからもいろいろと試していきたいなと思ってます。ーーこちらのラーメンは美味しかったですか?オスナ投手: 美味しい。ーーちなみにアストゥディーヨ選手はラーメンはまだ召し上がっていないですか?アストゥディーヨ選手: まだです。ーー本当に福岡には美味しいものがたくさんあるとは思うんですけれども、こちらにいらっしゃって何かこれを食べておいしかったというのは何かありますか?アストゥディーヨ選手: まずは、いろいろ食べてみないといけないかなというところですね。でも、美味しいものがあるんだろうなと思ってます。ーーありがとうございます。本当に多くのファンが優勝に向けて期待してるとは思うんですが、最後にそれぞれお二人からファンへ向けて一言メッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。アストゥディーヨ選手: 自分から言えることは、全力で応援していただきたいなということです。それと同時に自分たちも本当に100%でプレーしていきますので、絶対にチャンピオンになって一緒に喜びたいなと思ってます。オスナ投手: 本当に応援してもらっていることには感謝しますし、自分のところにもいろいろな方からメッセージっていうのも届きましたし、皆さんに本当に今年優勝するということは約束したいと思います。>会見動画
2023年09月29日 10:00
○ 日本ハム 9 − 2 ロッテ ●<25回戦・エスコンフィールド> 27日にニッポン放送で放送された日本ハム−ロッテ戦(STVラジオの制作)で解説を務めた高木豊氏が、日本ハム・田宮裕涼について言及した。 『9番・捕手』で先発出場した田宮は1−1の2回二死二塁の第1打席、種市篤暉のフォークをセンター前に弾き返す適時打、続く3−1の4回二死一塁の第2打席はライト前の安打でチャンスを広げた。 高木氏は田宮について「良いバッティングをしていますよ。初ホームランもそうでしたけど、右の壁が残るんですよ。開かないからバットのヘッドが走る。非常に良いバッティングをしていますよ」と話した。(提供=STVファイターズLIVE)
2023年09月29日 10:00
年輪を刻んだ脳内には、打撃に関する豊富な「引き出し」が備わっている。プロ17年目の36歳。ロッテ・角中勝也外野手のことである。言葉を聞くたび、その打撃論に引き込まれる。例を挙げれば、今季8号をマークし、2014、16、17、19年に記録したキャリアハイの本塁打数に並んだ9月23日の西武戦(ベルーナ)。過去4度、8発を放った際は、いずれもシーズンを通して430打席以上立っているが、今季は226打席(28日時点)と少ないチャンスで一発回答している。その要因を「力がなくなったからじゃないですか」と分析した。力がある方が打球は飛ぶのでは? 記者の頭に、はてなマークが浮かぶ中、角中は続けた。 「力がなくなったので、うまく体を止めて反対方向(レフト方向)に打つことができなくなった。その分、強い打球を打つにはある程度、引っ張るとか、(配球を読む)山はりとかもやる。それがホームランになっている」2012、16年と2度も首位打者に輝いた打撃職人は、コンパクトにバットを振るためバットを短く持ち、脇を締め、下半身を深く沈めて、背中を丸めて構える独特のスタイルで安打を量産。今季は7月24日のソフトバンク戦でプロ初の代打サヨナラ弾を放つなど81試合の出場で打率・292、35打点と勝負強さを発揮している。8本の本塁打は全て、真ん中から内角よりの球を引っ張り、右翼席へと運んだもの。年齢を重ねて変化した身体に合わせ、ボールへの対応を柔軟に変えていることが、結果につながっていると理解できた。「逆もまた真なり」である。柔軟な対応力は引き出しの多さからきている。例えば、打席で上半身に力みが出たときは、「逆に下(半身)を思いっきり、力んであげる」という。「下が力めば、上は逆に力が入らない。力を入れられない状態をつくることができる。まぁ、引き出しの一つなんで」。不調時には、若手時代に指導を受けた金森栄治氏(現早大助監督)が提唱する球を引き付けてコンパクトなスイングと体の回転で打つ意味の「ボディーターン」を取り入れ、復調したこともある。困ったときは原点回帰。修正する術を持っている。豊富な引き出しは過去の蓄積。貪欲な姿勢がアイデアを増やしている。上半身が力んだときは、下半身に力を入れるという引き出しは、「野球選手の誰かの記事を読んで、まねしてみようと思って始めたんです」。記事からヒントを得ることもしばしば。「結構、記事は見ます。グリップの握り方を参考にしたこともある。まずは、やってみる。合わなかったら、違うなって思ってやめるけど、いずれ合うときがくるかもしれないので、覚えてはいるっす」。すぐに切り捨てるのではなく、将来を見据えて引き出しに蓄えてきたからこそ、今につながっている。藤原恭大外野手(23)や安田尚憲内野手(24)ら若手に指導する福浦和也ヘッド兼打撃コーチ、村田修一打撃コーチの言葉を参考にすることもある。「盗むってわけではないですけど、他の選手に言っているのも聞いて、ちょっとやってみたりっていうのも結構」。あらゆるものから吸収し、自身の知識としてため込んだ。石川・日本航空二高(現日本航空石川高)、四国IL高知を経て、2007年に入団。同世代(1987年4月〜88年3月生まれ)でなお現役としてプレーする選手には、代打の神様との異名を執るヤクルト・川端慎吾内野手(35)や、オリックス・T−岡田外野手(35)、楽天・銀次内野手(35)、DeNA・大和内野手(35)ら、しぶとく食らいつく打撃を売り物とする選手の名前が多く並ぶ。「(本塁打を)2桁打てたらいいなとは思うけど、特別狙うってこともないので」。プロの世界で戦うこと17年。キャリアを重ねるごとに、幕張のバットマンの円熟味が増している。(サンケイスポーツ・ロッテ担当)
2023年09月29日 10:00
昭和55年4月18日の試合を筆者が「天中殺」と表現したのは、小林のKO劇だけではなかった。
2023年09月29日 09:56
巨人・松田宣浩内野手が28日、今季限りでの現役引退を表明し、東京都内で記者会見に臨んだ。【松田宣浩引退挨拶】「本日はお忙しい中たくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。このような素晴らしい引退会見を用意していただいた読売ジャイアンツ、球団関係者の皆様ありがとうございます。私松田宣浩、今シーズンでユニホームを脱ぎます。現役引退することを決断しましたので、ここにご報告させていただきます。読売ジャイアンツ1年、福岡ソフトバンクホークス17年、18年間のプロ野球生活は私にとって夢のような時間でした。本当に野球が大好きでした。18年間、たくさんの方と出会い、たくさんの方に支えられ、野球をすることができました。本当にありがとうございました」 【一問一答】―― 引退を決断した理由とタイミングは?「約1年前に原監督さん、球団関係者の皆さんのご縁で、こうして読売ジャイアンツの一員になることができました。その時に原監督さんからムードメーカーではなく、戦力として考えているという…(涙)。戦力として考えていただけているという温かい言葉をいただいて、飛び込んできました。その中でとにかくジャイアンツのために一生懸命やる、それだけでした。そのために何ができるかと考えてやってきました。その中で、一軍でプレーしても結果というのは出すことができなかったというのが、正直な思いです。その中で2回目の一軍、二軍降格になった夜に、まずは妻にそろそろ引退の時期かなという思いを打ち明けました。正式に想いを伝えたのは、横浜3連戦の最終戦終わった後に原監督さんに自分からお時間をいただき、そこで引退をさせていただきますとご報告させていただきました」――原監督からどんな言葉があった?「18年間、よくやってくれたよと温かい言葉をいただいて、本当に結果として出せなかったので、読売ジャイアンツ、原監督さんには申し訳ない気持ちで今はいっぱいです」――巨人で過ごした時間は?「この1年、ジャイアンツの皆さんには自分の2つの思い、考えを叶えさせていただきました。まず1つはプロ野球に入った頃から数字よりも40歳までプレーしたいという思いを掲げてプレーしてきて、昨年途切れるかというときに最後チャンスをくれたのもジャイアンツですし、この40歳までプレーするチャンスを与えていただいたのはジャイアンツなので、感謝の気持ちでいっぱいです。自分もプロ野球選手だったのですが当然、野球少年の時に応援していた球団、ファンは必ずあったと思います。自分は家族みんなジャイアンツファンでした。食事を済ませ、宿題を終わらせ、野球の練習を終わらせ、家族みんなでジャイアンツの応援をテレビの前でしました。それくらいジャイアンツが好きだったので、最後こういう…(涙)。ジャイアンツのユニホームを着て野球生活を終えるということは本当に良かったと思います」――大学卒業からソフトバンクで過ごした17年は「17年という期間、ホークスでプレーしていいことも悪いことも経験して、プロ野球の世界で数字を出すことができたと思いますし、福岡ソフトバンクホークスで17年間やってこなかったら最後ジャイアンツでもできなかった。両球団には感謝の気持ちでいっぱいです」――印象に残っているシーンは?「まずは18年間現役生活終わってみて、一番の打席というのが福岡ソフトバンクホークス時代の2014年のシーズン最終戦、サヨナラヒット。勝った方が優勝という大事な試合でチームのために、あのサヨナラヒットというのは18年間の中で一番の当たりでした。今でも左中間へ飛んでいく当たりであったり、バットの感触は忘れることはありません。ジャイアンツに来てから思うように結果というのが出すことができなかったので、1番の忘れられない出来事というと開幕戦で、東京ドームで打席に立たせていただいた時に、コールされた時にライト側のジャイアンツファンの皆さんから大歓声をいただいたことです。これもようやくジャイアンツの一員になれたなと思いますし、あの歓声は2度と忘れることはできないなと思います」――ファンの存在、伝えたいこと「ファンの皆さんあってのプロ野球選手だと思いますし、そういった意味では自分もこの18年間、若い時から今日までファンの皆さんの声援であったり、支えでやってくることができました。その中でファンの皆さんの支えというのは大きかったのかなと思います」――18年間振り返ってどんな野球人生だった「1番の目標の先ほども言わせていただきましたが、40歳まで現役でプレーする、一番の目標はクリアさせていただきました。現役引退を発表してから今感じることは、やり残すことがないくらいいっぱい練習しましたし、いっぱいバットを振りましたし、いっぱいボールを捕りましたし、いっぱい声を出しましたし、悔いを残すことなくやってこれたと思います。その中で40歳までできたんですけど、あまり数字にはこだわらなかったんですけど、結局1921試合、1832安打、301本塁打、991打点、ベストナイン1回、ゴールデングラブ8回、オールスター7回と、あまり数字にはこだわってきませんでしたが、とにかく一生懸命やってきた結果がこのような数字が残ったので、私自身、満足のいく数字だったかなと思います。自分を褒めてもいい数字かなと思いました」――野球人生に点数をつけるとしたら「若い頃、この辞める2年というのはやっぱりきつい思いをしたんですけど、良い時もあるし、悪い時もあるし、そういった意味では18年間プレーさせていただいたので、点数をつけると100熱男です。100点満点の数字を出してあげたらいいかなと思います」――熱男が代名詞。想いは?「うれしく思うのは、ジャイアンツに来ても東京ドームでもジャイアンツ球場でもファンの方がたくさん自分に声援をくださいました。その中で松田選手というよりも、ジャイアンツでも熱男という呼び名で呼んでいただいたので、本当に嬉しく思いますし、2015年に福岡ソフトバンク時代に工藤監督が熱男というスローガンを選んでいただき、当時選手会長ということもあって、熱男というのをただ広めたい、ただそれだけで熱男というのをホームランを打った後に叫んでいました。ホークスでもそうですし、ジャイアンツでも熱男とともに戦って参りました。熱男というパワーはとてつもなくて、自分の中では5メートルくらい飛距離が変わった。熱男と出会ってから、ホームランの数も増えたと思いますので、自分の中では熱男との言葉との出会いというのはプロ野球人生で大きかったかなと思います」――今後について「本当に18年間プロ野球選手として1日も力を抜くことなくやってきました。今の気持ちはお腹いっぱい野球をさせていただいた状態です。まずは今年に関しては単身で東京に来ましたし、ジャイアンツでプレーさせていただきました。家族もいつも支えてくれました。その中で、今後はサポートしてもらう側から、サポートしてあげる側にまわりたいと思いますし、家族の存在は大きいので一人の父親として2人の子供、妻のために父親という仕事をやってみたいなと思います。長男も中学校で硬式野球をやっています。ゆっくりみてあげるのも2年ぐらいだと思いますので、まずは息子のために僕が経験してきた野球というのを伝えてあげられたらいいかなと思います。ゆくゆくはプロ野球界にも、ジャイアンツにもお世話になりました。プロ野球界であったり、ジャイアンツであったりに恩返しできるそういった人間になりたいと思いますし、これからの目標としては野球界の松岡修造さんみたいな熱い人間になることを次の目標として、次のステップに入っていけたらいいかなと思います」――最後に思いを聞かせて「本当に残りわずかとなりましたプロ野球生活です。ジャイアンツファンの皆さん、福岡ソフトバンクホークスのファンの皆さん、プロ野球ファンのみなさん、松田宣浩が現役選手としてユニホームを着れるのも残りわずかとなったので、最後何日間かわかりませんが、しっかり目に焼き付けていただけたら、これまでやってきたことが正しかったんじゃないかなと思うので、ファンの皆さんにはユニホーム姿をしっかりみていただきたいなと思います」(取材=ニッポン放送アナウンサー・洗川雄司)
2023年09月29日 09:14
京セラドームの試合開始前の日常に、誰よりも熱い気持ちのエンタメを注入する男が突如現れた。そのパフォーマンスでスタンドのみならずベンチの選手たちまでも沸かせたのは、ダンサーでもシンガーでもない、ハンディカメラマンの小島知久さんだった。 やりきった男の顔というものはこれほどまでに輝いて見えるものなのか! 感動すら覚えたこの企画、小島さんはなぜ踊ったのか、どのような経緯で本番を迎えたのか、オリックスの事業推進部イベントグループの木寺一樹さんに聞いた。 企画の始まりは、小島カメラマンからの直談判だった。「小島さんがカメラマンとして10年目を迎えた今年、同じく10年目を迎えたBsGirlsをグラウンドで撮影していた時に『一緒に踊りたい』という気持ちが芽生えたそうです。『BsGirlsと一緒に踊るのが夢だ』と言われたときは、そんな事思ってたの?と戸惑いました。ですが本人は至って本気で話すので、これはおもしろいなと……小島さんにダンス経験はなかったので、練習して、BsGirlsに認めてもらえたら実施しようという流れになりました」。 それから小島さんはBsGirlsのダンス映像を見ながら独学で練習を開始。猛練習の末、企画を実施するか否かを判断する実技試験に臨んだという。「実技試験と面接を行いました。面接では『なぜ一緒に踊りたいのか?』について聞くと、BsGirlsの10周年とカメラマンとしての10周年について熱く語っていました。試験官はBsGirlsのプロデューサーと、BsGirlsのNATSUさん、球団のイベントグループ長で行いました」 小島カメラマンは実技審査、面接を見事合格。「BsGirlsの通常のダンスパフォーマンスに、ハンディカメラマンが曲途中でメンバー1人と入れ替わりバッキバキのダンスを踊りだす。BsGirlsは事前に数人しか企画を知らないサプライズパフォーマンス」として実施されることとなり、数少ない企画内容を知るBsGirlsのNATSUさんによる本番に向けてのレッスンが始まったのだった。 本番を終えた小島カメラマンは「カメラを渡してから頭が真っ白になってしまい、踊っていた時の記憶があまりなかったのですが、パフォーマンスを終えて、客席からの温かい拍手を聞いて、達成感を味わうことができました。後ほど踊った映像を見たのですが、フォーメーション、振付けともに一体感があって完璧だったので自分自身驚いています。練習してきた成果を全部出し切ることができて、大満足です。皆さんの協力のおかげで夢を叶えることが出来ました。あらためて皆さんに感謝です。これからもカッコ良くて迫力のある映像を届けられるようにカメラワークに磨きをかけて、引き続き頑張ります」とコメントした パ・リーグ3連覇を果たしたオリックス。その裏には、数えきれないほどたくさんのスタッフの思いが渦巻き、それぞれがその役割を全うすることでチームを支えている。これから始まるポストシーズン、オリックス・バファローズの快進撃と共に、小島カメラマンのカメラワークにも注目していきたい。(「パ・リーグ インサイト」編集部)(記事提供:パ・リーグ インサイト)
2023年09月29日 09:02
現役生活18年、会見中に訪れた2度の長い沈黙と涙… 巨人の松田宣浩内野手が28日、都内のホテルで引退会見を行った。17年間活躍したソフトバンクを昨季限りで退団し、巨人で1年間プレー。今季1軍では11試合、打率.071にとどまっており、通算1832安打のうち、巨人ではわずか1安打(28日現在)に過ぎないが、それでも松田の“プラス1年”には大きな意義があった。 会見中、何度も声を震わせ涙を流した。昨オフの巨人入りの経緯を振り返った際、「約1年前、原監督さん、球団関係者の皆さんとのご縁で、読売ジャイアンツの一員になることができました。その時に原監督さんから『ムードメーカーではなく、戦力として考えている』という……」と言ったきり絶句し、12秒間沈黙。うつむいたまま、ハンカチで目頭を押さえた。 その後、「戦力として考えていただけているという温かいお言葉をいただいて、ジャイアンツに飛び込んできました」と続け、「結果を出せなかったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と無念さもにじませた。 2度目の沈黙は、「野球少年の頃は家族みんながジャイアンツファンで、みんなでテレビの前で応援していました」と振り返った時だった。「それくらいジャイアンツのことが好きでした。だから最後……こういう……」と声を震わせ、17秒間絶句。その後「ジャイアンツのユニホームを着て野球生活を終えられることは、本当によかったと思います」と言葉を絞り出した。 長年チームの顔として活躍したソフトバンクで、野球人生のピリオドを打つ選択肢もあった。あえて新天地を求めた最大の理由は「40歳までプレーしたい」という強い思いがあった。「昨年途切れるかという時に、チャンスをくださったのがジャイアンツ。感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。今年5月17日の誕生日で目標の40歳に到達した。2軍で積極的にアドバイス、若手の活躍が「自分のことのようにうれしく」 今季は2軍暮らしが長かったが、ドラフト1位ルーキーの浅野翔吾外野手、同2位の萩尾匡也外野手ら若手へ、積極的にアドバイスを送る姿が見られた。松田は「特に(引退を決意した)9月に入ってからは、若い選手がヒット、ホームランを打って喜んでいる笑顔を見て、自分のことのようにうれしくなっている僕がいました」と胸の内を明かす。“見守り、教える立場”を経験したことは近い将来、指導者となった時に生きるのではないだろうか。 会見の最後にはサプライズで、巨人・坂本勇人内野手と、ソフトバンク時代の同僚・内川聖一氏が登場し花束を贈呈した。通算2000安打も通過した後、あえて現役最後の2年間(2021、22年)をヤクルトで過ごした内川氏には、1歳下の松田の現在の心境がよくわかる。「もちろん1球団で通す現役生活も素晴らしいと思いますが、僕は『やり切った』と納得して辞めることが一番大事だと思っています。試合に出られたか出られなかったかは、結果に過ぎない。そういう意味で、僕を最後に受け入れてくれたヤクルト球団に感謝していますし、マッチ(松田)もジャイアンツに感謝していると思います」とうなずく。 内川氏はヤクルトでの2年間では、計45試合、打率.217(69打数15安打)、0本塁打3打点に終わったが、「多くの学びもありました。実は同じNPBでも、球団によって“当たり前”が違い、それぞれ違う良さがあります。それに気付けたことで、見識を広げることができましたし、将来“伝える立場”になった時に役立つと思っています」と語る。昨季限りでNPBを引退した後も、今年1年間、故郷の九州アジアリーグ・大分B-リングスでプレーした。 もちろん、野球選手の中で「やり切った」と納得するまで需要があり、現役を続けられるのはほんの一握り。そういう意味で、松田の現役生活は非常に幸せだったと言えそうだ。「“野球界の松岡修造さん”という風な、熱い人間になることを目標に次のステップに入っていきたい」と語る第2の人生は、ファンにとっても楽しみだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2023年09月29日 09:00
○ 日本ハム 9 − 2 ロッテ ●<25回戦・エスコンフィールド> 27日にニッポン放送で放送された日本ハム−ロッテ戦(STVラジオの制作)で解説を務めた高木豊氏が、日本ハム・清宮幸太郎について言及した。
2023年09月29日 08:00
27日にニッポン放送で放送された日本ハム−ロッテ戦(STVラジオの制作)で解説を務めた高木豊氏が、日本ハム・根本悠楓について言及した。 高木氏は根本について「根本は加藤を見ているみたいですよね。コツを掴めば加藤みたいになるでしょうね。低めにボールを集めるというね。いいお手本になるような先輩がいますよね」とコメント。 「スライダーでいいですから、スライダーの出し入れができるようになると、ものすごく幅が広がるでしょうね。加藤だったらあのスライダー投げさせたら100%ストライク取る。それぐらいの精度をもてば(根本も)10勝は間違いないです」と期待を寄せた。(提供=STVファイターズLIVE)
2023年09月29日 08:00
阪神のファームを特集する企画「熱鳴−鳴尾浜情報−」。第6回は一足早く今季2軍を総括する。今季残り3試合となった2軍は、和田2軍監督が開幕当初から1軍同様に「選球眼」を重視。チームの四球数はリーグトップと数字にも表れた。昇格と降格を繰り返していた桐敷、小野寺は1軍に定着し活躍。門別や井坪ら新人選手の奮闘も目立ち、来季以降につながるシーズンだった。(数字は28日現在) ◇ ◇ 昨季ウエスタン・リーグ連覇を果たした阪神2軍は現在4位。ただ、今後につながるシーズンだった。8季ぶりに現場復帰した和田2軍監督は、開幕当初から1軍同様、四球を見極める「選球眼」を重視。「こっちの選手が1軍に行ってからやると遅いからね。ここにいる時に癖をつけて、上がった時に他の選手と同じ意識でできるように」と意図を明かした。 四球からチャンスをつくり、得点につなげる。「上がやっていることは下でも徹底的に」と岡田野球を体現。これを象徴した試合が6月17日の広島戦(由宇)だ。チーム全体で13四球を記録し9−0と大勝した。ここまでチームの四球数は382でリーグトップを誇っている。 1軍で花開いた選手も現れた。1人でも多く1軍に送り込むだけでなく、「1軍に行ってなかなか活躍できず行ったり来たりっていう、そういう殻を破らせたかった」と2軍指揮官。その例に挙げたのが桐敷と小野寺だ。 桐敷は前半戦ファーム暮らしが続いたが、フレッシュオールスターを機に、中継ぎとして昇格。後半戦は岡田監督に「スペードのエース」と称されるほどの活躍を見せた。小野寺も昇格と降格を繰り返していたが、8月中旬から1軍に定着した。 新人選手も奮闘した。ドラフト2位の門別がシーズン序盤から潜在能力の高さを発揮。春季キャンプ中に実戦デビューを果たし、公式戦初先発した5月10日のウエスタン・広島戦(由宇)では5回3安打1失点と結果を残した。7月18日のフレッシュオールスターではウエスタン選抜の先発に抜てき。9月15日・広島戦(マツダ)では1軍デビューも果たした。 野手では開幕直後から5月中旬まで井坪が打率3割以上を維持。和田2軍監督は「一振りで仕留める時と粘ってヒットにすることもある。ボール球もあんまり振らないし」と評価していた。育成の野口も8月に入り4本塁打を記録するなど覚醒。球団選定ファーム8月度月間最優秀選手にも選ばれた。 他の新人も多く遠征に帯同させ、積極的に起用。その方針には2軍指揮官の思いが込められていた。「まだまだっていう選手もいるけど、将来楽しみだなっていうのが見えるので、それに向かって努力している姿を見ているし、できる限りはチャンスを与えたい」。 ファームは勝つことが全てではなく、経験を積ませることも大切。「出るたびに失敗するんだろうけど、少しずつでも力をつけて、技術だけじゃなくて考える力も。同じ失敗を繰り返さないっていう、それで成長していくと思うから」 ルーキーたちの将来に期待を込め、各選手も一年を通して試行錯誤。まだまだ課題はあるが、着実に成長を遂げている。ここからどんな選手に成長していくのか、第2の桐敷、小野寺に続く選手は−。虎の未来が楽しみになる今シーズンだった。
2023年09月29日 08:00
広島は28日、一岡竜司投手(32)が今季限りで現役を引退すると発表した。一岡は巨人へFA移籍した大竹の人的補償として13年オフに広島へ移籍。力強い直球と鋭く落ちるフォークを武器に台頭し、16〜18年のリーグ3連覇をセットアッパーとして支えた。今季最終戦となる10月1日の阪神戦(マツダ)で会見と引退セレモニーに臨む。 一岡がユニホームを脱ぐ決断を下した。「12年の集大成」と位置づけて臨んだ今季。1軍登板なしに終わり、球団に現役引退を申し入れ、了承された。 右腕は球団を通じ「ジャイアンツから移籍してカープで10年間お世話になり感謝しかありません。カープファンの熱い声援も忘れることはない。周りの方々に恵まれた12年間のプロ野球生活でした。ありがとうございました」とコメントした。 16〜18年のリーグ3連覇をセットアッパーとして支えた。伸びのある直球とフォークが代名詞だ。速球派として存在感を示してきたが、19年以降は直球に本来の力強さを欠くようになった。若手の台頭も重なり、徐々に登板数は下降線をたどった。 輝きを取り戻すため21年からモデルチェンジ。カットボールやツーシームを使い、横の揺さぶりで勝負した。「今までと違うことをしているから難しい」。ゴロを打たせる投球に戸惑いながらも、自身と向き合いマウンドに上がってきた。 “イッチー”の愛称で親しまれた右腕。大瀬良、21年に現役引退をした今村と顔が似ていることから「カピバラ3兄弟」として親しまれたことも忘れられない。 引退セレモニーは今季最終戦の10月1日の阪神戦。背番号30の最後の姿を誰もが目に焼き付ける。 ◆一岡 竜司(いちおか・りゅうじ)1991年1月11日生まれ、32歳。福岡県出身。179センチ、87キロ。右投げ右打ち。投手。藤蔭高から沖データコンピュータ教育学院を経て、2011年度ドラフト3位で巨人入団。プロ初登板はリリーフで12年5月16日・オリックス戦(東京ドーム)。14年にFAの人的補償で広島に加入。17年から2年連続59試合登板。17年から3年連続2桁ホールドを記録するなど16年からのチームの3連覇に貢献。
2023年09月29日 08:00
広島は28日、マツダスタジアム内で今秋のドラフト会議に向けたスカウト会議を開き、大学生投手を1位で指名する方針を固めた。
2023年09月29日 07:40
楽天・小郷がホームラン性の打球をキャッチ、打った森も天を仰いだ■楽天 9ー5 オリックス(28日・楽天モバイルパーク) 楽天・小郷裕哉外野手が場内を沸かせる好捕を見せた。28日に本拠地で行われたオリックス戦の9回、森友哉捕手が放ったホームラン性の打球に対して、フェンス手前でジャンプしてスーパーキャッチ。このビッグプレーに「よう捕ったわ」「ドンピャだぜ!」と、称賛の声があがっている。 4点リードで迎えた9回、守護神・松井裕樹投手はオリックスの1番・森と対峙した。1ボールから投じたストレートを森はフルスイング。打球はグングンと伸び、そのままライトスタンドに着弾すると思われた。右翼の小郷は打球を追い懸命にダッシュ。フェンス手前から、全力でジャンプして左手を伸ばすと、ギリギリのところでボールをキャッチ。打った森も本塁打を確信するほどの当たりだったが、それを“強奪”する形に。森も天を仰いで、苦笑いを浮かべた。 この様子を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが動画で公開すると早速、「普段の守備は危なっかしいけど時々信じられないスーパープレーを見せてくれる」「これはさすがの森も笑うしかないw」と、極限の場面で生まれた好守を絶賛するコメントが集まった。 また、小郷が背番号「51」なことから、「エリア51」「これは背番号51にふさわしい」と、同じ右投げ左打ちで「51」を背負い、数多くのビッグプレーでファンを沸かせたイチロー氏を重ねる声もあった。(Full-Count編集部)
2023年09月29日 07:30
ロッテ益田は27日に12年目で700登板を達成も…引退試合の谷内へ気遣い ロッテの益田直也投手は、27日にエスコンフィールドで行われた日本ハム戦で、史上最速となるプロ12年目での700試合登板を成し遂げた。記念すべき一戦で今季36セーブ目を挙げたが、試合後には記念球を手に相手ベンチ前へ。この日が引退試合だった谷内亮太内野手にボールを譲ろうとした。自身にとっても大事な記念球になりそうだが「カスティーヨの勝ちもあるし……と色々考えましたが、どう考えても、彼(谷内)が一番この試合が大事で大切だったと思うので、渡そうと思って行きました」と“真意”を明かした。 2点リードの9回を3者連続三振で、チームの連敗を7で止めた。同僚と歓喜のハイタッチを交わすと、向かったのは一塁ベンチ。キョロキョロしながら「ボールいる?」と声をかけた。しかし引退セレモニーの準備のためすでに谷内はベンチ裏に引き揚げていたため「伏見に聞いたんですけど、伏見も分からないってなって、とりあえず持って帰ってしまいました」。ボールを持ったまま再び三塁ベンチ前に戻ると、記念ボードを手に一礼した。 益田自身は「ちょっと失敗したかなって。向こうは負けているから『負けているのにボール持ってきやがって』って思われたかなとか思ったんですけど……」と言うが、咄嗟のこの心遣いにはSNS上などでも称賛の言葉が相次いだ。 記念球にはこれまでもあまりこだわりはなかったそうで、1年目に新人最多ホールドを打ち立てた際にはスタンドにボールを投げ入れ周囲を驚かせた。しかし今は、喜ぶ家族のために集めていないわけではない。それでも「僕と谷内君の引退試合だったら僕がもらいますけど、僕の引退試合じゃないので」と笑い飛ばした。「さすがに250セーブしたときに誰かの引退試合だったら渡せないかもしれないですけどね(笑)」 楽天の松井裕樹投手と熾烈なセーブ王争いを繰り広げる33歳。まだまだ“記念球”を手にする場面は、何度も訪れるだろう。次に見据える大台には、あと32セーブに迫っている。(町田利衣 / Rie Machida)
2023年09月29日 07:30
レギュラーシーズンの本拠地最終戦を終えて一夜明けても、甲子園はフィーバーしていた。甲子園駅前の球団公式グッズショップ「チームショップアルプス」で優勝記念グッズが発売されたが、開店前には400人以上が列をつくった。朝から取材に訪れた虎番・織原祥平は阪神ファンの熱気を改めて感じていた。「僕は開店の1時間前くらいに着いたんですが、既に200〜300人が並んでいました。先頭の人は前夜の11時から待っていたそうです。まだ残暑が厳しくて、途中に通り雨もありましたが、みなさん平気な顔をして並んでいてすごいですよね」 前夜の中日戦を観戦後、近くのホテルに泊まって早朝から並んでいた人や、自宅から始発に乗ってきた人といったさまざまなファンに織原は取材したほか、ショップの店員さんにも話を聞いた。「17日に発売された『パインアレ』は30分で完売しましたが、今回はそのときより行列が長かったと、ショップの方はおっしゃっていました」。阪神ファンにとっては、それだけ待ちに待った優勝記念グッズの発売だった。あまりにもとんとん拍子で18年ぶりのアレを決めたため、記念グッズの準備が14日のリーグ制覇に間に合わず、ようやく24日に阪神百貨店で発売開始。そのときは梅田本店に約2800人という長蛇の列ができた。なんでもインターネットで買える時代に、こんなに行列ができるのは阪神タイガースだけじゃないだろうか。そういえば、阪神ファンは正月にも行列をつくる。阪神百貨店梅田本店の初売りセールでは8階にあるタイガースショップに大勢の虎党が詰めかけることが恒例。毎年、タイガース福袋を買うために○○人が並んだというニュースが流れる。開店が1時間以上、前倒しされることはざらだ。2014年は8800人が長蛇の列をつくり、約6000人が並んだ17年は500個の福袋が史上最速の10分で完売している。翌18年からは整理券配布制度に変更されたが、今度は整理券を求める列ができ、争奪戦が行われていることには変わりない。今回、優勝記念グッズの中には既に完売となった商品もある。買いたくても買えなくてがっかりしているファンもいると思うが、織原がそんなファンにとって希望の光となる情報をおしえてくれた。「甲子園球場の搬入口に優勝記念グッズがいっぱい積み上げられているのを発見しました。クライマックスシリーズで追加販売されるものなんですかね」。まだ買うチャンスが残されているかもしれない!?チームはレギュラーシーズン残り4試合。きょうからはクライマックスシリーズで戦う可能性があるDeNA、広島との前哨戦が行われる。しっかりと相手を分析してファイナルステージにつなげてもらいたい。さて、29日は中秋の名月。光り輝く満月を眺めてお団子を食べながら、岡田阪神のアレに感謝しつつ、38年ぶりの日本一への祈りをささげましょう!!