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2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、ロッテ4−7巨人、2回戦、1勝1敗、31日、ゾゾマリン)これぞ巨人の4番だ。岡本和真内野手(26)が1試合2本塁打で勝利の立役者となった。リーグ単独トップに立つ11号2ランで試合を決め「(先発の)戸郷が頑張っていた。今日は助けられた」と胸を張った。元巨人の沢村から放った決勝弾。同点の八回無死一塁で152キロの直球を捉え、左翼席中段へ運んだ。二回には昨季まで同僚だったメルセデスからソロを放ち、6年連続2桁本塁打。「うれしいけど複雑な気持ち」と胸の内を明かした。故障した中田翔が完全復活の途上にある影響で、本職の三塁ではない一塁や左翼を守る。それでも「打席に立てれば、どこを守ってもいい」と頼もしい。4試合ぶりに先発復帰した中田翔は八回に岡本和との2者連発となる8号ソロ。「和真に続けてよかった」。主砲の献身性がナインを突き動かす。(鈴木智紘)
2024年04月26日 05:00
昨年に引き続き、阪神のファームを特集する企画「熱鳴−鳴尾浜情報−」。今年の第1回はドラフト3位・山田脩也内野手(18)=仙台育英=の“現在地”をお届けする。高卒1年目の今季、ウエスタン・リーグではここまで24試合に出場し、打率・239(71打数17安打)、0本塁打、5打点をマーク。打撃の状態は、好調だったウエスタン開幕時からやや下降するも、復調しつつある要因と奮闘する日々の中でのこだわりに迫る。
◇ ◇
小学6年時にはU12代表入り、仙台育英では1年春から遊撃手のレギュラーで2年秋から主将を任されると、昨秋のU18W杯で初優勝を飾るなど、華々しい経歴の持ち主。だがそこにおごることなく、山田は鳴尾浜で鍛錬の日々を過ごす。
2軍では開幕からスタメン出場して3試合で7打数3安打、打率・429と順調に滑り出したが、3月31日の時点で打率は・212に。「打撃の調子は試合を重ねるごとに落ちてってるなっていう感覚はあります」と苦悩を口にしていた。
それでも4月に入り、複数安打が出るようになった。きっかけとなったのは北川2軍打撃コーチからの助言だ。「バットのヘッドが内側に入り過ぎないように」といったものや、「右足に体重を乗せる時間を少し長くして前のめりにならないように」など、明確な指摘を受けて徐々に修正を図った。
それまでは「空振りが気になる」と話していたが、「考えがまずダメだった」と反省。「打ちたい打ちたいってバットが出てこなかったんで、結果が出なくてもいいやという、一つ覚悟というか割り切りを持って打席に立った」と話し、「空振りすることは今は別に悪くないこと」と自らの考え方も見直した。
そういった技術面だけでなく、日頃から心がけることもある。「職業なんで、高校野球と違って部活じゃないですし、一つのミスも許されない中で最大限のプレーを毎回出さないといけないんで、準備にこだわってずっとやってます」。高校3年の夏ごろから少しずつ増量し、体重は5キロ増の74キロに到達。間食や独自のトレーニング、朝のストレッチをルーティンとして行い、理想まであと2キロと着実に体作りを進める。
また、練習では朝早くにグラウンドへ行き、試合後も最後の方まで残って“次への準備”を怠らない。北川コーチが最も気にかける「疲労」には、8時間以上の睡眠を心がけて回復に努める。日々の意識と思考が成長につながっている。
プロの世界に入って約4カ月。目標については「一番は1軍にいけたらなって思いますけど、しっかり自分の体も作りながら経験も積んでいけたら」と足元を見つめ、感覚で行っていた高校時代とは違う「ずる賢くやる野球IQの高さを学んでいきたい」と意気込む。理想を10とすると段階評価では現在「4くらい。半分いってないくらい」と辛口だが、底知れぬポテンシャルと欠かさない努力で飛躍の年にする。
2024年04月26日 05:00
阪神・青柳晃洋投手(30)がデイリースポーツ読者に向けて、さまざまなテーマをもとに本心を明かす「青柳SOUL」。第9回は今季初勝利を振り返りつつ、オフの取り組みが奏功して昨季よりも質が向上している直球について語る。理想的な直球を生かした究極の投球術とは−。
◇ ◇
読者の皆さま、青柳晃洋です。19日・中日戦で今季初勝利を挙げることができました。僕より下の子たちが先に勝ってる中、自分がなかなか勝てなかったので若干長く感じましたけど、ピッチング自体は悪いわけではなかったので、これを続けていればいつか勝てるだろうと。長かったですけど、焦っているわけではなかったですし、自分のピッチングができてると思ってました。
僕が勝つというより、僕が投げた試合でチームが勝つというのが一番。神宮(5日・ヤクルト戦)で全然良くないピッチングをしましたけど、結果チームが勝ってくれたので、それは良かったと思いますし。逆を言えば、開幕戦も僕の中では調子いい感じで投げてましたけど、結局試合に負けてしまったのが一番の反省です。
今年はまっすぐにこだわりをもって、オフからトレーニングしてました。球速でいったら去年からあんまり変わらないんですけど、感覚、質がいい。試合の中でも生きたボールが投げられていると思います。
自分の理想のまっすぐは伸び上がるようなまっすぐ。上投げの人とは軌道が違うので、僕の場合やや下から出るので、それこそリアルに伸び上がるような軌道が出せると思う。まだまだそこにたどり着いてはいないですけど。元々僕はツーシームが一番いいボールだったので、その軌道とまっすぐの軌道が外れてくれるのが一番。まっすぐは真上に伸びて、ツーシームはそこから下に沈むような。同じ球速帯のボールで2個の変化があれば打ち辛いですし。もっと突き詰めたら極論、その2球種だけで1試合できるくらいのピッチャーを目指すのが理想ですね。
去年はツーシームに似たような、シュートするようなまっすぐが多かったので、2球種の軌道が同じようなボールになって、それにプラスしてボールに力がなかったので苦しみました。今年は伸びるようなまっすぐがいくことが多いので、空振りを取れたり手応えがしっかりあるので、(配球の)パーセントがどんどん増えてるのかなと。
オフにはウエートもやりましたし、体重も増やしましたし、狭まった可動域も戻すようにもしました。一個一個の積み重ねが、いいまっすぐ、いい投球につながってると思います。コレをやったから良くなったというのはないと思いますし、僕の中では決めないようにもしてます。それで良くなるんだったら、他のことをやらなくなってしまうので(笑)。
毎年監督に年賀状を出してるんですけど、何かしら書いてるんですよ。『今年何勝します』とか。ただ去年は岡田監督に代わったタイミングで、まだどういう方か分からなかったので、当たり障りないことしか書かなかったんです。今年は自分の思いもありましたし、去年ふがいないのは僕自身も分かってますし。なので岡田監督への年賀状に、『去年は大変失礼しました。今年はエース級の活躍をしますので、開幕はぜひお任せください』と書いて送りました。
僕の中ではある意味賭けだったんです。『なんやコイツは』と思われないか。監督と1年間話す機会は多くはなかったですけど、言葉を交わしてきたので、これぐらいだったらイケるかなと思って。もしかしたら開幕投手に選んでくれた理由は、コレかもしれないですね(笑)。
開幕からちょっとつまずいたんですけど、それでも温かい声援が多いです。僕はまだ1勝しかしてませんが、チームは首位まで来れました。これから連覇に向かってまだまだ頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
2024年04月26日 05:00
「ロッテ0−6ソフトバンク」(25日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは、今季ワーストの6連敗を喫し、借金3となった。打線は2安打無得点。吉井理人監督は「相手のあるスポーツなのでやられることもあるけど、ちょっとやられっぱなし」と悔やんだ。
試合後には選手、コーチ、スタッフを全員招集し、緊急ミーティング。「自分に何ができるかしっかり整理して、新しい気持ちで土曜日、球場に来てくださいと言いました」と奮起を求めた。
2024年04月26日 03:56
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦の試合前に左翼でフリー打撃の打球処理を行った。
2024年04月26日 02:11
敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間26日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場する。先発は山本由伸投手。2戦ぶり7号に期待がかかる。
前日24日(同25日)の敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3本の二塁打を放つなど、6打数3安打2打点だった。チームは20安打11得点で快勝し、4カードぶりの勝ち越し、3連勝を決めた。
ここまで打率.371、OPS1.128は両リーグトップに立つ。また、球団の日本生まれ選手の最多本塁打記録であるデーブ・ロバーツ監督の7本に、あと1本に迫っている。
山本は19日(同20日)、本拠地・メッツ戦では、6回まで7安打4失点(自責1)で降板。本拠地初勝利はお預けとなった。防御率4.50。99球、9奪三振はともにメジャー自己最多だった。この日、2勝目を目指しマウンドに上がる。(Full-Count編集部)
2024年04月25日 23:14
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島・二俣翔一内野手(21)が球団高卒育成出身選手で初アーチとなる、プロ初本塁打を放った。
「7番・左翼」でプロ初スタメンを果たした二俣。1点リードの二回2死走者なし。カウント1−1からヤクルト・高橋奎のカーブにうまく反応した。打球はカープファンで赤く染められた左翼スタンドに着弾。「今日の試合前の練習で、目付を高めにしようと取り組んでいた。カーブだったんですけど、反応で打てた」と振り返った。
六回には先頭で四球を選び、秋山の適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。「四球もそうですけど、得点につながっている。あのような打席を増やしたい」と先を見据えた。
2020年度育成ドラフト1位で磐田東から入団。22年のオフに支配下登録され、今季がプロ4年目。19日・巨人戦(マツダ)では代打でプロ初安打をマークしていた。
2024年04月25日 23:02
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島が8−8の九回に守護神・栗林がサヨナラ弾を浴び、乱打戦を落とした。これで連勝は4で止まり、借金1に逆戻り。新井監督は「いつもゼロで帰ってこれるわけない」と、今季初失点初黒星の守護神をかばった。
打線は奮闘。最大4点差から一時は2点リードも奪い、「打線の反発力を感じた試合だったよね」と指揮官は評価した。以下、新井監督の主な一問一答。
−すごい試合になった。
「よく追いついたと思うし、(一時は)よくひっくり返したと思うし。打線の反発力を感じた試合だったよね」
−好調の栗林が最後に打たれる結果となってしまった。
「それはもういつもいつもゼロで帰ってこれるわけないんだから、それはもうしょうがないです。うん」
−ああいう展開の中でカープの流れに引き戻せたのは評価できる?
「そうやね、先制して、ちょっと離されたけど、絶対に追いついてひっくり返してやるっていう、打線の反発力を感じた試合でした」
−二俣はプロ初弾。
「ナイスバッティングだったね。成長を感じるホームランだった。彼もうれしいと思うけど、自分もうれしい」
−二俣スタメンの意図は?
「バッティング練習もすごく良いし、この前も初ヒットを打っているしね。いろんな絡みがあって、今日はレフトはマティーでいってもらおうと決めました」
−黒原も好投。
「ナイスピッチングだったね。相手の打線が、火のついている中で、3イニングをゼロで抑えて、すごいタフな場面だったと思うけど、よく3イニングを抑えてくれたと思います」
−ハッチは難しい登板となった。
「難しい部分はあったと思うよね。神宮のマウンドも初めてで、スライドっていうこともあった。難しい部分はあったので、次の登板に向けて切り替えて準備してもらいたい」
2024年04月25日 22:45
「楽天5−1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
楽天は投打がかみ合い快勝。
2024年04月25日 22:20
「巨人3−2中日」(25日、東京ドーム)
「2番・右翼」でスタメン出場した巨人ドラフト3位の佐々木俊輔外野手が、緊迫感に包まれた熱戦の中、スタンドをほっこりさせたワンシーンがあった。
中日に2点目を奪われて迎えた六回の攻撃。2死二塁で打席を迎え、2球目がワンバウンドとなって、捕手の加藤匠が身を呈して後ろにそらすのを食い止めた場面。バッターボックス近くに飛んだ加藤匠のマスクを拾い上げると、そのまま手渡すのではなく、マスクを右膝に当てて砂を払うなど汚れを落としてから手渡した。
この光景にファンは「めっちゃ好感持てる」「いい人感丸出し」「惚れた!」「砂を膝で落とすまでやるとは」「巨人はいい新人補強したな」といった反響が集まった。
この後、佐々木は貴重な四球を選んで2死一、二塁とチャンスを広げ、坂本の逆転3ランを呼び込んだ。
阿部監督は「アレがなかったら、アレはなかったからね」と最大級の褒め言葉で、坂本の一撃につなげた四球を称賛した。
2024年04月25日 22:19
○ ヤクルト 9x − 8 広島 ●
<4回戦・神宮>
広島は投手陣が今季ワーストタイの9失点と打ち込まれ、連勝は「4」でストップ。再び借金1となった。
来日初勝利を目指す先発・ハッチは2点の援護を受けたものの、2回に満塁被弾を含む大量6失点。直後の攻撃で代打を送られ2回6安打6失点で降板となった。2番手の黒原が踏ん張り打線の反撃を呼び込んだものの、2点リードに変わった6回は3番手・中粼が暴投で1失点、8回は5番手・島内が同点打を浴び試合を振り出しに戻された。
8−8の同点で迎えた9回のマウンドに、新井監督は抑えの栗林を投入。守護神は先頭の4番・村上を空振り三振に仕留めたものの、続くサンタナにサヨナラアーチを浴び今季初黒星(5セーブ)を喫した。
打線は7番・二俣のプロ初アーチなどで4回までに6得点。同点で迎えた6回は代打・秋山の中前適時打などで2点を勝ち越したものの、この日は投手陣が踏ん張れず4月4日以来の貯金生活突入とはならなかった。
2024年04月25日 22:11
巨人3―2中日(セ・リーグ=25日)――巨人が逆転勝ちし、3カードぶりの勝ち越し。
2点を追う六回、坂本が3ランを放ち、菅野の後を受けた3投手が好救援。中日は五回まで無安打の柳を援護できず。
◇
ヤクルト9―8広島(セ・リーグ=25日)――ヤクルトがサヨナラ勝ちで打撃戦を制した。八回に代打・川端の適時打で追いつき、九回にサンタナが決勝ソロ。広島は引き分けを挟んだ連勝が4で止まった。
2024年04月25日 22:08
○ ヤクルト 9x − 8 広島 ●
<4回戦・神宮>
ヤクルトは今季初のサヨナラ勝ち。
2024年04月25日 22:04
「楽天5−1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
楽天は九回、ヒヤヒヤの展開も逃げ切っての勝利。先発で7回1失点と好投した岸孝之投手が、今季初白星。18年連続での勝利となった。右腕はお立ち台で「(九回を投げた)則本が同点に追いつかれてたら、本当にひっぱたいてやろうと思いましたけど、何とか勝ててよかったです」と笑顔を見せた。
要所で踏ん張った。二回、3本のヒットを集められ、2死満塁のピンチ。ここは水野を空振り三振に仕留め、切り抜ける。六回も1点を失い、なおも1死満塁の大ピンチ。ただこの場面でレイエスを内角直球で見逃し三振。最後は清宮を遊飛に抑え、最少失点でとどめた。
七回には「(六回の)レイエスのところから、感覚がよくなったというか、その感覚のまま投げたかった」と続投を志願。結果三人でぴしゃりと抑え、今季最多118球を投げきった。この日はヒットを8本許したが、全てが単打。「大きかったですね。毎試合ホームラン打たれてたので。それこそ満塁の時に打たれなかったのでよかった」とうなずいた。
ルーキーイヤーから18年連続での勝利を記録した岸。「自分が一番驚いてますからね。ここまでやれるのが。使ってくれた監督コーチ含め、チームメートが打ってくれないと勝てないわけで。そういうのは感謝しますし、一番は家族かな」と感慨深そうに話した。
2024年04月25日 22:00
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
広島がサヨナラ負けを喫し、引き分けを挟んだ連勝は「4」でストップし、再び借金生活に転落した。
打線は粘りを見せた。二回に「7番・左翼」でプロ初スタメンを果たした高卒4年目・二俣が、プロ初本塁打をマーク。二回に4点ビハインドとなるも、三回に2点、四回にも黒原の適時三塁打と菊池の適時内野安打で2点を奪い、試合を振り出しに戻した。
6−6の六回は1死二塁で代打・秋山が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功。なおも2死一、三塁で野間が中前適時打をマークし、2点のリードを奪った。
先発のハッチは、2点リードの二回にオスナに満塁弾を浴びるなど、一挙6失点。三回の打席で代打を送られ降板。2回6安打6失点で、来日3度目の登板でも初勝利を手にすることはできなかった。
1点リードの八回に島内が同点に追いつかれ、九回は栗林がサンタナに右翼席に運ばれた。
2024年04月25日 21:58
「ヤクルト9−8広島」(25日、神宮球場)
ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで、連敗を「3」で止めた。
同点で迎えた九回、サンタナが栗林から右翼席に2号サヨナラ本塁打を放ち、熱戦に終止符を打った。
ヤクルトは2点を追う二回にオスナの満塁弾などで6点を奪って逆転。それでも高橋奎が四回途中6失点とリードを吐き出し、六回には清水が代打・秋山と野間に適時打を浴びて勝ち越しを許していた。
だが、1点を追った八回、1死三塁から代打・川端の左前適時打で同点に追いつく粘りを見せ、サヨナラの一撃につなげた。
サンタナは「感情で満ちあふれてます。勝ったので最高です」と笑顔をにじませ、サヨナラ本塁打を放ってダイヤモンドを一周した場面については「正直頭が真っ白で、神様に感謝を告げてました」とうれしそうに語っていた。