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2024年07月15日 18:02
「日本ハム−楽天」(15日、エスコンフィールド) タレントの大沢あかね(38)が始球式に登場した。大きく振りかぶっての投球は三塁側に大きく外れたが「練習ではかなりいい線いっていたんですけど…。届いていましたよね?」と苦笑い。祖父が日本ハムの監督を務めた大沢啓二氏。「感慨深いですね」と心境を語り、「おじいちゃんに『あっぱれ』をもらえる始球式だったと思います」と胸を張った。 初めてのエスコンフィールドに「とても広くてかっこよくて気持ち良かったです」と明かす。バックスクリーン横の壁面には歴代の名選手、監督の絵が描かれており大沢氏の壁画も。「おじいちゃんの絵を描いてくださっていたので、写真をいっぱい撮りました」と話した。 三回の攻撃前にはファイターズガールとともに。きつねダンスも踊った。
2024年09月18日 09:02
「本当に興奮しています。今、震えてます。クレイジーですよね」
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間18日・マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦で48号2ランを放った。「50本塁打&50盗塁」への偉業へ前進したが、この本塁打を見事にキャッチしたのが、19歳の女子大生、バンダー・ビーゼンさんだ。
「正直に言わせてもらうと、私は野球の大ファンというわけではないんですが、私が本当に知っていたのは、彼(大谷)だけなんです。直に彼を見ることができて、本当に興奮しています。今、震えてます。クレイジーですよね」
友人ら右翼2階席の最前列と観戦。周囲から「1ミリオン(約1億4200万ドル)だ! 1ミリオンで売れるぞ」と声をかけられたが、この奇跡に気持ちを固めている。ビーゼンさんは「絶対に売りません」と声を張っていた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
2024年09月18日 09:00
● ソフトバンク 2 − 3 日本ハム ○
<22回戦・みずほPayPayドーム>
ソフトバンクの今宮健太が17日の日本ハム戦、好守備を見せた。
1−0の5回一死走者なしで松本剛が三遊間に放った打球を、ショート・今宮が素早く捕球し、一塁へランニングスローでアウトにした。
KBCラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された17日のソフトバンク−日本ハムで解説を務めた西村龍次氏は「今宮の守備はすごかったですよ。ボテボテの三遊間よりのゴロ、無駄な動きがひとつもない。本当に素晴らしいプレーでしたね」と絶賛した。
今宮は打っても、初回無死走者なしの第1打席、ライト線に二塁打を放ち、栗原陵矢の先制点に繋げた。
(提供=KBCホークスナイター)
2024年09月18日 08:52
敵地・マーリンズ戦で48号を放ち48-48に到達
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間18日・マイアミ)
ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3回の第2打席で48号2ランを放った。前人未到の「48本塁打&48盗塁(48-48)」を達成したが、48号は他にも多数の記録を塗り替えた。
4点を追う3回1死一塁で右翼2階席まで飛ばした。打球速度105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離402フィート(約122.5メートル)、角度32度の豪快弾に投手は天を仰いだ。
48号はメモリアルアーチだ。自身の日本人記録を塗り替え、さらにメジャー通算219号目。韓国出身のチュ・シンス(秋信守)を抜いてアジア出身者最多本塁打を更新した。また、2006年のデビッド・オルティスを抜き、指名打者としてのシーズン最多本塁打を更新した。
他にも野球日本代表「侍ジャパン」がWBC世界一に輝いたマーリンズの本拠地ローンデポ・パークでは初アーチ。日本選手最多を更新する30球場目のアーチで、残りはシチズンズバンク・パーク(フィリーズ)、グレートアメリカン・ボールパーク(レッズ)となった。
50-50まで残り2本塁打、2盗塁と迫る。48号は2004年のエイドリアン・ベルトレと並んで球団歴代2位。49号を放てば、2001年にショーン・グリーンが記録した球団記録に並ぶ。残り11試合。今後も記録ラッシュが続きそうだ。(Full-Count編集部)
2024年09月18日 08:36
◆ 5試合ぶり一発で「48−48」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間17日のマーリンズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。
2024年09月18日 08:34
ベルトレと並ぶ球団2位の48発…ドジャース最多弾へ残り「1」
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間18日・マイアミ)
ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3回の第2打席で48号2ランを放った。今季「48本塁打&48盗塁(48-48)」を達成。メジャー通算219号となり、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)を抜いてアジア出身者最多本塁打を更新した。
2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンを世界一へ導いたマイアミの地で、大谷が5試合ぶりの一発を放った。4点を追う3回1死一塁で、打った瞬間にそれとわかる一発を右翼席に叩き込んだ。打球速度105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離402フィート(約122.5メートル)、角度32度の豪快弾に、敵地は騒然とした雰囲気に包まれた。
記録ずくめの48号だ。2006年のデビッド・オルティスを抜き、指名打者としてのシーズン最多本塁打を更新した。2004年のエイドリアン・ベルトレと並んで球団歴代2位。2001年にショーン・グリーンが記録した49本に、あと1本に迫った。この日を含めて今季残り11試合。記録更新にまた一歩迫った。
マーリンズの本拠地ローンデポ・パークでは初本塁打。日本選手最多を更新する30球場目のアーチで、残りはシチズンズバンク・パーク(フィリーズ)、グレートアメリカン・ボールパーク(レッズ)となった。
本塁打でナ・リーグ2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)は37発。リーグをまたいだ2年連続キングへ、独走態勢を築いている。打点は110。ウィリー・アダメス内野手(ブルワーズ)を抜いてリーグトップになった。日本選手では単独2位。2005年に松井秀喜氏(当時ヤンキース)が記録した、日本選手最多の116に迫っている。
年間「51-51」ペース。空前の「50-50」へ、いよいよカウントダウンだ。(Full-Count編集部)
2024年09月18日 08:10
「BsGravity」連載…第9回は「FANA」
オリックスの球団公式ダンス&ヴォーカルユニットは結成11年目を迎える。今季は新たな“挑戦”をスタートさせ、「BsGravity(ビーズグラビティ)」として躍動。メンバーは「BsGirls」9人と「BsGuys」5人の男女混成14人でスタジアムをさらに沸かせている。第9回は今季が1年目のパフォーマー「FANA」に話を聞いた。
女性メンバーで最も高い168センチの身長を生かしたパフォーマンスに注目が集まっている。「ファンの方にもすごく手足が長いと言ってもらえます。そこがアピールポイントでもありますね。自分の生まれ持っているスタイルを生かしたダイナミックなパフォーマンスと、手先までの繊細な動きを見てもらえたらと思っています」。屈託のない笑みで言葉を紡いだ。
今季からBsGravityに新加入。「全てが初めてのことばかりなので、毎回、緊張感があります」と目を見開くと「今は(加入から)半年が過ぎて。もっと(自分自身が)楽しんでパフォーマンスを届けられている感じがして、すごくやりがいがあります」と充実感を漂わせた。
「初めてグラウンドに立ってオープニングアクトをさせてもらった時、すっごく胸がバクバクだったのを覚えています。もう、ガチガチだったので、最初は。今は楽しめる気持ちがあって、ワクワクとドキドキが良いぐらいのバランスになっています」「もっと輝くオーラをまとえるように頑張りたい」
人生で最も緊張したのが「BsGravityのオーディションでした」と振り返る。合否の結果発表は詳細を覚えていない。「自分の名前が呼ばれる合否の瞬間……。本当に時間が止まった気がして、名前が呼ばれたのに『え……?』となってました。『あれ? 今呼ばれた?』って感じで。受かるためにオーディションに来たのに、驚き過ぎていました」。無心で返事をして、その場に立ち上がった。
「3歳くらいの頃から、ずっとダンスを続けてきました。体が柔らかくて、音楽も好きで……。BsGravityは踊るだけじゃなくて、球場での近い距離からお客様の声を届けてもらえたり、私たちが元気を与えることもできる。今年からはGuysのメンバーも一緒なので、パフォーマンス面でもメンバーのメンタル面でも、すごく助けになってくれているなと思います」
今季で11年目を迎え、ユニットはBsGravityとして生まれ変わった。「既存の楽曲を、もう1度新しく覚えるのは大変でした。10年分あるので。今は構成を少しアレンジしたり、BsGravityとして踊れるように、スタッフさんをはじめ、みんなで工夫を重ねています」。より感動を届けられるように、努力を惜しまない。
今季が1年目で、目指すのは“浸透”。「球場でもすぐに発見してもらえるように。もっと輝くオーラをまとえるように頑張りたいです」。鮮やかに華やかに、グラウンドをさらに彩る。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年09月18日 08:06
残り3本塁打&2盗塁…トラウト「楽しませてもらっている」
ドジャースの大谷翔平投手は史上初の50本塁打&50盗塁(50-50)へ残り3本塁打、2盗塁に迫っている。エンゼルス時代の同僚、マイク・トラウト外野手も偉業達成を期待した。
大谷は今季ここまで47本塁打&48盗塁(47-48)をマーク。8月23日(同24日)には史上最速となる126試合目での40-40を達成。43-43以降は史上初めてで、前人未到の領域となっている。
トラウトは大谷がメジャーデビューした2018年から6年間エンゼルスでチームメートだった。地元メディア「スポーティング・トリビューン」のフレド・セルバンテス氏によると、大谷の記録について「彼は達成すると思う。(49号に到達したらその後は)容易なことではないだろう。彼がその記録を追い求めるところを、楽しませてもらっているんだ」と話したという。
トラウト自身は今季、両リーグ最速で10号を放ったが、4月30日(同5月1日)に左膝の半月板損傷で手術を受け長期離脱。7月にマイナーリーグで実戦復帰するも、痛みが再発し、自己ワースト29試合の出場で、打率.220、10本塁打14打点で今季終了となった。(Full-Count編集部)
2024年09月18日 08:00
KBCラジオの制作でニッポン放送ショウアップナイターでも放送された17日のソフトバンク−日本ハムで解説を務めた西村龍次氏が、ソフトバンクの5番打者について言及した。
2024年09月18日 08:00
広島・末包昇大外野手(28)が17日、好相性のカードから再加速を図ることを誓った。チームは18日から神宮でヤクルト2連戦。右の長距離砲は今季の同戦で打率・348を誇り、前回の神宮3連戦では1試合2発と存在感を発揮した。自力優勝の可能性が消滅したチームの流れを変えるべく、攻撃陣をけん引していく。
これ以上の足踏みは許されない。16日の敗戦で自力優勝の可能性が消滅したが、諦めるわけにはいかない。末包は「今はある程度、毎日試合に出させてもらっているし、その中で自分がどうすべきか。そういうのもある」とレギュラーとしての責任感を強めた。
ヤクルト戦の打率は同一リーグ内で最も高い・348。離脱した影響もあって神宮では2試合の出場ながら、打率・625、2本塁打、2打点。8月17日の一戦では1試合2本塁打を記録した。自慢の長打力で、攻撃陣に活気を与える役割が期待される。
先週からの7連戦で、チームは1勝6敗と急失速。9日時点で1ゲーム差だった首位・巨人との差は5にまで広がった。末包自身も11日・巨人戦から14打席連続無安打と苦しんだ。
「タイミングを取って前(投手側)に行っても、出て行くだけという部分が多かった。自分の打ちにいこうとしているポイントと、相手が抑えようとしてくるポイントが違って、“受ける”ようになってしまった」。打ちにいける形でボールを見極めることができず、受け身になって三振とゴロアウトが増える悪循環に陥っていた。
打ちにいく意識を持ちながら修正に努め、14日の阪神戦から3試合連続安打と、復調の兆しは見えつつある。「残り試合も少ないし、その日その日で自分のいいところを出せるように」。停滞ムードを打ち破って、上位追走への望みをつなぐ。
2024年09月18日 07:40
オリックス・福永奨、異国で学んだ「協力してくれなくても、盗塁は俺が刺す」
投手を助け、チームを勝たせる。オリックスの福永奨捕手がファームで強肩を発揮し、チームを救っている。「(盗塁は)刺して当たり前だと思っています。野手がゴロをさばくのと同じです。だから、刺して『ヨッシャー』とは思っていません」。再昇格後も、投手陣を懸命にリードし、ゲームを必死に組み立てている。
まさかの記録を作った。8月4日に杉本商事BS舞洲で行われたウエスタン・リーグの阪神戦で、福永は阪神が企画した盗塁6つ全てをアウトにした。NPBによると、ウエスタン・リーグで1試合に6つの盗塁を刺したチームは、1965年6月15日に西宮球場で行われた阪急(現オリックス)-南海戦(現ソフトバンク)で阪急が記録して以来、59年ぶりのこと。捕手側の記録が残っていないため何人の捕手で達成したものかはわからないが、福永は59年ぶりの快挙を1人で成し遂げた。
福永は、横浜高で1年春からベンチ入りし、主将として出場した3年夏の甲子園では3ランを放った。国学院大4年では主将で4番として、東都大学リーグでチーム初の春秋連覇に貢献しMVPに輝き、2021年のドラフト3位でオリックスに入団した。
捕球してから二塁に到達するまでの時間を示す「ポップタイム」は1秒8台と強肩を誇る。ただ、森友哉捕手に若月健矢捕手、石川亮捕手と1軍捕手陣の“高い壁”を越えることは至難の業となる。
「構えなどアマチュア時代と全く違ってやりにくく、正直に言ってちょっと無理かなという時期もありました」と吐露する福永の転機は、2023年シーズン終了後に派遣された豪州ウインター・リーグだった。
走者を出してもけん制やクイックなどをして盗塁阻止にあまり協力してくれない外国人投手を相手に「協力してくれなくても、盗塁は俺が刺す」と意識を大きく変えた。1軍昇格時にアドバイスを受けていた斎藤俊雄バッテリーコーチの「来季は3年目になるんだから、何かをつかんで自分を変えてこないとダメだ」という厳しい指摘も心に響いた。盗塁阻止は「相手チームにプレッシャーを与えることができます」
8月4日の阪神戦では、4回2死一塁から豊田寛外野手、6回1死一塁で遠藤成内野手、7回1死一塁で高濱祐仁外野手と2死一塁で代走の井坪陽生外野手、8回2死一塁で福島圭音外野手、9回2死一塁で再び井坪を、それぞれ二塁で刺した。1試合で6個の盗塁阻止に自信が芽生えた。
「向こう(阪神)も『いつセーフになるんだろう』という感じで走ってきていると思います。だから、当たり前に刺しました。元々、投げることには自信がありましたが、3年間、いろんなことを教わってきた小さいことの積み重ねがいい方向に向かっている感じです。地道にやってきたことでバランスよく送球できるようになり、いい結果につながったと思います。そこはやはり、無駄ではなかったと」
2軍で指導する山崎勝己バッテリーコーチは「スローイングは、上の2人(森、若月)と比べても遜色はありません。勝負はできると思います」と高い評価を与える。
福永は堂々と胸を張る。「盗塁阻止は1つ(アウトを)取っただけでも流れがすごく変わるプレーなんです。投手のリズムもよくなるし、相手チームにはプレッシャーを与えることができます。そこは捕手の役目だと思っています」。存在感を示す日々を続けるしかない。(北野正樹 / Masaki Kitano)
2024年09月18日 07:30
2012年ドラフトでは西武に6選手が入団していた
西武は17日、増田達至投手の今季限りでの現役引退を発表した。2012年ドラフトで同期入団だった金子侑司外野手もすでに今季限りの引退を発表しており、これで同年の西武ドラフト入団組はゼロとなった。
増田は2012年ドラフト1位でNTT西日本から西武に入団。1年目からリリーフで活躍し、2015年に最優秀中継ぎ、2020年には33セーブでタイトルを獲得し、2度のリーグ優勝に貢献した。今季は1軍で12試合の登板して0勝2敗3ホールド、防御率4.09だった。通算成績は559試合登板で31勝40敗、109ホールド、194セーブ。
1日には立命大から2012年ドラフト3位で西武入りした金子侑も引退を発表。今季は36試合に出場して打率.220、2本塁打8打点だった。
同期コンビの引退で西武の同年ドラフト入団組はついにゼロとなる。千葉国際高から2位で入団した相内誠投手は2020年オフに引退し格闘家に転身。西武在籍時は運転違反などで謹慎処分を科された時期もあった。
西濃運輸から4位で入団し、中継ぎ左腕としてフル回転した高橋朋己投手も同年限りで引退していた。光南高から5位入団の佐藤勇投手は2017年に。また四国IL・香川から育成1位の水口大地内野手は2020年に引退している。(Full-Count編集部)
2024年09月18日 07:27
歌手のナオト・インティライミさんが国歌斉唱
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間18日・マイアミ)
ドジャース・大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場する17日(日本時間18日)の敵地・マーリンズ戦で歌手のナオト・インティライミさんが国歌斉唱を行った。
2024年09月18日 07:25
オリックス・小田裕也の現役引退に、同期入団の宗と西野「寂しいです」
サングラスの奥にしまい込んだ瞳は、じんわりと潤っていた。16日の大阪・舞洲。オリックスで10年間プレーした小田裕也外野手がスーツ姿で現役引退をナインに伝えていた。前日に連絡を受けていたとはいえ、宗佑磨内野手の胸中は穏やかではなかった。
「寂しいですね。同期だし。退団や移籍していった選手はいましたけど。引退は同期の中で初めてです。そういう(現役引退の)感じは一切、見せなかったです。いつも通り、ずっと練習をしていたので」
宗は2014年ドラフト2位でオリックスに入団。18歳で“同期の小田さん”に出会ってから10年が経った。「裕也さんはズバッと物事を言ってくれる先輩です。僕らが話しをしていたら『それってこうでしょ?』って一言で教えてくれる。それが的を得ている。的確なアドバイスをくれる素敵な先輩。落ち着いていて、いつも冷静。慌てているところを1回も見たことがないです」。“兄貴”の決断が、じんわりと染みてきた。
2021年から3連覇を果たし、ともに美酒を浴びた。京セラドームの一塁側ベンチの最奥に、いつも背番号50がいた。「居てくれるだけでめちゃくちゃ助かります。(現役)最後の方は代走や守備固めが多くなりましたけど、裕也さんがランナーにいたら(ヒット)1本でかえってきてくれる安心感がありました。まだできるでしょ……」。所々で言葉が詰まった。「寂しい顔をして野球をするのは、みんなが許してくれない」
2014年ドラフト7位の西野真弘内野手も、言葉のチョイスに頭をフル回転させた。「まず1番にビックリでした。『まだ早いだろう……』という気持ちもありつつ。でも、苦渋の決断だったと思うから。本人にしかわからない思いもある。だからこそ、なおさら寂しいですね」。16日のソフトバンク戦では小田の登場曲であるWANIMAの「CHARM」を流した。
試合前、衝撃の光景が飛び込んできた。スーツをビシッと着た小田がベンチに現れ「受け入れるしかなくなりましたね……」と目をつぶった。「正直にね。ずっと1番近くでプレーしてきた人だから、寂しいですよ」。西野の言葉に嘘はない。
「僕を1番近くで支えてくれていた。1つ歳は上ですけど、同期でもあり、先輩でもあり、生意気を言えば友達でもあり……。本当にパートナーがいなくなった感じです。(引退を)聞いた時は何も考えられなかった。ぼーっとしてしまったというか、ショックを隠しきれなかったです」
T-岡田、安達も現役引退を発表。野手では34歳の西野が最年長となる。「1番上になったのは、まだ考えられない。まだいろんな整理がついていないですけど、僕は必死にやるしかない。寂しい顔をして野球をするのは、みんなが許してくれないと思う」。シーンとした京セラドームの地下駐車場に、鼻をすする音だけが響いた。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年09月18日 07:20
大谷翔平が運転席に座れば「ポルシェが小さく見える」
ドジャースの大谷翔平投手が「ドライビングアスリート」として関わるドイツ高級車「ポルシェ」が、公式Webサイトで大谷のインタビューを展開している。その際に公開された、最新モデルのハンドルを握る大谷にファンは「イケ散らかしすぎ」「かっこいいなあ」「お似合い」などの声を上げている。
左ハンドルの運転席に座る大谷は茶色の革ジャンをまとい、どっしりと座っている。4ドアモデルの「タイカン・ターボS」の運転席から、優しい目を見せている。同社サイトによれば価格は2746万円。100キロまでの加速を2.4秒でこなし、最高速度260キロだと説明されている。
この様子を見たファンは「ひぃぃぃっっっっ」「ポルシェとユニコーン似合いすぎです」「イケてる通り越してる」「一緒にドライブに行きたい!」など興奮気味だった。
さらには「昭和のトレンディ俳優みがある」「ポルシェが小さく見える」「この髪型で撮影するために前、伸ばしてたのかな」「よく似合っている」など絶賛するファンが多く見られた。(Full-Count編集部)
2024年09月18日 07:10
大谷は「BsR」で自己ベストを大幅更新…両リーグ3位の7.3をマーク
ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)の試合を終えて、リーグ1位の47本塁打、同2位の48盗塁をマークしている。史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」を達成して以降は着実に数字を重ね、前人未到の「50-50」も射程圏に。数々の自己ベストを更新する中で、あまり語れない分野だが、メジャー有数の数字を残しているカテゴリーがある。
今季の大谷は走塁面の強化を図り、走り方やリード面などで新境地を拓いた。クレイトン・マッカロー一塁コーチは「加速も進化した」と評する。盗塁数は激増しただけでなく、7月23日(同24日)の本拠地・ジャイアンツ戦から25回連続で成功中。52度を企画して48盗塁。成功率は驚異の92.3%に達している。
「BsR(Base Running)」という指標がある。MVP投票で重要視されている勝利貢献度「WAR」の構成要素の1つで、走塁全般でどれだけ貢献しているかを示している。米データ会社「ファングラフス」によると、大谷は今季両リーグ3位の「7.3」をマーク。自己ベストだった2023年の「2.3」を大きく上回る高数値を残しているという。
盗塁以外でもベースランニングでも貢献している。11日(同12日)、本拠地で行われたカブス戦では、フリーマンの左飛で二塁から三塁へのタッチアップに成功。ドジャース放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務めたアテネ五輪の米女子ソフトボール金メダリスト、ジェシカ・メンドーサさんは「ショウヘイがスピードと頭脳を見せつけました」と絶賛。本来はタッチアップしないような場面でも見事に先の塁を奪い、「ショウヘイは全てのルールを変えているように感じます」と脱帽していた。
大谷は“一刀流”の今季、守備での貢献度はゼロながらもリーグ1位のWAR7.3をマーク。本塁打やOPSなど攻撃面での圧倒的な活躍だけでなく、走塁面でも真に優れているからこそ、指名打者でありながらWARトップを快走できている。フルタイムのDHがMVPを獲得した例は皆無。走塁面でも進化した大谷が、初の扉を拓くことになるのだろうか。(Full-Count編集部)