2024年08月06日 15:17
暑さを吹き飛ばす試合を提供する。8月11日、プロレスの殿堂、東京・後楽園ホールで団体設立7周年興行「レインボーマウンテン2024〜PURE−J7th Anniversary」を行うそのPURE−J女子プロレスのLeon、中森華子、谷ももの3選手が6日、東京・木場のデイリースポーツを訪れ、それぞれ熱い思いをぶちまけた。 メインイベントでプロミネンスの世羅りさの挑戦を受けるPURE−J無差別級王者の中森は「私は私の戦い方をするだけ。女子プロ界にPがつくのはPURE−Jとプロミネンスだけだけど、Pはウチの団体だけあればいい。プロミネンスに制圧されることはない」と粉砕を固く誓った。 また、高瀬みゆきとのタッグで真琴、小林香萌組との防衛戦に臨むLeonは「今、このデイリーさんのベルトは女子プロ界最古のタッグベルト。そのベルトの価値をさらに高めるためには負けられない。団体設立7周年大会で、高瀬と組んで7年目になるわれわれのタッグ、RED SOULが負けるわけにはいかない」と必勝を宣言した。 今回の後楽園大会を最後に居住地を関西に移す谷は8人タッグでの登場に意欲十分。「チェリーさんが加わり、私たちのユニット、WANTED ウォリアーズが4人になったけど、4人全員で試合をするのは初めて。これからはこの女子プロ界一古いユニットをさらに拡大していきたい。今回に試合がそのスタートになる」と闘志を燃やした。 世間はパリ五輪で盛り上がるが、女子プロ界も負けてはいられない。
2024年09月13日 22:50
女子プロレス「スターダム」の絶対不屈彼女安納サオリ(33)が、センダイガールズ(仙女)のワールド王座から陥落した。
13日のV2戦(仙台PIT)では宿敵の岩田美香(28)と対戦。ここ3か月で、シングル王座をかけて戦うのは3度目だ。それぞれへのコールが交錯する中、一進一退の攻防が続いた。
試合が動いたのは10分過ぎだ。コーナーで代わる代わるエルボーを連打すると、王者は覚醒モードに突入。グロッギー状態の挑戦者を立たせ、延髄斬りから馬乗りエルボーで追撃する。さらにビンタの雨アラレを浴びせると、不敵な笑みを浮かべた。
直後にロコモーション式ジャーマン3連発から飛龍原爆固めとつなぐが、頭部への蹴り、トラースキックで反撃を許す。15分過ぎには岩田から頭部への蹴りをくらい、意識が遠のいた。さらにランニングニーからの後ろ回し蹴りでダウン。最後は無理やり引き起こされ、雷音(変型シットダウン式パイルドライバー)2連発で3カウントを奪われた。
6月22日のスターダム代々木大会ではワンダー王座を奪われ、敵地に乗り込んだ7月15日後楽園大会ではワンダー王座奪還と同時にワールド王座を奪取。だが再び岩田に敗れ、これで通算戦績は1勝2分け2敗となった。
岩田のコスチュームをつかみながら何とか起き上がった安納は、頭部を押さえながらリングを後に。「これからも岩田美香だけを見ておけ!」という王者のマイクアピールを立ち止まって聞くと、意味深な笑みを浮かべて控室に戻った。
ともにアーティスト王座を保持する中野たむとなつぽいは、14日のスターダム大阪大会でそれぞれワールド王座とワンダー王座の防衛戦に臨む。2冠王者トリオは崩壊したが、中野となつぽいは意地を見せられるか。
2024年09月13日 22:22
女子プロレス「スターダム」のフューチャー王座戦線に新たな動きがあった。
現王者の吏南(17)は8月31日の調布大会で双子の妹である妃南を退け、最多連続防衛記録「V11」を樹立。若手主体興行「NEW BLOOD(NB)15」(29日、埼玉・ところざわサクラタウン)では、昨年3月にデビューしたさくらあやを迎え撃つ。
13日の名古屋中日ホールで行われた「NB14」では、同王座を巡り若手たちが動き始めた。この日の第4試合では、これまで2度同王座に挑戦するも手が届かなかった妃南が稲葉ともかと組み、天咲光由、スターライト・キッド組と激突。
試合ではクイーンズ・クエスト時代に行動をともにし、同王座を狙う妃南と天咲が一進一退の攻防を展開した。最後はしつこくくらいついてくる天咲に、ともかがハイキックを決め、みちのくドライバーで3カウントを奪った。
試合後は突然、マイクを持った妃南が「吏南とフューチャーやって2週間たちましたけど、私まだ、フューチャーのベルトを諦められないです」とアピール。すると天咲も割って入り「私だってフューチャーのベルト、諦めてねえよ!」と悔しさをぶつけた。
驚いた表情を浮かべた妃南は「光由、ちょっと前まで同じユニットで戦ってたし、フューチャー諦めてない同士、今度シングルやるのどう?」と提案。天咲も「もちろんやりたいです。次のNBでお願いします」と快諾し、29日所沢大会での次期挑戦者決定戦が浮上した。
同王座の挑戦資格は20歳以下かデビュー3年未満。2022年3月デビューで、残された時間が少ない天咲が「残りの期間は短いけど、次のNBをきっかけにできるようにしたい」と意気込むと、妃南も「今でもフューチャーのベルトが諦められない。次こそはフューチャーのベルトを巻きたい!」と決意を述べた。
また、同王者の吏南はこの日、稲葉あずさと組んでさくらあや、水森由菜組と前哨戦で激突。吏南がさくらから直接フォールを奪い王者の貫禄を見せつけた。フューチャー王座の行方から目が離せない。
2024年09月13日 21:12
女子プロレス「スターダム」の元ワールド王者・舞華が、現王者・中野たむとの王座戦(14日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)に向け、弾みをつけた。
シングルリーグ戦「5★STAR GP」で初優勝を飾った舞華は、同王者の中野に挑戦する。王座戦前日の若手主体興行「NEW BLOOD」(愛知・中日ホール)では新人の梨杏と組み、中野&玖麗さやかと最後の前哨戦で激突した。
向き合うなり、髪をつかみ合った2人がエルボー合戦で火花を散らす。だが、すぐさま舞華がショルダータックルで中野を吹き飛ばすと、顔面を踏みつけ「雑魚チャンピン、来いよ」と挑発。張り手からのジャーマンで反撃されたが、ラリアートで一蹴した。11分過ぎ、舞華が玖麗に炎華落としを決め、最後は中野に見せつけながら玖麗をみちのくドライバーで葬った。
試合後、お互いの頭を突き合わせた2人は、エルボー合戦で再びぶつかり合った。マイクを持った舞華は「おい、中野たむ! 今日はお前からスリー(カウント)を取れなかったけど、明日はお前がこうなる番だから」と不敵な笑みを浮かべ「そして、私が誰よりもお前よりもこのスターダムを照らしてやるよ!」と絶叫。ファンから拍手が送られた。
すると中野にマイクを奪われ「このベルトに全てをささげる覚悟はできてる。スターダムを照らすのはアンタじゃない。一番星に返り咲いた中野たむの輝きだ。明日もむなしい天井を拝むのは舞華、アンタの方だよ」とにらみつけられ頭突きをくらった。そんな中野を鼻で笑った舞華は梨杏を連れリングを後にした。
リーグ戦を全勝優勝し、勢いに乗る舞華が団体の頂点に返り咲く。
2024年09月13日 19:23
女子プロレス「LLPW―X」は13日、ミスター女子プロレスこと神取忍(59)の還暦記念イベント「神取忍還暦祭り」(11月18日、東京ドームシティホール)に極悪女王ダンプ松本(63)が参戦すると発表した。
2024年09月13日 17:37
「格闘技・シュートボクシング」(10月13日、後楽園ホール)
シュートボクシング(以下SB)世界スーパーウエルター級王者で、立ち技の70キロ級では国内最強と目される海人(27)=TEAM F.O.D=が、世界最大のキックボクシング団体GLORYの初代世界ライト級王者ダビッド・キリア(ジョージア)と「SHOOTBOXING 2024 ACT.5」で対戦することが13日、東京・浅草で発表された。
海人は「はっきり言って、僕の方が断然強いのかなと思っている。勝つのも倒すのも当たり前やと思っています。僕が(キリアの対戦相手の中で)一番圧倒したという印象を残す試合をして、キリアにも海人が一番強かったと思ってもらえる試合する。今回はそこがテーマだと思っている」と意気込みを述べた。
キリアについては「空手家らしいスタイルなのかなと思っています。前に入ってくるし、パンチも蹴りも威力あるものを持っている。一番(の警戒点)は頑丈さですかね。かなり打たれ強いと思う。蹴りも多彩だと思うが」と分析した。
海人は昨年8月19日、オランダでティジャニ・ベスタティの保持するGLORY世界ライト級王座に挑戦したが判定負け。その後は昨年10月にマサロ・グランダー、同12月にジェームズ・コンデ、今年2月と4月に元ONE世界王者のペットモラコット・ペッティンディーアカデミー、同6月にGLORYランカーのアルマン・ハンバリアン、同8月に同じくドラゴミール・ペトロフと強豪相手に白星を積み重ね(ペットモラコットとは1勝1敗)、実績を作ってきた。
キリアはここまでの相手と比べて「出している結果も出てる舞台も違うと思う」としつつも「僕はそういうレベルでは戦っていない。しっかり倒しきりたい。1ラウンドから仕留めにいく。KOするのとしないのとじゃ今後は変わってくる。目指してるのはベスタティただ1人。そこにつながる戦いをしたい」と、あくまで通過点とした。
求められるKOについても「プレッシャーにはなっていない。それが当たり前やと思っている。(ベスタティとの再戦は)1回負けてる自分がそう簡単にできることではない。結果を間違いなく出していく」と、ベスタティへの再挑戦には必須だとした。
また、この試合が行われる10月13日はボクシングの有明アリーナ大会で世界タイトルマッチが4試合組まれており、同じく横浜武道館大会では世界的なスターの元世界3階級王者ジョンリエル・カシメロがメインに登場。日本人の元世界王者3人も登場する。翌14日もボクシングの有明アリーナ大会で世界タイトルマッチが3試合と那須川天心のボクシングでは初のタイトルマッチ、新日本プロレスの両国国技館大会ではIWGP世界ヘビー級選手権試合が行われるなど、格闘技界では興行戦争の様相を呈している。
そんな中で海人は「全部素晴らしい試合ばかり。僕ができるのは、(戦いで)見せていかなければダメだと思う。お客さんにもGLORYサイドにも他の団体にも選手にも見せて、70キロで一番と思ってもらえる試合をしたい。SBの海人が一番面白い試合をした。それは今回の目標なのかなと思っています」と、SBのエースとしての責任感をにじませた。
シーザー武志・SB協会会長はキリアについて「今まで一番いい選手じゃないかと思う。ガードもしっかりしているし、前に出て来るので、海人もちょっとてこずるかなと思っている」と警戒。「さっき海人の足を触りましたらパンパンに張っていましたから、すごい練習をしていると思う。海人ならやってくれるのかな。できればKOしてほしい。KOすれば次はタイトルマッチしかないので、そういう気持ちで臨んでほしい」とゲキを飛ばした。
緒形健一代表によれば、キリアは芦原空手の選手で、グローリーには旗揚げ当初から参戦している他、ONEや中国のクンルンファイトにも参戦している「世界トップレベルの強豪」。「海人が世界のどの位置にいるのかはっきり示せるカード」だと説明した。
◇ ◇
この他、SB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太がフェザー級にチャレンジしていくことになり、初戦でSB日本フェザー級3位の内藤凌太と対戦することが決定。SB日本スーパーウエルター級1位の都木航佑は同4位の風間大輝と対戦することが決まった。
2024年09月13日 16:24
新日本プロレスは13日、石森太二(41)の特別興行「超人・石森太二は無茶をする」を11月12日に東京・新宿フェイスで開催すると発表した。
同興行を主催する「超人・石森太二は無茶をする」実行委員会の公式Xにアップされた動画には、石森本人が登場。都内の新日本事務所を訪れたところ、AI音声のようなものが流れ始めた。
「ちょっと待て、お前誰なんだよ?」といぶかしがる石森をよそに、「(6月10日のエル・デスペラードによる特別興行)『デスペ・インビタショナル』も盛り上がり、選手個人のコンセプト大会も一層増えてきましたが、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア準優勝でジュニア3強の一人と称される石森太二選手も、ご自身に焦点を当てた大会やってみませんか?」と聞かれた。
すると石森は「だいぶ投げやりだな…だいぶ失礼だけど」としつつも「やれるならやってもいいよ。高橋ヒロムはジュニアオールスター、デスペもデスペ・インビタショナルを後楽園でやってたよな。じゃあ俺も後楽園ホールでやらせてくれるの?」と大乗り気だ。
ところが「後楽園開催は少々自信がありませんので、11月12日、新宿フェイスを押さえています」という音声回答が。さすがの石森も席を立ち上がり「ちょっと待て、何でだよ! 少々自信がないってどんだけ失礼なんだよ!」と怒る場面もあった。
とにかくこれで石森興行の開催が決定。今度は「石森太二選手の試合数を決定したいと思います」と、デジタルルーレットのようなものが画面に現れた。
石森が「ストップ!」をかけたときの画面には「2」が表示されていたはずだが、その直後「5」に。まるでパリ五輪の柔道混合団体決勝で話題を集めた疑惑のルーレットのようだ…。
石森は「5試合なんて無理に決まってるだろ…、おい」と嘆く始末。なお、対戦カードは後日決定する。
2024年09月13日 14:16
ダブプロレス所属のプロレスラー、レイパロマのデビュー24周年興行「PALOMA EXPO」が9月29日、広島市の広島マリーナホップで開催される。
メキシコで単身デビューして今年で24年。「集大成のプロレスを見せたい」として選んだ相手は秋山準だ。レイパロマは「時代の流れかもしれいないが、最近のプロレスを見ていると、どこか和気あいあいとして厳しさが足りないように感じている。秋山選手と対戦することで、本来のプロレスが持つ厳しさであったり、ヒリヒリとする緊張感が伝わってくる試合を見せたい」と意気込む。シングルマッチ60分1本勝負で激突。いつもはハチャメチャなエンターテインメントでファンを楽しませるレイパロマだが、今回の秋山戦はこれまでとはひと味違う姿が見られるかもしれない。
秋山もSNSで「沢田研二のス・ト・リ・ッ・パーが頭の中に流れてきてる…。(レイパロマの)入場曲が頭の中で流れてくるという事はシュミレートが始まり、いい試合になるという事なのだが…今回はどうなるのか!?楽しみにしています!」とコメント。名勝負が繰り広げられるのは間違いない。
普段はプロレスラーとして活躍する傍ら、広島市内でメキシコ料理店「アカプルコ」も経営するレイパロマ。今大会は自身初の自主興行となり、「これまで一緒頑張ってきた仲間たちと楽しい大会にしたい」と話す。盟友でもあるGUNSOや佐藤光留、ダブプロレスの後輩でもある開本貴洋ら総勢24選手が参戦して大会を盛り上げる。チケットは好評発売中。お問い合わせはDM(nidojiro26@gmail.com)。またはアカプルコ(TEL082・554・5822)。
2024年09月13日 11:47
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)のレジェンド王者で“平成のテロリスト”村上和成が11日、江東区の成田山東京別院深川不動堂で9・26後楽園ホールでの船木誠勝との初防衛戦へ護摩祈願を行った。
2024年09月13日 07:27
新日本プロレスは12日、今月1日に入団したジェイク・リーが11の仙台サンプラザホール大会で右足を負傷し14日の北海道・登別市総合体育館大会を欠場することを発表した。復帰時期は未定。
新日本は公式WEBなどで「ジェイク選手の試合を楽しみにされていた方には、大変申し訳ございません」と謝罪していた。
ジェイクは仙台大会の第5試合でゲイブ・キッド、デビッド・フィンレーと組んで石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI―HASHIと対戦。試合中に右足を負傷し担架で運ばれていた。
2024年09月13日 06:00
女子プロレス「マリーゴールド」の超貴婦人桜井麻衣(33)が、初開催のシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」制覇へ一直線だ。
スターリーグにエントリーした桜井は、開幕戦で高橋奈七永からSTFでギブアップ勝ちを奪うも、2戦目でワールド王座を保持するSareeeに敗北。1勝1敗の桜井は「高橋奈七永に初戦で勝ったっていうは自分のモチベーションがすごく上がったんです。でも、Sareeeは1番負けたくない相手だったので、黒星がついてすごい悔しいし、情けない…」と肩を落とした。
だが、落ち込む桜井を大いに刺激する出来事があった。8月19日後楽園大会で一騎打ちをしたジュリアが10日(日本時間11日)米「WWE」のNXTでデビューを果たした。映像で見ていたという桜井は「すごい反響でしたね。仲間だった自分もうれしいし、日本でマリーゴールドで頑張っていかなきゃいけないなって気持ちになりました」と喜びを明かした。その上で「ジュリアのいないマリーゴールドの新章は自分たちの力で盛り上げていきたいので、ジュリアの思いは継承しつつ、いい意味でジュリア色を消したい。自分が引っ張っていかないといけないからこそ、ここからのリーグ戦、一戦も負けられない」と力強く語った。
14日の新木場大会では公式戦で大怪獣ボジラと対戦する。「残りは全勝しないといけないので、気持ちを切り替えて挑みます。ボジラがどういう動きをするのか研究してるので、私の狂気的な部分や頭脳も使って獣狩りしたいと思います」と拳を握った。超貴婦人が本領を発揮する。
2024年09月13日 05:00
「大相撲秋場所・5日目」(12日、両国国技館)
平幕王鵬が、全勝だった大関琴桜に土をつけた。熱戦の末に寄り切って“横綱の孫対決”に5度目で初白星。結びの成績を5戦4勝とし、祖父譲りの大舞台での強さを見せつけた。関脇大の里は隆の勝を下して5連勝。大関豊昇龍は御嶽海を寄り切って2勝目を挙げ、連敗を2で止めた。全勝の大の里が単独トップに立ち、1敗で琴桜、霧島ら7人が追う。
大一番に血が騒いだ。昭和の大横綱・大鵬を祖父に持つ王鵬のDNAが、熱狂渦巻く館内で本領を発揮した。押し合いから左上手を許しながら、琴桜の猛攻をしのぐ。右下手を引いて呼吸を整えると、先に攻めて前へ。最後は大関の上手も切って寄り切り、51秒4の大熱戦をモノにした。
「やっと勝てたなという気持ち」。率直な思いが口をついた。過去4戦全敗。普段から出稽古でも胸を借りてきたが、なかなか越えられない壁だった。初顔合わせは2022年初場所。自身は新入幕の前頭18枚目で、先代琴桜が祖父の琴桜(当時琴ノ若)は前頭14枚目。“横綱の孫対決”という話題性が先行していた。
2年の間に互いに番付を上げ、結びでは2度目の対戦。待望の初勝利に「高校(埼玉栄)の先輩だし、結びでとれるのは誇らしいこと。もっと増やしていけたらいい」とさらなる出世を誓った。
結びの一番には強い。春場所の初金星を皮切りに5戦4勝。勝率は実に8割だ。この日は49本の懸賞もゲット。「やっぱ気持ちいいっすよ。見に来て下さるお客さんも、結びでその日の感想がガラッと変わると思う。いい相撲をとろうと心がけている」と頬を緩め、強さの理由を「時間が決まっているので気持ちがつくりやすい」と明かした。
価値ある2勝目。自己最高位で新三役も視界に入る。「勝っていればそのうち上がれると思う」と王鵬。ポテンシャルを解き放てれば、その時はすぐやって来る。
2024年09月13日 05:00
新日本プロレス14日の北海道・登別大会で電撃登場する怨念坊主・飯塚高史(58)に襲撃され続けてきたテレビ朝日の野上慎平アナウンサー(40)が、緊急参戦に秘める思いを明かした。
2024年09月13日 05:00
女子プロレス「スターダム」の葉月(26)が、王座取りに燃えている。
14日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会でワンダー王者のなつぽい(29)に挑戦する。2016年12月に当時の王者・宝城カイリ(現WWEのカイリ・セイン)に初挑戦してから、今回で6度目の挑戦となる葉月は10日に都内で開かれた調印式で「今回が(挑戦する)最後だと思ってます」と宣言した。
葉月は14年7月にデビューし、19年12月に一度現役を引退。その後、21年10月に復帰すると、コグマとのタッグでゴッデス王座を3度戴冠してきた実力者だ。「8年間思い続けているベルト。1回辞めてスターダムに戻ってきたのも白いベルト(ワンダー)を取りたいから。今回こそベルトと両思いになりたい」
葉月には、もう一つ同王座を巻かなければならない理由がある。それは同王座に初挑戦した時の王者カイリとの約束だ。葉月は「初めてタイトルマッチをやったのがカイリさんで、その時に楽しいって思っちゃったんです。それからあのベルトを意識するようになった。日本に戻ってきた時はフレンドリーに接してくれるし、遠いけど近い存在」と明かす。昨年10月に行ったカイリの壮行試合では6人タッグで対戦した。「『白いベルトを必ず巻いてね』とか『(他の選手に)遠慮しなくていいんだよ』って言われた。その約束も果たさないといけない」と力を込めた。
気になる王座獲得後について「私がカイリさんとの試合で感じたように葉月とベルト戦をして、白いベルトが欲しくなったって思う子が増えたらいいなと思う」と目を輝かせた。葉月が積年の思いを成就させる。
2024年09月12日 16:00
【ザ・グレート・カブキ 毒霧の真実(16)】1981年1月10日、ザ・グレート・カブキはザ・スポイラーを相手に“デビュー”すると、瞬く間に人気を獲得しました。一番に食いついたのは子供たちでした。入場のコスチュームを侍や忍者風にしたり、いろんなことをやったら喜んだんですよ。もう、そこしか見ていない。対戦相手じゃなくて「今日はどういう格好で出てくるんだろう」っていう期待感を持ってくれました。
今まで、そういうヤツがいなかったんですよ。ヌンチャクを振り回したり、日本刀を持ってリングに上がったり…。それと、このころに考案したのが「ドラゴンシアイマッチ」というデスマッチです。当時、米国ではいろんなデスマッチがあって大人気だったんです。手と手を鎖でつなぐチェーンデスマッチとか。それで自分も「日本式のデスマッチをつくろう」って考えて。それで編み出したのが「ドラゴンシアイマッチ」でした。
どんなものか? 竹刀を一本リングの真ん中に置いて試合を開始。選手はコーナーから走っていって、先に取った方が武器に使えるってルールです。米国人は竹刀なんてほとんど見たことがなかったし、意外に音がすごく出るので、みんな興奮していましたよ。当時はまだ誰も竹刀を凶器として使っていなかった。持ってリングに上がるのはいたけど、相手をぶっ叩いたのは自分が最初だったんじゃないかな。
これをやるとお客が入って、どこもソールドアウト。だから誰かと抗争が始まると、最後は「ドラゴンシアイマッチ」で決着っていう流れができたんです。そしたらプロモーターで「鉄の爪」と呼ばれていたフリッツ・フォン・エリックが喜んでね。毎週ギャラにプラスでボーナスをくれたんです。週に2000〜3000ドルはもらえた。当時はまだ1ドルが300円近かったから。かなり稼げましたよ。
そういえばこのころに、控室で若いレスラーたちが「あんな、顔にペイントしてハロウィーンじゃあるまいし」ってバカにしてたんですよ。だから「お前ら先週いくら稼いだんだ?」って言ったら「いくらだ」って言うから。それで「じゃあ俺のを見せてやるよ」って封筒をポンと投げて見せると「オー、シット!」ってなって、それからは私に対し「イエッサー」と言うように変わったんです(笑い)。
カブキは全米で注目されて、ほかの地域からもオファーが来て引く手あまたの状況でした。大体、ダラスと遠征で半々くらいでしたね。遠い所はセスナ機のチャーターフライトが用意されましたよ。そうじゃないと間に合わないから。だからね、日本に帰る気なんてどんどんなくなってました(笑い)。全米を飛び回っていたし、いろんな選手と試合をする機会が増えていくんです。
2024年09月12日 15:57
新日本プロレスは、11日・仙台サンプラザホール大会で右足を負傷したジェイク・リー(35)が、14日・登別市総合体育館大会を欠場すると発表した。復帰時期は未定だとしている。
ジェイクは仙台で行われた6人タッグマッチで右足を負傷し、試合後はノーコメントで会場を後にしていた。
全日本プロレスで3冠ヘビー級王座、プロレスリング・ノアでGHCヘビー級王座を手にしたジェイクは、今月3日に新日本入団を発表したばかり。バレットクラブ/ウォードッグスのメンバーとして戦っていた。