2024年08月07日 09:26
【羽川豊の視点 Weekly Watch】 【もっと読む】松山英樹LIV電撃移籍に現実味 マスターズ昨年覇者もオイルマネーの誘惑に陥落 毎年4大メジャーの賞金が増額され、今年の全米オープンの優勝は430万ドル(1ドル150円換算で約6億4500万円)と破格です。五輪はメダルに対する報奨金を出す国はありますが、大会自体の賞金はありません。選手は名誉や国のために戦います。 ゴルフは2016年のリオ五輪で112年ぶりに復活。現地で取材した際、国旗を背負った選手たちのメジャーとは違う強い意識や集中力に驚いたものです。個人ではなく国の代表として戦うことの「重さ」というものが、言葉や表情などから伝わってきました。 今回のパリ五輪では、金メダルを胸にしたS・シェフラーが表彰式でアメリカ国歌を聞いた瞬間に涙したシーンは4大メジャーでは見られるものではありません。 母国開催の東京五輪で4位に終わった松山英樹は、力を出し切っての銅メダルだったのではないでしょうか。パリ五輪に懸ける並々ならぬ思いは、初日の「内容はどうでもいい。結果が出れば」というコメントからわかりました。最終日は、あと2つ3つバーディーパットを決めていれば金メダルを手にできたかもしれません。それでも狭いフェアウエーを確実に捉え、バーディーチャンスにつける松山らしいゴルフでの銅メダルは立派。ファンは大混戦の金メダル争いを堪能したことでしょう。 見応えのある大混戦は舞台設定も要因でした。10ホールが池絡みで、最終日のピン位置はかなり厳しいものでした。フェアウエーを絞ったホールは第1打からプレッシャーを与え、スコットランドのリンクスを彷彿させる長いフェスキュー芝のラフに入れるとパーセーブさえ難しい。最終日に通算20アンダーまでスコアを伸ばし、メダル間違いなしと思われたJ・ラームはこの長いラフに泣きました。7174ヤードのパー71と距離が短い分、ティーショットに高い精度を求めたのでしょう。 今回のセッティング担当者は、前回の東京五輪のコース(霞ケ関CC=7447ヤード・パー71)でも腕を振るいました。ラフの長さは3インチ(約7.6センチ)とそれほど長くないものの、芝を横方向へ絡むように伸ばし、ボールへのコンタクトが難しい「仕掛け」です。猛暑の中、よりクラブの抜けが悪くなった野芝に選手はずいぶん手を焼いていました。ラフを五輪仕様に仕上げるため2年を要したそうです。 プロの世界では300ヤード超ドライブが当たり前の昨今、飛ばし屋ならラフに入れてもショートアイアンでグリーンを捉えバーディーが奪えるコースは多々あります。 しかし、第1打をフェアウエーに置くのはゴルフの基本です。ティーショットの精度がスコアに直結するセッティングはフェアであり、その舞台こそが「五輪にふさわしい」との思いが今回のコースからうかがえました。 2028年ロス五輪の会場はファンにはお馴染みのリビエラCCです。どんな舞台になるか楽しみです。 (羽川豊/プロゴルファー)
2024年09月13日 17:59
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第2日(13日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
32位から出た鈴木晃祐(ロピア)は5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算8アンダーの10位に浮上した。「昨日に比べたらいいところはなかった。でも、アイアン(ショット)の精度良くなって、ピンに飛んでくれてピンチがなかった」と振り返った。
予選2日間は2015年大会覇者・石川遼(カシオ)、22年大会覇者の大槻智春(真清創設)と回った。連日多くのギャラリーが詰めかけたが、緊張は初日で解けたという。「プラス効果で魅せようと思えて、いいプレーができた」と話した。11番パー3ではティーショットをピン右1メートルにピタリとつけ、大きな歓声が上がった。
2週前のフジサンケイクラシックからドライバーのポジションを調整。「今日は荒れてしまったが、芥屋(Sansan・KBCオーガスタ)までは確実にいい状態にある」と手応えをつかんでいる。前週のシンハン・ドンヘ・オープンでは今季最高位の3位に入った。悲願の初優勝へ向け今週も好調を維持し、週末へ向かうこととなった。「変わらず一打一打集中して。自然と結果はついてくると思うので、やることをやって優勝争いできれば」と4打差を追いかける。
2024年09月13日 17:34
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第2日(13日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
第2ラウンドが終了し、首位と1打差の2位から出た永野竜太郎(フリー)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーで単独首位に浮上した。1打差2位には岩崎亜久竜(あぐり、フリー)ら3人がつけている。単独首位発進だった小木曽喬(フロンティアの介護)は10アンダーの5位に後退した。
今平周吾(ロピア)、宮里優作(大和ハウス工業)が9アンダーの6位。前週3位の鈴木晃祐(ロピア)、2022年大会覇者の大槻智春(真清創設)は8アンダーで10位。金谷拓実(Yogibo)、片岡尚之(CS Technologies)は7アンダーで15位。15年大会Vの石川遼(カシオ)、3週連続優勝を目指す平田憲聖(エレコム)は4アンダーの42位。大会2度制覇の池田勇太(フリー)は3アンダーの55位で予選を通過した。
岩田寛(フリー)、蝉川泰果(アース製薬)は2アンダーの69位。連覇を狙った谷原秀人(国際スポーツ振興協会)は3オーバーの104位で予選落ちとなった。
2024年09月13日 17:31
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第1日(13日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了した。ルーキーの菅楓華(すが・ふうか)が自己ベストを2打更新する64をマークし、8アンダーで単独首位発進した。1打差の7アンダー2位に、2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう)が続いた。
小林光希、三ケ島かなが5アンダーの3位。愛知県出身の21歳アマチュア、木村葉月らが4アンダーの5位となった。
史上3人目の3週連続優勝を狙う竹田麗央(りお)は、古江彩佳と並び3アンダーの12位。昨年大会優勝の岩井明愛(あきえ)は2アンダー24位となった。21年大会覇者の西村優菜は、1オーバー72位と出遅れた。
2024年09月13日 16:39
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第1日(13日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、7アンダーで首位と1打差2位で今季初優勝へ好スタートを切った。
2024年09月13日 16:36
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第1日(13日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
前週国内メジャーを初制覇し、史上3人目の3週連続優勝を狙う21歳の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で発進。トップと5打差の12位につけた。
前半は6、8番でボギーを喫するなどイーブンで回り、後半に11、15、17番でバーディーを重ね、スコアを伸ばした。「今日はティーショットと(セカンド)ショットがあまり良くなかったので、前半はなかなかチャンスにつかなかった。最終ホール(18番、結果はパー)に3ウッドでいいショットが出たので、その感覚を練習したい」と前向きに話した。
気温30度を超える暑さの中、「集中力を切らさずに回るのは大変だが、今日は何とかその中で回れた」とうなずいた。14日の競技後には「頭から離れない」と語っていた大会恒例のドラコン大会が行われる。「今日のショットだと(曲がって)記録なしに終わるので修正したい」と話した。
2024年09月13日 11:42
【プロキャディー25年 梅ちゃんのツアー漫遊記】#1
❤SEXYすぎるっ!!!❤ 原英莉花、胸元パックリの純白衣装で前かがみ!!!
みなさん、こんにちは! プロキャディーの梅ちゃんこと、梅原敦です。よろしくお願いします。
1998年、アルバイトで藤田寛之プロのバッグを担いだことをきっかけに、翌99年から藤田さんの専属キャディーになりました。2014年にフリーになってからは、多くのプロとのコンビで優勝の喜びにも浸り、海外メジャーの厳しい戦いも経験しました。
感動のドラマはおいおいお話ししますが、今回は25年にわたるキャディー人生で最大の失敗劇を振り返ります。本当は思い出したくないんですよ。
あれは、新海美優プロとタッグを組んだ17年の女子ツアー「ニチレイレディス」でした。
「一緒に頑張って優勝しよう」
実質プロ3年目の美優ちゃんに、そう言って初日を迎えると、3アンダー8位と好スタートを切りました。2日目もボギーなしの68。通算7アンダーで2位浮上です。最終日は通算11アンダーのテレサ・ループロと緊張の最終組。美優ちゃんは前半の3バーディーで1打差まで迫りますが、12番、13番の連続ボギーで再び4打差。それでも「残りホール全部バーディーを取ろう」と励まし、3打ビハインドで17番(178ヤード・パー3)のティーイングエリアに立ちました。
「13勝もしているテレサプロだってミスはある。17、18番で連続バーディーなら勝負はわからない。6番アイアンではグリーンに乗るだけ。ピンそばにつけるなら5番ユーティリティー(UT)だ」
僕はそう考え、バッグから5UTを抜きました。美優ちゃんは僕のジャッジを信じてフルスイング。ところが、ピンに向かっていた高弾道のボールはグリーン奥へ着弾すると、そのままグリーン下へ消えていったのです。
「6番でよかったのか……」
悔やんでも後の祭りです。
ボールのところへ行ってみると、林の中で目の前の木々が邪魔です。仕方なくアンプレアブルを宣言。「フルショットの方がいい」と2人で話し、ピンまで90ヤードの距離まで下がってボールをドロップしました。美優ちゃんはウエッジでグリーンに乗せましたが、ボギーパットが惜しくも外れて痛恨のダブルボギー。単独2位も逃し、3人が並ぶ2位タイですから賞金は100万円以上の減額です。
上空にはややフォローの風が吹いていました。初の優勝争いでアドレナリンが出ていたことも、いつもなら察知できるのに、首位に追いつこうと、僕が冷静さを欠いていたのです。
試合後、美優ちゃんが声を震わせながら「梅さんがいたから……ここまで……頑張れたんです」と言ってくれましたが、一生悔やむジャッジミスでした。
美優ちゃんはこの年、賞金ランク39位で初めてシードを獲得。一緒に戦った選手のシード入りがこれほどうれしかったことはありません。
ちなみに、今週の「ソニー 日本女子プロ選手権」(沖縄・かねひで喜瀬CC)は、藤田かれんプロとのコンビで頑張ります。
(梅原敦/プロキャディー)
2024年09月13日 10:00
〝なっち先生〞こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。
そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載! 雨を「チャンス!」に変える準備と機会を作ろう! 雨の日の具体的なプレーの仕方は「雨対応の基本を守りつつ、挑戦もしてみる!」と大谷。濡れた足場は滑りやすく、プレーも急ぎがちになるのでスイングは「ゆったりとコンパクト」が〝基本〞。そのなかでボールが転がらない状況を「ドライバーはキャリーを伸ばす」「パットはしっかりヒットする」打ち方に〝挑戦〞して攻略してみよう!
ゴルフは自然との戦い。夏は夕立ち、近年はゲリラ豪雨の発生も増え、雨との戦いになることが多くなります。雨が降るとカッパを着るため動きにくくなるし、手も滑り、いつも以上にミスが出やすくなってしまう。なによりも晴れの日のようなスカッと気持ちのいいゴルフができないので、私も雨が大嫌いでした。
ところが、この〝雨嫌い〞が、メジャー優勝の経験がある男子プロの話を聞いてから一変。そのプロいわく「雨は降っているんだから、その状況を受け入れて慣れていったほうがいい。積極的に雨に打たれるくらいのほうが雨の対策を見つけることができるよ」とのこと。昔のプロは「雨の練習ができてゴルフがもっとうまくなれる!」と、大喜びでコースに飛び出していったそうです。たしかに「晴れの日だったらこんなことはないのに……」は現実逃避。降っているのはしょうがない、起こったことは仕方がない、ですよね!
こういった物事に対する考え方は、ボジティブになるといった気持ちのことだけでなく、立ち居振る舞いなどの所作に現れます。スポーツを通じて学ぶことは多々ありますが、考え方が変わると行動も変わる。その行動は1年後には大きな差になって現れることを私自身、実感しています。
「ピンチはチャンス!」は、窮地に陥って沈んだ気持ちを奮い立たせる私の大好きな言葉です。雨の日のラウンドも考えながらいろいろなことを試して、今後のためのいい機会だと思ってください。この思考や行動で雨ゴルフを楽しんだ人は、まさに「ピンチがチャンス!」に。これまで雨に向き合ってプレーした経験や知識を発揮するチャンス到来で、雨で気落ちして雑にプレーする同伴者やライバルとのスコアに大きな差をつけることができるはずです。「雨のゴルフは好き。だって勝てるチャンスが増えるから」とまでいえるようになるといいですね!
大谷奈千代
●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。
2024年09月13日 09:26
【プロキャディー25年 梅ちゃんのツアー漫遊記】#2
【前回を読む】キャディー人生で最大の失敗劇…本当は思い出したくないけれど、そのすべてを話します
昨季シニアツアー賞金王の宮本勝昌さん(52)のバッグを初めて担いだのは2000年ぐらいから。
2024年09月13日 09:00
アマチュアの2大ミス「スライス・フック」の克服のための基本から、曲がり方のタイプ別まで、「なぜ曲がる?」「どうやって直す」を徹底レッスン。
狙ったターゲットに真っすぐ飛ばせるゴルファーになる! ヨコよりも「タテ方向」に力を出すのがポイント!
腰を左上に切り上げる体重移動で習得
ドローは、ヨコよりもタテ方向に出力するのがポイントで、体重を左右だけでなく前後にも移動させるのがコツになります。
写真のように切り返しでの荷重は、右足はカカト、左足はツマ先側。これをインパクトまでに入れ替えて、右足はツマ先、左足はカカト荷重でボールをヒットしましょう。
この前後の体重移動の作用によって、骨盤の動きはヨコ回転ではなく、骨盤の左側は上・うしろ側に。右側は下・前側に力をかけていきます。腰を左上に切り上げるように動かすとタテの力を使って飛ばすことができる。上級者のドローを目指すなら、ぜひトライしてください。
骨盤の傾きはアドレスでは地面と平行でも、インパクトでは前後の体重移動によって左側を高くする。これがタテの力を使って飛ばすドローの極意!
目澤秀憲
●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、東京都出身。河本力、桂川有人、金子駆大、永峰咲希、阿部未悠らと契約するツアープロコーチ。
最新のスイングと理論を学び続け、個々の能力やスイングに合わせた指導法に定評があり、選手からの信頼も厚く、勝利や好成績に貢献。桂川と阿部は、今季優勝を果たした。
写真=田中宏幸
協力=ザ・カントリークラブ・ジャパン、取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
2024年09月13日 05:30
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第1日(12日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
ツアー参戦1年目の下家秀琉(しもけ・すぐる、22)=エレコム=が7バーディー、1ボギーの66をマーク。ツアー自己最高となる首位と3打差4位で滑り出した。前週の下部ツアーでは最終日に「59」をたたき出し、プロ初優勝を挙げた新星。大阪学院大の1年先輩・平田憲聖(23)=エレコム=の3週連続優勝阻止へ向け、好スタートを切った。63の小木曽喬(27)=フロンティアの介護=が単独首位発進を決めた。
勢いに乗る下家がレギュラーツアーでも存在感を示した。前週の下部ツアーでプロ初V。急きょ出場権を手にした今大会でもグリーン上がさえた。「今週も変わらず、パターが入ってくれた」と17番で13メートルのバーディーパットを沈めるなど、26パットでまとめた。
高速グリーンを警戒し、今大会前にパター変更も考えたという。だが、練習日に先輩プロから「59が出たんだから絶対変えない方がいい」と言われ、今週も同じパターで臨んだ。尊敬する岩田寛(43)と同じ2ボール型モデルで今週も好スコアを継続。「言うことを聞いて良かった」と感謝の思いを口にした。
ツアーでは大阪学院大の先輩・平田が2週連続V中。その流れに乗りたいところだが「目の前の一打に集中するだけ」と謙そん。身長180センチのショットメーカーが、下部とレギュラーの異例の2週連続優勝に挑む。(富張 萌黄)
◆下家 秀琉(しもけ・すぐる)2002年2月23日、大阪・枚方市出身。22歳。2人の兄の影響でゴルフを始める。大阪学院大高3年時の19年、関西ジュニアで優勝。20年に大阪学院大へ進学し、23年に関西学生を制した。昨年11月27日、プロ転向を宣言。ドライバーの平均飛距離は290ヤード。180センチ、85キロ。家族は両親、兄2人。
2024年09月12日 19:42
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第1日(12日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
ツアー1勝の小木曽喬(フロンティアの介護)が1イーグル、8バーディー、1ボギーの63をマークし、2018年のマイナビABC選手権以来、自身2度目の単独首位発進を決めた。「ショットがだいぶ安定していて、フェアウェー行った時に勇気を持ってピンに打てていた。しっかりパターも入ってくれたので、こういう結果になった」と、うなずいた。
この日唯一のボギーは10番。ティーショットを左に曲げ、ロストボールとなった。それでも「あそこのボギーが大きかったと思う」と振り返る。5メートルのボギーパットを沈め、次のホールへ切り替えた。12番パー5ではチップインイーグルを奪い、流れを引き戻した。「(気持ちを)切らさずやった結果」と胸を張った。
63は自身ツアーベストに並ぶ好スコア。単独首位からスタートするのも6年ぶりとなった。6月のハナ銀行招待で初優勝を挙げた後は「自分の中で目標が上がって、理想と現実が離れてしまった部分があった」という。上位争いできない期間が続いたが、この日は「こんな良いゴルフができたのは久々なので、良いスタート切れたのは嬉しい」と喜びをかみしめた。「今週はだいぶ調子も上がってきていますし、やっていることもハマっている」と2勝目へむけ、自信を持って臨んでいる。
2024年09月12日 18:48
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第1日(12日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
前週3位の鈴木晃祐(ロピア)は1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、首位と6打差32位で滑り出した。
2024年09月12日 17:38
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック プロアマ(12日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
昨年覇者の岩井明愛(あきえ、ホンダ)は「(大会連覇は)狙いたい」と気合十分。昨年は初日から首位を譲らない完全優勝で制しており「いつもそういう勝ち方をしたい」と語った。
11日には、双子の妹・千怜(ちさと、ホンダ)とともに12月に行われる来季米女子ツアー出場権をかけた最終予選会(米アラバマ州・モービル、同5〜9日)にエントリーを済ませたことをマネジメント会社を通じて発表した。
「元々海外ツアーに挑戦したい気持ちが強くあった。今年チャレンジしてみようと思って、チーム(家族、スタッフら)に相談した」と明かした。今季は5大メジャー全てで予選を通り、エビアン選手権10位、AIG全英女子オープン7位と活躍した。「試合に出るたびに(米ツアーに)挑戦したいなと思うようになった。(世界ランクを)落とさないように、目の前の1試合を大切にしたい」と話した。
2024年09月12日 17:36
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック プロアマ(12日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
前週のソニー日本女子プロ選手権2位で、今季初優勝を目指す山下美夢有(みゆう、加賀電子)は「(調子が)いい時は何も考えないというか、何を打ってもいいショットが出るので、逆に今は考えるが、こういう時間を大事にしたい」と冷静に語った。「結果につながらなくても(コーチの)父と話しながら、信じてやっているのでとくに落ち込むこともない」と強調した。
今季、国内で2位が6度。2年連続年間女王は、メルセデス・ランクでトップの竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)を466・61ポイント差で追走する。シーズンは残り11戦。毎年バーディー合戦となる今大会へ「アンダーパーは普通にみんな出すと思います」と分析した。
2024年09月12日 17:34
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック プロアマ(12日、愛知・新南愛知CC美浜C=6560ヤード、パー72)
米ツアーを主戦場とする西村優菜(スターツ)は「ドライバーを基本的に気持ち良く振れていない。そこが振れてくるとアイアンも合ってくると思うが、なかなかうまくいかず難しい」と悩める現状を語った。日本ツアーは5月のメジャー、ワールドレディスサロンパスカップ(予選落ち)以来となる今季2戦目。「今の自分にはコースが狭く感じるので、この景色の中でどれだけできるか。一生懸命プレーするだけ」と見据えた。
21年大会の覇者で、今季米ツアーではポイントランク62位。7月中旬以降の直近5試合は全て予選落ちと苦戦が続いている。今週に向け「大ギャラリーの中でいいプレーをしたい気持ちもある。一方で、去年よりも悪い成績で来ている申し訳なさ、不安はある」と話した。
13日の第1ラウンドでは、古江彩佳(富士通)、山下美夢有(みゆう、加賀電子)との注目組で午前8時40分に1番からスタート予定となっている。