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2024年10月09日 16:39
大岩剛監督が率いたU-23日本代表は、今夏のパリ五輪で、オーバーエイジ枠なしでベスト8進出を果たした。 ただ、そのメンバーからその後にA代表に食い込んだのは4人のみ。9月シリーズでは、DF高井幸大(川崎フロンターレ)とFW細谷真大(柏レイソル)、10月シリーズでは、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)と関根大輝(柏レイソル。怪我の高井に代わって追加招集)と27人のA代表メンバーの中で、2人ずつだけだ。 現在、森保ジャパンの主力を務める三笘薫、久保建英、堂安律、上田綺世、冨安健洋、板倉滉ら東京五輪組の壁は低くないとはいえ、やや物足りない印象だ。 そうした現状について、パリ五輪代表のキャプテンだった藤田に尋ねると、「思うところは、今のところはそんなにはないです」と前置きしたうえで、こう言葉を続けた。 【画像】サウジアラビア&オーストラリアと対戦!W杯アジア最終予選で難敵との連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 「おそらく前回の東京(オリンピック)の時に比べたら、(東京五輪世代の)選手のそれぞれのレベルが相当上がっているから、なかなかパリから食い込めないという現状あると思うんですけど、それは日本サッカー協会としては喜ばしいことではあるかなと思います」 22歳のMFは、「そこに食い込んでこそパリ・オリンピックが意味あるものになると思うので、自分もまだ1回しか選ばれてないので何か言える立場じゃないですけど、自分たちの世代ももっと頑張ってどんどん上を脅かす存在になれたらいいなと思います」と思いを口にした。 今回、高井に代わって緊急招集された関根については、「関根ができることは自分もよくわかってますし、そんなに驚くべきことではないかなと思う」とコメント。「今後もお互いが選ばれるように、高井だったり、細谷だったりと一緒のメンバーとして戦えるように、お互いに切磋琢磨できればいいなと」と底上げを誓った。 次のワールドカップは2年後。現状では順風満帆に見える森保ジャパンも、今後の成長がなければ、強豪国との競争には打ち勝てない。パリ五輪のメンバーから、東京五輪組を蹴落とすような選手で出てこなければ、明るい未来は描けない。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派
2024年11月14日 11:48
日本代表は11月15日にインドネシア代表、同19日と中国代表と北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う。
今回、約1年間ぶりの代表復帰を果たしたのがセルティックのFW古橋亨梧だ。
4年目を迎えたスコットランド王者では、149試合で79ゴールと得点を量産しているものの、日本代表では21戦5発に留まっている。
ただ、MFの鎌田大地は「(代表でも)点を入れているイメージもある。本当、点を取るのはヨーロッパのどこのリーグだろうと本当に難しいことだと思う」と話す。
「あれだけ点を取れる日本人というのは、本当にすごいことだといつも思っている。リスペクトはもちろんしているし、代表で活きてないと思ったことはない。わりと点を入れているイメージ」
【画像】インドネシア&中国戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
代表に定着できていない点についても、「自分もヨーロッパリーグで優勝した年に選ばれなかったりとかそういうのはあるので。選ぶのは監督だし、やりたいサッカーもあるし。彼が良い選手なのは間違いない」と強調した。
上田綺世が怪我で選外となっただけに、鎌田も驚嘆する古橋の得点力に期待が懸かる。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年11月14日 11:45
インドネシアとの対戦を控える日本代表。13日の練習後には、およそ1年ぶりに代表へ復帰したFW古橋亨梧(セルティック)が取材に応じた。
話を聞いたのは『DAZN』で解説者を務めている元日本代表の佐藤寿人。直前でそれに気づいた古橋が「おぉ」と驚きの声をあげる場面もあった。
冒頭、佐藤から「おかえりなさい」と言われ、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた古橋。
復帰については「率直に嬉しいですし、今いい調子にあると思います。その調子の流れを変えないように、いい勢いをもっていけるように自信をもって来ました。プレーすればゴールを決められるように頑張りたいです」と喜んだ。
インタビュアーの佐藤は、Jリーグ通算220得点をあげた稀代の点取り屋。小柄ながらライン際で勝負するスタイルは古橋に通じるところがある。
それだけに佐藤は、「『嬉しい』という言葉がありましたが、同じFW出身として1年ぶりの招集に悔しさもあったんじゃないかと思います」と思いを重ね、「ヨーロッパでこれだけの結果を残してきてなかなか代表に呼ばれない。そういった悔しさ、それをエネルギーに変える思いがあれば聞かせてください」と質問を投げかけた。
すると古橋は「そうですね」と反応し、率直な思いを口にした。
「言っていただいた通り、さっきは『嬉しい』と言いましたけどもちろん毎回毎回選ばれなかったのは悔しい想いもありました。
それが頑張る糧になったというか、出ている選手たちを見てすごく刺激をもらっていました。(それで)僕の中で『また選ばれたい』『またみんなと一緒にプレーしたい』という気持ちがより強くなったので。いい刺激だったなと思います」
招集外はおよそ1年に及んだ。外から日本代表をどう見ていたかとの問いには「厳しい戦いが続く中で出ている選手と出ていない選手が一つになって勝ちにいく姿勢はすごく刺激になりました。やり方を変えながらも結果を残しているのはすごいなと思っていました」と返答。
今回どんなプレーを見せたいかとの質問には「僕はFWなので。ゴールに向かう姿勢だったり、相手がブロックを敷いてきた時に狭いスペースでも駆け引きをしてゴールを狙える存在だと思う。そこを見てほしいなと思います」と自信をのぞかせていた。
最後に佐藤から「素晴らしいゴールを期待しています」とエールを送られると、古橋は「ありがとうございます。頑張ります」と固い握手をかわしながら何度も深々と頭を下げていた。
なぜ?日本代表、森保監督が頑なに呼ばなくなった5名
15日に行われる試合は『DAZN』の独占配信となるが、カジュアルに試合を楽しみたい方向けのライブ配信「FanZone」は無料開放される。
2024年11月14日 11:30
アーセナルに所属するイングランド人DFベン・ホワイトに戦線離脱の可能性が浮上しているようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
報道によると、ホワイトはここ数週間に渡って痛みに耐えながらプレーを続けていたとのこと。インターナショナルマッチウィークに突入するこのタイミングで、慢性的な問題を抱えているひざ関節の軽度の手術に踏み切ったようだ。これにより6週間から8週間程度の戦線離脱が見込まれており、実戦復帰が年明け以降にずれ込む可能性もあるという。
ホワイトは右サイドバック(SB)を主戦場に今シーズンここまで公式戦12試合に出場。離脱となれば、首位リヴァプールと「9」ポイント差の4位からの巻き返しを図るアーセナルにとっては小さくない打撃となる。同クラブではブカヨ・サカとデクラン・ライスも負傷によりイングランド代表を離脱。戦列復帰したばかりのマルティン・ウーデゴーアもコンディション調整のため、ノルウェー代表活動に不参加となっている。
一方で、ホワイトと同じくSBを主戦場とするイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリと日本代表DF冨安健洋は戦線復帰に近づいている模様。『デイリーメール』が報じたところによれば、今後の状態次第ではあるものの、両選手ともにインターナショナルマッチウィーク後には起用可能となる可能性が高いようだ。スコットランド代表DFキーラン・ティアニーの状態は依然として不透明となっている。
インターナショナルマッチウィーク後の初戦では本拠地『エミレーツ・スタジアム』に好調のノッティンガム・フォレストを迎え、その後はスポルティング、ウェストハム、マンチェスター・ユナイテッドなどと対戦するアーセナル。ホワイトの離脱が伝えられるなか、カラフィオーリと冨安の一刻も早い復帰が待たれる。
2024年11月14日 11:30
熱戦が繰り広げられてきた第103回全国高校サッカー選手権大会予選。
2024年11月14日 11:26
レアル・ソシエダは13日、フットボールディレクター(FD)を務めるロベルト・オラべ氏が、今シーズン限りで退任することを発表。後任には、エリック・ブレトス氏(現:スカウト部門)が就任することを併せて伝えている。
2018年3月にレアル・ソシエダのフットボールディレクターに就任すると、近年の躍進を担うことになる選手を続々と獲得。アレハンドロ・レミロ、マルティン・ウーデゴーア、ダビド・シルバ、アレクサンデル・イサクらの他、3年間に渡って切望し続けたと言われるMF久保建英との契約締結にも尽力した。
スビエタ出身のMFマルティン・スビメンディやFWミケル・オヤルサバルを始め、“自前で育てる”という伝統を踏襲しつつも、レアル・ソシエダの土壌にあった“新しい風”を加えることでチームを強化してきたオラべ氏。2018−19シーズンから2024−25シーズンの7年間において、ヨーロッパリーグに4度、チャンピオンズリーグに1度出場。2021年4月には、33年ぶりとなるコパ・デル・レイ(コロナの影響で決勝戦が1年延期)優勝を果たすなど、成功の立役者であることは明白だ。
なお報道によると、現行契約を2026年夏まで残しているオラべ氏だが、昨夏の時点で退任する意向をホキン・アペリバイ会長に伝えていたとされる。
2024年11月14日 11:21
日本代表は今月、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、インドネシア代表、中国代表といずれもアウェーで対戦する。
ここまで4試合を戦い3勝1分で勝点10。さらに6ポイントを上積みし、首位の立場をより強固なものとできるか。まずは15日に3分1敗で5位のインドネシアと相まみえるなか、英メディア『Sports Mole』が独自のプレビュー記事を掲載。好調を維持する森保ジャパンが、韓国人のシン・テヨン監督が率いるチームに3−0で快勝すると予想している。
「テヨンは、チームが最近の敗戦(先月、中国相手に1−2)から立ち直り、グループ順位を上げ始めると期待しているだろう。しかし、グループ首位の日本、サウジアラビアとの試合が控えており、厳しい試練が待ち受けている。彼らは日本に対して善戦するだろうが、サムライブルーがこの試合において格上なのは明白だ。我々は日本が快勝すると考えている」
【画像】インドネシア&中国戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
日本代表では今予選全4試合に先発してきた上田綺世と谷口彰悟が怪我を負い、選外に。『Sports Mole』は上田の代わりに古橋亨梧の活躍を期待する一方で、谷口の不在は把握できていないようだ。想定スタメンに33歳のDFを含めている。
「上田綺世は負傷のため出場できず、1年ぶりに代表復帰した古橋亨梧が代役を担う。そのほか、森保一監督はこれまでと同じような攻撃陣を起用する模様で、久保建英と南野拓実はストライカーのすぐ後ろ、三笘薫と堂安律はワイドなポジションでプレーする。守備陣では鈴木彩艶、板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹が過去4戦全てで先発しており、森保監督はインドネシアとの難しいアウェーゲームを想定して、この組み合わせにこだわる可能性が高い」
CB谷口、CF上田とセンターラインを担ってきた重要な2人を欠く状況ではあるが、ジャカルタで最大限選手層の厚さを知らしめたい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年11月14日 11:00
チェルシーに所属する20歳のなでしこジャパンFW浜野まいかは13日、女子CLのセルティック戦に先発出場。
アウェイでの一戦ということもあってか、22分に先制点を奪われたチェルシーだったが、28分、浜野の2試合連続となるゴールで同点に追いつく。🔵 Maika Hamano gets the Blues level in Glasgow!
Watch live for free on DAZN ▶️ https://t.co/dIfKpURNP3 #UWCLonDAZN #UWCL pic.twitter.com/prhuGJtFWb
— DAZN Women's Football (@DAZNWFootball) November 13, 2024
右からの折り返しをニアサイドで合わせた浜野。見た目以上に難しいシュートだったが持ち前の技術でしっかりゴールへ流し込んでみせた。
チェルシーはその4分後にもアシュリー・ローレンスが決め、終了間際に退場者を出したものの2-1と逆転勝利。グループステージで無傷の3連勝を飾っている。
また今回の遠征では、こんな“ほのぼのシーン”もチェルシーファンの間で話題に。A lil’ team walk. 🚶♀️ #UWCL pic.twitter.com/cHU4EZ7Ih7
— Chelsea FC Women (@ChelseaFCW) November 13, 2024
アウェイのグラスゴーの地をチームで戦歩していると、浜野が一人、道を外れて森のほうへ。追いかけているのは…2匹のウサギ!
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試合前にもかかわらず見せた子供のような無邪気な姿に、チームメイトやスタッフは「オーマイガッ…」と驚きの声を上げていた。
2024年11月14日 10:48
チェルシーに所属しているイングランド代表MFコール・パーマーが、昨夏の移籍を振り返った。
2024年11月14日 10:33
11月15日に敵地で行なわれる北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第5戦・インドネシア戦が目前に迫ってきた。
日本代表は11日から現地で調整しており、12日に別メニュー調整だった久保建英(レアル・ソシエダ)、守田英正(スポルティング)も13日からは全体練習に参加。いよいよ臨戦態勢に入りつつある。
今シリーズでは、ここまで最終予選の4試合で3バックのセンターを務めた谷口彰悟(シント=トロイデン)が負傷により選外に。4バック導入の可能性もあるのではないかという見方もあったが、森保一監督は3バックをブレずに継続する意向。今回はその構成が注目されている。
6月シリーズからの流れを踏まえると、3バックのセンターは板倉滉(ボルシアMG)が濃厚。左の町田浩樹(ユニオンSG)はそのままで、右には6月のミャンマー戦で先発した橋岡大樹(ルートン)が入る形になりそうだ。
「基本、チームで3枚をやる時は真ん中をやるし、どちらかというと右の方がやってなかったんで、自分が真ん中に入ったとしても、そこはスムーズに対応できるかなと思います」と統率役を担う板倉は自信を口にした。
日本代表では6月のシリア戦でしかセンターでプレーしていないが、クラブで経験値を積み重ねているのは大きな安心材料ではないか。
「彰悟君は守備の対応も強いですけど、攻撃の起点にもなれる選手。相手のプレッシャーが来ても足もとの技術でかわすことができますし、ビルドアップのところで1つクッションにもなれると思います」と大迫敬介(広島)がGK目線で谷口の重要性を口にしていたが、板倉なら攻守両面で同等以上の役割を果たせるに違いない。
これまで通り、3バックを確実に連動させ、GKやボランチらとの連係もスムーズにしていかなければ、7万8000人の大観衆が押し寄せると言われるインドネシア戦で何らかのアクシデントが起きないとも限らない。
それを確実に阻止し、「板倉ならセンターでも十分にやっていける」という安心感と信頼を示せれば、今後は彼がこのポジションの主軸になる可能性も少なくない。
実際、33歳の谷口が怪我から戻ってきた時点でパフォーマンスをトップまで戻せるかは未知数だし、冨安健洋(アーセナル)もいつ代表復帰できるか分からない。不確定要素が多く、人材も手薄なポジションということで、やはり板倉にはかかる期待が非常に大きいのだ。
「攻守において真ん中は安定する必要があると思うし、チームの状況や周りを見ながらサポートしていければいいと思います。
インドネシアは1トップを含めて機動力もあるし、そこにたくさんボールが入ってくる印象を受けているので、まずはそこでやらせないことが大事。あとはセンターバックの距離感、中盤の距離感を考えながらリスク管理を集中してやらないといけない。
アバウトなボールも増えてくるでしょうし、事故も起こりえる。みんなが想定しておかないといけないですね」と板倉は自身が率先してやるべきことを明確に描いている様子。それをピッチで確実に実践し、3バックのセンターとしての地位を固めていくべき。まずはその一挙手一投足が期待されるところだ。
【画像】年内ラスト、インドネシア・中国と対戦!W杯アジア最終予選で敵地での連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
板倉以外の候補者としては、3バックの全ポジションとボランチができる瀬古歩夢(グラスホッパー)もいる。ただ、森保監督が最終予選では主力メンバーをある程度、固定して戦う方針を示しているところを見ると、11月シリーズで出番が訪れる確率はそう高くない。
それでも、フィジカルコンタクトの激しい最終ラインは突発的な事態がないとも言い切れない。そこに備えておくことは重要である。
「(センターでは)ラインの統一感だったり、リーダーシップ性というのが求められると思うので、そういうのを発揮していければいいかなと思います。彰悟君が怪我をしたことはチームにとって痛いですけど、その分、自分たちにはアピールのチャンスもありますし、自分なんかはこういったチャンスをモノにしていかないと生き残っていけない」と本人も危機感を吐露していた。
確かに2022年カタールW杯の最終予選を振り返っても、吉田麻也(LAギャラクシー)と冨安が揃って離脱した22年1〜2月の中国&サウジアラビア戦で、谷口と板倉が連勝に貢献し、浮上のきっかけを掴んだことがあった。
瀬古も限られた出番を得るために食らいつくしかない。今後、チェイス・アンリ(シュツットガルト)ら若い世代のCBが台頭してくると見られるだけに、今シリーズを大切にする必要があるのだ。
いずれにしても、3バックのセンターの選手層アップが叶うか否か。そこに注目しつつ、インドネシア戦の動向を注視していきたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
2024年11月14日 10:32
トッテナムに所属するウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールに出場停止処分が科される可能性があるようだ。13日、『ガーディアン』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。
ベンタンクールは今年6月、母国の人気番組『Por La Camiseta』に出演した際にユニフォーム交換に関する話題を振られ、「彼らは皆顔がそっくりだから、(渡すユニフォームは)ソニー(※ソン・フンミンの愛称)の従兄弟のものかもしれないよ」と発言。このコメントがSNS上で広まると、人種差別的発言であるとの批判が集まり、ベンタンクールはインスタグラム上でソン・フンミンへの謝罪を行なった。
ソン・フンミン自身が謝罪を受け入れたことで事態は収束に向かうかと思われたが、イングランドサッカー協会(FA)は一連の騒動を問題視。ベンタンクールの発言がFA規則E3.2にて定義された「極めて悪質な違反」に該当する可能性があるとして、9月に同選手の告発に踏み切った。
報道によると、ベンタンクールはFAから一定期間の出場停止処分を受ける可能性が高いとのこと。具体的な期間については明らかになっていないが、FAが2019年に人種差別的発言への最低処分を6試合に引き上げたことを考慮すると、少なくとも6試合の出場停止処分が科される見込みだという。なお、トッテナム側は当該の発言が代表チーム帯同時のものであることから、FAに告訴権限があるか否かを疑問視していたものの、処分を受け入れたと報じられている。
2022年1月の加入以降、中盤の主軸として活躍しているベンタンクール。今シーズンもここまで公式戦15試合に出場し1ゴール1アシストをマークしており、出場停止となればトッテナムにとっては大きな打撃だろう。インターナショナルマッチウィーク後に控える6試合の対戦相手は、マンチェスター・シティ、ローマ、フルアム、ボーンマス、チェルシー、レンジャーズとなっている。
2024年11月14日 10:30
インドネシアとの対戦を控える日本代表。13日の練習後には三笘薫(ブライトン)が取材に応じた。
中村敬斗(スタッド・ランス)の台頭もあり、三笘は本職の左サイドだけではなく左シャドー(3トップの左側)での起用も予想されている。
よりFWに近いポジションでプレーする可能性もあるが、今回は2次予選から8得点を決めているエースFW上田綺世(フェイエノールト)がケガで不在となった。
ただ三笘は、「出ている選手によって少し調整をする部分はありますけどチームとしての戦術の中でプレーしないといけない」とチーム優先の姿勢を崩さず。
その一方で、「ファイナルサード(ゴールに近いエリア)ではそれぞれの特徴を生かさないと。そこは自分たちがやるべきところかなと思っています」と自身にベクトルを向けた。
今回の対戦で話題になっているのは、何といってもインドネシアの帰化戦略であろう。
かつてオランダの植民地であったインドネシアは近年、同国にルーツを持つオランダ生まれの選手を代表チームに多数誘っており、その候補は150名を超えるとも伝えられる。
三笘もインドネシアについて「帰化選手も多くて能力も高い選手が入ってきていると思います」と警戒した。
日本は今年初めに行われたアジアカップでインドネシアに3-1と勝利しているが、三笘は負傷の影響でベンチに入らなかった。
それだけに「僕自身はアジアカップで試合をしていないのでまだ肌感覚でわからないところはあります」と慎重で、「ブロックを敷いたりより強度の高い守備をしてまとまりをもって戦ってくると思います。そのぶんカウンターのところを注意しないといけない」と話していた。
世界選抜級…インドネシアの血を引いた最強イレブン11名
15日に行われる試合は『DAZN』の独占配信となるが、カジュアルに試合を楽しみたい方向けのライブ配信「FanZone」は無料開放される。
2024年11月14日 10:00
ペップ・グアルディオラ監督が就任して以降、一番といってもいいほど苦しい状況に立たされている現在のマンチェスター・シティ。
2024年11月14日 10:00
スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、アストン・ヴィラDFパウ・トーレスの負傷に伴い、バルセロナDFパウ・クバルシをスペイン代表へ追加招集すると発表した。
今夏のEUROでは決勝でイングランドを2-1と下し、3大会ぶり4度目の欧州王者に輝いたスペイン。現在はUEFAネーションズリーグを戦っている。
チームは4節終了時点ですでにグループステージ突破を決めており、今月の2試合は消化試合。にもかかわらず、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がクバルシを招集したことが物議を醸している。
というのも、クバルシは6日に行われたCLツルヴェナ・ズヴェズダ戦で顔面を負傷。相手選手に蹴られたことで裂傷を負い、10針を縫ったばかりなのだ。
10日のレアル・ソシエダには間に合い、先発フル出場したが、フェイスガードを着用していた。そうした中で、まだ17歳のクバルシが追加招集されたことに疑問を投げかける声もあるようだ。
10代で父になった7人のスター選手
スペインは15日にデンマーク、18日にスイスと対戦する。
2024年11月14日 09:41
プレミアリーグで審判を務め、現在は職務停止中になっているデイビット・クート氏に新たな疑惑が浮上している。13日、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などが伝えている。
クート氏は、リヴァプールと同クラブの前監督であるユルゲン・クロップ氏に対して、侮辱的な発言をしている映像がSNSで拡散され、現時点でこの映像が本物かどうか、いつ撮影されたのかは、不明となっているが、イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は調査を開始し、「デイビット・クート氏は、調査が完全に完了するまで、即時停職処分となった。PGMOLは調査が完了するまで、これ以上のコメントは行わない」ことを明らかにしていた。
そんなクート氏だが、今度は別の動画や写真が拡散されていることから、大きな問題に発展している。イギリス紙『サン』では、今夏に開催されたEURO2024で撮影されたとされるものに、クート氏が巻かれた米国紙幣から白い粉のようなものを嗅いでいる様子が伝えられている。
この新たな疑惑を受け、PGMOLは改めて以下のように声明を発表している。
「私たちは疑惑を認識しており、非常に深刻に受け止めています。デイビット・クート氏は完全に調査が完了するまで職務停止中のままです。デイビットの健康は私たちにとっても引き続き最重要事項であり、この期間中に彼が必要としている継続的なサポートを提供することに全力を尽くしています。現時点ではこれ以上コメントする立場にありません」
2024年11月14日 09:37
女子チャンピオンズリーグ(WCL)グループB第3節が13日に行われ、日本女子代表(なでしこジャパン)FW浜野まいかが所属するチェルシー・ウィメンはセルティックと対戦した。
昨シーズンのウィメンズ・スパーリーグ(WSL/イングランド女子1部)覇者であるチェルシーは、第1節でレアル・マドリードを3−2、続く第2節でトゥウェンテを3−1で下して連勝発進。ここまで6試合を消化したWSLを含めて今シーズンの公式戦では全勝中と波に乗っている。3連勝を目指す今節はスコットランドの名門セルティックの本拠地に乗り込んだ。
序盤からチェルシーが主導権を握るなか、試合の均衡が破れたのは22分。ピッチ中央からの絶妙なスルーパスに抜け出したマーフィー・アグニューがGKとの1対1を冷静に沈め、ここまで連敗中のセルティックが先制に成功した。
失点からわずか6分後、反撃の口火を切ったのは浜野だった。最終ラインから丁寧にパスを繋いだチェルシーは、アギー・ビーバー・ジョーンズがスルーパスに抜け出しボックス内右へ侵入。ドリブルで縦に仕掛けてからマイナスへ折り返すと、走り込んできた浜野が右足ダイレクトで押し込みネットを揺らした。チェルシーが28分に試合を振り出しに戻す。浜野にとっては今シーズンの公式戦3ゴール目、WCLでの2試合連続ゴールとなっている。
攻勢を強めるチェルシーは32分、複数人が絡んだ見事な連携で左サイドを崩すと、ボックス内からのグラウンダーのクロスにエリン・カスバートが合わせる。これは相手GKの好セーブに阻まれるも、こぼれ球をアシュリー・ローレンスが押し込み、あっという間に逆転に成功した。
前半を1−2で折り返すと、後半もチェルシーが押し気味に試合を進めるも追加点を奪うことはできず。90+5分には浜野の先制点をアシストしたビーバー・ジョーンズが2枚目のイエローカードを提示された退場となるが、そのまま逃げ切り1点リードのまま試合を終えた。勝利したチェルシーは3連勝、敗れたセルティックは3連敗となっている。
【動画】浜野まいかが今季3ゴール目! チェルシーのWCL3連勝に貢献