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2024年10月09日 15:45
「特に気持ち的には変わらずに今までやってきたことがあると思うので、まずは初戦で出せればいいかなと思って準備しています」。 ロッテの小川龍成は、12日から始まる日本ハム(エスコンフィールド)とのクライマックスシリーズ・ファーストステージに向けてこのように意気込んだ。 小川は昨季52試合に出場しCSには1試合の出場だったが、今季はシーズン自己最多の119試合に出場し、打率.241、21打点、20犠打、10盗塁、5月は月間打率.339、7月は月間打率.386をマークするなど、今年は中心選手としてCSを迎える。 ただ、7月まで打率.280だったが、8月以降の打率は.163だった。9月5日に取材した時には「波が本当に大きくて不調の時間が長いというのは技術的に不足しているところだと思うので、調子が良いのが持続できないのは、単純に実力不足というか、技術が足りないところかなと感じています」と明かしていた。 現在の打撃の状態については「ちょっとずつ戻ってきています」とし、「マリンの最終戦でも自分の理想のバッティングができましたし、もう少し状態を上げていけたらなと思います」と、3日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)では取り組んできた反対方向の打撃で、達孝太のフォークをレフト前に弾き返した。 9日のZOZOマリンスタジアムで行われた全体練習では、「短期決戦になったらバントを一発で決めると言うことがより重要になってくると思うので、そこはサインが出た時にミスしないように練習しています」と、室内練習場でのバントマシンを相手に黙々とバント練習を行った。 7月30日の西武戦では、三塁前にセーフティバントを決めてサヨナラ勝ちを収めるなど、三塁側のセーフティバントも武器にしている。夏場以降は、セーフティバントに備えて相手チームの三塁手が前に出てくることが増えた。 「打席に立って守備位置を確認した時にサードが前だと、すごくやりにくいですし、構えた時だったり、セーフティを試みたときのチャージの仕方だったり、声かけもそうですしそう言ったところも警戒されているなというのはあるので、やりにくくなっているというか、ちょっと考えてやらないといけないなというのは前よりも感じています」と9月5日の取材で話していた。 「出た時に自分の役割をシーズンと同じように全うすれば、チームに貢献できて、チームも勝てると思うので、自分の役割を意識してやりたいなと思います」。CSでも持ち味である粘りの打撃、小技、走塁、守備でチームに貢献していく。 取材・文=岩下雄太
2024年11月14日 12:39
広島の百貨店・福屋の広島駅前店カープグッズ売場リニューアルオープンセレモニーが14日、広島市南区の同店で行われ、今季限りで現役を引退した野村祐輔氏がテープカットなどを務めた。
球団マスコットのスライリーとともにセレモニーに出席した野村氏は新しくなったグッズ売場を見て回り、「カープとファンの皆さんをつなぐ拠点となってくれればうれしく思いますし、選手もカープのグッズを買ってくださることはすごくうれしいことなので、来ていただきたいと思います」と呼びかけた。
10月5日・ヤクルト戦(マツダ)で引退セレモニーを行って以降、ユニホームに袖を通すのは初。引退から1カ月以上が経過した今の心境を「野球からちょっと離れたというか。普段はこの時期だと『来年1月の自主トレはどうしよう、こういう形で進めていこう』と考えている時期なので、それを考えなくて良くなったと思うと、プレッシャーもあったので、ちょっと身が軽くなったというか。でもそれがなくなったと思うと、やっぱりさみしさも感じますかね」と明かした。
福屋広島駅前店5階にあるカープグッズ売場はオフィシャルグッズに加えて、福屋オリジナルコラボグッズの販売や特別展示を新設するなどのリニューアルを果たした。オープニングセレモニーでは新井監督も祝福のビデオメッセージを寄せ、「来年に向けて私たちカープもしっかり頑張っていきたいと思います。カープもおそらく新しく生まれ変わるきっかけになる年になると思います。頑張ります」とコメントした。
2024年11月14日 12:18
小林は2020年に内野手としてプロ入り…今季は二刀流でプレー
「プロ野球12球団合同トライアウト」が14日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。再起をかけた一発勝負の舞台で、ソフトバンクから戦力外となった小林珠維投手が「凄い良かった」「めっちゃいい球投げるやん」とファンの度肝を抜いた。
東海大札幌から2020年ドラフト4位指名でソフトバンクに入団した23歳。高校時代は150キロを超える剛腕に加えて、通算30本塁打の野手としても才能を発揮した。ドラフトでは内野手としてプロの門を叩いている。ただ、プロ入り3年間で1軍に昇格できず、昨オフに戦力外通告を受けて育成選手として再契約を結んだ。
迎えた今季は投手に再転向し、二刀流としてプレー。3年半のブランクがありながら、3月に登板した4軍戦では最速149キロと能力を示した。もっとも、2軍戦では2試合に登板して9イニングを投げ、1勝1敗、防御率6.00、2三振、6四球の結果に終わり、10月に再び戦力外となった。
トライアウトではカウント0-0からのシート打撃で、まずは投手としてマウンドへ。巨人・菊田拡和内野手、西武・高木渉外野手と対戦し、2者連続で空振り三振に打ち取った。最速は147キロをマークし、カットボールも140キロと威力あるボールを見せた。見事な球威にファンも驚きを隠せないようで「小林珠維めちゃくちゃ良かったな」「珠維くん最高です!」「小林珠維よくない? 声かかってほしい」「育成でもいいなら小林珠維とっても面白そう。まだ若いし」と称賛の声が送られている。(Full-Count編集部)
2024年11月14日 12:09
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
ヤクルトから戦力外通告を受けた西田明央捕手がトライアウトに参加。シート打撃ではマスクをかぶり、初バッテリーを組む投手にも積極的なコミュニケーションを図りながらリードした。
打席では2打席目に中前打。持ち味の打力でもアピールした。
西田が打席に入ると、スタンドから「パパー!」の声が響き渡り、SNSでも話題に。「スタンドから『パパー!』」、「最高の応援団」、「子供がずっと『パパー』って叫んでるの泣ける」などの声が上がっている。
西田は10年ドラフト3位でヤクルト入り。献身的なリードと打撃で14年間在籍していたが、今オフ戦力外通告を受けた。現役続行を希望して、トライアウトに臨んでいる。
2024年11月14日 11:54
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
前楽天・清宮虎太朗投手が、150キロ超えの直球を連発した。
2024年11月14日 11:29
2021年ドラフト1位の風間はこのオフに戦力外となった
2024年のパ・リーグはソフトバンクが91勝49敗3分け、2位の日本ハムに13.5ゲーム差をつけて優勝した。その一方で、2021年ドラフト1位で入団した風間球打投手が戦力外通告を受けるなど厳しい現実に直面。そこで、過去15年間の1位入団選手の“立ち位置”を振り返ってみた。
習志野高から2010年ドラフトで入団した山下斐紹捕手は2017年オフに楽天へトレード。2020年に戦力外となり、中日に入団したが2022年に再び戦力外となり引退した。翌年宮崎日大高から入団した武田翔太投手は主に先発として活躍するも今年の4月にトミー・ジョン手術を受けた。2013年にJR九州から入った加治屋蓮投手は2020年に戦力外に。阪神に入団し活躍したが、今年のオフに戦力外となった。
2015年に3球団競合の末にソフトバンクに入った高橋純平投手は昨年戦力外となり引退。2016年の田中正義投手はFA入団した近藤健介外野手の人的補償として日本ハムへ移籍すると、新天地で覚醒した。2017年の吉住晴斗投手は2021年で戦力外になり引退した。
東洋大から2018年に入団した甲斐野央投手は昨年オフにFAで加わった山川穂高内野手の人的補償で西武へ加入した。2019年の佐藤直樹外野手、2020年の井上朋也内野手、2021年は風間で、2022年はイヒネ・イツア内野手、2023年は前田悠伍投手。そして今年は神戸弘陵高の村上泰斗投手が1位で指名された。
さすがに近年入団の若手はレギュラーを目指して鍛錬しているが、すでに2010年から2019年までの10年間で現在もソフトバンクでプレーしているのは武田、東浜巨投手、松本裕樹投手、佐藤直の4人だけ。ドラフト1位とはいえ、12球団屈指の巨大戦力を残るソフトバンクでは生き残ることは容易ではない。(Full-Count編集部)
2024年11月14日 11:18
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
前広島・岡田明丈投手が参加。シート打撃では元巨人・陽岱鋼(オイシックス新潟)と対戦し、149キロ直球で空振り三振を奪った。
2015年ドラフト1位で広島に入り、17年は12勝。18年も8勝を挙げたが、その後はトミー・ジョン手術を受けるなどして育成契約も経験した。
巨人・前田は遊ゴロに仕留め、与えられている打者2人との対戦を終了。全8球全て直球勝負し、「見ていただいている中で、自分のストレートを投げ切ることができました。(ファンの声援は)すごく嬉しい気持ちです。全球ストレートを投げ切ることができました」と充実の表情を浮かべた。
陽岱鋼に計測した149キロには、「コースも高さもいいところに投げ切ることができた。肘自体の不安はほとんどありません」とアピールした。
2024年11月14日 11:10
楽天・藤平は豪州戦で3者三振…侍2登板で6者連続三振の無双
野球日本代表「侍ジャパン」の藤平尚真投手が13日、バンテリンドームで行われた「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」のグループB・豪州戦に3番手で登板し、3者三振で退けた。26歳ドラ1位右腕の快投にファンも騒然。「エグない?」「バケモンです」「ついに覚醒したか」と声をあげている。
藤平は2点リードの7回に登板。打者3人を13球で片付けた。直球は最速151キロ。いずれも最後はフォークで空振りを奪った。6回に3点を奪われ2点差に迫られたところで、豪州打線の勢いを止める圧倒的な投球だった。
横浜高から2016年ドラフト1位で楽天に入団も、昨年までの成績は45登板(42先発)で10勝16敗、防御率4.27。背番号は2022年に「19」から「46」になった。しかし、救援に専念した今季は47登板で1セーブ、20ホールド、防御率1.75、奪三振率11.27、WHIP0.88の無双ぶりでブルペンを支えた。
セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTAのデータによると、速球の平均球速は150.7キロ。昨年の146.9キロから格段に進化した。侍初登板となった10日の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」でも3者三振。日本代表の一員として打者6人を全て三振に仕留めている。
衝撃投球を続ける右腕にファンも歓喜。SNSには「来年クローザーでしょ」「えぐいリリーフになった」「ヤバすぎます」「ずっと見たかった姿」「流れを戻すピッチングは圧倒的」「活躍ほんと嬉しいぜ」とコメントが寄せられた。今後の投球にも注目だ。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
2024年11月14日 11:09
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
今オフに戦力外通告を受けた選手など、45選手が参加。
2024年11月14日 11:08
大谷の新居と思しき写真
10月30日にワールドシリーズを制したドジャース。大谷翔平(30)はアクシデントを乗り越えメジャー7年目で世界一を引き寄せた。にわかに注目が集まる新居の最新情報とは――。
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【写真を見る】「奇跡の一枚!」 大谷とハイタッチを交わすデコピン
ポストシーズン中、大谷の身辺では、にわかに“新居”がクローズアップされていたという。在米ジャーナリストが言う。
「カリフォルニアを拠点に活動する女性家具アーティストが10月5日、インスタグラムに大谷の新居の寝室と思しき写真を投稿しました。小学3年生からドジャースのファンだった彼女はこの前日、自らが作ったベッドフレームを大谷邸に搬入したというのです」 大谷翔平
投稿は許可を得てなされたというのだが、案の定、波紋が広がってしまう。ネット上ではこの写真を基に、大谷の転居先を割り出そうとする動きが加速したのだった。約30億円の大豪邸
「結果、地元の不動産情報サイトに以前掲載されていたある物件が、当の新居ではないかと“特定”されるに至りました。ドジャースタジアムからそう遠くない高台の超高級住宅地の大豪邸で、販売価格は2000万ドル超。間取りはベッドルームとバスルームを合わせて15室。ガラス天井の吹き抜けを囲むモダンな建物の中には、約30坪のサウナ付きスパルームなど、贅(ぜい)の極みを尽くした設備が整っています」(前出のジャーナリスト)
大谷は半年前、785万ドルで購入した邸宅を地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」で詳細に報じられてしまった。これを受けて日本の複数のテレビ局が現地へ押しかけたことで本人の怒りを買い、肝心の引っ越しは取りやめを余儀なくされたというのだ。「引っ越しが本格化するのはこれから」
今回の邸宅は、エリアが全く異なるものの、かつて現地取材を敢行したメディアに対する大谷の怒りは収まっておらず、
「テレビ局とのトラブルは尾を引いており、これを他山の石とする他のメディアでは、強引な取材に踏み切ろうとする動きは見られません。半年前のような“騒動”へと発展する可能性は低いと思われます」(前出のジャーナリスト)
というのだ。一方で、ロサンゼルス在住の日本人記者が明かすには、
「大谷選手はシーズン中、ドジャースタジアム近くのホテルのスイートルームを使用できる契約を結んでいます。オフになればホテル暮らしをやめるのでしょうが、今はワールドシリーズが終わったばかり。新居への引っ越しが本格化するのはこれからでしょう」英語を猛勉強中の真美子夫人
その作業を主導するとみられる真美子夫人(27)は目下、英語を猛勉強中だという。
「元々、彼女は一定程度の英語力を持ち合わせていましたが、スムーズに会話できるほどではありませんでした。それでもドジャースの夫人会では、ジェスチャーを交えるなどして積極的に交流を図ってきた。早く米国の暮らしになじめるようにと、これまでリモートなどで英語の家庭教師を何人も試してきたそうです。現在は、かねて大谷選手が世話になってきた信頼できる球団関係者に習っていると聞いています」(前出のジャーナリスト)
新居は平穏で、夫人のバックアップも完璧。私生活では当面、行く手を阻むものはなさそうである。
関連記事【オフに大谷翔平が失うかもしれない「無二の盟友」 大谷へのダメージとは】では、ドジャースのオフの動きが来季の大谷の活躍に与えるマイナスの影響について報じている。
「週刊新潮」2024年11月14日号 掲載
2024年11月14日 10:43
大谷翔平、50号記念球が台湾で公開…米メディアも驚きの影響力
ドジャース・大谷翔平投手の「50号記念球」が13日、台湾・台北市の最高層ビル「台北101」で展示された。このオフにオークションに出品されていたが、10月22日(日本時間23日)に台湾のIT関連企業が360万ドル(約5億4700万円=落札時のレート)で落札していた。オークション会社「Goldin」によると、手数料込みで439万2000ドル(約6億6727万円=同)となり、記念球の歴代最高額を更新したという。
元MLB公式の記者で、米メディア「Aol」のジャック・ベアー記者が13日(日本時間14日)に「ショウヘイ・オオタニの“50-50球”は台湾の観光名所になった」のタイトルで記事を掲載。「ショウヘイ・オオタニが台湾までボールを飛ばせる可能性は排除するわけではないが、この男のスター性は間違いなくとても輝いている」と台湾での影響力を指摘した。
「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した記念球はIT関連企業「UCキャピタル」が落札。高層ビルの「台北101」の展望台で一般公開され、来年の3月2日まで全ての人が訪問可能であると説明している。
ベアー記者は「MLB史上最高のシーズンに生まれたこのオオタニボールは、最も価値のある記念品の1つである。台湾企業がオークションを制したので、熱狂的なオオタニファンが今すぐにでも台北に行くことができるか画策している姿を想像つく」と述べている。
別の米メディア「ドジャース・ネーション」公式X(旧ツイッター)に「(多くの)ファンは一目見ようと既に(ボールに)飛びついている」と投稿。「スポルティング・ニュース」も「台湾の展覧会でショウヘイ・オオタニの50-50ホームランボールがお披露目になったが、(噂通り)本当に4人も警備員がいた」と厳戒態勢ぶりに驚いていた。
大谷は9月19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦で自身初の3打席連発を含む6打数6安打10打点2盗塁。驚愕の成績で史上初となる「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した。(Full-Count編集部)
2024年11月14日 10:13
元日本テレビアナウンサーの上田まりえが13日、プロ野球・中日で活躍した韓国人投手の驚がくする現在の姿を紹介した。
「日本のプロ野球ファンのみなさま!なんと私、あのサムソン・リーさんに韓国で会ってきました!!」とサムソン・リー元投手との対面を明かした。「1998年と99年の2年間、中日ドラゴンズで活躍した“韓国三銃士”の一人。球威のあるストレートとワイルドな姿が思い出されます。トレードマークの長髪は、今も変わらず!」とつづった。
披露した写真では、パーマがかかったロン毛にハットをかぶり、松田優作さんのようなワイルドな風貌で、ステージでギターをかき鳴らす姿や、上田と肩を抱き合ったサムソン・リーを紹介した。
「現在は、野球解説者に加えて、ロックバンド『What!』と『Underdog』のギタリストとして活躍されています。先日、ソウルの梨泰院(イテウォン)のライブハウスで行われた『What!』のライブを観に行ってきました マウンドからステージへと立つ舞台を変えたサムソンさんは、それはもう輝いていました!」という上田。ドラゴンズ優勝の立役者となり、メジャーでもマウンドに立った男の激変ぶりにコメント欄でも「なつかしい」「マジ熱いです」「すげー」「カッコイイ」など野声が挙がった。
2024年11月14日 09:52
世界一パレードでフラハティが大谷のテキーラのボトルを飲ませた場面が話題に
ドジャースのジャック・フラハティ投手が世界一パレードで大谷翔平投手にテキーラを飲ませた映像が話題となったが、米メディアに登場した右腕が一連の件について説明。
2024年11月14日 09:15
「12球団合同トライアウト」(14日、ZOZOマリンスタジアム)
12球団合同のトライアウトが開催される。開催を前に参加者リストが配布され、45選手の名前が記載された。
12球団では阪神勢の選手の名前はなく、「阪神は参加者なし」とも報告された。阪神では今オフ、加治屋蓮投手、岩田将貴投手、遠藤成らが戦力外通告を受け、去就が注目されている。
今オフに戦力外通告を受けた選手で、不参加なのは巨人の18年ドラフト1位・高橋優貴投手、DeNA勢では大和外野手、大田泰示外野手、楠本泰史外野手、広島・戸根千明投手、ヤクルト・嘉弥真新也投手、中日・中島宏之内野手ら。
参加するのは45選手の予定。元巨人・陽岱鋼、前巨人・鈴木康平、前広島・岡田明丈や曽根海成、前日本ハム・柿木蓮、前ロッテ・東條大樹や吉田凌、前楽天・桜井周斗、前西武・鈴木将平らがシート打撃を行う。
▽参加予定45選手は以下。
【巨人】鈴木康平、菊田拡和、小沼健太、笠島尚樹、川嵜陽仁、前田研輝、加藤廉、陽岱鋼、加藤脩平
【DeNA】村川凪、高田琢登
【広島】岡田明丈、曽根海成、内間拓馬、藤井黎來、新家颯、行木俊
【ヤクルト】尾仲祐哉、西田明央
【中日】上田洸太朗、三好大倫、福島章太
【ソフトバンク】瀧本将生、佐藤宏樹、小林珠維、中村亮太
【日本ハム】斎藤伸治、柿木蓮
【ロッテ】東條大樹、吉田凌、菅野剛士、古谷拓郎、白濱快起、黒川凱星、島孝明
【楽天】高田孝一、桜井周斗、吉川雄大、清宮虎太朗、菅原秀
【オリックス】谷岡楓太、中田惟斗
【西武】伊藤翔、鈴木将平、高木渉
2024年11月14日 09:14
2年連続でAクラス入りを果たしたロッテ。先発陣は小島和哉、種市篤暉が規定投球回に到達し、小島と佐々木朗希が2桁勝利を挙げ、チーム先発防御率は『3.06』と昨季の『3.43』から良化した。
今季一軍で投手コーチを務めた小野晋吾コーチは「みんなそれぞれ頑張ってくれたと思いますし、みんな苦しむ時期もあったんですけど、立て直しながらシーズン通してやってくれたと思います」と先発陣を評価した。
◆ 小島は4年連続規定投球回到達&2年連続2桁勝利
今季も先発陣を引っ張ったのが小島。開幕戦、交流戦開幕、交流戦明けのリーグ戦再開初戦と、大事なゲームのほとんどを任され、4年連続規定投球回に到達し、2年連続2桁勝利とマリーンズ先発陣で最も頼りになる存在だった。小野コーチは小島について「すごい苦しんだ時期があったんですけど、あれさえなければ素晴らしい数字だと思う」と今季も交流戦期間の6月に月間防御率10.80と苦しんだが、他の月は全て月別防御率を3点台に抑えた。
小野コーチは「苦しみながらもまだまだ最低限と言えば最低限なのかなと。彼の能力というか、力からしたらまだまだもっと上を目指してやれる数字を残せるんじゃないかなと思います。苦しんだ時期をしっかり乗り越えて、後半頑張ってくれたと思うので、評価できるところじゃないかなと思います」と口にした。
特にシーズン最終盤の9月は西武戦に3週連続登板もあったが、4試合・26回を投げ、3勝1敗、防御率1.38と安定していたこと。最下位・西武の対戦で絶対に勝ちが欲しい試合で、3試合全て7イニング以上を投げ、白星を手にした。9月29日の試合では、追い込んでからカットボールを多投するなど、いつもよりも気持ちフォーク、チェンジアップを決め球にするケースが少なかったように見えた印象だ。
小野コーチは「色々失敗もあったりして、しっかり自分で考えながら、考察しながら立て直して、繋げてくれたと思うので、大事な試合での投球に関しては良い内容の投球をしてくれたと思います」とその投球を絶賛した。
◆ 種市は自身初の規定投球回到達
種市は2年連続二桁勝利とはならなかったが、自身初の規定投球回に到達。2月の練習試合から安定した投球を見せ、2月の練習試合、侍ジャパン、オープン戦、公式戦初登板となった3月30日の日本ハム戦まで21イニング連続で無失点に抑えた。4月6日のオリックス戦で5回・5失点で降板すると、4月21日の日本ハム戦、4月29日の楽天戦で2試合連続5失点と4月終了時点で防御率5.27と苦しんだが、千賀滉大からもらったグラブに変更した5月6日の西武戦から5月22日の西武戦にかけて3試合連続で自責点0。5月22日の西武戦では自身4年ぶりとなる完投勝利を挙げた。
今季の種市は3・4月(5.27)、7月(6.56)と苦しんだが、5月(0.90)、6月(1.88)、8月(1.50)とほぼ完璧に抑え込んだ。小野コーチは「色々苦しみながら、彼も苦しんで苦しんで、そこを乗り越えた」と振り返る。9月1日のソフトバンク戦で負傷し、右足内転筋の筋損傷で一軍登録を抹消されたが、同月30日の楽天戦に復帰し5回を無失点に抑え、自身初の規定投球回に到達し、日本ハムとのCSでも先発マウンドに上がった。
小野コーチは種市のシーズン終盤の離脱は「痛かったですけど、その後の2試合もしっかり自分のピッチングはやってくれたので、非常に良かったと思います」と話した。
種市は昨年の秋から中5日で先発したいと話していたが、1度も中5日での先発はなかった。種市が終盤に故障による離脱がなければ中5日で先発していた可能性はあったのだろうかーー。
小野コーチは「そういうのを含めてプランはあったんですけど、そうしなくても回せていけるというか、その他のピッチャーも頑張ってくれた。唐川にしても最後頑張ってくれましたし、スポットで投げた選手もそれなりの投球をしてくれたと思うので、先発に関しては頑張ってくれたと思います」と明かした。
◆ 佐々木朗希は自身初の10勝
佐々木朗希は今季も離脱した期間がありながらも、チーム2位の10勝、防御率2.35。大事な最終盤、レギュラーシーズン3位を確定させた10月1日の楽天戦では9回を1人で投げ抜き完投勝利で自身初の10勝目。さらに日本ハムとのCSファーストステージ第1戦でも、8回を5安打無失点でチームを勝利に導いた。
今季はストレートの球速が160キロを超えることが少なく、スライダー主体の投球で“らしさ”が少なかった。それでも、シーズン最終盤の安定感は流石だった。小野コーチは「ストレートが思うように投げられなかったところではあったと思う中で、スライダーは進化していけていたので、フォーク、スライダー、ストレートをうまく組み合わせて終盤はうまく投げてくれた。最終登板は彼らしい投球ができていたんじゃないかなと思う」と分析した。
◆ シーズン通して安定していた西野
小島、種市、佐々木朗希がシーズン途中に不調や故障離脱などがあった中で、シーズン通して安定した投球を見せていたのが西野勇士だ。
西野は交流戦前の取材から何度もストレートを課題にしていると話していたが、ストレートの状態が悪い中でもゲームを作り続け、7月は月間3試合3勝、防御率2.37。西野はゲームメイクできる理由について「勝負できる球が人よりちょっとだけ多いというだけで、それは助かっている要因ではあるのかなと思います」と自己分析。
「遅いですけど、今が今年いい状態かなと思います」と、ストレートの強さが戻ってきた9月は3試合全て6イニング以上投げ、1勝1敗、防御率2.70だった。今季取得した国内FA権を行使せず、来季から3年契約を結び残留が決まった。
◆ 助っ人、若手、ベテラン
メルセデスは勝ち星に恵まれなかったが、21試合・126回1/3を投げ、防御率2.71、シーズン途中に加入したカイケルは中5日と短い登板間隔で登板するなど、種市が故障で離脱した9月、非常に良い働きを見せた。石川歩、唐川侑己といったベテラン組、中森俊介、田中晴也といった若手組も登板間隔を空けながら好投した。
ただ、先発ローテーション入りが期待された中森は防御率こそ2.63だったが、先発では4試合・21イニングにとどまった。小野コーチは「期待していたというか、やってもらわなければいけない選手の一人だった。出力がなかなか上がらない時期があって、そこに苦しんではいたんですけど、彼なりに色々悩んで終盤、最後の登板なんかね、いいものを出してくれたと思うので、これが一つの経験、糧になって来年以降に繋がってくるんじゃないかなと思います」と来季に期待を寄せた。
また、2年目の田中晴はプロ初勝利を挙げ、CS争いが熾烈だった9月16日の西武戦では自己最速の155キロを計測するなど、5回無失点。小野コーチは「春からいいものは出してくれていた中で、もらったチャンスを活かしてくれたというか、いいものを出してくれたと思う。今年は色々一軍の登板を経験して、来年に必ず活きてくるというか、ローテーションピッチャーに加われるピッチャーになると思うので、そこは期待しています」と語った。
リーグ優勝するためにも若手先発陣には出てきて欲しいところ。小野コーチは「ベテランもそうですけど、もっと出てきて欲しい選手はいましたけどね。怪我に苦しんだ選手もいますし、CCも頑張ってくれましたし、カイケルもいいものを出してくれたので、先発に関してはやってくれたと思います。ただもっと若手が出てこないと。下の世代の突き上げが欲しいところだと思いますね」と自身の見解を述べた。
西野が国内FA権を行使せず残留を決めたが、佐々木朗希がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦となり、“10勝・111回”という穴を埋めなければならない。小島、種市が“先発の軸”となってイニング数、勝ち星を稼いで、ベテラン、若手がそれに続いていく。来季、シーズンが終わった時に今季以上の強力な先発陣が作れていることに期待したい。
▼ 先発陣の成績※成績は先発のみ
小島和哉 25試 12勝10敗 163回1/3 振132 四36 QS16 防3.58
種市篤暉 23試 7勝8敗 147回1/3 振148 四38 QS16 防3.05
メルセデス 21試 4勝8敗 126回1/3 振91 四34 QS13 防2.71
西野勇士 20試 9勝8敗 122回1/3 振77 四31 QS13 防3.24
佐々木朗希 18試 10勝5敗 111回 振129 四32 QS11 防2.35
カイケル 8試 2勝4敗 40回 振29 四15 QS3 防3.60
唐川侑己 6試 3勝1敗 33回 振28 四3 QS4 防2.45
石川 歩 5試 3勝1敗 24回1/3 振11 四6 QS1 防3.70
田中晴也 4試 1勝1敗 20回 振17 四6 QS0 防1.80
中森俊介 4試 1勝0敗 21回 振12 四6 QS0 防2.14
美馬 学 3試 0勝2敗 13回1/3 振8 四9 QS0 防7.43
高野脩汰 2試 0勝1敗 6回 振3 四4 QS0 防6.00
ダイクストラ 2試 1勝0敗 9回 振9 四5 QS0 防1.00
岩下大輝 1試 0勝0敗 1回 振1 四1 QS0 防0.00
横山陸人 1試 0勝0敗 2回 振3 四0 QS0 防0.00
取材・文=岩下雄太
2024年11月14日 09:04
4番の阪神・森下は豪州戦で3安打…新井宏昌氏が絶賛する「勇気と天性の才能」
「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」オープニングラウンド・グループBが13日に開幕。野球日本代表「侍ジャパン」はバンテリンドームで豪州戦に臨み、9-3の快勝で好発進した。「4番・右翼」で出場した阪神・森下翔太外野手が4打数3安打2打点1四球と気を吐いた。来季の阪神、さらには2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも、チームのキーマンとなりそうだ。
森下の持ち味が光った。初回は楽天・辰己涼介外野手の左犠飛で先制した直後、1死一塁で四球を選んだ。2-0の3回1死で迎えた第2打席は、初球のストレートをとらえ、遊撃内野安打。安打と内野ゴロで三塁へ進塁した後、相手投手の暴投で3点目のホームを奪った。
7回先頭で三塁線を破った二塁打は、代わったばかりの相手投手の初球をとらえた。8回2死一、三塁ではカウント3-1から左中間へ2点二塁打を放った。豪州はこの日、小刻みな継投で侍打線をかわそうと12人の投手を繰り出したが、森下は初球打ちを2度敢行し、いずれもヒットにした。
現役時代に通算2038安打を放ち、引退後もオリックス、広島などで名コーチとして鳴らした野球評論家・新井宏昌氏は「森下が初球打ちで結果を出せるのは、勇気と天性の才能があるからだと思います。ネクストバッターズサークルから相手の投球を観察しながらでも、どうタイミングを合わせるかを考えていると思います。初見の投手と対戦することが多い国際大会では、なおさら頼もしい資質です」と称賛する。「チャンスで力むことなく、自分のスイングができる」
プロ2年目の森下が4番に抜擢された背景には、今季セ・リーグで本塁打、打点の2冠に輝いたヤクルト・村上宗隆内野手が、シーズン最終戦で自打球を当て右足親指を骨折。本塁打、打点で2位の巨人・岡本和真内野手も、腰を痛めて今大会出場を辞退したことがあげられる。昨年のWBC優勝メンバーであるDeNA・牧秀悟内野手は、今月3日まで日本シリーズを戦っていた疲労を考慮されてか、この日は6番だった。
24歳の森下は今季、129試合出場で打率.275、16本塁打73打点。3部門全てで、1年目の昨年を上回り、得点圏打率はリーグ3位の.351をマークした。新井氏は「走者を置いた場面に強い打者です。チャンスで力むことなく、自分のスイングができる。残した数字以上に、チームを勇気づける打点や出塁が多く、『もうダメかな』という展開で、森下が打って反撃のきっかけをつかんだり、点差を縮めたりするのを何度も見ました」と語る。
阪神では、今季チーム最多の90試合で4番に座った大山悠輔内野手が国内FA権行使を明らかにしており、来季の去就が不透明になっている。他に今季4番は、佐藤輝明内野手が39試合、近本光司外野手が12試合務めたが、森下も1試合ある。8月13日の巨人戦(東京ドーム)でプロ入り初の4番を任され、初回に先制2ランを放った。新井氏は「仮に大山が残ったとしても、森下がこのまま力をつけていけば、来季は十分、4番の座を争えると思います」と太鼓判を押す。
森下の存在感が増しそうなのは、2026年3月に次回WBCを控える侍ジャパンも同様だ。来オフにはポスティングシステムによる村上のメジャー移籍が確実視され、岡本の流出も取り沙汰されている。2026年がメジャー移籍初年度となれば、WBC出場へハードルは高くなる。それでも、新井氏が「村上と岡本がいても、あるいはいなくても、主軸を務められる選手だと思います」と評する森下の存在は頼もしい。今大会は、森下が日本の中軸へと駆け上がるきっかけになるかもしれない。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)