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2025年01月23日 07:00
ツアープロの復活優勝や初優勝に貢献し、注目を集める柳橋章徳が中心となり“ゴルフスイングの本質に迫る”チームを結成! 体やクラブの使い方の原理原則を追求し、個人の潜在的な能力の限界を突破(ブレイクスルー)するメソッドを毎月紹介しよう。 プレーヤーの感覚と 見える動きにはズレがある ――前回、切り返しよりもずっと前にダウンスイングの準備がはじまっていると教わりました。そう考えると「バックスイング→切り返し→ダウンスイング」という「順番」が崩壊してきそうです。 柳橋:そんなことはありませんよ。外から見える動きとプレーヤーが行なっている動作にラグ(時間差)があるので、連続写真などで「ここまでがバックスイング」「ここからダウンスイング」などと“見える”ポジションと感覚が一致しないだけです。バックスイングの次にダウンスイングをして、その間に切り返しがあるという順番は変わりません。 安岡:ただし、連続写真で見えているものに従って、バックスイングして、クラブが1番高い位置に上がったら切り返して、そこからダウンスイングに移行する感覚ではダメだということは理解しておいてください。 山縣:みなさん、体育の授業などで「反復横跳び」はやったことがありますよね?あれは、右に移動し終わってから左に移動していると速くできないんです。速い人は、右端にタッチしているときには、もう体は左に動いている。ゴルフにたとえれば、この「反対方向への動き出し」はもうダウンスイングの動きといえます。 柳橋:前回説明した切り返しの話の繰り返しになりますが、ゴルフスイングも、バックスイングがはじまったあとの早い段階で、もうダウンスイング方向への動き出しがはじまっていないと、スピーディでパワフルなダウンスイングはできないんです。 ――なるほど。 安岡:細かく解説するなら、①バックスイングがはじまる。②その直後にプレーヤーはダウンスイングの動きをスタートさせる。でも③外から見るとまだバックスイング方向に体は回り、クラブは上がっている。④クラブが方向転換する=外から見て「切り返し」が起こる。⑤外から見てダウンスイングがはじまる。プレーヤーにとってはバックスイングはほぼ①だけで、②以降はもうダウンスイングの感覚。でも、外から見たダウンスイングは④とか⑤以降を指します。このズレがカギなんです。 始動直後にダウンスイングはもうはじまっている! クラブが腰まで上がったら体はもうダウンスイングをスタート! バックスイングの始動後、比較的早い段階で体はダウンスイングの動きをスタートさせる必要がある。それ以降もまだ上半身は右に回り、クラブは上がっていくため、見た目の動きとプレーヤーの感覚にはズレがあることを理解しよう。 連続写真と同じように外からの見た目に合わせて動こうとして、トップに到達してから切り返し、ダウンスイングをはじめても間に合わず、エネルギー効率も再現性も低下してしまう。 クラブや上半身がトップに到達してからダウンスイングをはじめると、スムーズな振り子の動きにならない。手打ちやスエーが起こりやすくなってしまう 反復横跳びみたいに早めに反対に動き出す 体を右方向に動かす(画像右) 足は右に向かっても上体はすでに左へのシフトを開始(画像中央) 右へ到達する前に完全に左方向に動いている(画像左) 反復横跳びを速く行なうには、足が右端に達するずっと前に体が反対方向に動き出す必要がある。ゴルフスイングも同じだ 上体まで完全に右に到達してしまったら、スピーディに左に戻っていくことはできない。ゴルフスイングでいえばスエー状態。 左への重心移動でダウンスイングを開始 ――では、ダウンスイングの最初の動きは、どんな動作なのでしょうか? 安岡:左への体重移動です。体重移動というとスエー的な動きを連想させてしまうかもしれませんが、正確にいえば重心のシフトですね。 柳橋:まず前提として、バックスイングでは右への重心移動が起こります。人によっては意識的に少し右に体重移動する場合もありますが、基本的には腕やクラブなどの重量物が右に動いていくことで右への重心移動は必然的に生じます。ダウンスイングでは、バックスイングで右に乗った体重を左にシフトさせながらボールにエネルギーをぶつけますが、この重心を左方向へ動かしはじめるのが、ダウンスイングのきっかけです。 山縣:このシフトは、0→100で急激に起こるわけではなく、小さな加重変化から徐々に左への加重が大きくなっていく動き。左方向への加重がはじまった瞬間をダウンスイングの開始だと感じる人もいるでしょうし、左方向への加重量が右方向への加重量を上回ったタイミングにそれを感じる人もいるでしょう。 ――これがいわゆる「左への踏み込み」でしょうか。 安岡:この加重変化を、足裏が地面に加える“圧”だと感じる人は、「左への踏み込み」と表現したりすることが多いと思います。でも正確には「踏む」とか「蹴る」とは異なる動き。だからその言葉どおりの動作を再現しようとしても、うまくいかないことが多いんでしょうね。 山縣:この感覚は、水の入ったバケツのような重いものを両手で持って振り子のように揺らしてみるとわかりやすい。重量物を軸を保ったままスムーズに振ろうとすると、持っている物体の重さと体が引っぱり合うようにバランスをとる必要があります。(バックスイング方向で考えると)重量物がトップに行き切る前に体を左に動かさないと、バランスを崩してしまう。このときに自然とやっていることが左への重心移動。ダウンスイングのきっかけそのものです。 柳橋:ゴルフクラブは軽い道具なのでこの感覚が消えがちなんですが、バケツのように「重いもの」として扱うことができるかどうかがカギだと思います。 ダウンスイングのきっかけは早く小さな左への移動 右足に乗りつつ重心は左にシフトを開始。左足の加重は一瞬抜ける(画像左) ここで左に体重が乗るので「踏み込む」という感覚が生じる(画像右) Point!骨盤を“内回り”させるとうまくいく スムーズに左に重心移動をするには、ダウンスイングに入る際に、骨盤を「内回り」(上から見て時計回り方向)するように動かすのがポイント。「外回り」するとカット軌道になりやすいので注意(×) クラブと体が“引き合う”ことが必須条件です! 重いものが右に動けば重心は左にシフトします! 自然なダウンスイングのためのスムーズな重心移動は、重いものが入ったバッグや水の入ったバケツなどを両手で持って振ってみるとわかりやすい。重さに負けずに軸をキープするには、バックスイング、フォローでそれぞれ重量物と反対方向に重心移動してバランスをとる必要がある。 この重心移動は、かなり早いタイミングで行なわれているはず。ゴルフクラブもこのように、重いものを振る感覚が大事だ。 いかがでしたか? このレッスンを参考に練習してみましょう! 柳橋章徳 ●やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。最先端のスイングや理論を研究し、ツアープロコーチとしても活躍中。その手腕によって復調やレベルアップした選手が増えている。YouTubeチャンネル「BREAKTHROUGH GOLF」でも上達に役立つ斬新な情報を発信中。 山縣竜治 ●やまがた・りゅうじ/1982年生まれ、山口県出身。國學院大学の野球部で選手とコーチ業を兼任。運動学やチーム指導などを幅広く学び、トレーニング部門も自身の体を実験体に専門的に経験。現在はゴルフの解剖に力を入れ「太子堂やまがた整骨院」で総院長を勤める。 安岡幸紀 ●やすおか・ゆきのり/1988年生まれ、高知県出身。高知高校ゴルフ部で活躍。卒業後、指導者の道に進み、日本プロゴルフ協会のティーチングプロA級を取得。現在はCHEERS GOLFの代表を務め、柳橋らとともにゴルフの原理原則の研究を行なっている。 構成=鈴木康介 写真=相田克己 協力=GOLFOLIC中延店
2025年02月10日 10:55
女子プロゴルファーの渋野日向子が9日(日本時間10日)、自身のインスタグラムに新規投稿。愛車のレクサスを公開するなど、今シーズンへの決意を記した。
この日が最終日だったファウンダーズカップでは、通算5オーバーの67位となった渋野。終了後に自身のインスタグラムを更新し「新たな武器やウエア、シューズとともに1年間頑張ります!今シーズンもご声援よろしくお願いします」とつづった。
中でもSUVタイプの黒のレクサスは重厚感漂う雰囲気。渋野は2023年にレクサスUSAとスポンサー契約を結んでおり、その際には「プロになって最初の賞金で買ったのがレクサスNXで、レクサスと契約することが私の夢のひとつでした。ワールドクラスのラグジュアリー・ブランドを代表し、共に歩めることを楽しみにしています!」と記していた。
2025年02月10日 09:26
◆米女子プロゴルフツアー ファウンダーズ・カップ 最終日(9日、米フロリダ州・ブラデントンCC=6465ヤード、パー71)
7位から出た勝みなみ(明治安田)は5バーディー、4ボギーの70で回り、通算12アンダーの7位で自身の今季初戦を終えた。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ、「前半からショットの調子が良くなくて、耐えるゴルフだった。パットもついたところで(バーディーを)取ることができなかったので、気持ち的にも乗っていかないプレーが続いていた。悔しいラウンドにはなった」と唇をかんだ。
2番で2・5メートルを沈めてバーディー先行。続く3番ではアプローチが寄らずボギーに。7番はグリーンの外からパターで10メートルをねじ込み、再びスコアを伸ばした。12番でも8メートルのバーディーパットを決めるなど、ロングパットが好調の一日となった。17番パー5はつま先下がりのライからの3打目を1・5メートルに寄せた。「まさか良くないライにいくと思わなくて、パーでいけたらいいと思っていた。ラッキーなアプローチでバーディーが取れた」。最終18番は第2打をピン手前60センチにつけ、ギャラリーから大歓声が起きた。連続バーディーで締めくくり、トップ10フィニッシュを果たした。
第1ラウンドを67の6位で滑り出し、第2ラウンドでは2位に浮上した。悲願のツアー初優勝には届かなかったが、大きな収穫を得た今季初戦になったという。「できればもうちょっと伸ばしたかった気持ちはある。でも、初戦にしてはいいゴルフができたと思う。最後もいい感覚で終われたので、アメリカに戻ってくるまでに調整して頑張りたい」。次戦はブルー・ベイLPGA(3月6日開幕、中国)を予定。「今回すごくいいプレーができたと思う。最後はいい感覚がつかめたので、その感覚を自分の体に染みこませるように練習して、ブルー・ベイに戻ってきたい」と意気込んだ。
2025年02月10日 08:01
◆米女子プロゴルフツアー ファウンダーズ・カップ 最終日(9日、米フロリダ州・ブラデントンCC=6465ヤード、パー71)
7位から出た山下美夢有(みゆう、花王)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーで日本勢最高の4位に入った。ツアーメンバーデビュー戦でいきなりトップ5フィニッシュを果たした。ホールアウト後、中継局の取材に応じ、「ショットはまずまずだったんですけど、決めたいバーディーパットが決まらず苦しい流れが続いていた。上がり(17番で)バーディー取れたので、内容的にはうまくスコアをまとめられた」と振り返った。
トップと7打差で迎えた最終日。3番で1・5メートルを沈めて最初のバーディーを奪った。6番パー5では3打目をピンに絡めて再び伸ばした。その後は耐える展開が続き、15番でアプローチを寄せきれず、67ホールぶりのボギーを喫した。16番は2打目がショート。3打目は下り傾斜にバウンドし、ピン奥4メートルに。これをねじ込みパーをセーブし、「すごい難しいラインだったんですけど、思い切って打ったのが入ってくれた。そこで流れは良くなったと思う」。続く17番パー5でも第3打を寄せてバーディーとした。
米ツアー本格参戦1年目の今季。自身の開幕戦でいきなり4日間、60台を並べて存在感を示した。「開幕戦でこの位置で戦えたのは自信になった。でも、課題もたくさん見つかったのでそこを修正して、次の大会に向けて頑張りたい。パッティングもそうですし、スピンコントロールが一番の課題」と好スタートにも満足入っていないと話した。次戦はHSBC女子世界選手権(27日開幕、シンガポール)を予定する。「また違うコースで違った雰囲気だと思う。その場で対応できるように技術面も磨いていけたら」と見据えた。
2025年02月10日 08:00
シーズンオフはスイングを強化し、ドライバーとアイアンの精度を高めたい。
2025年02月10日 07:21
◆米女子プロゴルフツアー ファウンダーズ・カップ 最終日(9日、米フロリダ州・ブラデントンCC=6465ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、7位から出た山下美夢有(みゆう、花王)は3バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーで日本勢最高の4位に入った。ツアーメンバーデビュー戦でいきなりトップ5フィニッシュを果たした。
同じく7位スタートの勝みなみ(明治安田)は12アンダーで7位。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は67と伸ばし、10アンダーの11位。古江彩佳(富士通)は9アンダーの13位。吉田優利は7アンダーの23位。西郷真央(島津製作所)は5アンダーの28位。竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は2アンダーの45位。笹生優花(アース製薬)は2オーバーの59位。渋野日向子(サントリー)は5オーバーで最下位67位に終わった。
イエリミ・ノー(米国)が21アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を挙げた。高真栄(コ・ジンヨン、韓国)が4打差2位だった。
2025年02月10日 07:00
冬の時季の枯れた芝は薄く、ボールをミートする難易度が上がる。
とくに、フェアウェイウッドやユーティリティのような長いクラブは狙った飛距離が出ない、大きく曲がるなどのミスショットが出がちになるが、ツアープロのヒントを実践すれば上手に攻略できる。
早速、次のラウンドで試してみよう! この時季の薄芝はソールが滑りにくい 「フェードボールをイメージして打つとヘッドが上から入ります」(蛭田)
FWは幅広のソールを滑らせて打つ、というのがセオリーですが、それを意識しすぎるとインパクトで右肩が下がってミスが出がち。とくにこの時季の薄芝はソールが滑りにくく、うまく当たりません。 インパクトに集中!
無理に大きく振り抜くとスイングバランスが崩れやすい。
インパクトに集中したほうがミート率はよくなる
そこで私は、インパクトで「当てて終わり」のイメージでヘッドを上から入れます。FWはフェースの芯でボールをとらえれば飛んでくれるので、芯に当てることに集中。無理に大きく振り抜く必要はなく、フォローは小さくても大丈夫です! クラブは無理に振り抜かなくても大丈夫です! ヘッドを上から入れる
やや鋭角に振り下ろせば、インパクトで右肩が下がらず、ボールを正確にヒットできる ダフリ、トップの原因
ソールを滑らせようとすればするほど右肩が下がってしまい、ミスが出るので注意しよう
いかがでしたか? 蛭田プロのレッスンを実践してみましょう!
蛭田みな美
●ひるた・みなみ/1997年生まれ、福島県出身。164cm。16年のプロテストに合格。23年にツアー初優勝。24年シーズンは、パナソニックオープンとヨネックスレディスで2位。ユアサ商事所属。
構成=小山俊正
写真=田中宏幸
2025年02月10日 06:00
プロコーチのモンゴです。アマチュアゴルファーの方々が1番気になるのが、「ビジネスゾーン」「7割スイング」がある程度出来る様になったら「フルスイングにはどう作れば良いのか?」というお悩みです。
フルスイングにも当然ある程度の「型」がありますので、それを基準として1つずつクリアしていけば、ヘッドスピードが上がり、今よりも必ず飛ばせるようになります。
僕は常に、レッスンでも、YouTubeの動画でも、コースで結果が出続けるように「ミート率を高める」ことについて、話をしています。では、ミート率が上がり、芯を喰い続ける、正しいフルスイングの作り方はどうすればいいのか? 「飛距離アップに欠かせないタメ」はどう作ればいいか? スイング中、フェース面の芯は意識出来ていますか?
まずは、ミート率を上げる為に、必要不可欠な「芯に当てる」を常に意識する事です。「芯に当てる」を具体的にお伝えすると、「フェースの芯とボールの芯に当てる事」です。なぜ「2つの芯に当てる」事が必要なのか?もう少し詳しく解説します。
まずフェースの芯、皆さんはご自分のクラブの芯がわかっていますでしょうか?レッスンでも必ず聞く事ですが、意外なほどなんとなくしか知らないパターンが多くあります。このままの意識で頑張って練習をしても、1番大切なインパクトのイメージが希薄なので、スイングの全体的な繋がりもあやふやになってしまいます。
ドライバーでよく言われている芯は、センターよりやや右上だと言われます。概ね、どのメーカーでも当てはまるとは思いますが、以下の方法で必ず確認しましょう。 アイアンでも、芯がどこにあるか調べましょう。
明確なインパクトのイメージを持つ為には、ドライバーのネック付近を持って、何度もボールをフェースにコンコンと当ててみてください。当てる時に、わざと芯を外したり、色んな方法で当ててみてください。
本当の芯に当たると、弾きが良かったり、手に伝わる感触が柔らかくなったりするポイントが必ずあります。そこが真芯になりますので、その場所をしっかりと覚えてください。
覚えられたら、ゆっくりのフルスイングでその真芯に当てる事だけを意識して、練習を行いましょう。コンコンと当てた時の感触と近い感触でインパクトが出来れば、上手く当てられているという事です。
あまりやらない人が多いですが、地味に効果が高いので、是非やってくださいね。 注意するべきポイントは? 最高のインパクト「ハンドファースト」は出来ていますか?
それでは次は、「手を早く振る」に注意!について、1つのポイントをお伝えします。
①クラブヘッドを遅らせる意識を持つ
この1つを意識して、ゆっくりのフルスイングで練習を続ければ、正しいフルスイングの型が作れます。それでは①の「クラブヘッドを遅らせる意識を持つ」について、お話しをしていきます。
飛距離アップを目指して練習をすると、とにかく手を速く振れば良い!という話が出てきます。これは、半分正解で半分不正解です。
まず正解の方は、手を速く振れば、確かにヘッドスピードが上がり、飛距離アップに繋がります。ですが本来は、「速く振られる」が正解で、それと同時に不正解の動きをやりがちです。
どういう事か?ほとんどのアマチュアゴルファーの方は、手で速く振るをやると、ヘッドを速く振るに誤変換してやってしまうのです。ここで、最高のインパクトの形を思い出してみてください。インパクトの瞬間、ハンドファーストになっていますよね?
ハンドファーストとは、インパクトの瞬間、フェース面は目標にスクエアで、ヘッドよりも手元が目標方向に先行している状態を言います。手を速く振るを頑張ってやっているのに飛距離が出ない方は、ハンドレイトインパクトになっています。
これも、ゆっくりフルスイングの素振りで、インパクトで止めた時、ハンドファーストになっていれば、第一段階クリアです。
次は、実際に打っていきましょう。打つと言っても、いつものスピードは出さないで、ゆっくり振ってください。
例えば、ドライバーで200yキャリーで飛ぶ方は、50yキャリーまでにしてください。キャリーのコントロールも、後々に効いてきます。最初はミスヒットが多く出るでしょうが、気にせずにやっていきましょう。
質の高い練習とは、やりたい動き、作りたい形を、1つだけ意識してやる事です。それが出来ていれば、例えミスヒットが出ても正解なのです。良い動きが出来れば、いきなり良い当たりが出ると思いがちですが、トッププロでも無理です。
そして、もう1つ覚えて頂きたいのは、何かを意識して練習をしてその時は当たっても、次の練習やコースで当たらないのは、基本がある程度でも身に付いていないか、練習量が少ないことが原因です。原因を的確に分析して練習出来れば、ドライバーが今よりも確実に飛ばせます。
あなたも、必ずゴルフが上手くなります。
いかがでしたか? モンゴコーチのレッスンを参考に練習してみましょう。
モンゴ(森田安寛)
●もりた やすひろ/1975年奈良県出身。東京・千葉などでプロやアマチュアのマンツーマン指導のほか、YouTubeで「ゴルフリバイバーモンゴ」として配信。天城流湯治法の湯治士の資格もある異色コーチ。インスタで毎日ゴルフ上達の情報を配信中。地クラブ専門家がいるインドア練習場「wadogolf」(東京都中野区野方)にて主に活動。
Instagram:@mongo.golf
2025年02月10日 05:00
モバイルやカーエレクトロニクス、デジタル複合機、情報家電など、各種メーカー様におけるソフトウェア開発関連業務を行うSky株式会社は高校生ゴルファーの鳥居さくら(滝川第二高等学校 3年)と所属契約を締結しました。
2025年02月09日 23:27
女子ゴルフの蛭田みな美が8日に自身のインスタグラムを更新。所属契約を結ぶユアサ商事が対で開催した展示会「YUASA Grand Fair in Thaikand」にスポンサー契約を結ぶ女子ゴルファーの田辺ひかりともに参加したと報告した。「ゲストとして初めて参加させていただきました」などと記した。
「合同懇親会ではタイの民族衣装の着付けをしていただきました 着るのも初めてでしたが、キラキラがたくさんでテンション上がりました ありがとうございました」と田辺と一緒に民族衣装に身を包んだ写真なども投稿。フォロワーからは「タイの衣装も似合っていて素敵です」「似合っててかわい」「見た人みんなフォローしたくなるじゃん」「お二人とも民族衣装がとてもお似合いでステキです」などとコメントが寄せられた。
2025年02月09日 18:52
男子プロゴルフで国内ツアー最多の通算94勝を挙げている尾崎将司が主宰するアカデミーの選考会「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA」が9日、千葉市内の練習施設で公開された。
4月に入学する新高校1年生から大学生(22歳)までを対象に、今月1日と合わせて男女25人が参加。ジャンボはこの日、発熱のため不参加となり、代わりに弟の尾崎健夫と尾崎直道、飯合肇、金子柱憲が選考した。
7アイアン、ドライバー、ウェッジを3球ずつ打ち、背後で4人がスイングをチェック。鋭い球を飛ばすジュニアゴルファーのプレーに、直道は「自分がやり始めた頃と比べるとすごくうまい」。金子は「みんな年齢のわりにパワーを持っている。受かればこの施設を思う存分利用して頑張ってほしい」と期待した。
同アカデミーの門下生では、これまでに全米女子オープン2勝の笹生優花、昨年米女子ツアー新人賞の西郷真央、国内メジャー3勝(通算5勝)の原英莉花ら女子でトップ選手を輩出。一方、男子では第一線で活躍する選手が誕生していないのが現状だ。
飯合は「女子は、ちょうどいいライバルがたくさんいる。男子は伸びていく選手がいると引きずられていく子が出てくると思う。その1人を早く引っ張りださないと。ジャンボファミリーから男子のスーパースターを出したいけど、なかなか出てこない」。健夫は「男子をレギュラーのところまで引き上げるのは大変だと思う」としつつ、「ジャンボの後を継げる選手をできたら自分が育てたい」と言葉に力を込めた。
2025年02月09日 13:34
ツアーで活躍しているプロたちは誰もが自分のゴルフをよりよいものにしていくためにさまざまなことを考え、走り続けている。どんなことを考え、どのようにゴルフと向き合っているのか。インタビューをとおして、その姿を探っていく。
2022年は川粼春花が、その翌年は櫻井心那が、そして今季は竹田麗央がツアーを大いに盛り上げた。この3人は「ダイヤモンド世代」と呼ばれる2003年度生まれの選手だ。ほかにもメジャーを制覇した神谷そら、優勝回数は1回だが今季もメルセデスランキング上位で活躍する尾関彩美悠など、今やツアーを代表する一大勢力といっていいだろう。
今月登場する佐藤心結もそのひとり。同期が次々と優勝していくのを見送り続け、今季開幕から不振にあえいでいた彼女が、アマチュアのときに渋野日向子とプレーオフで戦った「スタンレーレディスホンダ」でついに初優勝を飾った。まずはその最終日を改めて振り返ってもらい、そこにたどり着くまでの平坦ではない道のりを話してもらった。 佐藤心結「勝負は後半になるってわかっていた」 「調子が上がらず今シーズンはもう厳しいかな、と覚悟しました」
──優勝した試合の最終日は、2番ホールでボギーが先行しましたね。
佐藤:セカンドが大きいミスになってしまい、パットもカップに蹴られて3パット。「簡単にボギーを打ってしまった」と思いました。前半はここから「耐えるゴルフ」に。でも、絶対後半に流れがくると思っていたし、バックナインが大事になるのはわかっていたので、15から18番の勝負に力をためておこうってキャディさんとずっと話していました。
──冷静でしたね。
佐藤:前半を耐えられたので、また1から作っていこうってハーフで気持ちを切り替えることができました。以前の自分だったら焦ってリズムやテンポが速くなり、よくない方向にいっていたでしょう。でも、あの日はよい意味で「真剣になりすぎない」というか、楽しみながらリラックスした状態でプレーしようって決めていました。
──リラックスしていましたよね。さて、初優勝がかかるバックナインに入ります。
佐藤:トップとは3打差開いていましたが、11番で初バーディがきました。そのあと14番、「カップに蹴られるかな?」というくらい強いタッチで打ったら、ど真んなかからカップイン。「私、今日運があるな」と思いました。
──いい音がしましたよね。そこから17番まで4連続バーディ。
佐藤: 17番は10メートル以上ありましたし、タッチだけ合わせて2パット狙いでしたが、まさか1発で入るとは……。
──神がかっていました。2位に2打差をつけて最終ホールへ。
佐藤:最後もまだまだ隙は見せられないと、パー以上で上がることだけを考えていました。
──そして歓喜の瞬間、両手を高くあげたときの気持ちは?
佐藤:優勝したという実感はすぐにはわきませんでした。肩の荷が下りたような「ホッとした気持ち」が1番大きかったですね。今季前半が本当に苦しかったですから。 「なにもかもうまくいかないそんな日が続いた」 「初優勝で今まで支えてくれた人たちに少しは恩返しができたかな」
──苦しかった前半戦のことを聞いてもいいですか?
佐藤:スタートからしっかり成績を残そうという気持ちで今シーズンに臨んだのですが、気持ちとは裏腹に開幕から予選落ちが続きました。うまくいかないまま、自信も日に日になくなっていき、よくなる兆しも見えずにあっという間に春が終わってしまいました。
──何が悪かったのでしょうか?
佐藤:あのころはドライバーの飛距離も落ちて、アイアンのキレもなく、FWキープ率もパーオン率もずっと低くて、とにかくショットとパットが日替わりで悪くなる。また初日はよかったのに2日目は別人のように悪くなる。とにかく何もかも噛み合わないのでゴルフがまとまらない。今思えばよかったものがひとつもない状態でしたね。6月くらいにさすがに「今シーズンは、ちょっともう厳しいかもしれない」と覚悟しました。
──かなり追い詰められていたのですね。
佐藤:キャディさんは「こういう流れの年もあるから、受け入れましょう」って。
──ただ、8月あたりから復調の兆しがみえてきましたね。ゴルフ5レディスの初日、スタート前の練習で「ひらめいた」ことがあるそうですね?
佐藤:ゴルフ5の少し前に米山みどりさんから「足を使って打ちたいなら、素振りから同じようにしたほうがいい」とアドバイスをいただいて、これまで足を使って打っていなかったことに気づいたんです。「足を使って打つ」を意識して、沈み込むような感じで打ってみたら、これはイケるかなと。
──それで戦えると?
佐藤:8月のCATレディスから上位争いができるようになってきてはいましたが、このゴルフ5で自信がつきました。前半はすべてが噛み合わなかったのに、パズルのピースがひとつハマった途端に、いろいろなことがよいほうに向かって行くようになりました。
──このあたりから優勝しそうな雰囲気が出てきましたね。
佐藤:そのころ、9月の日本女子オープンで、麗央(優勝した竹田麗央)の組について観戦してみたんです。
──なぜ見に行こうと?
佐藤:単純に「見てみたい」という気持ちからでした。何か得るものがあるかなって。麗央は「簡単にボギーを打たず、ピンチをしっかりパーで耐える」ゴルフをしていました。その「パーを拾える力」は今の自分にないなって。今まで人と自分を比べたことなんてなかったのですが。
──間違いなく得るものがあったのでしょう。その翌週に初優勝ですからね。その竹田選手は同い年の同期でしたね。同期の選手とはどんな存在ですか?
佐藤:試合中はよきライバルであり、お互いを全部わかっているので、悩んだり苦しいときは相談相手にもなってくれる。こんな幸せな関係、本当に宝ものです。
──そういえば竹田選手はTOTOジャパンクラシック優勝で、来季は米ツアーに参戦するようですが、佐藤選手は海外への挑戦を考えていますか?
佐藤:今は漠然と2年後くらいにと思っていますが、もっと自信をつけてから行きたいですね。国内で実績を積んで、引き出しをいっぱいにしてからの挑戦になっていくと思います。
──ゴルフを続けていくのに、今どんなことがモチベーションになっていますか?
佐藤:苦しいときにずっと支えてくださったスポンサーの方や、いつも応援してくださっている方々に結果で恩返ししたいというのが1番のモチベーションになっています。今季の初優勝で少し恩返しができたかなと。
話を聞いた翌週に試合会場へ足を運ぶと、佐藤心結はもうひとりの「よきライバルであり、宝もの」の同期・川粼春花とラウンドしていた。セカンド地点まで話をしながら歩く2人のうしろ姿は、今までとは少し違って見えた。2年前、ルーキーイヤーで2勝をあげた川粼は、24年もすでに3勝して、その視線を上に向けはじめている。
数週間前にやっと「お待たせ、春花!」と川粼選手の背中に追いついた佐藤心結。この先もそんなシーンが何度か見られるのだろう。いや、彼女の心の曇り空が晴れ渡った今、逆に「春花、先行くね!」となるのかもしれない。佐藤心結主演の物語が、ようやくはじまった。
いかがでしたか? 佐藤選手のこれからの活躍が楽しみですね!
佐藤心結
●さとう・みゆ/2003年生まれ、神奈川県出身。2021年プロテスト合格。翌2022年マスターズGCレディースで、2位タイに入るなどの活躍でシード権を獲得。24年は開幕から続いた不調から一転し、10月のスタンレーレディスホンダで初優勝を飾った。ニトリ所属。
文=ひよこきんぎょ
写真=小林 司
撮影トーナメント=NEC軽井沢72
2025年02月09日 13:34
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。
2025年02月09日 13:33
2024年の女子ツアーで初優勝を飾った選手を2号にわたり解説。
今回ピックアップした3選手は、かねてより優勝が期待されていた実力派たち。
竹田麗央や岩井姉妹のように年間複数優勝をあげる強者たちを破って栄誉を手にしたスイングを、じっくりと見ていこう! シャローアタックから繰り出す
ビッグドローで飛ばすアスリートスイング アドレス Point
ボールは少しスタンス中央寄りにセット
一見、普通のアドレスに見えますが、ボールポジションに少し特徴があります。ややスタンスの中央寄りにセットされ、球筋を低いドロー系にしたいという意図が感じられる。
また、このボールポジションには、肩が左を向いてしまうのを防ぐ効果もあり、これもボールをしっかりつかまえるための準備といえるでしょう。 バックスイング~トップ Point
体幹はすでに切り返す方向に力がかかっている(画像右)
テークバックでは手元や腕の動きは少なく、下半身の体重移動から始動しているので、少し体が右サイドへスライドします。このとき、シャフトに負荷がかかるのでしなりが発生する。最近の選手には多い傾向ですが、佐藤選手もトップポジションが低いタイプです。
しかし、形だけ見てマネをしてはいけません。これはバックスイングで振り上げたクラブの勢いを、しっかりと体幹の筋力で受け止めているからコンパクトなトップになるのであって、決してパワーを抜いているわけではないのです。 切り返し~インパクト
現在ツアーで活躍している選手のなかでも、とくにアスレチックなスイングではないでしょうか。切り返しでこれだけ骨盤が先行しても胸が閉じているので、体幹の捻転差はすさまじいです。このとき腕が体幹から外れてしまいやすいですが、背中側の筋肉でしっかりとコネクションを保っています。このコネクションがあることによって、回転の力を100%クラブに伝えることができる。
インパクト手前では軸が少し右うしろに倒れることで入射角がアッパーになりやすく、スピン量の抑えられた強い球が打ち出されます。 フォロースルー Point
ヒザが伸び切らないことで骨盤がスムーズに回転する
左ヒザが伸びきっておらず、まだ踏み込む力にゆとりが見られます。シューズがめくれていないところを見ると、左足の内側にしっかりと体重がかかっていますが、この体勢は左股関節の可動域の広さがなせるものでしょう。
両腕は体の正面にありますが、こちらについても肩甲帯(肩まわり)の柔軟性の高さがポイントとなっています。顔を早めにターゲット方向に向けることでスムーズに回転できるようにしているのは、アマチュアも参考にできるポイントです。
いかがでしたか? 佐藤選手の顔の動きを参考にスムーズな回転を身につけてみてください。
佐藤心結
●さとう・みゆ / 2000年生まれ、神奈川県出身。161cm。22年にプロ入りし、ツアー参戦3年目。24年の前半は予選落ちも多かったが、徐々に調子を上げてスタンレーレディスホンダで初優勝。ドライビングディスタンスは12位、ツアーを代表する飛ばし屋のひとり。ニトリ所属。
解説=田中 徹
●たなか・とおる / 1988年生まれ、千葉県出身。「1兆個のドリルをもつ男」と名乗り、インスタグラムのリール(動画)が大人気。「Bull Golf」など都内でレッスンも行なっている。Bull Golf代表。
写真=ゲーリー小林
撮影トーナメント=ワールドレディス サロンパスカップ、ニチレイレディス、アース・モンダミンカップ
※選手の成績やデータは11月9日現在
2025年02月09日 12:57
◆米女子プロゴルフツアー ファウンダーズ・カップ 第3日(8日、米フロリダ州・ブラデントンCC=6465ヤード、パー71)
5打差7位から出た山下美夢有(みゆう、花王)は4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーの7位で最終日へ向かう。ホールアウト後に中継局のインタビューに応じ、「風のある中でノーボギーでラウンドできて、4つ(バーディーを)取ることができたので、今日もいいラウンドだった」と振り返った。
前半は耐える展開が続き、9番で待望のこの日初バーディーを奪った。「ショットはいい感じで回れていたが、パットが決まらなかった。ようやく9番で入ってくれていい流れで回れた」とスイッチが入った。後半に入っても11番パー3で1・5めーとるを沈めるなど、3つのバーディーを重ね、ボギーなしでラウンド。初日の2ホール目でボギーをたたいて以来、52ホール連続でノーボギーのラウンドを続けている。「一番はパッティングが決まっている。パーセーブだったり、バーディーパットも決まってくれている」と手応えをつかんでいる。
9日は練習ラウンドをともにした勝みなみ(明治安田)と2サムでプレー。ツアーメンバー初戦は「楽しく自分らしいプレーで、一緒にプレーする方とも楽しくラウンドできている」と早くも順応している。頼もしい先輩との最終日へ「しっかりアンダーパーで回れているので、優勝争いに近づけるように頑張りたい」と7打差を追いかける。
2025年02月09日 09:31
◆米男子プロゴルフツアー フェニックス・オープン 第3日(8日、米アリゾナ州・TPCスコッツデール=7261ヤード、パー71)
第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、62位から出た松山英樹(LEXUS)は7バーディー、1ボギーの65をマークし、通算8アンダーの19位に急浮上した。ホールアウト後、中継局のインタビューに応じ、「昨日までのきっかけみたいなものが、少し出てきた感じはある。(第2ラウンドが)終わったあとの練習と(この日の)朝で何となくこういう感じかなと。まだまだ精度は悪いですけど、スコアにつながってホッとしている」と好スコアに納得の表情を見せた。
“裏街道”の10番からスタートしたこの日。いきなり1メートルにつけて、バーディー発進とした。その後は13番パー5、1オンに成功した17番でスコアを伸ばし、ハーフターン。1番では7メートルのバーディーパットをねじ込んだ。4番パー3はティーショットがグリーン手前のバンカーに捕まったが、2打目がカップに吸い込まれた。8番でも伸ばし、ビッグスコアをマークした。
過去2勝のコースで、徐々にショットの手応えをつかみつつある松山。「この感覚でやっていった方がいいのか、先週までやっていたことをやればいいのか。定かではないですけど、このまま続けてみたい」と今週の取り組みに収穫を得ているようだ。パッティングの面でも「昨日までに比べたらフィーリングも出てきた。明日しっかりいいものが出せるように頑張りたい」と最終日へ臨む。
トーマス・デトリー(ベルギー)が18アンダーで首位をキープし、ツアー初優勝に王手をかけた。5打差の2位にはジョーダン・スピース(米国)ら4人がつけている。