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2025年03月27日 10:26
さらにエ軍からの“退職金”は7300万円 ロッキーズは26日(日本時間27日)、FAとなっていたミッキー・モニアック外野手と125万ドル(約1億8800万円)の1年契約で合意したと米メディアが報じた。モニアックは前日25日(同26日)にエンゼルスから解雇となっていた。 MLB公式サイトのトーマス・ハーディング記者とマーク・フェインサンド記者が「複数のMLB関係者によると、ロッキーズはミッキー・モニアック外野手と1年契約で合意した。(現段階で)球団は公式発表を行っていない」と伝えている。 さらに「関係者によると125万ドル(約1億8800万円)を基本給としてロッキーズから受け取るという。木曜日(日本時間28日)に契約が正式に発表される予定だ」と続けている。 26歳のモニアックは2016年ドラフト全体1位でフィリーズ入り。2020年にデビューし、2022年8月にノア・シンダーガード投手とのトレードでエンゼルスへ移った。昨季は自己最多124試合出場。打率.219、14本塁打、49打点、8盗塁をマークした。今春はオープン戦21試合に出場して打率.173、2本塁打、9打点と結果を出せなかった。 開幕2日前にエンゼルスから解雇となったモニアックは、MLB公式の報道によれば、エンゼルスからおおよそ48万4000ドル(約7300万円)を退職金として受け取る。今オフは年俸調停でエンゼルスに勝訴し、今シーズン200万ドル(約3億円)で契約していた。リリースした場合、エンゼルスはその後45日間の給与のみ支払う必要がある。ロッキーズの契約を合わせると、今シーズン合計173万4000ドル(約2億6100万円)を手に入れることになる。(Full-Count編集部)
2025年04月19日 19:02
インスタグラムで発表
昨年までファイターズガールとして活動していた塩澤美咲さんが19日、インスタグラムを更新し、アイドルグループ「AOAO」に加入したことを報告した。突然の発表にはファンから「マジか!?」「応援します」と反応が寄せられている。
塩澤さんは「AOAO新メンバー ピンク色担当 塩澤みさきです 素敵なグループの一員として活動させていただけることへの感謝を忘れず、一日でも早くAOAOのファンの皆様に認めていただけるように頑張りますので、よろしくお願いします」と綴った。
AOAOはX(旧ツイッター)で塩沢さんの加入を発表。これまでは6人で活動しており、塩沢さんの加入で7人体制となる。
塩澤さんは昨年までファイターズガールとして活動し、「みさきち」の愛称で人気を集めていた。1月1日にはインスタグラムで「進路については未定ですが、やりたいことが沢山あるので自分が納得できる場所を見つけて、新しいことに挑戦し続けられる1年にできればと思います」と綴っていた。
塩澤さんの発表にコメント欄やX(旧ツイッター)では「アイドルになったんだね!」「推しにします」「美咲ちゃんおめでとうございます」「まさかのアイドル転身?」「みさきちアイドルか 凄いな」などと驚きの声があがっていた。(Full-Count編集部)
2025年04月19日 18:37
「西武−ソフトバンク」(19日、ベルーナドーム)
ソフトバンク・牧原大が三回、左前打を放った。
チームとして17日・楽天戦の九回に2安打して以来、12イニングぶりの安打となった。
ソフトバンクは18日の西武戦で今井、平良の継投の前に無安打1得点の“ノーヒットワンラン”で敗戦。1964年以来61年ぶり、史上5度目の無安打有得点を喫していた。
この日も西武先発・隅田に二回まで無安打に抑えられていた。
2025年04月19日 18:36
元日本ハムの公式チアリーダー、ファイターズガールの人気メンバーだった塩澤美咲が19日、自身のインスタグラムを更新。アイドルグループ「AOAO」に新メンバーとして加入したことを発表した。同グループの公式インスタグラムでも加入が発表された。
塩澤は制服姿の写真とともに、「AOAO新メンバーピンク色担当 塩澤みさきです 素敵なグループの一員として活動させていただけることへの感謝を忘れず、1日でも早くAOAOのファンの皆様に認めていただけるように頑張りますので、よろしくお願いします 私にとって最初で最後のデビューライブ 絶対会いに来ていただきたいです」と報告。ストーリーでは「アイドルになります♥これからよろしくお願いします」とつづった。26日に白金高輪で開催されるライブに出演するとした。
AOAOは「青春を取り戻せ」をコンセプトに活動する24年6月にデビューした6人組アイドルグループで塩澤の加入で7人となるとみられる。
塩澤は3年間ファイターズガールとして活動し、昨季限りで卒業。インスタグラムのフォロワーは5万人を超え、エースともいえる存在だっただけに、ファンからは悲しみの声が上がっていた。
2025年04月19日 18:35
山本は7回無失点10Kで7回1失点のデグロムに投げ勝った
【MLB】ドジャース 3ー0 レンジャーズ(日本時間19日・アーリントン)
ドジャースの山本由伸投手が18日(日本時間19日)、敵地で行われたレンジャーズ戦で7回5安打無失点10奪三振の好投を披露し、今季3勝目を挙げた。
2025年04月19日 18:27
「ウエスタン、阪神4−1広島」(19日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
阪神は快勝。先発の富田は1回無失点。その後も6人の投手による継投リレーで1失点に抑えた。打線は中川から2点適時二塁打が飛び出すなど三回に4点の猛攻でリードした。試合後、平田2軍監督は育成選手の出場人数が5人に制限されているルールに触れ、改善を求めた。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−富田が1イニング登板というのは決まっていたことか。
「決まってました」
−1軍との兼ね合いもあるか。
「そういうのは僕らは言えないので。1イニングは決まっていたということで」
−内容も良かった。
「1イニングだからね。1イニングでもバッターに対して投げられたことは良かったと思いますよ」
−津田が良かった。
「津田がようなったね。名古屋でもう二度と投げさせないと、そこからだよ。練習に打ち込む姿勢。ゲロ吐くまで走らせろと。津田は努力しよったよ。毎日ブルペンに入って投げろと。スタミナない、球威ない、コントロールない、ないないないシックスティーン。お前シブがき隊か?言うて。そやろ?選手らは知らんよ。それが今日は150キロ投げてるんよ。そういう努力と練習と、いろんなフォームを。1月の自主トレでフォームが小さくなってんのよ。アナリストも含めて。ただ練習で走ればいいっちゅうもんじゃないんでね。フォームを見直したりアナリストの協力を得てこうやって。150キロ1球だけじゃダメだと津田とは話したけど。もっともっとレベルアップして、これで満足してもらっちゃ困るんでね。いい見本だよ。東京じゃ137、8キロでボコボコボコボコ打たれてたのを。打たれていかに努力するかだよ」
−成長したのも厳しい言葉があったから。
「厳しくないやん。当たり前の。プロよ、プロ」
−指摘する人がいることは津田にとって大きかった。
「今はすぐパワハラとか言うやん。プロはそういうことは、本人のことを思ってるからこそ」
−成長できると思って厳しい言葉を掛けた。
「思ってない。そこまでは。それを黙って見させてもらってただけやから。俺は初めてやから津田は。黙々とやってたことが、ああこういう子なんだなと。努力する子だなと思って、こうやってチャンスを与えて。ピッチングコーチも投げさせてくださいとなるやん。打たれてもええねん。また努力すればいいから」
−今朝丸も投げた。
「感覚がちょっと空きすぎちゃったんで。シートバッティングとは全然ちがうんでね。ましてや1番バッターからでキツい打順やったけど。ヒット2本打たれて落ち着いてるよ。最初に投げたのもカープやったかな。今日はちょっと変化球も交えながら、この前のことも反省して。いろんなコンビネーションも含めてってとこだったと思うけど、最後はどんどん真っすぐでいったやん。最後はセカンドゴロ2つかな。詰まらせて。ファンの方たちが今朝丸!って言ってさ。これからSGLでは今朝丸を投げささなあかんね。新聞の記事になる選手、出たときにファンに喜んでもらえる選手、そういう選手に今朝丸を」
−スターになる。
「まだまだスターまでいかないよ」
−スター候補生ではあるか。
「うん。SGLのスターで終わってもらったら困るよ(笑い)。やっぱりファンがワーっと湧くんだもん。地元兵庫だもん」
−今日は子供の声も多かった。
「これからSGLでお客さん入る時には今朝丸を投げさせなあかんな。彼らは高校時代から場馴れしてるから。報徳のエースやで。そういうのが彼ら力が出んねん。今日は1点取られたのもまた教訓というかね、勉強になって今朝丸も2重丸になるように。そういうところで若いフレッシュな、最後湯浅でワッて盛り上がって、津田も、松原も、ベタもいいよ。椎葉も。ちゅうのがあるから、うん、非常に。今日は普段のなかなか投げれないピッチャー陣が、育成試合で高知に行って津田にしても、松原にしても、ベタにしても、ああいう育成試合っていうのは大事なんだ」
−嶋村のリードについて
「落ち着いてたよね。落ち着いてリードしてたよ。イニングの間のスローイングも良かったし。高知の時も落ち着いてた」
(自ら)
「だからね。育成枠なんてね、これ、お前ら5人しか出れないなんてね、ウエスタン・リーグこんなもんね、撤廃しなきゃダメ。(新聞に)書いとけ。これ今度監督会議でも言うけど、育成は5人なんて、育成ドラフトでこんだけしてんのに、福島にしたって出したいわけ。こういうねしょうもないルールなんてね。ルールができた時は育成がまだ少なくてって時。こんだけ育成ドラフトしてるのに。2軍3軍4軍まである時代でまだこんなことやってたのかって怒ったんだよ。こんだけ時代遅れなことを。福島も出れない。川崎にしても出してやりたいのに出せない。こんなバカなルール早く撤廃しなきゃ。どういうアレで5人やねん。松原もベタ(ベタンセス)もやろ?それでジーン(アルナエス)、コンちゃん(コンスエグラ)。そもそもやん。みんな育成選手たちが一生懸命やって、試合出るね、チャンスが5人しか出れませんとね。俺がそういうさ、まだこんなことやってたのかみたいなね。久しぶりにファームに来てびっくりした」
−中川の打撃は。
「1本出たけど1本で満足してちゃダメだよ。」
−捕手として育てていく。
「内野も外野も練習するけどキャッチャーもできるっていうのが彼のすごい出場機会を取るための彼の引き出し」
2025年04月19日 18:23
「阪神0−3広島」(19日、甲子園球場)
広島は序盤のチャンスを生かして2連勝。試合後、新井監督は攻守の主役になった1・2番コンビを褒めた。
打線は二回、プロ初の1番に入った矢野が、遊撃への適時内野安打で先制。遊撃・木浪の悪送球が重なって二、三塁とし、今季初スタメンの続く羽月が2点中前を放ち3点を先制した。羽月はこの日25歳の誕生日。これが今季初安打になり、自身にとってうれしい“バースデー適時打”になった。
試合後、新井監督は矢野、羽月の1、2番の狙いについて「走塁面でもプレッシャーをかけていきたいなということで。きょう羽月をスタメンで使うと決めていたから」と説明。起用に応えた羽月を「本当、いい仕事だったね」と褒めた。「誕生日って知らなかったんだけど。全然知らなかったけど。1打席目にハッピーバースデー流れて、誕生日だったの?って。自分の誕生日を自分で祝っちゃうんだから、やるじゃん、羽月!」と称賛した。
矢野は遊撃守備も光った。3−0の四回、先頭・森下の三遊間を抜けそうな強烈な打球をダイビングキャッチでグラブに収めると、即座に立ち上がって一塁へストライク送球。六回の守備では中継プレーから三塁へのストライク送球で近本の三塁打を阻止した。
新井監督は「ねえ、あれ本当に大きかったね。先頭の森下の、深い位置から。あれはもう矢野じゃないとアウトにできない。あと近本の三塁もドンピシャの送球で。そこはやっぱり、守備も自分たちの強みなので。特に先頭の森下、出すのとワンアウトは全く違うから。本当にナイス、いい守備だったと思います」と絶賛した。
2025年04月19日 18:17
山本由伸が“不在”の大谷翔平に思いやり「みんなで少しずつ大谷さんの代わりを……ね」
【MLB】ドジャース 3ー0 レンジャーズ(日本時間19日・アーリントン)
何気ない一言に、全てが詰まっている。ドジャースの山本由伸投手が18日(日本時間19日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発登板氏、今季自己最長の7回102球5安打無失点の好投で、今季3勝目&日米通算80勝を記録した。大谷翔平投手が真美子夫人の出産に備えて「父親リスト入り」。不在だった試合で快投を演じ、主役の座を堂々と張った。
週初め、クラブハウスで見かけた私服用の黒帽子には白字で「B」が刻まれていた。「もちろん、オリックスのBですよ(笑)」。エンリケ・ヘルナンデス内野手にもプレゼント。周囲をほっこりさせるのが得意な26歳の素顔は魅力がたっぷりでたまらない。
2日前。16日(同17日)のブルペン投球後、練習から引き上げる右腕はチームスタッフと談笑した。「クラビーさんって言うんです。用具担当をしてくれています」。ベンチ裏に歩を進める山本とは反対方向に、1つのグラブを持って勢いよく外野グラウンドに走って行った。
「あのグラブ、東京シリーズの時に日本で購入したそうです。日本製は(質が)すごく良いって言っていました。いつも練習の手伝いをしてくれている時から野球が楽しそうなんです。彼らが楽しそうなので……。チームの一体感というか、こっちも楽しむ気持ちを忘れないでいられますよね」
原点は好奇心。「考えれば考えるほど奥が深いですよね、野球は。相手がいるスポーツでもあるので。ただ、いつも自分が練習を積み重ねないと相手を上回ることはできないです。心地の良い緊張感、少しの不安があるから練習するんです」。4月中旬とはいえ、防御率0.93はナ・リーグ1位。誰もが認める投手になってきた。
「評価してくださるのはすごく嬉しいですし、やりがいを感じます。もっともっと良い投球ができるようにしたい。(今日は)すごくコントロールできていたと思いますし、ボールが続いても落ち着いてストライクゾーンに投げていけました。四死球がないというのはすごくよかったなと思います」
試合直前のクラブハウス。野球道具は綺麗に並んでいたが、右隣は“空席”だった。快投しても、突如と飛び込むビッグニュースが取り上げられる日々を過ごしたこともある。「いつも大谷さんがチームを引っ張ってくれているので、こういう時はみんなで少しずつ大谷さんの代わりを……ね。穴埋めというか。みんなでカバーして戦えたので、すごく良い試合だったなと思います」。誰もが主役のショーなんて存在しない。フラッシュライトのベクトルは、自分の力で変えられる。(真柴健 / Ken Mashiba)
2025年04月19日 17:48
日本ハム7―4オリックス(パ・リーグ=19日)――オリックスの中川が2号2ラン。
2025年04月19日 17:42
「阪神0−3広島」(19日、甲子園球場)
阪神が広島に敗れ、2連敗となった。完封負けは今季3度目。
二回は遊撃・木浪の2失策が絡んで3失点。先発のデュプランティエは5回4安打3失点(自責点0)で降板した。打線は一方の打線は二回1死から前川が三塁打を放つも、坂本と木浪が凡退。六回は2死満塁としながら、大山が遊ゴロで得点できなかった。七回も2死一、二塁で近本が二ゴロ。広島を上回る8安打を放ちながら本塁が遠かった。
試合後、藤川監督は自責点0だった先発・デュプランティエについて「かわいそうでしたね、はい」とし、二回の守備の乱れについては「使ってる方が悪いでしょうね。こちらの責任だと思います」と話した。
チームはホームで1勝7敗1分け。これで貯金はなくなった。早い段階で1点を返せていたら、と問われた指揮官は「やっぱりチームを一つにまとめていかなきゃいけないですね」と投打が互いをフォローできなかった試合展開にできなかったことを悔やんだ。あと一打が出なかったことについては「そこまで行くまでのこともやっていかなければいけないことが、特にこの甲子園での戦い方というのを選手たちも含めて見直させる必要があると思いますね。しっかりした野球をやらないと。野球になってないですね」と話した。
2025年04月19日 17:35
広島3―0阪神(セ・リーグ=19日)――代走のスペシャリスト、広島・羽月が二回、2点適時打を放った。
阪神・デュプランティエの151キロの速球をコンパクトな振りで中前にはじき返した。「矢野さんがつないでくれたので必死にいった。床田さんの援護になってよかった」。今季7試合の出場はすべて代走。初の先発起用にバットで応えた。
2025年04月19日 17:32
「オリックス4−7日本ハム」(19日、京セラドーム大阪)
日本ハムがオリックス相手に今季初勝利を挙げた。連敗を2でストップし、首位オリックスとのゲーム差を2に詰めた。
一発攻勢で試合を決めた。2−2で同点の八回2死一、二塁。代打・万波が弾丸ライナーで左越えとなる勝ち越し3ランを放った。ベンチのナインは総出で出迎え、お祭り騒ぎとなった。さらに2死一塁では18日に1軍に昇格した1番・水谷が左翼への2ランをマーク。一挙5得点を挙げて試合を決定づけた。
苦手とする京セラドームでの勝利に、新庄監督は「4年間で初めて勝ったんじゃない?京セラ。っていうぐらい相性の悪い球場できょう勝って、違うイメージで戦っていけるはず」と、充実した表情。万波については「(ベンチスタートは)休憩させようかなと思って。大事な場面で、と。去年かな。休憩というか一回外して、ソフトバンク戦に代打で出てもらって、そこで打って、代打の集中力あるなと思っていた。きょうはランナーいるところで行くよという話はしていた。初球にね、びっくりしました」と明かし、直近は打撃内容がよくなかっただけに「わからん、ほんとにわからん。2試合悪くても3試合目に一気にくるタイプだし、その辺は僕の勘ピューターを間違いなく狂わせてくれてる。きょうは当たりましたけど」と笑った。
2025年04月19日 17:31
ド軍OBのガルシアパーラが明かす…父親リスト導入以前の“苦労”
ドジャース・大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、真美子夫人の出産に備えて「父親リスト(Paternity List)」入り。
2025年04月19日 17:17
「阪神0−3広島」(19日、甲子園球場)
なかなかこんなシーンは見た記憶がない。甲子園のどよめきが収まらなかった事実がすべてを物語っていた。あの位置から、あの体勢から、なぜこんな凄いボールが−。広島・矢野雅哉内野手のプレーに、野球の聖地で驚きの声があがった。
場面は3点リードの四回先頭。阪神・森下がフルカウントから内角低めの直球をきれいに捉えた。痛烈な打球が三遊間を襲う。ほぼ誰もがヒットと確信した歓声がわき起こる。だが昨季、ゴールデングラブ賞を獲得した矢野の守備力は想像をはるかに超えた。
三遊間の最深部で横っ跳びでボールをキャッチすると、すぐさま起き上がり、ほぼノーステップで一塁へノーバウンド送球。ボールは山なりではなく、力強い軌道で届き、アウトにした。森下がベースを踏んだ直後、天を仰ぎながら「えーっ!?」という表情を見せたことからも分かるように、打った打者ですらアウトになると思っていなかったはずだ。
そしてスタンドも−。勝負が次打者の佐藤輝に移っていく中でもどよめきが収まらなかった。個々の席で矢野のプレーを語り合っていた。そういう雰囲気すら感じさせた光景だった。
阪神の監督として歴代最多となる552勝をマークした岡田彰布オーナー付顧問は、遊撃手の条件として「大事なのは肩よ」と挙げていた。デイリースポーツ評論家時代に「肩が強くない選手はどうしても前に出てくる。前に出てくると、守備範囲が狭くなるんよ。肩に自信がある選手ほど後ろに守るんよな」と語った上で、「やっぱり肩が強くないとアカン」と評論してもらったのをよく覚えている。
守備位置が前に出ると、三遊間、二遊間の深い位置には回り込むことができない。阪神第一次政権で藤本を二塁にコンバートして鳥谷、第二次政権で中野を二塁に回して木浪を正遊撃手として起用したのも肩の強さを判断してのものだった。
話をゲームに戻すと、矢野のワンプレーは間違いなく阪神の反撃の芽を摘んだ。森下は球場の雰囲気、チームの空気を変えられる選手だけに、アウトにできたのは大きかった。
さらに六回には左中間を破った近本が一気に三塁を目指した。外野から野間の送球を受け取った矢野は、すぐさま反転して三塁へ送球。ボールは浮き上がるような軌道に見えるほど力強く、タッチアウトにした。矢野の力強い送球でなければ近本も憤死にはならなかったかもしれない。四回のプレーと合わせ、矢野の肩が床田を支えたと言っても過言ではないだろう。
2死満塁から大山の遊ゴロを前進して捕球し、ランニングスローでアウトにしたのも十分に難しいプレー。二回に決勝打となる適時内野安打を放ったが、矢野の守備で勝った。そう思わせるほど、素晴らしいプレーの連続だった。(デイリースポーツ・重松健三)
2025年04月19日 17:08
「オリックス4−7日本ハム」(19日、京セラドーム大阪)
オリックスのリリーフ陣が1イニング2本塁打を浴びて敗戦。2位・日本ハムと2ゲーム差に縮まった。
先発・椋木は4回1/3を2失点で勝敗つかず。両チーム無得点で迎えた四回2死満塁から松本剛に押し出し四球で先制点を献上。五回には1死一、二塁から浅間に右前への同点タイムリーを許して降板となった。
同点の八回は5番手・ペルドモが2死一、二塁のピンチを招いて代打・万波に勝ち越しとなる4号3ランを浴びた。さらに、その後、6番手・阿部が水谷に1号2ランを許して突き放された。
一方の打線は1点を追う四回に中川が一時逆転の2号2ラン。同点で迎えた六回1死満塁では中川、紅林が凡退に倒れて無得点に終わった。
2025年04月19日 17:08
「オリックス4−7日本ハム」(19日、京セラドーム大阪)
日本ハムがオリックス相手に今季初勝利を挙げた。連敗を2でストップし、首位オリックスとのゲーム差を2に詰めた。
一発攻勢で試合を決めた。2−2で同点の八回2死一、二塁。代打・万波が弾丸ライナーで左越えとなる勝ち越し3ランを放った。ベンチのナインは総出で出迎え、お祭り騒ぎとなった。さらに2死一塁では18日に1軍に昇格した1番・水谷が左翼への2ランをマーク。一挙5得点を挙げて試合を決定づけた。
先発した山崎は移籍後初となる古巣本拠地初登板。5回1/3を7安打2失点で試合を作り「調子はよくなく最低限の内容でした」と振り返った。
4日からエスコンでのオリックス3連戦で3連敗を食らい、18日の同戦(京セラ)でもサヨナラ負け。対オリックス戦は今季4連敗と苦手意識が漂っていた中、敵地でようやく白星を手に入れた。