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2025年03月27日 20:00
阪神、近鉄、楽天で内野のユーティリティープレーヤーとして活躍した星野おさむ氏(54)。ドラフト外からの入団で13年にわたり1軍でプレーし、2004年に消滅した近鉄では最後のサヨナラ打を放った打者として名を残した。引退後は楽天コーチ、四国IL・愛媛の監督などを歴任し、今年から独立リーグ、千葉スカイセイラーズ(船橋市)のGMに就任した。BCリーグ本加盟を目指すチームのGMとしての思い、自身の礎となっている阪神時代について語った。 ◇ ◇ チームのロゴ入りパーカを着た星野GMは、試合中、バックネット裏からグラウンドや客席に忙しく視線を送っていた。 選手の動きはもちろん、観客の入りにも目を配り、顔なじみの観客と言葉を交わす。ホームゲームでの練習では、ユニホームを着て青野毅監督(元ロッテ)をサポートするのも日課だ。 名刺に記されている肩書は千葉スカイセイラーズのGM兼事業統括本部長。22年に立ち上げされたチームは、今季から国内最大の独立リーグ、BCリーグに準加盟し、2026年の本加盟を目指してシーズンを迎える。 埼玉県出身の星野さんは、現役時代も指導者となって以降も千葉とは縁がなかったが、独立リーグの愛媛、埼玉、福島での指導者、チームマネージメントなどの経験を買われて、新興球団に招聘された。 「千葉と埼玉ってあまり交流がなくて、全く知らないところなんですけど勉強しながら、覚悟を持ってやってます」 自身の仕事については「チーム強化の編成をやったり、渉外担当だったり。いろんな人に会いに行くことが営業につながったり。チームのことを広めていくことですね」と説明する。 今後の球団のあり方を問うと「やっぱり上を目指す集団であるといいし、意識のある人が野球ができる現場でありたいと思います」と理想を掲げた。 多くのチームに在籍し、多くの指導者と出会ってきたことが星野さんの糧となっている。中でも、阪神では選手としてのみならず、社会人としての基本をたたき込まれたという。 「僕らの時代、阪神は弱かったけど、いいしつけをしてもらったと思ってるんです。価値観だったり、プライドだったり、言葉遣いもそう。だから、その価値観はこれからの基準にしたい」 阪神には高校卒業後の88年にドラフト外で入団。チームでは最後のドラフト外世代となった。入団後は、甲子園球場の東側にあった虎風荘で寮生活を送り、5年後の93年4月に1軍初出場を果たした。 「多分、世間的にはそうでもなかったと思うんですけど、僕と亀山(努)さん、古里(泰隆)は相当悪ガキだったんで毎日怒られてました。亀山さんは僕の1個上のドラフト外で一番仲が良かった。『俺らはドラフト外なんだから』って言い訳をしながらウダウダやってましたね」 同世代の仲間たちの名前を挙げて懐かしみ、反省を口にした。 「寮長だった梅本(正之)さんは理不尽に怒る人じゃなかったんで、どう考えてもこっちが悪かったんでしょうね。言葉遣いも敬語が苦手だったので(2軍コーチだった)永尾泰憲さんからこんこんと教えられました」 甲子園の“神整備”で知られる阪神園芸のスタッフからは、職場であるグラウンドを大事にすることも学んだ。 「園芸さんに一番教わったのはキャンプの時。一日中ノック受けて、一緒にグラウンドをならして、トンボのかけ方を細かく教えてもらって。よく怒られて、かわいがってもらいました」 指導者となって以降、プロ入り当時の自分を顧みて、選手たちに伝えてきたことがある。 「自分は志が小さかったというか。プロに入った時考えたのが『1番・ショート星野』で出ることだった。実現したんですよ、それでホッとしちゃった記憶がある。大谷(翔平)選手みたいな具体的なものは何も考えてなかったので、キャリアや目標設定をちゃんと設定するんだよ、と言ってきました。プロに行かなくても、それができるとしっかり社会で活躍してますから」 13年のプロ生活では2度の戦力外を受け、所属球団の近鉄が消滅する悲哀も味わった。「クビになるとか思ってない時に解雇になったり、球団がなくなったりとか、いろんなことがいい経験になっています」。そう述懐する。 自身のさまざまな経験を踏まえての新たな船出。「しっかり編成をやって、選手に頑張ってもらって。チームが(BCリーグに)加盟できたら話題になるし、入団を希望してくる選手の水準も上がると思うんです。まだ、緊張感がないけど、シーズンに入ったらまた変わると思いますよ」 切磋琢磨してチーム力が向上していくことを期待した。 (デイリースポーツ・若林みどり) 星野おさむ(ほしの・おさむ)1970年5月4日生まれ。埼玉県出身。埼玉・福岡高から88年にドラフト外で阪神入団。93年4月に1軍初出場。2001年に戦力外となりテストを経て02年に近鉄入団。04年の分配ドラフトで楽天移籍、05年限りで引退。実働13年で738試合、1537打数387安打、打率・252、24本塁打、155打点、27盗塁。06〜10年まで楽天コーチ。11年から四国IL愛媛監督、BCリーグ武蔵監督、福島GMなどを歴任し、25年1月に独立リーグ千葉のGMに就任。
2025年11月10日 05:55
山本の首元に全部サファイアのネックレス
ドジャースの山本由伸投手が身につけていた“一品”にファンも注目していた。ブルージェイズとのワールドシリーズでは1完投含む3勝をマークし、MVPに輝いた右腕。そのネックレスを製作会社が明かしたが、SNSでは「綺麗でシンプルでチームカラーだし、とても良いなと思って見てた」「流石に手が届かない」とさまざまな声が寄せられた。
1日(日本時間2日)にトロントで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦。最後のアウトを奪うと、山本は天を仰いで喜んだ。首元にはドジャースカラーの宝石が散りばめられたネックレスがきらりと光っていた。このネックレスは、地元カリフォルニア州の宝石店「Happy Jewelers」の特注品。
同社はインスタグラムで「ワールドシリーズMVPのヨシノブ・ヤマモトのために作られた、一つ一つ宝石を選び、完璧なシンメトリーのカスタムテニムネックレス」と報告した。ホームページによると、山本のものと同じモデルは6000ドル(約92万円)から販売されている。高いものでは1万ドル(約153万円)を超えるものもある。
首元にキラリと光るネックレスはファンの間でも話題になっていた。SNSでは「一目惚れしたのに値段はやっぱりセレブ価格www」「全部サファイアなの? ヤバ」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)
2025年11月10日 05:01
阪神の大竹耕太郎投手(30)が9日、トレーニングのため甲子園に訪れ、来年1月の合同自主トレで“新塾長”として和田魂を継承することを意気込んだ。師匠である昨季限りで現役を引退したソフトバンクの和田毅氏からは、ロッテの小島とともに自主トレの仕切り役を任された。
大竹は「そのまま場所とか引き継いで僕と小島でやります」と師匠の思いに応える考えだ。練習メニューについては、和田イズムを引き継ぎつつも新たなものも取り入れる。12月には男子マラソン・大迫傑らをサポートしてきた五味トレーナーに、2年ぶりに陸上トレーニングを教わる予定となっている。
今年は下肢の張りで開幕に出遅れただけに「体幹がうまく使えればけがも減る」と正しい体の使い方を学びたい。その上で「いろんなヒントをもらってそれをメニューに組み込めたら」と合同自主トレで後輩たちにも伝えていくつもりだ。さらに知識を蓄える充実のオフにする。
2025年11月10日 05:01
「侍ジャパン強化合宿」(9日、宮崎)
阪神の森下翔太外野手(25)が「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本−韓国」(15、16日・東京ドーム)に向けた、10日の練習試合・広島戦(13時、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)に「3番・中堅」で先発出場すると9日、井端弘和監督(50)が明かした。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)選出へ大きなアピールとなる一戦。森下は結果にこだわると誓った。
森下が今年の井端ジャパンで求められる役割はシーズンと違う。10日の初陣。「3番・中堅」という、公式戦では2年ぶりのポジション、そして4番の岡本につなぐ使命を与えられた。「一番は結果でアピールすること。結果を残せればと思います」。すでに心は戦闘態勢に入っていた。
合宿初日から中堅での練習を行い、井端監督は韓国戦でも起用すると明言。藤川監督にも承諾を得たプランだった。「絶対にやるとは限らない。万が一、何かが起きた時(のため)にできるのは今しかない」(井端監督)。学生時代は中堅の経験も豊富で、対応できるという判断だ。
打順は3番。昨年の国際大会「プレミア12」では全試合で4番を任されたが、これもWBCを見据えての起用だろう。井端監督には積極走塁も求められ、打つだけでなく、走攻守全てでの貢献がWBC選出への道筋となる。
数多くの一流選手が集まる舞台。「刺激になる方が多い。刺激をもらいながら、やるからには負けたくない」と鼻息を荒くする。その中で一つでも技術を吸収しようと、声をかけたのが4学年上の野村だった。「同じ右打者で、何か一つでも自分の身になることがあればと思って」と野球談議に花を咲かせた。
記憶に新しいのは、日本シリーズ第5戦で延長十一回に村上から放った本塁打。右打者が甲子園の右翼席に放り込むという強烈なインパクトを残した。「バットの出し方や、どういう感覚で待っているのか」。野村は独特なバットを扱っているそうで、細部までヒントを得ようとした。
もちろん、右方向への長打は習得したいことの一つ。今季23本塁打も右翼方向はゼロだった。「能力がある人しか来ていない。自分に持っていない能力をどうやったら身につけられるか。少しでも学べればと思っています」。合宿もあと3日。まずは初の対外試合でアピールし、自身の進化も追求する。
2025年11月10日 05:01
10日に30歳の誕生日を迎える阪神・熊谷敬宥内野手が9日、今オフは打力向上をテーマに鍛錬を積んで飛躍を遂げることを誓った。
2025年11月10日 05:01
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸)
阪神のスタンリー・コンスエグラ外野手(25)が、11日の練習試合・中日戦(春野)に藤川監督たっての希望もあり「2番・右翼」でスタメン出場する。一報を受け「うれしいよ。監督がそういう機会を与えてくれるなら、準備はできています」と意気込んだ。
オーダーについて、基本的にはコーチ陣に任せていた指揮官が、コンスエグラの上位起用を進言した。理由としては「肩が強くて足も速い。4番とかには置きたくない」と説明。豪快な長打力が目立つ中で、総合的な能力の高さを評価した。
シーズン中はなかった、指揮官の目に直接触れる機会。練習で存在感を放ち、ポジションをつかんだ。「打順を上にしてもらったので、バッティングでアピールしたい」と支配下登録、来季の1軍へ向けての絶好機に闘志を燃やした。
育成として入団1年目だった今季は、5月27日の独立リーグ連合との練習試合で足を負傷。長期離脱を余儀なくされた。シーズン終盤に戦列復帰したが、ファームで25試合の出場にとどまり打率・148、0本塁打。不完全燃焼で終えていた。
今キャンプでは、連日ハードなメニューをこなし充実感いっぱい。第2クール最終日となったこの日は、雨の影響で室内練習だったが、真剣な表情で汗を流していた。
「コンちゃん」の愛称で、チームにもすっかりなじんだドミニカン。来季の秘密兵器となり得る男が、まずは高知で大暴れする。
2025年11月10日 05:01
「侍ジャパン強化合宿」(9日、宮崎)
阪神の坂本誠志郎捕手が32歳の誕生日を迎える10日の練習試合・広島戦で、トップチームでの侍デビューを迎える。9日、目の前の一戦に集中する覚悟を示し、人生初のバースデースタメンにも全く気にした様子を見せなかった。
「そんなことは全然気にしない。試合でやらないといけないことがたくさんある。そっち(試合)の方が大事なので、そっちに集中したい」
来年3月のWBCに向けた捕手サバイバルは激しい争いとなっている。井端監督は「2人じゃ怖いですし、やっぱり3人になりますよね」と捕手3人制を明言。今合宿の参加メンバーである中村、若月、岸田の全員が選ばれることはなくなった。選考基準は「誰かがエースキャッチャーということは一切ない」とバランス重視。試合ごとの分業制となりそうだ。
普段は組まない投手をどれだけリードできるのか。サイン伝達機器「ピッチコム」の対応などもあり、捕手の負担も大きい。10日は平良や大勢らとバッテリーを組む見込み。合宿中も多くコミュニケーションを取っていたが、試合で持ち味を引き出したい。
おそらく、スタンドからも祝福されるだろう。ただ、特別感に浸っている時間はない。「それ(誕生日)よりも大事なことがたくさんある」。振り返った時、32歳の誕生日が最高だったと思えればいい。
2025年11月10日 05:01
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸)
阪神・藤川球児監督(45)が9日、今朝丸裕喜投手(19)の成長に驚愕(きょうがく)した。187センチから投げ下ろす最速151キロの直球は威力十分で、今年のリーグ優勝決定後には先発候補にも浮上した逸材。ブルペンでドリスの助言を受けながら71球を投げ、藤川監督に猛アピールした。来年の開幕ローテは村上、才木が確定し、高橋、大竹は有力。2枠空いており、右腕は堂々と名乗りを上げた。
早くも来春の開幕が待ち遠しくなった。朝から雨が降りしきる中、今朝丸がブルペンで71球の熱投だ。先輩の門別、茨木に挟まれる中、堂々の投げっぷり。驚きの成長スピードに、藤川監督も舌を巻くしかなかった。
「今朝丸はちょっとかなりレベルの高いところに上がってきてます。楽しみですね。ボールの強さも非常に出てますし」
第2クール最終日。藤川監督はえびす顔だ。ブルペンで工藤に身ぶり手ぶり直接指導し、椎葉にも助言を送った後、門別、茨木、そして、今朝丸の投球に目を奪われた。
今朝丸は報徳学園からドラフト2位で阪神入団。今季はウエスタンで12試合に投げ、5勝0敗、防御率4・24。リーグ優勝決定後に先発候補として浮上するほど、順調に成長曲線を描いてきた。
来年はまだ2年目。投手陣の顔ぶれはリーグ屈指で、無理に1軍に引き上げる必要はない。それでも期待してしまう。「飛び級でいきたいと自分がいくら言ってもね。言わないけどね。でもそれだけのものをね」。指揮官の賛辞は止まらなかった。
身長187センチの剛腕は向上心も旺盛だ。前日、ドリスに弟子入りし、スライダーとフォークのコツを教わった。一夜明け、早速“臨時コーチ”から指導を受けると、習得に確かな手応えを得た。
「ホントにいい感じ。フォークはまだ練習中なんで、スライダーは結構良かったと思います。コントロールとか、細かい部分も意識して投げていこうかなと思ってます」
来季の開幕ローテは、村上、才木のダブルエースは確定的。デュプランティエの去就が見通せない中、高橋、大竹も有力だ。現状では2枠空いており、伸び盛りの伊原、早川、門別、茨木らがチャンスをうかがう。そんな中、次世代エースも堂々と名乗りを上げる。
「来年こそは1軍で投げられるように。今が本当に大事な時期だと思うので。一球一球大事にしてアピールしていこうかなと思っています」
来季も投手陣は盤石。藤川監督は「非常に高いレベルでの切磋琢磨(せっさたくま)。楽しみな状況でしたね。安藤コーチが悩むんじゃないかなと思うぐらい」とうれしい悲鳴だ。連覇へ新戦力の台頭は不可欠。V2メンバーにフレッシュな19歳が加わる可能性は十分にある。
◆今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき)2006年6月2日生まれ、兵庫県出身。19歳。187センチ、77キロ。右投げ右打ち。報徳学園では1年秋からメンバー入りし、2年連続センバツ準優勝を飾った。24年度ドラフト2位で阪神入団。高卒新人投手が背番号28をつけたのは江夏豊以来。
2025年11月10日 05:01
「オリックス秋季キャンプ」(9日、高知)
来季こそ松井さんに会いたい−。
2025年11月10日 05:01
DeNAの秋季練習は9日、神奈川・横須賀市内で第2クール最終日を迎えた。取材に応じた相川亮二監督(49)は、次クールから、他球団が仕掛けてくるさまざまな作戦を想定し、それに応じた守備隊形や動きを実践するメニューを取り入れていくことを明かした。
「12球団の中で行われるであろう戦術。自分たちはやらないことも、相手はやる可能性がある。そこを全て洗い出して、知識として全員が持っておく。こういうことをやられた場合はこうしようとか」
他球団の映像からピックアップし、警戒すべきケースをシミュレーション。「チームによっても文化があるし、知識を入れておきたい」と、あらゆる傾向と対策をチームに染み込ませる。
新指揮官が掲げるのは、チームプレーとディフェンス力の徹底強化。秋季練習からのこうしたメニュー導入は異例ともいえるが、捕手出身の相川監督らしい提案だ。
2025年11月10日 05:01
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸)
阪神・藤川球児監督(45)が9日、ブルペンで工藤らに直接指導を行った。プレート付近まで歩み寄り、フォームなどを指導。門別には投げ終わりに話しかけ、約5分ほど安藤コーチらを交えて話し合った。藤川監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−ブルペンで工藤に顎が上がることを指摘。
「体の使い方ですね。それが癖づいていけば。3球、4球投げるとまた元の体の動きに戻ろうとなるんですけど、戻し方の話もしたので。考えてやるタイプではないからメモでもとっておいてくれればとは思うけど」
−門別について。
「今年先発もリリーフもやりましたし、その中で3、4勝だったらできるっていうところにはいると思うんですよね。それが一気に飛躍するというところの取り組み方が見えたんで、春まで非常に楽しみですね。そのレベルに茨木もいる。茨木は台湾のウインターリーグに行くので成績をしっかり見ているからね。今年春のキャンプで故障をしてしまったけどシーズンで治して、1軍にまで入ってきたので、その経験が生きているしね」
−西純について。
「へばりながら、体力消耗しながらも頑張ってますよね。SGLに糸井が来てくれて言われた一言っていうのは大きかったみたいですね。本人もしっかり取り組んでる」
(自ら)
「(11日の試合は)平日だから子供は来れないもんね。16日は安芸で(試合が)あるんで、ぜひ見に来てもらいたいなと思います」
2025年11月10日 05:01
「巨人秋季キャンプ」(9日、ジャイアンツスタウンタジアム)
巨人は9日、ジャイアンツ球場で秋季キャンプ第3クール最終日を迎え、阿部慎之助監督(46)が内野手のレギュラー争いの激化を求めた。
泉口が台頭した遊撃を除く来季の内野3ポジションについて「まだどうなるかもわかりませんよね」という状況。「大いにチャンスはあると思うよ。みんなで競争するんだから」と選手の台頭を熱望した。
今季三塁を守った岡本はポスティング申請。手術明けの二塁・吉川については「現状でははっきりとしたことは言えない。(開幕に)いないものと思って考えないと」と言う。固定できなかった一塁手を含む内野3ポジションが空く。
「ある程度、どうしていこうかっていうのを整理して考えるのが僕のオフの仕事。大いに悩ませていただければありがたい」。レベルの高い競争の中から選択するのが理想だ。
「個人がどうしたいか。強制してもしょうがない。自分の人生ですから、頑張っていただきたいですね」。内野レギュラー出てこいや!。個々のレベルアップを求めた。
2025年11月10日 05:01
「侍ジャパン強化合宿」(9日、宮崎)
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)が9日、合宿地の宮崎市で取材に応じ、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた“連覇プラン”となるメンバー構成の一端を明かした。
2025年11月09日 22:22
シルバースラッガー賞とプラチナ・ゴールドグラブ賞を同時受賞
オフシーズンを迎えたメジャーリーグでは、各賞の発表ラッシュが相次ぐ。ロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手は、ア・リーグでシルバースラッガー賞の遊撃手部門とプラチナ・ゴールドグラブ賞に選出された。攻守で最高級の評価を受けた形となったが、ファンから意外な同情論が噴出している。
シルバースラッガー賞は各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる。一方、プラチナ・ゴールドグラブ賞は、ゴールドグラブ賞受賞者の中から両リーグそれぞれ1人ずつ、最も守備に優れている選手に贈られる。
25歳のウィットJr.は今季、打率.295、23本塁打、88打点、38盗塁、OPS.852と活躍。守備でも広大な守備範囲を誇り、データサイト「ベースボール・サーバント」が示す守備指標「OAA」では内野手単独トップの24を記録。リーグ最多の184安打を放ち、首位打者を獲得した昨季に続き、メジャートップクラスの遊撃手としての評価を不動のものとしている。
本来ならば攻守で最高峰の野球選手と評価されてもおかしくない成績だが、同じ時代に投打二刀流という前代未聞の活躍を続ける大谷翔平投手(ドジャース)がおりさらに、同リーグにもアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)という怪物がいる。このためメジャーの“最強論争”では2人の陰に隠れる形になっている。
SNSでは「このペースなら史上最高の遊撃手も狙えるレベル」「走攻守全て完璧! オマケにイケメン」「彼は伝説になるに値する」と称賛の声も相次ぐ。一方で「ジャッジ大谷の被害者」「冗談抜きに、大谷さえいなければ惑星最高」「大谷にジャッジ、この2人の現役バリバリの時期にプレイしないといけない星の下に産まれたのはまあウィットJr.不運ではあるなあ」「大谷とジャッジが野球星人すぎるだけ」「ジャッジが衰える前に彼を超えてのMVPが見たい」などと同情論も出ている。
ウィットJr.は来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも米国代表として出場を表明している。日本のファンも、そのプレーの凄さを目の当たりにすることになるかもしれない。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 21:22
ワールドシリーズ第5戦、終了後ベンチに残ったロハス
ドジャースのミゲル・ロハス内野手は、今季の本拠地最終戦となったワールドシリーズ第5戦で敗れた後、最後まで1人だけベンチに残り続けていた。その時に何を思っていたのか、出演したポッドキャスト番組で真相を語った。
10月29日(日本時間30日)の第5戦では、いいところなくブルージェイズに1-6で敗れ。2勝3敗でチームは崖っぷちに追い込まれた。今季の本拠地最終戦を飾れず、重苦しい空気の中、ロハスは神妙な面持ちで1人だけベンチを離れずにいた。
その時点でロハスはワールドシリーズは第3戦しか出番はなく、無安打だった。オフにはFAとなるため来季もチームに残れるかどうか分からない状況だっただけに、意味深な光景だった。その後は敵地に舞台を移し、ロハスは第7戦終盤で貴重な同点ソロを放つことになる。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のポッドキャスト「ドジャース・ダグアウト」に出演したロハスは、この場面での真意を語った。「2025年でのドジャースタジアムでの最終戦だった。(オフにFAになる関係で)ドジャーブルーを着用する最後の試合になり得たから。ドジャースの選手として、ドジャースタジアムで再びプレーするのかどうかわからなかった」と明かした。
ロハスは来季限りでの現役引退を示唆しているが、ポストシーズンを終えてFAとなり、去就は未定だ。「俺の優先することがドジャースと再契約して、また1年プレーする機会をまた得ることだと言ってはいるけれど、このスポーツにおいて、というか人生において、来年何が起きるかなんてわからない」とコメント。ベンチに残った理由について「俺がロサンゼルスで過ごした時間に感謝するために時間を取りたかったんだ。あの時は自分自身に語りかけていたよ。このファンのみんなの前で自分がどんなプレーができたか、それがどれだけ誇らしいことなのかとね」と、当時の心境を明かしていた。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 20:53
秋季キャンプに参加中の広島・矢野雅哉内野手(26)が9日、宮崎県日南市内の宿舎で契約更改交渉に臨み、500万減の年俸4800万円でサインした。(金額は推定)「(球団からは)守備、走塁は何も変えず、とにかく打つ方をと言われました」と受け止めた。
昨季は137試合の出場でゴールデン・グラブ賞を獲得。だが今季は112試合で打率・208、1本塁打、19打点。8月以降のスタメン出場は10試合にとどまった。「(状態が)悪い時にどうすればいいのかを、なかなか見つけられなかったのもそうですし、何とか結果を残さないといけないという思いになり過ぎた」とシーズン中の日々を振り返った。
10月初旬からはみやざきフェニックス・リーグに参加し、今月1日からは秋季キャンプに帯同。打率・250を最低ノルマにするため、打撃の土台作りに励んでいる。「守備、走塁は絶対負けない自信がある。僕自身はバッティングを何とかしないといけない。何とか来年、取り戻せるように競争に勝つしかない」と巻き返しに燃えた。