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2025年10月15日 18:23
「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神−DeNA」(15日、甲子園球場) 阪神の佐藤輝明内野手が初回の守備でファインプレーを見せ、2死満塁のピンチを無失点で切り抜けた。NHKBSで解説を務めた名手・宮本慎也氏も「本当にうまくボールとの距離をとって捕った。ナイスプレーですね」とたたえた。 初回、先頭の蝦名に詰まりながらも右前に落とされた。続く桑原の送りバントは好フィールディングで阻止。さらに佐野の捕邪飛を女房役の坂本がフェンス上部から手を伸ばしてキャッチした。 だが筒香をフルカウントから四球で歩かせ、続く牧は遊ゴロに打ち取ったかに思われたが、熊谷がファンブル。慌てて一塁へ送球したが判定はセーフとなった。 これに藤川監督は即座にベンチを出てリクエストを要求。だが判定は覆らず、2死満塁とピンチを広げた。ここで山本に三塁線へ痛烈な打球を許したが、佐藤輝が膝をつきながらバックハンドでキャッチ。難しいバウンドを鮮やかに処理し、一塁へ送球。見事にアウトにした。 これには甲子園のスタンドも大歓声。先発の村上もグラブをたたきながら感情をあらわにしていた。
2025年11月10日 05:01
阪神の大竹耕太郎投手(30)が9日、トレーニングのため甲子園に訪れ、来年1月の合同自主トレで“新塾長”として和田魂を継承することを意気込んだ。師匠である昨季限りで現役を引退したソフトバンクの和田毅氏からは、ロッテの小島とともに自主トレの仕切り役を任された。
大竹は「そのまま場所とか引き継いで僕と小島でやります」と師匠の思いに応える考えだ。練習メニューについては、和田イズムを引き継ぎつつも新たなものも取り入れる。12月には男子マラソン・大迫傑らをサポートしてきた五味トレーナーに、2年ぶりに陸上トレーニングを教わる予定となっている。
今年は下肢の張りで開幕に出遅れただけに「体幹がうまく使えればけがも減る」と正しい体の使い方を学びたい。その上で「いろんなヒントをもらってそれをメニューに組み込めたら」と合同自主トレで後輩たちにも伝えていくつもりだ。さらに知識を蓄える充実のオフにする。
2025年11月10日 05:01
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸)
阪神・藤川球児監督(45)が9日、今朝丸裕喜投手(19)の成長に驚愕(きょうがく)した。187センチから投げ下ろす最速151キロの直球は威力十分で、今年のリーグ優勝決定後には先発候補にも浮上した逸材。ブルペンでドリスの助言を受けながら71球を投げ、藤川監督に猛アピールした。来年の開幕ローテは村上、才木が確定し、高橋、大竹は有力。2枠空いており、右腕は堂々と名乗りを上げた。
早くも来春の開幕が待ち遠しくなった。朝から雨が降りしきる中、今朝丸がブルペンで71球の熱投だ。先輩の門別、茨木に挟まれる中、堂々の投げっぷり。驚きの成長スピードに、藤川監督も舌を巻くしかなかった。
「今朝丸はちょっとかなりレベルの高いところに上がってきてます。楽しみですね。ボールの強さも非常に出てますし」
第2クール最終日。藤川監督はえびす顔だ。ブルペンで工藤に身ぶり手ぶり直接指導し、椎葉にも助言を送った後、門別、茨木、そして、今朝丸の投球に目を奪われた。
今朝丸は報徳学園からドラフト2位で阪神入団。今季はウエスタンで12試合に投げ、5勝0敗、防御率4・24。リーグ優勝決定後に先発候補として浮上するほど、順調に成長曲線を描いてきた。
来年はまだ2年目。投手陣の顔ぶれはリーグ屈指で、無理に1軍に引き上げる必要はない。それでも期待してしまう。「飛び級でいきたいと自分がいくら言ってもね。言わないけどね。でもそれだけのものをね」。指揮官の賛辞は止まらなかった。
身長187センチの剛腕は向上心も旺盛だ。前日、ドリスに弟子入りし、スライダーとフォークのコツを教わった。一夜明け、早速“臨時コーチ”から指導を受けると、習得に確かな手応えを得た。
「ホントにいい感じ。フォークはまだ練習中なんで、スライダーは結構良かったと思います。コントロールとか、細かい部分も意識して投げていこうかなと思ってます」
来季の開幕ローテは、村上、才木のダブルエースは確定的。デュプランティエの去就が見通せない中、高橋、大竹も有力だ。現状では2枠空いており、伸び盛りの伊原、早川、門別、茨木らがチャンスをうかがう。そんな中、次世代エースも堂々と名乗りを上げる。
「来年こそは1軍で投げられるように。今が本当に大事な時期だと思うので。一球一球大事にしてアピールしていこうかなと思っています」
来季も投手陣は盤石。藤川監督は「非常に高いレベルでの切磋琢磨(せっさたくま)。楽しみな状況でしたね。安藤コーチが悩むんじゃないかなと思うぐらい」とうれしい悲鳴だ。連覇へ新戦力の台頭は不可欠。V2メンバーにフレッシュな19歳が加わる可能性は十分にある。
◆今朝丸 裕喜(けさまる・ゆうき)2006年6月2日生まれ、兵庫県出身。19歳。187センチ、77キロ。右投げ右打ち。報徳学園では1年秋からメンバー入りし、2年連続センバツ準優勝を飾った。24年度ドラフト2位で阪神入団。高卒新人投手が背番号28をつけたのは江夏豊以来。
2025年11月10日 05:01
「阪神秋季キャンプ」(9日、安芸)
阪神・藤川球児監督(45)が9日、ブルペンで工藤らに直接指導を行った。プレート付近まで歩み寄り、フォームなどを指導。門別には投げ終わりに話しかけ、約5分ほど安藤コーチらを交えて話し合った。藤川監督の主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−ブルペンで工藤に顎が上がることを指摘。
「体の使い方ですね。それが癖づいていけば。3球、4球投げるとまた元の体の動きに戻ろうとなるんですけど、戻し方の話もしたので。考えてやるタイプではないからメモでもとっておいてくれればとは思うけど」
−門別について。
「今年先発もリリーフもやりましたし、その中で3、4勝だったらできるっていうところにはいると思うんですよね。それが一気に飛躍するというところの取り組み方が見えたんで、春まで非常に楽しみですね。そのレベルに茨木もいる。茨木は台湾のウインターリーグに行くので成績をしっかり見ているからね。今年春のキャンプで故障をしてしまったけどシーズンで治して、1軍にまで入ってきたので、その経験が生きているしね」
−西純について。
「へばりながら、体力消耗しながらも頑張ってますよね。SGLに糸井が来てくれて言われた一言っていうのは大きかったみたいですね。本人もしっかり取り組んでる」
(自ら)
「(11日の試合は)平日だから子供は来れないもんね。16日は安芸で(試合が)あるんで、ぜひ見に来てもらいたいなと思います」
2025年11月10日 05:01
「巨人秋季キャンプ」(9日、ジャイアンツスタウンタジアム)
巨人は9日、ジャイアンツ球場で秋季キャンプ第3クール最終日を迎え、阿部慎之助監督(46)が内野手のレギュラー争いの激化を求めた。
2025年11月09日 22:22
シルバースラッガー賞とプラチナ・ゴールドグラブ賞を同時受賞
オフシーズンを迎えたメジャーリーグでは、各賞の発表ラッシュが相次ぐ。ロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手は、ア・リーグでシルバースラッガー賞の遊撃手部門とプラチナ・ゴールドグラブ賞に選出された。攻守で最高級の評価を受けた形となったが、ファンから意外な同情論が噴出している。
シルバースラッガー賞は各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる。一方、プラチナ・ゴールドグラブ賞は、ゴールドグラブ賞受賞者の中から両リーグそれぞれ1人ずつ、最も守備に優れている選手に贈られる。
25歳のウィットJr.は今季、打率.295、23本塁打、88打点、38盗塁、OPS.852と活躍。守備でも広大な守備範囲を誇り、データサイト「ベースボール・サーバント」が示す守備指標「OAA」では内野手単独トップの24を記録。リーグ最多の184安打を放ち、首位打者を獲得した昨季に続き、メジャートップクラスの遊撃手としての評価を不動のものとしている。
本来ならば攻守で最高峰の野球選手と評価されてもおかしくない成績だが、同じ時代に投打二刀流という前代未聞の活躍を続ける大谷翔平投手(ドジャース)がおりさらに、同リーグにもアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)という怪物がいる。このためメジャーの“最強論争”では2人の陰に隠れる形になっている。
SNSでは「このペースなら史上最高の遊撃手も狙えるレベル」「走攻守全て完璧! オマケにイケメン」「彼は伝説になるに値する」と称賛の声も相次ぐ。一方で「ジャッジ大谷の被害者」「冗談抜きに、大谷さえいなければ惑星最高」「大谷にジャッジ、この2人の現役バリバリの時期にプレイしないといけない星の下に産まれたのはまあウィットJr.不運ではあるなあ」「大谷とジャッジが野球星人すぎるだけ」「ジャッジが衰える前に彼を超えてのMVPが見たい」などと同情論も出ている。
ウィットJr.は来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも米国代表として出場を表明している。日本のファンも、そのプレーの凄さを目の当たりにすることになるかもしれない。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 21:22
ワールドシリーズ第5戦、終了後ベンチに残ったロハス
ドジャースのミゲル・ロハス内野手は、今季の本拠地最終戦となったワールドシリーズ第5戦で敗れた後、最後まで1人だけベンチに残り続けていた。その時に何を思っていたのか、出演したポッドキャスト番組で真相を語った。
10月29日(日本時間30日)の第5戦では、いいところなくブルージェイズに1-6で敗れ。2勝3敗でチームは崖っぷちに追い込まれた。今季の本拠地最終戦を飾れず、重苦しい空気の中、ロハスは神妙な面持ちで1人だけベンチを離れずにいた。
その時点でロハスはワールドシリーズは第3戦しか出番はなく、無安打だった。オフにはFAとなるため来季もチームに残れるかどうか分からない状況だっただけに、意味深な光景だった。その後は敵地に舞台を移し、ロハスは第7戦終盤で貴重な同点ソロを放つことになる。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のポッドキャスト「ドジャース・ダグアウト」に出演したロハスは、この場面での真意を語った。「2025年でのドジャースタジアムでの最終戦だった。(オフにFAになる関係で)ドジャーブルーを着用する最後の試合になり得たから。ドジャースの選手として、ドジャースタジアムで再びプレーするのかどうかわからなかった」と明かした。
ロハスは来季限りでの現役引退を示唆しているが、ポストシーズンを終えてFAとなり、去就は未定だ。「俺の優先することがドジャースと再契約して、また1年プレーする機会をまた得ることだと言ってはいるけれど、このスポーツにおいて、というか人生において、来年何が起きるかなんてわからない」とコメント。ベンチに残った理由について「俺がロサンゼルスで過ごした時間に感謝するために時間を取りたかったんだ。あの時は自分自身に語りかけていたよ。このファンのみんなの前で自分がどんなプレーができたか、それがどれだけ誇らしいことなのかとね」と、当時の心境を明かしていた。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 20:53
秋季キャンプに参加中の広島・矢野雅哉内野手(26)が9日、宮崎県日南市内の宿舎で契約更改交渉に臨み、500万減の年俸4800万円でサインした。(金額は推定)「(球団からは)守備、走塁は何も変えず、とにかく打つ方をと言われました」と受け止めた。
昨季は137試合の出場でゴールデン・グラブ賞を獲得。だが今季は112試合で打率・208、1本塁打、19打点。8月以降のスタメン出場は10試合にとどまった。「(状態が)悪い時にどうすればいいのかを、なかなか見つけられなかったのもそうですし、何とか結果を残さないといけないという思いになり過ぎた」とシーズン中の日々を振り返った。
10月初旬からはみやざきフェニックス・リーグに参加し、今月1日からは秋季キャンプに帯同。打率・250を最低ノルマにするため、打撃の土台作りに励んでいる。「守備、走塁は絶対負けない自信がある。僕自身はバッティングを何とかしないといけない。何とか来年、取り戻せるように競争に勝つしかない」と巻き返しに燃えた。
2025年11月09日 20:30
米メディアが報じたマンフレッド氏との確執
激しいやり取りの舞台裏が明るみに出た。
2025年11月09日 19:59
ディズニーで娘の7歳の誕生日を祝福
長いシーズンを終えて、今度は家族サービスの時間だ。ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は6日(日本時間7日)、ディズニーランドを家族で訪問した。ディズニーパークの公式インスタグラムが投稿した。
この日、ディスニーランドの公式インスタグラムは「ダイヤモンドからディズニーランドへ。ムーキー・ベッツとその家族が今日、ディズニーランドでお祝いしました」と投稿。添えられた写真ではベッツがブリアナ夫人、娘のキンリーちゃんと共に笑顔で写っている。
ベッツはパーカーにキャップを被ったラフな格好で登場。グーフィーと2ショットを撮影していた。娘キンリーちゃんの7歳の誕生日を祝っていた。
3日(同4日)のワールドシリーズパレード終了後には自らの家でホームパーティを開催。そこからすぐに家族サービス。ファンからは「最高のお祝い場所」「とてもいい写真」と言ったコメントが寄せられていた。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 19:24
自室にはトレーニングマシンが11台
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が8日から2日間にかけて新潟・中越高の指導を行った。52歳を迎えても、洗練されている肉体に生徒たちの目を奪われた。果たしてどんなトレーニングを行っているのだろうか。
高校生とともにランニングを行い、打撃練習を実演した。計63スイングを行い、9本の柵越えを披露。生徒たちからも歓声が巻き起こった。終了後には質疑応答に移り、トレーニングについて質問を受けた。
イチロー氏は「20代中盤までは普通にやっていたけれど、結果が反比例した。体が大きくなってスイングが落ちちゃった」と回顧。「やっていない時の方いい。下半身は普段のバッティングで使って、大きくなってきた」という。「トレーニングは、初動負荷のトレーニングは毎日やっています。肩甲骨、股関節周り。(器具が)ない時は自分の体重を使う」と話し、しなやかな体の秘訣を明かした。
イチロー氏といえば、過度なウエイトトレを行わないことで有名だ。シアトルにある自宅のリビングには大型トレーニング機器が11台並んでおり、朝からの日課として今でもトレーニングを重ねている。日々の積み重ねが、長い現役生活を支え、年を重ねても衰えない源泉となっているようだ。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 18:56
両リーグを通じ最多得点「後ろの打者に打点を稼がせた証し」
3年連続となるMVP獲得へ向け、ファイナリスト3人の中に名を連ねているドジャース・大谷翔平投手。6月に2年ぶりの投手復帰を果たし、二刀流が復活した今季、打撃では自己最多の55本塁打を放つなど、素晴らしい成績を残したが、あえて“伸びしろ”を探すとすれば、どこにあるのか。現役時代にNPB通算2038安打を放ったヒットメーカーで、MLBにも造詣が深い野球評論家・新井宏昌氏が分析する。
今季の“打者・大谷”の成績を昨季と比較すると、本塁打は1本増で自己最多の55本に達したが、打率は.310から.282に、打点は130から102に下がった。ただ、四球が81から109に増えたこともあり、出塁率は.390から.392に少々上がっている。得点は134から自己最多の146に上がり、両リーグを通じて最多だった。新井氏は「出塁率が高く、得点が多かったということは、1番打者として塁に出て、後ろの打者に打点を稼がせた証しで、高い貢献度を示しています」と評価する。
一方で「私は今季の大谷には3冠王の可能性があると踏んでいたので、打率が下がったのは残念です」と指摘。課題として「左投手の速いシンカーへの対応」を挙げた。
大谷は今季、右投手に対しては打率.283(389打数110安打)、左投手に対しては.279(222打数62安打)で、大きな差はなかった。しかし、新井氏は「150キロ中盤以上の速いシンカーを内角へ投げ込んでくる左投手に対しては、分が悪かった印象です。ボール球に手を出してしまうケースが目立ちました」と指摘する。
「相手バッテリーが『振ってくれたらいいな』くらいの気持ちで多投してくる内角のシンカーに、大谷は強打者特有の『多投してくるなら、その球を狙って打ち返してやろうじゃないか』という発想で立ち向かったのだと思います。結果的に打ってはいけないボール球にまで手を出していました」と見解を述べた。「インサイドの球を左方向へ打ち返す意識をより強く持ってほしい」
「インサイドの球を引っぱたいてやろうと思っていると、ライト方向へ引っ張る体の動きになりがちですが、大谷には逆に、インサイドの球をバックスクリーンから左方向へ打ち返す意識を、より強く持ってほしいと思います。そうすれば、ボール球にはバットが出かかっても止まるはずです」と提言した。
また、得点圏打率は.247(93打数23安打)といまひとつだった。新井氏は「今季は打球速度が上がり、力強さを増したのですが、一方で、内野ゴロでも得点が入る打席で、力んでしまったのか、三振などで走者を返せないケースが目につきました。打率、打点が減った要因かなと思います」と振り返る。
パワーアップの代わりに確実性が少々落ちたものの、新井氏が来季改めて大谷に期待するのは、2012年に当時タイガースのミゲル・カブレラ氏が達成したのを最後に誕生していない3冠王だ。「35〜36歳になるまでは可能性があると思います。ヤンキースの(アーロン・)ジャッジ(外野手)と、どちらが先に達成するかを競うつもりで頑張ってほしい」とエールを送る。
来季は開幕から投打二刀流で臨むことになりそうだが、どんな打撃でファンを驚かせてくれるだろうか。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2025年11月09日 18:34
フリーマンの波打つダンスも話題に
今世紀初のワールドシリーズ連覇を飾ったドジャースが、地元ロサンゼルスのパレード後に開いたパーティが大いに話題を集めている。
2025年11月09日 18:02
ジョルダーノさんが振り返るWS第7戦
ドジャースの球団カメラマンを務めるキャリー・ジョルダーノさんが8日(日本時間9日)に自身のインスタグラム。チームとナインに感謝を届けた。ワールドシリーズの最後まで見届けたが、第7戦の裏では心に残る「後悔」があったという。
ジョルダーノさんは「なんて試合だったんでしょう!」と振り返りながら、「スポーツ写真って、思い通りにいかないことが本当に多いんです。この日の私の目標は、最後のイニングを外野から撮って、選手たちがマウンドに駆け寄る瞬間をしっかり捉えることでした」と明かした。
しかし、この日公開した計9枚の写真には、1枚も外野からのものがない。「延長戦がすべてを狂わせました」とジョルダーノさん。カメラマンとしては速報などのために編集部へ写真を頻繁に送るが、多くのWi-Fiスポットがあるドジャースタジアムと異なり、ロジャースセンターは三塁側の特定の場所しか送信できなかったという。
そして9回1死、ミゲル・ロハス内野手が起死回生の同点弾を放つと、ジョルダーノさんは急いで三塁側に移り写真を送信した。しかし「その結果、予定していた外野の撮影位置にはもう戻れませんでした」。ドジャースはその裏サヨナラのピンチを迎えたが、山本由伸投手が阻止。その後、延長11回にウィル・スミス捕手が勝ち越し弾を放ち、最後は山本が締める激闘だった。
ジョルダーノさんのプランは崩れたものの「三塁側からは、勝利に歓喜するフレディ(・フリーマン)の表情や、ベンチで盛り上がるチームの様子を撮ることができました」とプラスもあった。それでも、「やっぱり、ライト側に残っていればヤマモトの最高の瞬間を別の角度から撮れたのに……と悔しさが残ります。些細なことかもしれませんが、こういう後悔って、しばらく心に残るんですよね」と振り返った。(Full-Count編集部)
2025年11月09日 18:00
このオフ、岡本和真(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)がポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を目指している。
今季は両選手ともに離脱した期間があり、佐藤輝明(阪神)が本塁打王に輝いたが、岡本が20年、21年、23年、村上が21年、22年、24年に本塁打王のタイトルを獲得するなど、20年以降は岡本と村上の2人でタイトルを争うことが多かった。
このまま岡本と村上がメジャー移籍となれば、セ・リーグの長距離砲が2人いなくなり、来季以降の本塁打王争いが非常に気になるところ。今季本塁打王に輝いた佐藤輝は、広い甲子園球場を本拠地にしながら40本のアーチを描いた。24年こそ16本塁打だったが、プロ入りから毎年20本以上放ち、今季は40本の大台に乗せた。まだまだ伸び盛りで、今季2位の森下翔太(阪神)に17本差つけて本塁打王のタイトルを獲得しており、1強時代も十分考えられる。
その中で、佐藤のライバルになりそうなのが、細川成也(中日)ではないだろうか。こちらも広いバンテリンドームを本拠地にしながら、3年連続で20本塁打をクリア。今季は離脱した期間がありながらも、20本塁打を放った。来季からバンテリンドームにホームランウイングが設置される。その恩恵を受けて、本塁打量産は十分に考えられそうだ。
その他の、本塁打王候補を探してみると、森下、牧秀悟(DeNA)、夏場以降の活躍が本物であれば筒香嘉智(DeNA)、リチャード(巨人)、さらには新外国人も入ってくるのか。近年は岡本、村上の2人が中心に本塁打王を争ってきたが、来年は今季本塁打王になった佐藤輝の1強時代になるのか、それとも新外国人を含めた熾烈な競争になるのか、非常に注目だ。
▼2020年以降のセ・リーグ本塁打王
20年 31本 岡本和真(巨人)
21年 39本 岡本和真(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)
22年 56本 村上宗隆(ヤクルト)
23年 41本 岡本和真(巨人)
24年 33本 村上宗隆(ヤクルト)
25年 40本 佐藤輝明(阪神)
2025年11月09日 17:36
不振のワールドシリーズでは最終戦で殊勲の一打
来季限りで引退を示唆しているベテランが感謝の気持ちを語った。ドジャースのミゲル・ロハス内野手が地元メディアのポッドキャスト番組に出演。ワールドシリーズで同僚の“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手からの驚きの行動を明かした。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のポッドキャスト「ドジャース・ダグアウト」に出演。「同僚とともにした瞬間で、俺の中で永遠に残り続けるものがある」と、ワールドシリーズ第5戦の試合前の出来事について語った。
試合前に守備練習をしていたところに、E・ヘルナンデスからいきなり後方からハグをされたといい、「守備練習の真っ只中で、変な感じだったね」と振り返った。「ミギー、君の気持ちは僕にはわかるよ。常に準備ができているようにしないとね。明日は(出場する)チャンスがあるかもしれないから」と言葉をかけられたという。
ロハスは「感謝しているよ、ありがとうな」と返事。その時は奇妙に感じた同僚の行動だったが、ワールドシリーズを戦い終えて「あれは必要なことだったね。俺はあの時、調子が良くなかったから」と語り、ムードメーカーの言動に謝意を示した。
ワールドシリーズ第6戦までは2試合で無安打だったロハスだが、第7戦では1点を追う9回1死で同点ソロを左翼席に叩き込み、この一撃で劣勢だった流れは変わった。直後の守備では1死満塁から二ゴロを冷静なバックホームで間一髪のアウトを奪い、サヨナラ負けを阻止。チームのワールドシリーズ制覇に攻守で大きく貢献することとなった。(Full-Count編集部)