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2026年05月19日 15:02
ホワイトソックスが「mune cam(ムネ・カム)」を導入 【MLB】Wソックス 9ー8 カブス(日本時間18日・シカゴ) ホワイトソックスの村上宗隆内野手が、シカゴで異例の待遇を受けている。地元放送局「シカゴ・スポーツネットワーク」が村上専用のカメラ「mune cam(ムネ・カム)」を導入した。さっそく17日(日本時間18日)のカブス戦でサヨナラ勝ちした直後の村上を追った映像が公開。「高校球児のよう」「永久欠番を」と日米のファンから熱狂的な声が寄せられている。 村上の人気ぶりを象徴する企画が誕生した。ホワイトソックスは“シカゴ対決”となったカブスとの「クロスタウン・クラシック」での目玉企画として、14日(同15日)の中継や15日(同16日)の公式X(旧ツイッター)などで「ムネ・カム」を展開した。メジャー1年目の新人選手に専属カメラがつくのは極めて異例のことだ。 18日(同19日)に公開された公式Xでは「エドガー・クエロ捕手がサヨナラホームランを打った際に『ムネ・カム』が捉えたムネタカ・ムラカミの反応は最高だった」と動画を公開。劇的な幕切れ、少年のように喜びを爆発させる村上の姿を伝えている。 野球を楽しむ村上の姿にファンも注目。SNS上には「この男を応援せずにはいられない」「侍(日本人)で最も好きな選手かもしれない」「ホワイトソックスがムネと契約延長したら、永久欠番を」といったコメント。ほかに日本のファンからも「村上くんの喜んでる姿、最高」「すごく幸せそう」「高校球児のよう」「Mune Camまであるんか!? えらい人気者になってもうて」と誇らしげな様子が伝わってきた。(Full-Count編集部)
2026年06月10日 07:56
ホワイトソックスがSNSで発表
午前2時過ぎに届いたニュースにファンの落胆が広がった。ホワイトソックスは9日(日本時間10日)、西田陸浮外野手のマイナー降格を発表。ファンは「そうなんや…」「仕方ないかもだけど、ショック」と、25歳野手の気持ちを“代弁”していた。
球団は公式X(旧ツイッター)で西田ら3人のマイナー降格を伝えた。西田は24日(同25日)に傘下3Aシャーロットからメジャー昇格。ここまで12試合に出場し、打率.241(29打数7安打)、0本塁打、2打点をマークしていた。7日(同8日)のフィリーズ戦では「9番・右翼」で先発出場し、2打数1安打だった。
西田の降格にファンはSNS上で反応。「ええええー残念。やっぱりメジャーは厳しいのね……」「誰が替わりに落ちるんだろうと思ってましたが、西田でしたか。残念です」「ロースターの枠は小さいから入れ替わるのは仕方ない」「そのうちまたメジャーに呼び戻されると思うよ」などの声が寄せられていた。
ホワイトソックスは8日(同9日)時点で34勝31敗でア・リーグ中地区の2位につける。チームは好調だが、村上宗隆内野手に続き、西田も離脱。ファンは、日本人選手の“復活”を待ち望んでいる。(Full-Count編集部)
2026年06月10日 07:43
奪三振率を意識「ピンチで三振を取れる投手でありたい」
西武の新星がまばゆい輝きを放っている。弱冠19歳の最速158キロ右腕、篠原響投手だ。高卒1年目の昨季、早くも1軍で2試合に先発し、今季は主に中継ぎを任され、19試合1勝1敗1セーブ13ホールド、防御率1.47とピカイチの好成績を挙げている(成績は8日現在、以下同)。昨季に比べると球速が概ね5キロアップし、新球種「キックチェンジ」も習得。飛躍の理由を本人に聞いた──。
今季の篠田で特筆すべきは、奪三振能力の高さだ。奪三振率(9イニングあたりの平均奪三振数)は驚異の12.76。9.00を超えればエース級と言われる中、リリーフとはいえ異次元の水準にある。また、K%(対戦打席で三振を奪った割合)も、平均値の18%の倍近い35.1%を誇っている。
篠原自身「やはり、狙って三振を取れるピッチャー、ピンチで三振を取れるピッチャーでありたいので、Kパーセント(奪三振率)は凄く気にしています」と言い切る。
福井工大福井高からドラフト5位で入団すると、ルーキーイヤーの昨季、早くも2軍で先発ローテーション入りを果たし、16試合8勝5敗、防御率2.20をマークした。シーズン終盤には1軍昇格。ここでは2試合に先発するも、厚い壁に跳ね返された格好で0勝1敗、計7回8失点で防御率10.29に終わった。
しかし、その悔しい思いが2年目の飛躍のバネとなった。「1軍で投げた時、まずスタミナがすごく足りないと感じました。それに、決め球。2軍で空振りを取れていたチェンジアップが、1軍では振ってもらえない。決め球を磨かなければいけないということは、コーチにも言われました。1軍でやるためにはこういうことが必要なのだと、知れたことは良かったと思います」と振り返る。鷲づかみ→中指をボールに突き立てる握りが特徴「より落ちる」
今年1月、課題克服を期して同僚の平良海馬投手に“弟子入り”。沖縄・石垣島での自主トレに約20日間、3年目の成田晴風投手らとともに参加した。「自分がやっていたものとは種類も、重さも全然違うウエートトレーニングを教わりました。今シーズンが始まってから、いい影響が出ていると思います。そもそも、なぜこのトレーニングをするのかを追究することの大切さを学ばせていただきました」と語るように、重要なターニングポイントとなった。
課題の1つに挙げた“決め球”も、昨季までのチェンジアップに代わり、近年メジャーリーグなどで徐々に広まりつつある“キックチェンジ”を導入した。
以前のチェンジアップは鷲づかみのようにして投げていたのに対し、キックチェンジは中指をボールに突き立てて握るのが特徴だ。「平良さんの自主トレに、変化球の専門家の方がいらしていて、その方と一緒に決め球を試行錯誤していく中で辿り着いた球です」と明かす。「中指を立てることによってトップスピン成分が加わり、より落ちます。春季キャンプの段階で、これを決め球として右打者にも、左打者にも使おうと思いました」と言うほど手応えがあった。実際にスタミナ増強、球速アップと共に、キックチェンジをものにしたことが、篠原の快進撃の大きな要因となっている。
そして平良の自主トレに参加したことと共にもう1つ、今季開幕前のトピックとなったのが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を控えた侍ジャパンのサポートメンバーに選出されたことだった。侍ジャパン帯同はわずか1日だったが、2月23日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの強化試合に先発。相手の主力を1回無安打2奪三振1四球無失点に封じた。
能見篤史投手コーチの背番号「84」のユニホームを借りての登板だったが、あらゆるカテゴリーを含め日本代表入りは初めて。「一緒にフィールドに立てただけでも新鮮でしたし、そういう世界が見られただけでも凄い経験でした。(侍ジャパンが)身近になったというか、目指すところでもあるかなと思います」と語る言葉が弾む。新人王資格保持も「自分で操れる数字を追い求めたい」
ひなたサンマリンスタジアムの食堂で、侍ジャパンにアドバイザーとして参加していたパドレスのダルビッシュ有投手からアドバイスを受け、ツーシームを伝授される時間もあった。身長178センチの篠原は、196センチのダルビッシュを仰ぎ見て「凄く大きいなって、思いました」。教わったツーシームは今季、実戦に導入している。「まだほんの数球で、今季中に武器になるかどうかわかりませんが、これから先、磨きをかけていきたいです」とうなずく。
19歳にして物おじする様子もなく、1軍の強打者たちを相手にポーカーフェイスで快速球を投げ込み続ける姿は実に頼もしい。自分の性格を「芯があって、他人に流されず、継続力はあるかなと思います」と分析している。
一方、2年目だが、新人王の資格を残している。今後、同僚のドラフト2位ルーキーで既に17セーブをマークしている岩城颯空投手との争いになる可能性もある。しかし、篠原自身は「自分としては、そんなに意識するところではないです。やはり自分で操れる数字を追い求めたいので。シーズンが終わった時に、結果的にもらえたらいいなと思います」。今のところ、記者投票で決まるタイトルへのこだわりは無い。
「これまで中継ぎをやったことがなかったので、具体的な目標は設定していないのですが、今は1つでも多く、チームの勝利に繋げられたらいいなと思っています」と述懐する。ポテンシャルあふれる19歳はあくまで、自分の足元を見つめながら、着実に成長のステップを踏んでいく構えだ。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2026年06月10日 06:50
ヤクルトが3位転落。抑えを務めるキハダが3失点を喫し、役割を果たせなかった。9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、交流戦でのキハダの投球について注目した。
キハダは2点リードの9回に登板。しかし、先頭の紅林弘太郎に右前打を許すと、一死一・二塁から中川圭太、杉本裕太郎に連続適時打を浴び、サヨナラ負けを喫した。これで交流戦では3度目の敗戦投手となった。
解説の齊藤明雄氏は「先頭打者に対しての対応が気になった」と切り出し、「いつもランナーを出すときは四球が多いが、交流戦に入ってからはヒットで出塁を許す場面が多い」と指摘した。その要因について、「腕の振りが弱っている。ストライクを取りにいってしまっている分だけ打たれているのか、もしくは疲れが出てきて腕に張りが出ている可能性もある」と話し、コンディション面の不安にも言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年06月10日 06:40
阪神の才木浩人がソフトバンク戦に先発したが、3回5失点で負け投手になった。
2026年06月10日 06:30
◆ 7回途中2失点の好投「ものすごく丁寧に投げているなと」
巨人・則本昂大が9日、古巣・楽天戦に先発登板。6回1/3・126球を投げ、7安打5奪三振3四球2失点で12球団勝利を達成した。
思い出の地・仙台での好投に対し、9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』の解説・齊藤明雄氏は「(内容は)良かったですね。昨年まで一緒にやった選手の顔を見て投げる、それもビジターで投げるんですよ。東京ドームで投げるならそんなに遠慮がないと思うが、ビジターで楽天のファンの人が多いだけに、ちょっと内角の使い方とかいろいろ気を遣って投げていたのかな」と分析し「今日はものすごくコントロール的に丁寧に投げているなという、力感を感じずその分良いコントロールをして球も良かったのではないかというイメージがある」と評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年06月10日 06:20
◆ 「チャンスで勝負強さを見せている」交流戦打率.351と絶好調!
西武は9日、広島と対戦し4x−3でサヨナラ勝利を収めた。9回一死満塁から、長谷川信哉がサヨナラ打を放った。
交流戦打率.351と絶好調の長谷川に対し、9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』の解説・谷沢健一氏は「この試合に限らず、今年は非常に良い所で、チャンスで勝負強さを見せてますよね」と語り、9回の打席については「ちょっと高めの球だけど、前に飛ばすだけという感じが伝わってくる」と評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年06月10日 06:10
◆ 熾烈な二塁手争いに齊藤氏「また若い選手が出てきて楽しみ」
日本ハムは9日、DeNAと対戦し4−1で勝利した。ドラフト3位ルーキー・大塚瑠晏が、3回に第2号の3点本塁打を放った。
今季初の5連勝に貢献した大塚に対し、9日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2026』のMC・真中満氏が「パンチ力のある期待のルーキーだ」と語ると、解説の齊藤明雄氏は「上背は169cmしかないが、振り上げるスイングは力がある。ライバルの内野手、二塁手はいっぱいいるが、また若い選手が出てきて楽しみだなという感じですよね」と評価した。
もう1人の解説・谷沢健一氏が「下半身が強いね。やはり下から上体につなげていくので、まず下を強くがっちり構えて、ちょっと足を上げるけれども腰の入った素晴らしいスイングですね」と称賛すると、齊藤氏は「壁ができているという感じですよね」と述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年06月10日 06:00
「西武4−3広島」(9日、ベルーナドーム)
ついに出た!広島のドラフト1位・平川蓮外野手(22)=仙台大=が待望のプロ初本塁打を放った。
2026年06月10日 06:00
「ソフトバンク10−4阪神」(9日、みずほペイペイドーム)
阪神が6本塁打を許し大敗。初回から5イニング連続被弾は2リーグ制以降では球団初。先発の才木浩人は3回5安打5失点。打線は立石正広が11試合ぶりの2号2ラン、森下翔太の15号ソロなどで食い下がった。以下は試合後、藤川球児監督の主な一問一答。
◇ ◇
−大津投手を中盤に捉えただけに、失点が続いたことが悔やまれる。
「そうですね。カウントを取りに行くところというのは、この前のロッテ(戦)の時もそうですけど、ちょっと長打を浴びていますからね」
−早いカウントで打たれていた。バッテリーとしても課題が残る。
「それをどういうふうにしていくかは、バッテリーの中でやっていかないといけない。才木もやらなければいけない」
−立石がいい姿を見せた。
「そうですね、また明日、しっかりやってほしいなと思いますね」
2026年06月10日 06:00
シカゴ・ホワイトソックスは現地時間9日、西田陸浮外野手(25)をマイナー降格させたことを発表。代わって球団2位有望株のブレイデン・モンゴメリー外野手(23)がメジャー初昇格している。
西田は東北高校やオレゴン大学を経て、2023年のドラフト11巡目指名でホワイトソックスに入団。現地5月25日に球団5人目の日本人選手としてメジャーデビューを果たした。主に右翼手として12試合に出場して29打数7安打の打率.241、OPS.482という成績だった。
両打のモンゴメリーは2023年のドラフトでレッドソックスの球団1巡目指名でプロ入り。元エース左腕ギャレット・クロシェットのトレード対価の1人として2024年オフにホワイトソックスへ加入した。今季5月から3Aシャーロットに昇格し、29試合で打率.315、4本塁打、OPS.912の好成績をマーク。9日のブレーブス戦に「6番・右翼」で先発出場する。
ホワイトソックスは昨季まで3年連続でシーズン100敗以上を喫するも、今季は34勝31敗でアメリカン・リーグ中地区の2位につけ、首位ガーディアンズまで1.5ゲーム差。村上宗隆が負傷者リストに入った5月30日以降も4勝4敗と善戦を続けている。
2026年06月10日 06:00
巨人8−2楽天(交流戦=9日)――巨人が2位浮上。
三回にダルベック、六回に佐々木、七回に岸田、九回に大城と一発攻勢で快勝。則本は古巣からの白星で12球団から勝利を挙げた。楽天は4連敗。
昨季まで13年を過ごしたかつての本拠地でヒーローインタビューに立った。巨人の則本は「この地で勝てたことがすごく感慨深い。幸せやなと思います」と感無量の面持ちだった。気迫を前面に出した好投で、楽天相手に12球団勝利の栄誉を手にした。
古巣との初対決は序盤から制球がばらついたが、ピンチを切り抜けると雄たけびを上げた。特に気合が入ったのが、「たくさん助けてもらった仲間」という同い年の浅村との対戦。フルスイングで応える相手に対し、一回は直球を5球続けた後にフォークで空振り三振。六回には高めの150キロで中飛に仕留め、「真っすぐを精度良く投げていて押し込まれた」と相手を脱帽させた。
六回を終えて100球を超えていたが、続投を志願した。「13年間やってきた仙台。特別な思いもあった。1イニングでも、1アウトでも、1球でも多くこのマウンドで投げたいと思っていた」。七回に3連打を浴びて2点を失い、イニング途中での降板となったが、スタンドからは温かな拍手が降り注いだ。
プロとしてのキャリアを歩み始めた仙台では、先発投手として簡単にはマウンドを譲らない矜恃を養い、強気に攻めるスタイルを確立した。「自分を成長させてくれた場所」と感謝の念は尽きない。
新天地では「ジャイアンツのために、これまでと変わらず、がむしゃらに腕を振る」と誓い、仙台での登板を「(相手チームやファンに)強敵だぞと思わせられるように」と思い描いていた。今季最多126球は、古巣のファンにも元エース健在を示すには十分な熱投だった。(井上敬雄)
巨人・橋上監督代行「(則本は)色んな思いがある中で最初は力みを感じたけど、うまく修正した。攻撃陣も早めに援護できたので、いい感じで投げられたんじゃないか」
2026年06月10日 05:01
「ソフトバンク10−4阪神」(9日、みずほペイペイドーム)
阪神にはやっぱり森下翔太外野手が必要だ。
2026年06月10日 05:01
10日のソフトバンク戦(ペイペイ)に先発する阪神・大竹耕太郎投手(30)が9日、師匠の前での好投を誓った。この日は敵地の試合前練習に参加して最終調整。古巣との対戦も「普通にやるだけです」と平常心を強調した。
10日の一戦は、ソフトバンクOBの和田毅氏(45)がテレビ解説を務める。大竹にとっては早大とソフトバンク時代の先輩で、和田氏が現役を引退する24年までは年明けの合同自主トレで鍛錬を積んだ。「常々(大事なのは)ストレートと言われている。試合では真っすぐの質にこだわってやっていますが、その辺りは頑張っていきたい」と“和田イズム”をマウンドで体現する。
ソフトバンク戦は昨年の日本シリーズを含め、通算3試合で1勝0敗、計17イニングで1失点(自責点0)と結果を残している。みずほペイペイドームでの登板は6年ぶり。相手打線は好調でも「腹を据えていくだけなので、その日の相手と勝負していく感覚でいきます」と気合を入れた。自身の連敗を4で止め、5月2日以来の3勝目を狙う。
2026年06月10日 05:01
「ソフトバンク10−4阪神」(9日、みずほペイペイドーム)
初球をたたいた自身11試合ぶりのアーチが、次戦につながる光となった。ドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が6点を追った五回2死一塁で、左翼へ2号2ラン。意地の一発となったがチームは屈辱的な大敗を喫し、2位・巨人が0・5ゲーム差に迫り、上位3チームが1ゲーム内にひしめき合う形となった。
大敗の中に、一筋の光が差した。意地を見せたのは立石だ。博多にそびえる敵地で放った完璧ともいえる2号2ラン。5月24日の巨人戦(東京ド)以来、11試合ぶりの一発で虎党に追い上げの期待を抱かせた。
6点を追った五回2死一塁。そこまで大津に3安打無得点に抑え込まれていた中だった。「点差は関係なく。積極的に行こうと」。内角高めに甘く入った初球の緩い変化球を捉えた。「いってほしいなと思っていました」と期待のまなざしでグングン伸びていく白球を見つめた。打球はそのまま黄色く染まった左翼のホームランテラスへ着弾。打球速度158キロ、飛距離119メートルという強烈な一発だ。二塁ベースを回ったところで、歓声の鳴りやまぬスタンドへ拳を掲げた。
好球必打の極意だ。これで初球打率は13打数7安打での・538と驚異の数字を誇る。「(初球打ちが)良い結果につながる時もある。甘い球が来たら初球とか関係なく行こうと思っていました」。積極的にスイングを仕掛け、失投に目を光らせるリードオフマンの存在は相手投手にとって気が抜けないはずだ。
初回先頭でも同様だった。初球の直球をはじき返すと、打球は周東のグラブをわずかにかすめる中前打となった。プレーボールと同時に自らのバットで号砲を鳴らした。
ただ悔やまれたのはその直後の走塁だった。中野の犠打で二進後、森下の一打は右前打となったが、立石は自重しながら打球の行方を確認し、スタートが遅れた。結果的に一、三塁でとどまり後続が倒れた。先制機を逸する形となり「走塁の面とかでまだ課題があった。先制点につながる走塁ができたらよかった」と唇をかんだ。
三塁の定位置から敵陣の猛攻を目の当たりにし、「すごかったです」と度肝を抜かれた。ただ、感心するばかりではない。悔しさを糧に進んで行くのみだ。藤川監督は「また明日、しっかりやってほしいなと思いますね」と期待を込めた。昨年の日本シリーズの再戦となる今回の3連戦。第1ラウンドでは敗れた中、“新戦力”が芽吹いた。このままでは終われない。異彩を放つルーキーが次戦こそはやり返す。
◆ビジターと初球打率が好成績 立石のビジター成績は28打数12安打で打率・429、2本塁打、7打点に。ホーム成績は38打数4安打で打率・105、2打点。また、初球打率はこの日で打率・538(13打数7安打)。ちなみに先発1番は8試合目で打率・314(35打数11安打)。一方、同6番は6試合で打率・130(23打数3安打)となっている。
2026年06月10日 05:01
「ソフトバンク10−4阪神」(9日、みずほペイペイドーム)
高く、遠くに白球が消えていく。阪神ナインはダイヤモンドを一周する相手打者の姿を、ただ見つめるしかなかった。2試合連続の雨天中止を挟んで迎えた一戦は、不名誉な記録とともに黒星発進。藤川球児監督は「とにかく勝負ですからね。相手に気持ち良くスイングをされている。それをどう崩すかはバッテリーでやっていかなきゃいけない」と悔しさを押し殺すように敗戦を受け止めた。
序盤から、目を覆いたくなるような光景が広がった。先発・才木浩人投手が初回2死二塁で栗原に右越え2ラン。先制点を献上すると、二回は1死から野村に初球151キロを左翼席に運ばれた。
立ち直りを図りたくても相手が上回る、苦しい展開。三回は2死一塁で再び栗原に右翼席へ突き刺された。18年6月17日・楽天戦以来8年ぶりで自己ワーストタイの1試合3被弾。3回5安打5失点でKOとなった。
四回から登板した椎葉も2イニングで3発を食らい、悪い流れを止められなかった。阪神投手陣が初回から5イニング連続で本塁打を許したのは、2リーグ制以降では球団初。さらに1試合6被弾は2010年8月1日・中日戦以来、16年ぶりとなった。6被弾は全て3球目以内。野村には2打席とも初球をスタンドまで飛ばされており、浅いカウントで痛打されるシーンが目立った。
才木は当初、7日・楽天戦に先発予定も2度の降雨中止を受けて“ダブルスライド”の形で敵地のマウンドに向かった。「日がズレただけなので、難しいとかはない。チームにすごく迷惑をかけてる。いい結果が出せるように、しっかりやっていきたい」と唇をかみながら必死に前を向いた。
本来の姿が影を潜め、指揮官は改善を求めた。「状態どうこうはないと思います。それを言っていると、野球選手の本質ではなくなるというか。そうではなく、カウントを取らなきゃいけないところ、勝負に行かなきゃいけないところで、どうアウトが取れるかというのは、プロである理由だから。言い訳を探してはダメ」と投球そのものの反省を促した。
交流戦は4勝7敗と黒星が先行。昨季の日本シリーズで敗れたソフトバンクに大敗を喫したが、戦いは続く。「チームとしてはまた明日、切り替えて」と藤川監督。立ち止まることなく、ナイン一丸で連敗を阻止する。
◆球団初の屈辱…初回から5イニング連続被弾 阪神投手陣が初回から5イニング連続で本塁打を許したのは球団初の屈辱。2リーグ制以降、セ・リーグでは巨人投手陣が1965年5月11日・広島戦で初回から五回まで被本塁打を記録。パ・リーグではロッテ投手陣が91年6月28日・西武戦、さらに同じくロッテ投手陣が08年8月4日・西武戦で初回から5イニング連続被弾。なお、初回に限らなければ6イニング連続が最長で広島投手陣が67年10月10日・巨人戦で二回から七回まで本塁打を許した。