2024年05月18日 12:15
サッカーオランダ・エールディビジのフェイエノールトを率いるアルネ・スロット(Arne Slot)が17日、来季からイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)の指揮官に就任すると明言した。
今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任となる。公式発表はされていないが、就任を認める発言をした。
スロット監督は昨季終了後にフェイエノールトとの契約を3年延長しており、英BBCは先月、違約金は940万ポンド(約18億6000万円)に上ると伝えていた。
スロット監督はAZアルクマール(AZ Alkmaar)を経て2021年からフェイエノールトの指揮官に就任し、1年目にチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)準優勝に導くと、昨季はリーグ優勝を果たした。
フェイエノールトは、19日に行われるスロット監督のラストゲーム後に本拠地で惜別のセレモニーを開くと発表している。
チームはオランダ杯(KNVB Beker 2023-24)で優勝するなど力強いシーズンを送っており、リーグ戦では王者PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に次ぐ2位で最終節を迎える。
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2024年05月18日 11:56
選手を育てることと、チームを勝たせること。指導者としてこの2つのアプローチは、重なる部分もあれば、相反する部分もあるのではないか。
横浜FCでコーチ2年目の中村俊輔に、そんな疑問をぶつけてみた。稀代のファンタジスタは「どうだろうね。いろいろあるだろうし、一緒にできるとも思う」と応じ、自身の経験を踏まえ、次のように続ける。
「自分が現役の時は、わりと自由にやらせてもらっていた。もちろん最低限の約束事を守りながら、やりたいようにプレーする。それで伸びた。一方で、自分とは違うタイプの選手もいると思う。自由さはないかもしれないけど、やるべきことをしっかりとやる。そのほうがパワーが出て、グループとしてもパワーを出せたりする」
個々の特性やキャラクターを活かし、試合でどう振る舞うか。それが勝利につながれば、選手としても、チームとしても、成功体験を重ねられる。
「人によって解釈や捉え方は違うかもしれないけど、結果が出ている時に、自分は伸びているっていう。そういうことなんじゃないかな、とも思う」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
今年はS級コーチ養成講習会に参加している俊輔。国内最高位のライセンス取得を目ざす場でも、指導方法に「正解はない」を改めて実感しているという。
自身は自由にプレーすることで、選手として成長できた。それはすでに実体験として理解している。だからこそ、指導者となった今は、逆のパターン、つまり戦術にガチガチにあてはめた時にどう成果を出せるかも勉強しているという。
「結局、プレーヤーも人間だから。小さい頃からやってきたこと、教えられ方とか、クセとかも違う。それを出し合って、セッションして、楽しんでほしいなって」
様々な可能性を模索しながら、横浜FCでコーチとしてチームの勝利、選手の成長にエネルギーを注いでいる。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月18日 11:49
本拠地でのレッズ戦に「2番・指名打者」で出場…3試合ぶり13号を放った
■ドジャース ー レッズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場。3回1死一塁で迎えた第2打席でメジャートップタイ、そしてリーグ単独トップに立つ3試合ぶりの13号2ランを放った。
大谷のバットが止まらない。本拠地で豪快アーチをかけた。カイル・タッカー(アストロズ)の甘めに入った球を捉えると、打球は高い放物線を描いて左翼席に飛び込んだ。打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度28度のアーチで、メジャートップの13号。ナ・リーグではマルセル・オズナ(ブレーブス)を抜いて単独トップに立った。5月は13戦7発。驚異のペースで一発を量産している。初回の第1打席は強い当たりも、相手に好捕され一ゴロだった。
レッズ先発のフランキー・モンタス投手とは試合前の時点で24打数10安打の打率.417で11打点。対戦相手としては最多の4本塁打を放っている好相性の投手だった。
5月の成績は試合前時点で打率.432(44打数19安打)、5本塁打、11打点、OPS1.337と衝撃の数字が並ぶ。また、MLBは13日(同14日)のジャイアンツ戦で盗塁死となった記録を、今季10個目の盗塁に訂正したと発表。4年連続6度目の“2桁本塁打&2桁盗塁”に到達していた。
前日16日(同17日)の同カードでは、大谷の首振り人形が4万人に配布。球場には今季メジャー最多となる5万3527人が詰めかけた。しかし、大谷は2打数無安打1四球と小休止。チームも2連敗となっていた。
この日の試合前には、米カリフォルニア州ロサンゼルス市が、5月17日を「大谷翔平の日」と制定したと発表。デーブ・ロバーツ監督らとともにロサンゼルス市庁舎を訪問し、市議会から制定書を贈呈された。記念すべき1日に豪快アーチをかけ、LA市民の心をさらにがっしりと掴んだ。(Full-Count編集部)
2024年05月19日 11:04
16日に今シーズン限りで退団することを発表していたセビージャに所属するスペイン代表MFヘスス・ナバスだが、18日に一転して契約延長に至ったことがクラブ公式サイトで発表された。
現行契約が今季限りとなっていたJ・ナバスは、16日に今季限りで退団することを発表。スペインメディア『マルカ』によると、自らの精神的疲労や38歳という年齢面とそれに伴うコンディション面、さらにはセビージャの財政状況などから新契約がなかなか提示されなかったことに不信感を抱いたことなどが、退団理由に挙げられていた。
しかし、これらの報道から改めて同選手と話し合いを行ったセビージャは、クラブ内での役職に就く前に選手契約を2024年12月31日まで延長することで合意に達したことを発表した。なお、契約満了後はクラブ内の役職で終身雇用されることも明らかになっている。
退団から一転して契約延長に至ったJ・ナバスはクラブ公式サイトで「会長の提案に答えるのに1分もかからなかった。僕はここで引退したい。大好きなクラブで続けられることを嬉しく思う」と喜びを語りながら、次のように続けた。
「僕が会長に伝えた願いはチームを支えるために移行期間として12月までプレーを続けることだった。そうしてずっと夢見てプレーしてきた夢を終えて靴を脱ぐことになる。プロサッカー選手としての最後の数カ月は給料を受け取らない。代わりにそのお金は会長と合意した財団に寄付されることになる。それが僕の決断だ。ファンたちにはすべてを知っていて欲しい」
J・ナバスは1985年11月21日生まれの現在38歳。スペイン南部のアンダルシア州セビージャ県にある基礎自治体のロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ出身で、16歳で地元最大のビッグクラブであるセビージャのカンテラに入団した。2003−04シーズンのラ・リーガ第12節エスパニョール戦でトップチームデビューを飾ると、翌シーズンからは主力に定着し、スペイン屈指のウインガーとして名を馳せた。
2013年夏にはマヌエル・ペジェグリーニ新監督(現:ベティス)からの誘いを受け、マンチェスター・シティへ完全移籍。ペジェグリーニ体制下では右ウイングの主力として起用され、ジョセップ・グアルディオラ監督の就任後は右サイドバックとしてもプレー。4シーズンの在籍で公式戦通算183試合出場8ゴール35アシストを記録した。
2017年夏よりセビージャへ復帰。右ウイングだけでなく、直近の数シーズンはサイドバックとしても安定したパフォーマンスを見せ、2018−19シーズンからはキャプテンを務めた。セビージャに在籍した17シーズンで公式戦通算688試合に出場しているが、これはセビージャの歴代最多出場記録だ。39ゴール119アシストを記録した。同期間ではヨーロッパリーグ(前身大会のUEFAカップを含む)を4回、コパ・デル・レイを2回、UEFAスーパーカップを1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャを1回と、合計8つのトロフィーを獲得したが、これもセビージャに在籍した選手としては歴代最多の数字だ。
また、セビージャに在籍していた2009年11月にはスペイン代表デビューも飾っており、“ラ・ロハ”が優勝を飾ったFIFAワールドカップ南アフリカ2010やEURO2012にも出場。これまでに国際Aマッチ通算で51試合出場5得点を記録している。今年3月のインターナショナルマッチウィークでも招集を受けており、今夏のEURO2024に出場する可能性も残されている。
2024年05月19日 10:49
「DeNA−中日」(19日、横浜スタジアム)
18日の中日戦を右膝裏の張りで途中交代したDeNA・牧秀悟内野手は、試合前練習に姿を見せず、三浦監督は「トレーナー室で治療しています」と説明した。
出場選手登録の抹消か否かについては「確認しながら判断します。現時点ではまだ決めてない」と指揮官。ただ抹消した場合にそなえ、ファームからドラフト4位・石上が1軍練習に合流した。
2024年05月19日 10:40
育成選手として広島で2年間プレー「カープでの経験を活かしながら」
米国を拠点に活動する「アジアンブリーズ」は19日、元広島の中村来生(らいせい)投手がマーリンズとマイナー契約を結んだと発表した。21歳の長身右腕が、メジャーの大舞台を目指す。
中村は2021年の育成ドラフト3位で広島に入団。身長190センチの長身右腕で、支配下登録されることなく、2023年10月に戦力外通告を受けていた。2024年はアジアンブリーズに参加し、6試合で6回無失点、4奪三振の好投を見せていた。
中村は「マイアミ・マーリンズさんに新たな機会を頂いたことに感謝いたします。改めて、身の引き締まる思いです。カープでの経験、これまでサポートを頂いた方々のアドバイスを活かしながら、挑戦を続けていきたいと思います」と意気込んだ。
アジアンブリーズの色川冬馬CEOは「この度、中村来生投手がアジアンブリーズから新たな道を切り拓いて下さいました。日本やアメリカの独立リーグという選択肢もありましたが、成長過程にある彼の現状を考えると『勝つことのプレッシャーの薄い環境』でプレーを続けて欲しいと考えていました。MLB30球団では、それぞれ独自の育成システムが御座います。その環境のなかで、大きく彼らしく成長して欲しいと期待しております」とコメントした。(Full-Count編集部)
2024年05月19日 10:31
男子ゴルフのメジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は18日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で3日目が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)は1アンダー「70」で通算8アンダーとしたものの、19位タイに順位を落とした。
2024年05月19日 10:30
ダンロップスポーツマーケティングは19日までに5月25、26日に東京・世田谷区の「二子玉川ライズ ガレリア」で、2008年の日本女子プロゴルフツアー賞金女王・古閑美保(41)と元プロテニス選手の土居美咲さん(33)のトークショーなど、ゴルフとテニスのコラボイベントを初開催することを発表した。
「DUNLOP SPORTS FESTA〜緑の上でゴルフ・テニスを楽しむ時間〜」と題されたイベントは、両日ともに午前10時〜午後6時まで。スナッグゴルフやパターゴルフ、スリーショットテニスの体験型コンテンツ。さらには、ゴルフコースのミニチュアやテニスボールでキャラクターを作るワークショップも用意され、経験者だけで無く、初心者や子どもや家族連れも楽しめる充実した内容となっているという。
ステージ上では、ツアー通算12勝の古閑と元世界ランク30位で昨年9月に引退した土居さんそれぞれのトークショーや2人共演のトークショー、さらには、クラシックポップスユニット「JEWEL(ジュエル)」による生演奏も予定されている。参加費は無料で雨天決行。
2024年05月19日 10:04
なでしこジャパン(日本女子代表)FW浜野まいかが所属するチェルシー・ウィメン(女子チーム)が、前人未到のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)5連覇を達成した。
15日に行われた第18節延期分のトッテナム戦で浜野のゴールが決勝点となり、1−0で勝利したチェルシーは、勝ち点ではMF長谷川唯が所属するマンチェスター・シティと並んだものの、「2」点の得失点差で首位に浮上していた。
そして、19日に最終節(第22節)が行われ、チェルシーは敵地でFW宮澤ひなたが所属するマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半に2点をリードすると、後半には4点を追加し、6−0で大勝した。なお、浜野に出場機会はなく、宮澤は67分から途中出場を果たした。
一方、長谷川がフル出場したマンチェスター・シティは敵地でアストン・ヴィラと対戦し、2−1で勝利を収めたものの、最終的には「7」点の得失点差で2位に終わった。
この結果、チェルシーがリーグ戦5連覇という偉業を達成した。なお、2012年8月からチェルシー女子を率いてすでに昨年11月に今季限りで退任することが発表されているエマ・ヘイズ監督は、通算12シーズンの指揮で史上初となる5連覇を含めFAWSLで7度、女子FAカップで5度、リーグ・カップで2度のタイトルなどを獲得して同クラブを離れることとなった。
2024年05月19日 10:00
24F1第7戦、エミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2024)は18日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が8戦連続のポールポジションを獲得し、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)の記録に並んだ。
総合3連覇中のフェルスタッペンは、セナが1994年に同じサーキットで悲劇的な死を迎えてからちょうど30年後に同記録に並んだ。
フェルスタッペンは「素晴らしい序盤戦になっているし、彼がこのサーキットでこの世を去ってから30年というのも非常に特別だ」と話し、「もちろん、ここでポールを取れてうれしいし、ある意味で彼をしのべた。彼はとてつもないF1ドライバーで、予選でもすごかった。だから自分にとっても、チームにとっても最高の一日になったし、ものすごく幸せだ」と喜んだ。
接戦の中で、マクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が0秒074差の2番手に入ったが、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)を妨害したため3グリッド降格のペナルティーを受けた。
これにより、第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)で優勝したマクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)が2番グリッドに浮上。シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が3番グリッド、カルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4番グリッドでフェラーリ(Ferrari)勢が2列目を占めた。
ピアストリは5番グリッドで、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が6番グリッド。RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7番手に入り、以下はメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、RBのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、ハースのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)と続いた。
有力選手では、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が予選Q2で脱落した。
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2024年05月19日 10:00
敵地でのブレーブス戦に先発予定だった
■ブレーブス ー パドレス(日本時間19日・アトランタ)
パドレスのダルビッシュ有投手が先発予定だったブレーブス戦は、雨天のため中止が決まった。
2024年05月19日 10:00
18日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル ラジオペナントレース』に中日ファンの井戸田潤さんが出演し、中日・細川成也について言及した。
井戸田さんは細川について「中田選手が入ったことによって、マークが薄く多少なったと思うので、打ちやすくなったと思うんですよ。今8本のホームラン。ビシエドが上がってきて中田選手が下がってもその関係は変わらないと思うんですよ。マークもビシエドに行って、細川選手は去年の24本超えて欲しいですね」と期待を寄せた。
昨季現役ドラフトで中日に加入した細川は移籍1年目の昨季は24本塁打を放ち、今季はここまで8本のアーチを描いている。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月19日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】静かな佇まいをみせる東京・赤坂周辺に怪しげな男が出没した。女子高生も距離を取って歩いていた(写真)。
幅広のネクタイ、黒のロングコートに黒い帽子。そして革手袋。時おり長髪の間からのぞく鋭い目。地獄の墓堀人ジ・アンダーテイカーだ。
アンダーテイカーは、今から40年前の1994年(平成6年)1月22日、米ロードアイランド州プロビデンスで行われたWWF(現WWE)「ロイヤル・ランブル」でヨコズナの世界ヘビー級王座に「棺桶マッチ」で挑戦。相手を棺桶に入れて完全にフタをしめて勝利となる試合形式だ。
アンダーテイカーはジャンピングDDTを決め、ヨコズナを棺桶に叩き込み勝利目前。しかし、フタを閉めかけたところにクラッシュが乱入して救出。WARから参戦していた天龍源一郎とザ・グレート・カブキもリングに上がるとアンダーテイカーに合体ラリアートを見舞う。さらにバンバン・ビガロやディーゼルら悪党軍団も加わって袋叩きにした。
ついにアンダーテイカーは棺桶で眠ることとなった。それでも不死身のアンダーテイカー、運び出される棺桶から緑色煙が吹き上がると巨大スクリーンに「私の魂はお前たちに一生取りつく。この仕打ちは巡り巡ってお前たちに振りかかるだろう」とメッセージが流れた。
アンダーテイカーは3月20日に米ニューヨークMS・Gで行われた祭典「レッスルマニア10」も欠場。所在不明となっていたが、同月22日、赤坂で目撃されたのだった。
前置きが長くなったが、これは5月7〜11日のWWF日本初興行「マニアツアー」のプロモーション。WWFは90年4月13日に東京ドームで全日本プロレス&新日本プロレスと合同興行「日米レスリングサミット」を行っているが、初の単独開催が決定していた。
25日にはWAR事務所で、天龍とともにアンダーテイカーはPR会見に臨んだ。
さて、満を持して開催された「マニアツアー」は惨たんたる結果に終わりWWFの黒歴史ともいわれる。発表された観衆は7日、横浜アリーナ8056人。8日、名古屋レインボーホール6735人。9日、大阪城ホール7120人。11日、札幌月寒ドーム4646人。発表は3割増しだろうか…4会場とも閑古鳥が鳴く有り様。広い会場に空席ばかりが目立っていた。
この大会は大手イベント会社のキョードー東京が協力していたが、同社がプロレスを手掛けるのが初めてということもあり、観客動員に苦戦したといわれた。「今回はまだマーケットが見えなかった。次も前向きに検討しているので、何がよくて何が悪かったか、よく整理します」と、同社は第2弾興行もサポートする意向を示した。
映像でWWFを見ていた関係者、ファンからは演出効果も指摘された。派手な入場シーンがなく、パフォーマンスも少なかった。日本のファンを意識したのかアメリカンプロレスを控えめにしていた。
試合内容にクレームをつけたのは天龍だった。大阪でのヨコズナとのシングル戦で場外乱闘になり、アッという間に両者リングアウトの裁定が下った。「唐突に鐘が鳴った。アメリカじゃ観客に危険が及ぶので外に出るのは敏感だが、あれじゃ何もできない。本当に頭にきた」。本部席のJ・J・デュラン、ブラックジャック・ランザに机を放り投げ怒り心頭だった。
WWF極東担当の佐藤昭雄は「70%ぐらいのいい感触があった。あとの30%は浸透力と営業力に関係してくる。暮れとかは大きな団体がやるので、その前の秋口にやりたい」と第2弾興行へ意欲を語った。
日本ツアー最終日の11日、参加選手はリング上の抗争を休戦して「MANIA TOUR ありがとう!!」の看板とともに記念撮影に納まった。前列左から1―2―3キッド、ドインクとディンク、世界女子王者アランドラ・ブレイズ、ヨコズナのマネジャー、ミスター・フジ、手前はリック・マーテル、オーエン・ハート、世界タッグ王者チームヘッドシュリンカーズのサムゥ、ボブ・バックランド、中後列左からタタンカ、ランディ・サベージ、スモーキング・ガンズのバート・ガンとビリー・ガン、手前に世界ヘビー級王者のブレット・ハート、アンダーテイカーのマネジャー、ポール・ベアラー、アンダーテイカー、天龍、ヨコズナ、ビガロ、アダム・ボム、ヘッドシュリンカーズのファトゥ。
ところで、失敗に懲りたのか、WWFが2度目となる日本公演を行ったのは約8年後の2002年(平成14年)だった。
3月1日の横浜アリーナ大会は、前回と打って変わり凄かった。チケットは前売りで完売。600枚の当日券を求め、前日の朝7時から並んだという大学生を先頭に1000人以上が長蛇の列を作った。チケットを手にできなかったファンも、会場の外から声援を送るという異常熱気。
グッズ売り場には開場直後からファンが殺到。限定グッズやザ・ロック、ストーンコールドスティーブ・オースチンのTシャツ、7000部用意した和訳付きパンフレットは早々と完売した。「グッズだけで2000万以上の売り上げ」(関係者)と破格のセールスを記録した。
観衆は超満員札止めの1万6000人。WWFは見事、8年前の雪辱を果たしたのだ。ロックはテレビ解説の武藤敬司に握手を求めて大喝采を浴びた。エンターテインメントプロレスにファンは酔いしれた。
90年代は、それがまだ早すぎた時代だった(敬称略)。
2024年05月19日 10:00
2023-24シーズンの欧州サッカーシーンは佳境を迎えている。
ポルトガル1部リーグのレギュラーシーズンがこのほど閉幕。
守田英正のスポルティングCPが優勝し、相馬勇紀のカーザ・ピアは9位、藤本寛也のジウ・ヴィセンテは12位となった。
渡井理己のボアヴィスタと、中村航輔と福井太智が所属するポルティモネンセは、勝点だけでなく、直接対決の勝点(1勝1敗)、直接対決の得失点差(4-1と1-4のため得失点差なし)、直接対決のアウェイゴール(ともに4点)でも並んだため、全体の得失点差で順位が確定。その結果、ボアヴィスタは15位で残留が決定し、16位となったポルティモネンセは昇降格プレーオフに回ることになった。
ヨーロッパ名門の「Bチーム」から成功を狙う日本人の逸材たち
また、ドイツ4部リーグも一部を除いてレギュラーシーズンが終了。チェイス・アンリと花城琳斗が所属するシュトゥットガルトIIは、西地区優勝を決め、来季の3部昇格を決めている。
チェイス・アンリは優勝メダルやコカ・コーラでお祝いする様子をInstagramのストーリーに投稿している。
2024年05月19日 09:57
マウンドでの“珍しい”振る舞いをMLB公式Xが注目
■シカゴ 1ー0 パイレーツ(日本時間19日・シカゴ)
カブス・今永昇太投手の振る舞いがファンを魅了している。
2024年05月19日 09:55
【ルイビル(米ケンタッキー州)=平沢祐】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロ選手権は18日、ケンタッキー州ルイビルのバルハラGC(パー71)でサスペンデッドになった第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。
松山英樹は第3ラウンドを3バーディー、2ボギーの70で回り、通算8アンダーで19位につけた。久常涼は7アンダーで24位。首位は15アンダーのザンダー・シャウフェレとコリン・モリカワ(ともに米)。19日の最終ラウンドで松山と久常が同組になった。
第2ラウンドまでの結果で、金谷拓実、中島啓太は予選落ち。タイガー・ウッズ(米)も決勝ラウンドに進めなかった。
松山英樹「良かった雰囲気は出ていたが、なかなか続けられなかった。明日、いい結果で終われるようにしたい」
久常涼「あと1日、しっかりメジャーを楽しめればいいかなと思います」
2024年05月19日 09:32
23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第34節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は2-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)を下し、リーグ史上初となるシーズン無敗優勝を達成するとともに今季の公式戦無敗記録を51に伸ばした。
4月に王座を獲得したレバークーゼンはビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)とロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)のゴールで先行すると、その後のアウクスブルクの反撃を1点に抑えた。
レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は「これが、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦でタイトルを獲得した後の目標だった。チームをとても誇りに思うし、とても満足で幸せだ。少しだけ楽しんで、あすはリカバリーだ」と述べた。
チームは今週、アタランタ(Atalanta)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)決勝を控えている。
バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にハットトリックを許し、2-4で敗戦。4-0でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利したVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に抜かれ、3位に転落した。
マティス・テル(Mathys Tel)とアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)のゴールで開始6分までに2点を先行したバイエルンだったが、その2分後に欧州選手権(UEFA Euro 2024)に臨むドイツ代表予備登録メンバーに選出されたマクシミリアン・バイアー(Maximilian Beier)に1点を返されると、後半の残り約20分でクラマリッチに3ゴールを許して逆転負けを喫した。バイエルンがリーグ戦のトップ2を逃したのは2010-11シーズン以来となった。
ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は退団するマルコ・ロイス(Marco Reus)の1ゴール、1アシストの活躍でダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に4-0で快勝した。
6月に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝のレアル・マドリード(Real Madrid)戦を控えるものの、これがホームでの最後の一戦となったロイスは、30分にイアン・マートセン(Ian Maatsen)の先制点をお膳立てすると、38分には直接FKを沈めた。
下位では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が終了間際のゴールでSCフライブルク(SC Freiburg)に2-1で勝利し、VfLボーフム(VfL Bochum)を抜いて15位に浮上して残留を決めた。
1-4でブレーメンに屈したボーフムは16位に転落し、2部3位フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)との昇格・降格プレーオフに回ることが決まった。
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2024年05月19日 09:25
元中日監督の落合博満氏が19日、TBS系サンデーモーニングに出演。今季最速で自力優勝の可能性が消滅した西武について、打開策を提案した。
共演した中畑氏が「ちょっと空気が思い。特に監督。この状況で自力優勝消滅は責任ありますよ。選手任せではなく」と語気を強めた中、落合氏は泰然自若で耳を傾けた。そんな中、意見を求められると「負けてるから動かなきゃいけないというのはどうかと思う」とキッパリ。その上で打開策を提案した。
「状態を見ながらいいい選手を休ますことなく、どんどん使っていくこと。打線を組み替えることで、休ませることで悪循環につながることがある。前後の打者が入れ替わることで配球も役割も変わってくる」と指摘した落合氏。「ベンチワークとして、ここは送りバントなのか、どう(選手を)替えていくのか、神経使わないと。監督は采配をふるうだけであって、グラウンドに立つのは選手」と語った。
その上で「自力優勝がなくなるといっても復活しますから。ソフトバンクでも悪い状態が出てくる。貯金をどう利用するかがペナントレースを戦う条件ですから」と語った落合氏。その言葉に中畑氏は「勝てる監督と勝てない監督の差かな」と納得の表情を浮かべていた。
西武は18日のソフトバンク戦で逆転負けを喫し、今季5度目の4連敗で借金13。首位ソフトバンクとのゲーム差は14・5に開き、自力優勝の可能性が消滅した。1点リードの八回、チーム事情でセットアッパーに回っている松本が近藤に逆転2ランを浴びた。
松井監督は「選択しているのはこちらですから…。松本だって打たれる時もあります」と語り、「一つずつやっていくしかありません」と声を絞り出していた。