2022年07月02日 12:18
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、混合ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のジェイミー・マレー(Jamie Murray、英国)/ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)組が6-3、6-7(3-7)、6-3でマイケル・ビーナス(Michael Venus、ニュージーランド)/アリシア・ロソルスカ(Alicja Rosolska、ポーランド)組を下した。 昨年8月のシカゴ女子オープン(2021 WTA Chicago Women's Open)以来の実戦に臨んだ42歳のヴィーナスは、マレーとのタッグでツアー復帰戦を勝利で飾った。両選手によれば出場を決めたのは間際だったとしながらも、ヴィーナスはいつかマレーとペアを組みたいと望んでいたと明かした。「彼が懸命にプレーしてくれた」と話したヴィーナスは、「ずっと前から彼と一緒にプレーしたいと思っていたけれど、(決意したのは)本当に直前だった」と語った。また、英ロンドンに到着した際にはコートに戻る気はなかったといい、「全仏オープン(French Open 2022)に足を運んで高揚感を覚えたけれど、グラス(芝)を見たときは同じように胸は高鳴らなかった」とも明かした。 ヴィーナスはウィンブルドンの女子シングルスで5度の優勝を誇り、四大大会(グランドスラム)の混合ダブルスでは2度のタイトル獲得を果たしている。 一方、マレーはグランドスラムの混合ダブルスで5勝を経験しており、2007年はエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic)氏、2017年はマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏とのペアでウィンブルドンを制した。 36歳のマレーは、「ヴィーナスとは昨年一緒にプレーするはずだったけれど、自分が首を痛めてしまった」と明かし、「2度もノーとは言えない。素晴らしいチャンピオンとコートに立てるなんて最高だ」と語った。■関連記事
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2022年07月02日 11:50
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第20シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)がキャリア通算のサービスエース数で新記録を樹立したものの、第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)に4-6、6-7(4-7)、3-6で敗れ、大会から姿を消した。 37歳のイズナーは、イボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic、クロアチア)が持つ1万3728本の最多記録にあと4本と迫ってこの日を迎えると、第3ゲームでこの試合5本目となるサービスエースをたたき込んだ。 本調子ではなかったと認めたイズナーだったが「ここで記録を更新できて本当にうれしい」と語り、「この大会で達成したのはとても素晴らしい。これほどではないレベルの大会で達成するより、さらに特別かもしれない」と続けた。 結局24本のエースを打ち込んで記録を1万3748本としたイズナーだったが、ブレークポイントをつかむこともできず、逆にシナーに2度のブレークを許して2時間20分の試合に敗れた。 勝利したシナーは、4回戦で第5シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と対戦する。■関連記事
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2022年07月02日 11:45
男子テニス、ダブルスのスペシャリストであるデニス・モルチャノフ(Denys Molchanov、ウクライナ)は、ロシアとの紛争が激化している中でテニスに集中するのが難しいと認め、母国に戻って戦闘を支援することを考えているという。 ロシア出身でカザフスタン国籍のアンドレイ・ゴルベフ(Andrey Golubev)とペアを組み、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)に出場していたモルチャノフは、2月下旬にロシアによる侵攻が開始された直後にウクライナを逃れた妻と娘とともに、現在はクロアチアの首都ザグレブを拠点としている。 ダブルスの世界ランキングで97位につけるモルチャノフは、ウィンブルドンの初戦でペドロ・マルティネス(Pedro Martinez、スペイン)/ジョン・パトリック・スミス(John-Patrick Smith、オーストラリア)組に敗れた後、「ずっと考えていたことだ」として、「祖国がこんな状況の中でプレーするのは難しい。今はテニスどころではない」と語った。 現在35歳のモルチャノフは戦争が始まる直前、ロシアのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)とペアを組んで仏マルセイユ(Marseille)で開催されたオープン13(Open 13 Provence 2022)に出場し、ATPツアーのダブルスで初優勝を達成。直後に新型コロナウイルスに感染し、同国にとどまっていた。 モルチャノフは当時を振り返り、「マルセイユの大会を終えて戦争が始まったとき、コロナウイルスのせいでフランスに足止めされて帰国できなくなったのは幸運だった」と話し、「もし帰国していたら、国外には出られなかった」と続けた。ウクライナでは18歳から60歳までの男性は徴兵の対象となるため、国外に出ることはできない。 妻のカテリーナさんと4歳の娘ステファニアちゃん、そして両親は車に飛び乗って避難したという。しかし、モルチャノフの両親は国外で数週間を過ごした後、ロシア軍の撤退後に大勢の市民が遺体で見つかった首都キーウ近郊のブチャ(Bucha)にある自宅へ戻った。 モルチャノフは、男子の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)の元パートナーであるセルジ・スタホフスキ(Sergiy Stakhovsky)氏に倣うことを考えているという。同氏は今年現役を引退し、その後はウクライナの予備役に加わっている。「彼はさまざまな方法で支援している一方で、兵士のような支援はできない。それでも、人道的なことやいろいろな面において、さまざまな方法でウクライナを大いに手助けしている」 自身の兄弟もウクライナ国内でボランティア活動をしており、自分も戦争でどのような支援ができるか考えているというモルチャノフは、「誰もが戦争はあっという間で、1か月以上は続かないと考えていた。攻撃を仕掛けてこちらに警戒させれば、それで終わるとね」と話した。「だけど、現在戦争は拡大しているし、終結しなくて自分もそこへ止めに行こうと決断する日がくるかもしれない。そうしなければならない日が来るかもしれないと感じている」 ■関連記事
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2022年07月02日 11:09
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第5シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-3、6-1、6-2のストレートで第32シードのオスカー・オッテ(Oscar Otte、ドイツ)を一蹴し、4回戦へ駒を進めた。
2022年07月02日 10:37
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第5シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は3-6、5-7で世界ランク103位のタチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)に敗れた。 サッカリが敗退したことにより、まだ3回戦が終わっていない中で生き残っているトップ10シードは、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)、オンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)、パウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)、ジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)のわずか4人となった。 昨年産休からツアー復帰を果たしたばかりで2児の母であるマリアは、四大大会(グランドスラム)で自身初の4回戦進出を果たし、「初めてのベスト16入りで信じられないような気持ち。サッカリに勝てるなんて本当にすごいこと」と喜んだ。次戦は元全仏オープン(French Open)女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)と準々決勝進出を懸けて戦う。 2018年大会のセミファイナリストで第12シードのオスタペンコは、イリーナ・カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu、ルーマニア)に3-6、6-1、6-1で逆転勝ち。3回戦までに積み重ねたウイナーは計102本となった。 2回戦で第2シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を撃破したユーレ・ニーマイヤー(Jule Niemeier、ドイツ)は、レシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)に6-4、3-6、6-3のフルセットで勝利した。 2018年大会の女王で第15シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は4-6、5-7で第24シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に敗れた。2回戦で2本のマッチポイントをしのいだメルテンスは次戦、世界2位のジャバーと激突する。 2021年大会で8強入りを果たしている第3シードのジャバーは、19歳ジアン・パリー(Diane Parry、フランス)を6-2、6-3で退けた。■関連記事
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2022年07月02日 09:42
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-0、6-3、6-4で第25シードのミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)にストレート勝ちを収め、大会通算14度目の4回戦進出を決めた。 大会3連覇中のジョコビッチは、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏に並ぶ7度目のウィンブルドン制覇に近づきつつある中で、この日の勝利は四大大会(グランドスラム)通算330勝目となった。試合後には「それだけ長い年月プレーしているということだ。それは本当にありがたいし、最高レベルの舞台で競技を続け、グランドスラムでさらなる勝利を積み上げていける立場にいられて、とても感謝している」とコメントした。「このレベルを維持できているのを誇りに思う」 クォン・スンウ(Kwon Soon-Woo、韓国)との1回戦で1セットを落とした後、タナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)との2回戦では7ゲームを失うにとどめたジョコビッチはまた、「正直なところ、大会が進むにつれてプレーが良くなっていると思う。それは常に望んでいることだ」とし、「もっと調子を上げていけると常に分かっているし、いつも最大限の力を引き出すことを望んでいるけれど、ここまでは順調にいっている。次戦を楽しみにしている」と手応えを口にした。 ジョコビッチが4回戦で待ち受ける相手は、ワイルドカード(主催者推薦)のティム・ファン・ライトーベン(Tim Van Rijthoven、オランダ)に決定。現在世界104位でグランドスラムの本戦出場は今回が初めての同選手は、3回戦で第22シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を6-4、6-3、6-4で撃破した。■関連記事
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2022年07月01日 13:28
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のケイティ・ボールター(Katie Boulter、英国)は3-6、7-6(7-4)、6-4で大会第6シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を撃破し、亡くなったばかりの祖母に勝利をささげた。 世界ランキング118位のボールターは、昨年大会のファイナリストを相手に1セットダウンから逆転勝利を収め、地元ファンを喜ばせた。祖父に見届けられた試合後には「今は言葉が全く浮かばない」と話し、「文字通り震えている。観客が素晴らしかったので、これを乗り越えさせてくれて感謝している」と喜んだ。 さらに「感慨深いものになると思う。2日前に祖母が亡くなったので、きょうは彼女にこの勝利をささげたい」とコメント。また祖母がウィンブルドンの大ファンだったと明かし、「だからこそ、これは自分にとって特別なもの」だとし、「祖母はテレビで流れているすべての試合を見ていた」と続けた。 一方、前週のイーストボーン国際(Rothesay International Eastbourne 2022)でもボールターに敗れていたプリスコバは、2度のブレークで第1セットを先取して試合の主導権を握ったものの、第2セットはタイブレークの末に落として追いつかれ、最終セットは1ブレークを許して勝利を譲った。 計25本のウイナーも記録したボールターは次戦、アルモニー・タン(Harmony Tan、フランス)と激突する。初戦でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破したタンはこの日、第32シードのサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)に6-3、6-4で勝利した。■関連記事
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2022年07月01日 12:31
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第16シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)はキルステン・フリプケンス(Kirsten Flipkens、ベルギー)を7-5、6-4で下し、3回戦に駒を進めた。
2022年07月01日 11:10
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は6-2、6-3、6-1で第26シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)に快勝し、大会通算6度目の3回戦進出を果たした。 この日のキリオスは初戦で爆発させたかんしゃくを封じ込め、24本のサービスエースと50本のウイナーを記録。自身のサービスゲームでは9ポイントを失うにとどめてブレークポイントも一つも与えず、前哨戦のシンチ選手権(2022 cinch Championships)で準優勝を飾ったクライノビッチをわずか1時間25分で圧倒した。 ウィンブルドン初出場となった2014年大会で8強入りを果たしているキリオスは試合後、「この調子を続けることができたら、俺はかなり手ごわい」とコメント。「とにかく、自分がかなりの強豪であることを改めて思い知らせたかった」と続け、「1回戦はベストの状態には程遠かったが、きょうは自分のゾーンに入っていた」と振り返った。「自分が四大大会(グランドスラム)で勝つチャンスは、ウィンブルドンが最も高い。カレンダーにはずっと、そこに丸印を付けているんだ」「これからも厳しいドローが続くが、きょうはこれ以上ないプレーができた」 キリオスは次戦、世界ランキング5位の強豪で今大会第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と4回戦進出を懸けて戦う。チチパスはこの日、ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson、オーストラリア)を6-2、6-3、7-5で下した。■関連記事
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・【写真特集】AFPが選んだウィンブルドン2022の「TOPSHOT」
2022年07月01日 10:45
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)はラッキールーザーのレズリー・パティナマ・ケルコフ(Lesley Pattinama Kerkhove、オランダ)を6-4、4-6、6-3で下し、マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏が記録したマッチ37連勝に並んだ。 全仏オープン(French Open 2022)を含め、出場した直近の大会で6連続優勝を飾っているシフィオンテクは、両者ともサービスゲームのキープに苦戦した第1セットで3度のブレークに成功した。 第2セットの第7ゲームでブレークを許し相手に追いつく隙を与え、結局セットカウントで並ばれたシフィオンテクだったが、最終セットに入るとコート1に日陰が伸びる中で再び調子を取り戻し、この日最初のマッチポイントで試合をものにした。 これで1990年にモニカ・セレシュ(Monica Seles)氏がマークした36連勝を上回ったシフィオンテクは、ヒンギス氏が1997年に記録した37連勝に肩を並べた。 3回戦でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)と対戦するシフィオンテクは「正直に言って、私にとってグラス(芝)は非常にやりづらいと言える」とコメントした。「他のサーフェスほど手際良くプレーできていないように見えていると思う」「実際のところ全体的に自信はつき始めているが、この大会は難しいし、ここで最高の試合をする方法をいまだ探っている状態」 ■関連記事
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2022年07月01日 10:10
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-4、4-6、6-3でリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)を退け、大会通算11度目の3回戦進出を決めた。 通算2度のウィンブルドン優勝を誇り、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)と全仏オープン(French Open 2022)に続く今季のメジャータイトル獲得を目指しているナダルは次戦、ベスト16入りを懸けて第27シードのロレンツォ・ソネゴ(Lorenzo Sonego、イタリア)を迎え撃つことになった。 ウィンブルドンに臨むのは準決勝に進出した2019年大会以来となっているナダルは、「日々挑戦だ」とし、「毎日が改善のチャンスであり、自分は改善していく必要がある」とコメント。「第4セットは一段レベルが上がった。フォアハンドを一層アグレッシブに打つことができた。物事が完璧でないと受け入れることが重要だ。引き続き励んでいかなければならない」と続けた。 世界ランキング106位のベランキスを相手に試合の主導権を握っていたナダルは、フランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)との初戦と同様に、この日も第3セットを落とした。しかしながら、第4セットは安定感を取り戻して3-0とリードした後、センターコートの屋根が閉じる間のプレー中断を挟みつつ、計13本のサービスエースをたたき込むなどして勝利をさらった。■関連記事
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・【写真特集】AFPが選んだウィンブルドン2022の「TOPSHOT」
2022年06月30日 16:32
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルス1回戦で敗れたセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)の姉ヴィーナス(Venus Williams、米国)が、ジェイミー・マレー(Jamie Murray、英国)とのペアで混合ダブルスに出場することが、29日に決まった。
2022年06月30日 16:09
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)は29日、女子シングルス2回戦が行われ、ウクライナのレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko)はアンヘリナ・カリニナ(Anhelina Kalinina)との同胞対決を制して3回戦進出を決めた後、商業施設へのミサイル攻撃に関するロシアの「うそ」を批判した。知人がこの攻撃の影響を受けたのだという。 大会側から許可を受け、ウクライナカラーのリボンをつけてプレーしたツレンコはこの日、大会第29シードのカリニナを3-6、6-4、6-3の逆転で下した。 試合後の会見では、会場となった12番コートのファンから両選手に「驚くほどのサポート」があったとしつつ、「ウクライナで起こっている恐ろしいこと」に言及した。 ウクライナでは27日、中部クレメンチュク(Kremenchuk)の商業施設がロシア軍のミサイル攻撃を受け、地元当局は少なくとも民間人18人が死亡したとしている。これに対しロシア軍は翌日、武器庫を攻撃したところ爆発が起き、近隣の商業施設で火災が発生したと発表。施設は当時「営業時間外だった」と主張している。 これについてツレンコは「特にロシアのプロパガンダを目にするのは本当に苦痛。例えば、クレメンチュクのあのショッピングモールは営業していなかったと言っている件だ」とした上で、「あれはうそ。私のフィットネスコーチはあそこの出身だから。彼の義理の母親はあの商業施設で働いている。幸運にも休みの日だったけれど。彼と彼の父親は現場から遠くない場所にいた。父親は衝撃波で転倒してしまったらしい」と話した。 また、2月からロシアの侵攻を受け、戦火に見舞われる故郷の状況を考えると、無力感を覚え、「深い罪悪感」があるというツレンコ。「自分にできることは何もないのではないかと感じている。なので唯一できるのはプレーし続けること。前に言った通り賞金の10パーセントを寄付する」と語り、「10ドルの寄付が無意味だと考えているのであれば、それは間違い。それには大きな意味がある」と主張。世界中の人たちにできる範囲で援助してほしいと訴えた。■関連記事
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・スビトリーナ、全仏OPも欠場 ロシアの侵攻で「疲弊」
2022年06月30日 15:19
英ロンドンで6月27日から7月10日まで開催されているテニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)で、AFPのカメラが撮影した写真の中から「TOPSHOT」をピックアップした。■関連記事
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・【写真特集】ウィンブルドン選手権、女子シングルス歴代優勝選手 2000年以降
・【写真特集】AFPが選んだ全仏オープンテニス2022の「TOPSHOT」
2022年06月30日 14:47
テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)の女子シングルス1回戦でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破したアルモニー・タン(Harmony Tan、フランス)が、29日に予定されていたダブルスの試合を棄権した。この判断に対してパートナーは「悲しくて残念で腹立たしい」と憤りを示している。 28日にセレーナを破ったタンは、タマラ・コルパッチ(Tamara Korpatsch、ドイツ)とのペアで女子ダブルス1回戦に臨む予定だったが、大腿(だいたい)部のけがを理由に棄権した。 これに対し、コルパッチはインスタグラム(Instagram)で「彼女からけさになってメッセージが送られてきた。試合開始の1時間前まで私をここで待たせておいて。私にとって四大大会(グランドスラム)で初めてのダブルスでプレーできなくなり、とても悲しくて残念であるとともにすごく腹立たしい」と投稿した。「全くもってフェアじゃない。向こうが大会前にダブルスに出たいか聞いてきたからイエスと返した。頼んだのは私ではなく向こうの方。前日に3時間の試合をして疲弊しているようではプロとしては戦えない。それが私の意見」 タンは7度のウィンブルドン優勝を誇るセレーナを破るのに3時間11分を要し、試合が終わったのは午後10時30分過ぎだった。■関連記事
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