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2024年11月24日 11:06
【WRC】第13戦 ラリージャパン(11月24日/デイ4)
【映像】大クラッシュで劇的幕切れ(実際の様子)
WRC(世界ラリー選手権)の今季最終戦「ラリージャパン」、最終日朝一番のSS(スペシャル・ステージ)でいきなりドライバーズチャンピオンが決定する波乱の幕開けとなった。
ヒョンデのティエリー・ヌービルは、2024年序盤からランキング首位のままシーズンを引っ張ってきたが、最終戦の「ラリージャパン」を前にして、2位には同じヒョンデのオイット・タナックがつけており、この日本でチャンピオンが決定する運びとなっていた。ポイント的には有利だったヌービルだが、デイ2にターボの不具合で順位を落としてしまう。その一方で、奮闘を続けるタナックは絶好調で、連日トップタイムを叩き出し、首位の座を維持し続けていた。
そして迎えたSS17「額田」でタナックがまさかのクラッシュ。フィニッシュエリア手前の道幅の狭い右コーナーで左リアがふくらんでコース外へ、そのまま堪えきれずにマシンは激しく横転、リタイアとなってしまう。車内映像を見るかぎり乗員は無事だったようだが、タナックは意気消沈。チャンピオン争いに終止符が打たれることになった。
これまで“シルバーメダルホルダー”、“無冠の帝王”などと言われてきたヌービルが、悲願のチャピオンを獲得。SS17をフィニッシュ後、続け様に開始されるSS18のスタート前に、タナックのリタイアと自身のチャンピオン獲得を知ることになった。全てを悟った直後、ヌービルの近くにいた同じヒョンデ所属のアンドレアス・ミケルセンも駆け寄り、長年WRCでともに競い合ってきた2人が抱擁する感動の瞬間も見られた。SS18をフィニッシュしたヌービルは、「本当に想定外で今は言葉がありません。タフな1年でしたが、自分でも褒めてあげたいと思います」とにこやかに答えた。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)
2024年09月23日 13:10
ロードレース世界選手権、第14戦エミリアロマーニャGPは22日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が今季2勝目、通算7勝目を挙げた。
総合争いでは、ポールポジションから出たドゥカティのフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が残り7周で転倒してリタイア。
この日2位に入ったプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が、バニャイアとのポイント差を24に広げた。
マルティンは最終ラップでバスティアニーニにオーバーテークされた際にコースから追い出され、ゴール時に怒りをあらわにしていた。これで5月のフランスGP以来となる勝利を逃したが、バニャイアが転倒したことで、初の総合優勝へ向けて想定以上のアドバンテージを得る結果にはなった。
バニャイアがリタイアしたことを受け、7番手から出たグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が3位に入った。
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2024年09月23日 10:47
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が22日、不適切な発言で処分を受けたことについて「くだらない」と表現し、こうした騒動はF1を離れるのが早まる原因になる可能性があると話した。
フェルスタッペンはこの日行われた第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)決勝で、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)に次ぐ2位に入ったが、レース後の取材では、記者会見での不適切発言をめぐる騒動が引き続き話題の中心を占めた。
フェルスタッペンは、生中継もされていた19日の記者会見でFワードを使用したとして、国際自動車連盟(FIA)から社会奉仕活動を義務づけられると、予選や決勝後の公式会見では、短い答えしか返さないか、ノーコメントと回答するという抗議を行った。
その後、チームの施設内で一部のメディアの取材に応じたフェルスタッペンは「こういうことは間違いなく将来にも影響する。自分らしくいられなかったり、こうしたくだらないことに対処しないといけなかったりすればね」とコメント。「こういうことにずっと対応するのはいやだと感じるキャリアの段階に来ている。本当にうんざりする」と話し、「こんなふうにこのスポーツを続けたくはない。それは確かだ」と語った。
総合4連覇を目指しているフェルスタッペンだが、過去にはF1に長くとどまるつもりはないとも話しており、2028年にレッドブルとの契約が満了した後には他のモータースポーツに挑戦することにも意欲を見せている。
フェルスタッペンは「僕がいなくてもF1は続く。それは問題ないし、僕も気にしない。そういうものだ」と話し、「100パーセント自分らしくいられないなら、話さない方がいい。だけどそんなことは誰も望まない。ロボットになってしまうし、スポーツでそんなことはするべきじゃない」と述べた。
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2024年09月23日 10:02
24F1第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)は22日、決勝が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が圧勝。
2024年09月22日 11:52
24F1第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)は21日、予選が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がポールポジションを獲得。決勝でレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と争うのは「かなりクール」だと話した。
予選Q3でフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)がクラッシュして赤旗が振られ、1回限りのアタック勝負となる中、ノリスが最速タイムをマークしてフェルスタッペンを上回った。
ハミルトンが3番手に入り、チームメートのジョージ・ラッセル(George Russell)とともに決勝は2列目からのスタートとなる。
合計で10回総合優勝を飾っているフェルスタッペンとハミルトンがすぐ後ろにいることについて、ノリスは「僕がここで、150勝くらいしている二人がそこにいるのはかなりクールだ」とコメント。「彼らに対して僕は何も持っていない」と話したノリスは、決勝でフェルスタッペンとの59ポイント差を縮めることを目指す。
マクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が5番手、ハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が6番手に入り、これにアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7番手、RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が8番手で続いた。
一方でフェラーリ勢にとっては悲惨な予選Q3となり、シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)はトラックリミット違反によりタイムが抹消されて9番手、昨年の優勝者サインツはクラッシュにより10番手となった。
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2024年09月21日 11:49
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は20日、第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)に向けた記者会見で不適切な言葉を使ったとして、国際自動車連盟(FIA)から処分を科された。
FIAのスチュワード委員会は、フェルスタッペンが生放送された19日の記者会見でFワードを使用したとして、「公共の利益となる何らかの業務」を果たすよう命じたと述べた。同選手が使った言葉は一般的に「下品で無作法」であり、「不快感を与える」可能性があるとして、放送に不適切だと判断した。
また、「問題の言葉は特定の人物や団体に向けられたものではない」とした一方、「特に重圧を感じる場面でなければ、公の場で話す際には気をつけるよう学ぶことがロールモデルとして重要だ」と指摘し、フェルスタッペンが自身の振る舞いを謝罪したことも明かした。
FIAはこの前日に各ドライバーに対し、レース中のチーム無線での言葉遣いに注意するよう要請していた。
FIAのモハメド・ビン・スレイエム(Mohammed Ben Sulayem)会長は、autosport.comのインタビューで、モータースポーツは「ラップ音楽」ではなく、特に子どもたちが見ているかもしれないため、ドライバーは自身の言葉遣いに気をつけるべきだと述べていた。
この発言に対し、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)やフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)ら一部のトップドライバーは、激しいレースでは感情が高ぶると主張し、不快と判断されるなら問題の言葉を編集で削除してから放送すればいいだけの話だと反発した。
通算7度の年間優勝を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)も、スレイエム会長がラップ音楽と比較したことについて、「彼の表現の仕方は好きじゃない。『ラッパー』と名指しするのは先入観が非常に強い。それにラッパーの大半は黒人だ」と指摘し、「あれは誤った言葉選びだ。人種的な要素がある」と不快感を示した。
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2024年09月20日 17:09
ヤマハ発動機(Yamaha Motor)は20日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスで来季からサテライトチームとなるプラマック・レーシング(Pramac Racing)のライダーとして、ジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)と契約を結んだと発表した。
現在KTMに所属している29歳のミラーは、Moto3クラスで6勝を記録した後、2015年にMotoGPクラスに昇格し、これまで計4勝を挙げている。プラマック・レーシングには2018年から20年まで所属しており、この間には表彰台9回を記録した。
KTMは来季、レッドブル・ガスガス・テック3(Red Bull Gasgas-Tech3)の新人で、現在総合6位につけているペドロ・アコスタ(Pedro Acosta、スペイン)を起用することになっており、ミラーは来季のシート獲得が心配されていた。
プラマック・レーシングでミゲル・オリベイラ(Miguel Oliveira、ポルトガル)のチームメートとなるミラーは、2021年シーズンに自己ベストの総合4位を記録していた中で、今季は本来の実力が出せておらず、今週末のエミリアロマーニャGPを前に、ここまで計58ポイントの総合15位に沈んでいる。
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2024年09月20日 12:47
24F1第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)を今週末に控える中、レッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)ら一部のトップドライバーは19日、国際自動車連盟(FIA)がチーム無線での暴言を控えるべきだと警告したことに対し、言葉遣いを和らげるつもりはないと反発した。
2024年09月16日 10:54
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)チーム代表は15日、第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)決勝の終盤に発生したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とフェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とのクラッシュについて、サインツが原因だと話し、そのせいでチームは表彰台フィニッシュを逃したと話した。
二人は3位を争っていた残り2周で接触し、どちらもリタイアを強いられたが、ホーナー代表はサインツが横へ移動してきたことが衝突の原因で、そのせいでコンストラクターズ選手権の貴重なポイントを取り逃したと考えている。
ホーナー代表は「リプレーを見た限りでは、カルロスが左に寄せてきたように見えた」とコメント。「あれで大きなダメージを負った。大事故だ」と話し、「それでポイントを失った。チェコ(ペレス)にとっても、コンストラクターズでも重要なポイントだよ。非常に残念だ」と続けた。
ホーナー代表は、次戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2025)でサインツにペナルティーを科すべきだと示唆している。サインツとペレスはどちらも自分に非はないと主張し、スチュワードによる聞き取りを経て、いずれも罰則は免れた。
サインツは「正直に言って、何が起こったか理解できない」「自分は何も悪いことはしていないし、アグレッシブすぎることもしていないと100パーセント確信している」と話した。
ペレスは「正直、すごくがっかりだ。選手権の点で大惨事だし、こんな形で週末を終えたくなかった」と嘆いた。
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2024年09月16日 10:14
24F1第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)は15日、決勝が行われ、マクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が優勝。チームはコンストラクターズ選手権でレッドブル(Red Bull)を上回ってトップに立った。
バクー市街地を抜ける6キロの高速かつテクニカルなコースを舞台にした消耗戦で、ピアストリは冷静沈着な走りを見せ、4年連続のポールポジションから出たフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を上回った。20周目のターン1で内側から抜いてトップに立つと、終盤タイヤの摩耗に苦しんだルクレールに10秒910差をつけてフィニッシュした。
残り2周ではレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とフェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とのクラッシュも発生し、これによってメルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が3位に入った。ペレスはルクレールを抜こうとした後でサインツと接触し、2台とも壁に衝突。これによってマシンを損傷した二人はリタイアを強いられ、バーチャルセーフティーカーが出動した。
総合優勝を争うランド・ノリス(Lando Norris)は15番手スタートから4位でフィニッシュし、総合トップに立つレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を上回った。フェルスタッペンは5位で、連続未勝利は7レースに伸びた。
アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が6位、ウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)と新人フランコ・コラピント(Franco Colapinto)が7位と8位に入り、メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が9位だった。
出場停止のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)に代わって出場したハース(Haas F1 Team)のオリバー・ベアマン(Oliver Bearman)が10位入賞を果たした。RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)はリタイアに終わった。
ピアストリが優勝したことで、コンストラクターズ選手権でマクラーレンは476ポイントに伸ばし、456ポイントのレッドブルを抜いた。2年以上も続いたレッドブルの支配を終わらせ、今度は残り7レースでマクラーレンが首位を守る立場になる。
ドライバーズタイトルでは、ノリスがフェルスタッペンとの差を3ポイント縮め、残り7レースとスプリント3戦でフェルスタッペンが313ポイント、ノリスが254ポイントと59ポイント差になっている。
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2024年09月15日 10:42
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が、17番手に終わった14日の第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)予選を終え、決勝に向けた前向きな姿勢を維持した。
ノリスはイエローフラッグが振られたことで最終アタックを邪魔され、昨年のラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix 2023)以来となる予選Q1敗退に終わった。
予選後には、8レースとスプリント3戦を残し、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)と62ポイント差の2位につける総合争いに向け、ダメージを最小限に抑えるために全力を尽くすと話した。フェルスタッペンは6番手だったが、6戦未勝利というこのところの不調を経て、今大会はフリー走行と予選で改善を見せている。
ノリスは「17番手では多くは期待できない」と認めつつ、「だけど今夜はいい計画を練って、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。
イエローフラッグに阻まれたアタックについては「簡単に突破できる」はずだったところから「スピードを落とさざるを得なかった」とコメント。レースエンジニアは無線で「済まない」と謝り、ウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)がスピンしたことをもっと早く伝えられるはずだったと考えている様子だった。
ノリスは「自分の予想が間違っていると思いたいし、オーバーテークのチャンスがたくさんあると思いたいが、期待はできない。このコースはダウンフォースがすごく小さいから、オーバーテークはほとんど不可能だ」と話し、「みんなが思うより難しく、簡単じゃないが、ベストを尽くす」と続けた。
ノリスが出遅れたことで、決勝でチームメートのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)がサポートし、ノリスの優勝の可能性を広げるというチームオーダーが出る可能性は実質的になくなった。ピアストリは、ポールポジションを獲得したフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に続く2番手からスタートする。
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2024年09月15日 09:26
24F1第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)は14日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が4年連続となるポールポジションを獲得した。
2024年09月13日 16:17
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)は12日、ランド・ノリス(Lando Norris)のドライバーズ選手権制覇を援護するためのチームオーダー導入が決まったことについて、残り8レースで毎回チームメートに道を譲るつもりはないと明言した。
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラ(Andrea Stella)氏は、12日に掲載された英BBCのインタビューで、ノリスがドライバーズ選手権でレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との62ポイント差をひっくり返し、タイトルを獲得するのを手助けするべく、特定のシナリオにおいてチームオーダーを導入する意向を示した。
今週末の第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)を控えた会見の席で、ピアストリはノリスを手助けするチームの方針を受け入れ、ノリスとチームに協力すると語った。しかし、特定のレースや状況によっては、自由にレースを続けて対抗することにこだわるとしており、「重要な点は、とにかく毎レースでランドのために道を譲るつもりはないということだ。なぜなら、ランドを含め、僕らは誰もそんなレースを望んでいないからだ」と説明した。
さらに「全てのシナリオを検討しようとするのは不可能だし、もちろん、それを公の場で議論する気はない」「だけど重要なのは、週末のレースで誰かがより良い仕事をしたと感じたなら、どんな形であれ、その人物が報われてほしいということだ」と話し、その点が少し難点であり、引き続き議論が必要だとの考えを示した。
「単純に『自分は毎レースでランドを支援したり、これから下される全ての決断に従ったりする』というわけではない。なぜなら、自分にはまだ選手権でやり遂げたいことがあるからだ」
「チームとして、コンストラクターズ(選手権)をリードしているわけではなく、それを確実に勝ち取れるようにする必要があるから、そうした信頼関係を保つことがとても重要なんだ」
ピアストリは、「チームは両方の選手権を制覇しようとしていて、それはチームにとって、とてつもなく大きなことだ」とし、「もちろん、コンストラクターズ選手権の方が可能性があるけれど、両方を勝ち取るチャンスがあるなら、それを目指して達成しようとするのはチームとしてとてつもなく大きな目標だ」と語った。
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2024年09月13日 15:52
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のドライバーで、来季からフェラーリ(Ferrari)に移籍するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は12日、F1マシンの天才デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)氏(65)がレッドブル(Red Bull)を離れて来年アストンマーティン(Aston Martin F1)に加入することについて、失望したり無視されたりした気分ではないかとの臆測を否定した。
設計したF1マシンがレースで200勝以上をマークし、計25回のドライバーズおよびコンストラクターズ選手権制覇も果たした英国出身のニューウェイ氏は、今年5月にレッドブルを離脱すると表明した後、フェラーリを含む複数のチームと交渉を重ねていた中で、今月10日に2025年から母国シルバーストーン(Silverstone)に本拠地を置くアストンマーティンに移籍すると発表した。
通算7度のドライバーズ選手権制覇を誇るハミルトンは、今週末に行われる第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)に向けた会見で、フェラーリがニューウェイ氏との契約を逃した件についてがっかりしているのではないかと聞かれると、古巣マクラーレン(McLaren)とメルセデスの2チームでドライバーズ選手権を制したことに言及し、「正直なところ、ノーだ。前にも話していた通り、エイドリアンと仕事ができたら光栄だったが、彼がいなくても二つのチームで選手権を制覇できたのは名誉なことだ」と答えた。
また、「彼を迎えられたらどのチームも喜んだだろう」としつつ、「最終的には、彼は自分にとって最良の選択をする必要があった。それは自分にとって何も変わらない。自分の目標や、次の動きへの集中度が変わることはない。だから、そこで自分たちができることはたくさんあると100パーセント確信している」と語った。
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フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)は、ランド・ノリス(Lando Norris)がドライバーズ選手権でレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を倒してタイトルを獲得するのを手助けするべく、今週末の第17戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2024)でチームオーダーを導入する態勢を整えている。
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラ(Andrea Stella)氏は、12日に掲載された英BBCのインタビューで、「ランドに偏った支援をする」との意向を示した。これを受けて、マクラーレンはチームとして干渉しないというこれまでの方針を放棄すると大きく報じられた。
ステラ氏は「全体的なコンセプトとして、われわれは勝利へのとてつもない決意を持っているが、正しい方法で勝ちたい」とし、「われわれはランドに偏った支援する。だが、チームの原則にあまり妥協しすぎないようにやりたい」「われわれの原則は、チームの利益が常に最優先であるということ。そして次に、両ドライバーに対して公平でありたい」と述べた。
今季残り8レースでそのうちスプリントが3レース組まれている中、ノリスはドライバーズ選手権で首位のフェルスタッペンに62ポイント差の2位につけている。
チームメートのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)もトップから106ポイント差の4位につけており、コンストラクターズ選手権争いで首位のレッドブルに8ポイント差まで肉薄するマクラーレンの復活に重要な役割を果たしている。
現在の調子からすれば、バクー市街地サーキット(Baku City Circuit)で行われる今週末のアゼルバイジャンGPではマクラーレンが優勝し、コンストラクターズ選手権で2年以上ぶりにレッドブルをトップから引きずり下ろす可能性がある。
昨季は独走で年間優勝を果たしたフェルスタッペンだが、6月の第10戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2024)を最後に6レース勝利から遠ざかっている。
フェラーリ(Ferrari)の元エンジニアであるステラ氏は、両ドライバーがチームの決断を受け入れたことを明らかにし、「オスカーに『勝利を譲ることはできるか?』と聞くと、彼は『つらいことだが、今はそれが正しいならやる』と言った」と述べた。
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