2021年07月31日 20:35
◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 最終日(31日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72) 国内ツアーの新規大会、楽天スーパーレディースは、吉田優利(エプソン)が逆転で初優勝を飾った。 今大会は、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が公式競技以外で初めて主催。プロ野球の楽天や、J1の神戸を運営する楽天グループが特別協賛として携わった。表彰式では、楽天の三木谷浩史会長とともに、神戸所属の世界的スター、MFアンドレス・イニエスタが“サプライズ”登場。大会初代女王の吉田に、優勝副賞の楽天ポイント100万ポイントを贈呈する大役を務めるなど、会場に訪れたギャラリーも驚きの様子だった。 優勝副賞を受け取った吉田は「すごいびっくり。もちろん知っている選手なので、こんな時にすごい選手に会えるなんて思ってもいなかった。すごい幸せでした」と感激。世界的スターに「おめでとう」と初優勝を祝福され、「ありがとうございます。私も応援しています」と笑顔で言葉を交わした。 通常の国内ツアーは日曜日に最終日を迎えるが、今大会は東京五輪の男子ゴルフが8月1日の日曜日に最終日を迎えることを考慮し、1988年のツアー制施行後、初めて土曜日を最終日に設定。開催コースも、五輪会場が埼玉・霞ケ関CCであることから、中部以西の兵庫・東急グランドオークGCで行われた。
2024年04月27日 06:05
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
連日の日没サスペンデッドで、第2ラウンドは11人がホールアウトできなかった。37位で出た佐藤大平(30)=クリヤマホールディングス=が9バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに浮上した。ツアー未勝利のプロ9年目が、日欧共催大会で悲願をかなえる。
佐藤のアイアンショットが切れに切れた。後半8番で170ヤードを2メートル、9番は152ヤードを1メートル半に運び連続バーディー締め。「一打一打、必死にやっていた。ビッグスコアで自分でもビックリ」。62をたたきだし、リーダーボードの一番上に名前を載せた。
優勝争いの末に3位だった開幕戦で、ショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かり納得。即刻今週につなげた。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続ける30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれたら」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)
2024年04月27日 06:00
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、34)=フリー=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー、64で首位と1打差2位と好発進した。2012年7月のサマンサタバサレディース以来の通算2勝目なら、ツアー制後で最長となるブランクV記録。師事する尾崎将司(77)の長男・智春氏(52)にキャディーをしてもらい、好スタートにつなげた。蛭田みな美(26)=ユアサ商事=が大会コース記録を更新する63をマークし、9アンダーで単独首位に立った。
最終9番パー5。木戸は残り205ヤードから3ユーティリティーを握った。高く上がった打球は2メートルにピタリとつき、見事なイーグル締め。「(ピンを狙うには)ぎりぎりのクラブだった印象」と振り返るが、初めてキャディーをしてもらった尾崎将の長男・智春氏から「いけるよ」と背中を押され、決断した。
自己ベストタイ64のラウンドに「ショットもパットも良いリズムで回れて、100点満点です」と笑顔で声を弾ませた。シード復帰と、実に12年ぶりの2勝目を目指し、このオフから国内最多ツアー94勝の尾崎将に弟子入り。千葉市内にあるジャンボ邸に月曜日を中心に足を運び、復活を目指し懸命に球を打ち込む。
師匠からは先日、「チャレンジャーなんだから積極的にいけ」と助言を授かり、木戸も「しっかり(体の)前で振り切ることを素振りの時から意識している」と教えを実践。以前に比べ、飛距離も「伸びている実感がある」という。
昨年8月に結婚し、同12月には「キドクラッチ」などの技でプロレスラーとして活躍した父・修さん(享年73)を亡くした。生前はツアーに同行し、誰よりも自身を応援してくれた。心の支えだった父がいない今シーズンの心境を問われると、しばらく沈黙し「強い気持ちを持って頑張ります」と目に涙を浮かべながら、言葉をつないだ。
12年の初優勝は22歳だった。ツアー最長のブランク記録となる11年281日ぶりの優勝へ。「積極的なプレーを、残り2日間もやり抜きたい」と決意。ジャンボ魂を胸に、天国の父に2勝目を報告する。(岩原 正幸)
◆ブランク優勝記録 1988年のツアー制施行後では、2022年樋口久子・三菱電機レディスの金田久美子が11年189日ぶりに挙げた2勝目が最長。木戸が優勝すれば、11年281日ぶりでツアー優勝のブランク最長記録を更新する。
◆木戸 愛(きど・めぐみ)1989年12月26日、神奈川・横須賀市生まれ。34歳。10歳でゴルフを始め、宮城・東北高卒業後の2008年にプロテスト合格。11年に賞金ランク49位で初シードを獲得。12年7月のサマンサタバサレディースで初勝利。23年8月8日、男子プロの神農洋平と結婚。172センチ、56キロ。父は23年12月に死去した元プロレスラーの修さん。
2024年04月27日 06:00
プロゴルファーの安田祐香がInstagramを更新。自家用車のタイヤを買い換えたことを報告しました。 安田プロの母親も絶賛!!そのタイヤの正体とは?
安田プロは「先日、ダンロップ様のタイヤVEURO 『VE304』に履き替えました」とコメントし、タイヤと自身の写真を公開しました。
「VE304」は高い静粛性を実現するためにノイズの発生源となる溝とピッチ配列を最適化。路面からの振動や騒音を効果的に低減し、滑らかで静かな快適な車内空間を実現しています。安田プロもその効果を実感しているようで「後部座席に乗っていても、とても静かで快適です!」「いつも試合の移動で長距離運転してくれる母も、疲れが出ないと絶賛してました」と新しいタイヤを絶賛しました。
最後に「タイヤをご検討の方は、是非チェックしてみてください!」とコメントした安田プロ。小学生のころからゴルフ道具はダンロップを愛用していましたが、タイヤもダンロップがお気に入りのようです。
いかがでしたか? ぜひ安田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※oo_______yuka/Instagram
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。
2024年04月27日 05:00
「男子ゴルフ・ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーと日本ツアーの共催大会。第1Rの続きから再開され、日没のため4組11人が競技を終えられなかった。2月末からのアジアンツアー「ニュージーランド・オープン」でプロ初優勝を果たした幡地隆寛(30)=ディライトワークス=は第1R後半の8番から再開し、同Rは2オーバーの130位の出遅れ。第2Rは8バーディー、1ボギーの63で回り、暫定で17位に浮上する猛チャージをかけた。37位から出た佐藤大平が62をマークし、ヤニク・パウル(ドイツ)らに並んで首位に浮上した。
これが世界で戦う幡地のゴルフだ。順延から再開された第1R終了後、次の18ホールは63の大爆発で、130位の大出遅れから17位に急浮上。2月末からのアジアンツアー・ニュージーランドオープンを制した力は伊達じゃなかった。
昨季ツアー4位の平均309ヤードを誇る飛ばし屋。だが、この日はパターがさえた。「去年の秋に変えて、自信を持ってパッティングできるようになった」と、特注でセンターシャフトにしたスコッティキャメロンの「ファントムX」を武器に3番から圧巻の5連続。4番は20ヤードからのお見事チップインだったが、それ以外は3〜5メートルをきっちり沈めた。
ツアー唯一の日欧共催。元々海外志向が強い幡地の頭の中には、岡山・作陽高の後輩が開拓した欧州経由、米国行きの“久常ルート”もちらりと浮かぶ。ジュニア時代は米国での試合に出場し「コースの広さや難しさ、本当に何も歯が立たなかった」。22年には米下部ツアーのQTに出場するも出場権を得られず、「アメリカには悔しい思い出しかないので、やっぱりそこに挑戦したい」と力が込めた。
猛チャージで週末は面白い位置に飛び込んだとはいえ、首位とは5打差。「(優勝を)意識してもしょうがないんで、まずは明日も良いゴルフをできるように」。2日連続の大爆発で、夢につなげる欧州制覇を狙う。
◆幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)1993年6月30日生まれ。広島県三原市出身。10歳からゴルフを始め、ゴルフ部のある岡山県作陽高に進学。同校の後輩には渋野日向子や久常涼らがいる。東北福祉大4年の15年には関東学生選手権を制し、同年12月にプロ転向。20〜21年シーズンには平均飛距離ツアー1位の313ヤードを記録した。188センチ、98キロ。
2024年04月26日 19:09
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
37位で出たツアー未勝利の佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに立った。「一打一打本当に必死にやっていた。スコアを見たらビッグスコアで自分でもビックリ」と笑顔を見せた。
欧州ツアーの選手の飛距離におののきながら、自分の武器を発揮することに集中した。「アイアンが好きなので。後ろからでもバーディーチャンスにつけられるように頑張ろうという感じだった」。後半8番は残り170ヤードの第2打を8アイアンで2メートル、9番は152ヤードを9アイアンで1メートル半につけて連続バーディーで締めた。
3位だった開幕戦の東建ホームメイトカップで、優勝争いの局面でのショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談した。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かった。「なるほど。それだったら顔は上がらないよね」と納得。今週はショートパットを不安なく打てている。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続けるプロ9年目の30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれればいいなと思っている」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)
2024年04月26日 19:08
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
2週連続優勝中の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は5バーディー、2ボギーの69で、3アンダーで首位と6打差の25位で発進した。
国内ツアーでの3週連続優勝は2007年の全美貞(韓国)、19年の鈴木愛の2人だけ。初優勝から3週連続Vなら史上初の快挙となる。この日は前半に3バーディーと快調にスコアを伸ばしたが、後半に入り12、14番とボギー。それでも終盤に15番パー5でバーディーを取り、最終18番パー3は2メートルを沈めてバーディー。「前半はすごく良かったが、後半はミスパットもあってもったいなかった」と振り返った。
それでも、最後は良い形で締めくくり「明日につながるかと思います」と気持ちは前向き。残り2日へ「トップも伸びていて、全体的にスコアが出ている。自分もそういう(伸ばす)チャンスがあると思うので、明日いいスコアで回れるように頑張りたい」と視線を上げた。
2024年04月26日 18:41
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(26日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第2ラウンドが行われ、日没のためサスペンデッドで11人がホールアウトできなかった。
2024年04月26日 17:17
「男子ゴルフ、ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーを主戦場とする川村昌弘(30)=JCR Pharmaceuticals=が、日没サスペンデッドとなっていた第1Rを4アンダーの6位。引き続きプレーした第2Rは4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで暫定10位付近につけた。
午前6時半からの競技再開に、「なんせ朝が早くて眠たかった」。1日22ホールと少々をラウンドする長丁場で、第2Rは伸ばし切れなかっただけに「何も良くなかったけど、めちゃくちゃ悪くもなかったので。終盤は疲れてアイアンもピンに絡まなかった」と話した。
2018年の欧州ツアーQT突破後、同ツアーのシードを6季連続で維持。年間20試合以上を戦う中でも母国開催は年に1度で、ファンにとってはプレーする姿を見られる貴重な機会。「日本で応援してくれる人にとっては、もう渾身(こんしん)の試合。自分も本当に祈る気持ちで『ここだけは頼むぞ』という感じなので」と普段よりもプレッシャーが掛かる一戦で、まずは上位で予選を通過できたことにホッとした表情を浮かべた。
ここ1年は欧州ツアーでの日本選手の活躍も目立つ。昨年9月のフランス・オープンを制した久常涼や星野陸也、中島啓太が勝利を挙げた。ただ、先に長く同ツアーでプレーする川村は「移動とか環境になじめば、日本の選手はゴルフがうまい。全然驚きはしないですし、『普通にそうだよね』という感覚です」と後輩たちの活躍を見ている。
ただ、海外で活躍するには必要なことがあるという。ひとつは世界のコースへの対応力。「国が変わるとコースが変わる。日本だったら(コースの特色に大きな差があるのは)北海道と沖縄くらいかなと思うんですけど」。
もうひとつは「ゴルフ以外のことに“グッと”来ちゃうと難しい」。食事や生活面など、コース以外での対応力が必要なのだという。「好き嫌いがある子だったら(食事を)探すのも大変だと思う。自分は楽しめてますけど。若いうちに来れば楽しいと思いますよ」とひょうひょうとした表情で語る。
実際、3月のヒーロー・インド・オープンを制した中島啓太は、世界で戦うためにゴルフ以外にも努力と苦労を重ねていた。今週もDPワールドツアーのテレビインタビューには通訳を介さず答えているが、「自分でやっていかないといけないところ」と、さも当然な表情。優勝したインドの大会期間中には「毎晩お腹を壊した」と体重を3キロ落としたが、「でもちゃんと食事は取っていたんですよ」と体力を必死に維持しているようだった。
世界での戦いには過酷な側面があることは間違いない。それでも、欧州で優勝した3人は「楽しめてると思いますよ」と川村は見る。「やっぱりあとはゴルフするだけになっちゃえば、みんなゴルフはうまい」と本領を発揮できているからこそ、後輩たちの勝利にはおどろかなかったわけだ。
2024年04月26日 17:03
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、6位発進だった川村昌弘は4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーでホールアウトした。
午前6時半に14番グリーンから第1Rを再開したこの日、起床時間は3時半だった。「朝が早くて眠かった。終盤は疲れてきてアイアンショットが全然ピンにからまなかった。大きいピンチもなければチャンスもない展開。ゆっくり寝て、体力を回復して、またショットに切れ味が戻ればチャンスを作れると思う」と長い一日を振り返った。
体の動きに特に切れを感じるもなく、ショットがビシッとピンにからむでもない。ひたすら念頭に置いたのは「最悪を避けながら」だった。「最悪を避けたときの反対側にめちゃくちゃ許容範囲があるコースなので、その辺は少し優しく感じる。とはいえ、ボギーを打つなら凡ミスでしか打たない感じなので、そこでメンタル的にきてしまう人もいるのかなと」。国をまたぎ、世界中のコースを転戦しながらのプロ生活も6年目に入った。
2018年11月に最終予選会をクリアした欧州ツアーを、現在も主戦場とする。パイオニアとして、兄貴分として、日本の後輩たちから頼られる存在だ。欧州に飛び出す若手が増え、この半年で久常涼、星野陸也、中島啓太がツアーで初優勝を飾った。「自分が行くまでは行っている選手がいなかっただけで、環境に慣れて普通にゴルフさえできれば、日本の選手はみんなうまいので、全然驚きはない」と語った。
年に一度の日本での試合に、自然と気合いが入る。「日本で応援してくれている人たちの中ではこん身の1試合なので、自分も祈る気持ち。予選落ちしたらガッカリする人もいるだろうなとヒシヒシ感じながら、ここだけは頼むぞという感じ」。悲願の欧州ツアー1勝へ、好位置で週末へ向かう。
2024年04月26日 16:43
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了し、ツアー1勝の蛭田みな美(ユアサ商事)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの63で単独首位を決めた。自己ベストを2打更新し、大会コース記録も塗り替えた。木戸愛(めぐみ、フリー)が1打差2位で追いかける。
22日の全米女子オープン予選を首位で突破した尾関彩美悠(あみゆ、JFEスチール)、初優勝を目指す天本ハルカ(フリー)が66で回り、3位につけている。河本結(リコー)ら4人が67で5位。
ツアー史上初の初優勝から3週連続Vを目指す竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は69で25位からのスタートとなった。連覇を狙う穴井詩(らら、ゴルフ5)は35位。
2024年04月26日 16:06
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の蛭田みな美(ユアサ商事)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの9アンダー、63で単独首位でホールアウトした。
2024年04月26日 15:56
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、142位発進だった石川遼(カシオ)は6バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの70と伸ばせず通算3オーバーでホールアウトし、予選落ちが確実となった。「スコア直結のミスが多かった。スイングのブレが、許容範囲に収まっていなかった」と振り返った。
第1R終了時点でカットラインを4打下回っており、バーディーを先行させたい展開。前半11番でドライバーショットを右林に入れ、4オン2パットのダブルボギーを喫してつまずいた。12番で5メートルのパーパットをねじ込み耐え、13番パー3では2メートル半のチャンスをものにする場面もあったが、総じてアイアンショットの精度を欠いた2日間だった。
「序盤からアイアンの距離感が合わせられなかった。左につかまり気味でオーバーというのが多かった」と反省点を挙げ、「今週はショートアイアンで全くチャンスを作れなかった。ピッチングで打ったショットが何回かグリーンを外れたくらい、かなり悪かった。アイアンがしっかり幅に収まってくるようにしないと」と課題を口にした。
2024年04月26日 15:10
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、130位発進だった幡地(はたぢ)隆寛が5連続を含む8バーディー、1ボギーの63をマークし通算5アンダーとし、大きく順位を上げ、決勝R進出を決めた。
3番パー5はグリーン回りのバンカーから第3打を2メートルにつけ、4番パー3はチップインバーディー。「めちゃくちゃ難しいアプローチだったけど、気持ちよく打てて、上手くラインに乗ってくれて入った。あれが、そこから3つ(バーディーが)くる起爆剤だったのかな」。5番から7番も、チャンスを決めきった。
この日午前6時半から、第1ラウンドの残りを後半8番からスタートした。起床時間は3時50分。頑張って早めに床についたが、10時、11時と時計の針が進むばかり。結局深夜1時まで眠れなかった。昨年8月のSansan・KBCオーガスタ第2Rのスタートに遅刻して失格になったことが「トラウマになっている」と明かした。
「6時間以上寝られないってなったときは、プレッシャーで寝られなくなってしまった。たまに一睡もできずに試合を迎えることもある」と苦笑い。あの日を機に、ツアーに持ち歩く目覚まし時計の数を増やした。「4時間我慢すれば帰れる。そういう気持ちで臨むようにしている」。寝不足の体に、好スコアが何よりの良薬となった。
日本ツアーは未勝利ながら、3月には豪州とアジア共催のニュージーランドオープンで逆転優勝を飾ったプロ10年目の30歳が、上位を狙える位置で週末を迎える。「とりあえず賞金を稼ぎたい。まずは明日、今日と同じとまでは言わないけど、しっかりミスを修正して良いゴルフができるようにしっかり練習したい」。良質な睡眠をとって体を休め、週末のさらなる浮上に備える。
2024年04月26日 14:16
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、フリー)が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー、64で単独首位でホールアウトした。64ストロークは、19年の鈴木愛、イ・ミニョン(韓国)の65を1打更新する大会コースレコードとなった。
10番から出ると、前半に4バーディー。さらに2つ伸ばして迎えた9番パー5で残り205ヤードから3ユーティリティーでピン2メートルにつけ、イーグル締めした。「ショットもパッティングもいいリズムでできた。100点満点です」と声を弾ませた。
このオフから、国内最多ツアー94勝の尾崎将司に弟子入り。先日は師匠のジャンボから「積極的に。チャレンジャーなんだから」と言われたそうで、「しっかり振ることを大事にして」飛距離の伸びも実感しているという。
今季は最終予選会6位の資格で、前半戦の出場権を持つ。「浜野GCは好きなコース。(残り2日へ)今日やれた積極的なプレーを、残り2日間もやり抜きたい」と12年ぶりVに向け、言葉に力を込めた。