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2022年08月12日 05:00
(セ・リーグ、DeNA4−1阪神、19回戦、DeNA11勝8敗、11日、横浜)こんな状況でも取れる1点を、なんとか目指そうとした。バスター、バント、それらがダメなら盗塁もさせたが、3日間で奪ったのは「2、0、1」のたった3得点だった。策を繰り出す以前の苦境にあえいで、同一カード3連敗で勝率5割に逆戻り。矢野監督は唇をかむしかなかった。「どうやったら点を取れるかなと考えた中の作戦やけど」 一回に相手の暴投で1点が転がり込んだが、そこからはまた三塁すら踏めないおとなしい虎に戻ってしまった。四回に1−1の同点とされ、六回先頭で1番・島田が右前打を放つと、指揮官は何とか打線を目覚めさせようと動いた。2番・山本にバスターを指示。初球がファウルになると、2球目はバントに切り替えた。またもファウルで、3球目はまたバスターに戻して空振り三振。サインに応えられなかった山本はうつむくしかなかったが、将の思いがタクトににじんだ。2死後、佐藤輝の打席では一走の島田が二盗に成功。結局、得点にはつながらなかったが、七回無死一塁でも二回に遊撃内野安打を放っていた陽川に犠打を指示したように、「あと一本」という状況を作ることにどこまでもこだわった。10日にコロナ感染の疑いで特例抹消となっていた近本にも、この日の試合前に「陽性」の判定が出た。中野や大山らに続き、しばらく不在が続くことが決まった。一発が出やすい横浜スタジアムで3戦とも本塁打なしに終わり、31イニング連続アーチなしだ。適時打も25イニング連続なし。苦しい。苦し過ぎる戦いだ。8・5ゲーム差の首位ヤクルトも6連敗とつまずくだけに、なおさら歯がゆい。12日の中日戦(京セラ)にも敗れ、借金生活に再突入するようなことになれば、同日に巨人が広島戦(東京ドーム)に勝利した場合に3位で並ばれる。奇跡の逆転Vへ、もたもたしているわけにはいかない。矢野監督は「苦しいチーム状況であることは変わりないんで。だからといって、頭を下げて後ろを向いて、背中を丸めてやる野球はしたくないんで。こういう状況だからこそ、みんなでさらにチーム一丸で戦うことが必要になってくると思う」と必死で言葉をつないだ。開幕直後の低迷は乗り越えた。あとは上がっていくだけなのに、またも先の見えない試練だ。ここを切り抜けた先にしか、ドラマはない。(長友孝輔)
2024年05月02日 04:32
○ タイガース 4−1 カージナルス ●
<現地時間5月1日 コメリカ・パーク>
デトロイト・タイガースが逃げ切り勝利でカード勝ち越し。先発した前田健太投手(36)が6回1失点の好投で今季1勝目を挙げた。
今季6戦目の前田は初回、初対戦のヌートバーを左飛に打ち取るなど三者凡退。2回表も三者凡退で終え、先制点の援護をもらった3回表には、この試合最初の安打を許しながらも無失点とした。
3点リードとなった4回表は、この回先頭のコントレラスに5号ソロを浴びて失点。5回表には、一死一塁から8番ゴーマンに痛烈なライナーを放たれるも、打球は一塁手の正面を捉え、一直。一塁走者戻れず併殺打となり、ピンチを脱した。
6回表も先頭打者に出塁を許し、一死の後、本塁打を打たれたコントレラスと対戦。9球を要しながら、最後はこの試合最速の91.6マイル(約147.4キロ)のフォーシームで空振り三振を奪い、さらに捕手カーソン・ケリーが一塁走者の盗塁を阻止。三振ゲッツーでこの回を終え、7回表から2番手へ交代。6回79球を投げて4安打、5奪三振、1失点という投球で勝利投手の権利を持って降板した。
タイガースはセントルイス出身のマシュー・ビアーリングが1本塁打3打点で援護。ブルペン3投手が前田の白星を死守し、8回表二死一、二塁から登板したアレックス・ランゲが4アウトセーブに成功。チームは4カード連続の勝ち越しを決め、貯金5。中一日を開け、次カードからは東地区2位ヤンキース、中地区首位ガーディアンズと敵地6連戦を行う。
前田は今季6戦目で待望の移籍後初勝利。ここまで2度、勝利投手の権利を持って降板しながら初勝利を逃しており、“3度目の正直”で白星を手にした。今季成績は1勝1敗、防御率5.02となっている。
一方、敗れたカージナルスは先発マイコラスが6回3失点と試合を作ったが、今季4敗目。ヌートバーは5打数1安打、1三振という成績だった。
2024年05月02日 04:32
本拠地・カージナルス戦に先発
タイガースの前田健太投手は1日(日本時間2日)、本拠地・カージナルス戦に先発登板。6回無失点で、今季6試合目にして移籍後初勝利を挙げた。
当初は4月29日(同30日)の登板予定だったが、悪天候でスライドとなった。元巨人のマイルズ・マイコラス投手との投げ合い。初回2死からラーズ・ヌートバー外野手を左飛に仕留めた。
3回にウィルソン・コントレラス捕手にソロを被弾したが、続くヌートバーを空振り三振。その後も後続を断ち、6回を4安打1失点で防御率は5.02となった。
前田は昨オフにFAとなり、タイガースと2年2400万ドル(約38億円)で契約。今季初登板となった3月30日(同31日)の敵地・ホワイトソックス戦では4回途中6失点で黒星を喫していた。
前回登板の4月23日(同24日)の敵地・レイズ戦では5回3安打無失点。勝ち投手の権利を得て降板したが後続が打たれて初勝利はお預けとなっていた。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 23:32
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
オリックスが痛恨の逆転負けを喫した。
守備の名手がまさかの1イニング3失策をおかした。史上4人目の通算250S達成をかけて守護神の平野佳がマウンドに上がった3−1の九回、先頭の小川を打ち取ったかにみえたゴロを二塁・安達が失策。連打で1点を返され、なお無死一、二塁でポランコの二ゴロを再び安達が処理できず満塁とされた。
1死後、安田に左越えの2点二塁打を浴び3−3の同点となり降板。6番手の井口も1死二、三塁から佐藤に右前に勝ち越し打を浴びた。なおも2死満塁で小川の正面への二ゴロを、またしても安達が捕球できず、この回5失点目。グラウンド上で名手がうなだれた。 安達は「(悪天候の中での守備は)いやそんなのは全然ない。言い訳にならない。自分の技術不足であり、本当試合を壊してしまったのは申し訳ない。ファンのみなさんの方たちに申し訳ないという気持ち。(次カード以降へ)切り替えてやらないといけない」と悔しげに振り返っていた。
上空から雨が降り注ぐ悪天候の中のプレーでもあったが、中嶋監督は「それはお互い様の話なので。ミスがあっても抑えてきたピッチャーですしね。攻める必要はないかもしれないですけど、(今日は)それができなかったという形じゃないでしょうか」と言及。
自責0で初黒星を喫した平野佳は安達から謝罪されたことを明かし、「安達君も謝ってくれたから、俺も悪かったしね。その後抑えられたかったからっていうのはあるし、僕がやらかすこともあるし、それはもうみんな失敗することもあるので」と一切責めることはなかった。
2024年05月01日 23:18
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
オリックスが痛恨の逆転負け。
2024年05月01日 23:07
「広島2−2阪神」(1日、マツダスタジアム)
阪神は敵地で引き分け。貯金6をキープした。巨人と中日が敗れたことでセ・リーグの貯金独占となった。
初回に大山、二回に木浪が適時打。七回に加治屋の2四球がきっかけで同点とされたが、リリーフ陣がリードを許さず。十二回は2死一、二塁で坂倉の放った中前への飛球を近本がスライディングキャッチ。好守で試合終了となった。岡田監督の一問一答は以下。
−最後はお互いリリーフが粘り合い
「リリーフ粘ってないやんか。フォアボール2つも出して。あそこだけや」
−引き分けにもちこんだ
「引き分けいうても追いつかれてるからな。あっこのフォアボール2つやろ。結局、加治屋の」
−審判の判定も辛かった
「そらわかれへんよ。そんなのは。そらわかれへん」
−漆原、浜地はこういう展開は初めて
「漆原なんかな、ランナー出したけどな。一番、お前な、安定して抑えとる」
−今後はいい場面でも
「そら当然やわな」
−桐敷は追い付かれたが2イニング
「いやいや、だからフォアボール2つ出すからやん、そんなの。最初から2イニングいかすつもりないよ」
−最後近本もよく捕った
「いやいや、前進守備やから、打った瞬間センターフライ思ったけどな」
−(十二回は)時間使ってベンチからも細かく指示(浜地がサインプレーに反応できず)
「いやだから、なあ、やっぱり余裕がないんやろな、(浜地が)サインが分からへんいうのはな。バッター抑えるだけじゃないからの。いろんなことをチームとしてやらなあかんことがあるわけやから、サインがわからへんいうのはなあ、おーん。バッター抑えるだけじゃないからのう、いろんなことを、チームとしてやらなあかんことがあるわけやから」
−伊藤将は粘って
「いやあもう、球数お前もうなあ、5回で100行くと思ったらやっぱり100行ったよなあ」
−よく1点で
「そら済んでるほうよ、あれは。もうないやろ(笑い)。(試合が)長くて。まあ明日試合ないからええけど」
2024年05月01日 22:48
ヤクルト4―0巨人(セ・リーグ=1日)――ヤクルトが今季初の3連勝。
一回にオスナの3ランで主導権を握り、先発の吉村が7回無失点と好投。巨人は八、九回の好機を生かせず、初の同一カード3連敗。
◇
DeNA12―1中日(セ・リーグ=1日)――DeNAがいずれも今季最多の17安打12得点で快勝した。一回、佐野の先制打、牧の3ランなど打者13人の攻撃で9点を先行した。中日は勝率が5割を切った。
◇
広島2―2阪神(セ・リーグ=1日)――延長十二回、規定により引き分けた。阪神が一回に大山、二回に木浪の適時打で2点をリードしたが、広島は五回に堂林の犠飛、七回に小園の適時打で追いついた。
2024年05月01日 22:43
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
ロッテ・小川龍成内野手(26)が、「9番・二塁」でスタメン出場し、5打数3安打1打点。プロ初の猛打賞とした。九回には2打席連続で失策を誘い、全打席出塁。「結果的に3本打てて出塁もできたのはすごいうれしかった。(全打席出塁は)ラッキーな部分も非常に多かったと思うけど、やっぱり塁に出てかき回すのが自分の役目だと思うので、それができて良かった」と振り返った。
二回の第1打席から2打席連続安打。六回には1死一、三塁から左前適時打を放った。1−3の九回には、先頭で二塁・安達の失策を誘い、5得点を奪ったビッグイニングの起点となった。2死満塁から放った二塁へのゴロは適時失策となった。
2024年05月01日 22:37
「広島2−2阪神」(1日、マツダスタジアム)
阪神は敵地で価値あるドロー。
2024年05月01日 22:21
「西武3−1日本ハム」(1日、ベルーナドーム)
日本ハム・新庄監督が、サヨナラ被弾で敗れたものの、大けがから復帰登板を果たした斎藤友を祝福した。
1−1の九回に登板した斎藤友は2死二塁で西武・若林にサヨナラ2ランを被弾した。指揮官は「斎藤君もボール自体はすごくよくて。本当に苦しいリハビリをクリアして、マウンドで投げられたことはおめでとうと言いたい」と話した。
斎藤友は一昨年10月にトレードで阪神から移籍。昨年2月に右膝の前十字靱帯を断裂する大けがを負い、同3月に再建術を受けていた。リハビリを経て、今年2月に打者相手への投球を再開。ファームでは8試合に登板し、防御率2・00で投球回以上の三振を奪うなど状態を上げ、4月30日に1軍に合流した。
それだけに新庄監督は「けが明けの最初の登板は、ああいう緊張した場面で成長させるためにも。この悔しさが成長につながる」とエール。「苦しかったと思いますよ。リハビリ期間中は」と復帰までの長い道のりに思いをはせ「次も、もちろん」と次回登板に期待した。
2024年05月01日 22:09
● オリックス 3 − 6 ロッテ ○
<5回戦・ほっと神戸>
オリックスは2点リードの9回表に一挙5失点。悪夢の逆転負けで3連敗となり、借金は再び「2」となった。
先発の田嶋は走者を背負いながらも5回無失点の粘投。打線は5番・頓宮の4号ソロ、2番・紅林の1号ソロなどで5回までに3点を先取した。3−1と2点リードで9回表を迎えたが、思わぬ落とし穴が待っていた。
史上4人目のNPB通算250セーブ達成がかかる守護神・平野佳は、先頭打者の9番・小川を守備固めで起用されていた二塁・安達の失策で出塁させると、続く代打・角中には右前打を許して無死一、三塁のピンチを招いた。続く2番・石川慎には右前適時打を浴びて1点差。なおも無死一、二塁で続くポランコの打球は併殺コースの二ゴロかと思われたが、再び二塁・安達が失策。ピンチは無死満塁に広がり、一死後、途中出場の安田に左越えの2点適時二塁打を浴び3−4と逆転された。
セーブを挙げれば快挙達成の守護神だったが、逆転を許したところで無念の降板。代わって登板した井口は6番・佐藤に右前適時打を許すと、二死満塁でこのイニング2打席目となった小川の二ゴロを、またしても安達がファンブル。安達の1イニング3失策は、パ・リーグ二塁手のワースト記録となった。
9回にまさかの一挙5失点で悪夢の逆転負け。バックの拙守に足を取られた平野佳は今季2度目のセーブ失敗となり、今季初黒星(1勝7セーブ)が記された。
2024年05月01日 22:06
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
守備の名手がまさかのリーグ二塁手ワーストの1イニング3失策をおかした。史上4人目の通算250S達成をかけて守護神の平野佳がマウンドに上がった3−1の九回。この回から守備固めで二塁に入った安達が二ゴロをことごとく捕球できず、この回5失点で逆転負けの戦犯となった。
SNSでは「ちょっと目離してる隙にえぐい負け方してる 安達大丈夫か、、、」「安達が1イニング3失策…なんと珍しい」「安達さんなにがあったんや」「安達、今夜は悔しくて眠れないだろうなぁ」「聞くだけで泣きそうです 安達さん…うぅ」「負けたことより安達さんの状態が心配…」と心配する声が相次いだ。
2024年05月01日 21:52
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
ロッテの安田尚憲内野手が、逆転の適時打を放った。
2024年05月01日 21:46
● オリックス 3 − 6 ロッテ ○
<5回戦・ほっと神戸>
ロッテは2点を追う土壇場9回に一挙5得点。鮮やかな逆転勝ちで4カードぶりの勝ち越しを決めた。
ロッテ打線は0−3で迎えた6回、9番・小川が3安打目となる左前適時打を放ち2点差。9回は敵失と代打・角中の右前打で無死一、三塁とし、2番・石川慎の右前適時打で1点差に迫った。
なおも一死満塁と好機は続き、途中出場の安田が左越えの2点適時打二塁打を放ち4−3と逆転。その後も6番・佐藤の右前適時打などで2点を加え6−3とリードを広げた。
来日初先発となった新外国人右腕のダイクストラは、4回まで3安打2失点と力投するも、5回の投球練習中に手の指がつった症状を訴えて緊急降板。それでも、緊急登板となった2番手・中村稔が2回1失点と踏ん張り、7回以降は国吉、岩下、益田が1イニングずつ無失点。白星は岩下につき今季初勝利、益田は2試合連続となる今季3セーブ目(1敗)をマークした。
2024年05月01日 21:44
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
オリックスが逆転負け。3−1の九回、史上4人目の通算250S達成をかけて守護神の平野佳が5番手でマウンドに上がったが、先頭の小川を打ち取ったかにみえたゴロを二塁・安達が失策。連打で1点を返され、なお無死一、二塁でポランコの二ゴロを再び安達が処理できず満塁とされた。1死後、安田に左越えの2点二塁打を浴び3−3の同点となり降板。6番手の井口も1死二、三塁から佐藤に右前に勝ち越し打を浴びた。安達は2死満塁から小川の二ゴロを捕球できず、この回3失策目。この回、一挙5点を奪われた。
打線は頓宮が二回、先頭でチーム21イニングぶりの得点となる4号ソロを左中間席へ。2点リードの五回2死では、2番・紅林が中村稔から1号ソロを放った。
先発の田嶋は初回から満塁のピンチを招き、自身最終回となった2点リードの五回も1死満塁とピンチだったが、要所を締めた。
2024年05月01日 21:40
「オリックス3−6ロッテ」(1日、ほっともっとフィールド神戸)
守備の名手がまさかの1イニング3失策をおかした。史上4人目の通算250S達成をかけて守護神の平野佳がマウンドに上がった3−1の九回、先頭の小川を打ち取ったかにみえたゴロを二塁・安達が失策。連打で1点を返され、なお無死一、二塁でポランコの二ゴロを再び安達が処理できず満塁とされた。
1死後、安田に左越えの2点二塁打を浴び3−3の同点となり降板。6番手の井口も1死二、三塁から佐藤に右前に勝ち越し打を浴びた。なおも2死満塁で小川の正面への二ゴロを、またしても安達が捕球できず、この回5失点目。グラウンド上で名手がうなだれた。