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2022年09月24日 12:58
◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 第2日(24日、宮城・利府GC=6491ヤード、パー72) 最終組が前半9ホールを折り返した。ツアー3勝で、第1ラウンドでツアー新記録の「60」をマークした山下美夢有が、3つ伸ばして通算15アンダーの単独首位を独走している。 初優勝を狙う上野菜々子が6打差の2位。通算1勝の三ケ島かな、ツアー1勝の川岸史果、ツアー2勝の吉田優利は8アンダーの3位で追う。ツアー1勝の木戸愛、大会ホステスプロの竹田麗央は7アンダーの6位で続く。 今季2勝の岩井千怜、安田祐香、仁井優花、ツアー3勝の青木瀬令奈、桑木志帆、ツアー4人目となる初優勝からの2連勝を目指す尾関彩美悠は、6アンダーの8位となっている。 通算7勝の小祝さくら、通算7勝の勝みなみは、4アンダーの19位に並んでいる。大会連覇を狙う西村優菜、通算4勝の原英莉花は3アンダーの33位。宮城・東北高出身の有村智恵は1アンダーの58位。昨季の賞金女王・稲見萌寧、地元・宮城県出身の山路晶はイーブンパーの68位となっている。 アマチュア4人を含めた108選手が出場。3日間、54ホールで賞金総額7000万円、優勝賞金1260万円を争う。
2024年04月26日 19:09
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
37位で出たツアー未勝利の佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギーで、この日のベストスコア62をマークし、通算10アンダーで暫定トップに立った。「一打一打本当に必死にやっていた。スコアを見たらビッグスコアで自分でもビックリ」と笑顔を見せた。
欧州ツアーの選手の飛距離におののきながら、自分の武器を発揮することに集中した。「アイアンが好きなので。後ろからでもバーディーチャンスにつけられるように頑張ろうという感じだった」。後半8番は残り170ヤードの第2打を8アイアンで2メートル、9番は152ヤードを9アイアンで1メートル半につけて連続バーディーで締めた。
3位だった開幕戦の東建ホームメイトカップで、優勝争いの局面でのショートパットに課題を感じた。ツアーパターコーチの丸山颯太氏に「(パッティングの)結果が気になって顔が上がっちゃう」と相談した。「タイガー・ウッズはカップまでのラインの景色を、写真のように頭の中でイメージしていると思う」との言葉を授かった。「なるほど。それだったら顔は上がらないよね」と納得。今週はショートパットを不安なく打てている。
昨季は2位を含むトップ10フィニッシュ7回で、賞金ランクは自己最高の16位だった。成長を続けるプロ9年目の30歳。「調子はいいので、いいゴルフをあと2日間やれればいいなと思っている」。海外志向は強い。初優勝のチャンスが、欧州ツアーとの共催大会で訪れた。(高木 恵)
2024年04月26日 19:08
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
2週連続優勝中の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は5バーディー、2ボギーの69で、3アンダーで首位と6打差の25位で発進した。
国内ツアーでの3週連続優勝は2007年の全美貞(韓国)、19年の鈴木愛の2人だけ。初優勝から3週連続Vなら史上初の快挙となる。この日は前半に3バーディーと快調にスコアを伸ばしたが、後半に入り12、14番とボギー。それでも終盤に15番パー5でバーディーを取り、最終18番パー3は2メートルを沈めてバーディー。「前半はすごく良かったが、後半はミスパットもあってもったいなかった」と振り返った。
それでも、最後は良い形で締めくくり「明日につながるかと思います」と気持ちは前向き。残り2日へ「トップも伸びていて、全体的にスコアが出ている。自分もそういう(伸ばす)チャンスがあると思うので、明日いいスコアで回れるように頑張りたい」と視線を上げた。
2024年04月26日 18:41
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(26日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第2ラウンドが行われ、日没のためサスペンデッドで11人がホールアウトできなかった。3打差の37位から出た佐藤大平(クリヤマホールディングス)が9バーディー、1ボギー、62をマークし、通算10アンダーで暫定首位タイに浮上。サム・ベアストー(英国)、セバスティアン・ソーデルベリ(スウェーデン)、ヤニク・パウル(ドイツ)とともにトップに立った。
首位からスタートした吉田泰基(東広野GC)は15ホールを終え、8アンダーの5位。昨季日本ツアー賞金王で、今季欧州1勝の中島啓太(フリー)、川村昌弘(JCR Pharmaceuticals)はともに68で、6アンダーの12位から逆転を狙う。開幕戦を制した金谷拓実(Yogibo)は5アンダーの19位。蟬川泰果(アース製薬)は3アンダーで50位。
アマチュアの中野麟太朗(早大)は71と落とし、1アンダーの81位。石川遼(カシオ)は3オーバーの138位で予選落ちが確実となった。27日午前6時20分から競技再開が予定されている。
2024年04月26日 17:17
「男子ゴルフ、ISPSハンダ欧州・日本トーナメント・第2日」(26日、太平洋C御殿場C=パー70)
欧州ツアーを主戦場とする川村昌弘(30)=JCR Pharmaceuticals=が、日没サスペンデッドとなっていた第1Rを4アンダーの6位。
2024年04月26日 17:03
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、6位発進だった川村昌弘は4バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーでホールアウトした。
午前6時半に14番グリーンから第1Rを再開したこの日、起床時間は3時半だった。「朝が早くて眠かった。終盤は疲れてきてアイアンショットが全然ピンにからまなかった。大きいピンチもなければチャンスもない展開。ゆっくり寝て、体力を回復して、またショットに切れ味が戻ればチャンスを作れると思う」と長い一日を振り返った。
体の動きに特に切れを感じるもなく、ショットがビシッとピンにからむでもない。ひたすら念頭に置いたのは「最悪を避けながら」だった。「最悪を避けたときの反対側にめちゃくちゃ許容範囲があるコースなので、その辺は少し優しく感じる。とはいえ、ボギーを打つなら凡ミスでしか打たない感じなので、そこでメンタル的にきてしまう人もいるのかなと」。国をまたぎ、世界中のコースを転戦しながらのプロ生活も6年目に入った。
2018年11月に最終予選会をクリアした欧州ツアーを、現在も主戦場とする。パイオニアとして、兄貴分として、日本の後輩たちから頼られる存在だ。欧州に飛び出す若手が増え、この半年で久常涼、星野陸也、中島啓太がツアーで初優勝を飾った。「自分が行くまでは行っている選手がいなかっただけで、環境に慣れて普通にゴルフさえできれば、日本の選手はみんなうまいので、全然驚きはない」と語った。
年に一度の日本での試合に、自然と気合いが入る。「日本で応援してくれている人たちの中ではこん身の1試合なので、自分も祈る気持ち。予選落ちしたらガッカリする人もいるだろうなとヒシヒシ感じながら、ここだけは頼むぞという感じ」。悲願の欧州ツアー1勝へ、好位置で週末へ向かう。
2024年04月26日 16:43
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了し、ツアー1勝の蛭田みな美(ユアサ商事)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの63で単独首位を決めた。自己ベストを2打更新し、大会コース記録も塗り替えた。木戸愛(めぐみ、フリー)が1打差2位で追いかける。
22日の全米女子オープン予選を首位で突破した尾関彩美悠(あみゆ、JFEスチール)、初優勝を目指す天本ハルカ(フリー)が66で回り、3位につけている。河本結(リコー)ら4人が67で5位。
ツアー史上初の初優勝から3週連続Vを目指す竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は69で25位からのスタートとなった。連覇を狙う穴井詩(らら、ゴルフ5)は35位。
2024年04月26日 16:06
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の蛭田みな美(ユアサ商事)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの9アンダー、63で単独首位でホールアウトした。約1時間前にプレーを終えた木戸愛(フリー)の64の大会コース記録を塗り替えるともに、自己ベストも2打更新した。
2つ伸ばして迎えた9番パー5で7ウッドの第2打を2メートルに運んでイーグルを奪うと、後半も5バーディー。「下からのラインに多くついてくれた。これまで(の最少が)7アンダーだったので、うれしい」と喜んだ。
今季はアクサレディス宮崎で4位、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで3位と好成績がある一方、ここ2戦続けて予選落ちを喫していた。「ドライバーのフェースに傷がついていて、先週終わってからヘッドを交換した」。新しいヘッドで安定性が増したという。以前のものは、昨年ツアー初制覇したCATレディースでも使用していたため「優勝したヘッドだから、なかなか替えられなかった。情があって…」と苦笑い。今週勝てば、新ヘッドのドライバーが大事な一本となるため「(2勝目へ)頑張ります!」と意気込んでいた。
2024年04月26日 15:56
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、142位発進だった石川遼(カシオ)は6バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの70と伸ばせず通算3オーバーでホールアウトし、予選落ちが確実となった。
2024年04月26日 15:10
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(25日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、130位発進だった幡地(はたぢ)隆寛が5連続を含む8バーディー、1ボギーの63をマークし通算5アンダーとし、大きく順位を上げ、決勝R進出を決めた。
3番パー5はグリーン回りのバンカーから第3打を2メートルにつけ、4番パー3はチップインバーディー。「めちゃくちゃ難しいアプローチだったけど、気持ちよく打てて、上手くラインに乗ってくれて入った。あれが、そこから3つ(バーディーが)くる起爆剤だったのかな」。5番から7番も、チャンスを決めきった。
この日午前6時半から、第1ラウンドの残りを後半8番からスタートした。起床時間は3時50分。頑張って早めに床についたが、10時、11時と時計の針が進むばかり。結局深夜1時まで眠れなかった。昨年8月のSansan・KBCオーガスタ第2Rのスタートに遅刻して失格になったことが「トラウマになっている」と明かした。
「6時間以上寝られないってなったときは、プレッシャーで寝られなくなってしまった。たまに一睡もできずに試合を迎えることもある」と苦笑い。あの日を機に、ツアーに持ち歩く目覚まし時計の数を増やした。「4時間我慢すれば帰れる。そういう気持ちで臨むようにしている」。寝不足の体に、好スコアが何よりの良薬となった。
日本ツアーは未勝利ながら、3月には豪州とアジア共催のニュージーランドオープンで逆転優勝を飾ったプロ10年目の30歳が、上位を狙える位置で週末を迎える。「とりあえず賞金を稼ぎたい。まずは明日、今日と同じとまでは言わないけど、しっかりミスを修正して良いゴルフができるようにしっかり練習したい」。良質な睡眠をとって体を休め、週末のさらなる浮上に備える。
2024年04月26日 14:16
◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第1日(26日、千葉・浜野GC=6669ヤード、パー72)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、フリー)が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの8アンダー、64で単独首位でホールアウトした。64ストロークは、19年の鈴木愛、イ・ミニョン(韓国)の65を1打更新する大会コースレコードとなった。
10番から出ると、前半に4バーディー。さらに2つ伸ばして迎えた9番パー5で残り205ヤードから3ユーティリティーでピン2メートルにつけ、イーグル締めした。「ショットもパッティングもいいリズムでできた。100点満点です」と声を弾ませた。
このオフから、国内最多ツアー94勝の尾崎将司に弟子入り。先日は師匠のジャンボから「積極的に。チャレンジャーなんだから」と言われたそうで、「しっかり振ることを大事にして」飛距離の伸びも実感しているという。
今季は最終予選会6位の資格で、前半戦の出場権を持つ。「浜野GCは好きなコース。(残り2日へ)今日やれた積極的なプレーを、残り2日間もやり抜きたい」と12年ぶりVに向け、言葉に力を込めた。
2024年04月26日 11:47
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第1日(25日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第1ラウンドが行われ、西郷真央(島津製作所)が2バーディー、2ボギーの71で回り、首位と7打差で日本勢最上位の37位スタートとなった。中継局のWOWOWの取材に応じ、「前半は思ったようなプレーができたが、後半はショットのミスでスコアを落としてしまい、もったいなかった」と振り返った。
5番でバーディー先行とし、7番でも伸ばした。だが9番でスコアを落とすと、耐える展開となった。「前半の最後にティーショットのミスで、流れが止まってしまった。その中でも最低限のスコアでは回れた」とコメント。ポアナ芝に対しては「ショットはすごく対応できていた」と納得した表情を見せた。
第2ラウンドはトップスタートとなる。風やグリーンがこの日よりいい状態でプレーできることが予想される。「朝イチで(コース)コンディションと自分の感覚が一致できるように、早めにコースにアジャストできるようにしたい」と上位浮上へ意気込んだ。
2024年04月26日 11:19
◆米女子プロゴルフツアー JMイーグルLA選手権 第1日(25日、米カリフォルニア州・ウィルシャーCC=6258ヤード、パー71)
第1ラウンドが終了し、西郷真央(島津製作所)が2バーディー、2ボギーの71で回り、首位と7打差で日本勢最上位の37位スタートとなった。
2024年04月26日 09:38
◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第2日(26日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
前日日没サスペンデッドとなった第1ラウンドが終了。清水大成、吉田泰基、池村寛世、ヤニク・パウル(ドイツ)、コ・ジェオンウェオン(フランス)が5アンダー65で首位となった。
川村昌弘が最終18番パー5をイーグルで締めて66で回り、中島啓太らとともに首位と1打差の6位。
米ツアー1勝で出場選手中世界ランクトップの21位のマチュー・パボン(フランス)、金谷拓実、大西魁斗、アマチュアの中野麟太朗は68で37位。蟬川泰果は69で56位。石川遼は73で142位スタートと出遅れた。
2024年04月26日 09:26
【世界ゴルフ新潮流】
【もっと読む】国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース
「『欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!』は今年をもって終了します」との衝撃発言がゴルフ界を騒然とさせている。
事の起こりは今月9日に都内ホテルで行われた同大会記者会見で特別協賛のISPS(国際スポーツ振興協会)半田晴久会長が発した言葉だ。
同25日に太平洋クラブ御殿場コースで開幕した今大会の賞金総額は225万ドル(約3億4650万円)、優勝賞金38万2500ドル(約5890万円)。これは日本ツアー最高額で、しかも男子ツアーでは国内唯一の国際大会だ。それが突然の「打ち切り」とは、いったい何があったのか。
「大会が直前に迫っているにもかかわらず、共催のJGTO(日本ゴルフツアー機構)の諸星裕新会長(円内)からも、執行部からも一言の挨拶も、電話一本、挨拶の文書もありません」
強い口調で半田会長の説明が始まった。
「私は日本の男子ツアー復興とゴルフの発展を願い、あらゆる努力を払って開催にこぎつけました。親交のある欧州ツアー(DPワールドツアー)のキース・ペリーCEOと何度も協議やディベートを重ねてきました。契約期間中に円安にも見舞われ、今年は諸経費などが2.5倍に跳ね上がり総額で10億円ほどかかる見込みです。しかし、そうして汗をかいたことで大会の世界ランキングポイントは、日本オープンの2.5倍と世界にも認められ、欧州ツアーは返礼も兼ねて、日本ツアーの賞金ランク3位までに翌年の欧州ツアーのシード権を与えてくれたことはうれしい限りです。昨年の久常涼、今年の星野陸也、中島啓太選手の相次ぐ優勝は、欧州ツアーへの意識が変わったからと聞いております。しかし、新体制のJGTOからは、感謝の気持ちどころか『日本のゴルフ界のためにも、何とか契約更新をお願いします』の要請すらありません」
さらに半田会長はこう続ける。
「正直、今のJGTOから行動力も情熱も全く感じられません。私一人が空回り。むなしくなると同時に、モチベーションが下がる一方です。私がビジネスや社会生活に必要だと考える『常識』『良識』『礼儀』に欠けるプロゴルフの団体にホトホト呆れはてました。それが大会を終わりにする理由です」
JGTOは、青木功前会長時代の2018年「ISPS ハンダマッチプレー選手権」の記者会見でも、青木会長は副業である全米オープンのテレビ解説を優先して欠席し、半田会長の怒りを買って、当時最高賞金額の大会を終わらせた過去がある。
人気低迷の国内男子ツアーの試合数を増やすどころか、最高賞金額の2試合を消滅させる組織に存在意義はあるのだろうか。
(宮崎紘一/ゴルフジャーナリスト)
◇ ◇ ◇
国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。
日程は虫食い状態。録画放送がはびこり、コースは低レベル。この現状を招いた「元凶」について、●関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。
2024年04月26日 09:26
崖っぷちなんてもんじゃない。
【もっと読む】渋野日向子「特典」が今年で期限切れ…来年から海外メジャー出場は全英女子だけに?
前週の「シェブロン選手権」で今季初めての予選通過を果たし、CMEポイントをゲットした渋野日向子(25)。とはいえ、順位は50位タイで獲得ポイントは8.775。依然としてランキング(PR)129位と下位に低迷している。
渋野は昨年、PR80位までに入れず(83位)シード落ちした。今季出場優先資格のカテゴリーは11(前年ポイント81位から100位までのメンバー)。現在の出場優先順位は119番目でリシャッフル(出場優先資格の見直し)の対象者で、25日開幕のJMイーグルLA選手権を含めて3試合後に1回目の見直しが行われる。
渋野は米女子ツアーに本格参戦した2022年もリシャッフルを経験しているが、当時はシェブロン4位、ロッテ選手権2位などの好成績によりPR23位で難なくクリア。シーズン当初は出場優先順位(以下優先順位)149番目だったのが、PR80位以内に入ったことで出場資格のカテゴリーは11から8となり、優先順位は99番目に上がった。
リシャッフルといえば、昨年ツアールーキーだった西村優菜(23)の踏ん張りは見事だった。シェブロン終了時のPRは101位。リシャッフル直前のJMイーグル17位で45ポイントを上乗せし、77位でクリアした。
2回目のリシャッフルも最後の全英女子21位で、PRは圏外の85位から76位に入った。そればかりか、9月のウォルマートNWアーカンソー選手権で優勝を争い3位。2週間後のビュイックLPGA上海8位などでPR上位60人しか出場できない優勝賞金200万ドル(3億円超)の最終戦の切符とシード権まで手にした。
渋野は前週、久しぶりに4日間プレーし、「この先が少し楽しみ」と言ったが、昨年の西村のように驚異的な粘りを見せてPR上位80人に入れるか。ここまでの今季のゴルフを見ると、3試合とも予選を通るかわからない。最後の「みずほ・アメリカズオープン」(5月16日開幕)のポイント次第という重圧は避けたい。今大会の7位以内、いや、ベスト5入りで「安心」を得たいところだ。
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2019年の全英女子で優勝したことによるメジャー出場の「特典」は今年で期限切れとなる。これについて詳しく報じている関連記事【もっと読む】…も要チェックだ。