2023年05月27日 10:00
ABCラジオ制作で26日にニッポン放送でも放送された『阪神−巨人戦』で解説を務めた矢野燿大氏が、巨人・吉川尚輝について言及した。 矢野氏は昨季まで務めた阪神監督時代に「吉川くんはベンチから見ていていつもいい選手だなと思うんですけどね。守備のスタートは抜群にいいですね。広島の菊池くんもうまいですけど、吉川くんは負けていないくらいの守備があるんじゃないかなと思いますけどね」と絶賛。 「バッティングも左を苦手にするタイプではないですし、こんな数字で収まるような能力ではないと思います」と奮起を促した。 吉川は今季ここまで42試合に出場して、打率.248、1本塁打、9打点の成績を残している。(提供=ABCフレッシュアップベースボール)
2024年01月31日 19:29
それでは、只今よりロベルト・オスナ投手、ならびにウイリアンス・アストゥディーヨ選手の入団会見を始めます。ロベルト・オスナ投手、背番号は「54」、ウイリアンス・アストゥディーヨ選手、背番号は「4」となります。まず最初に、今回の入団経緯に関しまして、三笠GMよりご説明させていただきます。ソフトバンク・三笠GMから入団経緯の説明皆さん、お集まりいただきありがとうございます。 今日、無事にですねオスナ投手とアストゥディーヨ選手のこうやって会見を開けることを大変、球団として嬉しく思っております。お二人の獲得経緯について簡単にご説明させていただきますと、オスナ投手に関しては皆さんご存知の通り本当に実績のある抑えのピッチャーで、昨年も我々やっぱりマリーンズでオスナ投手が出てくると大変苦労させられたというようなところもあって、ぜひホークスでプレーをするというチャンスがあるのであれば我々も来てほしいなと思っていたところでありました。ほかの会見でも申し上げておりますが、もちろん守護神として活躍をしてくれるというようなこととともに、抑えをしっかり全うしてくれることによって、他のピッチャー、他のポジションで先発に回ったりだとか、いうようなことで投手陣全体のレベルアップに相乗効果があるというふうに考えておりますので、本当に頑張ってもらいたいなと思っております。続きまして、アストゥディーヨ選手については、本当に我々も長年、デスパイネ選手・グラシアル選手とチームを支えてくれた選手に代わって入っていただくというようなことになるんですけども、映像を見ていただいた方はご存知だと思います。本当に元気あふれるプレーで、バッティングはもとより、守備も走塁もハッスルしてやってくれるというようなところが、持ち味の選手かなと思っています。バッティングを期待していますし、あとは複数のポジションをカバーしてくれるというようなところですので、従来パリーグでは、DHというポジションですねDH固定というよりかは長いシーズン、フィールドポジションと併用していろんな選手で回っていくみたいなことでチームのパフォーマンスを最大化できればというふうに思っていますが、そういう形でアストゥディーヨ選手の攻撃力だけではなく、複数ポジションできるというようなところも魅力として考えておりますので、そういう意味で攻撃力のより一層の増強ということで貢献してくれるんじゃないかなというふうに思っております。私の方からは説明は以上です。続きまして、代表質問の形で進行させていただきます。代表質問をKBC九州朝日放送・和田アナウンサーよろしくお願いします。KBC九州朝日放送・和田アナウンサーによる代表質問それでは、代表で質問させていただきますKBCの和田といいます、よろしくお願いします。まずは、お二人に同じ質問をさせていただきたいと思います。ーーオスナ選手からお答えいただければと思うんですけれども、ソフトバンクホークスの印象というのはどうでしょうか?オスナ投手: 自分のホークスに対する印象は、いつも勝っているチームだということに加えて、ここ2年間優勝できていないというところも自分としてわかっています。なので今回、この話をいただいたときにぜひ優勝に貢献したいという強い気持ちがあって、今回入団させていただきました。アストゥディーヨ選手: 自分も周りの人から強いチームであることを知っていましたし、また2年間優勝できていないということも聞いていたので、手助けができるように自分がその一員になれるということを嬉しく思いますし、それもあって今回入団しました。ーーありがとうございます。続いてもお二人にお伺いしたいのですが、ご自身の持ち味・長所・ストロングポイントを教えて下さい。アストゥディーヨ選手: 自分の長所は、バッティング・守備はもちろんですけれども、強い闘志を持ち勝利に対してどんどん前に行けることが自分の強さだと思いますし、そこが一番アピールしていきたいところだと思います。オスナ投手: 自分は投球ということはもちろんですけれども、相手に対して向かっていく強い投球を見てほしいです。また、クラブハウスや自分たちのチームメイトにも試合に向かっていく姿勢。鼓舞して行けるのも自分の強さだと思っています。ーーありがとうございます。オスナ投手への質問なんですけれども、昨年の途中からマリーンズに加入して素晴らしい成績を残されたと思うのですが、1年間この日本球界で戦ってみて日本の野球のイメージというのはどうでしょうか?オスナ投手: 昨年途中から千葉ロッテに加入させてもらって、本当にロッテでの経験はかけがえられないものだと思います。ホークスに来て自分のできることにも挑戦していきたいですし、ホークス今年優勝できるチャンスがすごくあると自分でも思っているので、ぜひ優勝したいと思います。ーー本当に守護神としての期待もかかるとは思うのですが、ファンからの期待はどのように受け止めていますか?オスナ投手: もちろん自分のモチベーションになっているのは間違いないです。今回、ホークスに入団させてもらって優勝したいということは契約を始めた段階から話があったので、すごい高いモチベーションになっています。ーー去年、マリーンズで優勝ができなかったというところで、優勝への思いも強いですか?オスナ投手: どのチームに居てもそうなのですが、自分のメンタリティーとしては絶対に勝ちたい、優勝したいのはあります。去年も同じ気持ちでいけましたし、それが点差に関わらずそのシチュエーションが来たら自分がしっかり抑えに行くことは変わらないと思います。ーーもうすでに藤本監督からもクローザーというふうに指名があったと思うんですけれども、改めて守護神・クローザーというポジションについてのこだわりは?オスナ投手: すごく高いモチベーションではいますし、やはり9回まで自分たちの仲間が試合を繋いでくれていて、そこで投球することはすごく大きな意味を持ちますし、そこに対しても自分も努力していきたいですし、勝利に貢献したいという気持ちです。ーーありがとうございます。続いてアストゥディーヨ選手にもお伺いしたいんですけれども、まずこの日本の野球のイメージというのは何かお持ちですか?アストゥディーヨ選手: すごく高いレベルの野球をする印象もありますし、選手間でもやっぱり優勝したい、チャンピオンなりたいっていうモチベーションを持っている選手が多いと思います。ーーその中で打撃も売りで、そして走攻守というところで期待がかかると思うんですけれども、この日本で自分がどんなプレーをしたいですか?アストゥディーヨ選手: その日その日でやることは変わっていきますし、自分は走攻守すべてに対して良いパフォーマンスを披露したいのはありますが、自分の中で一番強い気持ちがあるのは優勝したい、チャンピオンなりたいことが一番だと思います。ーーメジャーではショート以外、8つのポジションを守ったという本当にびっくりするぐらいのユーティリティー性だと思うんですが、このポジションで勝負してみたいっていうのは具体的にあるんでしょうか?アストゥディーヨ選手: どこのポジションというのはありませんし、監督がここで行けというところで自分の100%を出してプレーをしたいと思います。ーーそれと、来日時のコメントで「トルトゥーガ(カメ)」という愛称というふうにご本人おっしゃってたんですけども、これについてちょっと詳しく聞いてもよろしいですか?アストゥディーヨ選手: とくに皆さんが好きなように呼んでもらえたら良いと思うのですが、「トルトゥーガ」ということを皆さん知ってもらってるので呼んでもらえたら、自分が受け入れてもらえていると印象を受けます。ーーということは、「トルトゥーガ」というふうにファンの皆さんは呼べばいいという感じでしょうか?アストゥディーヨ選手: はい、お願いします。ーーありがとうございます。それでツインズ時代の同僚でもある前田健太投手とも仲がいいというふうにも伺ったんですけれども、何かこの日本に挑戦するにあたって会話などはされたんでしょうか?アストゥディーヨ選手: 来日する前にInstagramのほうでちょっと話をしたんですけど、すごく仲の良い友人という感じです。ーー何かアドバイスみたいなのは受けたりしましたか?アストゥディーヨ選手: 一緒にいた時はそこまで話できなかったんですけど、自分の聞いた話では日本の野球はすごくいいよという話は聞きました。ーーありがとうございます。それとまたオスナ選手にお聞きしたいんですけれども、とてもラーメンがお好きというふうに伺ったんですが、福岡には美味しいラーメンもたくさんあるんですが、もう召し上がったりはされましたか?オスナ投手: 本当にラーメンは大好きです。昨日、たまたま機会があったのでラーメンを食べました。でも、日本の食事は全部好きなので、これからもいろいろと試していきたいなと思ってます。ーーこちらのラーメンは美味しかったですか?オスナ投手: 美味しい。ーーちなみにアストゥディーヨ選手はラーメンはまだ召し上がっていないですか?アストゥディーヨ選手: まだです。ーー本当に福岡には美味しいものがたくさんあるとは思うんですけれども、こちらにいらっしゃって何かこれを食べておいしかったというのは何かありますか?アストゥディーヨ選手: まずは、いろいろ食べてみないといけないかなというところですね。でも、美味しいものがあるんだろうなと思ってます。ーーありがとうございます。本当に多くのファンが優勝に向けて期待してるとは思うんですが、最後にそれぞれお二人からファンへ向けて一言メッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。アストゥディーヨ選手: 自分から言えることは、全力で応援していただきたいなということです。それと同時に自分たちも本当に100%でプレーしていきますので、絶対にチャンピオンになって一緒に喜びたいなと思ってます。オスナ投手: 本当に応援してもらっていることには感謝しますし、自分のところにもいろいろな方からメッセージっていうのも届きましたし、皆さんに本当に今年優勝するということは約束したいと思います。>会見動画
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク1−7中日、2回戦、1勝1敗、31日、ペイペイD)中日・涌井は7回107球を投げ、今季最多の9奪三振で3安打1失点。4月26日の広島戦(マツダ)以来となる2勝目を手にした。交流戦通算26勝目でヤクルト・石川の27勝に次ぐ歴代2位タイに。「シンカー、チェンジアップがよく、奥行きを使った投球ができた」。1カ月以上勝てなかった間、フォームなどを見直した。「これを次の登板でしっかり続けられればなと思います」。ベテランの力投でチームは5位に浮上した。
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、西武4ー0阪神、2回戦、1勝1敗、31日、ベルーナD)味方を信じ、援護を待ち続けながらマウンドで踏ん張ったが、4点目のホームを踏まれると表情をゆがめた。阪神・西勇は魔の所沢で今季4敗目。あともうひと踏ん張りが足りず、チームの連勝も止めてしまった。「何とか抑えたい、抑えたいと、その気持ちの連続だった。味方が取ってくれるまで粘りたかった」 一回、先頭の源田に左翼手前に落とされ、ノイジーの失策も絡んでいきなり無死二塁。その後、4番・渡部に中前へはじき返されて先制点を奪われると、四回には試合前時点で通算打率・385だった難敵・栗山に3球続けたスライダーを右翼席に運ばれて2点差とされた。七回には一塁線際のボテボテの内野安打から2死満塁のピンチを招き、外崎に甘く入った初球のスライダーをとらえられてさらに2点を失い、交代が告げられた。「最後(七回は)、攻めた結果だったので仕方ないことやし、僕の粘り負け」三者凡退は六回のみ。それ以外は毎回走者を背負いながらも粘ったが、球数が100球を超えた七回の正念場で痛打を食らった。6回⅔を投げ、8安打4失点(自責3)。ベルーナドームではオリックス時代を含めて通算8試合で0勝5敗、防御率6・19と15年間でいまだ白星なし。かつて「(雰囲気に)飲まれることもあった」と話していた苦手の球場で自身通算100敗目を喫した。岡田監督は「(七回を投げ切って)2点でいったらなあ、ちょっと(試合展開も)分からんかったと思うけどなあ」と話した。チームは19勝5敗で5月を終えたが、その中で西勇は2敗。右腕は波に乗り切れない状況に「自分の試合に対しての流れ、リズムが来ていないんで、来るまで耐えないかん」と力を込めた。「1年間戦っている中でこういう日もある。もう一個ですかね。抜けて、いい流れに自分も加われるようにいきたい」しっかりと反省しつつも下は向かない。自分にも流れが来ると信じ、チームを勝たせる投球をするだけだ。(織原祥平)
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、西武4ー0阪神、2回戦、1勝1敗、31日、ベルーナD)体重115キロに吹っ飛ばされても、71キロの阪神・近本はド根性で立ち上がった。
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、楽天3−1DeNA、2回戦、1勝1敗、31日、楽天モバ)楽天・田中将大投手(34)が7回1失点で、4月14日のソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)以来となる3勝目を挙げた。「ふがいない投球が続いていたので、何としても勝つという気持ちだった。(勝てない期間は)しんどかったです」丁寧に低めに集め、一、二、四、七回はいずれも三者凡退に。21個のアウトのうち半分以上を内野ゴロで奪った。六回にソロを浴びて同点とされたが、リードを許さなかった。最速148キロを計測。5三振を奪い、4安打に抑えて92球で締めた。 ベテランの奮闘に応えて、打線は七回に勝ち越し、勝利投手の権利をプレゼント。酒居、松井裕が無失点でつないだ。石井監督は「将大がしっかり引っ張って、かなりいい投球をしてくれた」と絶賛した。2021年の日本球界復帰後では初の交流戦勝利。交流戦通算22勝とし、単独8位に浮上した。日米通算200勝まで7勝と迫った。競馬を愛する男は、くしくも28日の日本ダービーの夜に、発起人となって決起集会を開いた。大黒柱の号令に全選手が集結。「(コロナ禍の制限が解けて)選手同士で食事に行けるようになり、すごくいい時間になった。交流戦優勝を目指してやっていく」という田中将がチームの結束を強めた。(広岡浩二)
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、西武4ー0阪神、2回戦、1勝1敗、31日、ベルーナD)阪神・大山悠輔内野手(28)が冷静な判断と素早い守備で失点を防いだ。0−2の七回1死一、三塁で源田がセーフティースクイズを仕掛けたが、猛ダッシュで捕球するとバックトスで本塁への生還を防いだ。「グラブトスできる距離ではないですし、あそこは1点とられてしまったらいけない場面。シミュレーションはもちろんしていた」と胸を張った。三回には川越のゴロをファンブルし失策となったが、「先頭打者だったので、あの場面は西(勇)さんに助けてもらいました」と先輩に感謝した。
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、日本ハム5−2ヤクルト、2回戦、日本ハム2勝、31日、エスコン)主導権を握られ、反撃するも離され、白星はまた逃げていった。ヤクルトは1分けを挟んで泥沼の12連敗で、借金は今季ワーストを更新する13。中日が勝利したため、高津臣吾監督(54)にとっては就任1年目以来となる最下位に沈み、反省の弁を述べた。「つながりが悪いというか、全体的に歯車がかみ合わないというか、うまく回っていない。チームなので、組織なので。そこをしっかりまとめていかなきゃいけないと強く思っています」 これが、リーグ連覇を達成したスワローズなのか。投打に粘りはなく、なすすべなく敗れた。先発の高卒5年目右腕・市川が三回まで毎回1点ずつ失い、序盤で日本ハムに流れを渡し、呼び戻せなかった。頼みの打線は、今季初めて正遊撃手の長岡を外し、同期で同学年の武岡を起用。体調不良だった青木も戦列に戻ったが、三回に浜田の左中間適時二塁打、終盤の八回に内野ゴロの間に1点を返すのがやっとだった。「投げる方も、打つ方も、走る方も守備も全てにおいて積極的にプレーすることがすごく大事」と指揮官。1つの勝利に貪欲になって戦うしかない。(赤尾裕希)
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、ロッテ4−7巨人、2回戦、1勝1敗、31日、ゾゾマリン)これぞ巨人の4番だ。
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、西武4ー0阪神、2回戦、1勝1敗、31日、ベルーナD)K、K、K−。自分への歯がゆさを包み隠さなかった。「7番・DH」で出場した阪神の高卒2年目、前川は全3打席で三振。2試合連続でスタメン出場を果たすも、プロ初安打はならなかった。「悔しかったです」1軍投手の変化球に翻弄された。0−1の二回2死。右腕・本田のチェンジアップにバットが空を切った。四回2死一、二塁。一打同点の好機では外角低めのボール球のチェンジアップにバットが止まらず。さらに、2点を追う六回2死二塁でティノコのスライダーに空振り三振。八回2死一塁では代打・渡辺諒を告げられ、打席に立たせてもらえなかった。 ウエスタンで打率・360、2本塁打、15打点と結果を残したことが評価され、5月30日に初の1軍昇格。20歳の大砲候補は「今までやってきたことを信じて、自分の打撃スタイルを変えずにしっかり挑んでいきたい」と意気込んでいたが、現実を思い知らされた。岡田監督は「そんなん(1軍は)初めてやから。みんなが踏む第一歩やんか。別に、最初から打てなんか、言うてないやんか」といいつつ、実力ではなく1軍を経験させるためだったと明かした。「(勝率)5割をいったり来たりする展開やったら、思い切った選手の起用も、若いやつも(1軍で)できひんと思うけどなあ。5割ぐらいやったら、前川(を1軍に)上げてないで。そら上げていない」カード勝ち越しがかかる1日もDH制が敷かれる。プロ初安打を打ってもらいたいというのが虎将の本音だろう。前川は「難しいけど、結果を残さないといけないと思うので。結果を残せるようにしたい」と気持ちを切り替えた。きょうこそ、岡田監督の期待に応えてみせる。(三木建次)
2023年06月01日 05:00
日本ハムは31日、ヤクルト2回戦(エスコン)に5−2で快勝。「5番・二塁」で先発出場したドラフト3位・加藤豪将(ごうすけ)内野手(28)=メッツ3A=が三回にプロ初本塁打をマークすると、五回にも2打席連続のソロを放った。脇腹のけがで出遅れ、25日にようやく1軍昇格したルーキーが米マイナーで通算55本塁打の長打力を発揮。チームは2連勝で交流戦単独首位に立った。 無心でバットを振り抜いた。加藤豪が人生初の2打席連続本塁打。米国にはないお立ち台に初めて上がり、2万4973人の観衆を前に英語交じりで声を弾ませた。「フィールドでこんなに緊張したことはない。いろんな人が協力してくれたからここにいる。本当に幸せです」脇腹のけがで出遅れ、25日に1軍昇格したばかりのルーキーが米マイナー通算55発の長打力を発揮した。2―1の三回。フルカウントから市川の137キロの直球を捉えた。右中間席最前列へ飛び込むNPB1号を放ち「チームに流れを持ってくる打撃をしたいと思っていた」とクールに振り返った。勢いは止まらない。五回はカウント1−1から市川のスライダーを一閃。再び右中間席最前列へ運び「まさか2打席連続で打てるとは思わなかった」と目を丸くした。米国に住んでいた幼少期、日本ハムの試合がテレビで見られ、不思議な縁に導かれるように入団した。ドラフトで強行指名した新庄監督は自身を指差し「加藤豪将君のスカウトは誰だっけ? ハハハ」とご満悦。「何かスカウトになった気分。うれしい」と白い歯をこぼした。学生時代の好きな教科は物理。米大リーグ、アストロズなどが提唱する「背骨とバットが90度だとコンタクト率が高い」という理論を取り入れ、バットを左肩に乗せて構える理論派だ。試合中には打撃フォームを修正した。右横手投げの市川に対し、一回に二ゴロに倒れると「タイミングが合わなかったので工夫した」と2打席目以降はそれまで上げていた右足を下ろし、ノーステップ打法に変更。「(以降は)タイミングが合った」とエンゼルス・大谷も採用する打法に変え、快音を響かせた。チームは2連勝。まだ2試合消化ながら、交流戦単独首位となった。今季初の3タテへ「(1日の先発が加藤貴で)『加藤で勝とう』なので勝ちに行きます」と加藤豪。逆輸入ルーキーが米国で培ったパワーを北海道のファンに見せつけた。(加藤次郎)
2023年06月01日 05:00
セ・リーグ4位の巨人は31日、「日本生命セ・パ交流戦2023」のロッテ2回戦(ZOZOマリン)に7−4で競り勝ち、連敗を4で止めた。「2番・遊撃」で先発したプロ17年目の坂本勇人内野手(34)が、プロ野球史上初となる遊撃での通算2000試合出場を達成した。五回には7号ソロを放って打てる遊撃手としての真骨頂を発揮し、前人未到の偉業に花を添えた。金字塔を打ち立てた。坂本は試合後、記念のボードを手渡され、カメラに向かって笑った。数々の栄誉を手にしてきた男も、どこかうれしそうだった。 「遊撃(ショート)で出るのが当たり前だと思って準備をしているので。しっかりしておかないと、体もなかなかついていかない。そこは怠らないでやってきている自負もあります」長嶋茂雄、王貞治、野村克也…。レジェンドの名前が並ぶ守備位置別での通算2000試合出場に、遊撃手で初めて到達した。遊撃は体への負担が大きく、歴代2位の鉄人、鳥谷敬(元阪神など)ですら1777試合。19歳だった2008年につかんだ正遊撃手の座を守り続け、異次元の数字にたどり着いた。3―1の五回には昨季まで同僚のメルセデスから中越えへ7号ソロ。「チームが勝てたことが一番」と打てる遊撃手の本領を発揮し、自ら節目に花を添えた。西武、米大リーグなどで活躍した松井稼頭央(現西武監督)に憧れ、小学生時代から本職は遊撃手。プロ入り後、12年にはヤクルト・宮本慎也氏の自主トレに参加。14年に中日から巨人に加入した井端弘和氏を見本に研究を重ねた。名手に学び、ゴールデングラブ賞は16年の初受賞から5度も手にした。「遊撃手へのこだわりは強くある」偉業を支えるのは思い入れの強さ。昨オフ、坂本の課題はパワー不足だった。ウエートトレーニングで大きな筋肉を鍛えることで筋力は得やすいが、重点を置いたのは風船をくわえた状態で腹筋などを行うなどインナーマッスルの強化。「遊撃手をやる以上は常にいいバランスを維持しないといけない」。体重90キロ以下をキープしながらの肉体強化は守備負担が大きく、素早い動きが求められる遊撃を守り抜く意思の表れだった。チームの連敗を4で止めた坂本に、19歳だった坂本を正遊撃手に抜擢(ばってき)した原監督は「まだ振り返るのは早い。本人はまだまだ振り返っていないと思いますよ」と通過点だからこそ、大げさな称賛はしなかった。2031試合出場、2243安打とあわせてトリプル2000達成も満足はしていない。史上最高の遊撃手が目指すのは、自分自身の限界の先にある景色。人生をささげてきた遊撃の地で、誰にもたどり着けない数字を積み上げる。(谷川直之)
2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、西武4−0阪神、2回戦、1勝1敗、31日、ベルーナD)おかわりパワーで意地を見せた。
2023年06月01日 04:14
敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場■Wソックス ー エンゼルス(日本時間1日・シカゴ) エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間6月1日)、敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で2試合連発となる14号中越え2ランを放つと4回の第3打席でも右翼へ超特大の15号2ランを放った。今季初めての2打席連発でア・リーグ本塁打ランキング単独2位に浮上した。 相性の良さを見せつけた。試合前の時点で打率.444と打っていた右腕リンから初回の第1打席は中飛に倒れたが、3回1死一塁で迎えた第2打席で中堅に飛び込む打球速度107マイル(約172.2キロ)、飛距離425フィート(約129.5メートル)の14号2ランを放った。今季2度目の2戦連発を記録すると、4回1死二塁で迎えた第3打席では、今度は右翼席に超特大2ラン。 MLB公式サイトでは、自己最長記録となる飛距離478フィート(約145.7メートル)と表示されたが、その後、459フィート(約139.9メートル)に訂正された。ホワイトソックス戦はこれで通算12本目となっている。 この日は初回に、マイク・トラウト外野手が左翼へ先制2ラン。飛距離461フィート(約140.5メートル)の特大弾だった。大谷とのアベック弾は通算27度目で、今季は4戦4勝となっている。 大谷は前日30日(同31日)の同カードでは、4回の第2打席で5試合ぶりとなる中越え13号ソロを放つなど、4打数1安打1本塁打1打点だった。米通算140号に到達した。大谷のバットが量産態勢に入った。(Full-Count編集部)
2023年06月01日 03:49
敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場■Wソックス ー エンゼルス(日本時間1日・シカゴ) エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間6月1日)、敵地ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で2試合連発となる14号中越え2ランを放った。2試合連発は4月3日(同4日)の敵地・マリナーズ戦以来、今季2度目、通算17度目だ。 大谷に“らしさ”が戻ってきた。試合前の時点で打率.444と好相性の右腕リンから初回の第1打席は中飛に倒れたが、3回1死一塁で迎えた第2打席だった。初球の内角93.8マイル(約151キロ)シンカーを捉えた。中堅に飛び込む打球速度107マイル(約172.2キロ)、飛距離425フィート(約129.5メートル)の一発。ホワイトソックス戦はこれで通算11本目で、シーズン40発ペースに乗せた。敵地もどよめきが沸き起こった。 この日は初回に、マイク・トラウト外野手が左翼へ先制2ラン。飛距離476フィート(約145.1メートル)の特大弾だった。大谷とのアベック弾は今季4戦4勝となっている。 大谷は前日30日(同31日)の同カードでは、4回の第2打席で5試合ぶりとなる中越え13号ソロを放つなど、4打数1安打1本塁打1打点だった。米通算140号に到達した。大谷のバットが勢いに乗ってきた。(Full-Count編集部)
2023年06月01日 02:00
「西武4−0阪神」(31日、ベルーナドーム) 阪神は10日のヤクルト戦以来、18試合ぶりの完封負けで連勝が9でストップ。球団新記録となる月間20勝には惜しくも及ばなかったが、2位・DeNAも敗れたため、ゲーム差は依然として「6」のままとなった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ −昨日もだが、ちょっと変わった投手も多かった。 「きょうもお前、そろそろかなあと思ったら五回から(投手が)一人ずつやからなあ」 −前川の2日間のプレーを振り返って。 「いやー、そんなんもう最初から打てると思ってないよ」 −1軍レベルを見てまた今後に。 「1軍レベルて、1軍のピッチャーにそんなん初めてやから。それはみんなが踏む第一歩やんか。別に最初から打てなんか言うてないやんか」 −西勇も粘ったが。 「そうやなあ、2点じゃのう、2点でいったらなあ、ちょっと分からんかったと思うけどなあ、まあまあ、変な内野安打からなんかなあ」 −改めて5月を振り返って。 「いやそれは良かったんちゃう、そら振り返っても悪いことはないやろ」 −チームの輪郭が思った以上に早くできているのか。 「そら結果がこないしてなあ。いい結果につながっているからなあ」