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2023年06月01日 05:00
(日本生命セ・パ交流戦、楽天3−1DeNA、2回戦、1勝1敗、31日、楽天モバ)楽天・田中将大投手(34)が7回1失点で、4月14日のソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)以来となる3勝目を挙げた。「ふがいない投球が続いていたので、何としても勝つという気持ちだった。(勝てない期間は)しんどかったです」丁寧に低めに集め、一、二、四、七回はいずれも三者凡退に。21個のアウトのうち半分以上を内野ゴロで奪った。六回にソロを浴びて同点とされたが、リードを許さなかった。最速148キロを計測。5三振を奪い、4安打に抑えて92球で締めた。 ベテランの奮闘に応えて、打線は七回に勝ち越し、勝利投手の権利をプレゼント。酒居、松井裕が無失点でつないだ。石井監督は「将大がしっかり引っ張って、かなりいい投球をしてくれた」と絶賛した。2021年の日本球界復帰後では初の交流戦勝利。交流戦通算22勝とし、単独8位に浮上した。日米通算200勝まで7勝と迫った。競馬を愛する男は、くしくも28日の日本ダービーの夜に、発起人となって決起集会を開いた。大黒柱の号令に全選手が集結。「(コロナ禍の制限が解けて)選手同士で食事に行けるようになり、すごくいい時間になった。交流戦優勝を目指してやっていく」という田中将がチームの結束を強めた。(広岡浩二)
2024年04月24日 11:55
大谷翔平、ナショナルズ戦で2試合連続となる時速191キロの6号を放った
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、9回に2試合連発となる6号を放った。打球速度118.7マイル(約191キロ)は本塁打としては自己最速。ド軍でも歴代最速となった“記録的”な一発となったが、現地で観戦していた地元記者の身内は、まさかの形で見逃してしまったという。
全米野球記者協会所属のエリック・ステフェン記者が自身のX(旧ツイッター)を投稿。「私の兄弟は今夜ドジャース-ナショナルズ戦を観に行き、オオタニが本塁打を打った時に、トイレにいた。やれやれ」と痛恨のミスを“苦笑気味”に伝えた。
大谷が放った右翼席への特大の一発は打球速度は118.7マイル(約191キロ)で、飛距離は450フィート(約137.2メートル)を計測。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、打球速度は本塁打となったものでは自己最速。スタットキャスト計測開始の2015年以降でドジャースでの最速弾だという“レア”なアーチだった。ステフェン記者のご兄弟は、なんというタイミングで見逃してしまったのだろうか――。
大谷の本塁打をしっかりと見届けた米記者は興奮気味に反応。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者は「なんてこった」と仰天。米メディア「ドジャース・ネーション」は「この男は現実離れしている」、ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にもゲスト出演するブレイク・ハリス氏は、「119マイルの打球速度と、450フィートの飛距離、マジかよ」と伝えていた。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 11:50
○ カブス 7 − 2 アストロズ ●
<現地時間4月23日 リグリー・フィールド>
ア・リーグ西地区最下位に沈むアストロズは23日(日本時間24日)、敵地でのカブス戦に敗れ早くも今季4度目の3連敗。今季通算7勝17敗で借金は「10」に膨らんだ。
先発のフランスは初回、2ランと3ランを立て続けに浴び5失点スタート。2回以降は立ち直ったものの、5回5安打5失点で自身開幕3連敗となった。打線の反撃は2点止まり。この日も投打が噛み合わず、3連敗は早くも今季4度目となった。
ア・リーグ西地区3連覇中の強豪だが、エスパーダ新監督となった今季は誤算が相次いでいる。まずは、ジャスティン・バーランダー、ホセ・ウルキディ、ルイス・ガルシア、ランス・マクラーズと、4人の先発投手が開幕時点で負傷者リスト入り。バーランダーは現地19日(日本時間20日)のナショナルズ戦で復帰し今季初登板を白星で飾ったものの、依然、先発ローテの駒不足に陥っている。救援陣も実績豊富なアブレイユが防御率4.91、プレスリーは同8.31と不調。新加入のヘイダーも同8.38と不安定だ。
チーム防御率は現在ア・リーグ15チーム中ワーストの5.16。一方の攻撃陣はリーグ1位のチーム打率.263をマークしているだけに、投手整備が急務となっている。
2024年04月24日 11:36
9回に特大&爆速の6号ソロ「あんな打球を打てる選手はほとんどいない」
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2試合連続の6号ソロを放つなど4打数1安打1打点だった。チームは4-1で2連勝。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「あれは本当に見事だった」と大谷の“特大アーチ”を絶賛した。
ナショナルズ・パークに初見参の大谷が魅せた。第1打席はバットが折れ二ゴロ、第2打席は中直、第3打席は中飛、第4打席は四球だった。そして迎えた9回先頭で迎えた第5打席で、2試合連続の一発が生まれた。
右腕マット・バーンズのスプリットを完璧に捉えた。打球速度118.7マイル(約191キロ)は本塁打としては自己最速。大谷は打った瞬間本塁打を確信。グングンと伸びた打球の飛距離は450フィート(約137.2メートル)だった。これで8試合連続安打となった。21日(同22日)の本拠地メッツ戦では、松井秀喜氏を抜く日本選手単独最多の米通算176号2ラン。その余韻が残る中、177号弾をマークした。
ロバーツ監督は試合を振り返り、「言うまでもなくショウへイがバーンズから大きなHRを打った。カウント1-0でのスプリットか何かだった。あれは本当に見事だった」と称賛した。打球速度は2015年のスタットキャスト導入以降、球団最速となった。その後も、「あれはスタントンかジャッジという感じだった。2階席に届いた、トップスピンのかかったライナー性の当たりだった。あんな打球を打てる選手はほとんどいない」と仰天。「あのバットには稲妻が入っている。彼がバットを振ってコンタクトするといつでも、試合の流れを変えることができる」と頼もしい主砲に声を弾ませた。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 11:23
● ナショナルズ 1−4 ドジャース ○
<現地時間4月23日 ナショナルズ・パーク>
ロサンゼルス・ドジャースが逆転勝利で2連勝。
2024年04月24日 11:19
2試合連続HRは特大&爆速「この男は現実離れしている」
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、9回に2試合連発となる6号を放った。打球速度118.7マイル(約191キロ)は本塁打としては自己最速。飛距離も450フィート(約137.2メートル)の特大弾で、米メディアもただただ仰天した。
9回先頭で迎えた第5打席で、2試合連続のアーチをかけた。右翼スタンド上段へ打った瞬間確信の一発。グングンと伸びた打球の飛距離は450フィート(約137.2メートル)だった。これで8試合連続安打となった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者は「なんてこった」と仰天。米メディア「ドジャース・ネーション」は「この男は現実離れしている」、ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にもゲスト出演するブレイク・ハリス氏は、「119マイルの打球速度と、450フィートの飛距離、マジかよ」と伝えた。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 11:03
「2番・指名打者」で先発出場、2試合連続HRを放った
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2試合連続の今季6号本塁打を放った。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、右翼席への特大の一発は打球速度は118.7マイル(約191キロ)で、飛距離は450フィート(約137.2メートル)。打球速度は本塁打となったものでは自己最速。スタットキャスト計測開始の2015年以降でドジャースでの最速弾となり、ポストシーズンを含み、スタットキャスト計測史上で12位タイとなった。
ワシントンDCにあるナショナルズ・パークに初お目見えとなった大谷が魅せた。2点リードで迎えた9回無死の第5打席で相手右腕のスプリットを捉え、右翼席に運んだ。21日(同22日)の本拠地メッツ戦では、松井秀喜氏を抜く日本選手単独最多の米通算176号2ラン。その余韻が残る中、177号弾をマークした。これで本塁打を打った球場は、24球場目となった。
22日(同23日)時点で、打率は両リーグトップの.368(95打数35安打)。これで連続安打は8に伸びた。安定感に加え、本塁打も量産態勢に入ってきた。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 11:00
本塁打王と2度目のMVPに輝き、プロスポーツ史上最高となる総額7億ドルで、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平。名実ともに史上最高の野球選手は、どこまで進化を続けるのだろうか?
【写真】「何なんだ今の質問は?」“まさかのイラつき”を見せたことも…会見中の大谷翔平を写真で見る
ここでは、野球の母国・アメリカの記者たちが「大谷翔平」について語った『米番記者が見た大谷翔平 メジャー史上最高選手の実像』(朝日新書)より一部を抜粋。
アメリカの日刊紙『ロサンゼルス・タイムズ』のスポーツコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス氏と、アメリカのスポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』の記者、サム・ブラム氏、アメリカ在住の日本人ジャーナリスト・志村朋哉氏の3人が、大谷翔平の素顔について語った内容を紹介する。(全2回の1回目/2回目に続く)
大谷翔平 ©文藝春秋
◆◆◆素の大谷翔平
トモヤ クラブハウスなどフィールド外での大谷選手について、印象に残っているエピソードはある?
サム 彼がどんな人間で、どんなことを考えているのか、ほとんど明かしてくれないのは、逆に彼を興味深い人間にしている。多くのファンが大谷の人間性について何も知らないのは、彼がいかにメディアと話したり関わる機会が少ないかということ。でもファンの人たちは、大谷のプレーを見られれば、それで満足している。あれだけの活躍をしていれば、メディアに話そうが話すまいが関係ないからね。アンソニー・レンドーンのように怪我をしてほとんどプレーしていない選手の場合は、何も語らなければファンも気にするけど。
エンゼルスを取材していて気づいたのは、いかに大谷がチームメイトに愛されているか。普通、大谷のようにメディアに対応しないで、代わりに周りが毎日のように大谷についての質問ばかりを受けるような状況だったら、嫌がる人も出てくると思う。でも、エンゼルスでの大谷に限って言えば、そんなことはなかった。それだけ周りが彼に敬意を持っているんだと思う。フィールドやベンチでの様子を見ていると、大谷はいつもジョークを言って楽しそうにしている。
記者への接し方についていえば、彼は軽い挨拶をするような時ですら、タイミングを選んでいると感じる。普段は僕らが存在すらしていないような扱いだから。日本語で「こんにちは」と「さよなら」を学んで、彼が通りかかった時に使ってみたことがある。そしたら振り向いて笑い出したんだ。他の選手には近寄っていって普通に話すことができるけど、大谷はあまりにもちゃんと交流する機会がないから、そうしたわずかな人間同士としての交流にも感動したよ。大谷は選手なんかには普通の人として接するけど、僕らメディアとは、よほどのことがないと交流しようとはしない。
だからこそ彼が接してくれた時は感動した。職業柄、普段から近くにいる野球選手を見て緊張したり特別な気持ちを抱いたりはしない。でも大谷が僕の「さよなら」という日本語を聞いて、「パーフェクト」と言った時は、「よし、彼を感心させたぞ!」と喜んだよ。
大谷は謎めいていて理解するのが難しい。でも、彼の些細なやりとりを見ていると見えてくることもある。ルーカス・ジオリートがエンゼルスに移籍した時に、2人とも同じくらいの身長で、大谷がジオリートの身長を当てようとしているのを見た。確かジオリートが少し高かったのかな。セントルイスでラース・ヌートバーに聞いた話なんだけど、彼が大谷に「ランチを食べに行かないか」とテキストメッセージを送ったら、大谷は「寝ている」と答えたんだって。可笑しかったよ。だって、テキストメッセージに返信したってことは、起きているんだから。
大谷は遠征中は外出はしないみたい。バスでホテルと球場を行き来するだけ。人目につきたくないんだろうね。たとえ一緒にWBCを戦った仲間とのランチでさえ。野球界の数少ないスーパースターの1人だから仕方ない。その後、大谷とヌートバーは結局、どこかで会ったとは聞いたけど。会見で「何なんだ今の質問は?」と…
ディラン 大谷はユーモアのセンスがあると思う。彼の会見は、まずは現地メディアによる英語での質問に答えてから、日本メディアからの日本語での質問に移る。僕は日本メディアの会見にも残ってやりとりを聞くんだけど、質問内容が違って面白いんだ。
日本の記者は技術的なことを細かく聞く。たとえば、「いつもより手の位置が3センチくらい下がっているように見えましたけど」とか。そういう質問が5、6個続いた後に、ちょっと変わった質問をするようにしているんだ。彼がどう反応するかを見たいから。
カブスがアナハイムに遠征に来た時に、鈴木誠也が「野球を教えてって言っても全然教えてくれない。ケチ谷って呼んでいます」と言っていたから、大谷に「鈴木選手がケチ谷って呼んでましたけど」と言うと、笑いながら「人に教えられるほど、良いバッティングはできていない」みたいなことを答えた。でも、表情とか声のトーンから、ユーモアを理解しているなと感じた。通訳の一平をいじるのも好き。一平が兜を被った時に、似合ってないみたいなことを言ったり。時々、そういうお茶目な面を見せる。
笑った表情が良いというのもポジティブな印象を与えていると思う。それにすごく礼儀正しい。攻撃的になることもない。オールスターゲームの時に、多くの記者が、シーズン後にフリーエージェントになることについて聞いていた。僕もそれに関して直球でその質問を投げかけてみた。その時は聞こえなかったんだけど、あとで音声レコーダーを聞いてみたら、「何なんだ今の質問は?」と呟いているのが記録されていたよ。彼をイラつかせていたことに全く気付かなかった。
日本人選手は、日本メディアと奇妙な関係にあることが多い。彼らは、母国でどう見られているかの方が気になるから。たぶん僕やサムのようなアメリカの記者が英語で何を書いているかは気にしていないと思う。日本語の記事は、日本で友達や家族も読んでいるから、日本の記者とはちょっと緊張した冷たい関係があるんだと思う。日本の記者たちは、試合中のカメラに映し出される大谷の感じが、自分たちへの態度に比べて、いかに温かみがあるかをいつもジョークにしている。
〈「イッペイが『大谷に入れないとボコボコにするぞ』って」アメリカ人記者が明かす、大谷翔平と水原一平が築いていた“特別な関係”〉へ続く
(サム・ブラム,ディラン・ヘルナンデス,志村 朋哉/Webオリジナル(外部転載))
2024年04月24日 10:57
◆ 大谷翔平が2戦連発の6号ソロ
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間23日のナショナルズ戦に「2番・指名打者」でフル出場。
2024年04月24日 10:56
「2番・指名打者」で先発出場、2試合連続HRを放った
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2試合連続の6号ソロを放つなど4打数1安打1打点だった。チームは4-1で2連勝となった。
ナショナルズ・パークに初見参の大谷が魅せた。9回先頭で迎えた第5打席で、2試合連続のアーチをかけた。21日(同22日)の本拠地メッツ戦では、松井秀喜氏を抜く日本選手単独最多の米通算176号2ラン。その余韻が残る中、177号弾をマークした。これで本塁打を打った球場は、24球場目となった。
打球速度118.7マイル(約191キロ)は本塁打としては自己最速。大谷は打った瞬間本塁打を確信。グングンと伸びた打球の飛距離は450フィート(約137.2メートル)だった。これで8試合連続安打となった。
第1打席はバットが折れ二ゴロ、第2打席は中直、第3打席は中飛、第4打席は四球だった。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 10:35
「2番・指名打者」で先発出場、2試合連続HRを放った
■ナショナルズ ー ドジャース(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2試合連続の今季6号本塁打を放った。これで8試合連続安打。大谷のバットが止まらなくなってきた。
ワシントンDCにあるナショナルズ・パークに初お目見えとなった大谷が魅せた。2点リードで迎えた9回無死の第5打席で相手右腕のスプリットを捉え、右翼席に運んだ。打球速度は118.7マイル(約191キロ)で、飛距離は450フィート(約137.2メートル)。打球速度は本塁打となったものでは自己最速。スタットキャスト計測開始の2015年以降でドジャースでの最速弾となり、ポストシーズンを含み、スタットキャスト計測史上で12位タイとなった。
21日(同22日)の本拠地メッツ戦では、松井秀喜氏を抜く日本選手単独最多の米通算176号2ラン。その余韻が残る中、177号弾をマークした。これで本塁打を打った球場は、24球場目となった。
22日(同23日)時点で、打率は両リーグトップの.368(95打数35安打)。これで連続安打は8に伸びた。安定感に加え、本塁打も量産態勢に入ってきた。昨季のキングが、いよいよ無双ムードに突入だ。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 10:30
「DeNA1−1阪神」(23日、横浜スタジアム)
阪神は息の詰まるようなゲーム展開を乗りきった。九回から4イニング連続のサヨナラ危機。木浪の好プレー、坂本の好送球、そしてリリーフ陣の頑張りに岡田彰布監督は「負けへんのが一番ええわ」と言った。
試合後のベンチの表情を見ても価値ある引き分けだった事実は分かる。試合序盤はDeNAの先発・ジャクソンに苦しんだ。初対戦の際は高めのストレートに手こずった。この日は各打者が目付を低めに置いていたのか、ボールを見極める姿勢が感じられた。六回途中で交代するまで102球を投げさせ、森下の左翼線二塁打に相手のミスが重なった好きを逃さず、中野が一塁から一気にホームインした。
以降はリリーフ勝負になって打線は停滞。逆に阪神は九回1死二、三塁、十回は1死二塁、十一回は2死二塁の場面をしのいだ。最終回は2死一、三塁だったが、岩崎が度会を3球三振に仕留めた。九回は木浪が好プレーで一塁へヘッドスライディングを繰り出した山本をアウトにした。十一回は捕手・坂本が二塁走者の牧が飛び出した瞬間を見逃さず、二塁へ好送球してタッチアウトにした。
「しのいでしのいでの引き分けやからな。まあそれはやっぱりピッチャー陣の頑張りやで。引き分け言うことはブルペン陣の頑張りやからな」と語った指揮官。その上で「負けへんのが一番ええわ」とドローの価値を強調した。その理由はチームが抱える貯金にある。
長いペナントレースを戦う上で、引き分けの数は最終的に大きく物を言う。それは優勝を勝ち数ではなく勝率で決めるためだ。貯金を持っているチームにとって、引き分けは1勝に近い価値がある。特にこの日はワンチャンスをモノにして追いつき、リリーフ陣がサヨナラのピンチをしのぎきったゲームだった。
逆に借金を抱えるチームは引き分けでは許されない。勝利数を重ねないことには上位に進出できないからだ。デイリースポーツ評論家時代、岡田監督はペナントレースの特徴として「貯金を持っているチームにとって、負ければ勝率は下がるけど、引き分けなら試合前の勝率を維持できる。だから“勝ちに等しい引き分け”になるんよ」と解説していた。
「最終的にはAチームの方が勝利数は多いけど、引き分け数の違いで、2勝少ないBチームが優勝してしまう可能性も十分にあるよ。一方でスタートダッシュに失敗したチームはちょっと苦しい戦いを強いられる。借金を抱えたチームは、引き分けではアカンから勝ちにいかないといけない。何とか白星を手にしたいから、1点ビハインドのゲームでセットアッパーやクローザーを投入するケースが増えてくる。それで逆転できずに負けると、チームにダメージが残って後々に響いてくる。逆に貯金を持っているチームはそういう起用をしなくてすむから、ダメージを残すことなく戦っていけるんよ」
もちろん阪神にとって、好投した村上に勝ちをつけてあげることが最高のゲームだっただろう。だが苦しいビジターのゲームで引き分けに持ち込み、貯金「3」を維持した。10戦連続2得点以下の際も4勝4敗2分けで乗り切り、打線の状態が上向いたことで先週の5勝1分けが生まれた。
そして週頭の一戦、雨の横浜スタジアムで発揮した負けない強さ−。「だから前のヒット出えへん時のような状態やんか。でもやっぱり負けんかったいうのが大きいわな」と指揮官。球団史上初の連覇へ、シーズン終盤に大きな意味を持つゲームになるかもしれない。(デイリースポーツ・重松健三)
2024年04月24日 10:14
● レイズ 2−4 タイガース ○
<現地時間4月23日 トロピカーナ・フィールド>
デトロイト・タイガースが逆転勝利で3連勝。
2024年04月24日 10:12
フィールド外での収入(副収入)は約101億円と予想
ドジャースと10年7億ドル(約1078億円)の契約を結んだ大谷翔平投手が、グラウンド外でも大金を動かしている。22日(日本時間23日)には、野球などの弾道測定分析デバイスを展開する「ラプソード」社がテクノロジーアンバサダーに就任したと発表。また同日には、ドジャースが100円ショップ大手のダイソー(株式会社大創産業)と複数年契約を結ぶなど、プレー以外でも経済を大きく動かしており、米メディアも“大谷ビジネス”に大注目だ。
ラプソードは投球と打撃の高精度なデータをリアルタイムに計測することが可能。近年はNPB球団も導入している。同メディアは「この会社の本社はセントルイスにあり、日本にもオフィスがある。オオタニはラプソードのマーケティング活動において、世界的なブランドの顔となる」と紹介した。
同メディアは、大谷のフィールド外での収入(副収入)は今年6500万ドル(約101億円)になるだろうと予想。これは球界で2位のブライス・ハーパーの700万ドル(約10億8000万円)の10倍近い額となっている。
昨シーズンを終えた後もディップ株式会社や株式会社コナミデジタルエンタテインメントのアンバサダーに就任するなど、スポンサー契約やCM出演は増え続ける一方。2024年シーズンが始まっても、とどまるところを知らない。
今季開幕時には元通訳・水原一平容疑者のスキャンダルもあったが、「それでもシーズン開幕以来、ラプソードを含むいくつかの新しいエンドースメント契約が結ばれ、ショウヘイのビジネス面は繁栄を続けている」と、問題による影響は少ないと指摘した。(Full-Count編集部)
2024年04月24日 10:00
○ 巨人 2 − 0 中日 ●
<4回戦・ひたちなか>
23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた野村弘樹氏が、左飛に打ち取られるも巨人・萩尾匡也の第3打席を絶賛した。
第2打席にレフト前に適時打を放った萩尾は1−0の7回一死走者なしで迎えた第3打席、中日先発・小笠原慎之介が1ボール2ストライクから投じた4球目のインコースストレートを打ち返すも左飛に倒れる。
野村氏は「結果はフェンス前で捕られましたけど、うまく打ちましたよ、これは。若い選手とは思えない左肘の使い方。坂本勇人を彷彿するくらいのインコースのさばきですね。今のはうまさを感じましたよね」と称賛した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年04月24日 09:19
◆ 前田健太に今季初勝利の権利
デトロイト・タイガースの前田健太投手(36)が現地時間23日のレイズ戦に先発登板。5回無失点で今季初勝利の権利を持って降板した。
今季5戦目の前田は初回、先頭打者ディアスを遊撃手ハビエル・バエスの失策で出塁させると、2番パラシオスは捕手の打撃妨害。不運な形でピンチを背負ったが、3番ロサリオを捕邪飛、4番アロザレーナを併殺打に仕留め、課題の初回を無失点で切り抜けた。
2回裏は、6番ラミレスの完全に打ち取った一塁線の打球を前田が処理するも、送球が打者走者に当たって内野安打。またしても不運な出塁を許したが、連続三振を奪ってイニングを終えた。
1点の援護を受けた3回裏には、二塁手コルト・キースの失策で先頭打者を出し、盗塁で無死二塁。次打者の一ゴロの間に三塁へ進まれたが、後続を打ち取り、ピンチを脱した。
4回裏は2三振を奪って三者凡退。5回裏には二死一、二塁のピンチを迎えたが得点は許さず、この回限りで降板。5回88球を投げて3安打、5奪三振、無失点の好投で勝利投手の権利を持ってブルペン陣にバトンパス。試合はタイガース1点リードで6回裏に入っている。