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2024年02月23日 08:26
現地2月22日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ第2レグで、上田綺世が所属するフェイエノールトが、昨シーズン準優勝のローマと対戦。PK戦の末に敗れた。 ホームでの第1レグを1−1で終えていたフェイエノールトは、5分に主砲サンティアゴ・ヒメネスのゴールで先制したものの、15分に被弾。その後は延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入した。 その一番手を任されたのが、78分からヒメネスに代わってCFに投入された上田だった。先攻のローマがきっちり決めてプレッシャーが掛かるなか、左下に冷静に決めてみせた。 【画像】一番手で冷静にPKを決める上田綺世 これには、SNS上で「PKの一番手任せられるの凄いな」「やっぱPK上手すぎる」「しっかり逆をついてPK決める、一番手でも冷静でした」「シュート上手いなやっぱり」「超絶ブーイングの中で一番手の上田綺世は冷静に決めた」「一番手の責務をしっかり果たした」といった声があがった。 だが、フェイエノールトは続く2人目に続いて、3人目のイラン代表アリレザ・ジャハンバフシュ――アジアカップ準々決勝の日本戦で決勝点となるPKを決めた選手だ――も失敗。全員が決めたローマに2−4で敗れている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年12月13日 23:40
マンチェスター・シティはペップ・グアルディオラ監督就任以降、CBに大金をかけてきた。現在、万全な状態であれば、ジョン・ストーンズ、ネイサン・アケ、ルベン・ディアス、マヌエル・アカンジ、ヨシュコ・グヴァルディオルの5人がCBでプレイすることができる。
しかし、ストーンズとアケは負傷での離脱が多く、今季は過密日程の影響でアカンジも戦列を離れていることが多い。そこでシティは今後の移籍市場で新たなCBを獲得したい考えがあるようだ。ターゲットはエヴァートンのジャラッド・ブランズウェイトやニューカッスルのマーク・グエイで、どちらも20代前半と若い。
とはいえ、ここに新たなCBが加われば6人となり、流石にそれは多すぎる。そこで既存CBの売却をシティは進めたいと考えており、そこで名前が浮上したのがルベン・ディアスだ。『Team Talk』が報じている。
2021年にベンフィカからやってきたCBで、シティではどのCBよりも安定して出場機会を得ている。キャプテンシーがあり、後方からチームを支えることができる。シュートブロックを得意としており、2-2とドローに終わったクリスタル・パレス戦ではディアスが何度も体を張ってピンチを防いでいた。
同メディアによると、ポルトガル代表DFの獲得に関心を寄せているのはチェルシーで、ディアス本人はシティでの戦いに集中しているものの、他のトップクラブでプレイする選択肢を決して除外していないという。
2024年12月13日 23:00
レアル・マドリードやACミラン、イングランド代表を率いた経験があるファビオ・カペッロ氏はマンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラを痛烈に批判した。
現在ペップ率いるマンチェスター・シティは絶不調だ。公式戦直近10試合の戦績は1勝2分7敗となっており、シティの監督就任後、最も厳しい時期をペップは過ごしている。チームの心臓であるロドリをはじめ、主力選手の怪我やコンディション不良による影響も大きいが、改善の兆しが見えないことでペップへのプレッシャーも高まっている。
そんななか、CLリーグフェーズ第6節のユヴェントス戦(0-2)の前に「Sky Sport Italia」にて、カペッロ氏はペップについて次のように語っている。
「グアルディオラは偉大な監督だが、あまりにも傲慢で僭越すぎる。時には、勝者は選手ではなく自分だと証明したかったためにビッグマッチで主力選手をチームから外し、トロフィーを失ったこともあった。私の見解では、あれは彼のチームからスポットライトと名誉を奪おうとする試みだった」
このカペッロ氏の発言を受けて、英『Daily Mail』は20-21シーズンのCL決勝での出来事を語っているのではないかと推測している。チェルシーとの決勝戦となったこの試合、ペップはフェルナンジーニョとロドリをベンチにおき、イルカイ・ギュンドアンをアンカーで起用したのだ。結果的にこのサプライズ采配はうまく機能せず、シティはチェルシーに0-1で敗戦。当時、ペップの奇策には疑問の声が多く寄せられた。
その他にも度々ビッグマッチで奇策を試みてきたペップだが、考えすぎた戦術がうまくいかないことも多々あり、カペッロ氏はペップのプライドが高すぎる故に見誤ることがあることを言及しているようだ。
脆い守備や迫力のない攻撃など今のペップ・シティは多くの問題を抱えているが、若手を思い切って使うなど一向に変化が見られないことも気になるところ。週末にはマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを控えているが、ペップにこの大一番で勝利する策はあるのか、シティの戦いぶりに注目だ。
2024年12月13日 23:00
日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催する『JPFAトライアウト』が11日、12日に開催された。今季契約満了を言い渡されたJリーガーたちがピッチ上でスカウトにアピールした。はい上がっていくキャリア
今季はJ2栃木SC(来季J3)からJ2ジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍をしていたGK青嶋佑弥は11日の部に参加。25歳の退団リリースは事前に発表されていなかったため、両チームへの感謝の言葉をトライアウト会場で口にした。
「僕がプロになるきっかけを与えてくれたクラブが栃木SCですし、ジェフさんは(プロ)3年目の僕のことをチームに呼んでくれた。その2チームに対してはものすごく思い入れがありますし、ずっとチームのために戦いたいという気持ちでした」
2022年に名門・明治大から栃木に加入した。厳しい環境で培ってきた経験を武器に夢のプロキャリアをスタートしたが、目標としていたリーグ戦出場はかなわず。活躍の場を移した千葉でも公式戦出場を果たせなかった。
第3、第4GKとして練習に打ち込んだ日々を、トライアウトで発揮しようと奮闘した。3分程度のミニゲームを4本と、約25分の紅白戦2本という限られた時間で見せた急造チームの仲間を鼓舞する姿や身体能力を生かしたセービングは、この1年間でより磨かれた青嶋の武器だ。
「自分自身の技術や一つ、一つのプレーにおけるクオリティを上げていくことにフォーカスしてやってきた1年でもありました。去年、栃木にいた自分と比較したときに、成長できていると思います」と胸を張った。
25歳は自身のサッカー人生を「はい上がっていくキャリア」だと考えている。
「栃木SCにプロサッカー選手として呼んでもらえたわけですが、いま思えば『拾ってもらった』という表現が正しいのかなって…。明治大学という伝統のある強豪でプレーさせていただきましたし、当時は『プロサッカー選手になれるだろう』という自信もありました。でも僕は全然実績もないですし、はい上がっていくプロキャリアを歩むことになると気づき始めました」
千葉ではJ2得点王のFW小森飛絢(ひいろ)らのシュートを浴び、世代別日本代表にも選ばれたGK藤田和輝らゴールキーパー陣とポジションを争った。自信を打ち砕かれた3年間だったが、その経験が必ず生きると信じている。
「ジェフに来たことがすべてだと思います。千葉の選手たちと日々生活していく中で、自分の意識は必ず改めないといけないと思いました。その変化を大事にしながら、これからやっていくことで自分自身は評価されていくと思っています」
「3年前と同じですね。拾ってもらう立場です」とカテゴリーにはこだわらない。幼いころからの夢だった選手としてのキャリアを、これからも続けていく覚悟だ。
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「プロサッカー選手という職業はそういうものです」と25歳のサッカー人生は終わらない。青嶋は「どんな道でも元気にやっていく自信はあるので、そこだけは安心していただきたい」とリリースが出ていないことを心配するサポーターに呼びかけた。栃木、千葉で培った経験を糧に、次の舞台で力強くはい上がる。
(文・浅野凜太郎、写真・郄橋アオ)
2024年12月13日 22:35
東南アジア最強を決める大会『2024 AFF三菱電機カップ』が8日から東南アジア各地で開催され、各地でプライドをかけた熱戦が繰り広げられている。
2024年12月13日 22:30
今夏はアーリング・ハーランドの控えやロドリの負担を減らせるMFの獲得の必要性があったものの、最低限の補強で夏のマーケットを終えたマンチェスター・シティ。多くのポジションで怪我人が続出したことで、この判断がミスであったと各地で批判されており、実際に直近10試合で1勝しか挙げられていない異常事態に陥っている。
『Daily Telegraph』によると、シティはこの状況を打破すべく、今冬と来夏で合計4から6人を獲得する大型補強を画策しているようだ。獲得資金については問題なく、ここ6年で4億6000万ポンド以上の売り上げを作っており、手元に使えるキャッシュは十分すぎるほどにあるという。
現状補強がマストなのは、中盤とストライカー、最終ラインの3つのポジションだろう。
中盤で候補に挙がっているのは、ニューカッスルのブルーノ・ギマランイス、レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディ、アタランタのエデルソンあたりで、可能性が高いのはギマランイスだという。ニューカッスルはPSRに違反しないために主力を売却する必要がある。残りの2人はクラブが今冬に同選手を放出するつもりがなく、引き抜きは難しいとされている。
ストライカーはこれといった報道がなく、セルティックの古橋亨梧が再びターゲットとなるのだろうか。
最終ラインはSBの獲得報道が盛んで、元シティで現在はレヴァークーゼンにいるジェレミー・フリンポン、ユヴェントスのアンドレア・カンビアーソの名前が挙がっている。
巻き返しに向けて大型補強を目指しているシティ。近年は冬にほとんど動かないクラブだったが、2018年の冬にアスレティック・ビルバオからアイメリック・ラポルトを5700万ポンドで引き抜いたような大きな動きが今冬にはあると予想されている。
2024年12月13日 22:10
10日にチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節でディナモ・ザグレブとアウェイで戦い、スコアレスドローに終わったセルティック。しかし一息ついている暇はなく、この週末には国内最大のライバルであるレンジャーズとのスコティッシュ・カップ決勝が控えている。
それを前に地元メディア『The Celtic Star』は中盤の編成が悩ましいと取り上げており、日本代表MF旗手怜央の状態に注目している。
旗手のテクニックはセルティックでもトップクラスにあり、今季はCLライプツィヒ戦、今月4日に行われたアバディーンとの首位攻防戦で得点を記録するなど、ここぞの場面で決定的な働きを見せている。
しかし、やや安定感を欠いているのも事実。好不調の波があり、今回0-0で終えたザグレブ戦も評価はあまり高くない。週末のレンジャーズとの決勝へ向け、旗手が100%のパフォーマンスを発揮してくれるのか同メディアは不安視しているのだ。
中盤ではアルネ・エンゲルス、ルーク・マッコーワン、パウロ・ベルナルド、カラム・マクレガーなど他にも選択肢がある。旗手もスタメンが確約されているとは言い切れないのだ。
「ザグレブ戦を終え、中盤では再び議論が起きている。旗手はライプツィヒ戦、アバディーン戦での決定的なパフォーマンスがあった一方で、ザグレブ戦のように良くないパフォーマンスもあり、彼から何を得られるか分からない。旗手は安定したパフォーマンスを発揮することが課題だ」
「今季のセルティックはシーズンを通して中盤をローテーションさせているが、マッコーワンの台頭によって旗手の地位が脅かされているのは間違いない。週末のレンジャーズ戦では特別なパフォーマンスが期待される。いつも通り、旗手がどんな出来栄えになるかは本人しか分からない。ザグレブ戦ではなく、ライプツィヒ戦で見せたバージョンになることを願うのみだ」
好調時は欧州の強豪相手にも違いを違いを生み出せる。安定感を身につけることは日本代表でのポジション争いにも影響してくるはずだが、週末のレンジャーズ戦では最高の輝きを放てるか。
2024年12月13日 22:00
現在スタッド・ランスを牽引している伊東純也、中村敬斗の日本代表デュオ。
伊東の活躍に続いて今季は現在中村がブレイクしている。
今回は、同じ代表チームかつ別の国の同じクラブチームでプレーする選手たちを見ていきたい。ビリー・ギルモア/スコット・マクトミネイ
代表チーム:スコットランド代表
所属クラブ:ナポリ(イタリア)
今シーズン好調なスタートを切ったナポリ。再びのスクデット獲得を目指すチームで活躍が期待されているのが二人のスコットランド人MFだ。
今夏揃ってプレミアリーグから加入した二人は、それぞれチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドとどちらもビッグクラブ生え抜きの選手であり、共通項は多い。
ギルモアは昨季ブライトンで台頭。マクトミネイは近年クラブ以上に代表で勝負強さを見せてきた選手であり、セリエAでもここまで3ゴールとその得点力を発揮しつつある。クリスティアン・エリクセン/ラスムス・ホイルンド
代表チーム:デンマーク代表
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
転換期を迎えているマンチェスター・ユナイテッド。中でもデンマーク人選手たちの活躍はチーム上昇の鍵となるかもしれない。
昨季アタランタから高額な移籍金で加入したストライカー、ホイルンドは初年度からチャンピオンズリーグで得点を量産した。
今季もELでは5ゴールとヨーロッパのコンペティションでは活躍しており、そのポテンシャルの高さを見せている。
リーグ戦での本格的なブレイクが待たれるが、同郷のベテランプレイメイカー、エリクセンのサポートも不可欠だろう。ヴラディミール・ツォウファル/トマーシュ・ソウチェク
代表チーム:チェコ代表
所属クラブ:ウェストハム(イングランド)
近年はデイヴィッド・モイーズのもとで成功を収めてきたウェストハムだが、その中で英国人以上に印象的な活躍を見せていたとも言えるのがチェコ人選手たちだ。
いずれもスラヴィア・プラハから2020年に加入しており、中堅世代での大幅なステップアップとなった。
ただ両者共スムーズにチームにフィットし、DFのツォウファルは初年度にプレミアで7アシストをマーク。
ソウチェクは2年目にプレミアで10ゴールをマークし、指揮官好みのパワフルなプレーを活かしてMFながら得点を量産した。コーディ・ガクポ/ライアン・グラフェンベルフ
代表チーム:オランダ代表
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
これまでリヴァプールを牽引してきたのがオランダ人DFのファン・ダイクであることは言うまでもない。
ただ今後はさらに二人のオランダ人選手の活躍にも注目だ。昨季にプレミアで8ゴールをマークしたガクポはもちろん、今季のフラーフェンベルフは大きく進化を遂げた。
バイエルンからの加入初年度となった昨季は不安定だったが、今季は同じくオランダ人であるスロットが新たな指揮官に就任。中盤の底で新境地を開拓し、ここまで欠かせない戦力として活躍している。デスティニー・ウドジェ/グリエルモ・ヴィカーリオ
代表チーム:イタリア代表
所属クラブ:トッテナム・ホットスパー(イングランド)
トッテナムは以前にイタリア人SDを雇っていたこともあり、近年セリエAからの補強が多かった。
中でも二人のイタリア人代表選手はスパーズの守備陣にとって素晴らしい補強となった。
2022年にウディネーゼでブレイクしたアフリカ系の若手DF、ウドジェを獲得。サプライズだったのはその翌年に加入したGKのヴィカーリオだ。
ビッグクラブの誘いを断って「愛するクラブに忠誠を誓った選手」6名
2020年までセリエBでプレーしていた選手だが、エンポリでブレイク。現在ではイングランドでの活躍もあって、イタリア代表の正守護神の座にも近づいている。
2024年12月13日 21:40
30代に入った選手をいつまで信頼すべきなのか。
2024年12月13日 21:00
Jリーグは13日、来季の年間対戦カードを発表した。
J1リーグのオープニングマッチは2025年2月14日の金曜日で、昨年に引き続き8年連続での「明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ(金J)」スタートとなり、対戦カードはガンバ大阪対セレッソ大阪に決定。日本屈指の盛り上がりを見せる「大阪ダービー」で来シーズンのJ1リーグは幕を開けることとなった。
他にも開幕戦から注目カードが目白押しだ。2連覇を飾ったヴィッセル神戸はホームに浦和レッズを迎える。また2024シーズン2位のサンフレッチェ広島はアウェイで3位だったFC町田ゼルビアと激突。
また来シーズンより再びJ1に帰ってきた清水エスパルスは東京ヴェルディと対戦。2023年のJ1昇格プレーオフ決勝を戦ったカードとなり、因縁の対決が開幕戦で実現した。さらに同じく昇格組のファジアーノ岡山はホームで京都サンガF.C.と、横浜FCもホームでFC東京と対戦する。
2025年のJ1リーグはオープニングマッチの大阪ダービーをはじめ、開幕から好カードだらけとなった。
J1リーグ開幕戦の対戦カード
2月14日(金)
ガンバ大阪vsセレッソ大阪
2月15日(土)or 16日(日)
東京ヴェルディvs清水エスパルス
FC町田ゼルビアvsサンフレッチェ広島
川崎フロンターレvs名古屋グランパス
横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟
横浜FCvsFC東京
湘南ベルマーレvs鹿島アントラーズ
ヴィッセル神戸vs浦和レッズ
ファジアーノ岡山vs京都サンガF.C.
アビスパ福岡vs柏レイソル
2024年12月13日 21:00
最終成績
12位:12勝14敗12分、得点33/失点38(−5)スターティングイレブンチーム内 MVP
紺野和也シーズンベストバウト
16節 アルビレックス新潟 vs アビスパ福岡シーズンベストゴール
11節 ガンバ大阪戦 シャハブ・ザヘディ総評
長谷部茂利監督と過ごした最後のシーズン。集大成とも言えるシーズンでしたが、結果は12位。
しかし長谷部監督は堅守のアビスパ福岡に新たな武器を加えようと、ボールを持って攻撃を仕掛ける事に挑戦しました。
442や253など守備の陣形を微調整しながら、迎撃を作り出してショートカウンターを押し出しながら勝点を堅実に稼いでいきました。1stプレスラインの制限と誘導の方法、セントラルハーフ(以下CH)の挟撃、センターバック(以下CB)の迎撃。やはりお手本となるチームでした。
その中でも輝きを放ったのが田代雅也です。キャプテン奈良竜樹の長期離脱の穴をしっかりと埋め切り、DFリーダーとしてシーズンを闘い抜きました。
そもそも兼ね備えている対人の強さと空中戦に加えて、潰しにいくタイミングも向上しました。さらにサガン鳥栖時代と比べて、ボールを奪ったあとの配球能力も上手くなったと思います。紺野和也と並び、チーム内MVPに選びたい選手でした。
他にも長谷部監督は小田逸稀や岩崎悠人、松岡大起、重見柾斗、多くの選手たちの成長にも携わりました。スペースを守る方法やプレスの丁寧なかけ方、守備のリンクに戻り方。カウンタールートの明確化。選手たちに残したものは計り知れないものがあります。
またチームに目を向けると、ナッシム・ベン・カリファ、シャハブ・ザヘディ、岩崎悠人と攻撃方面の選手を補強。エースの山岸祐也の移籍も関係していますが、もしかすると長谷部監督は「今季は保持も積み上げる」と2024シーズンが始まる前に決めていたのかもしれません。
その兆しが見えたのがJ1第23節のサンフレッチェ広島戦です。ウェリントンの不在ということもあり、佐藤凌我がセンターフォワード(以下CF)に入ったこの一戦は、確実にサンフレッチェ広島を苦しめました。
簡単にロングパスを送り込むのではなく、佐藤凌我と紺野和也と重見柾斗の入れ替わりを使う出口で、サンフレッチェ広島のマンツーマンを剥がしていきました。また迎撃も綺麗に作り出していました。
本来の良さに新たなものを手にしようとする取り組みが見えた一戦でした。敗戦してしまいましたが、こちらもシーズンベストバウトに選びたい一戦です。
サンフレッチェ広島戦での敗戦と挑戦から勝てない、勝ち切れない時間が長く続いてしまいましたが、それでも停滞感や虚無感を感じなかったのは、チームの骨格があり、そして積み上げようとしているものがはっきり、そして具体的に見えていたからだと思います。
この積み上げで一気に力を伸ばしたのが重見柾斗です。特にチャンネルを取っていく彼のランニングはアビスパの崩しにおいて、とても重要なファクターになっていました。
残り2節で復帰を果たしたナッシム・ベン・カリファも途中出場からでしたが、インパクトのあるパフォーマンスを披露。仮に佐藤凌我とベン・カリファがシーズン頭からフルパフォーマンスを発揮していれば、、、と思わざるを得ないです。
アビスパ福岡に信念を植え付け、闘い抜く方法を提示し続けた長谷部茂利監督。アビスパ福岡の歴史に名を刻む名監督です。クラブにとっても、選手にとっても、サポーターにとっても、そして福岡という街にとっても、忘れることのできない監督になったと思います。
「J1全試合」を見た筆者が選ぶ!2024シーズンのJリーグ最強ベストイレブン
長谷部・アビスパは解体されてしまいますが、最後まで進化を続けようともがき、前進した良いシーズンだったと個人的には思います。
2024年12月13日 20:52
アビスパ福岡は13日、GK永石拓海およびFW岩崎悠人と2025シーズンの契約を更新したことを発表した。
1996年2月16日生まれで現在28歳の永石は高川学園高校や神戸大学を経て、2018年にセレッソ大阪へ入団しプロキャリアをスタートさせた。2021年に福岡へレンタル加入すると、翌年に完全移籍へ移行し、昨シーズンのYBCルヴァンカップ制覇に大きく貢献。在籍4年目の今シーズンは頬骨上顎骨複合体骨折がありながらも公式戦14試合でゴールマウスを守った。
一方、1998年6月11日生まれで現在26歳の岩崎は、2017年に京都橘高校から京都サンガF.C.に入団。2年後に北海道コンサドーレ札幌へ活躍の場を移すと、その後は湘南ベルマーレやジェフユナイテッド千葉、サガン鳥栖へのレンタル移籍を経て、今年1月に福岡に加入した。今シーズンは左ウイングバック(WB)やシャドーを主戦場に明治安田J1リーグ全38試合に出場し、1ゴール1アシストをマーク。ルヴァンカップと天皇杯では、それぞれ2試合に出場した。
福岡は2020年から指揮を執り、クラブに初タイトルをもたらした長谷部茂利前監督(現:川崎フロンターレ監督)が今シーズン限りで退任。2025シーズンは金明輝監督のもとで新たなスタートを切る。
2024年12月13日 20:44
現地時間12月5日、2025年の夏にアメリカで開催されるクラブ・ワールドカップの組み分け抽選会が行なわれた。
2024年12月13日 20:38
12月12日の夕方、PCメールに日本サッカー協会から1通のメッセージが届いた。
「【U-23日本代表】第34回オリンピック競技大会(2028/ロサンゼルス)U-23日本代表監督・スタッフについて」
10月あたりから、メディアを通じてJクラブで指揮を執る可能性が噂され、大岩剛監督が日本代表を率いる確率はかなり低いと思っていた。だが、パリ五輪世代のチームを追いかけた筆者としては、もう一度、オリンピックを目ざす戦いに身を投じて欲しい想いがあったし、心のどこかで「大岩さんなら率いてくれるんじゃないか」という期待があった。
9月初旬に行なわせてもらった、パリ五輪世代チームを率いる指揮官としてのラストインタビュー。最もマネジメント面で影響を受けたスペイン代表の事例を踏まえ、大岩監督が残した言葉に就任の可能性を感じていた。
「スペインはずっと同じ指導者が同じ年代をずっと見ている。入れ替えは少しあるけど、継続しながら年代別代表を強化している。それは一つの方法かもしれない」
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
その一方で大岩監督は、同じ人が継続して指導する難しさを痛感している。インターナショナルマッチウィーク外に開催される五輪特有の招集問題は簡単に解決できるわけではなく、スタッフの待遇面なども課題が多い。そうした複数の側面を踏まえ、「誰がやるんだろう。本当に大変だからね」とも話していた。
だからこそ、誰かがやらなければならないという思いがあったのは事実。日本サッカー界のために大岩監督が立ち上がったとも言える。
五輪代表のやりがいについて、12月13日の記者会見で指揮官は想いを口にした。
「選手が成長して、今年の5月にアジアカップを優勝してから8月のオリンピック本大会までの間も含めて、いろんなイレギュラーな出来事がありました。選手はそういう困難な状況に向かっていく時に成長する。その実感はかなり得られた。
それが喜びだったのかもしれません。先ほども言ったように、選手の成長を促すこと(がやりがい)なのかもしれませんね。それは次のロス五輪に向けて、当然私の中でひとつの成功体験。それを含めて、継続と一貫というモノを大きなキーワードとして持っていたい」
では、次の4年間で大岩監督に求められるタスクは何か。それは言うまでもなく、金メダルの獲得と選手の育成だ。だからこそ、前回大会の経験を踏まえ、“継続と一貫性”を持てるのがロス五輪世代の強みとなる。
また、今回は過去の五輪チームで率いた指揮官たちと比べ、圧倒的にチームに携わる期間が長くなった。
2016年のリオ五輪(手倉森誠監督)、2021年に行なわれた東京五輪(森保一監督)の時はオリンピック本大会が終わり、1年以上が経過したタイミングでの就任だった。大岩監督が率いたパリ世代でも2021年12月に任命され、活動期間は約2年9か月。しかし、今回のロス世代は3年6か月以上の時間がある。そうしたスパンの長さはアドバンテージになり、選手の把握もスムーズにいく可能性が高い。
今回の会見でラージグループの形成に力を入れる意向を示しており、より多くの選手を手もとに呼ぶうえで期間の長さはプラスに働く。
「パリ・オリンピックのチームでは87人の選手を招集しましたけど、100人、110人、120人にしていく作業が重要だと思う」とは大岩監督の言葉。五輪本大会では誰が呼べるか分からない。そうした問題をパリ五輪世代で味わっており、大会後の総括でも「A代表における五輪世代の分母を多くすることと同時に、A代表に漏れていても戦える五輪年代の選手がいくらでもいる状況にしないといけない」と話していた。そうした課題と向き合ううえでも、率いる期間が長い点はメリットになる。
スタッフの経験値も大岩監督にとっては心強い。GKコーチの佐藤洋平氏(現・鹿島アントラーズGKコーチ)はリオ五輪に出場したU-23日本代表などでGKコーチを担当。羽田憲司氏(現・鹿島コーチ)は大岩監督とは旧知の仲であり、パリ五輪世代から引き続き参謀役として参画する。
また羽田氏は、船越優蔵監督が率いるU-20ワールドカップ(来年9月にチリで開催予定)を目ざすU-20日本代表のコーチを兼務し、大岩ジャパンと船越ジャパンの橋渡し役も担う。今までの経験を活かしつつ、新たな取り組みにチャレンジできるのは過去の体験があるからだ。
チームの立ち上げは来年6月から7月頃を予定している。迷いはない。新たな一歩を踏み出した大岩監督の表情は、どことなく手探りの様子だった3年前と比べ、明らかに余裕を感じさせた。
日本サッカー界の未来を担う若者たちと頼れるスタッフとともに、新たなチャレンジをスタートさせる歴戦の将に期待したい。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年12月13日 20:30
フェイエノールトでプレイするオランダ代表MFクインテン・ティンバー(23)がプレミアリーグにやってくる可能性があるようだ。英『FootballTransfers』が報じている。
2022年よりフェイエノールトでプレイする同選手はアーセナルでプレイするユリエン・ティンバーの双子の弟だ。今シーズンはここまで公式戦20試合に出場し、4ゴール2アシストを記録している。
多才なクインテン・ティンバーはフェイエノールトとの契約を2026年まで残すも、今冬または来夏の移籍市場で移籍する可能性が浮上しており、現在注目を集める選手の1人。そんな同選手の獲得に興味を示しているのがトッテナムとリヴァプールだという。
リヴァプールが補強を画策しているポジションは6番であり、8番の役割で最も輝くクインテン・ティンバーは少しタイプが異なる。しかしリヴァプールの指揮官アルネ・スロットはフェイエノールトで同選手を指導しており、活かし方をよく知っているため、獲得に動いても不思議ではない。
またトッテナムは現在、アンジェ・ポステコグルー監督はテクニカルディレクターを務めるヨハン・ランゲ氏とチームの強化について話し合いを重ねており、同選手を獲得するためにイヴ・ビスマの放出も検討していると同メディアは報じている。
クインテン・ティンバーがプレミアリーグにやってくれば、双子の兄ユリエン・ティンバーとの兄弟対決も見られるが、果たして。
2024年12月13日 20:05
リヴァプールがバイエルン所属のカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスに関心を寄せているようだ。12日、イギリスメディア『アスレティック』や『ESPN』が伝えている。
現在24歳のA・デイヴィスはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロデビューを飾り、2019年1月にバイエルンへ完全移籍で加入した。以降は爆発的なスピードを武器に左サイドバック(SB)の主力として活躍。ここまで公式戦通算214試合の出場で11ゴール34アシストをマークし、ブンデスリーガやCLなど数々のタイトル獲得に貢献している。
現行契約が2025年6月末で満了となることから、去就に大きな注目が集まっているA・デイヴィス。当初は来夏の退団が濃厚と見られていたが、直近では選手側が給与面について大幅に譲歩したことで、契約延長の可能性が高まっているとも報じられている。
しかし、依然として複数のメガクラブが同選手の獲得に興味を示しているという。報道によると、かねてから関心が明らかになっているレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナに加え、リヴァプールもA・デイヴィスの動向を注視しているとのこと。同クラブを巡っては、左SBの主力を張るスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの“後継者”を探しているとの噂が挙がっているが、どうやらA・デイヴィスも候補の1人となっているようだ
契約満了まで半年を切る来年1月からは他クラブとの直接交渉が可能となるA・デイヴィス。バイエルンを含め、引き続き各クラブの動向に注目が集まる。