2024年03月28日 12:00
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏が、現役時代に行っていた奇妙なルーティーンを告白した。28日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 昨今はスポーツ界のみならず、一般の生活でも用いられる言葉となった“ルーティーン”。決まった所作や動作を繰り返すことで集中力を高め、本来のパフォーマンスを引き出す効果があるルーティーンだが、マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を築き、地元出身者として初のキャプテンに任命されたネヴィル氏には、ある特殊な習慣が存在していたという。 ポッドキャスト『Football Music and Me』に出演したネヴィル氏は、「私は現役時代、毎試合同じ色のパンツを履いていたんだ」とコメント。同ポッドキャストを運営するジェフ・シュリーブス氏から色について問われると、「白だ」と打ち明け、「同じチューブグリップ、同じテープ。理学療法士はそれをわかっていた」と様々なルーティーンを行っていたと述べている。 また、「毎試合前に選手ラウンジで同じパンツを履いて同じトイレに行ってプログラムを読む。トイレが必要ないときもあったけれど」と明かしつつ、バスの席についても細かな決まりがあったと告白。さらに、当時クラブのコーチを務めていたジム・ライアン氏からは、「マンチェスター・ユナイテッドの成功は、すべてパンツの色にかかっているというのは実に興味深い」と冗談を飛ばされたことがあったと振り返った。 細かく食生活のスケジュールを管理していたことでも知られるネヴィル氏だが、几帳面な性格は他にも様々な習慣を生み出していたようだ。
2024年04月28日 11:55
23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は27日、第31節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)はラストプレーでVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)と2-2の引き分けに持ち込み、今季無敗を46試合に伸ばした。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のハリー・ケイン(Harry Kane)はリーグ最多得点の記録に近づいている。
レバークーゼンは1-2とリードされた状態で試合終了間際を迎え、今季初黒星の危機に直面したが、後半アディショナルタイム6分にこぼれ球を拾ったロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)が同点ゴールをたたき込んだ。
チームは前週のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦でもアディショナルタイム7分に同点ゴールを決めるなど、驚くほどの頻度で終盤にゴールを奪い続け、今季公式戦を通じてアディショナルタイムに同点に追いつくか決勝ゴールを決めた試合は10回に達した。
バイエルンは2-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に勝利。ケインは2ゴールを決めて今季35ゴールとし、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2020-21シーズンにつくったブンデスリーガのシーズン最多得点記録まであと6ゴールに迫った。今季公式戦のゴール数は通算42点まで伸び、自己ベストを更新した。
5位ドルトムントは1-4でRBライプツィヒ(RB Leipzig)に敗戦。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場の最後の1枠である4位ライプツィヒとの勝ち点差は5ポイントに広がったが、ブンデスリーガには来季、チャンピオンズリーグの出場枠が5個与えられる可能性が高い。
ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)は3-0でFCアウクスブルク(FC Augsburg)を下し、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)は10人のSCフライブルク(SC Freiburg)に2-1で逆転勝利を収め、どちらも残留に大きく前進した。
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2024年04月28日 11:37
サッカースペイン1部リーグのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に所属するニコ・ウィリアムス(Nico Williams)は27日、この日行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦で、「愚かな人々」から人種差別的な侮辱を受けたと明かした。
ニコ・ウィリアムスは試合の前半、CKの準備をしていた際に暴言らしきものを耳にして審判に相談し、サポーターへの警告のためにプレーは一時中断となった。数分後にゴールを決めたニコ・ウィリアムスは、自らの腕をたたいて肌の色を示して得点を喜んだ。
ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対してニコ・ウィリアムスは、「コーナーを蹴りに行ったら、サルの鳴きまねが聞こえた。そんなに多くはない。でも愚かな人々はどこにでもいる。この状況が少しずつ変わっていくことを願っている」と述べた。
ゴールセレブレーションについて、自分を侮辱した人々への返答だと明かしたニコ・ウィリアムス。
「少し怒りを感じた。肌の色を理由に侮辱されるのは普通ではない」
アトレティコのコケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')は試合後、ニコ・ウィリアムスに対する「支援と強さ」を申し出た。
「われわれの社会にそういった侮辱をする人たちの居場所はない。アトレティコ・マドリードとファン全員はニコを支持しているし、スタジアムや社会であってはならないこうした状況に反発する」
スペインのサッカー界では近年人種差別的な事件が相次ぎ、その多くがレアル・マドリード(Real Madrid)のビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)に向けられたものとなっている。
試合は、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権が獲得できる4位につけるアトレティコが3‐1で勝利し、5位ビルバオとの勝ち点差を6に広げた。
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2024年04月28日 11:35
MLSのインテル・マイアミでプレーするリオネル・メッシ。
28日のニューイングランド・レヴォリューション戦で2ゴール1アシストの活躍を見せた。前半32分、完璧なトラップから同点ゴールを奪取。Inevitable.
Messi grabs his 8th goal of the season! 🌟 pic.twitter.com/iE0DNiKpGZ
— Major League Soccer (@MLS) April 28, 2024
後半22分にはセルヒオ・ブスケツのスルーパスに抜け出して勝ち越しゴール。 Busquets --> Messi
Just too good. pic.twitter.com/Q4yl0Qi1OO
— Major League Soccer (@MLS) April 28, 2024
そして、後半43分にはルイス・スアレスのダメ押し点をアシストしている。LUIS. SUAREZ. WOW. pic.twitter.com/coe7h5b5ll
— Major League Soccer (@MLS) April 28, 2024
メッシの活躍もあり、インテル・マイアミが4-1で勝利。
MLSによれば、36歳のメッシはMLS史上初めて5試合連続で複数得点に絡んだ選手になったとのこと。
神メッシと戦える価値!2024年にMLSでプレーする日本人5名
また、この試合には65,612人が駆けつけ、ニューイングランド史上最多の観客数を記録している。
2024年04月28日 11:00
英2部バーミンガムでプレーする三好康児は、27日の第45節ハダーズフィールド戦で今季6点目のゴールを決めた。
2024年04月28日 10:35
パリオリンピック出場を目指すU-23日本代表は、アジア最終予選も兼ねたU23アジアカップで準決勝に進出した。
25日に行われた準々決勝では開催国カタール相手に4-2で勝利。前半41分に相手GKが一発退場になるも延長戦までもつれ込む戦いになった。
フジテレビ系列の『ワイドナショー』でもこの話題をピックアック。司会の東野幸治さんから「激戦だった」と聞かれた元日本代表前園真聖さんはこう話していた。
「開催国なので、カタールは。アウェイのなかで何とか勝ちました、延長までもつれたんですけど。ただ、前半の途中で相手GKが退場になったんですよ。数的有利な試合展開にもかかわらず、なかなか点をとれない、押し込めない展開で。一時は向こうに勝ち越されて、2-1で危ない状況で何とか追いついた。ひとり少ないんですよ、相手は。
そのなかで、何とか追いつくという、ちょっと…う〜ん…だって、相手は少ないんだから、(本来なら)試合を終わらせるわけですよ、90分で。それをながーく、長くというか、トータル120分。(日本時間の)23時に始まりましたけど、もう夜中ですよ。この試合だけじゃなくて、次の試合が大事じゃないですか。次勝てば自動的にオリンピックは決まりますから。選手の疲労も積み重なるし。
(ただ、U-23日本代表の戦いは)あまり知られてないので、こういう風に取り上げてもらうのは本当にありがたいんですよ」
日本が数的有利な状況でも苦しんだことに不満があるようで、東野さんと今田耕司さんは、前園さんが珍しく怒っていると反応していた。
東野さんによれば、台本上はサッカーの話題はなかったが、「かわいそうなので温情じゃないけれど(笑)」話を振ったとか。
前園さんは「なかなか知られてないんですよ、今やっているということも。女子は出場をもう決めていますけど、男子はまだ決まっていないので」とも話していた。
U-23日本代表、U23アジア杯に招集できなかった逸材12名
なお、前園さんは1996年アトランタオリンピックのアジア予選を勝ち抜き、日本を28年ぶりの五輪出場に導いた人物でもある。
2024年04月28日 10:32
23-24イングランド・プレミアリーグは27日、第35節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はウェストハム(West Ham)に追いつかれて2‐2で引き分け、タイトル争いで致命的な打撃を受けた。
リバプールは、ハーフタイム直前にジャロッド・ボーウェン(Jarrod Bowen)に先制点を許したものの、後半立ち上がりにアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)が同点弾を決めると、さらにコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)のシュートが相手守護神アルフォンス・アレオラ(Alphonse Areola)のオウンゴールを誘発し、逆転に成功した。
しかしホームのウェストハムは77分、ボーウェンのクロスにマイケル・アントニオ(Michail Antonio)が頭で合わせ、同点に追いついた。
勝てば首位アーセナル(Arsenal)に勝ち点では並べるはずだったが、リバプールはリーグ戦ここ5試合中4試合でポイントを落としており、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の政権は不穏なうちに終わりを迎えるようだ。
1試合消化が少ないアーセナルは勝ち点2差、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)は2試合消化が少ない中で同1差をそれぞれリバプールにつけている。アーセナルは28日に宿敵トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と、シティは同日に敵地でノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)との対戦を控えている。
一方、シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)は1‐5でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に敗れ、わずか1シーズンでの2部降格が決まった。開始早々にアネル・アフメドジッチ(Anel Ahmedhodzic)が先制点を挙げたブレーズ(The Blades、シェフィールド・ユナイテッドの愛称)だったが、敵地でニューカッスルに逆転を許した。
勝ったニューカッスルは7位のままとなったが、この日バーンリーFC(Burnley FC)と1‐1で引き分けた6位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を1に縮めている。
マンUはアントニー(Antony Matheus dos Santos)の今季リーグ戦初ゴールで先制したが、バーンリーはゼキ・アムドゥニ(Zeki Amdouni)のPKで追いつき、残留に向けて希望をつなげた。
4位につけるアストン・ビラ(Aston Villa)は2点のリードをふいにし、2‐2でチェルシー(Chelsea)と引き分けた。チェルシーは後半アディショナルタイム、アクセル・ディサシ(Axel Disasi)の逆転ゴールが相手へのファウルで取り消され、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は試合後に怒りをあらわにしていた。
エバートン(Everton)は1‐0でブレントフォード(Brentford FC)を下し、ここ5試合で4勝目を記録。リーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)違反で勝ち点8を剥奪されたものの、この白星で残留を決めている。
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2024年04月28日 10:22
鎌田大地が所属するラツィオは現地4月27日、セリエA第34節でヴェローナとホームで対戦。マッティア・ザッカーニのゴールで1−0の勝利を収めた。
鎌田は3−4−2−1のダブルボランチの一角でフル出場。攻守両面で奮闘し、地元メディアも「彼のプレーは質・量ともに素晴らしかった」「フィールドの真ん中で並外れていた」など、賛辞を送っている。
見せ場の1つは、66分のプレー。敵陣の左サイドで相手のスローインをカット。そのまま持ち運び、左足で正確なクロスを通す。これにファーサイドでペドロ・ロドリゲスが反応。完全にフリーだったが、シュートは惜しくも枠を外れる。
【動画】鎌田大地が完璧なお膳立て! だがペドロのフィニッシュは...
鎌田も思わず頭を抱えて悔しがったが、この決定機創出に、SNS上では「最高のクロス」「やっぱ上手い」「完璧なボール奪取とパス」「ペドロへのパスは俊逸だったな」「ペドロ今のは決めてよww」「監督代わって完全にフィット」といった声があがった。
ザッカーニの決勝弾にも関与した鎌田。イゴール・トゥドール監督も「素晴らしい選手。様々な役割をカバーできる。頭の中にコンピューターが入っている」と称賛している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月28日 10:00
前節のローマ戦にも3-1で勝利し、セリエA4位の座を固めつつあるボローニャ。
2024年04月28日 10:00
日本代表MF守田英正が所属するスポルティングCPを率いるルベン・アモリン監督。戦術家として高く評価されており、ビッグクラブ行きの噂が絶えない。
リヴァプールの新監督候補にもなっていた同氏は、先日ウェストハムとの交渉のためにロンドンを訪れた。
ただ、『BBC』によれば、アモリン監督は、ウェストハムとの交渉について、「間違い」だったと謝罪したという。スポルティングに対して交渉することを伝えており、秘密ではなかったとしつつ、無礼なことだったと釈明した。
「重要なのは、明らかな間違いだったと言うことだ。あの出張は間違いだった。あの時は分からなかったが、タイミングを完全に見誤った。自分が判断を誤った。
選手たちに説明した。スタッフにも。ただ、いまは前に進み続けることが大事。スポルティングのファンたちには公に赦しを求める。スタッフに謝罪する。何よりも選手たちに間違いを詫びる」
スポルティングは現在リーグ首位に立っており、優勝に近づいている。
大ショック!「残留宣言」後あっさりクラブを去った10名のスター
そういうタイミングでするべきことではなかったと謝罪していたようだ。
2024年04月28日 09:55
リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航には及第点が与えられている。
プレミアリーグ第35節が27日に行われ、リヴァプールはウェストハムと対戦。43分に先制点を奪われたものの、48分にアンドリュー・ロバートソンが同点弾を決めると、65分にはコーディ・ガクポのシュートがオウンゴールを誘い逆転に成功した。それでも、77分に追いつかれてしまい、2−2の手痛いドローに終わった。
2試合ぶりに先発復帰を果たした遠藤は79分までプレーを果たした。試合後、選手採点を発表した地元紙『リヴァプール・エコー』は遠藤に「6」点をつけ、「テンポを早めようとしたため、すべてのパスが適切だったわけではなかったが、インターバル前は粘り強くプレーした。後半はさらに落ち着いていた」と振り返っている。
また、大手メディア『ESPN』でも「6」点がつけられ、「いくつかのカウンター攻撃のところでボールをうまく奪い返し、(ユルゲン・)クロップ監督のチームでは多くのボールに触れ、すぐにより高度なMFにボールを供給していた」と評価されている。
【動画】ウェストハム戦に先発出場した遠藤航のプレー集
2024年04月28日 09:44
J1リーグの10試合を消化した4月27日現在、4勝3分3敗・勝点15のFC東京は7位。中途半端な順位に映るが、実際は1位のセレッソ大阪、2位のFC町田ゼルビアといずれも勝点4差と上位を狙える位置にいる。
直近の新潟戦を仲川輝人、白井康介、ディエゴ・オリヴェイラのゴールで勝利したFC東京がここから勢いに乗れるかという点で、次節の京都サンガF.C.戦はポイントになるだろう。ここで連勝できるか否かは重要だ。
注目選手のひとりは、右サイドバックの白井。10人で引き分けに持ち込んだ東京ヴェルディ戦あたりからアピールしており、躍動感溢れるドリブルでサイドを駆け上がる姿は痛快だ。新潟戦では1ゴール・1アシストと、まさに“旬な男”。次の京都戦で右サイドを疾走する姿を生観戦してもらいたい。
京都戦では、新潟戦で今季リーグ戦2ゴール目を決めた仲川の活躍も期待したい。U-23日本代表活動に参加中の荒木遼太郎、松木玖生が不在の中、中央のポジションで存在感を示す仲川は「サイドを抉ってゴール前に良いクロスが入る回数が増えてきている」とチームの成長を実感している。
京都戦の舞台は、ホームの味の素スタジアム。今季はここでまだ未勝利だが、FC東京のファン・サポーターの声援は圧倒的だ。DFの森重真人も「今季はサポーターの方々の声量が違うように感じる」と話している。
ゴールデンウィーク中に開催される京都戦。親子限定スタジアムツアーもあるので、家族揃って観戦してもいいかもしれない。いずれにしても、悲願のJ1制覇を果たすためにも絶対に勝点3が欲しいゲームだ。
縦に速いサッカーが徐々に確立される中で勝点を積み上げ、チームとして自信を深めていければ優勝争いに加われるはずだ。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【PHOTO】町田との初対戦に駆けつけ、声援を送ったFC東京サポーター!(Part1)
2024年04月28日 09:39
日本代表MFの発言が反響を呼んでいる。
2024年04月28日 09:30
今季のセリエAはインテルが安定した強さで制したが、心強いのはイタリア人選手の多さだ。かつてはセリエAの上位陣でプレイしているイタリア人選手が少ないと指摘されることもあったが、現在のインテルではイタリア人選手が重要な役割を任されている。
最終ラインではディフェンスリーダーのフランチェスコ・アチェルビ、3バックのセンターバックからウイングバックまでこなす万能DFマッテオ・ダルミアン、若きレフティーCBアレッサンドロ・バストーニ、左ウイングバックとして攻撃性が開花しているフェデリコ・ディマルコがいる。
中盤では攻守両面にフル稼働してくれるニコロ・バレッラ、貴重なバックアッパーとなっているダヴィデ・フラッテシだ。彼らは全員アズーリのメンバーであり、国内リーグを制しているクラブから代表選手を多く召集できるのは大きい。これはイタリア代表監督ルチアーノ・スパレッティの助けになっているはずだ。
インテルはシモーネ・インザーギの下で3バックをベースに戦っているが、スパレッティも3月の親善試合で3バックをテストしている。インテル組が3バックに慣れていることを考えれば、代表も同じシステムにしてもいいだろう。
伊『Calciomercato』は、インテルで中盤の底に入るMFハカン・チャルハノール、最前線でゴールを奪うラウタロ・マルティネスのタイプがアズーリに不足していると取り上げており、今夏のEURO2024までにレジスタとストライカーの位置は固めたい。
中盤ではアーセナルでプレイするベテランのジョルジーニョがいるが、センターフォワードは層が薄い。ジェノアFWマテオ・レテギ、アタランタの大型FWジャンルカ・スカマッカといった選手が候補となるが、ここはスパレッティも悩むところか。
いずれにしても、今のアズーリの最終ラインから中盤にかけてインテルの選手が中心となっていく可能性が高い。ここの連携や安定感はEURO連覇の目標へ重要なポイントとなるはずで、インテルがイタリアサッカー界に与える影響は大きいと言えそうだ。
2024年04月28日 09:27
3試合ぶりに23人全員が揃う。
出場権獲得まであと1勝。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに参戦している若き日本代表は、現地時間4月29日に準決勝でU-23イラク代表と戦う。
大一番を前に守備の大黒柱がチームに戻ってくる。中国とのグループステージ初戦(1−0)で退場処分となったCBの西尾隆矢(C大阪)だ。
16日に行なわれた中国戦で、西尾は先発。17分に相手選手との小競り合いで肘打ちをする格好になり、オンフィールドレビューの末、一発レッドに。3試合の出場停止処分を受けていた。
この期間中は仲間の勝利を信じ、裏方としてチームをサポート。ナーバスになる気持ちをグッと堪え、気持ちを切り替えて練習から盛り立てた。激闘を制した準々決勝のカタール戦後には、チームメイト一人ひとりに対して「ありがとう」と伝えたという。
「おかえり、次から入れるね」と仲間たちから声を掛けられた22歳のDFは、「このメンバー、スタッフ、監督、コーチ、全員に本当に感謝しかない」と殊勝に語る。
責任を感じながら過ごした初戦からの12日間。だが、来るべき時に備えて準備もしてきた。メンタル面やコンディション面を落とさないようにするのはもちろん、経験豊富な現役日本代表CBからも刺激を得たという。カタールのアル・ラーヤンでプレーするDF谷口彰悟だ。
【PHOTO】松木玖生や川粼颯太らが絶妙ポージング!アジアカップを戦うU-23日本代表全選手&監督のポートレートを一挙紹介!
今回のU-23アジア杯はカタールで開催されており、大会前に谷口はチームを激励に訪れ、中国戦と続くUAE戦(2−0)をスタンドで観戦。西尾はUAE戦では谷口の横に座り、仲間たちのプレーを見守った。2022年1月のA代表候補合宿で活動を共にした先輩と久々に言葉を交わしたが、この90分間は西尾にとって貴重な時間となった。
「彰悟さんとはラージのA代表合宿で一度お会いして、そこでもお世話になっていた。他愛もないカタールでの話だったりとか、A代表ってどんな感じですかという話もした」としつつ、「同じセンターバックなので、ラインの上げ下げの早さだったりとか、そういう戦術のところを話してもらった」と振り返る。
同じポジションでプレーしているとあって、守備の話に多くの時間を割けた点は、西尾にとって多くの学びがあったという。
「『もうちょいラインは早くあげられるんじゃない?』とか、『ビルドアップのところはもうちょっとテンポ良く』など(助言をもらった)。そういうところは自分も吸収して、ピッチで表現できれば良い」
27日にアル・ラーヤンの練習場で取材に応じた谷口は「深い話はしていない」と苦笑いを浮かべていたが、西尾にとっては先輩のリアルな声を聞けた点はプラスになったはずだ。
「残念な退場で本人のメンタルも多少落ち込んだところもあると思う。でも、もう終わってしまったことは仕方ない。とにかくチームのために。『コンディションは落とさないようにして、勝ち上がったら出場のチャンスはあるから』と。チームのためにも、コンディションのためにも、しっかりメンタルを落とさずに行こうというのは伝えました」(谷口)
先輩から愛のある言葉で激励を受けていた西尾。谷口から学んだことを活かし、イラク戦での活躍を誓う。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月28日 09:00
27日に行われたベルギー1部リーグのスタンダール対シント=トロイデン戦。
日本人対決にもなった一戦でシント=トロイデンの小川諒也がゴールを決めた(動画35秒から)。
前半13分、ゴール前に上がるとGKに弾かれたシュートが自分に当たって得点となった。小川が海外リーグでゴールを決めるのはこれが初。
その後、川辺駿のアシスト(動画6分から)でスタンダールが同点に追い付き、1-1の引き分けで試合は終了している。
「背番号2」なのに左サイドバックだった5人
小川は左ウィングバックとしてフル出場。今季前半戦はほぼ出場がなく、この日が6試合目の出場だったが、『HBvL』では「小川はチャンスを掴んだ」と伝えていた。シント=トロイデンは残り4試合で今季を終える。