2024年03月29日 06:38
ジャイアンツとの本拠地開幕戦に先発登板 ■パドレス ー ジャイアンツ(日本時間29日・サンディエゴ) パドレス・ダルビッシュ有投手は28日(日本時間29日)、本拠地開幕戦のジャイアンツ戦に先発登板。2-1の6回無死一塁で降板した。5回5安打1失点、7奪三振。勝利投手の権利を持って交代した。 ダルビッシュは0-0の3回1死二塁から9番のニック・アーメド内野手に対し、高めに投じた94マイル(約151キロ)を右翼線二塁打とされ先制点を許したが、味方打線が5回に2得点し、逆転に成功。直後の6回に先頭打者を四球で出塁させた場面で交代を告げられたが、後続が無失点で切り抜けた。 ダルビッシュは20日、韓国・ソウルで行われたドジャースとの開幕戦に先発登板。メジャーで4度の開幕投手を務めたのは田中将大(現楽天)に並び日本投手最多だった。3回2/3を投げて2安打3奪三振3四球1失点(自責0)で降板し、勝ち負けはつかずだった。 ダルビッシュは日米通算200勝まで、残り4勝としている。(Full-Count編集部)
2024年04月29日 18:44
エンゼルスのクリストファクが28日のツインズ戦に登板した
■ツインズ 11ー5 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
身内による壮絶な体験を乗り越え、エンゼルスのザック・クリストファク投手が28日(日本時間29日)、本拠地・ツインズ戦でメジャーデビューを果たし、2回3安打、2奪三振を奪い、2失点ながらも自責点ゼロの投球内容だった。
5-9の8回から登板した26歳右腕は味方のエラーも絡んで2点を失った。9回は先頭打者に二塁打を浴びるなど、1死満塁のピンチを招いたが、最後はダブルプレーでしのぎ0点に抑えた。
クリストファクには、母が父に殺害されるという辛い“過去”があった。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が昨年9月に「彼の父親は母親を殺害した。エンゼルスのプロスペクトは、今、光を見つけている」のタイトルで報じ、同年の優秀記事の1つに選出された。
2012年12月22日(同23日)の午後、アトランタの郊外での出来事だった。当時15歳だったクリストファクは野球の練習を終え、帰宅すると大勢の警官が家を取り囲んでいた。最初は火事だと思ったが、消防車が来ていないことにすぐ気が付いた。急いで警官の元へ駆け寄った。その警官に両親について尋ねられた。
数時間前にクリストファクの母ドナさんは、彼を野球の練習に送ったばかりだった。彼が戻ると、母親の黒いホンダ・オデッセイはガレージの近くに駐車してあり、地面には血があった。EMT(救急医療士)が心肺蘇生を試みた場所だ。時すでに遅し。後に、母親が父親のジョン被告に殺害されたと知った。状況を聞いた同僚は「全員がショックを受けた表情をしていた」
両親は19年間、夫婦関係にいたが、経済的な問題が結婚生活に大きな影響を与え、2011年8月に離婚した。直後に、ジョンさんは急変。逆上し、冷酷になり、最終的には暴力をふるうようになった。ザックは母について口汚く書かれたメールを父から受け取るようになった。
ジョン被告は離婚後も元妻を追い回し、接近禁止令が出ていたが関係なし。ドナさんを脅迫する手紙を送った数日後、ナイフを車に携帯しながらスーパーの駐車場で元妻を追い回し、2012年3月に逮捕されていた。
ドナさんは殺害される2か月ほど前に郡判事にジョン被告の釈放延期を求めた。しかし、2012年10月29日に釈放され、それから2か月もしないうちに、ジョン被告は車の中で座っていたドナさんに(外から)2発の銃弾を浴びせた。
エンゼルス入団後、クリストファクは凄惨な事件の状況をチームメートの前に立ち語ったという。同僚だったジャック・ダッシュウッドは「全員がショックを受けた表情をしていた。誰に聞いても、今まで球界で会ったなかでザック・クリストファクは一番タフな男だと言うだろう」と、コメントした。「これが自分。自分であることに怖さはない」クリストファクは後に話した。
辛い経験を乗り越えた右腕は、メジャーの大舞台で、新たな1歩を踏み出した。(Full-Count編集部)
2024年04月29日 18:36
○ ソフトバンク 5x − 4 西武 ●
<6回戦・みずほPayPay>
ソフトバンクは2点を追う土壇場9回、二死一、二塁で3番・柳田が劇的なサヨナラ3ランを放ち今季最長の6連勝。今回の西武3連戦は第1戦、第2戦でもサヨナラ勝ちしており、3試合連続サヨナラ勝ちはプロ野球タイ記録となった。
2点を追う最終9回、柳田は二死一、二塁で西武の守護神・アブレイユと対戦。「とくにかくつなげようと思っていました。軽打したんですけど芯に当たってよかったです」と振り返った打球は、右中間テラス席に飛び込む第2号の逆転サヨナラ3ランとなった。
スタンドインした打球を見届けると、ガッツポーズを繰り返しながらダイヤモンドを一周。興奮冷めやらぬなかお立ち台に上がり、「ホント奇跡が起きたので、その奇跡を目の当たりにして、うらやましいです」とファン目線で話し笑いを誘った。
今季初勝利を目指す先発・スチュワートは、2本の本塁打を浴び6回5安打4失点(自責点1)で降板。それでも7回からは又吉、ヘルナンデス、長谷川が1イニングずつゼロを刻み劇的勝利を呼び込んだ。
勝利投手は9回表の1イニングを完璧に抑えた4番手の長谷川。昨年12月の現役ドラフトで日本ハムから移籍してきた左腕は、これがうれしいプロ初白星となった。
2024年04月29日 18:19
「東京六大学野球、早大5−0明大」(29日、神宮球場)
早大が明大に2021年秋以来、5季ぶりの勝ち点を挙げた。
十回まで10安打しながらも無得点に終わっていた中、0−0の十一回に膠着(こうちゃく)状態を打開した。先頭・寺尾(2年・佐久長聖)が四球で出塁。続く伊藤(3年・仙台育英)が投犠打を決めると、相手投手の一塁悪送球が重なり無死二、三塁と好機をつくった。続く尾瀬(3年・帝京)が右前適時打を放ち、ついに先制に成功。山県(4年・早大学院)も中前適時打で続くと、勢いは止まらない。相手投手が代わったが、プロ注目の吉納(4年・東邦)が右翼線への2点適時二塁打を放ち、一気に突き放した。その後の1死一、二塁では小沢(3年・健大高崎)が右越え適時打を放ち、この回一挙5得点を挙げた。
1回戦から中1日で先発した伊藤樹投手は「最後まで投げきってやろうという気持ちが強かった」と志願の完投。延長十一回は2死から飯森に右翼線へ三塁打を浴びるも、最後は宗山を二ゴロに打ち取った。147球の熱投でリーグ戦初の完封勝利。さらにエースナンバーの背番号11を背負って初勝利となり「こういう試合で完封できたことに価値がある。この試合に勝つためにやってきたと言ってもおかしくないくらいのことなので。やってきた成果が出た」と充実の表情を浮かべた。
2024年04月29日 18:13
楽天8―6ロッテ(パ・リーグ=29日)――ロッテの種市は、六回途中6安打8四死球5失点で降板。
2024年04月29日 17:51
「ロッテ6−8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天は今季最大4点差をひっくり返しての逆転勝ちで、カード勝ち越しとなった。
打線が奮起した。4点を追う三回、島内の適時打などで2点を返し、反撃ののろしを上げる。六回には小郷、島内の2点適時打でついに逆転。終盤にも追加点を挙げ、突き放した。
投手陣はなんとか粘った。体調不良で離脱し、約3週間ぶりの先発となった荘司は、2回までに4点を失う苦しい立ち上がり。それでも三回以降は立ち直り5回まで投げきった。六回に味方が逆転し、今季3度目の先発で初勝利をつかんだ。
六回以降、リリーフはロッテの反撃を退け、リードを守り切った。前の試合では大敗を喫し、この日も序盤にビハインドを背負ったが、執念の逆転勝利を飾った。
2024年04月29日 17:51
「ロッテ6−8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは逆転負け。3カード連続負け越しとした。借金は今季ワーストタイの「4」に逆戻りした。
投手陣が崩れた。先発の種市は5回1/3を6安打5失点。初回の1死満塁のピンチは無失点で切り抜けたが、4点リードの三回1死一、二塁からは島内に右前適時打を浴び、なおも1死満塁のピンチでは岡島の遊ゴロでさらに1点を失った。
4−2の六回には先頭から連続四球を与え、無死一、二塁からは小郷に右前適時打。1死一、三塁からは浅村を四球で歩かせ満塁とし、降板となった。
六回1死満塁から、2番手の西村は、島内に右翼線へ逆転の2点適時二塁打を浴びた。七回から登板した沢田は、4安打3失点を喫した。
打線は初回、1死から藤岡が先制の2号ソロ。1−0の二回は、先頭・角中が中前打でチャンスメークすると、佐藤が左翼フェンス直撃の適時二塁打で続いた。なおも2死三塁からは荻野が左前適時打を放った。
逆転を許した直後の4−5の六回には、先頭・角中が左中間二塁打。さらに1死二塁から田村の代打に「左腕キラー」の石川慎が入り、二塁内野安打で好機を拡大。続いて、安田の打席に代打・岡が入ったが、遊撃への併殺打に倒れた。
2024年04月29日 17:49
○ 中日 11 − 1 DeNA ●
<3回戦・バンテリンドーム>
DeNAは今季3度目の3連敗。借金は今季ワーストを更新する「4」となった。
先発のジャクソンは2回まで無失点。しかし3回、四球絡みで二死一、二塁のピンチを招き、3番・カリステに中前適時打を許し先制された。続く中田は浅めの右飛に仕留めたかと思われたが、深めに守っていた右翼・度会がダイビングキャッチに失敗。打球が度会の後ろを転々とする間に、三塁走者に続き一塁走者の生還も許してしまった。
ジャクソンは続く細川にも中堅フェンス直撃の適時二塁打を浴び4失点目。4回は中堅・桑原の送球エラーで5点目を失い、4回88球、6安打5失点(自責点4)、5奪三振2四球の内容で自身3連敗(1勝)となった。2番手の森唯も、満塁弾を浴びるなど2回6失点と炎上。6回までに今季ワーストタイとなる11失点を喫した。
攻撃陣は無得点で迎えた7回、途中出場・蝦名の適時二塁打で1点を返すも完封負けを回避するのがやっと。中日先発・松葉に8年ぶりとなる完投勝利を献上した。
2024年04月29日 17:40
「ソフトバンク5−4西武」(29日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが柳田悠岐の2号逆転サヨナラ3ランで劇的な勝利を飾った。
2024年04月29日 17:20
「中日11−1DeNA」(29日、バンテリンドーム)
DeNAは大敗。3連敗でヤクルトと並んで最下位に転落した。借金は4となった。
投手陣が崩れた。先発ジャクソンが4回5失点KOで3敗目。2番手森は細川に満塁弾を浴びるなど、2回6失点と打ち込まれた。
大量失点で打線も流れをつかめず、松葉に完投負け。7安打で1得点とかみ合わなかった。
2024年04月29日 17:08
○ 中日 11 − 1 DeNA ●
<3回戦・バンテリンドーム>
中日は今季初の2ケタ得点で大勝。貯金を再び「1」とした。
中日打線は3回、二死一、二塁で3番・カリステの中前適時打で先制すると、4番・中田も右前に落ちる2点適時二塁打で続き3−0。さらに、5番・細川も中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち、クリーンアップの3連続適時打で4点を先取した。
5点リードの5回は7番・木下の1号2ランで7−0とし、6回は細川が6号満塁弾を左翼席へ運び今季初の2ケタ得点に到達。細川は本塁打ランキングで単独トップに立ち、計5打点で打点ランキングでも3位タイに浮上した。
投げては大量援護を受けた先発・松葉が、9回117球、7安打1失点の力投で今季2勝目。松葉の完投勝利はオリックス時代の2016年以来、8年ぶりとなった。
2024年04月29日 17:02
「中日11−1DeNA」(29日、バンテリンドーム)
中日が快勝。貯金1として、2位巨人に0・5差と迫った。
打線の大量援護に守られた先発松葉はオリックス時代の16年7月29日・西武戦以来、2831日ぶりの完投勝利。緩急を駆使し、DeNA打線を1失点に抑え込んだ。
松葉は前回21日の阪神戦も雨天コールドとなった6回を完投したが、結果は敗戦だった。9イニングの完投はプロ2度目、8年ぶりだった。
打線は三回にカリステ、中田の適時打などで4点を先取。四回、五回にも得点を重ね、六回には細川がリーグ単独トップとなる6号満塁本塁打。今季初の2桁11得点と打線が大爆発し、本拠地はお祭り騒ぎとなった。
2024年04月29日 16:43
「巨人0−9ヤクルト」(29日、東京ドーム)
今季ワーストの9失点で大敗した巨人・阿部慎之助監督は「ちょっと見切り発車させてしまったかなと思うので。
2024年04月29日 16:37
ヤクルト9―0巨人(セ・リーグ=29日)――巨人のグリフィンが4回を投げ、いずれも自己ワーストの11安打、8失点で降板した。
一回に村上の先制打を含む5安打を浴び、いきなり4点を失った。その後も立ち直ることができず、二回はオスナの適時打、三回は山田の2ラン本塁打、四回は村上のソロと、毎イニング失点を重ねた。
6日のDeNA戦の後に「右腹直筋筋損傷」と診断され、約3週間ぶりの復帰登板だった。グリフィンは「先発の役割を果たせず、中継ぎ陣に負担をかけてしまった。チームに申し訳ない」と反省した。
2024年04月29日 16:32
「日本ハム1−0オリックス」(29日、エスコンフィールド)
監督就任後、最多タイの貯金4となった日本ハム・新庄監督は「いや〜、しびれたね〜!」と接戦を制しての完封勝ちに声を弾ませた。
先発の北山は6四球と大荒れだったが「マジで(ブルペンに)用意して、用意して、用意してって(笑)」と言いつつも限界まで我慢した。右腕も期待に応えて走者をかえさずスコアボードにゼロを刻んだ。オリックスの打者が打席を外すなどテンポを崩された部分もあったが粘り強く先発の責任を果たした。
守備でも田宮が頭脳的なプレーで併殺を奪うなど、堅守でもりたてた。前日は3失策で白星を逃していたが「昨日のあれは、やっぱりエラーと言うところはね。一生懸命やってますけど。ミスしたら外される。次のミスにつながらないようにしないと」と新庄監督は力を込める。
「1点差(での勝利)はめちゃくちゃ大きい」と笑みを浮かべ、決勝打の郡司には「いやー勝負強い。ランナーいるところでね、期待を持たせてくれる選手」と評し、「マフィーはこれから八回で育てようと思う。少々の場面、心臓がバクバクするところでいかないと成長しないんで」と初勝利をマークした助っ人のセットアッパー起用を明言した。
2024年04月29日 16:30
「中日−DeNA」(29日、バンテリンドーム)
中日打線が今季初の2桁得点。本拠地だけでなくネットも大盛り上がりとなった。
六回までに11得点を奪い、立浪監督は中田だけでなくカリステも交代。連戦を考慮し、先制打を含む2安打1打点と活躍した助っ人も温存した。
2年目のカリステは今季打撃絶好調。高橋周が離脱後は3番に入り、ここまで打率・355、2本塁打、6打点と結果を残している。
ネットではカリステ株も急騰中。「カリステ最高すぎる」「手書きタオル売ってくれ」「なんやこのカリステという神助っ人」「カリステ外野にして福永か石川使ってほしい」「俺たちのオルランド・カリステ」など絶賛の嵐。また、この日は本塁打を放った木下と熱く抱擁するなど人柄の良さも伝わり、「感動的」「泣ける」などの声も上がっている。