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2024年04月18日 07:00
かつてブラジル代表のストライカーとして活躍したレジェンド、ロマーリオが58歳でプロサッカー選手として現役復帰することが決まった。 1994年のワールドカップで大きな成功を収めたロマーリオは、来月開幕を迎えるリオデジャネイロ州選手権2部のアメリカFCで選手として登録されることになった。 ロマーリオは以前の現役生活をアメリカFCで終えており、2009年に43歳で引退していた。その後は同クラブで会長を務めているほか、リオデジャネイロ州の上院議員にも選出されている。 この投稿をInstagramで見る America Football Club RJ(@americarjoficial)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Romário(@romariofaria)がシェアした投稿 アメリカFCにはロマーリオの息子に当たる30歳の選手ロマリーニョが所属していることもあり、今回ともにピッチに出たいと考えたようだ。 驚きの現役復帰!「引退を撤回した世界のレジェンド選手」ベスト10 ロマーリオはインスタグラムの動画で「公式戦に出場するつもりはないが、愛するチームのために数試合プレーして、息子と一緒に戦うという夢を叶えたいんだ」と表明している。 なおクラブの発表によればロマーリオには給与は支払われるというが、それは全額クラブの方に寄付という形で返還されるそうだ。
2024年04月30日 23:00
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日先発したDFアレクサンダー・ショルツは圧倒的なパフォーマンスを披露。カウンターの起点を素早く潰し、相手のキーパスをことごとく遮断。優れた守備能力で名古屋攻撃陣を封じ続け、その実力の高さを証明した。
ショルツは「いいゲームだったと思います。名古屋は昨シーズンに比べて成長していると思います。戦術的にも良かったですし、ボールを持っているときはかなりいいチームになったと思います。何もないところからいいゴールが生まれ、前半ラスト20分は完全に支配していたと思います」と胸を張った。
この日はショルツの卓越した守備が目立ったが、前半の序盤は相手の激しいプレッシャーに押し込まれる場面もあった。
「去年の流れをちょっと思い出す。まずノーディフェンスで始まり、そこから少しずつ我々が前進していくようなイメージ。我々のプレッシャーはすごく良かったと思います。最初の10分はあまりですけど、後々からいいプレッシャーを与えることができて、選手たちがかなりハードワークしていたと思います。かなりプレッシャーを与えていたと思います。(中島)翔哉、(安居)海渡、(前田)直輝、チアゴ(・サンタナ)がかなりハードワークをしていたと思います。かなりチームを助けてうると思います」とチームメイトの守備貢献を高く評価した。
連動した組織守備で主導権を奪った浦和は堅守名古屋相手に2点リードをするなど、ゲームを支配することに成功した。このまま4試合ぶりのクリーンシートかと思われた矢先に後半47分に痛恨の失点を喫した。背番号28は「(クリーンシート)そうしたかったですね。それに値する仕事をしていたと思います。ちょっとセットプレーでやらかしました。我々の責任ですね」と肩を落とした。
それでも守備の柱が本領を発揮し始めたことは大きな収穫だ。先月10日の北海道コンサドーレ札幌戦で負った右ハムストリングの肉離れで離脱していたが、前節ガンバ大阪戦で戦線に復帰。この日は強固なディフェンスラインを形成して、昨季アジア王者の貫禄を取り戻しつつある。
「ケガに関しては良くなってきています。ちょっと今週は風邪っぽかったんですけど、良くなってきていますね」とコンディションも戻りつつあると口にした。PKキッカーはチームが決める
前半25分にPKを獲得した浦和はサンタナがペナルティキッカーを務め、決勝弾を豪快にゴールへ突き刺した。ただ昨季はペナルティーキックのキッカーを務めていた選手はショルツであり、リーグを代表するPK職人としてゴールネットを揺らしてきた。ペナルティーキッカーを務めたサンタナ
この日は報道陣にサンタナにキッカーを譲ったかと尋ねられたショルツは首を横に振る素振りを見せた。「そんなにルールとかないですね。監督の指示です。コーチングチームの指示です。日本はやっぱりみんなで判断を決めるので、日本は組織で決める。シュートの上手いストライカーがいるので、僕がいなかったときにしっかり入れていた。いろいろなPKシューターがいることはポジティブなことだと思います。点が取れれば大丈夫」と笑顔でサンタナのゴールを称えていた。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
復帰後のホーム初勝利に背番号28は「本当に良かったです。ハッピーで。ここからまた駆け上がっていきたいですね」と反撃を誓った。来月3日午後4時にアウェーで対戦する川崎フロンターレでも優れた守備で完封し、今季初の2連勝をつかみ取ってみせる。
2024年04月30日 21:40
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日先発した浦和MFサミュエル・グスタフソンは中盤の底でボールを配球しながら、攻守の切り替えに応じて立ち位置を調整して全体のバランスを取っていた。この日は堅守速攻を得意とする名古屋に序盤で押し込まれるシーンもあった。
背番号11は「序盤は(名古屋が)我々を押していましたね。相手が上回っていました。ただし20、25分くらいから我々のローテーションと我々の戦術がハマってきて、今度は相手側に困難を与え始めました。チャンスを作り始めて、相手は疲れ始め、強度が落ちてきていました。序盤と前半の最後のほうとは全く違う展開になってきましたね。どのように対人戦に構えるかという良い要素を我々が見せられたと思います」と総括した。
名古屋戦では元日本代表MF中島翔哉が左ウイングで先発。繊細なボールタッチで相手をいなし、軽やかなステップとドリブル、精度の高いパスでチームの攻撃をけん引した。中島のボールを受ける位置を見ながらグスタフソンがスペースを生めるように献身的なサポートをするなど息の合った連係を見せるシーンも散見された。
「以前もそうですし、どんどん一緒にプレーしてお互い関係性を深めています。彼は素晴らしいクリエイティブなサッカー選手なので、そんな選手とプレーするのは楽しいですね。いいコンビネーションが生まれたりと。もちろんそれもバランスを取らないといけません。常に形はキープしなきゃいけないですね。ボールを失ったときのことも考えなくてはいけない。ただし本当に(相手が)対人できたので、相手はピッタリときたので。ただし自分的にはああいう場面でシャープに決められたと思いますし、アシストもできたと思います。もうちょっとそこら辺は向上していきたいですね」と中島との連係に手応えを得ていた。
前節のガンバ大阪戦で今季初となる2連敗を喫してしまったが、強敵名古屋の勝利はチームにとって上位進出のきっかけとなりそうだ。
グスタフソンは「ガンバ戦も悪くはなかったと思います。ただしちょっと違う形の失点をしてしまった。もちろん向こうも違う形でディフェンスしてくるので、最終的にはやはり結果が色々と左右してくる。毎週我々は成長するのみです。そしてここ最近のホームゲームは良かったので。アビスパ、鳥栖、ガンバ戦も悪くなかったし、きょうも良かった。継続して、チームが良くなっていければと思います」と見据えていた。
スウェーデンのアシストマシーン!浦和獲得のグスタフソンの真価
チームは来月3日午後4時に川崎フロンターレとアウェーで対戦する。
2024年04月30日 21:26
ビジャレアルのMFアレックス・バエナに関する去就の噂は、加速度的に増しているようだ。29日、スペイン紙『アス』が報じている。
28日のラ・リーガ第33節ラージョ・バジェカーノ戦は、イエローサブマリンの若きテクニシャンが“傑物”であることを印象付けた試合となった。FWアレクサンダー・セルロートの2ゴールを演出したスルーパスは、どちらも針の穴に糸を通すようなものだった他、相手選手の逆をつくアイデアや連続股抜き、ゴールバーを強襲したミドルシュートなど抜きん出たパフォーマンスを発揮。3アシストという結果も残し、これでラ・リーガのアシストランクトップとなる『12』にまで伸ばした。いよいよ、アレックス・バエナが別次元の領域に足を踏み入れ始めている。
このカンテラーノが、今夏の移籍市場における注目株のひとりであることは、もはや想像に難しくないだろう。『アス』は、かねてより関心が明らかになっていたバルセロナとアトレティコ・マドリードに加え、ウナイ・エメリ監督のアストン・ヴィラも密かに動き出していると指摘。バエナにとっては、自身をトップチームデビューさせたかつての“恩師”であるとした上で、「この状況は、バスク人監督からのオファーと関心を受け、多くの憶測と噂を経てビジャレアルを去ったパウ・トーレスのケースに酷似している」と見解を綴った。
そんなバエナだが、同試合後の『カデナ・セール』とのインタビューにて「バルサでプレーすることは選手として最大の夢の一つだ。バルサは世界最高のクラブなのだから、それを望まない人はいないはず」と告白。ただ一方で、「ビジャレアルは自分の人生のクラブであり、全ての始まりのクラブ。この先何年もいられることを願っているよ」と強調。2028年夏までの現行契約に盛り込まれた契約解除金の6000万ユーロ(約101億円)にも触れ、「もし僕を獲得したいのであれば、6000万ユーロを支払う必要がある」と、仮に退団するとしても最愛のクラブにお金を残すことを宣言している。
また、ビジャレアル側も金額の譲歩には応じない方針とのこと。果たして、イエローサブマリンの“傑物”はどのような夏を過ごすことになるのだろうか。バエナの去就から目が離せない。
2024年04月30日 21:23
インテルに所属しているチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今季限りでクラブを離れることとなりそうだ。
2024年04月30日 21:17
日本代表を率いる森保一監督は30日、約1カ月にわたるヨーロッパ視察から帰国。空港で取材に応じた。
6月にFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選第5節、第6節の2連戦を控える日本代表は、6日にミャンマーとアウェー、11日にシリアとホーム(広島)で対戦する。すでに4連勝(1試合は没収試合で日本の勝利扱い)で2次予選突破を決めているため、この2連戦はチャレンジできる場にもなる。加えて、U−23日本代表がパリオリンピック2024本大会の出場権を獲得したため、本大会前の大切な強化試合ができるU−23日本代表との選手選考の兼ね合いも生じる。
森保監督はAFC U23アジアカップカタール2024も視察したが、大岩剛監督と大会中は話していないとしつつ、「山本昌邦ナショナルチームダイレクター通じていろいろな話をしていますし、日本のサッカー、日本代表、サッカーファミリーとして、オリンピックでメダルを取るためにいい連携、サポートができれば」、「日本が勝つことが我々にとっても一番うれしいことですし、オリンピックで結果を出せるように、最大限協力、サポートしていきたい」と、U−23日本代表の強化を優先する意向を示した。
日本代表ではU−23日本代表世代である久保建英や鈴木彩艶がすでにA代表で活躍中。また、24歳以上のオーバーエイジもオリンピック本大会で招集可能となる。オリンピック本大会は選手招集について所属クラブの派遣義務がないため、実際にどこまで招集できるかは不透明だが、東京オリンピック時はオーバーエイジ含めて本大会を見据えて、A代表と活動期間が重なる6月の代表ウイークを優先して活用した過去がある。
「日本サッカー協会として今後こういう形になっていくと思う」と話した森保監督は、「課題を話していき、今後監督が変わったりする中でも、招集の優先順位であったり、評価の優先順位を決めていくことはあっていいと思っています。1回1回、話し合いながらではなく、土台となるルールがあれば、スムーズにいろいろと決めることができる」と、今後の日本サッカーのためにもA代表とオリンピック代表の招集ルールを定めていくべきという考えを明かしている。
予選突破が決まっており、A代表としてはチャレンジが可能なタイミングかつ、オリンピック代表優先となるのであれば、6月のA代表のメンバー構成も気になるところ。新戦力の発掘や成長を期待したい選手を呼ぶことも考えられるが、「可能な限り選手や戦術を、今後に向けて試していきたい」としつつ、「試しすぎて、(最終予選が始まる)9月に良いパワーを持てないことも考えられるので、そこはこれまで招集してきた選手たちを中心に積み上げを考えながら、新たなチャレンジができる部分はチャレンジしたい」と、あくまでも継続がベースにあると話した。
2024年04月30日 20:23
青森山田高の3年生だった松木玖生(FC東京)は、こんな言葉を残していた。
「3年後の五輪は狙っています」。東京五輪が終わって約1週間。「まずはチームで結果を残すことが第一優先」としつつ、インターハイが行なわれた福井の地で、はっきりと自身のビジョンを口にしていた。
東京五輪の試合はほとんどテレビで観戦。なんとなく見るのではなく、同じポジションに自分が入った場合を想定しながら、真剣な眼差しで見入った。今思えば、この頃からパリに向けた“松木玖生”の物語はスタートしていたのだろう。
時は経て2024年4月。松木はカタールの地にやってきた。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに大岩ジャパンのメンバーとして参戦し、副キャプテンという大役を担いながら、中盤の要としてチームのために走り続けている。
グループステージ初戦の中国戦(1−0)では、鮮やかなボレーで開始早々に先制点を決めた。準々決勝のカタール戦(4−2)と準決勝のイラク戦(2−0)でも先発出場。カタール戦では戦術的な理由と警告を1枚もらっていた影響で前半のみの出場だったが、勝てば五輪行きが決まるイラク戦は80分までピッチに立った。
そのイラク戦では、繋ぎの部分でいくつかミスがあり、相手をファールで止めるシーンもあったが、試合を通じて安定したプレーを披露。この日はインサイドハーフで荒木遼太郎(FC東京)とコンビを組んだため、攻撃に比重を置く“10番”の役割ではなく、“8番”のポジションで攻守の繋ぎ役を全う。中盤でタフに戦い、球際の勝負で相手を凌駕した。
豊富な運動量を武器にボックス・トゥ・ボックスで動き回り、強烈なミドルシュートも放った。相手を脅かす一撃は、一度や二度ではなかった。
そして、イラクに勝利。まずは最初の関門を突破し、パリ五輪出場への最低限の通過点をクリアした。奇しくも試合翌日の4月30日は、21歳の誕生日でもあった。
松木は「ホッとした。今日は勝った喜びを噛み締めたい」と語り、「最高の誕生日を迎えることができました。ここまで来られたのは自分の力だけではない。スタッフ全員、チームメイトも含めて、最高のプレゼントを送ってもらったので、次は自分が期待に応えていきたい」と、ウズベキスタンとの決勝に向けて気を引き締め直した。
【PHOTO】U-23日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。藤田が圧巻の2アシスト、安定感抜群の高井も高評価
3年前にパリ五輪出場という目標を掲げた松木。プロではルーキーイヤーからFC東京でポジションを掴み、31試合で2ゴールを奪った。翌年も主軸としてプレーし、今季はキャプテンに就任。代表では、高3の10月に飛び級でU-23アジアカップ予選に出場し、翌年3月には大岩ジャパンの立ち上げ遠征となるドバイカップのメンバーにも選ばれた。
U-20日本代表でもキャプテンとして活躍し、昨季は3月にU-20アジアカップ、5月にはU-20ワールドカップに出場した。
特にU-20日本代表での体験は唯一無二で、自身初の世界大会では多くの学びがあった。1勝1敗で迎えたグループステージ最終戦は、イスラエルに1−2で逆転負け。数的優位に立ちながらも残り15分で2失点。土壇場でノックアウトステージ進出がほぼ潰えた結果に対して、松木は次のように話していた。
「やっぱり勝負に対する気持ちや、最後に足が伸びてくるところは、日本と海外の差。まだ終わっていないですけど、しっかり個人個人が自チームに帰った時に見つめ直して、レベルアップしていけるようにしていきたい」
最終的にチームは他グループの結果を受け、グループステージ敗退で帰国の途についた。しかし、真剣勝負の場で得た経験は今に生きている。厳しい戦いを味わってきたからこそ、今大会は心に余裕を持ってプレーができていたからだ。
「今大会、自分はすごく気持ちの面で楽にいけている。それはU-20のアジアカップやワールドカップを経験したからこそで、自分にとってのプラスアルファの部分」
紆余曲折がありながら、定めたチェックポイントを通過した。しかし、今大会はまだ終わっていない。アジア・ナンバーワンの称号を掴む戦いが残っている。松木は3年前の言葉を踏まえ、決勝に向けて想いを紡いだ。
「ずっと選ばれたいと思っていたし、やっぱり自分は本当にこの年代で優勝をしたい。その想いがありながら、自分が考える過程では最高のところまで来ているので、あとは目に見える結果にこだわっていくだけ」
泣いても笑っても、あと1試合。全ての力を出し切り、松木は結果を求めて最後の戦い、ウズベキスタンとの決勝戦に挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月30日 20:00
29日イングランド実質2部チャンピオンシップのレスター・シティはプレストンに3-0で勝利し、13-14シーズン以来、8度目の優勝を決めた。前節終了時点でレスター・シティはプレミアリーグ自動昇格となる2位以上を確定させており、来季のプレミアリーグの昇格が決まっていた。
この日勝利すれば優勝が決まるプレストン戦で、37分にジェイミー・バーディが先制ゴールを決めると、52分にも同選手が追加点を決めた。その後67分にケイシー・マカティアもゴールネットを揺らし3-0で快勝した。
試合後、レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督は取材に応じ、以下のようにコメントした。
「素晴らしい気分。激しく、厳しいシーズンだった。チャンピオンシップは多くの試合があり、厳しいものだ。しかし、私たちはそれをやり遂げた。素晴らしいパフォーマンスだった。ミルウォール戦とプリマス戦で勝ち点を落としたときでも嬉しかった。あとはチャンスを掴むだけだった。今夜の試合では、我々はこの優勝に完全に値した」(英『Leicestershire Live』より)
マレスカ監督はチャンピオンシップでの優勝に喜びを爆発させ、優勝に値したとチームを賞賛した。昨年まで、マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めていた同監督。来季はプレミアリーグを舞台に師弟対決も実現する。新たに生まれる楽しみな対決となりそうだ。
2024年04月30日 20:00
細貝萌、原口元気の古巣でもあるドイツ2部ヘルタ・ベルリンとキットサプライヤーのNikeは28日、デザインに懐かしさを覚えるスペシャルユニフォームを発表した。
2024年04月30日 19:30
現在マンチェスター・ユナイテッドは6位で勝ち点は54、残り試合4試合全勝したとしても現在4位のアストン・ヴィラの勝ち点が67のためトップ4入りは不可能だ。今シーズン途中から共同オーナーに就任した幼少期からユナイテッドファンのサー・ジム・ラトクリフ氏がこの順位に満足できるわけもなく、今シーズン終了後は改革の夏が始まる様相だ。
ユナイテッドは1部の若手選手を除き同クラブに所属する選手全てのオファーを検討するようだ。英『The Telegraph』が伝えている。
今回の報道で例外となったのは、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人で、来季以降この3人を中心に据えチームを構築していくという。
非売品とされているのは上記3人のみで、以前から売却の噂が出ていたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに加え、キャプテンのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスやイングランド代表DFハリー・マグワイアなどユナイテッドで地位を確立している選手もオファー次第では売却の可能性があるようだ。
この方針は補強資金を捻出するためのもので、近年厳格化しているプレミアリーグの「収益と持続可能性に関する規則(PSR)」に関係している。選手を売却することで、本規則に抵触することなく同クラブの補強資金を調達することが狙いのようだ。
例年にない変化が訪れるのは間違いないが、来季に向けてユナイテッドはどのような夏を過ごすことになるのだろうか。
2024年04月30日 19:20
英『Manchester Evening News』によると、プレミアリーグの優勝を争うマンチェスター・シティの守護神GKエデルソン・モラエスに重傷の可能性があるようだ。
28日に開催されたプレミアリーグ第35節ノッティンガム・フォレスト戦に先発出場したエデルソンだが、前半16分にDFウィリー・ボリーと接触して負傷。左肩を痛め、ピッチ上に倒れ込んでいた。
前半の45分間こそ出場していたものの、後半開始からGKシュテファン・オルテガと交代していた。試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、エデルソンの状態について、「状態は良くないようだ。明日、ドクターに診てもらう」とコメント。エデルソンは試合後に左腕に固定具をつけて会場を後にする姿も確認されており、長期離脱は避けられないようだ。
守護神は途中交代してしまったマンCだが、この試合はDFヨシュコ・グヴァルディオルとFWアーリング・ハーランドの得点もあり、2-0で完封勝利。消化試合が1試合少ない中、暫定で首位に立つアーセナルと勝ち点1差の2位につけている。
2024年04月30日 19:13
サッカー界の“嫌われ者”は誰なのか?
先日、マンチェスター・ユナイテッドのFWアントニー(24歳)の試合後の振る舞いが物議を醸した。ブラジル代表経験を持つウインガーは、4月21日に行われたFAカップ準決勝の試合後に相手選手への敬意を欠くジェスチャーをしてメディアやSNSで叩かれることになった。
「俺だってこんなことはしない!」
イングランド2部のコベントリーと対戦したユナイテッドは、格下を相手に3点のリードを奪いながら追いつかれてしまい、あわや番狂わせの餌食に。何とかPK戦を制してファイナル進出を決めたのだが、試合後に批判を浴びた。PK戦の決着がついた瞬間、FWアントニーが相手チームの方を振り返りながら耳に手を当てて「聞こえない」といったジェスチャーをして、120分の死闘を演じたコベントリーの選手たちを馬鹿にしたのだ。
FA杯準決勝のPK戦終了後、コベントリーの選手たちを揶揄したアントニー(左から4人目)
チームメイトのDFハリー・マグワイアが相手チームの健闘を称えて握手を求めに行くなかで、敬意を欠いたアントニーの行動は大いにバッシングを浴びた。無論、アントニーにも言い分はある。試合後にエリック・テン・ハフ監督が「彼は挑発されたんだ」と説明したように、後日アントニー本人も「僕らのファンに対する相手選手の態度が良くなかったので、僕はクラブを守ろうと挑発に乗ってしまった」とSNSで明かした。どんな事情があったにしろ、準決勝まで勝ち上がってきた2部のチームに対して取るべき行動ではなかった。なぜなら、あんなことは“一番の嫌われ者”でさえしないからだ。
試合後、アントニーの態度について『BBC』がSNSでファンに意見を求めると、ある選手がファンに混ざって自分の意見をポストした。「念のために言っておくが、俺だってこんなことはしない!」と。これを書き込んだ選手というのが、プレミアリーグ随一の“嫌われ者”として知られるブレントフォードのFWニール・モペイ(27歳)なのだ。
今季エバートンから古巣ブレントフォードにローン中のモペイは、これまで幾度となく相手選手と揉めてきた。今年1月のトッテナム戦では、先制点を決めた後に相手MFジェイムズ・マディソンのトレードマークとなっている“ダーツを投げる”ゴールセレブレーションを真似してスパーズの選手から反感を買った。2月のマンチェスター・シティ戦では、試合中にDFカイル・ウォーカーと一触即発の事態に陥った。家族を馬鹿にされたと激怒したウォーカーに対し、モペイは挑発を認めつつも、家族については一切触れていないと否定した。
境界線を守りつつ挑発を続ける
これまで何度もいざこざを起こしてきたモペイは、英紙『The Sun』が選ぶ「うざい奴ランキング」でウルグアイ代表FWルイス・スアレスなど抑えて2位に選ばれたことがある。だから彼は“嫌われ者”なのだが、超えてはいけない境界線はちゃんと心得ている。「個人的な攻撃はしないし、一度も限度を超えたことはないはず」と、モペイは英紙『The Times』のインタビューで説明している。「ギリギリまでいくけど、相手選手のプライベートや家族について触れたことはない。皆さんは試合中の姿だけで選手の人間性を判断するが、それが真の姿とは限らないんだ。僕はどう思われようが気にしないがね」
そしてモペイは、ちゃんと計算して踏み込んでいる。「みんなサッカー選手のことを『つまらない』と言うよね。それなのに僕が何かすると『アイツは最も嫌われている選手』と言われてしまうんだ。僕にとってフットボールは遊びであり、エンターテインメントなんだ。僕は楽しんでいるだけさ。そしてピッチ上では、勝つために何でもする。自分の発言で相手が苛立ってミスをしてくれるかもしれない。この戦法はなかなか効き目があるんだ。相手の感情を揺さぶることができれば最高さ」
当然、リスクはある。スパーズ戦でゴールセレブレーションを真似た時は、結局2-3の逆転負けを喫してしまい、試合後にマディソンから「彼(モペイ)は全然ゴールを決めてこなかったから自分のゴールセレブレーションがないのさ!」と揶揄された。それでもモペイは、しっぺ返しを承知で相手に食って掛かる。その性格は親譲りだという。フランス生まれのモペイだが、母親はアルゼンチン出身で「母は良い意味で感情豊かで、何か発言することを臆さない」そうだ。
だからモペイは、これからも「超えてはならない一線」だけは超えることなく、チームを勝利に導くために相手選手を挑発し続けることだろう。
Photos: Getty Images
2024年04月30日 19:12
ミランに所属するDFシモン・ケアーのシーズン終了後の退団は決定的なようだ。
2024年04月30日 19:00
昨季より続いてきた怪我による長期離脱を乗り越え、ローマにFWタミー・エイブラハムが戻ってきた。
4月より復帰していたが、ついに28日のナポリ戦で得点を記録。セリエAでは実に1年ぶりのゴールで、昨年4月23日のミラン戦で決めた一撃が最後となっていた。
伊『Tuttomercato』によると、エイブラハムも復帰後初ゴールに手応えを口にしている。現在のローマではロメル・ルカク、パウロ・ディバラが前線の中心となっているが、イングランド代表のエイブラハムも重要な戦力だ。
「今年の初めからこの瞬間を夢見てきた。重傷から復帰したんだ。(ナポリ戦は)勝利に繋がるゴールではなかったけど、チームメイトや家族と祝うよ」
5月2日にはヨーロッパリーグ準決勝1stレグでレヴァークーゼンと対戦する。未だ無敗を維持しているレヴァークーゼンは強敵だが、エイブラハムは無敗記録を止めたいと意気込む。
「良い試合になるだろう。僕は挑戦が好きだ。レヴァークーゼンはリスペクトされるべきチームだし、彼らは並外れたことをしてきた。でも、僕たちが彼らの無敗記録を破りたいと思っている」
エイブラハムにもチャンスは巡ってくるはずで、この一戦が事実上のファイナルと言っても大袈裟ではない。ローマのダニエレ・デ・ロッシ、レヴァークーゼンのシャビ・アロンソと青年指揮官のバトルにも注目で、その一戦を前にエイブラハムにゴールが生まれたのは大きい。
2024年04月30日 19:00
日本対イラク戦の前半28分、藤田譲瑠チマのパスから相手のマークを振り切り、先制点を決めた細谷真大(写真・長田洋平/アフロスポーツ)
4月30日(日本時間)におこなわれた、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジア杯準決勝で、日本はイラクを2-0で破り、決勝に進むとともに8大会連続の五輪出場を決めた。
試合開始から有利に試合を運ぶ日本は、キャプテン藤田譲瑠(じょえる)チマが、長短織りまぜたみごとなパスで試合をコントロール。その藤田が、前半28分と同42分にアシストを記録し、折り返す。後半はやや大味な試合となったため、お互いにチャンスがあったが、日本が要所を締めて、そのまま逃げ切った。
8大会連続で五輪出場を決めた日本は、パリ五輪では1968年メキシコ五輪以来のメダル獲得を目指す(同五輪では銅メダルを獲得)。“最強ジャパン”を作るため、日本サッカー協会は、2023年から24歳以上の特別枠オーバーエイジ(OA)の人選を進めてきた。
1996年のアトランタ大会から始まったOAを、日本は有効に使ってきたが、出場する代表は23歳以下と若いため、守備でリーダーシップを取れる選手を中心に選ぶ傾向にあった。実際、2021年に延期された東京大会では、OA3枠すべてを吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航(わたる)と、守備的な選手でそろえた。
その傾向は、今回も同じかもしれない。まずあげられるのが、冨安健洋と板倉滉のA代表レギュラーコンビだ。W杯などで世界の名だたるFWらと互角な勝負を演じてきたし、長くコンビを組んでいることも五輪代表には好影響を与えるだろう。また、DFは町田浩樹も絡んでくることが予想される。五輪は、W杯の23人と比べ登録が18人と少ないため、ユーティリティさが求められる。町田は身長190cmながらサイドバックもできるため、18人枠には打ってつけの選手となる。
もうひとりは、A代表のキャプテンを務める遠藤航が有力。今季、リバプールで見せた圧巻のプレーは説明不要のことで、必ずや五輪代表に好影響を与える。彼ら3人が入ることで、サッカーではたいへん重要なセンターラインの強化が可能になる。
また、本来であれば攻撃的な選手、たとえば三笘薫らの名前があがってもおかしくなさそうだが、今回、協会ではほとんど議論にあがっていないそうだ。なぜなら、今回の五輪代表は攻撃陣がタレントぞろいなのである。しかも、そのほとんどを今予選に呼べなかったのだ。
真っ先に名があがるのが久保建英だろう。「えっ?」と思う方もいるかもしれないが、彼はまだ22歳で、OAではない。彼は東京五輪の3位決定戦で、メキシコに破れた際に号泣。「次こそメダルを」の思いも強く、その点は、大岩剛監督も久保の意思を確認しているという。
また「10番を背負える選手が多いことも特長」と、ベテランのサッカーライターは語る。
「オランダのスパルタでともにプレーする斉藤光毅と三戸舜介、デンマークのブレンビーに所属し、直近の6戦で6発の鈴木唯人と、攻撃センスが光る人材が多い。彼らが同時に出場となれば、どんな相乗効果が得られるのか、大きな期待となります。またアタッカーではドイツ・ボルシアの福田師王、ドイツ・バイエルンからポルトガルのポルティモネンセにレンタル中で、ボランチとして活躍する福井太智(たいち)も、ぜひメンバーに加えたい選手です。
今予選ではメンバーがそろわず、8大会連続出場が危ぶまれました。でも、選ばれた23人はたくましく戦い、出場権を獲得しました。彼らにも『自分たちが予選を勝ち抜いた』という自負がありますから、みすみすポジションを明け渡す気持ちはないはず。そうしたチーム内の戦いが続けば、1968年以来のメダル、さらに金への期待は高まってきます」
出場危機から一転、メダル候補に。逸材たちがそろった日本五輪代表が、パリの地で輝くことを期待したい。
2024年04月30日 19:00
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、名古屋は1-2で7試合ぶりに黒星を喫した。前半24分、後半25分に失点して相手に先行を許した。それでも後半47分にMF和泉竜司が得点をしたが、反撃はここまで。今季2度目の3連勝を逃した。
この日3バックの中央で先発した名古屋DF三國ケネディエブスは持ち前の空中戦、対人の強さで攻撃をはね返したが、浦和の縦に素早いカウンターに苦戦するシーンもあった。3月9日のアルビレックス新潟戦以来の敗戦に「誰も負けて悔しくない人はいないと思います。開幕3連敗してからずっと負けてなかったことを考えると、久しぶりの負けになりますし、非常に悔しいです」と肩を落とした。
時間が経過するにつれて浦和の攻撃が激しくなり、押し込まれるシーンもあった。「きつくなってくる中で僕のリーダーシップの物足りなさというのが出ちゃった場面だと思います。きつい時間帯でも僕がしっかり声を出してラインのアップダウンをもっとこまめにやれたら良かったかなと思います」と冷静に分析した。
一方で攻撃面では後半47分のセットプレーで三國が強烈なヘディングシュートを放ち、相手GK西川周作が弾いたボールを和泉がゴールに叩き込んだ。「ボールの軌道は見えてなかったんですけど、『入った!』と思って後ろ振り返ったらGKに弾かれて…。うまく(和泉)竜司君が詰めてくれたので良かったです。もっと早い時間帯でセットプレーから得点圏をできればチームも楽になると思うので、しっかり点を決められるようにやっていきたいと思います」と燃えていた。
開幕戦では鹿島アントラーズに0-3で大敗し、ディフェンスラインが崩壊してしまった。この試合に出場した三國は自身の良さである思い切りのいい守備を披露することはできなかった。そして続くFC町田ゼルビア、新潟と開幕3連敗を喫した。ただ試合を重ねるごとに三國の守備は安定感を見せ始め、3連敗後は6試合無敗とチームの立て直しに一役買った。
「開幕戦があの出来だったので、あれ以上酷いプレーはないと思いますし、「これ以上下はないな」と思っていた。切り替えて、前だけを向いて、ミスを恐れずにやり切ろうと、割り切ってやるようになってからはプレーが本当に良くなったかなと思います。試合数を重ねることによって自分ができるプレーとできないプレーっていうのがはっきりした中で自信を持ってプレーするようになって、ミスを恐れないでプレーするようになってからは、自分の良さがかなり出せているかなと思います」と成長を口にした。
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次戦に向けて三國は「自分たちで流れを崩して失点してしまうところは今後避けたい。センターバックの僕が中心になってもっと声を掛けてやっていきたいです」と今回の敗戦を糧にさらなる成長を誓った。名古屋は来月3日午後7時に昨季リーグ王者ヴィッセル神戸とホーム・豊田スタジアムで対戦する。