2024年04月18日 08:25
現在ゴールキーパーが手によってボールを保持できる時間は「最大6秒」であり、サッカーのルールで明文化されている。 しかしながら、その規則が2026年に変更される可能性があるようだ。『ESPN』によれば、サッカーのルールを規定している国際サッカー評議会(IFAB)が来季それを「最大8秒」とするテストを行うとのこと。 それが試験導入されるのはいずれかの国の3部以下のリーグ、あるいはAマッチ以外の国際試合であるという。 国際サッカー評議会はそのテスト結果を2025年10月から11月にかけて検討し、2026-27シーズンからの恒久的なルール改正に加えるかどうかを決定するとのこと。 今のルールではゴールキーパーが手でボールを保持できる時間は「最大6秒」と決められているものの、現実的には厳密に運用されていない。 キーパーが明確にボールをコントロールして時間稼ぎをした場合でも、よほど悪質でない限りはファウルとはみなされないという状況にある。 サッカー界の「謎の禁止命令」10選 国際サッカー評議会はこれをより厳格に運用するため、時間を8秒に延長した上で「残り5秒から審判が手を上げて明確にカウントダウンを行い、超過した場合はイエローカードを提示する」と明文化することを検討しているそうだ。 また3月の報道では「ゴールキーパーやボールボーイが規定時間内にボールを離さなかった場合、相手にコーナーキックやスローインが与えられる」とも書かれており、いわゆる「時間稼ぎ」のプレーを減らそうという取り組みが進められているという。
2024年05月01日 05:50
今季リヴァプールに加わるとチーム唯一の守備的MFとして大きな貢献を果たしてきた遠藤航。
ただ、彼をチームに引き入れたユルゲン・クロップ監督は今季限りで退任し、オランダ人のアルネ・スロット氏が新指揮官に就任する見込み。そうしたなか、『Sky Sports』はこう伝えていた。
「リヴァプールはトップレベルの守備的MFと契約するのか。今季刷新されたリヴァプールの中盤は大きな話題となっており、遠藤とアレクシス・マカリステルが守備的MFの役割を分担している。
だが、スロット監督はダブルボランチを使うことが多く、(31歳の)遠藤がリヴァプールの守備的MFとして長期的な解決策なのかは疑問があるため、守備的MFの補強はこの夏の移籍目標に思える。
そうなれば、マカリステルはブライトン時代に近い“10番”の役割でプレーできる。また、リヴァプールの守備にもう少し安心感を与えることにもなるだろう。今季は23試合で0-1のリードを許しているのだ」
スロット監督はフェイエノールトでは4-2-3-1システムを使っており、リヴァプールは守備的MFを補強するかもしれないとのこと。
そうしたなか、『Rousing The Kop』によれば、ジャーナリストのグレアム・ベイリー氏がこんな話をしていたそう。
「(リヴァプールとの契約が今季限りの)ティアゴ・アルカンタラが退団するのは分かっている。
遠藤がある時点でドイツに戻ったとしても大きなショックではないだろう。彼は加入して仕事を成し遂げた。いい仕事をしたと思うが、彼がブンデスリーガに戻るのは間違いないだろう。彼は大金を得ているわけでもないし、彼らは彼のために大金を支払ったわけでもない」
この発言を受けて、遠藤が1年でリヴァプールを退団する可能性があると報じる海外メディアもある。
リヴァプールが「放出したことを後悔した」5人
ただ、Xのフォロワー数100万人以上を誇るリヴァプール情報サイト『This Is Anfield』は、「ベイリー氏によれば、リヴァプールが遠藤を1年だけで売却する可能性があるという。我々は彼を信頼できる情報源だと考えていない!」としている。
2024年05月01日 05:42
監督交代を機に、鎌田大地はラツィオで存在感を高めている。クラブは選手に残留を決断してほしいようだ。
昨夏ラツィオに加わった鎌田の契約は1年。選手が権利を持つ延長オプションがついている。来季もラツィオでプレーするかどうか、鎌田が選ぶかたちだ。
出場機会に恵まれなかったマウリツィオ・サッリ前監督の下では、鎌田が延長オプションを行使せずに退団するとの見方が有力だった。一時、その意向をクラブに伝えたとの報道があったことも記憶に新しい。
だが、周知のとおり、イゴール・トゥドール監督が就任してから、鎌田の立場は一変した。出場機会を得られるようになっただけではない。ボランチの一角としてリーグ戦で常にスタメンに名を連ねし、直近はフル出場を続けている。指揮官の鎌田に対する賛辞は増すいっぽうだ。
ただもちろん、鎌田が移籍する道を選ぶなら、来季に向けた補強方針にも影響する。クラブとしては、できるだけ早く決着をつけたいかもしれない。
【動画】復活した鎌田が7か月ぶりに絶妙のアシスト
イタリアメディアによると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、『Il Messaggero』で「監督は彼を絡めている。将来への支えとした」と、鎌田に決断をうながした。
「後は彼がラツィオに残ると決めなければならない」
コメントを伝えた『calciomercato.com』は、「彼は真剣に考えているところだ。それは冬に続いていた他クラブからの関心の噂が、直近では続いていないからでもある」と報じている。
「まだ(ユニホームの)胸に鷲がいる彼を見ることができれば、監督、クラブ、多くのサポーターと全員が嬉しいだろう。だが、すべては彼次第だ」
延長オプション行使の期限は5月いっぱいとの報道もある。いずれにしても、最終的な決定を下すときが近づいていることは確かだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 05:30
三笘薫が所属するブライトンはこの夏のプレシーズンに来日するようだ。
地元紙『The Argus』によれば、ブライトンの最高経営責任者兼副会長のポール・バーバー氏がこう述べたという。
「すべての条件が同じであれば、我々はこの夏に日本に向かう。当然、我々は薫がそのツアーに参加することを期待している。薫が一緒にいることが我々にとって重要だからだ。
現時点では日本で2試合を開催する計画だ。そこでの練習場やホテル、スタジアムなどを調査している。とはいえ、それが我々の夏の計画になるだろう。まだ達してはいない。契約に関してはまだやるべきことが残っているが、それが計画だ」
三笘は怪我のために今シーズンはもうプレーしないが、ツアーには帯同するようだ。
「日本と恋に落ちた!」日本を満喫する姿が最高だった世界のスターまとめ
なお、ブライトンはプレミアリーグ最近6試合で3分3敗と勝ちがなく12位に降下。残りは4試合で5月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦が今季最終戦になる。
2024年05月01日 05:08
驚きの報道と言えるかもしれない。
2024年05月01日 04:30
韓国の水原FCに“女神”が到来だ。Kリーグ史上初めてアジア諸国出身のチアリーダーを迎え入れる。
【PHOTO】台湾の超人気チア、チュアン・チュアンの艶やか“美的ショット”を厳選でお届け!
韓国メディア『京畿日報』によると、話題の主人公は台湾出身のチュアン・チュアンさんだ。「抜群の美貌を持つ彼女は、インスタグラム84万人、フェイスブック78万人のフォロワーを持つ人気チアリーダーとして2013年にデビュー。以後はモデル、歌手、芸能活動など様々な分野で活躍する“万能チアリーダー芸能人”だ」という。
記事では、チュアン・チュアンさんのコメントも紹介。32歳の人気者は、「台湾のサッカー場にはチアリーダーがいないんです。韓国で初めてサッカーの応援をすることに興奮しています」と期待に胸を膨らませ、「新しいスタイルの応援に触れられるのが楽しみです。韓国のチアリーディング文化にはまだ慣れていないけど、頑張ります」と意気込む。
また水原FCの関係者は「最近、韓国のチアリーダーの台湾進出による相互交流で、韓国での活動を希望する台湾のチアリーダーが多いと聞いている」とし、「台湾で最も認知度の高いチアリーダーであるチュアン・チュアンに就労ビザが発給され、国内で活動する予定だ」と明らかにしている。
チュアン・チュアンさんは自身のインスタグラムで、水原のユニ姿を公開。「ワオ! いいねぇ」「サイコー」「美しいですね」「めちゃめちゃ可愛いな!」「肌が超きれい」「韓国人に台湾の美しさを知ってもらおう」といったコメントが寄せられている。
現地4月30日に水原総合運動場で行なわれたFCソウル戦でパフォーマンスを初披露したチュアン・チュアンさん。今後の活躍に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月01日 00:48
レアル・マドリードに所属しているトルコ代表FWアルダ・ギュレルが、トルコメディア『Sportskafa』のインタビューにて、レアル・マドリード移籍を決めた背景やビッグクラブでの日々について語った。
2005年2月25日生まれで現在19歳のA・ギュレルは、母国の名門フェネルバフチェのアカデミーで育ち、2021−22シーズンに16歳でトップチームデビューを飾る。背番号「10」を託され臨んだ昨シーズンは、公式戦35試合出場6ゴール7アシストをマークし、チームのカップ戦優勝にも貢献していた。フェネルバフチェのトップチームでは2シーズン通算で公式戦通算51試合出場9ゴール12アシストを記録。昨年夏、レアル・マドリードへ完全移籍で加わった。
だが、スペインでは加入直後にケガに泣かされたこともあり、満足のいくスタートを切ることはできなかった。プレシーズンのアメリカツアーで右ひざ内側半月板を損傷し、手術に踏み切ると、復帰直後に左太ももの筋肉系トラブルに見舞われ、シーズン前半戦を欠場。負傷から戻ってきてからもなかなか出場時間が伸びなかったが、3月11日に行われたラ・リーガ第28節セルタ戦(○4−0)で加入後初ゴールを記録。4月27日に行われた第33節レアル・ソシエダ戦では、ラ・リーガで初のスタメンに名を連ねると、29分にスペイン代表DFダニエル・カルバハルからの折り返しをダイレクトで押し込み、チームを勝利へ導く決勝弾を挙げていた。間違いなくスタートは出遅れたシーズンだったが、終盤戦に来てコンディションを上げてきている。
そんなギュレルが、母国の取材を受け、レアル・マドリードで過ごす日々を赤裸々に告白。クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロースという2名の“レジェンド”については「彼らを名前で呼ぶことなんてできないよ」と明かし、その理由を「リスペクトが欠けているように感じてしまうんだ」と説明した。名前で呼ぶことはできないため、「彼らのことは“エルマノ”(※スペイン語で兄弟)と呼んでいる」らしいが、この影響からチームメイトからの呼称が定まったようだ。
「だから彼らも僕のことを兄弟と呼ぶようになった。もちろん“エルマノ”と呼ばれることもあるんだけど、今はチームのみんなが“アビ”と呼んでくれる。ルカが僕のことをアビと呼ぶと、ちょっとびっくりするね。彼らは“アビ”の意味(※トルコ語で兄弟)をよくわかっていないから、余計に面白いんだ」
また、18歳にしてレアル・マドリードへの加入を決断した理由についても言及。「もう1年フェネルバフチェにいても良かったし、そのような決断もできた」と前置きしつつも、「でも、トルコの若い選手がヨーロッパのビッグクラブで何ができるのか、世界に示したかった。僕は今後もそれを示すためにプレーを続ける」と強い決意を口にした。
【ハイライト動画】アルダ・ギュレル、ラ・リーガ初先発のソシエダ戦で今季2点目
2024年05月01日 00:00
かつて「キック・アンド・ラッシュ」と呼ばれたイングランドのサッカー。近年はもはや珍しいものになっているが、それでもサッカーにおいては空中戦に大きな重要性があることに変わりはない。
今回は『Football Faithful』から「今季のプレミアリーグで最も空中戦の勝利数が多い選手」をご紹介する。なお数値は4月24日段階のものなので注意。オリヴァー・マクバーニー
所属クラブ:シェフィールド・ユナイテッド
空中戦勝利数:114回
今シーズンのシェフィールド・ユナイテッドは降格の危機に瀕しているが、その中で輝きを見せている選手の1人がスコットランド人DFのオリヴァー・マクバーニーだ。
彼は今季のプレミアリーグで6ゴールを決めており、クラブで2番目の得点数を誇り、自身のキャリアで最多記録を更新。そして空中戦においても114回もの勝利数を記録している。カールトン・モリス
所属クラブ:ルートン・タウン
空中戦勝利数:118回
橋岡大樹が所属しているルートン・タウンも残留争いに巻き込まれているクラブ。昨季20ゴールを決めて昇格に貢献したカールトン・モリスも、まだ9ゴールと2桁に届かずにいる。
しかしその中でも空中戦においては有力な数字を残している。イリヤ・アデバヨとコンビを組んでいる彼は、数多くのロングボールに勝利して攻撃の起点になっていることがわかる。ジェームズ・タルコウスキ
所属クラブ:エヴァートン
空中戦勝利数:127回
勝点剥奪処分を受けて残留争いに突入することになったエヴァートン。ピッチ外の問題が足かせとなり、選手たちのプレーにも影響を与えている状況だ。
その中でセンターバックを務めている31歳のジェームズ・タルコウスキはベテランらしく浮き沈みのないパフォーマンスを見せており、守備を支える存在だ。空中戦を127回勝利しているほか、シュートブロック数はプレミア1位。フィルヒル・ファン・ダイク
所属クラブ:リヴァプール
空中戦勝利数:131回
フィルヒル・ファン・ダイクは昨季まで調子を落としていたが、今シーズンは最高レベルに近い水準まで力を戻している。
夏にヘンダーソンからキャプテンマークを引き継いだ彼は、今季リーグカップでの成功に導き、131回もの空中戦に勝利した。ユルゲン・クロップが去る来季も、彼は最終ラインの中心的な存在であり続けるだろう。ドミニク・カルヴァート=ルウィン
所属クラブ:エヴァートン
空中戦勝利数:133回
リヴァプール勢の台頭がすごい!プレミアの歴史上「最もアシストが多いDF」ベスト5
おそらくかなり意外な名前であるはずだ。エヴァートンのストライカーとして活躍しているカルヴァート=ルウィンは、決してヘディング専門の選手というわけではないものの、圧倒的な空中戦の強さを誇っている。
まるでトランポリンに乗っているようなジャンプ力があり、高い身体能力と見事なポジショニングを備えている。マージーサイド・ダービーのライバルであるリヴァプールのファン・ダイクを超えて1位に。
2024年05月01日 00:00
29日に行なわれたイラク戦で勝利し、パリ五輪への出場権を獲得した日本代表。
2024年04月30日 23:00
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日先発したDFアレクサンダー・ショルツは圧倒的なパフォーマンスを披露。カウンターの起点を素早く潰し、相手のキーパスをことごとく遮断。優れた守備能力で名古屋攻撃陣を封じ続け、その実力の高さを証明した。
ショルツは「いいゲームだったと思います。名古屋は昨シーズンに比べて成長していると思います。戦術的にも良かったですし、ボールを持っているときはかなりいいチームになったと思います。何もないところからいいゴールが生まれ、前半ラスト20分は完全に支配していたと思います」と胸を張った。
この日はショルツの卓越した守備が目立ったが、前半の序盤は相手の激しいプレッシャーに押し込まれる場面もあった。
「去年の流れをちょっと思い出す。まずノーディフェンスで始まり、そこから少しずつ我々が前進していくようなイメージ。我々のプレッシャーはすごく良かったと思います。最初の10分はあまりですけど、後々からいいプレッシャーを与えることができて、選手たちがかなりハードワークしていたと思います。かなりプレッシャーを与えていたと思います。(中島)翔哉、(安居)海渡、(前田)直輝、チアゴ(・サンタナ)がかなりハードワークをしていたと思います。かなりチームを助けてうると思います」とチームメイトの守備貢献を高く評価した。
連動した組織守備で主導権を奪った浦和は堅守名古屋相手に2点リードをするなど、ゲームを支配することに成功した。このまま4試合ぶりのクリーンシートかと思われた矢先に後半47分に痛恨の失点を喫した。背番号28は「(クリーンシート)そうしたかったですね。それに値する仕事をしていたと思います。ちょっとセットプレーでやらかしました。我々の責任ですね」と肩を落とした。
それでも守備の柱が本領を発揮し始めたことは大きな収穫だ。先月10日の北海道コンサドーレ札幌戦で負った右ハムストリングの肉離れで離脱していたが、前節ガンバ大阪戦で戦線に復帰。この日は強固なディフェンスラインを形成して、昨季アジア王者の貫禄を取り戻しつつある。
「ケガに関しては良くなってきています。ちょっと今週は風邪っぽかったんですけど、良くなってきていますね」とコンディションも戻りつつあると口にした。PKキッカーはチームが決める
前半25分にPKを獲得した浦和はサンタナがペナルティキッカーを務め、決勝弾を豪快にゴールへ突き刺した。ただ昨季はペナルティーキックのキッカーを務めていた選手はショルツであり、リーグを代表するPK職人としてゴールネットを揺らしてきた。ペナルティーキッカーを務めたサンタナ
この日は報道陣にサンタナにキッカーを譲ったかと尋ねられたショルツは首を横に振る素振りを見せた。「そんなにルールとかないですね。監督の指示です。コーチングチームの指示です。日本はやっぱりみんなで判断を決めるので、日本は組織で決める。シュートの上手いストライカーがいるので、僕がいなかったときにしっかり入れていた。いろいろなPKシューターがいることはポジティブなことだと思います。点が取れれば大丈夫」と笑顔でサンタナのゴールを称えていた。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
復帰後のホーム初勝利に背番号28は「本当に良かったです。ハッピーで。ここからまた駆け上がっていきたいですね」と反撃を誓った。来月3日午後4時にアウェーで対戦する川崎フロンターレでも優れた守備で完封し、今季初の2連勝をつかみ取ってみせる。
2024年04月30日 21:40
J1第10節浦和レッズ対名古屋グランパス戦が28日に埼玉県さいたま市内で行われ、2-1で3試合ぶりの白星を奪取した。前半24分にMF安居海渡が先制弾を突き刺し、後半25分にはFWチアゴ・サンタナがペナルティーキックで決勝点を挙げた。試合終盤に失点を許すも、強敵相手に逃げ切った。
この日先発した浦和MFサミュエル・グスタフソンは中盤の底でボールを配球しながら、攻守の切り替えに応じて立ち位置を調整して全体のバランスを取っていた。この日は堅守速攻を得意とする名古屋に序盤で押し込まれるシーンもあった。
背番号11は「序盤は(名古屋が)我々を押していましたね。相手が上回っていました。ただし20、25分くらいから我々のローテーションと我々の戦術がハマってきて、今度は相手側に困難を与え始めました。チャンスを作り始めて、相手は疲れ始め、強度が落ちてきていました。序盤と前半の最後のほうとは全く違う展開になってきましたね。どのように対人戦に構えるかという良い要素を我々が見せられたと思います」と総括した。
名古屋戦では元日本代表MF中島翔哉が左ウイングで先発。繊細なボールタッチで相手をいなし、軽やかなステップとドリブル、精度の高いパスでチームの攻撃をけん引した。中島のボールを受ける位置を見ながらグスタフソンがスペースを生めるように献身的なサポートをするなど息の合った連係を見せるシーンも散見された。
「以前もそうですし、どんどん一緒にプレーしてお互い関係性を深めています。彼は素晴らしいクリエイティブなサッカー選手なので、そんな選手とプレーするのは楽しいですね。いいコンビネーションが生まれたりと。もちろんそれもバランスを取らないといけません。常に形はキープしなきゃいけないですね。ボールを失ったときのことも考えなくてはいけない。ただし本当に(相手が)対人できたので、相手はピッタリときたので。ただし自分的にはああいう場面でシャープに決められたと思いますし、アシストもできたと思います。もうちょっとそこら辺は向上していきたいですね」と中島との連係に手応えを得ていた。
前節のガンバ大阪戦で今季初となる2連敗を喫してしまったが、強敵名古屋の勝利はチームにとって上位進出のきっかけとなりそうだ。
グスタフソンは「ガンバ戦も悪くはなかったと思います。ただしちょっと違う形の失点をしてしまった。もちろん向こうも違う形でディフェンスしてくるので、最終的にはやはり結果が色々と左右してくる。毎週我々は成長するのみです。そしてここ最近のホームゲームは良かったので。アビスパ、鳥栖、ガンバ戦も悪くなかったし、きょうも良かった。継続して、チームが良くなっていければと思います」と見据えていた。
スウェーデンのアシストマシーン!浦和獲得のグスタフソンの真価
チームは来月3日午後4時に川崎フロンターレとアウェーで対戦する。
2024年04月30日 21:26
ビジャレアルのMFアレックス・バエナに関する去就の噂は、加速度的に増しているようだ。29日、スペイン紙『アス』が報じている。
28日のラ・リーガ第33節ラージョ・バジェカーノ戦は、イエローサブマリンの若きテクニシャンが“傑物”であることを印象付けた試合となった。FWアレクサンダー・セルロートの2ゴールを演出したスルーパスは、どちらも針の穴に糸を通すようなものだった他、相手選手の逆をつくアイデアや連続股抜き、ゴールバーを強襲したミドルシュートなど抜きん出たパフォーマンスを発揮。3アシストという結果も残し、これでラ・リーガのアシストランクトップとなる『12』にまで伸ばした。いよいよ、アレックス・バエナが別次元の領域に足を踏み入れ始めている。
このカンテラーノが、今夏の移籍市場における注目株のひとりであることは、もはや想像に難しくないだろう。『アス』は、かねてより関心が明らかになっていたバルセロナとアトレティコ・マドリードに加え、ウナイ・エメリ監督のアストン・ヴィラも密かに動き出していると指摘。バエナにとっては、自身をトップチームデビューさせたかつての“恩師”であるとした上で、「この状況は、バスク人監督からのオファーと関心を受け、多くの憶測と噂を経てビジャレアルを去ったパウ・トーレスのケースに酷似している」と見解を綴った。
そんなバエナだが、同試合後の『カデナ・セール』とのインタビューにて「バルサでプレーすることは選手として最大の夢の一つだ。バルサは世界最高のクラブなのだから、それを望まない人はいないはず」と告白。ただ一方で、「ビジャレアルは自分の人生のクラブであり、全ての始まりのクラブ。この先何年もいられることを願っているよ」と強調。2028年夏までの現行契約に盛り込まれた契約解除金の6000万ユーロ(約101億円)にも触れ、「もし僕を獲得したいのであれば、6000万ユーロを支払う必要がある」と、仮に退団するとしても最愛のクラブにお金を残すことを宣言している。
また、ビジャレアル側も金額の譲歩には応じない方針とのこと。果たして、イエローサブマリンの“傑物”はどのような夏を過ごすことになるのだろうか。バエナの去就から目が離せない。
2024年04月30日 21:23
インテルに所属しているチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今季限りでクラブを離れることとなりそうだ。
2024年04月30日 21:17
日本代表を率いる森保一監督は30日、約1カ月にわたるヨーロッパ視察から帰国。空港で取材に応じた。
6月にFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選第5節、第6節の2連戦を控える日本代表は、6日にミャンマーとアウェー、11日にシリアとホーム(広島)で対戦する。すでに4連勝(1試合は没収試合で日本の勝利扱い)で2次予選突破を決めているため、この2連戦はチャレンジできる場にもなる。加えて、U−23日本代表がパリオリンピック2024本大会の出場権を獲得したため、本大会前の大切な強化試合ができるU−23日本代表との選手選考の兼ね合いも生じる。
森保監督はAFC U23アジアカップカタール2024も視察したが、大岩剛監督と大会中は話していないとしつつ、「山本昌邦ナショナルチームダイレクター通じていろいろな話をしていますし、日本のサッカー、日本代表、サッカーファミリーとして、オリンピックでメダルを取るためにいい連携、サポートができれば」、「日本が勝つことが我々にとっても一番うれしいことですし、オリンピックで結果を出せるように、最大限協力、サポートしていきたい」と、U−23日本代表の強化を優先する意向を示した。
日本代表ではU−23日本代表世代である久保建英や鈴木彩艶がすでにA代表で活躍中。また、24歳以上のオーバーエイジもオリンピック本大会で招集可能となる。オリンピック本大会は選手招集について所属クラブの派遣義務がないため、実際にどこまで招集できるかは不透明だが、東京オリンピック時はオーバーエイジ含めて本大会を見据えて、A代表と活動期間が重なる6月の代表ウイークを優先して活用した過去がある。
「日本サッカー協会として今後こういう形になっていくと思う」と話した森保監督は、「課題を話していき、今後監督が変わったりする中でも、招集の優先順位であったり、評価の優先順位を決めていくことはあっていいと思っています。1回1回、話し合いながらではなく、土台となるルールがあれば、スムーズにいろいろと決めることができる」と、今後の日本サッカーのためにもA代表とオリンピック代表の招集ルールを定めていくべきという考えを明かしている。
予選突破が決まっており、A代表としてはチャレンジが可能なタイミングかつ、オリンピック代表優先となるのであれば、6月のA代表のメンバー構成も気になるところ。新戦力の発掘や成長を期待したい選手を呼ぶことも考えられるが、「可能な限り選手や戦術を、今後に向けて試していきたい」としつつ、「試しすぎて、(最終予選が始まる)9月に良いパワーを持てないことも考えられるので、そこはこれまで招集してきた選手たちを中心に積み上げを考えながら、新たなチャレンジができる部分はチャレンジしたい」と、あくまでも継続がベースにあると話した。
2024年04月30日 20:23
青森山田高の3年生だった松木玖生(FC東京)は、こんな言葉を残していた。
「3年後の五輪は狙っています」。東京五輪が終わって約1週間。「まずはチームで結果を残すことが第一優先」としつつ、インターハイが行なわれた福井の地で、はっきりと自身のビジョンを口にしていた。
東京五輪の試合はほとんどテレビで観戦。なんとなく見るのではなく、同じポジションに自分が入った場合を想定しながら、真剣な眼差しで見入った。今思えば、この頃からパリに向けた“松木玖生”の物語はスタートしていたのだろう。
時は経て2024年4月。松木はカタールの地にやってきた。パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップに大岩ジャパンのメンバーとして参戦し、副キャプテンという大役を担いながら、中盤の要としてチームのために走り続けている。
グループステージ初戦の中国戦(1−0)では、鮮やかなボレーで開始早々に先制点を決めた。準々決勝のカタール戦(4−2)と準決勝のイラク戦(2−0)でも先発出場。カタール戦では戦術的な理由と警告を1枚もらっていた影響で前半のみの出場だったが、勝てば五輪行きが決まるイラク戦は80分までピッチに立った。
そのイラク戦では、繋ぎの部分でいくつかミスがあり、相手をファールで止めるシーンもあったが、試合を通じて安定したプレーを披露。この日はインサイドハーフで荒木遼太郎(FC東京)とコンビを組んだため、攻撃に比重を置く“10番”の役割ではなく、“8番”のポジションで攻守の繋ぎ役を全う。中盤でタフに戦い、球際の勝負で相手を凌駕した。
豊富な運動量を武器にボックス・トゥ・ボックスで動き回り、強烈なミドルシュートも放った。相手を脅かす一撃は、一度や二度ではなかった。
そして、イラクに勝利。まずは最初の関門を突破し、パリ五輪出場への最低限の通過点をクリアした。奇しくも試合翌日の4月30日は、21歳の誕生日でもあった。
松木は「ホッとした。今日は勝った喜びを噛み締めたい」と語り、「最高の誕生日を迎えることができました。ここまで来られたのは自分の力だけではない。スタッフ全員、チームメイトも含めて、最高のプレゼントを送ってもらったので、次は自分が期待に応えていきたい」と、ウズベキスタンとの決勝に向けて気を引き締め直した。
【PHOTO】U-23日本代表のイラク戦出場16選手&監督の採点・寸評。藤田が圧巻の2アシスト、安定感抜群の高井も高評価
3年前にパリ五輪出場という目標を掲げた松木。プロではルーキーイヤーからFC東京でポジションを掴み、31試合で2ゴールを奪った。翌年も主軸としてプレーし、今季はキャプテンに就任。代表では、高3の10月に飛び級でU-23アジアカップ予選に出場し、翌年3月には大岩ジャパンの立ち上げ遠征となるドバイカップのメンバーにも選ばれた。
U-20日本代表でもキャプテンとして活躍し、昨季は3月にU-20アジアカップ、5月にはU-20ワールドカップに出場した。
特にU-20日本代表での体験は唯一無二で、自身初の世界大会では多くの学びがあった。1勝1敗で迎えたグループステージ最終戦は、イスラエルに1−2で逆転負け。数的優位に立ちながらも残り15分で2失点。土壇場でノックアウトステージ進出がほぼ潰えた結果に対して、松木は次のように話していた。
「やっぱり勝負に対する気持ちや、最後に足が伸びてくるところは、日本と海外の差。まだ終わっていないですけど、しっかり個人個人が自チームに帰った時に見つめ直して、レベルアップしていけるようにしていきたい」
最終的にチームは他グループの結果を受け、グループステージ敗退で帰国の途についた。しかし、真剣勝負の場で得た経験は今に生きている。厳しい戦いを味わってきたからこそ、今大会は心に余裕を持ってプレーができていたからだ。
「今大会、自分はすごく気持ちの面で楽にいけている。それはU-20のアジアカップやワールドカップを経験したからこそで、自分にとってのプラスアルファの部分」
紆余曲折がありながら、定めたチェックポイントを通過した。しかし、今大会はまだ終わっていない。アジア・ナンバーワンの称号を掴む戦いが残っている。松木は3年前の言葉を踏まえ、決勝に向けて想いを紡いだ。
「ずっと選ばれたいと思っていたし、やっぱり自分は本当にこの年代で優勝をしたい。その想いがありながら、自分が考える過程では最高のところまで来ているので、あとは目に見える結果にこだわっていくだけ」
泣いても笑っても、あと1試合。全ての力を出し切り、松木は結果を求めて最後の戦い、ウズベキスタンとの決勝戦に挑む。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年04月30日 20:00
29日イングランド実質2部チャンピオンシップのレスター・シティはプレストンに3-0で勝利し、13-14シーズン以来、8度目の優勝を決めた。前節終了時点でレスター・シティはプレミアリーグ自動昇格となる2位以上を確定させており、来季のプレミアリーグの昇格が決まっていた。
この日勝利すれば優勝が決まるプレストン戦で、37分にジェイミー・バーディが先制ゴールを決めると、52分にも同選手が追加点を決めた。その後67分にケイシー・マカティアもゴールネットを揺らし3-0で快勝した。
試合後、レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督は取材に応じ、以下のようにコメントした。
「素晴らしい気分。激しく、厳しいシーズンだった。チャンピオンシップは多くの試合があり、厳しいものだ。しかし、私たちはそれをやり遂げた。素晴らしいパフォーマンスだった。ミルウォール戦とプリマス戦で勝ち点を落としたときでも嬉しかった。あとはチャンスを掴むだけだった。今夜の試合では、我々はこの優勝に完全に値した」(英『Leicestershire Live』より)
マレスカ監督はチャンピオンシップでの優勝に喜びを爆発させ、優勝に値したとチームを賞賛した。昨年まで、マンチェスター・シティのアシスタントコーチを務めていた同監督。来季はプレミアリーグを舞台に師弟対決も実現する。新たに生まれる楽しみな対決となりそうだ。