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2024年04月18日 13:39
プロ野球の榊原定征コミッショナーは18日、イースタン・リーグの巨人−日本ハム5回戦(17日、ジャイアンツ球場)で球審への選手交代の通告を怠った日本ハム・稲葉篤紀2軍監督に対し、厳重注意を科した。 六回表終了後に複数の選手交代・守備位置変更を球審に告げ、試合は六回裏に進行した。だが1死後に、右翼手交代の通告を怠っていることに気付き、その時点で球審に通告した。
2024年05月01日 09:32
◆ トラウトが左膝手術で戦線離脱
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が左膝の手術を受けることとなった。現地時間30日、同球団GMのペリー・ミナシアン氏が発表。手術は半月板断裂によるもので、詳細な復帰時期は明らかにされていないが、今季中の復帰になると予想されている。
今季14年目のトラウトはここまで全29試合に出場し、打率.220、10本塁打、14打点、OPS.866という成績をマーク。直近4シーズンの合計と同数の6盗塁を既に記録するなど、好スタートを切っていた。
しかし例年同様、故障に悩まされることになった。トラウトは直近3シーズン、計486試合のうち半数以上の249試合に欠場。最後に130試合以上に出場したシーズンは2019年まで遡る。
エンゼルスとしては中継ぎのロバート・スティーブンソン、正三塁手のアンソニー・レンドンに続いての長期離脱者。チーム内の今季年俸額上位4人うち3人が戦線離脱する事態となっている。一時はアメリカン・リーグ西地区の首位争いに加わっていたが、現在は11勝18敗で地区4位。最下位アストロズに1.5ゲーム差に迫られている。
2024年05月01日 09:32
オリ宮城は4月30日のロッテ戦で8回1失点も…リーグワーストタイの3敗目
■ロッテ 1ー0 オリックス(30日・ほっと神戸)
快投も白星には結びつかなかった。オリックスの宮城大弥投手が4月30日のロッテ戦(ほっと神戸)に先発し、8回13奪三振1失点の力投も0-1で敗れ、リーグワーストタイの3敗目を喫した。打線の援護なく敗れる形になったが「実力不足です」と、敗戦の責任を背負いこんだ。チームは13勝14敗1分けで3、4月の戦いを終えた。
初回に自己最速の155キロをマークするなど、同世代のライバル・佐々木と見応えある投手戦を演じた。両チーム無得点で迎えた5回は2死一塁から荻野に先制二塁打を浴びるも、それ以上の失点は許さなかった。6回は再びギアを上げ3者連続三振。8回にもこの試合で3度目となる3者連続三振と、まさに気迫あふれる投球だった。
これで4試合連続ハイクオリティスタート(HQS=7回以上自責2以下)を達成し、リーグ4位の防御率1.408と、エースの責任を果たしながらも2勝3敗。開幕から5試合に登板しクオリティスタート(QS=6回以上自責3以下)率100%を達成している4投手(西武・今井、日本ハム・伊藤、山崎)の中で唯一人、黒星が先行している。
白星に恵まれない状況にも本人は「内容としてはいい試合あったが、まずはチームが勝つことが大事。すでに3敗しているわけですし。もっと実力があれば無失点、もっと長いイニングと。もっとできたと反省するところもあるので実力不足です」と、自らを責めた。
打線は初回に無死一塁から森が左中間へ二塁打を放つも、一気に本塁を狙った一走・西川が憤死。1点を追う8回には2死一、三塁の好機を作るもセデーニョが左直に倒れ無得点。ここ4試合で3度の完封負けと打線は湿りがちだ。
3、4月の負け越しは2021年以来で、開幕ダッシュはならず。西野、中川、山下、東と主力を欠きながらも、リーグ3位をキープする中嶋監督は「いつも我慢ですけどね。どっちにしろ我慢の時は必ずありますし。今、その時でしょうし」と口にする。リーグ4連覇を目指すチームに我慢の時が続く。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
2024年05月01日 09:00
30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた佐々木主浩氏が、ヤクルトの村上宗隆について言及した。
佐々木氏は村上について「三冠王とった時のような感じではないですよね」と指摘し、「ちょっと振りすぎと僕は思うんですよね。強い打球を打ちたいという感じのスイングですよね」と続けた。
佐々木氏は「三冠王をとって昨年から率が下がった。WBCで大谷の打球を見たから、そこから(打撃が)狂ってるんじゃないかなと僕個人的には思っているんですよね」と自身の見解を述べ、「イメージがああいうのを打ちたいという憧れじゃないけど、それまでは振ってないですよね」と話していた。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月01日 08:41
「先発をすることに、とても興奮をしている。
2024年05月01日 08:00
● 巨人 3 − 4 ヤクルト ○
<4回戦・東京ドーム>
巨人の船迫大雅が30日のヤクルト戦で、見事な火消しを見せた。
3−2の6回、先発・山粼伊織が先頭の村上宗隆に四球、二死後、長岡秀樹に四球を与えたところで、巨人ベンチは船迫にスイッチを決断。ここで船迫は中村に対して、初球ストレートがボールとなったが、2球目のスライダーでファウルにさせると、3球目のスライダーで右飛に打ち取った。
30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた佐々木主浩氏は、船迫について「ボールも速いですし、サイド気味でくるんで、今のも1ボールから変化球でストライクが取れますから、やっぱりいいピッチャーですよね」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月01日 08:00
「広島1−7阪神」(30日、マツダスタジアム)
アイシング姿で引き揚げてきた広島・床田寛樹投手は、黒星の責任を一身に背負った。「完全に、僕のせいで負けた。思いっきり自滅なので」。6回を4安打3失点で2敗目。被弾したわけでもなく、長打も浴びていない。敗因は自己ワーストの6四死球。制球が定まらず、流れを相手に渡してしまった。
1−0の二回2死二塁で坂本に同点の中前適時打を許した。「ちょっと不用意過ぎたかな」と2球目の外角直球に唇をかんだ。四回は先頭・大山への四球を皮切りに無死満塁とされ、坂本の二ゴロ併殺の間に勝ち越し点を献上。六回も先頭・大山への四球から坂本の右犠飛で3点目を失った。
2度の申告敬遠を含めても6四死球は明らかに本来の姿ではなかった。「ストライクがほしい時に入らず、追い込んでもボール、ボール、ボールで四球という感じ。(阪神打線が)低めは振ってくれないのに低めでストライクが取れないのが一番痛かった」と分析した。生命線ともいえるコースで投球を組み立てられず、主導権を握ることはできなかった。
4月9日の阪神戦では村上と投げ合って7回1失点と粘るも、自身に土が付いた。順当なら1週間後の7日、甲子園で相手右腕と3度目のマッチアップが待つ。「自分で自分のリズムを崩してしまった。いい投手を相手にあんな投球をしていたら、勝てるわけがない。そういうのをなくせれば」と肝に銘じた床田。今度こそ村上に投げ勝つ。
2024年05月01日 07:53
大谷が抜けたエンゼルスで奮闘も…無念の離脱
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が左ひざの半月板損傷のため膝の手術を受ける予定であると、30日(日本時間5月1日)に複数の米メディアが報じた。同日の試合前には取材に応じ、目を赤くしながら「とにかくイライラする」と話した。
今季はここまでリーグトップタイとなる10本塁打をマークしていたが、無念の離脱となった。32歳のトラウトはこれまでに3度のMVPを受賞。しかし近年は毎年のように故障に悩まされ、シーズンを通したプレーができていなかった。
米スポーツ局「ESPN」によると3日(同4日)に手術を受けるとされ、具体的な復帰時期は未定とされるもシーズン中には復帰できる見込みだという。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 07:40
元巨人のパーラ氏はナショナルズで一塁コーチを務める
リズミカルな音楽は巨人ファンを虜にした。
2024年05月01日 07:20
◆ 「ここをどう乗り越えるか」
巨人は30日、本拠地でのヤクルト戦に3−4で逆転負け。7回に登板した西舘勇陽は2本の安打に四球も絡んで2点を献上し、今季2敗目を喫した。
1点リードで迎えた7回、巨人の3番手としてマウンドに上がった西舘だったが、先頭打者に右安打を浴びると、犠打に四球が絡んで一死一・二塁のピンチを招く。
ここで迎えたリーグ屈指の強打者、ホセ・オスナからはスライダーで見逃し三振を奪ったものの、続く村上宗隆にまたしても四球で満塁にピンチが拡大。まさに絶体絶命の状況で現在リーグ首位打者のドミンゴ・サンタナに投じた初球カットボールは一・二塁間を破る逆転の2点適時打となり、西舘はここで投手交代を告げられた。
その後は8、9回に得点圏まで走者を進めるもあと一本が出ずに連敗を喫した巨人だったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では2試合連続で救援失敗となった西舘に話題が及んだ。
ルーキーながら開幕一軍入りを果たすと、勝ちパターンの継投を担い10ホールドを上げていたが、ここ2試合で合計5失点と不安定な投球が続く西舘。これについて番組MCを務めた高木豊氏は「こういう事って必ずあるんですよ。ここをどう乗り切るかっていうのが私たちも楽しみにしたいですよね」とコメント。
プロであれば誰しもが経験する事だと強調し、こうした苦境を乗り越えた姿を楽しみにしたいと奮起を促した。
また同じく出演した齊藤明雄氏は「ヒットを打たれてからピッチングが小さく見えた」と切り出し、「“いいボールを投げなきゃいけない”という気持ちが強すぎて、ワイルドピッチに繋がったように見えたんですよね。そしてストライクを取りに行く時にはボールが変化していない。ちょっと腕の振りに自身の無さが出てる」とピンチでの余裕の無さが露呈した投球だったと振り返った。
2球団競合の末に巨人に入団した黄金ルーキーは、即戦力の前評判に違わぬ実力を発揮してきたが、早くもプロの壁に直面しているのかもしれない。西舘の力強く安定した投球が巨人のここまでの戦いを大きく支えていただけに、こうした壁を乗り越えた姿を楽しみに待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】ドラ1・西舘が2戦連続救援失敗で白星スルリ……/4月30日:巨人―ヤクルト戦試合ハイライト
2024年05月01日 07:20
ドジャースが「コーセー」と契約締結…4月だけで日系企業は6社目に
ドジャースは29日(日本時間30日)、化粧品メーカー「コーセー」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。本拠地・ドジャースタジアムのビジョンなどに広告が掲載される。球団と日系企業の契約は4月だけで6社に上っており、“大谷効果”はとどまるところを知らない状況だ。
ドジャースは4月に入って航空会社のANA(全日本空輸)、タイヤメーカーのTOYO TIRE、医薬品メーカーの興和、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」などと契約を締結しており、今回で6社目になる。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者は早速、X(旧ツイッター)で「今週新たに発表された日本の企業パートナー:化粧品ブランドのコーセー」と反応。同記者は25日(同26日)に「シーズンがスタートしてから、ドジャースはおおよそ週に1回のペースで日本企業とのスポンサー契約を発表している」と綴っていたが、その投稿からわずか4日後に球団は新たな契約を締結。“週に1回のペース”を上回る頻度に驚きを隠しきれない様子だ。
大谷翔平投手と10年総額7億ドル(約1098億円)、山本由伸投手と12年総額3億2500万ドル(約509億8000万円)で契約したことで、日系企業の進出が一気に加速。この現状にSNSでは「あっという間に7億ドルを取り戻したな」「オオタニ・エフェクト」「ドジャースとスキンケア」といった声が相次いだほか、日本語でも「まさに毎週日本企業が増えるね」「1000億回収どころか1000億貯金しようとまでしとるこの球団」といったコメントが集まっている。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 07:11
前日では二塁から激走も表情晴れず…ここまで10本塁打の活躍
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が左膝の半月板損傷のため手術を受ける予定であると、30日(日本時間5月1日)に複数の米メディアが報じた。今季はここまでリーグトップタイとなる10本塁打をマークしていた。
米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、ペリー・ミナシアンGMがトラウトの手術について明かしたと報道。3日(同4日)に手術を受けるとされ、具体的な復帰時期は未定とされるもシーズン中には復帰できる見込みだという。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「左膝の半月板を損傷している」と伝えた。
32歳のトラウトはこれまでに3度のMVPを受賞。しかし近年は毎年のように故障に悩まされ、シーズンを通したプレーができていなかった。今季は大谷翔平投手が抜けたこともあり、チームをけん引する活躍が期待されていた。オープン戦こそ不調だったものの、シーズンではここまで10本塁打を放つ活躍を見せていた。
連敗を4で止めた29日(同30日)の試合では、同点の7回に投手の暴投で二塁から本塁に生還する激走を見せていた。「ESPN」によると、試合の3回頃から痛みを感じ始めていたようで、翌30日(同5月1日)にMRI検査を受けて負傷が発覚したという。
チームは4月に一時首位に立ったが、直近10試合では2勝8敗と失速。アンソニー・レンドン内野手が左太もも裏の部分断裂で長期離脱となっていたが、さらにトラウトも離脱となれば、打線に大きな穴が開いてしまうことになる。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 07:10
◆ 「トータル的に考えたら絶対に岡林だが……」
中日は30日、本拠地でのDeNA戦に1−2で惜敗。
2024年05月01日 07:10
今季のオリックスを支えるエスピノーザは「1球の重みが変わってきます」
熱いハートと冷静な洞察力で、狙うはノーヒットノーランだ。開幕からオリックスの先発ローテーションを守る新助っ人、アンダーソン・エスピノーザ投手が、ドジャースに移籍した山本由伸投手に続く、チーム3年連続の快記録に照準を当てている。
「ヤマモトがノーノーをしたことは、YouTubeのハイライトで見て知っています。ノーノーは難しいと思いますが、ゴロで仕留めたり三振を取ったり、攻めた投球をして、彼のように記録を達成したいと思います」
届かなかった悔しさがある。パドレス傘下3Aでプレーした昨年、8回途中まで無安打を続けていたが、大記録を逃してしまった。「打者もなんとか、ノーノーを避けようと。より集中して向かってきますから、ノーヒットが続いている時にはより集中しなくてはいけないことを学びました。序盤とは1球の重みが変わってきますから。投げ切る自信はあったので、悔しかったですね」と、逃した記録を思い出し、顔を歪めた。
ベネズエラの首都・カラカス出身。2014年にレッドソックスと契約して、1Aで実績を積み、2016年にパドレスに移籍した。翌年以降、2度の右肘トミー・ジョン(TJ)手術を経験。コロナ禍による1年を含め、4年間、実戦から遠ざかったことで得たものがあった。
「これまでの野球のキャリアを通じて色々な事を経験し、乗り越えることで強い精神力を培うことができました。メンタルの部分で自信を持っています」。キャッチボール、ライブバッティングを経て、2021年5月に1709日ぶりに登板するまで、復活を信じてリハビリに向き合った長い日々が、ラテン系の明るさに強いハートを併せ持つ右腕に変貌させた。
オリックスに加入した今季、開幕から順調に結果を残している。来日初勝利は開幕2戦目。開幕戦を黒星でスタートした“暗雲”を払った。2勝目もカード頭を落とした翌日のゲームでチームに勝利をもたらせたのは、メンタルの強さがあったからに他ならない。今季はここまで4試合に登板して3勝0敗、防御率は驚異の0.33を記録しており、来日即の月間MVP候補にも挙がる。疑問はすぐに解決…「あの場面でなぜあのボールを要求したのか」
エスピノーザは、155キロ超のストレートにカーブ、スライダー、チェンジアップが武器。マイナーリーグでは通算109試合、426回2/3で440奪三振を誇る。春季キャンプ中、チームに合流して約1週間後のライブバッティングでは死球を出すなど制球に苦しんだもの、鋭い変化球で打者を翻弄した。
対戦した来田涼斗外野手は「縦割れのカーブがよかった」と、シーズンでの活躍を予想していた。2月24日のDeNA2軍との練習試合では3者連続三振で実戦デビューを飾り、オープン戦などでも安定した投球を見せ、開幕ローテーション入りをつかんだのだった。
対応能力も高い。登板2戦目となった4月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)。7回5安打、6奪三振、1四球、1失点と好投を支えたのは、縦のカーブに変えて、球場の特性を生かし、斜めに曲がるスラーブ。「この球場に関する情報を集めて、風の強い球場だとわかっていたのでカーブとスライダーの間の軌道のボールがうまくはまった」と人懐っこい顔をほころばせた。
球団関係者によると、記憶力はもちろんのこと、1つのことを教わると次を言われなくても行動を予測して対応するなど、臨機応変に動く器用さを持ち合わせているという。澤村直樹通訳は「自分が投げる前の試合での配球を捕手に尋ねたりするなど、研究熱心ですね。『あの場面でなぜあのボールを要求したのか』という疑問を聞き、いろんな要素を踏まえてのリードだったと捕手の方が説明すると、すぐに理解をします。ロッテ戦でもカーブがダメだからどうしようではなく、それじゃ風を利用してものにしようとするなど、とても器用ですね」とクレバーさに感心する。
来日に際し、ベネズエラ出身で元阪神のロベルト・スアレス投手から日本の野球を教わるなど、情報を集めてきた。心強い味方もいた。パドレス時代、コーチ留学をしていた中嶋聡監督とは面識があり、現在、オリックスの巡回ヘッドコーチを務める中垣征一郎コーチからはトレーニングの指導を受けた間柄。首脳陣と信頼関係で結ばれているのは、初めての環境で戸惑うことが多い助っ人の中では、有利なことだ。
アニメを通して、日本の文化に興味を持ってきた。「ドラゴンボール」や「NARUTO」を見て育ち、1番好きなアニメは「キャプテン翼」だという。ラーメン好きでも知られる。ロッテ戦登板のため移動で訪れた東京で、1番に探したのは「天然とんこつラーメン専門店・一蘭」。こちらも事前に情報を収集していたそうだ。「怪我なくシーズンを戦い抜き、自分のピッチングでチームを助けたい」。リーグ4連覇に向け、役目は心得ている。(北野正樹 / Masaki Kitano)
2024年05月01日 07:00
◆ 「去年もそうだったんですけど……」
阪神は30日、敵地での広島戦に7−1で快勝。雨天中止を挟み3連勝を飾ったほか、2位・巨人とのゲーム差を「2.5」に広げた。
この日の相手先発は試合前の段階でセ・リーグトップの防御率を誇る床田寛樹。リーグ屈指の好投手を相手に打線は2回、二死二塁から坂本誠志郎が同点適時打を放つと、4回無死満塁からまたも坂本が併殺打を放つ間に1点を勝ち越す。
さらに6回にも一死一・三塁からみたび坂本が今度は犠飛を放つと、床田降板後の7回以降にも適時打などで合計4点を奪取。投げては先発の村上頌樹が2回以降は二塁を踏ませない快投で今季初完投を飾り、2勝目(1敗)を手にした。
投打で盤石の試合運びを見せた阪神について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊氏は「やっぱり来たなって感じ」とコメント。
開幕直後こそやや出遅れたものの、4月中に首位に返り咲く貫録を見せつけた昨季王者の戦いぶりにニヤリとすると、続けてチームをけん引する打線の中でも「強さが戻ってきた証拠に、大山のフォアボール」と4番の活躍に着目した。
この日は無安打ながら3つの四球を選ぶと、いずれも後続が繋いで本塁に生還する渋い活躍ぶりに高木氏も熱視線を送ったが、これには同じく出演した坂口智隆氏も「去年もそうだったんですけど、起点になる事が多くて。やっぱりその後ろの選手が繋いでいた」と大山の出塁が攻撃の重要なキーになっていると分析。
この日は5番に座ったシェルドン・ノイジーが猛打賞を放ち、さらに7番でスタメンマスクを被った坂本が3打点を記録したが、坂口氏は続けて「三振と内野フライがダメな場面でも、ゲッツーで1点を取るとか。気づかない間に点差が広がっているというのが強いタイガースの戦い方」と語り、多彩な攻撃パターンと確実な加点をポイントに挙げて“準備完了”に太鼓判を押した。
一時は下位に沈んでいたものの、4月中に貯金を6つ獲得するなど気づけば“定位置”に返り咲いていた王者・阪神。投打で盤石の陣容を誇るが、戦いのカギを握るのはやはり主砲の存在にある。球団初の2連覇へ向け、今後も大山のバットに注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】村上完投&7得点で広島に完勝!/4月29日:広島‐阪神戦試合ハイライト
2024年05月01日 06:50
◆ 「やっぱりそれも軸がしっかりしてるから」
ソフトバンクは4月ラストゲームで楽天に8−0で完勝。打線は今季最多の14安打をマークし、投げては先発の有原航平が8回4安打無失点の快投で3勝目(2敗)を挙げた。
ソフトバンク打線は2回、先頭の4番・山川穂高がリーグ単独トップとなる6号ソロをバックスクリーン左へ運び先制点を奪うと、その後も6番・川村友斗の二塁打などで好機を作り、7番・栗原陵矢の左犠飛で2点目。さらに二死二塁で、9番・三森大貴が今季初安打となる右前適時打を放ち3−0とリードを広げた。
5回は3番・柳田悠岐の右越え3号ソロで4点目を加えたあと、再び三森の右翼線2点適時二塁打などで4点を追加。打線がつながり8回までに今季最多の14安打記録した。
開幕直後に右手人さし指の骨折で離脱していた三森は、28日(西武戦)の試合前練習時に右脇腹を痛めた牧原大成に代わり、同日に一軍再昇格。今季2度目のスタメンで3安打3打点と存在感を示しチームの7連勝に貢献した。
4月30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』の番組MCを務めた高木豊氏は、「山川が打つ、柳田も打つ。もう話にならんすよ。止めようがない」とソフトバンク打線の破壊力に感嘆の声。さらに「牧原がいなくなって三森、周東が離脱したら川村。出てくる出てくる」と、上述の三森に加え、家庭の事情で4試合欠場した周東佑京の穴を埋める活躍を見せた川村にも改めてスポットを当てた。
解説者として出演した坂口智隆氏は、現状のソフトバンク打線について「やっぱりそれも軸がしっかりしてるので、周りは自分のプレーを考えて打席に入れる」と分析。3番・柳田、4番・山川、5番・近藤健介のクリーンアップの安定感が相乗効果を生み出しているとし、脇を固める選手たちについても「みんな結果を出しているので層が厚いなと感じる」と、首位を快走するチーム状態の良さについて言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』