2024年04月18日 14:45
◆ 厳重注意の制裁 NPBは18日、2軍の試合で球審への選手交代の通告を怠ったとして、日本ハム・稲葉篤紀2軍監督に対し厳重注意の制裁を科したことを発表した。 17日のイースタン・リーグ、巨人戦(ジャイアンツ球場)で6回表終了後に複数の選手交代・守備位置変更を球審に告げ、試合は6回裏に進行したが、一死後に、右翼手交代の通告を怠っていることに気付き、その時点で球審に通告した。 稲葉2軍監督は、2017年から2021年まで野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務め、翌2022年からは日本ハムのGMに就任。今季からは日本ハム2軍監督を務めている。
2024年05月01日 10:42
バックネット上部に「ハチの大群」…場内騒然
■Dバックス ー ドジャース(日本時間1日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間5月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場予定。しかし、試合開始時間を迎えたが、バックネットに大量のハチが集まり、開始が遅れる珍事が起こった。
バックネットの上部に、100匹以上の大量ハチが発生。一部分に固まる形で、その周りにも数十匹のハチが飛び交っていた。試合前には審判団から両軍ベンチに説明があり、試合開始が遅延。大谷も興味深く見つめていた。
珍事発生に、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のジョー・デービス氏は「蜂がバックストップの上部に大量発生しているようです。この試合はおそらく定刻通りには開始とならないでしょう」と伝えた。
試合前の練習時にはいなかったものの、開始前に突如出現。ファウルボールがネットに当たった際などは危険だと判断された。レポーターのキルステン・ワトソンさんも「ロバーツ監督は審判団と話をしています。彼らは問題を解決しようとしています。ですが今のところ、試合は時間通りに始まらないようです」と話した。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 10:30
米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の主砲マイク・トラウト(Mike Trout)が、左膝の半月板損傷により手術を受けることになった。今季中の復帰は可能だという。ペリー・ミナシアン(Perry Minasian)ゼネラルマネジャー(GM)が30日に明かした。
オールスターに11回選出され、ア・リーグ最優秀選手(MVP)を3回受賞している32歳のトラウトは、今季ここまでリーグトップタイの10本塁打を放っていた。GMは復帰時期には言及しなかったが、シーズン絶望ではない見込みだと話している。
MLB通算378本塁打、954打点、212盗塁を記録しているトラウトだが、負傷離脱はこれで4シーズン連続。2021年はふくらはぎ、2022年は背中を痛め、昨季は左手首の骨折で82試合の出場にとどまり、162試合中140試合に出場したのは2018年までさかのぼる。
世代最高の選手と評されるトラウトだが、同選手が新人王を獲得した2012年以降、エンゼルスは成績が低迷し、ポストシーズン進出は2014年の1回だけ。そのときもカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)にスイープ(3連敗)を食らった。プレーオフでのシリーズ勝利は2009年を最後になく、このところは8年連続でレギュラーシーズンを負け越し、今季も11勝18敗でア・リーグ西地区4位となっている。
エンゼルスには昨年まで大谷翔平(Shohei Ohtani)が所属し、2021年と2023年にア・リーグMVPに輝いたが、大谷は昨季限りでロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)へ移籍した。
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2024年05月01日 10:15
4月末までの成績で指名打者のファーストチームに予想
ドジャースの大谷翔平投手は、4月最後のゲームを残し、ここまで打率.341、7本塁打19打点、OPS1.041の好成績をマークしている。MLB公式サイトでは、現時点でシーズン終了後に「オールMLBチーム」に選出されるであろう顔ぶれを予想し、ファーストチームの指名打者に大谷が選ばれた。
オールMLBチームは、シーズン終了後に専門家とファン投票によって選ばれ、リーグ関係なく先発投手5人、救援投手2人、野手の各ポジションから1人(外野は3人)、指名打者1人の16人が選ばれ、ファーストチームとセカンドチームの計32人が選出される。
大谷はこれまで、2021年から3年連続で同賞に選ばれている。2021年は先発投手でセカンドチーム、指名打者でファーストチーム、2022年は先発投手でファーストチーム、指名打者でセカンドチーム、2023年は先発投手と指名打者でファーストチームに選ばれていた。
MLB公式サイトは、大谷が放つ打球の驚異的な速度に注目。「オオタニは驚異的な数値を量産し続けている。4月23日(同24日)、彼は118.7マイル(約191.03キロ)の本塁打を放ち、その数字はスタットキャスト時代(2015年以降)においてドジャースでの最速弾だった」と紹介した。
セカンドチームにはヨルダン・アルバレス外野手(アストロズ、打率.275、7本塁打18打点)が選ばれた。「オオタニは4年連続オールMLBチームへの選出へ、着々と進んでいる」。年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」も3年連続で受賞中の大谷。今年も戴冠に期待がかかる。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 10:04
シーズン中には復帰できる見込み
エンゼルスは30日(日本時間5月1日)、マイク・トラウト外野手を左ひざの半月板損傷のため10日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。
2024年05月01日 10:00
● 巨人 3 − 4 ヤクルト ○
<4回戦・東京ドーム>
30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた佐々木主浩氏が、巨人の丸佳浩について言及した。
丸は4月19日の広島戦の第1打席から4月28日のDeNA戦の第1打席にかけて27打席連続無安打だったが、同日のDeNA戦で3安打。『1番・左翼』で先発出場した丸は30日のヤクルト戦、ロドリゲスが投じた1ストライクからのカットボールをライト前に弾き返す安打を放った。
佐々木氏は「丸は本当にこの間のベイスターズ戦から状態が上がってきました。今のも甘いボールをしっかり打てていますからね」と解説。
丸は2−2の5回無死走者なしの第3打席、星知弥が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートをライトスタンド中段に今季第1号となる本塁打を放った。佐々木氏は「インコースのシュート回転してくるボールですけど、本当にベイスターズ戦で3本打ってから、今日の第1打席もそうですが、状態が良くなっていますよね。きっかけ、修正点を知っていますよね」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月01日 09:32
◆ トラウトが左膝手術で戦線離脱
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)が左膝の手術を受けることとなった。現地時間30日、同球団GMのペリー・ミナシアン氏が発表。手術は半月板断裂によるもので、詳細な復帰時期は明らかにされていないが、今季中の復帰になると予想されている。
今季14年目のトラウトはここまで全29試合に出場し、打率.220、10本塁打、14打点、OPS.866という成績をマーク。直近4シーズンの合計と同数の6盗塁を既に記録するなど、好スタートを切っていた。
しかし例年同様、故障に悩まされることになった。トラウトは直近3シーズン、計486試合のうち半数以上の249試合に欠場。最後に130試合以上に出場したシーズンは2019年まで遡る。
エンゼルスとしては中継ぎのロバート・スティーブンソン、正三塁手のアンソニー・レンドンに続いての長期離脱者。チーム内の今季年俸額上位4人うち3人が戦線離脱する事態となっている。一時はアメリカン・リーグ西地区の首位争いに加わっていたが、現在は11勝18敗で地区4位。最下位アストロズに1.5ゲーム差に迫られている。
2024年05月01日 09:32
オリ宮城は4月30日のロッテ戦で8回1失点も…リーグワーストタイの3敗目
■ロッテ 1ー0 オリックス(30日・ほっと神戸)
快投も白星には結びつかなかった。オリックスの宮城大弥投手が4月30日のロッテ戦(ほっと神戸)に先発し、8回13奪三振1失点の力投も0-1で敗れ、リーグワーストタイの3敗目を喫した。打線の援護なく敗れる形になったが「実力不足です」と、敗戦の責任を背負いこんだ。チームは13勝14敗1分けで3、4月の戦いを終えた。
初回に自己最速の155キロをマークするなど、同世代のライバル・佐々木と見応えある投手戦を演じた。両チーム無得点で迎えた5回は2死一塁から荻野に先制二塁打を浴びるも、それ以上の失点は許さなかった。6回は再びギアを上げ3者連続三振。8回にもこの試合で3度目となる3者連続三振と、まさに気迫あふれる投球だった。
これで4試合連続ハイクオリティスタート(HQS=7回以上自責2以下)を達成し、リーグ4位の防御率1.408と、エースの責任を果たしながらも2勝3敗。開幕から5試合に登板しクオリティスタート(QS=6回以上自責3以下)率100%を達成している4投手(西武・今井、日本ハム・伊藤、山崎)の中で唯一人、黒星が先行している。
白星に恵まれない状況にも本人は「内容としてはいい試合あったが、まずはチームが勝つことが大事。すでに3敗しているわけですし。もっと実力があれば無失点、もっと長いイニングと。もっとできたと反省するところもあるので実力不足です」と、自らを責めた。
打線は初回に無死一塁から森が左中間へ二塁打を放つも、一気に本塁を狙った一走・西川が憤死。1点を追う8回には2死一、三塁の好機を作るもセデーニョが左直に倒れ無得点。ここ4試合で3度の完封負けと打線は湿りがちだ。
3、4月の負け越しは2021年以来で、開幕ダッシュはならず。西野、中川、山下、東と主力を欠きながらも、リーグ3位をキープする中嶋監督は「いつも我慢ですけどね。どっちにしろ我慢の時は必ずありますし。今、その時でしょうし」と口にする。リーグ4連覇を目指すチームに我慢の時が続く。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
2024年05月01日 09:00
30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた佐々木主浩氏が、ヤクルトの村上宗隆について言及した。
2024年05月01日 09:00
昨季オフに安樂智大投手(27・現メキシカンリーグ レッドデビルズ)のパワハラ問題が発覚し、球団イメ―ジを損なってしまった楽天が開幕から苦戦している。カード勝ち越しゼロのまま迎えた4月19日の西武戦の試合前、首脳陣の配置転換が発表された。
「永井怜投手コーチ(39)がブルペン担当になり、それまでブルペンを担っていた青山浩二投手コーチ(40)がベンチに回りました。打撃コーチにもメスが入り、後藤武敏コーチ(43)、川島慶三コーチ(40)の担当が、それぞれ入れ替えになった。開幕して20試合も消化しない状況での配置転換は異例中の異例」(球団関係者)
今江敏晃監督(40)は「流れを変えるという意味でも。何が正解かは分からないが、チームとしていろいろ試行錯誤しながら、いいものを見つけていこうということ」と説明したが、前出の球団関係者は「今江監督の意思ではないでしょう。球団トップ、三木谷浩史オーナー(59)の指示だとしか考えられない」と俯(うつむ)いた。
「かつて、三木谷オーナー自らスタメンを組んでファクスで監督に指示していたことが報じられましたが、監督の休養やコーチの配置転換もオーナーが指示していたといわれています。現場では『また始まったか……』という嘆きにも似た声が上がっていますよ。開幕から結果が出なくてさぞイライラしているんでしょうけど、それにしたってテコ入れが早過ぎます」
チームに浮上の兆しが見えず、このまま負けを重ねるようだと「とんでもない人事が断行される」と球団内で危惧する声が上がり始めている。
「借金10がデッドラインで、そこを超えたら今江監督が『休養させられる』のではないかという声が一部の選手、関係者の間で噂になっています。後任についても『渡辺直人一軍ヘッド(43)が内部昇格する』と具体的で……。そもそも、今江監督を監督に据えたのは予算不足で大物を招聘できなかったからだといわれています。彼の推定年俸は激安の4000万円だそうですから。安いだけに、ちょっとでも意にそぐわなければサッサと切り捨ててしまおうと考えているのかもしれない。今江監督が気の毒ですが……」(球団OB)
今回の配置転換を機に「選手が首脳陣の顔色をうかがい始めている」という声もある。
「誰が次の監督になるのか、誰が選手起用を決めるのか……気になる選手が出てくるのは仕方のないこと。今季はロクな戦力補強をしていないので、優勝は望めない。惨敗に終わって、オフに大ナタが振るわれる可能性は少なくない。少しでも実績を残しておかねばクビが寒くなりますから」(別の球団関係者)
新体制が早くも瓦解となれば、選手はもちろん、ファンにとっても不幸でしかない。
2024年05月01日 08:41
「先発をすることに、とても興奮をしている。投げるのが楽しみだよ。フォームを中心にしっかりと見直して調整をすることが出来た。とてもいい状態で投げることが出来る。本当に楽しみだしエキサイティングだ」。
ロッテのジェームス・ダイクストラが18時から行われるオリックス戦で来日初先発する。
ダイクストラは12年間マイナーリーグ、独立リーグでプレーし今季からロッテに加入した33歳の右腕。4月4日のソフトバンク(みずほPayPayドーム)で来日初登板を果たし、2回・50球を投げ1失点に抑えた。1−7の5回無死一塁で栗原陵矢に2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた135キロスプリットが良い落ちで、1−7の6回一死走者なしで周東佑京に投じた初球の122キロ見逃しのカーブが良かった。
同日のソフトバンク戦は3万8969人のファンがみずほPayPayドームに集まったが、ダイクストラは「自分の人生で初めてドームで投げたんですけど、本当にすごいお客さんの歓声で雰囲気よく投げられました。ベネズエラのウインターリーグでも投げたんですけど、その時のお客さんとは比べ物にならないくらいなので、いい経験ができた。とてもいいドームだったなという印象です」と振り返った。
レフトスタンドのマリーンズファンからの応援には「レフトから大声援が聞こえましたし、ああいう応援というのは日本独特なものだと僕は感じました。すごいいいことだなと。チャンスの時も一体となって声援してくれるし、僕のコールもしてくれた。すごくいいなという気持ちでいっぱいでした」と感謝した。
4月5日に一軍登録を抹消されてからは、ファームで1試合に登板。4月20日のヤクルト二軍戦では5回・59球を投げ、3被安打、2奪三振、無失点。「ファームに降格になって、ファームで過ごしている時間帯、しっかり調整して、真っ直ぐも球速を上げるように練習してきたので、その成果が出たかなと思います」。この日は序盤から力強いストレートを投げ込み、2回まで投げた17球全てストレート、3回に初めて変化球を投げたが、3回まで32球中29球がストレートというパワーピッチングだった。「全体的に全て持っている球種をしっかり調整して下で投げ込んできた」と、スライダー、カーブ、スプリットといった持ち球にも手応え。
「しっかりと任された試合は試合を作って、長いイニング投げられるようにチームに勝ちがつくような投球を心がけてマリーンズファンのために頑張りたいと思います」。ファームで取り組んできたことをしっかりと一軍のマウンドで発揮し、来日初勝利を手にしたいところだ。
(ダイクストラ投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・矢嶋隆文通訳)
取材・文=岩下雄太
2024年05月01日 08:00
● 巨人 3 − 4 ヤクルト ○
<4回戦・東京ドーム>
巨人の船迫大雅が30日のヤクルト戦で、見事な火消しを見せた。
3−2の6回、先発・山粼伊織が先頭の村上宗隆に四球、二死後、長岡秀樹に四球を与えたところで、巨人ベンチは船迫にスイッチを決断。ここで船迫は中村に対して、初球ストレートがボールとなったが、2球目のスライダーでファウルにさせると、3球目のスライダーで右飛に打ち取った。
30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト』で解説を務めた佐々木主浩氏は、船迫について「ボールも速いですし、サイド気味でくるんで、今のも1ボールから変化球でストライクが取れますから、やっぱりいいピッチャーですよね」と話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月01日 08:00
「広島1−7阪神」(30日、マツダスタジアム)
アイシング姿で引き揚げてきた広島・床田寛樹投手は、黒星の責任を一身に背負った。
2024年05月01日 07:53
大谷が抜けたエンゼルスで奮闘も…無念の離脱
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が左ひざの半月板損傷のため膝の手術を受ける予定であると、30日(日本時間5月1日)に複数の米メディアが報じた。同日の試合前には取材に応じ、目を赤くしながら「とにかくイライラする」と話した。
今季はここまでリーグトップタイとなる10本塁打をマークしていたが、無念の離脱となった。32歳のトラウトはこれまでに3度のMVPを受賞。しかし近年は毎年のように故障に悩まされ、シーズンを通したプレーができていなかった。
米スポーツ局「ESPN」によると3日(同4日)に手術を受けるとされ、具体的な復帰時期は未定とされるもシーズン中には復帰できる見込みだという。(Full-Count編集部)
2024年05月01日 07:40
元巨人のパーラ氏はナショナルズで一塁コーチを務める
リズミカルな音楽は巨人ファンを虜にした。2020年に巨人でプレーしたヘラルド・パーラ氏は現在、かつてワールドシリーズを制覇した古巣ナショナルズで一塁コーチを務めている。日本には1年の在籍も「最高の国の1つだと思います」。忘れられぬ思い出がたくさんある。
4月23日(同24日)からのドジャース3連戦。ベンチから大谷翔平投手の打席を見た。「世界で最高の選手だと思います。選手としても、人間としても……メンタル、性格面を含めてね」。時期は違えど、自身も日本でプレー。少し誇らしそうな表情を見せた。
2004年にダイヤモンドバックスと契約を結びプロ入り。2019年途中にはナショナルズに移籍し、世界一に貢献した。2020年に巨人入り。怪我にも苦しみ47試合の出場で4本塁打、13打点。打率.267で1年で退団したが、「向こう(日本)の野球は最高でした」。決して嫌な思い出ではない。
巨人在籍時は六本木に住んでいたという。「六本木も素晴らしかったよ。あとはお寺、球場もだね」。大好きだったのは寿司とラーメン。お寺の名前を思い出そうと考えこんでいたが、「浅草寺?」と記者が問うと「センソウジ!」と嬉しそうだった。愛娘大好きだったシャークダンスが巨人でもブームに「感謝しています」
ナショナルズ時代の2019年、チームがスランプに陥っていた時、登場曲を娘の大好きだった「Baby Shark」に変更。そこから一気に調子を上げ、観客もリズムに合わせて手を上下に叩く、“シャークダンス”が代名詞になった。来日後も日本ファンも同様の応援を行い、独自の“サメグッズ”を持って来るファンもいた。
そんな東京ドームの光景はパーラ氏にとっても忘れられない。「彼らは私に無償の愛を注いでくれました。彼らはベイビーシャークを気に入ってくれたので感謝しています」。さらには、チームメートとも良好な関係を築いた。坂本勇人内野手、岡本和真内野手ら今でも連絡を取るメンバーも。「(岡本は)去年のWBCで挨拶しに行きましたよ」と懐かしそうに振り返る。
もう一度、戻りたい――。それがひそかなパーラ氏の願い。「治安が良くて、奇麗で、安全な国。子どもにとって、成長させるにはいい国でした」。娘たちも気に入っていた日本。「(コーチとして)戻れたらいいですね」。“オファー”を心待ちにしている。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月01日 07:20
◆ 「ここをどう乗り越えるか」
巨人は30日、本拠地でのヤクルト戦に3−4で逆転負け。7回に登板した西舘勇陽は2本の安打に四球も絡んで2点を献上し、今季2敗目を喫した。
1点リードで迎えた7回、巨人の3番手としてマウンドに上がった西舘だったが、先頭打者に右安打を浴びると、犠打に四球が絡んで一死一・二塁のピンチを招く。
ここで迎えたリーグ屈指の強打者、ホセ・オスナからはスライダーで見逃し三振を奪ったものの、続く村上宗隆にまたしても四球で満塁にピンチが拡大。まさに絶体絶命の状況で現在リーグ首位打者のドミンゴ・サンタナに投じた初球カットボールは一・二塁間を破る逆転の2点適時打となり、西舘はここで投手交代を告げられた。
その後は8、9回に得点圏まで走者を進めるもあと一本が出ずに連敗を喫した巨人だったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では2試合連続で救援失敗となった西舘に話題が及んだ。
ルーキーながら開幕一軍入りを果たすと、勝ちパターンの継投を担い10ホールドを上げていたが、ここ2試合で合計5失点と不安定な投球が続く西舘。これについて番組MCを務めた高木豊氏は「こういう事って必ずあるんですよ。ここをどう乗り切るかっていうのが私たちも楽しみにしたいですよね」とコメント。
プロであれば誰しもが経験する事だと強調し、こうした苦境を乗り越えた姿を楽しみにしたいと奮起を促した。
また同じく出演した齊藤明雄氏は「ヒットを打たれてからピッチングが小さく見えた」と切り出し、「“いいボールを投げなきゃいけない”という気持ちが強すぎて、ワイルドピッチに繋がったように見えたんですよね。そしてストライクを取りに行く時にはボールが変化していない。ちょっと腕の振りに自身の無さが出てる」とピンチでの余裕の無さが露呈した投球だったと振り返った。
2球団競合の末に巨人に入団した黄金ルーキーは、即戦力の前評判に違わぬ実力を発揮してきたが、早くもプロの壁に直面しているのかもしれない。西舘の力強く安定した投球が巨人のここまでの戦いを大きく支えていただけに、こうした壁を乗り越えた姿を楽しみに待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】ドラ1・西舘が2戦連続救援失敗で白星スルリ……/4月30日:巨人―ヤクルト戦試合ハイライト