2024年04月18日 22:10
チャンピオンズリーグ準々決勝でバルセロナと対戦したパリ・サンジェルマンは、エースのキリアン・ムバッペが試合から消えている時間帯があった。 これはバルセロナ守備陣が上手くムバッペを抑えていたからであり、2ndレグの前半20分までのバルセロナ守備陣のパフォーマンスは称賛されるべきだろう。 しかし2ndレグでは29分にDFロナルド・アラウホが決定機阻止の判定でレッドカードをもらってしまい、バルセロナは60分間を10人で戦うことになった。それで抑えられるほどPSG攻撃陣は甘くなく、バルセロナはホームで4失点も喫してしまった。 そのうち2ゴールを決めたのは、試合から消えている時間帯もあったムバッペだ。61分にPKを決め、89分にはゴール前の混戦からダメ押しの2点目を記録。ここぞの場面で力を発揮してくるあたりはさすがだ。 情報サイト『Transfermarkt』によると、これでムバッペはCL決勝トーナメントのアウェイゲームで15ゴールを挙げたことになる。これは25ゴールを奪っているFWクリスティアーノ・ロナウドに次いで2番目に多い。 3位はFWカリム・ベンゼマで14ゴール、4位はFWリオネル・メッシで12ゴール、5位はFWサディオ・マネで11ゴールと続いているが、ムバッペはまだ25歳だ。このままのペースならばロナウドを超えることも不可能ではない。 決勝トーナメントのアウェイゲームで得点を奪うのは至難の業だが、チームのエースにはアウェイでこそ決定的な働きが求められる。ムバッペにはその勝負強さがあり、これもムバッペが特別な選手と考えられている理由だ。
2024年05月02日 05:46
リバプールの遠藤航に退団の可能性があるという報は、英国でも小さくない反響を呼んでいる。
現在はフェイエノールトを率いるアルネ・スロットがユルゲン・クロップの後任としてレッズの新指揮官に就任するのが濃厚になったのを受け、グレアム・ベイリー記者がリバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』の取材に対し、こう発言したのだ。
「もしエンドウがある時点でドイツに戻ったとしても、それは大きなショックではない。彼は加入して仕事を終えた。素晴らしい仕事をしたと思うが、彼がブンデスリーガに戻るのは確実に目に見えている。彼は大金をもらっているわけではないし、彼らも彼に大金を払ったわけではない」
この報道を受けて、リバプールの専門サイト『ANFIELD WATCH』は「ファンのお気に入りが、衝撃的にリバプールをわずか1シーズンで退団する可能性」と見出しを打った記事を掲載。次のように報じた。
「クロップ監督がシーズン終了後にリバプールを去り、フェイエノールトのスロット監督が彼の後任となる可能性が高いため、夏には選手たちの再編が行われるのは間違いない。しかし、エンドウの退団はほとんどの人が予想していなかったであろう」
【動画】サラーがクロップとまさかの衝突!同僚FWが止めに入る
同メディアは、今季の遠藤の活躍について、「シュツットガルトから1600万ポンドで加入した日本代表キャプテンは主力選手となり、全公式戦で41試合に出場し、1ゴールを決めた」と紹介。こう続けている。
「レッズがトップターゲットだったモイセス・カイセドとロメオ・ラビアをチェルシーに取られた後、彼の加入は失望の要素を持っていたにもかかわらず、彼はファンのお気に入りのような存在になった。今シーズンの遠藤はクロップにとって非常に貴重な存在だ。それでもベイリー記者は、31歳の遠藤の退団がカードにあるかもしれないと信じている」
記事は「同じベテランのチアゴ・アルカンタラとジョエル・マティプは契約満了に伴って退団がほぼ確実となっている一方、エンドウ移籍の根拠はそれほど有力ではない」とし、こう主張している。
「スロットの加入はほぼ確実であり、明らかにエンドウが中盤のホールディングの役割に対する長期的な解決策ではない。とはいえ、特に経験の重要性が無視できない過渡期においては、年齢だけを理由に選手を排除するのはおそらくほとんど意味がないだろう」
遠藤は必要な存在――。そう訴えている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 05:04
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地5月1日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。練習後には、前日の4月30日に21歳の誕生日を迎えた松木玖生へ、選手からサプライズが行なわれた。
練習後、テレビの取材を受ける松木のもとに、高井幸大がハッピーバースデーを歌いながらケーキを持ってサプライズで登場。その直後に平河悠も現れ、2人で祝福した。
松木は最初、驚いた表情を見せるも、徐々に笑顔に。2人からの「おめでとう」の言葉に満面の笑みを浮かべながら「ありがとうございます!」と返していた。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
27日の練習後に、大畑歩夢が同じく誕生日のサプライズを受けた際には、顔面にケーキを押し付けられていたが、高井は「顔面禁止らしいんで笑」と告白。松木は「え、俺顔面禁止なの?」と驚いていたが、結局、受けることに。
高井が「自分でいく?」と言うと、松木は「いや、なんで自分でいくの!」とツッコミ。高井の「じゃあ一緒にいこうか」との合図で、平河とともに顔面に押し付け、ケーキまみれになった松木は「ありがとうございます!」と大爆笑だった。
21歳となった松木は、1年の抱負を訊かれ、「見られ方もまた変わってくると思うので、しっかりと個人でも結果を残していけるように頑張ります」と意気込んだ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 04:57
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は5月1日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。曇り空で遠くの空では雷が光り、気温は26度で風もあって肌寒いなかで行なわれた。
23人全員が参加した練習前には、誕生日が近い選手3人をスタッフやチームメイトが祝福。選手たちが花道を作り、その間を4月30日に21歳の誕生日を迎えた松木玖生を先頭に、4月27日に22歳となった大畑歩夢、5月2日に22歳となる藤尾翔太がくぐり抜けた。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
トレーニングはゴムチューブを使った体幹のメニューや2人1組、4人1組でのパス回し、3対1の鳥かごを行なった。その後、4月29日の準決勝・イラク戦(2−0)に長い時間出場したメンバーは、軽いランニングで練習を終え、それ以外の西尾隆矢、鈴木海音、内野航太郎、山本理仁、田中聡、内野貴史、半田陸、川粼颯太、佐藤恵允、GKの野澤大志ブランドン、山田大樹がピッチに残った。
そのメンバーで最後にミニゲームを実施。1本目は内野貴、内野航、西尾対田中、半田、鈴木でフリーマンを川粼が務め、2本目以降はフリーマンを入れ替えながら行なった。
終盤にはカタールでは珍しい雨が降り始め、練習は1時間程度で終了した。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 04:48
韓国Kリーグの名門である水原FCのチアチームに新たなメンバーとして招聘されたのが、台湾でトップチアとして活躍してきたチュアン・チュアン(壮壮)さんだ。
2024年05月02日 00:53
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、VAR (ビデオ・アシスタント・レフェリー)に関する意見を語った。1日、イギリスメディアの『スカイ・スポーツ』などが報じた。
VARを巡っては4月下旬に、スウェーデン1部リーグが導入を拒否する方針を発表。以前からVARに批判的な意見を表明していたポステコグルー監督は、2日に行われるプレミアリーグのチェルシー戦の前日記者会見で、その件について質問を受けると、「スウェーデンに引っ越すよ」とジョークを飛ばしつつ、あらためてVAR無しのサッカーを好む立場を示した。
その後、ポステコグルー監督は今後プレミアリーグでVARが中止される可能性に関して意見を求められると、「VARが取り除かれる可能性はないだろう」と話し、「VARは導入当初に想定しなかった方向にサッカーを変えてしまったと思う」とコメントした。
そして、28日に行われたアーセナルとの“ノースロンドンダービー“の判定にも言及し、「私は週末(アーセナル戦)にPKを得るべき場面があったと思ったが、他の人たちはPKがないと考えた。ミッキー・ファン・デ・フェンのオフサイドについてはよく分からなかったが、他の人たちはオフサイドだと言っている」とコメント。
ただ、VARに批判的な立場をとりつつも、「試合に影響を及ぼさない最善の意思決定プロセスが何なのかは、彼ら(プロ審判協会/PGMOL)が見つけ出すことだ。監督とは何の関係もないこと。私はチームをマネジメントしている」と冷静に語っていた。
【ハイライト】トッテナムvsアーセナル
2024年05月02日 00:00
今シーズンのイングランド・プレミアリーグも大詰め。今回は『Football Faithful』から「今季のプレミアで最もペナルティキックを決めた選手ランキング」をご紹介する。アーリング・ハーランド、ブルーノ・フェルナンデス、カールトン・モリス、ジョアン・ペドロ、ドウグラス・ルイス
ペナルティキックでのゴール数:4回
4位はあまりにも多い5名。今シーズンのプレミアリーグで4回のペナルティキックを決めた選手はこれだけいる。
アーリング・ハーランドをはじめとして数多くの選手がこれを得点につなげている。特にジョアン・ペドロはこれまでのキャリアでペナルティキックを奪うことも決めることも得意としている選手であり、13回のシュートをすべて決めており、1度も失敗したことがない。
ちなみにアーリング・ハーランドはこれまで47本のペナルティキックを担当して42回成功、5回失敗という成績であるが、なんと「彼がPKを失敗した試合は一度も負けていない」というとても珍しい記録を持っている。
またドウグラス・ルイスは今季になるまでペナルティキックをほとんど担当しておらず、2019年のブラジル代表でのアイルランド戦で失敗してから実に4年ほど蹴っていなかった。今季はUEFAカンファレンスリーグも含めて5本を担当し、成功率は100%だ。モハメド・サラー、ブカヨ・サカ、アレクサンデル・イサク
ペナルティキックでのゴール数:5回
同率2位となったのはリヴァプールのモハメド・サラー、そしてアーセナルのブカヨ・サカ、そしてニューカッスルで大ブレイク中のアレクサンデル・イサクだ。
モハメド・サラーは今季ボーンマス戦とニューカッスル戦でペナルティキックを失敗しており、あまり成功率は高くなかったが、その中でも5ゴールを決めてきた。
ブカヨ・サカは100%の成功率を持っているものの、アーセナルはマルティン・ウーデゴール、ファビオ・ヴィエイラ、ジョルジーニョ、カイ・ハヴァーツもキッカーを務めたため、彼が蹴る機会はそれほど多くはなかった。
イサクは先週末のシェフィールド・ユナイテッド戦でPKを決めて滑り込み。ウィレムIIでプレーしていた2018-19シーズンにはPKだけでハットトリックを決めたこともある。コール・パーマー
ペナルティキックでのゴール数:9回
今覚えておくべき!「プレミアのアカデミーから出てきた超新星」10名
今季のプレミアリーグで最もペナルティキックでの得点数が多い選手はコール・パーマーだ。任された回数もトップである。
エンソ・フェルナンデスが8月のウェストハム戦で失敗したあと、10月にコール・パーマーがバーンリー戦で初挑戦。それからはパルマーが1番手、2番手がエンソという立場になった。
21歳という若さであるがその冷静さは驚異的なものであり、古巣マンチェスター・シティとの試合でもアディショナルタイムにペナルティキックを成功させた。
またマンチェスター・ユナイテッド戦でのハットトリックのうち2ゴールがペナルティキックによるものであった。これまでのプロキャリアで9回PKを蹴って全部成功させている。
2024年05月01日 23:50
パリ五輪出場権を懸けたU-23アジアカップ・準決勝でU-23イラク代表を撃破し、無事にパリ五輪出場を勝ち取ったU-23日本代表。すでに出場は決まったが、3日にはU-23ウズベキスタン代表との決勝が控えている。
何よりウズベキスタンの仕上がりが素晴らしい。ここまでグループステージから準決勝までの5試合で14得点0失点とパーフェクトな内容となっており、勝ち上がりは日本よりも印象的だ。日本の実力を試すうえでも重要なゲームと言える。
『ESPN』もウズベキスタンの若手育成力を高く評価しており、エキサイティングな世代と期待をかけている。
「チームを指揮するティムル・カパーゼは定期的に先発メンバーをローテーションさせているが、ウズベキスタンの質と層の厚さに疑問はない。特に今大会最初の2試合にて、数少ない欧州組であるRCランスDFアブドゥコディル・クサノフとCSKAモスクワMFアボスベク・ファイズラエフを起用せず勝ったことも注目に値する」
「現時点でウズベキスタンはアジアの強豪ではないかもしれない。しかしU-23アジアカップで優勝することさえできれば、エキサイティングに成長を続けるウズベキスタンの状況はすぐに変わるかもしれない」
今回のチームには前述の2人に加え、ロシアのルビン・カザンに所属するMFウマラリ・ラクモナリエフも欧州組として招集されている。最近のウズベキスタンはU-17代表チームが昨年行われたU-17ワールドカップでイングランド代表を2-1で撃破したことでも話題を呼ぶなど、育成面で結果が出ている。これがA代表強化に繋がっていく可能性は高く、ウズベキスタンも見逃せないチームとなりそうだ。
2024年05月01日 23:01
レアル・マドリードがウクライナ代表GKアンドリー・ルニンとの契約延長に近づいているようだ。
2024年05月01日 23:00
関東社会人1部南葛SCは4月27日に、ヴェルフェ矢板戦(28日、4-0)に向けた練習を都内で公開した。この日風間八宏監督は選手たちを鼓舞しつつ、矢板戦に向けてコンディションを高めるようにチームを調整していた。
昨年11月に南葛SCの監督とテクニカルダイレクターに就任。川崎フロンターレを指揮し、常勝軍団の礎を築いた名将はキャリアで初めて関東1部リーグに挑戦している。
風間監督は「手応えは1日1日、毎日あるよ。毎日あるけど、選手はどんどん変化していく。これをやってこうするという形ではない。どんどん自分たちが上に行けば行くほど基準が変わっていく。基準というのは数字だから。数字というのも『速さ』。それが変わってくる。そういう意味では、もちろん手応えもあるけど、それがいいということでもない。まだまだいろんなことが変化していくなというところです」と現状のチームビルディングの手応えを口にした。選手を指導する風間監督(左)
風間監督は筑波大卒業後にジョイフル本田を経て、1984年にドイツ1部バイヤー・レヴァークーゼンに入団した。同チームはシャビ・アロンソ監督の指揮下で今季ブンデスリーガ初優勝を飾った。
プロキャリアを始めたチームの初栄冠について風間監督は「そりゃめちゃくちゃ嬉しいし、やっぱり『プロとは何ぞや』をどういうものかと自分の頭ができたのはそこの1年だから。やっぱり全てのスタートはここにあるかなという気がしている、非常にお世話になったチーム」と笑顔を見せた。優勝を喜ぶイレブンとシャビ・アロンソ監督(中央)
今季のレヴァークーゼンはリーグ戦25勝6分無敗と圧倒的な戦果を挙げており、国内カップ戦、ヨーロッパリーグでも黒星はついておらず、公式戦45試合無敗と類を見ない快進撃を見せている。
「(自身がいたころは)まだ新興チームだったから、すごくいいチームでそのときは(デットマール・)クラマーさんもいた。そこで全てを教えてもらった。だからすごく(優勝が)嬉しい。スタジアムだってあんなじゃなかった。なおかつ今回は見ていて非常に面白いサッカーで、勝っただけではない。いままでの歴史の中でレヴァークーゼンはもちろん最初はお金があるチームであるんだけど、すごく堅実に選手を集めてきたり、監督をしっかり呼んできたり、色々なことをしながら(クラブを)作ってきたことが非常によくわかる。それがみんなに人気のある『サッカーで勝った』ということが僕はすごく嬉しかったです」と古巣のリーグ戦優勝を心から祝福していた。
「日本を過小評価すべきでない」ドイツ人指揮官フィンク監督独占インタビュー
ドイツ国内では企業チームとしてやり玉に挙げられるチームだったが、長年努力を重ねて挑戦者としてブンデスリーガ初栄冠を勝ち取った。日本で先進的な挑戦を続ける南葛SCは風間監督の指揮下で今季どのようなサッカーでファンを驚かせるのか。名将の新天地の挑戦から目が離せない。
2024年05月01日 22:30
7月から開幕するパリ五輪。基本的に男子サッカー競技は23歳以下(2001年1月1日以降の生まれ)の選手によって行なわれるが、1チーム3名のみ「オーバーエイジ」と呼ばれる年齢制限のない選手が登録できる。
今回は現在メディアで噂されている「パリ五輪に出場するかもしれない世界的スーパースター」をご紹介する。キリアン・エムバペ
代表:フランス
クラブ:パリ・サンジェルマン
パリ五輪のホスト国となるフランス。その代表チームを率いているのはあのティエリ・アンリである。
予選にあたるUEFA U-21選手権では準々決勝でウクライナに1-3と敗れてしまい期待外れの結果に終わったが、その大会後にシルヴァン・リポルに代わってティエリ・アンリがチームを引き継ぐことになった。
そのフランスU-23代表のメンバーに入りたいという希望を明らかにしているのがキリアン・エムバペだ。
もちろんフランスはEURO2024にも出場することからA代表監督のディディエ・デシャンは「非常に難しいことだ」と話しており、ティエリ・アンリ監督も「クラブ次第だ」としか語っていない。
ただエムバペ自身は故郷で行なわれる歴史的なオリンピックでトリコロールのユニフォームを着ることを熱望しており、アンリ監督による招集を待っているようだ。モハメド・サラー
代表:エジプト
クラブ:リヴァプール
2021年夏に行われた東京五輪への出場を希望していたものの、リヴァプールからの許可が出なかったことから断念せざるを得なかったモハメド・サラー。
それから3年が経ち、今回のパリ五輪では改めて彼が招集される可能性があると言われている。U-23エジプト代表の監督を務めているロジェリオ・ミカレ氏は昨年からメディアに対して「サラーを招集したい」と宣言している。
ただ、モハメド・サラーはこの1月にもアフリカ・ネーションズカップのためにリヴァプールを離れていた時期がある。
その際には大会の途中にハムストリングの怪我を負ってしまったことから途中離脱しており、チームもベスト16で敗退している。
サラーはこの夏リヴァプールを退団する可能性があると言われており、サウジアラビアへと移籍するというウワサも。彼が五輪でプレーできるかどうかはクラブ次第と言えるため、去就もパリ五輪の出場可否に大きな影響を与えそうだ。リオネル・メッシ
代表:アルゼンチン
クラブ:インテル・マイアミ
衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名
アルゼンチンU-23代表を率いているのはあのハビエル・マスケラーノ。彼は南米予選を突破したあとも「リオネル・メッシを招集できるなら…」と親友の名前をあげていた。
U-23アルゼンチン代表の中心選手であるティアゴ・アルマダも、「メッシがオリンピックに出てくれることを願っている、それは夢のようだね」と語っていた。
ただ、アルゼンチン代表は今夏コパ・アメリカ2024を控えていることから、インテル・マイアミは「両方に出場させたくはない」という立場であるという。
2024年05月01日 22:17
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーとウェールズ代表DFベン・デイヴィスの負傷について言及した。5月1日、イギリスメディア『アスレティック』がコメントを伝えている。
ヴェルナーとB・デイヴィスは現地時間28日に行われたプレミアリーグ第35節アーセナルとのノースロンドン・ダービーに揃って先発出場。しかし、前者は前半途中にプレー続行不可能となり、31分にウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンとの交代でピッチを後に。後者は88分にアルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソとの交代でベンチへ下がっていた。
現地時間2日に控えるプレミアリーグ第26節延期分チェルシー戦の前日会見に出席したポステコグルー監督は、ヴェルナーとB・デイヴィスの状態について言及。ヴェルナーについて「アーセナルとの試合後にハムストリングにいくつかの問題を抱えていた。2週間半ほどしかないので、彼はシーズンの残りを欠場することになるだろう」とコメントし、B・デイヴィスについても「ベンもハムストリングを負傷した。おそらく残りの試合には出場できないだろう」と明かした。
現在28歳のヴェルナーは1月にライプツィヒから買い取りオプション付きのレンタルでトッテナムに加入。ここまで公式戦14試合に出場し2ゴール3アシストを記録している。また、現在31歳のB・デイヴィスは2014年夏からトッテナムに所属。在籍10年目の今シーズンは左サイドバック(SB)を主戦場にここまで19試合に出場し1ゴールをマークしている。
チェルシー戦を含めて残り5試合となったプレミアリーグでチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開中のトッテナム。前節終了時点で勝ち点「60」の5位につけており、2試合消化の多いアストン・ヴィラとのポイント差は「7」となっている。
2024年05月01日 22:00
関東社会人1部南葛SCは4月27日に、ヴェルフェ矢板戦(28日、4-0)に向けた練習を都内で公開した。
2024年05月01日 21:14
アーセナルが今夏の移籍市場でブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを売却する可能性があるようだ。5月1日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
現在27歳のジェズスは2022年夏にマンチェスター・シティから推定4500万ポンド(約76億円)の移籍金でアーセナルに完全移籍加入。すぐさまミケル・アルテタ監督の戦術に適応すると、昨シーズンは負傷離脱がありながらも公式戦通算33試合の出場で11ゴール7アシストをマークし、“古巣”との熾烈な優勝争いを演じたチームを牽引した。
迎えた在籍2年目の今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)で4ゴール3アシストをマークしている一方、リーグ戦ではここまで24試合の出場で4ゴール4アシストという成績に留まっている。年明け以降は昨年夏にチェルシーから加入したドイツ代表FWカイ・ハフェルツにセンターフォワード(CF)の定位置を奪われ、途中出場やウイング(WG)での起用が増加。チームの好調とは裏腹にジェズス自身は昨シーズンほどのインパクトを残すことができていない。
アーセナルとの現行契約を2027年6月末まで残しているジェズスだが、現時点では本拠地『エミレーツ・スタジアム』での将来は保証されていないようだ。この度『アスレティック』が報じたところによると、アーセナルは同選手の決定力やフィットネスを問題視しており、今後の移籍市場で他クラブからのオファーが届いた場合には耳を傾ける用意があるという。なお、現時点でジェズスへの具体的な関心は明らかになっていないが、今夏の移籍市場で欧州の複数クラブが獲得に乗り出す可能性もあると『アスレティック』は伝えている。
なお、アーセナルは依然として今夏の移籍市場でのCF補強を検討中とのこと。イギリス紙『ミラー』によると、現在はニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク、ライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ、スポルティング所属のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュらを注視しているようだ。
2024年05月01日 20:47
代表のAマッチウィークによる3月のプレミアリーグ中断が、例年以上に長く、そして無粋に感じられたのは、優勝争いがいつになく白熱していたからだ。
アーセナル、マンチェスター・シティ、リバプールの3チームがしのぎを削る三つ巴のタイトルレースは、史上稀に見る大混戦だ。これから佳境を迎えるそのときに、水をさしたインターナショナルブレイクは、どうにも味気なく、恨めしかった。
だから、待ちかねたように取材に飛び出した。ここロンドンを中心に入念に予定を組んだ。9日間で7試合という、むしろ嬉しい強行軍だ。
まず向かった先は、ブレントフォード対マンチェスター・ユナイテッド戦。優勝争いとは関係ないが、ユナイテッドはチャンピオンズリーグの最後の1枠を目指して必死の戦いを続けている。ただ、それ以上に、このカードには観るべき理由があった。ユナイテッドがアウェーに乗り込んだブレントフォード戦と言えば、例の「8マイル事件」があった試合だ。
昨シーズンの2節だった。ブレンドフォードに0-4とこっぴどくやられたその翌日、テン・ハーフ監督は選手を走らせた。その距離8マイル(約13)。いわゆる“罰走”だった。8マイルは試合での走行距離の差。ユナイテッドはブレントフォードに8マイル走り負けたから、勝つためにはそれだけ走る必要があるんだという、それがテン・ハーフのメッセージだった。テン・ハーフが立派だったのは、選手と一緒に自分も走ったこと。ユナイテッドはそこから巻き返して、3位でシーズンを終えたのは周知の通りだ。
あれから1年半が経って、ユナイテッドは良くなるどころか悪くなっていた。とくにパッとしない戦いぶりで、1-1の引き分け。クラブの体制も大きく変わり、テン・ハーフは今シーズンで終わりだろう。悪い監督ではないが、ユナイテッドは彼にはちょっと器が大きすぎたのかもしれない。
【PHOTO】ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
この翌日がいよいよ本番、マンチェスター・シティとアーセナルのショーダウン(天王山)だ。でも、結論から言えば、ゲームとしては凡庸だった。期待が大きかった分、余計に肩透かしを食らった感じがしたな。どっちも負けないようにという慎重な振る舞いで、いささかダルなスコアレスドローだった。
理解はできる。優勝争いがここまで熾烈だと、勝点を失うことはあまりにも大きな痛手だ。アルテタにしても、ペップにしても、納得ずくの痛み分けだろう。
ただ、どうなんだろう。リバプールはそれでもアグレッシブに戦い続けているからね。諸般の事情でこの7日間のスケジュールに組み込めず、TV観戦となったユナイテッド戦も、2-2の引き分けで勝点3を逃したとはいえ、アグレッシブに攻めて、エキサイティングに戦い抜いた。個人的には、こういうチームが勝つべきだと思う。
ロンドンに戻って、ここからウェストハム対トッテナム、アーセナル対ルートン、チェルシー対ユナイテッドとウィークデーのナイトゲーム3連戦。 ウェストハムとスパーズは、あの「ラザニアゲート」が有名な因縁の対決だ(編集部・注/詳しくはワールドサッカーダイジェスト本誌24年2月1日号を参照)。
スパーズはトップ4争いの真っ只中で、ウェストハムもまだヨーロッパ行きの可能性を残している。しかし、平日夜という舞台設定もあってか、ゲームは淡々と進み、1-1で淡々とタイムアップ。終了を待たずに席を立ち、帰宅の途に就く観客も多かった。翌週にレバークーゼン戦(ヨーロッパリーグ準々決勝)を控えたウェストハムのファンは、もうそっちに気持ちが向いていた。
アーセナル対ルートンは、アーセナルの2-0で順当そのもの。シティとの大一番から中2日で、心身ともに難しいはずだった試合をきっちり勝ち切ったアーセナルには、とくに精神的な成長を感じた。シティ戦からスタメンを5人入れ替えて、サカやライスを休ませながらのこの勝利は、優勝に向けて価値ある1勝だ。
ルートンでは、1月に加入した橋岡大樹が3バックの右CBで先発。不慣れなポジションだということもあるのだろう、前半終了間際にオウンゴールを献上したのは残念だった。
寂しかったのがチェルシーとユナイテッドの一戦だ。一昔前ならそれこそタイトルショーダウン(優勝が懸った大一番)だったのに、いまは覇権の行方に何の影響も及ばさない、しがない中位対決。ミッドウィークのナイトゲームという扱いが、両チームの現状を物語っているだろう。4-3で決着するスリリングなシーソーゲームで、幕切れも劇的だったのに、むしろしんみりしてしまった。
次に向かったのはブライトン対アーセナル戦、結果は3-0でアーセナル。もう少し接戦になるかという予想、いや希望があっけなく打ち砕かれたのは、ブライトンに三笘がいなかったからだろう。ブライトンと対戦する相手が最も恐れ、警戒し、対策に頭を悩ますのが三笘だ。その不在は、相手にとって何よりのアドバンテージとなる。
シーズン序盤は無敵を思わせたブライトンが下降線を辿ったのは、デ・ゼルビ監督の身辺が騒がしくなったからだろう。去就をめぐる噂話がチームを掻き乱したのは間違いない。
最後のトッテナム対ノッティンガム・フォレスト戦では、再確認したことがある。それはソン・フンミンの人気ぶりだ。スパーズ・ファンのほぼ全員が7番のユニホームを着ていて、クラブご自慢の大型ビジョンには試合前からソン・フンミンが大写し。アップするその一挙手一投足を専用カメラが追うんだから驚きだ。
ぎゅっと詰め込んだ取材行を振り返り、総括のようなことを述べるなら、改めてプレミアリーグの魅力を感じた「9日間・7試合」だった。
ロンドンのスタジアムで度々目にしたのが、アメリカからの観戦客だった。何人かと話をすると、彼らは異口同音に言った。プレミアリーグこそ世界最高のスポーツイベントだと。僕は深く頷いた。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
Steve MACKENZIE
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2024年5月2日号の記事を加筆・修正
2024年05月01日 20:39
スペインメディアの『ABC』は4月30日、ベティスとセビージャがバルセロナ所属のブラジル代表FWヴィトール・ロッキをレンタルで補強することを検討していると報じた。
現在19歳のロッキはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。身長は172cmと小柄ながら、駆け引きや俊敏性、ゴールへの嗅覚に優れ、サッカー王国の“新たな神童”とも謳われる逸材だ。名門クルゼイロの下部組織で育ち、2022年4月からはアトレチコ・パラナエンセで活躍。同クラブでは公式戦通算81試合の出場で28ゴール11アシストを記録した。
当初ロッキはバルセロナには2024年夏から加入予定だった。だが、昨年11月に行われたEURO2024予選のジョージア戦で重傷を負ったガビが長期離脱したことから、バルセロナはガビの給与枠を使用し今年の1月にロッキを前倒し加入させていた。
しかしロッキはバルセロナに加入後、公式戦に13試合に出場し(うち先発は2試合)、合計310分のプレーで2ゴールと出場機会が限定されている。そんななか、同選手がより多くの出場機会を得て、ヨーロッパやスペインのサッカーへの適応を進めた上でバルセロナに復帰できるよう、来季はレンタルで別クラブにてプレーする可能性が浮上。バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督も同選手のレンタル移籍の可能性を排除しない旨の発言をした。
そんななか、ベティスとセビージャが来季に向けロッキをレンタルで補強する形でリストアップしたと、スペインメディアは説明している。