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2024年04月19日 11:36
トラウトはここまで5盗塁…2021年から2023年の合計に匹敵 ■レイズ 2ー1 エンゼルス(日本時間19日・セントピーターズバーグ) エンゼルスのマイク・トラウト外野手は18日(日本時間19日)、敵地・レイズ戦に「2番・中堅」で出場。3打数無安打だったが、2つの盗塁を決めた。ここまで両リーグトップタイの8本塁打を放っているだけでなく、盗塁数も5をマーク。自身の過去3年の合計に並び「今季は足も魅せますね」「30盗塁50本塁打とか普通に行けそう」「トラウトは走れる」と期待が高まっている。 2打席凡退で迎えた6回先頭の第3打席で四球を選ぶと、4番サノの打席で二盗、三盗を決めた。その後、サノの右犠飛で生還。チームは敗れたが、一矢報いた。 トラウトは2年目の2012年に49盗塁で盗塁王に輝いている。そこから8年連続2桁盗塁を記録していたが、近年は怪我にも苦しんだ。2021年は2盗塁、2022年は1盗塁、2023年は2盗塁に終わっていた。 今季はブレーブスのマルセル・オズナ外野手と並んでリーグトップの8本塁打を放ち、OPSは1.019。三塁打も2本記録するなど、快速も復活している。大谷翔平投手という投打の柱がドジャースへ移籍し抜けた今、チームを引っ張る32歳に「トラウトの本来の姿がかえってきた」とコメントが寄せられていた。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 07:42
◆ 吉田正尚が負傷者リスト入り
現地時間1日、ボストン・レッドソックスは吉田正尚外野手(30)が左手親指の負傷により10日間の負傷者リスト(IL)に入ることを発表した。
MLB2年目となる今季の吉田は指名打者として24試合に出場し、打率.275、2本塁打、11打点、OPS.736という成績。1号本塁打までに16試合を要し、一時は5試合続けてスタメン落ちするなど不調に苦しんでいた。
直近2試合ではスタメン復帰し、7打数5安打、1本塁打をマーク。しかし現地時間28日に行われたカブス戦、第2打席で安打を放った際に左手親指を痛め、次の打席で途中交代。同1日に行われたMRI検査の結果、負傷者リストへ入ることとなった。
同日、レッドソックスは左打ち一塁手のドミニク・スミスをメジャー契約で獲得。8年目の今季はレイズ傘下の3Aダーラムで21試合に出場し、打率.263、2本塁打、OPS.712という成績を残している。
2024年05月02日 07:40
開幕から続けていた連続スタメン出場は32試合でストップ
■Dバックス ー ドジャース(日本時間2日・フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、敵地で行われるダイヤモンドバックス戦で今季初めてスタメンを外れた。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「休養が与えられた」と報じた。
前日4月30日(同5月1日)の同戦は、バックネット裏にハチが大量発生し開始が1時間55分遅延。さらに延長10回の戦いで今季初のサヨナラ負けを喫した。大谷は5打数1安打、今季初の3三振を喫して打率.336、OPS1.017となっていた。
大谷の開幕からスタメン出場を続けていたが、32試合でストップとなる。ナイチンゲール記者は「火曜日(日本時間1日)のナイター(に行われた試合)でドジャースのDHショウヘイ・オオタニは3三振を喫した。(本日の試合で)ダイヤモンドバックスの左腕、ジョーダン・モンゴメリーがマウンドに上がるので、休養が与えられた」と説明した。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 07:40
「カリフォルニア州ロサンゼルス・29歳・大谷翔平」と側面に書かれている
ドジャースの大谷翔平投手が詠んだ俳句が、大きな話題となっている。飲料大手の伊藤園は4月30日、大谷と「お〜いお茶」のグローバル契約を締結したと発表。国内だけではなく海外の新聞にも全面広告を掲載されるが、その中の“仕掛け”に、「写真を拡大するとなんとか見える」との声があがっている。
日本国内にとどまらず、「ワシントン・ポスト」「ロサンゼルス・タイムズ」といった世界60紙以上の新聞の全面広告で、伊藤園から大谷へのエールを込めた“手紙”を公開。「拝啓 大谷翔平様」から始まり、「どんなときでも。どんなに離れていても。私たちは、大谷さんのそばに」などと綴られている。
青空が広がるスタジアムに置かれた1本の「お〜いお茶」。英語版も背景は同じだが、ペットボトルの向きだけが異なっている。よく見ると日本語版のペットボトルには、俳句が掲載されている。「いつの日も 僕のそばには お茶がある カリフォルニア州ロサンゼルス・29歳・大谷翔平」と書かれている。
まさかの大谷の「5・7・5」にファンも興味津々。SNS上には「俳句の才能もあるのか」「じわじわくる」「鳥肌立った」「なんで横向きなんだろうと思ったら」「俳句のとこがちゃんと大谷くんになってるのかわいい」「アメリカで爆売れするなこれ」「売ってるのかな?」といったコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 07:38
カブス戦で親指を痛め途中交代
レッドソックスは1日(日本時間2日)、吉田正尚外野手を左親指の張りで10日間の負傷者リスト(IL)に入れることを発表した。
2024年05月02日 07:30
◆ 「野球をやってきてこれほど悔しいことはありませんでした」
ヒーローは遅れてやってくる。中日の近未来エース郄橋宏斗投手が、4月28日の広島戦(バンテリン)でシーズン初登板初先発した。
チーム25試合目での登板。初回一死で野間。2ボールでスタート。追い込んで中前へ弾き返された。2回は先頭の坂倉へ四球を出す。宇草を二ゴロ併殺に、矢野を遊ゴロに片付けた。4回からは3イニング連続3人斬り。7回も二塁を踏ませず108球、被安打3、無失点で降板。最速156キロだった。
「すごい歓声でした。頑張らなきゃいけないと思いましたし、緊張しました。マウンドに上がったときは足が震えていました」
緊張の理由は計算外の開幕2軍に詰まっている。春季キャンプから調子が上がらない。フォームを見直しているうちに時間は経過する。オープン戦でも結果がマッチしない。2軍降格は3月16日、阪神とのオープン戦(バンテリン)後。3イニングで73球。初回に中軸への2連続与四球など精彩を欠いた。
「野球をやってきてこれほど悔しいことはありませんでした。ボクは2軍で野球するためにプロ野球選手をやっているわけではありません。ですが、現実は2軍でした」
ウエスタン・リーグ4試合登板で3勝1敗、防御率0.93。圧倒的成績を残して今季初めての1軍マウンドへ向かった。
再起のプロセスは踏んだ。直近3年間の投球動画を見比べた。もちろん、1軍デビューイヤーで6勝(7敗)した2022年、WBC世界一で始まった翌23年シーズンも含まれる。
現実を受け止めて、理論を追及し、最後は根性。4月中旬には1週間で両翼のポール間走を120本こなした。通常なら週に10本。
「すぐに1軍とはならないと思って、もう1度下半身を鍛えました」
やるだけやった自負がある。4月20日のオリックス戦(ナゴヤ)で7イニングを投げて被安打3、失点3。昇格を待った。
シーズン初登板を終えた感想は「まず点を取られなくてよかったです。自分のバントミスで勝てなかったと思っているので、9人目の野手としてまた練習します」。3回無死一塁での犠打失敗を振り返った。
日常だった外食は控えている。今季から独り暮らしをスタートさせている。開幕2軍決定後、約1カ月外食していない。自宅へ届くのはカットしている食材。炒めたり焼いたり。「料理とは言わないですけど、栄養も考えられています」。
ドジャース・山本由伸の食事をオリックス時代に担当していた栄養士のアドバイスを受けて、メニューは決まるという。
2軍では腹圧を意識してボールの勢いを取り戻した。
「回転数を含めたデータもよくなりました。リリースの位置が高くなったのは、分かりやすい変化です」
シーズンはまだ始まったばかり。郄橋宏の快投は立浪竜を盛り上げ、上位進出の原動力となる。
文=川本光憲(中日スポーツ・ドラゴンズ担当)
2024年05月02日 07:30
大谷&山本加入で「日本での影響力は特に拡大した」
ドジャースが日本企業との提携を深めている。4月29日(日本時間30日)には化粧品メーカー「コーセー」と複数年のパートナーシップ契約を結んだことが発表された。球団と日本企業の契約は4月だけでなんと6社。大谷翔平投手、山本由伸投手の加入効果であることは明白で、地元メディアは「必然的な結果」などと伝えている。
ドジャースは4月に航空会社のANA(全日本空輸)、タイヤメーカーのTOYO TIRE、医薬品メーカーの興和、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」などと契約を締結している。
地元メディア「ドジャーブルー」は「これらのスポンサーシップは、ドジャースがショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモトと契約したことによる必然的な結果である。ドジャースは既に国際的な存在感を示していたが、日本での影響力は特に拡大した」と伝えている。
記事は、デーブ・ロバーツ監督が3月20、21日に韓国・ソウルで行われた韓国シリーズで発した言葉を改めて紹介。「ショウヘイとヨシノブが加入し、日本という国をドジャー・ブルーに染めることがこの冬の望みだった。我々はそれを達成したと思う」と述べていた。大谷とは10年7億ドル(約1106億円)、山本とは12年3億2500万ドル(約513億円)のメガ契約を結んだドジャース。巨額投資の見返りは莫大なもののようだ。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 07:20
◆ この3連戦で13打数7安打と打ちまくり!
ヤクルトが巨人に4−0と完封勝ち。東京ダービーでスイープに成功し、敵陣に乗り込んだ燕党を喜ばせた。
打線は初回からホセ・オスナの3ラン、3回には4番の村上宗隆がヤクルトファンの待つレフトスタンドへソロホーマーを飛ばし得点を挙げたが、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では丸山和郁に注目した。
まずMCを務めた真中満氏が「2番に入った丸山選手、ここんとこすごい調子なんです。4試合連続マルチなんです。去年から守備と足は良かったんですよ。でもちょっと打つのが苦しんでたんですけども、今年は非常にいい結果が出ています」とコメント。
すると解説者として出演した谷沢健一氏は「ただね、まだこの4試合前まではスピードに押されて、高めのボール球を振ってしまったりしていたね」としながら「その失敗の結果が、こういうようないい結果に結びついてる。失敗を糧にしてるよね」と適応能力に高い評価を与えていた。
最後に真中氏が「ほんとにディフェンスと足は最高の選手なんで。打てたらレギュラーが取れるんですよ。外野手はヤクルトも多いと思うんですが、レギュラー争いにも加わって」とエールを送った。
この3連戦で13打数7安打と打ちまくり、打率も.452まで急上昇させた3年目の24歳。この勢いそのままに、レギュラーへの座を掴みたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月02日 07:20
ここまで得点圏では38打数7安打で本塁打ゼロ
■Dバックス 4ー3 ドジャース(日本時間1日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間5月1日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場し、得点圏で2度凡退に倒れた。
2024年05月02日 07:10
◆ 東京ドームプロ初登板で無失点ピッチングを披露
ヤクルトが巨人に完封勝ち。このカード3連勝とし借金も一気に2まで減らすことに成功した。打線は初回から巨人先発の赤星優志を捉え、いきなりの3点を先取すると、3回には主砲の村上宗隆がソロアーチを放ち、差を4点に広げる。投げては先発の吉村貢司郎が要所を締め、巨人打線を封じ込めた。
ヒーローとなったのは東京ドームプロ初登板で無失点ピッチングを披露し、今シーズン2勝目を挙げた吉村貢司郎で「東京出身で小さい頃から来てた東京ドームで投げれたのは、ほんと嬉しく思いますし、そこでしっかりと勝ったっていうのは 嬉しいです」と笑顔を弾ませた。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した野村弘樹氏は、吉村のピッチングに「キャンプから今年の吉村は良いっていう噂も聞いていましたし、僕も言ってたんですけども」と早々に期待していたと告白。そのうえで「やっぱり昨年よりも身体つきがしっかりしたし、 マウンドでゆとりを感じるんですよ。だからボールを見ていて、1つ1つが強く感じますよね。カーブのスピン量もそうだし」と去年との違いを説明した。またMCの真中満氏が「ゆったりしたフォームなんですけれども、意外と真っ直ぐがぴゅっと来てるような」とすると、野村氏も「だからベース板の上での力がね、強くなったように感じますね」と解説した。
ルーキーイヤーの昨年から、順調にステップアップしている右腕。燕の明日を担う存在へと成長していってくれそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月02日 07:00
◆ 美しすぎると言われて
「その当時は、“重し”でしかなかったですね……」
高校時代に女子野球の日本代表の候補に抜擢された加藤優さん。しかし、“美しすぎる女子野球選手”と呼ばれ、もてはやされることはティーンエイジャーの彼女には違和感のほうが大きかった。
独り歩きしていくイメージ。「自分は無骨なタイプだったので、正反対の名前がついた感じがあって……。そういう葛藤はありました」と当時を振り返り、「もうSNSがあるような時代でしたが『ああいうものは読んじゃいけない』という知識もなく読んでしまいました。当時は色々とショックを受けましたね」といわれなき誹謗に心を痛めた。
しかし、周りのチームメイトにも励まされながら、ただひたむきにプレーを続けると、一つの転機が訪れた。
「その当時の女子プロ野球選手たちと試合ができる大会が1つだけあったんです。高校3年生の時に初めてプロの選手と対戦して、ものすごくレベルが高いなということを肌で感じて。そこからプロ野球選手になりたいなと思いましたね」と上のステージへの挑戦への意欲が湧いてきた。
進むべく道は定まった。約2年間、社会人野球でスキルを磨き、晴れてプロ球団・埼玉アストライアに入団。
しかし「すごく上手な選手がたくさんいらっしゃる中で、例えばテレビに出て宣伝するとなると、やっぱり私が出ることになってしまって……。プレーでも自分にまだ自信がなかったので、ストレスにもなりました」と、ここでも実力以外への注目が負担となった。
「全然自信がない時に、当時監督だった片平晋作さんに『女子野球界の宝だから』と言っていただいて。もちろん野球のこともたくさん教えていただきました」と今は亡き恩師の力添えもあり、実力に磨きをかけて名実ともに中心選手まで成長したことで、胸を張って“広告塔"の役目も担った。「3、4年目には結果も出せたので、私なりに頑張ったなという想いがありました。悔いなくプロ生活は終えられましたね」とやりきった思いとともに、スッキリとユニフォームを脱いだ。
◆ 女子野球のために
自身の引退に未練はなかったが、同じタイミングで女子プロ野球リーグが経営難に陥る。「19年のシーズン終わりでしたね。その年にタイトルを取ったような主力選手がどんどん戦力外になってしまって……」と選手の大量放出を招く事態に「いよいよ本物の女子プロ野球リーグじゃなくなってしまう」と心を痛め、危機感を抱いた。
その想いは「その時は(女子プロ野球の)後釜を作らなきゃダメだという使命感を強く抱いていました」と即行動を開始。「NPBの横浜DeNAベイスターズに女子チームを作りませんかと提案して、実際に球団の中に入って一緒にチーム作りを進めていたのですが……ちょうどコロナも重なってしまって、その夢は叶いませんでした」と思い描いていたように事は進まなかった。
ただ女子プロ野球のため、ひたむきにプレーしている後輩のため動き続けた彼女を、神様は見放さなかった。
「DeNAベイスターズにある子どもたちのための野球スクールで、コーチをやらせてもらうことになりました」と指導者の道へ足を踏み入れたことが、キャリアのターニングポイントとなった。
「コーチングスタッフとしてしっかりと運営に関われたことで、スクールの仕組みなどを直で勉強しながら、同時に他のコーチがどういう指導をしているのかというのを実際に見て、学ばせていただきました」と荒波翔氏や秦裕二氏など、NPBで活躍した元プロ野球選手たちの指導法を、間近で日々吸収し続けた。
また自身は野手だったこともあり「ピッチャーは、キャッチボールのメニュー一つ取っても、私が今までやってこなかったような練習方法がありました。そういうことも子供たちの練習でメニューに組み組み込んでやっていたので、『これは結構怪我防止になる』とか、『私も小さい頃こういう練習方法を知りたかった』なと感じることもたくさんありましたね」と多角的なコーチングスキルを学んだ。
すると「学んだトレーニングメニューを自分なりに抜粋して、子供たちにもやらせてみようかなと思うこともありましたね」と自主的にアレンジを加えていけるまでに成長。 「今までの経験を活かした仕事を、自分でできたらいいなと思い始めました」と5歳から始めた野球の経験を礎に生きていきたい、との新たな夢が芽生え始めた。
「しっかり定期的に同じ子供に教えることを初めて学べて、これだったら自分にも、小規模でも、できることがあるんじゃないかと思いました」と約2年間のベイスターズでの修行期間を経て独立を決意。「私がやるんだったら、女子専門の方がいいのかな」と、日本初となる女子選手だけをターゲットとした、新しい形の野球塾の設立に走り出した。
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取材=萩原孝弘
撮影=野口岳彦
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2024年05月02日 07:00
◆ 初回先頭から6連打は46年ぶりの球団タイ
DeNAが中日に12-1と大勝。このカード勝ち越しを決め、借金を2まで減らすことに成功した。
この日は初回から中日先発の涌井秀章を攻め一挙9点のビッグイニングでペースを握ると、3回にも3点を追加。大量得点を得た今季初登板の石田健大は7回1失点で役目を果たすと、後を継いだ石川達也と中川虎大も中日打線を無失点に封じ込め勝利を飾った。
初回先頭から6連打は46年ぶりの球団タイ、初回の9得点は28年ぶり3回目と稀に見る大爆発を見せたDeNA打線について、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した谷沢健一氏は「最初の桑原(将志)、そして蝦名(達夫)は、涌井の攻略法を示すことができた」とともに右方向に狙ってヒットにした打撃を評価。その直後に飛び出した牧秀悟のレフトへのホームランには「得意のシンカーをね、待ちに待ってヘッド(を使って)でね振り抜いたね」と称賛。
またこのカードから1軍に合流し、今日も4安打と“打率.727”の蝦名達夫に「打ち方を見ると、すらっと立って、そして柔らかくテイクバックを取ってですね、上体の力が非常にうまく抜けてんですよね。だからといって腰、下半身はしっかり地についている。 だからヘッドのスピードがインパクトの瞬間に早いですよね」とテクニカルを分析していた。もう一人の解説者の野村弘樹氏も「今もう手のつけようがないみたいですよね」と同意した。
また今季の打線について「打線としてはちょっと苦しんでたんですよね。ただ、やっぱりこうやって一気にたくさん点を取れたっていうところをキッカケにしてほしいですね」とし「特に牧がね、得点圏打率がちょっと低かったんで。今日はランナーがいるところでホームランも長打も出てたんでね。やっぱりキッカケって大事ですから、今日はそういった試合にしてほしいですよね」とOB目線で打線の奮起に期待した。
久々の打線爆発で勝利したDeNA。この調子を維持できるのかが、この先の注目ポイントになってくる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月02日 06:56
● ホワイトソックス 5−10 ツインズ ○
<現地時間5月1日 ギャランティード・レート・フィールド>
ミネソタ・ツインズが逆転勝利で同地区最下位のホワイトソックスをスイープ。
2024年05月02日 06:50
◆ 防御率0.77から一気に4.13まで悪化
中日がDeNAに1−12と大敗。このカード初戦を取りながらも連敗となり、ついに借金生活となってしまった。
この日は先発の涌井秀章が大誤算だった。初回にいきなり3連打を浴びあっさりと先制点を許すと、4番の牧秀悟に3ランでまず4失点。その後も攻められ続けると、結局2つのアウトしか奪えず自己最短で9失点KOされた。
滅多打ちを喰らった涌井に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した谷沢健一氏は「ここまでいいピッチングをしていながら、今日はこういう崩れ方をしてしまいました」といままでとは別人のようだったとしながら「今日はストレートに伸びがなかったですね。だから変化球に照準を絞られて、長打も、ヒットも重ねられたというね」と分析。
またDeNA打線に「涌井のピッチングを研究していた。右バッターが右打ちを徹底して、今度は中心バッターが変化球を呼び込んでレフト方向に打つというね」と事前の対策にしてやられてしまったと説いた。
この前までは4試合に先発し2点しか取られておらず、防御率0.77の好数字だったが、この日の乱調で一気に4.13まで悪化してしまったベテラン右腕。立浪和義監督の「次回登板があるので、やり返してほしい」との言葉に応えて欲しいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月02日 06:41
開幕からの連続出場は32でストップ
■Dバックス ー ドジャース(日本時間2日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で今季初めてスタメンから外れた。開幕からの連続出場は32試合でストップ。山本由伸投手が先発マウンドに上がる。
前日4月30日(同5月1日)の同カードでは、バックネット裏にハチが大量発生し開始が1時間55分遅延する珍事があった。大谷は5打数1安打。今季初の3三振で打率.336、OPS1.017。チームは延長10回に逆転を許し、今季初のサヨナラ負けを喫した。
開幕からの連続出場試合は32でストップ。2番にはフレディ・フリーマン内野手が入った。現在7本塁打で、デーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本生まれ選手の最多本塁打記録に並んでいる。代打待機で5月初アーチで記録更新なるか。
先発の山本は3勝目を目指しマウンドに上がる。前回登板の4月25日(同26日)の敵地・ナショナルズ戦では6回無失点。ここまで2勝1敗、防御率3.54をマークしている。
【ドジャース】
1(遊)ベッツ
2(一)フリーマン
3(指)スミス
4(右)テオスカー・ヘルナンデス
5(三)エンリケ・ヘルナンデス
6(中)パヘス
7(二)ロハス
8(左)テイラー
9(捕)バーンズ
先発 山本由伸(Full-Count編集部)
2024年05月02日 06:40
◆ 二塁手の1イニング3失策はパのワースト新記録
オリックスはロッテに3−6で敗れ3連敗。2点リードの9回表にミス絡みで一気に5点を失った。
先発の田嶋大樹は、走者を背負いながらも5回無失点の粘投。打線は頓宮裕真の4号ソロ、紅林弘太郎の1号ソロなどで5回までに3点を先取し、3−1と2点リードで9回表を迎えた。
セーブシチュエーションでマウンドに上がったのは、史上4人目のNPB通算250セーブ達成に王手をかけている平野佳寿。守護神はイニング先頭の小川龍成を二ゴロに退けたかと思われたが、この回から守備固めで出場していた二塁・安達了一がファンブルし失策で走者を背負った。続く代打・角中勝也には右前打を許し無死一・三塁のピンチ。続く石川慎吾には右前適時打を許し2−3と1点差に迫られた。
なおも無死一、二塁で3番・ポランコの打球は併殺コースの二ゴロだったが、再び二塁・安達が失策。無死満塁の大ピンチとなり、一死後、途中出場の安田尚憲に左越えの2点適時打を浴び3−4と逆転された。
セーブを挙げれば快挙達成の守護神だったが、逆転を許したところで無念の降板。さらに、代わって登板した井口和朋が佐藤都志也に右前適時打を許すと、なおも二死満塁でこのイニング2打席目となった小川の二ゴロを、またしても安達がファンブルし3−6。安達の1イニング3失策はパ・リーグ二塁手のワースト新記録となり、平野は1/3回4失点(自責点0)で今季初黒星(1勝7セーブ)を喫した。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、オリックスの1イニング5失点が話題に。番組MCの真中満氏は、「安達選手の3つのエラーがあって、平野投手はかわいそうだった。終盤の守備固めで行って、名手でもやっぱりいろんな緊張感とかあると思うんですけど、見ていて苦しいプレーだった」と安達の胸中を思いやった。
解説者として出演した谷沢健一氏は安達の3失策について、「(1つ目は)当たり損ねの打球に突っ込んできて、目を離すのが早くなった。(2つ目は)大事に行こうとして足が揃う。3つ目はベース寄りの打球を大事に行こうとしすぎた。(ほっともっと)神戸のグラウンドで久しぶりにやったと思うし、土のグラウンドで、ベテランといえどもミスをする」と持論を述べた。
投手出身の野村弘樹氏は「平野は責められないと思う」と敗戦投手になった守護神を擁護。「間違いなく250セーブは挙げられるでしょうから、今日は悔しい負けにはなりましたけれども、切り替えてもらいたいです」と話し、真中氏は内野守備・走塁コーチも兼務する安達に対し「メンタルきついと思いますけど切り替えて、何とか前向きに頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』