2024年04月19日 16:12
レアル・ソシエダのキャプテン、ミケル・オジャルサバルは、選手として、人間としてタケ・クボ(久保建英)を称賛し、この先何年もクラブにとどまることを確信している。 ――この時期になるといつも同じことです。タケ、スビメンディ、メリーノ、ロビン(・ル・ノルマン)がソシエダを出て行く可能性があると思われています。彼らがアノエタでプレーし続けることを、少なくとも奪われないことを祈るしかありません。 「様々な噂が飛び交うのはサッカーの一部で、僕たち選手もその片棒を担いでいる。その時が来れば、分かることだ。最終的には、誰もがどうするか見ることになるはずだ」 ――ソシエダが多くのものを与えてきたことを念頭に置かなければなりません。 「そうだね、ソシエダは多くのものを与えてくれた。僕にもね。それにタイミングというものもある。それぞれがどうするかは分からないけど、確かなのは、彼らの決断をリスペクトしなければならないこと。可能なら、今シーズン、チームを構成する全ての選手に残ってもらいたいけれど、サッカー界は移り変わりが激しい。チームも常に変わっていく。リスペクトすること、誰かを責めるのではなく、サポートすることが重要だ。今はシーズンが佳境を迎える中、全員がプレーに集中している。夏が来れば、どうなるかは分かる。今は誰も何も分からない」 ――タケの最も驚いたことは? 「まず驚いたのは、彼の人間性だ。過去に何度か対戦したことはあったけど、面識はなかった。日々の生活の中で、ドレッシングルームにたくさんの喜びをもたらしてくれる。選手としてはすで能力の片鱗を見せていた。いまソシエダで培った自信を糧に最大限の力を発揮している」 ――タケのこの2年の成長をどう見ていますか? 「タケは常に1対1の勝負を挑み、決定的なチャンスを作る。大きな進化を見せている。守備でも献身的にチームに貢献するけど、あらゆる面でまだまだ向上の余地がある」 ――課題を挙げるとすれば? 「課題とまでは言わないけれど、まだ若く、あらゆる面で改善することができるのは事実だ。フィジカル能力の向上もその1つで、今以上にスプリントを繰り返すことができるようになれば、ドリブルで相手を置き去りにする機会も増えるはずだ」 ――アジアカップの離脱は大きかった? 「アマリ(・トラオレ)のアフリカネーションズカップの離脱とも重なったから余計にね。右サイドで常時縦関係を築いている2人を欠くことになった。どんなチームでも影響を受けることで、ましてや僕たちはラ・リーガで欧州カップ戦の出場圏内をキープしようと戦いながら、コパ・デル・レイでも勝ち進んでいた。最終的に準決勝まで勝ち上がったけど、2人が蓄積した疲労に加えて、彼らがいないことで他の選手の負担が増え、それがその後の戦いに影響した可能性はある」 ――タケの人柄は? 何かピッチ外でのエピソードはありますか? 「特定のエピソードに絞りたくはない。とてもナイスガイで、一緒にいてとても楽しい。常に笑顔を絶やさず、オープンな性格で、ピッチ上で与えてくれるものとは別に、チームにたくさんの喜びをもたらしてくれる」 ――ビッグクラブから関心を集めていますが、オファーが来たら、キャプテンとして残留を説得しますか? 「タケがソシエダにコミットしていることは2029年まで契約を延長したことからも明らかだ。これからもソシエダを助けたいと望んでくれていることをキャプテンとしてとても嬉しく思う。今、そして近い未来、ソシエダが最高の場所であると考えてくれていることもね」 インタビュアー●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア) 翻訳●下村正幸 ※ノティシアス・デ・ギプスコアの許可を得て、インタビューを掲載しています。
2024年05月02日 09:15
1日に行なわれたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝のファーストレグで、ボルシア・ドルトムントがパリ・サンジェルマンをホームで1-0と撃破した。
試合を決めたゴールはニコラス・フュルクルクが決めたものだったが、このゲームを通じて大きな存在感を見せたのはジェイドン・サンチョであった。
この冬にマンチェスター・ユナイテッドを離れて古巣ドルトムントへとローン移籍した彼は、水を得た魚のように活躍。90分を通して対面するDFヌーノ・メンデスを翻弄した。
『Daily Mail』によれば、『TNT Sports』で解説を務めていたリオ・ファーディナンドは彼について以下のように語っていたという。
「マンチェスター・ユナイテッドで何が起こったのか知りたいよ。なぜうまくいかなかったんだ?試合の出場時間が足りなかったからなのか?それとも自分を適切に発揮できなかったのか?
それともクラブのサイズが大きすぎたからなのか?あのシャツを着ることによるプレッシャーの重さか?それとも選手の能力を最大限に発揮できない監督のせいなのか?」
それに対し、同席していたオーウェン・ハーグリーヴスも「それはすべて環境要因のことだね。今日は最初のタッチからサンチョは素晴らしかった」と話したという。
またハーグリーヴスは「ジェイドン・サンチョは少し傲慢なところがある」と話し、ユナイテッドで求められるものに合わなかったのではないかと示唆していた。
それに対してファーディナンドは「マンチェスター・ユナイテッドで不満があったのは間違いない。プレミアリーグのフィジカルが問題だったのか?それを教えてくれるのはサンチョ本人だけだが、このプレーを見れば彼の価値を下げることはできない」と答えていたとのこと。
マンチェスター・ユナイテッドでは昨年エリック・テン・ハフ監督からアーセナル戦のメンバーから外され、それをきっかけにチームから追放されてしまったサンチョ。
テン・ハフ監督に対して「それは虚偽だ」とSNSで反論したために怒りを買い、トップチームと同じ施設を使用することすらも禁止されてしまったという。
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しかしボルシア・ドルトムントにローン移籍してからは17試合で3ゴール2アシストを記録し、パリ・サンジェルマンでは出色の出来を見せた。
今回の試合でのドリブル成功数12という数字は、2008年の準決勝でリオネル・メッシが記録した記録と並ぶ大会最多のレコードであったという。
2024年05月02日 09:03
サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は1日、準決勝第1戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)はニクラス・フュルクルク(Niclas Fuellkrug)が決勝ゴールを決め、1‐0でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG、フランス)に先勝した。
2012‐13シーズン以来の決勝を目指すドルトムントは、粘り強く断固たるプレーを披露し、有利とみられていたPSGを抑え込んだ。
31歳にしてチャンピオンズリーグ初シーズンを迎えたフュルクルクは36分、DFニコ・シュロッターベック(Nico Schlotterbeck)のフィードを受けると、低い弾道のシュートをゴール左隅に蹴り込んだ。
キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を擁するPSGは、後半開始早々立て続けにシュートがポストに阻まれるなど、得点を奪いきれなかった。
グループステージでドルトムントはPSGと1分け1敗としていたものの、11年ぶりとなる大会決勝への夢を見続けることができる。一方でPSGは昨年9月のホーム戦ではドルトムントに快勝を収めており、劣勢をひっくり返す自信は手にしたままだ。
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2024年05月02日 08:30
先月29日に行なわれたU23アジアカップの準決勝でイラクに2-0と勝利し、パリ五輪への出場権を獲得した日本代表。
グループステージでは西尾隆矢が退場したり、第3節ではいいところなく韓国に敗れるという苦難を経験したものの、それを乗り越えて決勝にまで駒を進めてきた。
今回、日本代表の裏側を撮影した動画を配信している『Team Cam』では、そのイラク戦での選手の模様を公開した。
開幕戦の前半で退場処分を受けて3試合出場停止となった西尾隆矢は、このイラク戦でついに復帰。途中からピッチに立ち、2-0の勝利に貢献。
試合後のロッカールームで大岩剛監督から「隆矢、一言あるか」と促されると、以下のように話していた。
「ここにいる一人ひとりとスタッフの皆さん、全員のおかげでこうしてピッチに戻ることができたと思います。伝えたいことといえば…感謝と、そしてここにいる全員が最高のメンバーだということです。本当にありがとうございました。
また全員で笑って終わりたいから。勝って、笑顔で日本に帰りましょう」
また、その後のインタビューでも西尾隆矢は以下のように語っていた。
「自分はこの数日間いろいろあって、こうやってピッチに立てることは当たり前じゃない。チーム一人ひとりの仲間とスタッフの皆さんのおかげだと思って、感謝の気持ちを持って、今日はピッチに立ちました。
より一層みんなには感謝しないといけないと思いましたし、本当に恵まれているメンバーの中でサッカーができていたと改めて感じました。
このメンバーでパリ五輪出場権を獲得できたのもすごく嬉しかったですね。優勝して、全員で笑って日本に帰りたいなと思います」
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軽率な行為によって大会初戦を難しいものにしてしまった西尾隆矢。にもかかわらず準決勝まで繋いでくれたチームメイトに大きな感謝を抱いているようだ。
「笑って終わりたい」という決勝のウズベキスタン戦は5月3日に行なわれる予定となっている。
2024年05月02日 08:25
カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の準決勝で、イラクは日本に0−2で完敗。
2024年05月02日 08:00
先月30日に行なわれたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリーの試合は、2-2の引き分けという結果になった。
ヴィニシウス・ジュニオールが先制点を決めたものの、その後ルロイ・サネが同点ゴールを奪って試合を振り出しへと戻す。
それからハリー・ケインがPKで追加点を決めてバイエルン・ミュンヘンがリードするも、さらに残り10分でヴィニシウス・ジュニオールがPKで追いつくという展開だった。 /
🇩🇪クロースの完璧なスルーパスが🇩🇪バイエルンの守備陣を切り裂く💥
🇩🇪ザネの昨年10月以来となるゴールも炸裂🤩
\#UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 1st leg 【1分ハイライト】
🇩🇪バイエルン🆚レアル・マドリード🇪🇸
3分ハイライト動画は
WOWOWオンデマンドで無料配信中https://t.co/tkGkeov3Bk pic.twitter.com/Atyq6TiuN3
— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) April 30, 2024
話題になったのはハリー・ケインがPKを蹴ろうとペナルティスポットにボールを置こうとしていた場面。
ケインに近づいていったジュード・ベリンガムが何やら喋りかけて妨害しており、最終的にはレフェリーに引き剥がされていたのだ。Nothing was going to distract Harry Kane from getting his goal 😤 pic.twitter.com/mR05vjxCPH
— Football on TNT Sports (@footballontnt) April 30, 2024
試合後のインタビューでケインは「集中していたから何を言われたのかよくわからなかった」と答えていたが、イングランド代表ではチームメイトであるベリンガムに確かめていたそう。
『Daily Mail』によれば、ケインは「そのあとベリンガムと話したら、『君はキーパーの左に蹴るんだろう。僕は分かっている』と言っていたそうだよ」と話していたとのこと。
ただ、「キーパーが早めに動いたのが見えてしまったので、それは僕にとってラッキーだったね。ベリンガムがなんと言っていたのかその時はわからなかったけど、とにかく左に蹴っていたね」という。
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ハリー・ケインは少しタイミングを遅らせたシュートでGKのルニンを先に動かさせ、ベリンガムの予測通り左へと決めている。
ちなみにジャーナリストのギジェム・バラグによれば「ケインが全く自分の言葉を聞いていなかった」と聞いたベリンガムは笑っていたとのことだ。
2024年05月02日 07:40
公式戦30ゴール10アシストの昨季の大活躍と打って変わって今季は物足りない活躍のマンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード。チームへの低い貢献度やピッチ外での行動を問題視され、今季終了後の移籍の噂が度々報道されている。さらに29日の報道によるとユナイテッドは今夏、イングランド代表MFコビー・メイヌー、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの3人以外の全選手のオファーを検討する方針で、過去に例をみない改革を実行しようとしている。
そんななか、英メディア『90 MIN』はラッシュフォードが移籍する可能性がある9つのクラブをランキング形式で伝えている。
このランキングで1位になったクラブは前々から噂のあったパリ・サンジェルマンだ。今季終了後、同クラブのエース、フランス代表FWキリアン・ムバッペがレアル・マドリードに移籍することが濃厚で、その後釜としてラッシュフォードの獲得に挑戦する構えだ。また、ラッシュフォードの獲得には、高額な報酬や移籍金を支払う資金力は不可欠だが、同クラブは潤沢な資金力があり、同選手の獲得も問題ないだろう。
移籍の噂を伝えるニュースが増えてきたラッシュフォードは本当に移籍するのだろうか。続報を待ちたい。
なお、2位以下に名を連ねたクラブは以下の通りだ。
2位アーセナル
3位チェルシー
4位バイエルン・ミュンヘン
5位ニューカッスル
6位トッテナム
7位ACミラン
8位レアル・マドリード
9位バルセロナ
2024年05月02日 07:30
先月29日に行なわれたU23アジアカップの準決勝でイラクに2-0と勝利し、パリ五輪への出場権を獲得した日本代表。
グループステージでは西尾隆矢が退場したり、第3節ではいいところなく韓国に敗れるという苦難を経験したものの、それを乗り越えて決勝にまで駒を進めてきた。
今回、日本代表の裏側を撮影した動画を配信している『Team Cam』では、そのイラク戦での選手の模様を公開した。
その動画の中で、試合前日に準備を進めている小久保玲央ブライアンがインタビューで以下のように語っていた。
「親や友達が試合を夜遅くまで見てくれたりするんですけど、ちょっとでも『次の日の仕事を頑張りたい』とか、オレのプレーを見て『明日も頑張ろう』と思ってもらえることがすごくプラスになる。
日本国民の皆さんにもそう感じてもらえたら嬉しいと思ってプレーしています。だから勝ちたいんですよ、いつも。
最高のことですよ。こんなにいい仕事はないですよ。
この23人の選手とスタッフが、まるで自分一人である感じにも捉えられている。誰かのミスでも、誰かの得点でも、自分のことのように感じる。そんなチームになってきている。
みんなも同じことを言っていて、だからどんどんレベルアップしているなと感じますね」
「大岩監督は2年前のドバイカップからずっとパリ五輪という言葉を伝えてくれていた。それが明日の試合で決まるというのは『あっという間だったな』というところはあります。
その中で色々な遠征があって、色々な試合があって、そこに自分の悔しさや嬉しさが詰まっている。
チームにはまだ試合に出てないヤマ(山田大樹)もいる。自分が彼の立場だったら、絶対にキツいと思う。
でもそのヤマが自分の背中を押し出して、練習が終わったりすれ違ったときにはハイタッチをしてくれたりする。そういう一つ一つのアクションが自分にとってプラスのことになっている。
大志(野澤大志ブランドン)もすごくいい奴だし、練習の雰囲気も本当にいい。このキーパーチームでどんどん上がっていきたいし、すごくプレーしやすい。
影で支えてくれる人がいるからこそ今の自分たちが成り立っていると思いますし、恩返しと言うよりはその人達も巻き込んで全員で勝ちに行く。
全員が違う役割ですけど、スタッフを含めた全員を巻き込んでパリ五輪への切符をつかみ取りたい」
衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名
試合には一人しか出られないゴールキーパーチームの雰囲気も非常によく、選手だけでなく全員を巻き込んで勝利したいと語っていた小久保玲央ブライアン。
イラク戦ではその通り2-0の勝利に大きく貢献。日本に『明日も頑張ろう』という元気を与えてくれた。
2024年05月02日 07:30
横浜F・マリノスは5月1日、公式Xでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグを告知。
2024年05月02日 07:01
U-23アジアカップの決勝、ウズベキスタン戦に向けてU-23日本代表の佐藤恵允が意気込みを語った。
日本は4月29日の準決勝でイラクに2−0で快勝。今大会の3位以上が確定し、パリ五輪の出場権を獲得した。ただ、まだ終わったわけではなく、5月3日には優勝をかけて決勝でウズベキスタンと対戦する。
「ずっと狙っていたことなので、ここまできたら優勝したい」
そう力強く語った背番号10は、決勝の相手、ウズベキスタンをこう分析した。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
「ウズベキスタンは自分が思うに、今まで戦ってきたどのチームよりも一番戦ってくる相手だという印象がある。個人の能力も高いですし、サウジアラビアとの試合を見ても、すごく切り替えの速い、締まったゲームだったので、そういう意味では、一番レベルの高いチームだと思っています」
今大会、ここまで無得点の佐藤は、現状に悔しさを露わにしつつも、「もうちょっとゴールに直結したプレー、ゴールに向かうような、ボールを持った動きもそうですし、ボールを持たないところの動き、ゴールから逆算した動きを増やしていけば、得点に繋がる」とプレーの改善と、ゴールへの意欲を示した。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 07:00
3日に行なわれるU23アジアカップの決勝戦で、日本代表と対戦するウズベキスタン。
しかしそれを前にして、なんと3名の主力選手がクラブ事情によってチームを離脱することになったという。
『upl.uz』によれば、それはDFアブドゥコディル・クサノフ、FWホジマト・エルキノフ、そしてMFアボスベク・ファイズラエフの3名であるとのこと。
クサノフとエルキノフについては当初からクラブとの間で「五輪出場権を獲得するまで」という約束で派遣を認められていたとのことで、それを達成したためにチームを離脱した。
そのためクサノフはフランス・リーグアンのRCランスへ、そしてエルキノフはUAEのアル・ワフダへと戻っていったとのこと。
またアボスベク・ファイズラエフについても今回ウズベキスタン代表を離脱して所属クラブのCSKAモスクワに復帰したことが発表されたそうだ。
クサノフはセンターバック、エルキノフは左ウイング、そしてファイズラエフはトップ下でインドネシア戦に先発出場しており、ウズベキスタンにとっては主力と言える3名が同時に離脱することになったよう。
パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」
U23アジアカップはFIFAのインターナショナルマッチウィークではないスケジュールで行なわれているため、各クラブには選手を派遣する義務がない。
そのためウズベキスタンはクラブとの交渉の中で「五輪出場が決まるまで」と条件をつけて派遣を認めてもらっていたよう。報道では「延長を要請していた」とも伝えられているが、それは流石に受け入れられなかったようだ。
2024年05月02日 07:00
J1初挑戦ながら旋風を巻き起こしているのが、FC町田ゼルビアだ。開幕5試合で4勝1分とスタートダッシュに成功。10節終了時点で、首位のセレッソ大阪と勝点19で並び、得失点差で2位につけている。
躍進するチームを攻守で支えているのが、左サイドバックの林幸多郎だ。明治大を卒業後の2023年に横浜FCでプロキャリアをスタートさせた林は、ルーキーイヤーから29試合・2得点の活躍。今季、町田に完全移籍した。
新天地では開幕からスタメンに定着。持ち前のハードワークを武器に、対人の強さを活かしたタイトな守備、左右両足で繰り出す正確なパスなどで存在感を発揮。ここまでフルタイム出場を果たしている。
そんな23歳に今回、インタビューを実施。新チームへの順応、今シーズンの自身のパフォーマンス、プレーで意識している点について訊いた。
――◆――◆――
――町田への加入直後に、まず心がけた点を教えてください。
黒田剛監督やチームから求められていることを理解して表現するのを、キャンプの時からすごく意識してやりました。このチームでは球際やハードワーク、そういう“際”の部分をすごく大事にしています。そこは、僕は明治大でしっかりやってきましたし、去年在籍した横浜FCでも、そういう部分を強みにしてやってきたので、スムーズに入ることができたと思います。
【PHOTO】最後まで逆転を信じ、全力で応援したFC町田ゼルビアサポーター
――チームには早く馴染めたようですね。
まずは、チームのことやここの常識を理解するのが大事だと思っていたので、既存の選手たちにいろいろと聞きました。また、スタッフの方たちが言っていることにしっかりと耳を傾けて理解するのを、強く意識しましたね。人の話に入っていくのは、あまり好きではないんですけど、人が言っていることを理解したり、何を求めているのかを考えながら動くのはすごく得意なので。そういったところは、上手くできたのではないかと思います。
――チームの雰囲気はどう感じられましたか?
選手もスタッフも多くて、一人ひとりがモチベーションが高く、雰囲気良くやれている印象でした。
――新加入で即スタメンに定着。ここまでフルタイム出場ですね。
求められていることを、ちゃんとできているというか、やろうとしているところは評価されたのではないかと思います。
――ご自身のパフォーマンスについてはどうですか?
ここまで試合に出させてもらってはいますけど、何一つ満足しているところはなくて、もっともっとできると思います。アシストやゴールという結果も、まだ出せていません。そういう部分にもこだわって、プラスアルファをどんどん出していきたいです。もちろん、やれることを精一杯やっていますけど、何か物足りないなと、常々感じていますね。
――サイドバックとして守備で一番重視されている点を教えてください。
1対1で負けないことですかね。僕のところで抜かれれば、局面がガラッと変わりますし、サッカーにならないと思うので。また、このチームのカラー的に、守備がすごく重視されています。そこに対する責任やプレッシャーは、すごくあります。
――攻撃の際に意識されていることは?
このクラブにはすごく良いアタッカーがいるので、その選手たちをいかに上手く使うかが僕の仕事になってきます。同じサイドのサイドハーフと組む時は、一人ひとりのキャラクター、足が速いとか、ドリブルが上手いといった特性がある。それぞれに合わせたコンビネーションは意識しています。
――ポジショニングの良さも目を引きます。
僕のプレースタイル的に、良くも悪くもあまり目立ったプレーはしないので。周りの選手を上手く活かすような、潤滑油になるようなプレーをいつも意識しているのですけど。味方をよく見て、「どこにポジションを取ったら助かるだろう」というポジションを、常に取り続けるのは意識しています。ポジショニングは強みだと思っています。
――さて、次戦は3日の柏戦です。相手の印象は?
今年は特に守備の規律がすごくしっかりしていて、4−4−2でコンパクトに全員で守っている。そして、しっかりみんなでカウンターを仕掛けるサッカーのイメージがあります。そこをいかに崩すかが、肝になるのではないかと思います。
――入念な対策もされているかと思います。
単独よりもコンビネーションによる攻撃の方が多いイメージがあります。周りとの連係は、しっかり意識したいです。
――最後に、ファン・サポーターへのメッセージをお願いします。
ホームの試合で連敗中ですし、やっぱりホームで勝ちたいと思っているので、そこに対するみんなの熱量を、全員で表現したいです。個人的には最後まで「一人だけ走っているなあ」というのを見せられたらと思います。
毎回、たくさんのサポーターの方に来ていただいているので、選手みんなが感謝していますし、今回はホームゲームイベントとして「まちだ感謝祭」も行なわれます。勝利で恩返しして、サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたいので、今回も皆さんに応援しに来てもらいたいです。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 06:50
月曜日に行なわれたU23アジアカップの準決勝で、インドネシアを撃破して勝利を収めたウズベキスタン代表。
2024年05月02日 06:30
4月29日に行なわれたラツィオの練習を欠席したため、その状態が心配されていた日本代表MF鎌田大地。
しかし今回『laziopress』が伝えたところによれば、週末に行われるモンツァ戦には出場が可能な状況であるという。
鎌田大地は火曜日の練習で顔を見せなかったが、それについてはふくらはぎの張りがあったための予防的な休息であったという。
モンツァ戦までにはトレーニングセッションに戻ることができるとのことで、週末には先発出場することが可能になるかもしれないそうだ。
一時期は怪我人の続出に悩まされていたラツィオであるが、まだピッチに戻れていないのがマリオ・ヒラのみという状況にまで回復しているという。
重度の足首捻挫で離脱していたイヴァン・プロヴェデルも復帰しており、これからコンディションを整えていく段階にあるそうだ。
ラツィオは現在イタリア・セリエAで7位となっており、シーズンの残りは4試合。
ワクワクした!「日本人選手、最高の大出世移籍」10名
ヨーロッパリーグ出場権内である5位までは4ポイント差、チャンピオンズリーグ出場権内の4位までは8ポイント差となっており、現実的には5位ローマを上回ることが目標となる。
5月4日にはモンツァとのアウェイゲームを戦い、その後12日にエンポリ戦、19日にインテル戦、そして26日に最終節のサッスオーロ戦に臨む予定だ。
2024年05月02日 06:27
U-23アジアカップに参戦中のU-23日本代表は現地5月1日、カタール・ドーハでトレーニングを実施。練習後、平河悠が決勝で戦うウズベキスタンの印象を語った。
平河は今大会、グループステージから無失点のウズベキスタンの組織力、個の能力の高さを警戒した。
「失点もしていませんし、かなりタイトにくるチーム。得点力もかなりある選手も多いし、A代表に関わっている選手も多いので、個の能力も高いですし、チームとしての完成度も高いという印象を持っています」
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
準決勝でイラクを2−0で下し、パリ五輪への出場権を獲得した大岩ジャパン。平河は「最低限、出場権を獲得できたという意味では、一安心したところもありました」としつつも、「パリ・オリンピックの出場は決まりましたけど、やっぱりアジアの頂点になってから行くのと、最後負けて日本に帰るのでは全然違うと思う。最後、良い形で勝って日本に帰れるように、頑張っていきたい」とアジア制覇に向けて闘志を燃やした。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 06:09
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)で決勝に進出。8大会連続のオリンピック出場を決めた。
本大会に向けて、オーバーエイジの話題が活発になるなか、10大会連続出場を逃した韓国のメディア『FOOTBALLIST』は、「羨ましい日本! オリンピックに久保+冨安+板倉など超豪華ヨーロッパ組招集の意志が固い」と見出しを打った記事を掲載している。
同メディアは、日本の報道として、パリ五輪のオーバーエイジ3枠の候補として冨安健洋(アーセナル)、板倉滉(ボルシアMG)、伊藤洋輝(シュツットガルト)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)、遠藤航(リバプール)などが挙がっていると紹介。こう綴っている。
「このように守備にオーバーエイジを集中させるのは、23歳以下のアタッカー陣の競争力は十分だという自信のためだと見られる。日本最高のスターの一人であるレアル・ソシエダの久保建英が招集対象だ。久保は大会参加意思が強いことが分かった」
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
同メディアは「さらに今シーズン、デンマークのブレンビーに移籍し、ヨーロッパ進出を成し遂げた23歳のアタッカー鈴木唯人にも期待が大きい。今シーズン8ゴール・5アシストを記録。ゴールの中で華やかなドリブルからのシーンが多く、ほとんどが最近に集中しており、上昇傾向が際立つ選手だ」と、U-23アジアカップでは不参加となった選手にも言及。こう続けている。
「このように豪華なメンバーがいるだけに、日本特有の大きな期待も受ける。目標はメダルだ。日本は1968年のメキシコシティ五輪で銅メダルを獲得し、アジア諸国の中で最初のメダルを獲得したが、その後56年間、偉業を再現できなかった。最近では2012年と2020年でベスト4に勝ち上がったが、銅メダル決定戦で敗北して4位に留まっている」
戦力の充実ぶりを羨望の眼差しで見ているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部