2024年04月19日 18:00
ラツィオのMF鎌田大地の動向に対する注目度が日増しに高まっている。同選手は今季開幕前にフランクフルトからラツィオに加入。成績不振により解任されたマウリツィオ・サッリ前監督に代わってイゴール・トゥドールが指揮を執るようになってから出場機会を増やしつつあるが、それでも移籍の噂は絶えない。 チーム内での微妙な立ち位置に加えて、鎌田がラツィオと交わした契約も鎌田の去就を不透明なものにしているようだ。ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がソーシャルメディア『X』で明かしたところによると、鎌田の契約には同選手が自らラツィオと契約延長するか決められる条項が含まれているという。 「ダイチ・カマダは今後数週間のうちに自分の将来について決断を下すことになるだろう。何故なら彼の契約には特別な条項が存在するからだ。もしもカマダが5月末までに100ユーロ(約1万6000円)を支払えば、彼の契約は2027年6月まで延長される。支払わなければ、彼はフリーでラツィオを退団することができる」 鎌田の動向は、同選手が昨季までプレイしていたドイツでも話題となっている。ドイツ紙『Bild』は、鎌田の現状とともに同選手が来季プレミアリーグに挑戦するかもしれないと報じている。 「カマダについては、プレミアリーグに行くという噂も広まっている。彼の恩師であるオリヴァー・グラスナーがクリスタルパレスの監督に就任して以来、イングランドに渡るという憶測がますます増えている」 グラスナー監督は2023年6月末まで2シーズンにわたってフランクフルトで指揮を執り、2022年5月には同クラブをUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に導いている。フランクフルトでの在任中は鎌田を攻撃の軸に据えていたグラスナー監督のもとであれば、鎌田もブンデスリーガでプレイしていた頃のような輝きを取り戻せるかもしれない。 ラツィオ残留か移籍か。果たして鎌田はどのような決断を下すのだろうか。
2024年05月02日 17:49
J2の愛媛FCが5月2日、限定ユニフォームを発表した。今季のクラブスローガンである「己道(おのれどう)」からインスプレーションを得たという。
【動画】「ぶっ刺さりすぎ」など反響! J2愛媛が限定ユニを発表
そのデザインコンセプトを、愛媛は公式サイトで以下のように説明している。
「漆黒で表した社会に在る固定観念の中で、愛媛FCの極める道をオレンジで彩ったオリジナルデザインとなります。GKユニフォームは勝利を表すゴールドカラーを採用。限定カラーにクラシカルな襟付きスタイルを合わせた個性あふれるこの1着を纏い、愛媛FCは『己道』を力強く歩み進んでいきます」
この発表にファン・サポーターからは、以下のような声が上がった。
「控えめに言って、めちゃくちゃかっこいいです」
「珍しく黒で襟付きだ…!」
「シックでソリッドでスタイリッシュな感じでいいね!」
「なんだ、今年の夏も金欠になるのか...」
「どちゃくそカッコええ」
「欲しい」
「購入するしかない!」
「ネイビーかと思いきや、黒!」
「ぶっ刺さりすぎ」
なお、選手が着用するのは、8月18日の第27節・大分トリニータ戦と、9月7日の30節・横浜FC戦の予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 17:40
昨年6月に行なわれたルヴァンカップの横浜F・マリノス戦で、2種登録選手としてプロデビューを果たすと、出場からわずか11分後に得点。FC東京時代の久保建英が持つカップ戦最年少得点記録を更新する16歳7か月10日での初ゴールを打ち立てたのが、鳥栖U-18のFW鈴木大馳(3年)だ。
【動画】16歳7か月10日! 鈴木大馳がプロデビュー戦でいきなりゴール!
元々はボールを引き出す能力に長けたタイプ。田中智宗監督が「宇宙人」と評する通り、掴みどころのない性格をしていたが、プロデビュー以降はピッチでのキャラクターも変化。昨年10月に田中監督はこんなことを口にしている。
「目つきや仲間に対する要求がすごく変わってきている。今までは何を考えているのか分からないタイプだったけど、出せと強い要求を今はする。自分がやらないといけない、自分が点を獲るんだという自覚が出てきた」
高校生活ラストイヤーを迎えた今年は、プレーの凄みが増している。帝京長岡のホームで行なわれた高円宮杯プレミアリーグWESTの第4節では、確かな成長の跡を感じさせるプレーを披露した。
相手のペースで試合が進んだ前半は思い通りにボールに触れなかったが、後半に入ってからは前からボールを奪いに来る帝京長岡の背後を狙って、積極的な飛び出しを披露した。
印象的だったのは空中戦での対応で、以前と比べて滞空時間が長くなっている。今年に入ってから平日はずっとトップチームの練習に参加し、週末はU-18の試合に帯同。「今は鳥栖のトップチームで山粼浩介選手など色んなセンターバックと競り合いの練習をしていて、徐々にコツや強さを掴めてきている」という。
屈強な先輩たちに競り勝つため、参考にしているのは名古屋グランパスのFW山岸祐也。「競り合いは相手の前に入るより、相手の視界から消えて、背後からタイミング良く飛ぶ。そこが山岸祐也選手は上手いので、参考にしています」。
空中戦ではほとんど競り勝ち、足もとにボールが入れば力強く相手ゴール前まで運んでいく。何度もチャンスを作りながら、バウンドしやすいピッチ状態に苦しみ、得点には至らなかったが、相手に与えたインパクトは大きい。
対峙した帝京長岡のDF山本圭晋(3年)が、「名の知れた選手だと知っていたので、どんなもんかなと自分的には楽しみにしていたのですが、凄かった」と感嘆の声を上げるほどだった。
昨年はリーグ7位の9得点をマーク。今年はすでに4得点を奪い、トップに立つが現状に満足していない。目ざすは1試合で1得点以上。年間で20点以上を奪うことが自身に課したノルマ。
そのためには無得点に終わった帝京長岡戦のような試合をなくさなければいけない。「ゴールの形を作れていないので、ミドルシュートやヘディングなどシュートのバリエーションを増やして、この形なら絶対に決められるというものを作っていきたい」。
自らに求める基準も、以前と比べて上がっている。「プロの中で練習していると、全く力が足りないと実感します。ユースに帰ってやれて満足ではなく、ユースでやれるのは当たり前。基準はトップのところに持っていきたいので、練習から意識しています」と向上心を燃やす。
「18歳でプロ1年目ではなく、高校生のうちからデビューしたい。今一番考えているのは、トップチームで試合に出て、活躍すること。そこの基準でしっかりやっていきたい」。意気込み通り、貪欲にゴールと成長を求め続ける鈴木の成長速度はまだまだ緩みそうもない。
取材・文●森田将義
2024年05月02日 16:55
2016年創部ながら、今年はプリンスリーグ北信越2部に初参戦。4節を終えて、1勝1分2敗と奮闘を続けるのが、新潟県上越市にある私立の上越高校だ。
チームを率いるのは藤川祐司監督。神奈川大学を卒業後、水戸ホーリーホックや大分トリニータ、松本山雅FC、Y.S.C.C.横浜を渡り歩いた元Jリーガーで、創部からチームの歴史を築いてきたという。
神奈川県出身で小学生の頃から横浜F・マリノスのアカデミー一筋だった藤川監督にとって、新潟は縁も所縁も全くない地域。現役最後にプレーしたYS横浜時代のトレーナーが新潟県出身だったこともあって、上越高校が指導者を募集していると耳にした。
すでに横浜のジュニアユースのコーチ就任が決まっていたが、未知の世界への興味は尽きない。「ユース出身だったので、高校サッカーはずっと憧れていた。すぐにプロの畑に行くよりも、教員免許も持っていたので一度、高校サッカーを見てみたかった。ちょうどチームを立ち上げるタイミングだったのも遣り甲斐があった」。
すぐさま就任を決めたものの、高校サッカーは右も左も分からない世界。自身の高校時代も、後に日本代表となったハーフナー・マイクや秋元陽太などとプレーするなど、エリート街道を歩んできた。「県リーグってあるんだ! というところからのスタート。プリンス、プレミアぐらいしか知らなかった。どこからリーグはスタートするんだと思ったら、県4部からと言われて、そんなリーグやっていたんだと思った。1年ごとしか上がれないと言われて、さらに驚いた」。
就任前は同好会があっただけで、選手は5人からのスタート。藤川監督が就任した2016年にサッカー部が立ち上がったが、1年目は初心者を勧誘し、何とか18人集めて戦う状態で、1年目はリーグ戦で全敗。インターハイと選手権も地区大会で負けて、県大会にも出られなかった。
ただ、就任したばかりの頃は20代後半で、まだまだ身体が動く。「外から見えることがあれば、中に入って肌感覚でないと分からないこともある」と、選手に交じってボールを蹴ることで成長を促していく。
今も就任当初と指導スタイルは変わらない。「元Jリーガーの監督のもとでプレーしたかった。それに、地元で良いプレーをして、全国に出たかった」。入学の決め手についてこう話す主将のMF松澤煌成(3年)は「監督は上手い。トラップの置き所、見ている所、ロングボールの回転などを学んでいる」と続ける。
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新19代目の藤粼ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
藤川監督は上越高に就任してから、指導者ライセンスの取得を進め、現在はA級ライセンスを持っている。選手目線で個を伸ばしながらも、全体を見てゲームプランやトレーニングプランを練っているという。
「新参チームはスペクタクルなサッカーをやりたがるけど、うちは真逆。手堅く、一個ずつランキングを上げていく方法」と表現する通り、スタイルはどちらかと言えば堅実。毎年のように実力に合わない“背伸び”したステージを戦いながら着実に勝点を積み上げ、リーグのカテゴリーを上げてきた。
「理想を追いたいから指導者になったけど、ある程度、現実を見ながらチームを作っている。そこが面白さであるし、大変な部分。理想はあるけど、そこばかり言って結果が出ない。勝たせられないというのは、自分の哲学とは違う」
地域に密着したチーム作りを行なってきたのも、自身の考えに基づいている。藤川監督が大分に在籍した2012年は財政危機を乗り越え、プレーオフを経てのJ1昇格を決めた時期。地元の人たちから集まった寄付金、支援金によって、Jリーグから借りていた3億円を返済し、J1ライセンスの交付が決まった。
「大分時代は地域の皆さんに支援して頂いて、J1に上がることができた。元プロだからこそ、サッカーばかりではない、Jリーグでやっていたからこそ、地域との繋がりが大事だと分かっているので、すごく大事にしています」
創部した頃から街の清掃活動を行なうなど、学校がある上越市への地域貢献を行なってきた。アルビレックスがある下越地域、“バスケの街”として知られる長岡市のある中越地域とは違い、上越地域には強いスポーツがこれまでなかった。
上のステージを目ざす上越高を応援する機運は高く、今では地元のおじいちゃん、おばあちゃんが試合の応援に訪れる。サッカー部の試合日程が書かれたポスターを店頭に張るお店も少なくない。
この春にはグラウンド脇に新しいサッカー部の寮が完成したが、100人を超える選手が食べる1年分ものお米も、地元の人たちの寄付によって賄う。「街が一体となって、子どもたちを育ててもらいたい。我々も与えてもらうだけでなく、サッカーを中心に何かを与えていければと思って、様々な活動に取り組んでいる」という。
「力のある選手が増えてきて、少しずつサッカーになってきた。まだ創部して8年。漫画みたいには上手くいかないので、しがみつきながら頑張っている。だいぶ苦しいことも経験してきました」。藤川監督はそう苦笑いするが、苦労すらも楽しんでいるように見える。今の成長速度を続けていけば、上越高の名を全国で目にする日もそう遠くないはずだ。
取材・文●森田将義
2024年05月02日 16:23
湘南ベルマーレは2日、桐蔭横浜大学に所属するFW渡邊啓吾の2025シーズン加入内定を発表した。
2024年05月02日 16:07
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、レンタル移籍加入中のドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの去就に言及した。1日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
現在28歳のヴェルナーは今年1月にライプツィヒからレンタル移籍でトッテナムに加入。ここまで公式戦14試合出場で2ゴール3アシストを記録するなど、シーズン途中の加入ながら、チームに好影響を与える活躍を見せている。
そんなヴェルナーだが、2日に行われるプレミアリーグ第26節延期分の古巣チェルシー戦を前にハムストリングを負傷したことが明らかになり、ポステコグルー監督は「2週間半ほどしかないので、彼はシーズンの残りを欠場することになるだろう」と今季絶望となったことを語っていた。
しかし、ヴェルナーのレンタル移籍期間は今シーズン終了までとなっていることから、契約に付随している1500万ポンド(約29億円)の買い取りオプションが行使されるかに注目が集まっている。
同選手自身はトッテナムへの完全移籍を希望していることが報じられているなか、買い取りオプション行使の可能性について聞かれたポステコグルー監督は「それは今ここの問題ではなく、全体的な戦略の問題だ」と語りつつ、次のように続けた。
「私が話していることは、今後6カ月で今日よりもいい場所にいて欲しいということだ。ティモとは今シーズン終了までのローン契約を結んだが、彼は私たちが夏に何をする必要があるのか、それができるのか見極める戦略の一部となっている」
「彼は私たちにとって非常に良くしてくれたと思う。ソニー(ソン・フンミン)がいなかった1月の本当に重要だった時期に彼は加入し、その後にリッチー(リチャーリソン)もケガをしてしまった。ワイドの場所は不足していて、彼の加入は私たちに非常に役に立ったし、影響も与えた。それでも、最終的な決断を下すためには私たちがここでまず何を得られるのかをある程度明確にする必要があると思う」
2024年05月02日 16:00
アーセナルはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスへの今夏のオファーに耳を傾けるつもりだという。英『The Athletic』が報じている。
2022年にマンチェスター・シティからアーセナルに移籍を果たしたジェズス。シティ時代に一緒に仕事をしていたミケル・アルテタの下で、昨シーズンは公式戦33試合に出場して11ゴール7アシストを記録した。アルテタも以前、ジェズスの加入は「私たちの世界を変えた」とコメントしており、同選手の加入における影響について称賛していた。
しかし今シーズンは、度重なる怪我での離脱もあり、リーグ戦は24試合の出場で4ゴール4アシストとなっている。さらに新加入のカイ・ハフェルツのCF起用がハマったこともあり、ジェズスは1番手ではなくなっている。同メディアは、ジェズスのフィットネスの状況とフィニッシュ精度の低さがアーセナル退団の可能性に大きく関係していると主張している。
今シーズン、リーグ戦35試合のうち8試合を怪我で欠場しているジェズス。膝の状態がよくなく、昨年8月には手術を受けており、今シーズンはコンディションをいい状態に保てていない。さらに同選手のCFのポジションで躍動しているハフェルツはここまでリーグ戦34試合に出場し12ゴール6アシストをマーク。上背がある同選手をワントップにおくことで、ロングボールの出口となるだけではなく、セットプレイでもより脅威的な存在となっている。
ハフェルツのCF起用が最近はハマっているため、アーセナルが今夏にストライカーを獲得する必要はないかもしれないという声もあるが、攻撃陣の強化を行うことは間違いないだろう。そのためエディ・エンケティアなど出場機会の限られている選手たちの去就が騒がれているが、オファー次第ではジェズスの退団も容認する可能性があるようだ。
チームに欠かせなかった昨シーズンとは一転して、今シーズンはフィットネスの問題やハフェルツの躍動でポジションを奪われたジェズス。今夏の去就に注目が集まる。
2024年05月02日 15:38
現地時間5月2日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の3位決定戦で、インドネシアはオリンピックの出場権を懸けてイラクと対戦する。この一戦を前にインドネシアのシン・テヨン監督が記者会見に臨んだ。
インドネシアは4月29日に行なわれた準決勝のウズベキスタン戦、粘り強い戦いを見せていたなか、68分にクロスから先制点を献上。84分には、リズキー・リドーがラフプレーにより、レッドカードを受けて退場となった。
その後、10人での戦いを強いられると、86分にもオウンゴールで失点。そのまま0−2で敗れている。
【動画】インドネシアDFが退場となったプレー
インドネシアメディア『Jebreeetmedia』によると、記者会見でシン・テヨン監督は、準決勝の判定について怒りを露わにしたようだ。同メディアが「シン・テヨン監督が審判団を痛烈批判」との見出しで韓国人指揮官のコメントを報じている。
「準決勝のことは、まだ考えなければならないことが頭の中にたくさん残っている。選手たちは良いプレーをしてくれたが、レフェリーの笛によって試合の運命が変わってしまうような状況もある。イラクとの試合は、3位決定戦なのでベストを尽くすだろう。このゲームが上手くいくように、AFCが助けてくれるのを願っている」
イラクとの3位決定戦は日本時間で3日の0時30分にキックオフ予定。負ければ、アフリカ予選4位であるギニアとの大陸間プレーオフに回り、パリ五輪の出場権獲得を目ざす。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 15:37
冨安健洋は3月、アーセナルとの契約を2026年まで延長した。
2024年05月02日 15:11
チェルシーからドルトムントにレンタル移籍中のオランダ代表DFイアン・マートセンの父親エドワード氏が、同選手の去就について言及した。1日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在22歳のマートセンは2018年7月にPSVの下部組織から、チェルシーの下部組織に加入した。2019年9月にトップチームデビューを果たすと、その後はレンタル移籍を繰り返し、昨季はバーンリーでプレー。チャンピオンシップ(2部)39試合出場で4ゴール6アシストを記録し、プレミアリーグ昇格に大きく貢献したほか、左サイドバックとしてリーグのチーム・オブ・ザ・シーズンに選出される活躍を見せた。
この活躍から昨夏の移籍市場でも去就に注目が集まり、プレミアリーグ昇格を果たしたバーンリーとは3000万ポンド(約58億円)での買い取り義務が付随したレンタル移籍でクラブ間合意に至ったことが報じられていたが、チェルシーでのプレーを希望したマートセンがこの移籍を拒否し、チェルシーに残留した。
それでも、チェルシーでの先発出場の機会はほとんどなく、公式戦15試合の出場にとどまっていたことから、今年1月にチェルシーとの契約を2026年6月30日まで延長しながら、ドルトムントに今シーズン終了までとなる契約のレンタル移籍で加入。移籍後すぐに主力として定着し、公式戦19試合出場で2ゴール2アシストを記録し、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝に進出しているチームに貢献する活躍を見せている。
マートセンの契約には3500万ポンド(約68億円)の契約解除条項が付随していることから、同選手の去就には集まっているなか、マートセンの父親はオランダ紙『Voetbal International』で「私たちはこのクラブ(ドルトムント)に残留することに取り組んでいる」と来シーズン以降も同クラブでプレーすることを望んでいると明かしながら、チェルシーの上層部への不満ものぞかせた。
「クラブ同士で戦わなければならない。イアンはここで順調に成長しているけど、オーナーが変わってからのチェルシーではうまくいっていない。あのクラブでは多くのことがお金中心に展開されており、それがクラブの利益よりも重要であるように見えることもある」
「チェルシーとドルトムント以外にも選択肢はあるけど、ドルトムントがいい再スタートの場所であることが証明された。それに、(ジュード・)ベリンガムや(アーリング・)ハーランドといったここから出てきた選手たちもいるしね」
2024年05月02日 15:00
ここまで全コンペティション通して無敗を維持し、すでにブンデスリーガ制覇を決めているレヴァークーゼン。
彼らの流れるような攻撃は見る者を魅了しているが、その中でも特長的なのが左サイドの崩しだ。ここは崩しの中心となっているMFフロリアン・ヴィルツに加え、左サイドからウイングバックのアレハンドロ・グリマルドが駆け上がってくる。
ヴィルツはピッチのあらゆるところに顔を出す選手ではあるが、それでも左サイドからの崩しが中心だ。ヴィルツはここまでリーグ戦で11アシスト、ヨーロッパリーグで4アシスト、DFBポカールで4アシストの合計19アシストを記録。
グリマルドはリーグ戦で14アシスト、ELで2アシスト、DFBポカールで1アシストの計17アシストを記録しており、『SCORE90』によれば今季ここまで欧州5大リーグでプレイする選手の中ではアシスト数1位&2位のコンビとなっている。
この左サイドから33のアシストが生まれているのは驚異的で、ヴィルツ&グリマルドのコンビを抑えるのはかなり難しい。崩しの切り札としては、今季最高のコンビと言ってもよさそうだ。
2024年05月02日 14:56
アーセナルに所属するスペイン代表GKダビド・ラヤが、ノースロンドン・ダービーでの自身のミスを振り返った。4月30日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第35節が現地時間4月28日に行われ、アーセナルは敵地で“宿敵”トッテナムと対戦した。15分にCKから相手選手のオウンゴールで先制すると、27分には鋭いカウンターからブカヨ・サカが追加点。38分には再びCKからカイ・ハフェルツがヘディングシュートを叩き込み、前半だけで3点のリードを奪った。
しかし64分、ウィリアン・サリバのバックパスを受けたラヤがまさかのキックミス。ボールは目の前のクリスティアン・ロメロに渡り、難なくネットを揺らされてしまう。その後、ソン・フンミンのPKによって1点差まで詰め寄られたアーセナルだったが、なんとか逃げ切り3連勝を飾った。失点に直結するミスを犯したラヤは派手なセービングこそなかったものの、積極的かつ堅実なハイボール処理を見せ、最終盤のトッテナムの猛攻を跳ね返し続けた。
自身のミスによる失点から気持ちを切り替え、ゴールマウスを守り続けたラヤ。試合後には「最後の数分間は外から見ている人にとっては少し不安だったかもしれない。でも、僕たちにとってはそれが仕事だし、ネットにボールを入れないようにしたり、クロス対応で可能な限りチームを助けようとするチャレンジは本当に本当に楽しかったよ」と振り返りつつ、自身が示した“リバウンドメンタリティ”について次のように語っている。
「ミスはフットボールの一部であり、そこから学ぶことができる。あのボールを選択するべきではなかったし、もっと長いボールを蹴る必要があった。その後は精神的に強くいられたと思っているし、ミスのことは忘れて自分のプレーを続け、できるだけチームを助けようと努めていたんだ。最後の20分間ではそれを証明することができたと思っているよ」
また、チームを率いるミケル・アルテタ監督も「試合の終盤20分から25分にかけての彼はセンセーショナルだった。これこそが私が愛する選手たちの姿なんだ」とミスを犯した守護神を擁護している。
今シーズンもいよいよ残り3試合。20年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて勝ち点の取りこぼしは許されない。ラヤは「プレッシャーにさらされている時こそ、自分の能力を発揮するチャンスだと思っている。僕はこの挑戦を楽しんでいるよ」と自信をのぞかせた。
2024年05月02日 14:54
ブレーメンのFWユスティン・エンジンマーに対して、欧州複数クラブが関心を寄せているようだ。
2024年05月02日 14:46
クリスティアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスルは現地5月1日に開催されたサウジアラビア国王杯の準決勝でアル・ハリージュと対戦。3−1で快勝を飾った。
この一戦でC・ロナウドが決めた巧みな先制点が、話題を呼んでいる。17分、相手GKのビルドアップのミスを突き、こぼれ球に反応。反転しながら左足を振り抜き、鮮やかにネットを揺らしてみせた。
【動画】「その体勢から決めちゃうの」など反響! C・ロナウドが決めた鮮烈弾
この一撃に、SNS上では以下のような声が上がった。
「やばすぎだろ」
「その体勢から決めちゃうの」
「バケモノです」
「理不尽なゴール」
「えぐいことしてる」
「そうはならんやろ」
「素直に凄い」
「ノールック、ダイレクトで打ってあのコース」
「シュートフォームがキャプテン翼」
「これ決めるのは意味わからん」
57分にもゴールを決めて2得点の活躍を見せたポルトガル代表FWが、チームの決勝進出に大きく貢献した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 14:30
今季のオランダ・エールディビジで21ゴールを決めているフェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスに対し、ミランとナポリが関心を抱いているそう。
『Tuttomercatoweb』によれば、現在ミランとナポリは来季に向けて新たなセンターフォワードの獲得を検討しているとのこと。
ミランは今夏で契約満了になるフランス代表FWオリヴィエ・ジルーがアメリカに移籍する可能性が高まっているため、その後任となるストライカーを必要としている。
またナポリはナイジェリア代表FWヴィクトル・オシメーンがビッグクラブから狙われており、1億ユーロ(およそ166.7億円)以上で売却できる可能性があるという。
エールディビジで目覚ましい活躍を見せてきたサンティアゴ・ヒメネスは23歳とまだ若く、さらにイタリアのパスポートを持っていることからセリエAでは自国人として扱うことができる。
フェイエノールトはサンティアゴ・ヒメネスの価格をおよそ6000万ユーロ(およそ100億円)に設定している。
上田綺世加入のフェイエノールト、21年前の「UEFAカップ優勝の伝説スタメン」覚えてる?
ナポリはオシメーンを売却すれば支払える額であるが、ミランにとってはかなり拠出するのが難しい数字であるとも。
サンティアゴ・ヒメネスはフェイエノールトで上田綺世と同じポジションを任されている選手。彼の去就は上田にも大きく影響しそうだ。
2024年05月02日 14:28
元日本代表FWの岡野雅行氏が、4月30日に公開された播戸竜二氏の公式YouTubeチャンネルの最新コンテンツに出演。日本代表について語った。
【動画】岡野雅行が日本サッカーについて語る!
森保ジャパンは2022年に行なわれたカタール・ワールドカップでドイツとスペインを下し、ベスト16に進出。ドイツには、23年の国際親善試合でも4−1で快勝した。世界的な強豪国相手に勝てた理由を岡野氏は、こう分析する。
「今って、すごくきれいなサッカーになった。ドイツ、スペインに日本が勝った。向こうは、まともなサッカーをしてきてくれるから、ヨーロッパでやっている(日本人)選手が増えて、慣れた。そのサッカーに」
一方、今冬に開催されたアジアカップで、日本は優勝を期待されながらベスト8に終わった。その敗因については、以下のように指摘する。
「(森保ジャパンを下した)イラク、イランみたいに何も考えずに、ただ突っ込んでくる。ああいうチームが無くなった。ガンガン来る。『もういいから、関係ねぇ』と。対応策がちょっと無くなったのかなと、見ていて思った」
「根本は戦うこと」という岡野氏は、「日本のサッカーはこれだけ歴史ができてきて、絶対に勝たなきゃいけないし、いろんなチームにも対応できるようなサッカーにしていかないと。みんなが同じサッカーをやっているのはどうかなと思う」と主張した。
1997年に行なわれたフランスW杯・アジア第3代表決定戦のイラン戦(3−2)で決勝ゴールを叩き込み、日本をW杯本大会初出場に導いた“野人”が、現代表の課題を口にした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部