2024年04月20日 05:30
パリオリンピック2024(パリ五輪)出場を目指すU−23日本代表は19日、 「AFC U23アジアカップ カタール2024」のグループB第2節でU−23UAE代表戦と対戦し、2−0で勝利した。この結果、グループステージの突破が決定。試合後、2戦連続の先発出場で攻守に存在感を示したDF関根大輝(柏レイソル)が、自身のプレーに対する手応えなどを口にした。 右サイドバックとして2試合連続の先発出場を飾った関根は、「今日も難しいゲームでしたけど、チャンスが多くあった中で前半に1点を取ることができて、その中で後半も点をとって2−0でしたけど、しっかり勝つことができて良かったと思います」と述べ、勝ち点3を積み重ねられたことに安堵の表情を見せた。 試合の中では、MF山田楓喜らと共に右サイドで起点となり、巧みなポジショニングや攻撃参加も貢献。「スカウティングの段階で自分のところが空くというのがわかっていたので、相手のウイングのポジションを見て、自分がどこに立ったら(相手は)嫌なのかというのを常に考えてプレーできていた。そういう意味で今日は右サイドの連係が良かったですし、良い形で崩せていたと思います」と頷いた。 また、パリ五輪の出場権を手にするには、最低でもあと3試合を戦わなければいけないが、「アジアの戦いは本当に難しいですし、1戦目とは足の伸び方も違っていた。1試合1試合、相手を見ながら、うまく順応しながら自分を高いレベルに持っていきたい」と語り、対戦相手毎にアジャストしていく必要性を指摘した。 次戦は22日に行われるグループステージ最終節での日韓戦。そこで勝利を手にしたチームがグループ首位通過を決めることなる。
2024年05月03日 03:15
現地時間5月2日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の3位決定戦で、準決勝で日本に敗れたイラクとインドネシアが対戦した。
序盤から一進一退の攻防が続くなか、インドネシアは18分にロングスローのこぼれ球に反応したジョーアオンがボレーで狙うも、タシーンにヘッドでクリアされる。しかし、それで得たCKの流れから、こぼれ球を拾ったジェナーが地を這うようなミドルシュートを突き刺して先制点を奪う。
一方のイラクも反撃に出る。21分、ボックス手前の左寄りからアリ・ジャシムがコントロールショットを放ったが、GKアリの好守に阻まれた。
それでも27分、ゴール前の混戦から最後はタシーンが頭で押し込んで試合を振り出しに戻す。その後、両チームともにゴールは奪えず、このまま1−1で前半を終える。
【動画】大岩ジャパンの挨拶に敗れたイラクサポが拍手
後半に入り、押し込むインドネシアは54分、左サイドでボールを受けたフェルディナンが巧みな切り返しから、右足のシュートを放つも、枠の上に外れる。
イラクは73分、カウンターで抜け出したモハンメドがGKアリを振り切り、左足で狙ったが、カバーに入ったジョーアオンにギリギリでクリアされた。
さらに後半アディショナルタイムには、またしてもカウンターからフリーになったモハンメドが決定機を迎えたが、再びインドネシアの守護神に阻まれる。このまま90分が経過し、1−1のまま延長戦に突入する。
96分、ついに勝ち越しゴールが生まれる。イラクはロングボールに抜け出したアリ・ジャシムが右足のボレーを叩き込んだ。
試合はこのまま2−1で終了。今大会の上位3か国にパリ五輪の出場権が与えられていたなか、勝利したイラクが最後の1枠を掴み、2大会ぶりのオリンピック出場を決めた。
一方、敗れたインドネシアは、アフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフに回り、本大会の出場を目ざす。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月03日 00:00
イングランド・プレミアリーグも35節を消化し、シーズンもクライマックスを迎えた。7月からは移籍マーケットもスタートし、各クラブが来季に向けた動きを見せる。
今回はメディアが「リヴァプールを今季限りで退団する可能性が高い』と伝えている5名の選手をご紹介。モハメド・サラー
移籍先候補:サウジアラビアのクラブ
リヴァプールファンにとって心配なことは、今季限りでモハメド・サラーが退団する可能性が示唆されていることだ。
クラブで7シーズンを過ごしてきたエジプト代表ストライカーは、今季限りでイングランドでのキャリアを終え、サウジアラビアのリーグへ移籍するのではないかと伝えられている。
かつてイングランド・プレミアリーグでプレーしたエジプト代表FWミドは、SNSで「彼はすでにサウジアラビアのクラブと契約している」と書いており、もはや退団は決まっているとも。
先日のウエストハム戦ではユルゲン・クロップ監督と激しい口論をしているところも目撃されており、それは現在の状況が不安定であることが示されているとも。ルイス・ディアス
移籍先候補:バルセロナ、PSG
2022年にFCポルトから加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスは、3トップの一角として貴重な働きを見せてきた選手だ。
ただ『Express』によればそのためいくつかのクラブに関心を持たれている状況にあるとのことで、バルセロナやパリ・サンジェルマンが獲得に動いているとのこと。
『Sport』では「ルイス・ディアスはバルセロナへの加入を希望している」という報道もあり、チャビ・エルナンデス監督も彼のことを非常に気に入っていたとか。
ただバルセロナはそれほど経済面で余裕がある状態ではないため、ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノは「高額のオファーをリヴァプールに送るのは難しいだろう」とも話していた。クィービーン・ケレハー
移籍先候補:ノッティンガム・フォレスト、セルティック
今季アリソンが負傷していた時期にゴールを守り、素晴らしい活躍を見せたクィービーン・ケレハー。そのプレーは高く評価されていたが、ライバルの復帰後は再びベンチに下がっている。
当然ながら彼のことを欲しがるクラブは数多く、ノッティンガム・フォレストやセルティックなどが関心を持っていると伝えられている。
リヴァプール側も「ケレハーが出場機会を求めて退団するのであれば仕方がない状況だ」と理解しているそうで、後釜としてサンダーランドのアンソニー・パターソンをリストアップしているという。ジョエル・マティプ
移籍先候補:ラツィオ、ローマ、フェネルバフチェ
今季前十字靭帯断裂によって長期離脱しているジョエル・マティプ。ピッチに復帰できるのは来季に入ってからになるため、リヴァプールではほとんどプレーしていない。
不運にも彼の契約は今季限りとなっており、今夏フリーエージェントとなる。まだリヴァプールから新契約のオファーが来る可能性はあるが、彼にはラツィオやローマから誘いがあるとも。
またマティプの代理人はトルコの強豪フェネルバフチェに売り込みをかけているとも言われており、退団に向けた準備が進められているようだ。ティアゴ・アルカンタラ
移籍先候補:サウジアラビアのクラブ
遠藤航に続け?リヴァプールの守備を「刷新できる5名のタレント」
バイエルン・ミュンヘンからリヴァプールへとやってきてからも、度重なる怪我に苦しめられているティアゴ・アルカンタラ。ピッチでボールを触ったときのクオリティは明らかだが、あまりにもプレーできる時間が少ない。
今季は筋肉の継続的な負傷を抱えていることからまだ1試合しか出場できておらず、契約も今季限りであるため、退団の可能性は濃厚だ。
スペインやイタリアのクラブも関心を持っているそうだが、移籍先の候補はサウジアラビアが有力だと言われており、暖かい気候とスローペースの試合の中でキャリアを再開させたいと考えているという。
2024年05月02日 23:30
現在、プレミアリーグで暫定首位にあるアーセナル。最後にリーグタイトルを獲るにしろ、2位で終わるにしろ、チームに競争力が戻ってきたということを示すには十分なシーズンだ。7季ぶりのCLでベスト8までコマを進め、リーグ戦もここまでマンチェスター・シティと張り合えることを示した。来季は、CLも含む複数コンペティションで競争力を示し続けるということがひとつの課題となるはずだ。
アーセナルにマンチェスター・シティやレアル・マドリードほどの選手層があるかと言われれば確かに疑問で、より選手層を充実させることが複数のタイトルを狙うことにつながっていくはずだ。しかしFFPの規定内で補強を行うためには選手の売却が避けられず、現行戦力をどこまで維持し、どこを切るのかの判断をクラブは迫られることになる。
英『football.london』は、来夏にアーセナルを去る可能性が高い11人をピックアップしている。まずはローン移籍組だが、DFヌーノ・タヴァレス、DFキーラン・ティアニーは残念ながら売却の可能性が高そうだ。左サイドバックは復帰間近といわれるユリエン・ティンバーもこなせるポジションで、さらに冨安健洋やオレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルと熾烈なポジション争いが繰り広げられていて、いささか人員過多だ。MFアルベール・サンビ・ロコンガも挙げられているが、彼はローン先のルートン・タウンで印象的なプレイを見せていて、来季は改めてチームに組み込まれるのではとの期待もある。
ウインガーのリース・ネルソンは先週のノースロンドンダービーでベンチを外れており、エディ・エンケティアも最近は結果を残せない。アカデミー育ちのこの2名も放出候補とされる。もうひとりヘイルエンド育ちのエミール・スミス・ロウもいるが、チームは彼の最適な使い方を見つけられていないと指摘されている。ケガもあり、コンディションがなかなか安定しないこの生え抜きの10番をどうするかは悩ましいところだろう。
もうひとり悩ましいのがMFトーマス・パルティで、直近2試合の戦いぶりを見ればやはり欠かせない戦力だ。しかし今季もケガでシーズンの大半を棒に振っており、残り1年となる契約をどうするのか判断を迫られる。新しいMFをトーマスの代わりに置くこともクラブは考えているはずだ。
また、ミケル・アルテタがシティのコーチだった時代からともに戦ってきたガブリエウ・ジェズスとジンチェンコとの別れも思ったより早いかもしれない。ジェズスのリーグ戦4ゴールはとうてい期待されていた数字ではなく、カイ・ハフェルツの台頭によって存在価値に疑問符がついてきた。ジンチェンコもティンバーが稼働できるなら出場機会が減少すると思われる。今季の開幕戦の先発左SBがティンバーだったことを考えると、アルテタ監督はもともとティンバーを主軸に考えていたと推測できる。
さらに今季も限定的な出場にとどまったMFファビオ・ビエイラ、そしてGKアーロン・ラムズデールが挙げられている。ラムズデールに関しては結局序列がここまで逆転していないことを考えると、移籍するしかなさそうだ。
問題はどこを優先し誰を残すかで、トーマスのように出場すれば無双のパフォーマンスを見せてくれる選手もいるだけに判断が難しい。とはいえ血の入れ替えは欧州の真のエリートに返り咲くためには必要で、フロントには今夏も繊細なマネジメントが求められることになる。
2024年05月02日 23:00
今シーズン限りで指揮官のユルゲン・クロップが退任するリヴァプール。
2024年05月02日 22:00
マンチェスター・ユナイテッドは今夏に大改革を行うため、ほぼ全員のオファーに耳を傾ける準備があるようであり、キャプテンのブルーノ・フェルナンデスもその対象に含まれているという。
これを受けて同選手はユナイテッド残留を希望している旨を語ったが、FAカップ決勝とEURO2024に今は集中していると語り、現段階でこの報道について明言することを避けた。
ブルーノやマーカス・ラッシュフォードもオファー次第では売却の可能性があるというセンセーショナルなニュースは世界中で話題となったが、そんななか、スペイン『EL NACIONAL.CAT』は、バルセロナはブルーノ獲得に興味を持つクラブの1つだと言及している。
同メディアはフレンキー・デ・ヨング、カビ、ペドリといった中盤の選手の度重なる負傷はシャビ・エルナンデス監督の悩みの1つであると綴り、ブルーノの加入はシャビが抱えていた中盤の問題を解決できるいい補強になると主張している。
さらに高額な移籍金が必要となるブルーノの獲得に関して、ユナイテッドの長年のターゲットであるデ・ヨングを交渉に加えることで、より安価にそしてスムーズに交渉が進むかもしれないと、伝えており、ブルーノ獲得は現実的な選択肢の1つであると考えているようだ。
しかし一方で、指揮官のシャビはマンチェスター・シティのベルナルド・シウバを今夏の移籍市場で獲得することを熱望しているようであり、ブルーノよりもシウバを優先して獲得に動く可能性もあるとも同メディアは伝えている。シウバはシティとの契約が2026年まで残っているが、5000万ポンド(約97億円)の契約解除条項があると考えられており、PSGも獲得に興味を持っている。
ブルーノは今シーズンよりキャプテンを務め、ここ数年のユナイテッドを引っ張ってきた選手の1人であるが、今夏の去就は引き続き大きな注目を集めるだろう。
2024年05月02日 21:41
ラ・リーガは2日、年間ベストメンバーにあたるチーム・オブ・ザ・シーズン(TOTS)を選出する特設サイトをオープンし、候補者50名を掲出した。候補者の中には、レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英もノミネートされた。
ラ・リーガとパートナーシップを締結するエレクトロニック・アーツ株式会社(EA SPORTS)は、シーズンにおいて最も活躍したGK1人、DF4人、MF3人、FW3人、そして次に多くの票を獲得した4人の計15人を選出し、今シーズンの最優秀チームを決定している。
昨年と同様であれば、5日まで実施されるファン・サポーターの一般投票と有識者によって、最終的な15人が決められる予定となっている。
久保建英は今季のラ・リーガで26試合に出場し、7ゴール3アシストを記録。9月には日本人初のラ・リーガ月間最優秀選手に選出されていた。なお、最多選出クラブは、アンドリー・ルニンやヴィニシウス・ジュニオールらが選出された首位レアル・マドリードで8人。次いでバルセロナとジローナが6人ずつとなった。
2023-24シーズンのラ・リーガTOTSに選出されたメンバーは下記の通り。
▼GK
ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)
アンドリー・ルニン(レアル・マドリード)
アルバロ・バジェス(ラス・パルマス)
▼DF
アクセル・ヴィツェル(アトレティコ・マドリード)
ヘルマン・ペッセージャ(レアル・べティス)
ダニ・ヴィヴィアン(アスレティック・ビルバオ)
ミゲル・グティエレス(ジローナ)
セルジ・カルドナ(ラス・パルマス)
ディエゴ・リコ(ヘタフェ)
セルヒオ・ラモス(セビージャ)
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)
ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)
デイリー・ブリント(ジローナ)
ジョアン・カンセロ(バルセロナ)
オスカル・ミンゲサ(セルタ)
ダニエル・カルバハル(レアル・マドリード)
ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
ミカ・マルモル(ラス・パルマス)
ヤン・コウト(ジローナ)
▼MF
キリアン・ロドリゲス(ラス・パルマス)
フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)
イスコ(べティス)
アレックス・バエナ(ビジャレアル)
ペペル(バレンシア)
イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ(アスレティック・ビルバオ)
イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)
トニ・クロース(レアル・マドリード)
アレイクス・ガルシア(ジローナ)
マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)
▼FW
ウーゴ・ドゥロ(バレンシア)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
イニャキ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)
ユセフ・エン・ネシリ(セビージャ)
ジェラール・モレノ(ビジャレアル)
久保建英(レアル・ソシエダ)
メイソン・グリーンウッド(ヘタフェ)
サヴィオ・モレイラ(ジローナ)
アルテム・ドフビク(ジローナ)
ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)
ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
サムエウ・リーノ(アトレティコ・マドリード)
ボルハ・マジョラル(ヘタフェ)
アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
ラミン・ヤマル(バルセロナ)
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
ルイス・リオハ(アラベス)
アンテ・ブディミル(オサスナ)
ロドリゴ(レアル・マドリード)
2024年05月02日 21:30
現在勝ち点「80」でプレミアリーグ暫定首位に立つアーセナル。しかし勝ち点「79」で2位のマンチェスター・シティは1試合消化が少ないため、アーセナルは残り全勝がノルマとなっている。
そんななか、今季開幕戦で負傷離脱したDFユリエン・ティンバーが、次節ボーンマス戦でベンチ入りする見通しであると『football.london』が報じた。
ティンバーはチームのフルトレーニングに復帰しており、ボーンマス戦に向けてのトレーニングセッションにも参加していたことがわかっている。同メディアは「アーセナルがチェリーズと対戦する際にはティンバーが関わる可能性が高い」と綴り、負傷中もミケル・アルテタ監督が行う戦術会議に常に出席していたオランダ人DFの長いリカバリー期間はまもなく終わるだろうと見ている。
先発させる可能性は低いと思われるが、リーグ最終盤においてDF陣のウィリアム・サリバ、ベン・ホワイト、ガブリエウ・マガリャンイスらの勤続疲労が心配される。チームがリードを得た段階で、試運転も兼ねて終盤に出場するなど限定的な使い方にはなるだろうが、主力を休ませることができれば大きいかもしれない。ティンバーは開幕戦で左サイドバックとして出場したほか、アヤックスではCB、右SBとしてのプレイを見せており、冨安健洋と同じく守備のユーティリティとしての働きが期待される。
ただし、ティンバーをベンチに入れるということは、誰かを外さなければならない。ケガ人が戻ってきたことでアーセナルのベンチもかなり豪華な面々となっており、前節トッテナム戦ではリース・ネルソン、セドリック・ソアレスがベンチから外れていたが、もう1人外れるとしたら誰になるのか。来季に向けての序列を見るという意味でもティンバーの復帰は興味深いものとなるだろう。
2024年05月02日 21:20
日本代表の中村敬斗、伊東純也が所属するスタッド・ランスは2日、ウィリアム・スティル監督と来季の契約を延長しないことで合意し、同日付けで退任することを公式サイトで発表した。
2024年05月02日 21:18
4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、5位のトッテナムは暫定首位の宿敵アーセナルとホームで対戦。ノースロンドン・ダービーに2−3で敗れている。
15分に、CKで冨安健洋と競り合ったMFピエール=エミル・ホイビェアのオウンゴールで先制を許したトッテナムは、27分にカウンター、38分には再びCKから被弾。前半で3点のリードを奪われ、後半に2点を返すのがやっとだった。
【動画】冨安がトッテナム戦でオウンゴールを誘発
韓国メディア『マイデイリー』は、トッテナムの主将を務める同国代表のソン・フンミンが、セットプレー対応に苦言を呈したが、アンジェ・ポステコグルー監督とは意見が食い違っていると伝えている。
同メディアによれば、試合後にソン・フンミンが「受け難い結果だ。特に僕たちはセットプレーで問題が発生した。チームとして強く対処しなければならない。アーセナルの高さとパワーは強かった」と発言。ただ、ポステコグルー監督は、「今はセットピース以外の部分がより重要だ」と強調した。
記事は、さらに1日にも、オーストラリア人指揮官が「私を狂っていると思うかもしれないが、まだセットプレーには興味がない。結局、成功するチームを作っているわけで、セットプレーの作業のためだけではない」と口にしたと紹介。「ソンの意見とまた対立」と報じている。
この言葉を聞いて、ソン・フンミンは何を思う?
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 21:00
トッテナムの指揮官アンジェ・ポステコグルーは、現在ライプツィヒからレンタル移籍中のFWティモ・ヴェルナーの去就についてコメントした。英『The Athletic』は報じている。
今冬にトッテナムにやってきたヴェルナーはここまでプレミアリーグで13試合に出場し、2ゴール3アシストを記録。トッテナムでは存在感を発揮し、補強成功という見方も多かったが、前節のアーセナル戦でハムストリングを負傷。今季残りの試合は欠場する可能性が高い。
トッテナムは1500万ポンド(約29億円)で完全移籍となる買取オプションを持っているが、ポステコグルーはこれを行使するかどうかをいつ決めるのか、という質問にこのように答えている。
「シーズン終了後だ。その理由はただひとつ、今ここではなく、全体的な戦略の問題だからだ。ティモは今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得した選手で、夏に何をすべきか、そしてそれができるかを見極めるための戦略の一部だ」
今夏の補強にも戦略があると語るポステコグルー。昨夏は積極的に選手の補強に動いたトッテナムだが、今夏にも精力的に選手の獲得に動く可能性が高く、現段階では様々な選手の噂が浮上している。ヴェルナーの今後の去就はシーズン終了後に正式に決めるようだが、トッテナム加入後に同選手がチームにもたらした影響については指揮官が称賛を惜しまない。
「彼は我々にとって非常に良い選手だと思う。1月にソニーが離脱し、それからリッチー(リシャルリソン)がケガをした本当に重要な時期に彼は入った。ワイドの選手が足りなかった。彼の加入は我々にとって非常に役に立ったし、彼はインパクトを残したと思う 。でも、決定的な決断を下すには、まずここで得たものを明確にする必要がある」
トッテナムでは好パフォーマンスを発揮しているヴェルナーだが、今夏の去就はどのような結末を迎えるだろうか。
2024年05月02日 21:00
GWの戦いに突入している明治安田Jリーグ。5月3日(金・祝)には、J1第11節、J2第13節、J3第12節が各地で開催される。
そんなJリーグでは、今季から様々なデータが公開されるようになっている。今回はJ1のドリブル総数ランキングを紹介したい。
試合中にドリブルを行った回数を元に算出されたこのランキング。成否はどうあれ、個人で相手に仕掛ける姿勢を見せることはドリブラーとしての“気質”を表すものでもある。
J1第10節終了時点でのTOP10は以下の通り。
1位 47回 カピシャーバ(セレッソ大阪)
2位 45回 ウェルトン(ガンバ大阪)
3位 39回 俵積田晃太(FC東京)
3位 39回 松田詠太郎(アルビレックス新潟)
5位 35回 平河悠(FC町田ゼルビア)
6位 32回 横山歩夢(サガン鳥栖)
7位 30回 チャヴリッチ(鹿島アントラーズ)
7位 30回 加藤陸次樹(サンフレッチェ広島)
9位 29回 松尾佑介(浦和レッズ)
9位 29回 藤本一輝(FC町田ゼルビア)
1位は好調セレッソ大阪で3トップの一角を担うカピシャーバ。縦への推進力が凄まじく、左サイドを個人で打開する力はリーグ屈指。相手右サイドバックを恐怖に陥れる27歳のドリブラーだ。
2位には今年ガンバ大阪へ加入した26歳のウェルトンがランクイン。低い重心で相手に迫っていく強気のドリブルはすでにガンバの大きな武器で、左右両サイドをこなせる点も大きい。
3位に俵積田晃太と松田詠太郎、そして5位には平河悠と、パリ世代の日本人ドリブラーたちも上位に。とくにU-23日本代表の活動で8節以降チームを離れている平河がこの位置にいるのは驚きだろう。
Jリーグ限定!伊東純也の「後継者」として名乗りを上げるべき快足の5名
U23アジアカップでも自慢のドリブルスキルでサイドを切り裂き、五輪出場に大きく貢献した平河。日本時間4日(土)0:30から行われるウズベキスタンとの決勝戦でもそのプレーに注目だ。
2024年05月02日 20:40
欧州を中心に女子サッカー界は成長を続けている。
2024年05月02日 20:00
AFC U23アジア杯決勝が4日午前0時30分(日本時間)にカタールのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで開催される。日本の相手となるウズベキスタンは今大会最強と称されるチームであり、圧倒的な強さで勝ち上がってきた。
決勝で戦う強敵ウズベキスタンにスポットライトを当てる。日本はリベンジマッチに勝てるか
今大会のウズベキスタンは最強と言っても過言ではない。大会5試合すべてで複数得点、無失点と対戦相手を寄せ付けることはない結果で勝ち上がってきた。
グループリーグはマレーシアに2-0、クウェートに5-0、ベトナムに3-0で突破し、ラウンドオブ16では大会優勝候補の一角であるサウジアラビアを2-0で一蹴し、韓国とオーストラリアを打ち破ったインドネシアを2-0で倒して同国初の五輪出場を決めた。
また大会に招集された全23人中12人がA代表経験者が揃っており、経験値においても他の代表チームを凌駕(りょうが)する。またA代表経験者がウズベキスタンよりも多いサウジアラビア(13人)、インドネシア(14人)と対戦しても、個の能力の高さと優れた組織力で粉砕してみせた。
4-2-3-1のフォーメーションを基本としたショートカウンターで相手の隙を突き、相手がボールを持てば素早くブロックを固めながらプレッシャーをかけるため攻守ともに洗練されている。
また2022年に開催された前回大会では日本は準決勝でウズベキスタンと対戦しており、ウズベクが誇るレフティーモンスターのMFジャスルベク・ジャロリディノフ、同チームのエースストライカーのFWクサイン・ノルチャエフにゴールを決められて0-2で敗れている。
リベンジマッチとなるが、同チームにはジャロリディノフとノルチャエフは健在であり、後述する二人の天才がいるため難しい勝負となるだろう。二人の天才が攻守を支える
MFアボスベク・ファイズラエフ(ロシア1部CSKAモスクワ)、DFアブドゥコビル・クサノフ(フランス1部RCランス)の天才コンビが日本の障壁となって立ちふさがるだろう。
ファイズラエフはウズベキスタンの至宝ともいえる20歳の天才であり、すり抜けるようなドリブルに、繊細なタッチから繰り出されるパスセンスは一級品だ。ファイズラエフ
クラブシーンでもその才能を見せつけており、今季ロシア1部リーグ戦で18試合3得点8アシスト、カップ戦8試合1得点3アシストと傑出したスタッツを記録している。ファイナルパス、クロスの精度はロシアプレミアリーグ随一とロシア紙『ソビエトスポーツ』で絶賛されるほどだ。
クサノフは身長186センチのセンターバックであり、総合能力に優れたポテンシャルがあふれるディフェンダーだ。タックルをしかけるクサノフ(右)
若干19歳でチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグにも出場しており、精度の高いロングフィード、先読みを駆使した正確なカバーリング、統率力のあるラインコントロールと現代型センターバックに求められるスキルを高水準で備えている。まだ20歳と若いため粗さやファウル癖もあるが、同世代のアジアのCBでは群を抜いている。
この他にも精度の高い左足と推進力を持ち合わせる左サイドバックのDFイブラヒムカハイル・ユルダシェフ(カザフスタン1部カイラト)、利き足を問わない技術力を誇るウイングのMFホジマト・エルキノフ(UAE1部アル・ワフダ)の招集にも成功しているため、圧倒的な個の力を持つ選手が揃う総合力の高いチームが形成されている。育成に力を入れるウズベク
旧ソビエト連邦構成国のウズベキスタンは中央アジアでは最多の人口約3679万人(Statistics Agency of Uzbekistan 2023)の大国であり、サッカーは同国で最も支持を集めている。
これまでウズベキスタンはソビエト1部リーグでウズベク人で史上唯一得点王(1968年)に輝いたFWベラドル・アブドゥライモフやウクライナ1部ディナモ・キエフでリーグ得点王となったFWマクシム・シャツキフ、そして同国代表最多得点記録を更新したイタリア1部カリアリFWエルドル・ショムロドフなど優秀な選手を輩出してきた。ジェノア時代のショムロドフ
だが優秀な選手を輩出しているものの、同国はワールドカップに出場歴がない。アジア有数の強豪国と数えられる同国は2011年開催のAFCアジアカップでベスト4に入るが、国際大会とは無縁という実力に見合わない結果が続いていた(育成年代では2003年にワールドユース選手権に出場)。
同国の若手選手は国内リーグでロシア、ウクライナ、カザフスタンなど旧ソビエト圏の欧州リーグへのステップアップが多い。これまで国内育成もソビエト、ロシアの育成メソッドが導入されているため、旧ソビエト圏のリーグでプレーしやすい土壌も形成されている。だが日進月歩の勢いでサッカーのメソッドは進化する現状に取り残されるリスクが介在していた。
近年は旧ソビエト圏以外のリーグで活躍する選手が増加傾向にあり、カリアリでプレーするショムロドフやRCランスで活躍するクサノフと西欧のリーグでプレーする選手が登場した。育成年代ではイングランド1部ブレントフォードのBチームに入団したMFムハンマダリ・ウリンボエフやドイツ1部ライプツィヒの下部組織に所属するDFダヴィド・ベルヤフスキーがいる。
このためウズベキスタンの若手選手は旧ソビエト圏以外の欧州各国クラブから注目され始めており、状況は緩やかに変わりつつある。
昨年ウズベキスタンのサッカー界で新たな施策が動き出した。ロシアの通信社『スプートニク』が、国内初のナショナルフットボールセンターをシャフカト・ミルジヨエフ大統領の大統領令により創設することが決定したと報じた。
このナショナルフットボールセンターはコーチ、審判、アナリスト、スカウト、スポーツ心理学者、マネージャー、マーケティング担当者と多岐に渡る専門家の育成と研究を目的とした機関を発足する。この他にも代表チームのトレーニングセンター、リハビリテーション施設の設置も決定したという。
欧州の最新メソッドなどの導入が期待されており、五輪出場を決めたウズベキスタンは悲願のワールドカップ出場を達成するため本腰を入れている。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
ウズベキスタンは当然AFC U23アジア杯優勝を目指しており、五輪という大きな国際舞台で経験を積んで悲願のワールドカップ出場につなげる構えだ。大きな野心を抱く同大会最強の敵と日本はどのような熱戦を繰り広げるのか。プライドをかけた激闘から目が離せない。
2024年05月02日 19:39
日本サッカー協会(JFA)が5月1日、公式YouTubeチャンネルに大岩剛監督が率いるU-23日本代表に密着した「Team Cam」の最新回を投稿。GK小久保玲央ブライアンへのインタビュー動画を公開した。
【動画】大岩Jのイラク戦に密着したJFAの「Team Cam」
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップで、小久保はここまで4試合に出場し、うち3試合で完封。日本の8大会連続となるオリンピック出場に、大きく貢献している。
そんな23歳は、試合でプレーする際の心がけを明かす。
「夜遅くまで(試合を)親や友達が見てくれるんですけど、やっぱり、少しでも次の日の仕事を頑張りたいとか、俺のプレーを見て明日も頑張ろうって思うのが、俺にとってすごくプラスになることです。日本国民の人にも、そう思ってもらえたら嬉しいと思ってプレーしています。だから勝ちたいんですよ、いつも。最高のことですよ。こんな良い仕事は無いですよ」
また、日本のチームワークの良さにも言及。「誰かのミスでも自分のように感じるし、誰かが得点したら自分のように感じる」という。ポジションを争いしているライバルとの関係も良いようで、山田大樹によるサポートや野澤大志ブランドンの人柄を称える。「このキーパーチームでどんどん上がっていきたい」と意気込んだ。
このインタビューのコメント欄には、以下のような声が寄せられた。
「小久保選手めちゃくちゃいいマインド。素敵だ」
「マジでカッコ良すぎるぜ」
「若いのにかっけえ」
「ブライアンは最高やな。こんな気持ちが強い選手が代表の守護神だと心強い!」
「小久保いいこと言うなぁ。年下だけど、ほんと尊敬します」
「ブライアン見て明日も頑張ろうと思いました」
「今大会で本当に好きな選手になった」
「小久保のマインドセットに感動!!」
「すげぇいいこと言うな。かっこよくて熱い男だな頼もしい」
「小久保の話グッときてしまった。日本を代表してプレーすることの意義を感じ」
大岩ジャパンの正守護神による熱い言葉が、ファン・サポーターを感嘆させている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 19:30
ボルシア・ドルトムントはチャンピオンズリーグラウンド4のファーストレグでパリ・サンジェルマンと対戦した。PSGは今季のCLでここまで全ての試合で得点を重ねており、ドルトムントはラウンド8まで4度のクリーンシートを達成しているという、まさに今季最強の矛盾対決といえるこの試合は、ドルトムントが1-0のクリーンシートで勝利を収めた。
ジェイドン・サンチョをはじめとする多くのドルトムントの選手が躍動した中で、PSGの誇るキリアン・ムバッペやウスマン・デンベレをはじめとする強力攻撃陣の完封に貢献したマッツ・フンメルスがこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
フンメルスは試合後のインタビューで「非常にまとまりのあるチームプレイを見せた」と語った。
「本当に最高の試合だった。僕たちはとても成熟していた。(リーグの出場枠が増えたことで)チャンピオンズリーグ出場権を再び獲得できたことも嬉しい。ブンデスリーガでの不振をチャンピオンズリーグでの好調で挽回した。ムバッペ、(ブラッドリー・)バルコラ、デンベレのスイッチを90分間切ることはできない。チャンスが生まれるのは普通のことだ。とはいえ、このレベルで成功したいのであれば、他に方法はないのだから、リスクを冒さなければならなかった。ここで何が起こっているかは十分に理解していた。写真もビデオも見ている。これがボルシア・ドルトムントなんだ!」
ドルトムントは今季のチームの持ち味を出し切って、ファーストレグを先勝した。しかしながら、PSGはラウンド8で、ファーストレグを2-3でバルセロナに先勝を許しながら、セカンドレグを4-1とひっくり返し、逆転劇を演じて見せている。ドルトムントがPSGを下してCL決勝にコマを進めるには、ファーストレグと同様にセカンドレグでもPSGの攻撃陣を抑え込めるかが大きなポイントとなるだろう。