2024年04月20日 12:10
新日本プロレスは20日、公式WEBなどで田口隆祐がバイク運転中に交通事故のため負傷しこの日から東京・町田市立総合体育館で開幕する「レスリングどんたく 2024」シリーズを欠場することを発表した。 新日本によると田口は「バイク運転中の交通事故のため負傷。幸い命に別状はありませんでしたが、病院での診断の結果、前額部挫滅傷、顔面擦過傷、鼻根部挫創、手指挫創、頸椎捻挫、左膝擦過傷のため、今シリーズを全休することとなりました。なお、復帰時期は未定となります」と発表した。 さらに、すでに発表になっていたシリーズの出場予定カードが変更になることを明かし「今シリーズ、田口選手の試合を楽しみにされていた皆様は、誠に申し訳ございません。皆様には、ご心配をお掛けしてしまい申し訳ございません。何卒、ご了承頂けますようよろしくお願いいたします。新日本プロレスリング株式会社」と謝罪と理解を求めていた。 欠場発表を受け田口は以下のコメントを寄せた。 「全国69人のファンの方々申し訳ございません。 脳震盪(しんとう)を起こして記憶はありませんが警察の話によりますと、2輪車で走行中に飛び出してきた犬を避けようとして単独転倒したとのことです。 なるべく早く、パワーアップして復帰できるよう頑張ります。期待してお待ちください!」
2024年05月03日 18:30
女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(27)が、王者・安納サオリ(33)のワンダー王座挑戦を決めた。
3日の山口大会(KDDI維新ホール)で行われた次期挑戦者決定戦で「ゴッズアイ」の壮麗は、「コズミック・エンジェルズ(CA)」のなつぽい(28)と対戦。4月27日の横浜BUNTAI大会でV2に成功した王者に2人が挑戦を表明したため、安納の提案で実現した一戦だ。
序盤から壮麗は、体格差と持ち前のパワーを生かして襲いかかった。コーナートップのなつぽいを強引にエプロンに叩きつけると、場外マット上にボディースラムで投げつける。さらにフェアリアルギフロ(変型ダイビングボディープレス)を間一髪で回避し、「ドスっ」という鈍い音とともに強烈なエルボーを叩き込んだ。
10分過ぎには、なつぽいのクリスト(変型羽根折り固め)に長時間捕捕まるが、これを何とかロープに逃れて再び攻勢に。アルゼンチンバックブリーカーで体力を奪うと、最後はラリアート2連発から雷の如く(ファイヤーサンダー)でトドメを刺した。
これで18日横浜武道館大会で王者・安納への挑戦が決定。CA対決を阻止した壮麗は「安納サオリ、見てんだろ? 次期挑戦者は壮麗亜美だ。空気は読むもんじゃねえんだよ。つくるもんなんだ。私が白いベルトを取って、次期挑戦者になつぽいを指名してやるよ」と豪語した。
一方、なつぽいとの防衛戦を想定していた安納もリングに上がり「あんた、ホンマに空気読めへんな」とピシャリ。それでも「いいよ、わかった。ここからは、あんたしか見いへん。このワンダーのベルトを防衛するのは安納サオリやから」と言い放ち、ベルトを誇示した。
2024年05月03日 14:00
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量と会見が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
西田は計量を終えると、夫人特製の塩ちゃんこ味のおじやで栄養を補給した。近大ボクシング部時代から、試合前はこれと決めている“勝負メシ”で初の世界挑戦に備えた。「早めに減量を始めて、今回は一番うまくいったなと思います。妻のサポートが大きかった」と話した。3月末に第1子となる長女が誕生したばかりだが、夫人は子育てと並行して西田の栄養サポートもばっちりだったという。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦った実力者。実績で上回る王者有利の予想にも、「強いチャンピオンだけど、やってみないと分からない。信じてくださる方がいるので、その方々たちに『信じていて良かった』と思ってもらえるように勝ちたい」とタイトル奪取を誓った。
2024年05月03日 12:36
プロレスリング・ノアは4日に両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催する。
全12試合を予定する大会は、GHC5大タイトルマッチ、女子プロレス新団体「マリーゴールド」の初陣の6試合が明らかになっているが、残り6試合は当日に対戦カードが発表となる。
大会を前にした4月30日にタイトルマッチの調印式が開かれ、GHCタッグ王者のジャック・モリスとアンソニー・グリーンは、当日に挑戦者が判明するオープンチャレンジャーと8度目の防衛戦を行う。
モリスは「今回は両国という特別な大会。俺たちは特別な挑戦者を期待してるよ。期待はずれにはならないと思うよ」と掲げ「そしてひとつはっきり言える事はこれだ。俺とAGはチャンピオンとして両国のリングに上がり俺とAGは試合が終わってもチャンピオンのままだ」と防衛を確信した。
グリーンも「両国大会。入場するのが誰であってもリングに上がるのが誰であっても相手になるのは俺たち世界一のGHCタッグ王者。GLGのジャック・モリスとアンソニー・グリーンだっていう事」と宣言した。
◆5・4両国大会対戦決定カード
▼GHCヘビー級選手権
王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS 挑戦者・清宮海斗
▼GHCタッグ選手権
王者組・ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・オープンチャレンジ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組・YO―HEY、タダスケ VS 挑戦者組・近藤修司、X VS 挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCハードコア選手権
王者・ニンジャ・マック VS 挑戦者・石川修司
▼GHCジュニアヘビー級選手権
王者・ダガ VS 挑戦者・アレハンドロ
▼超女両国列伝
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣 VS 野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
※残りの試合、参戦選手は当日発表。
2024年05月03日 12:29
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。
2024年05月03日 09:40
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で4日に福岡国際センターで行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ジョン・モクスリーが成田蓮と2度目の防衛戦。成田は「モクスリー、よく俺のIWGPのベルトを血で汚すことなく、今日ここに来たな。だがよ、コイツがホントにチャンピオンか? なあ、ベルトもどうせ偽物だろ?俺がIWGP、新日本プロレスの厳しさを教えてやるよ」と王座初奪取を宣言した。
迎え撃つモクスリーは成田へ「お前は“デッドマン”になっている。お前はヤングライオン時代から新日本というところで、数々の経験を持ち合わせ自分は特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺から言わせると、お前は自分自身が何をしているかまだよくわかっていない子供みたいな者だ。お前自身が何者かってことをまだ理解していないだろう。変なスーツを着たりして、他人が設定したスタンダード、それを求めて生きているように見える」と断じ、5・4福岡で「お前にとって、今まで経験したことのない壮絶な試合になるだろう。心配で夜眠ることが出来ないだろう。その試合を迎えたら、お前の人生は一変する。永遠に変わってしまうだろう。ひとつ最後に言っておくと、この俺ジョン・モクスリーからチャンピオンシップを奪おうとする者は、この俺の冷酷な両手で容赦なく叩きのめされるだろう」とV2を確信していた。
2024年05月03日 06:24
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で3日に福岡国際センターで行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ニック・ネメスへ棚橋弘至が挑戦するタイトルマッチ。この一戦は、当初、4・6両国国技館大会で実現予定だったが棚橋の負傷で延期となっていた。
満を辞してベルト奪取に挑む棚橋は「僕はシングルマッチで、メインイベントで、タイトルマッチという条件がそろうと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももうひとつ、超カッコイイ……超カッコイイんで、超ハンサムなんで、そこにおいても、その部分においても、負けないように、全力で頑張ります」と意気込みを表した。
初防衛戦で棚橋を迎え撃つネメスは「私の19年のキャリアの中でもとても幸運な日を迎えると感じてます。5歳の時にプロレスラーになるという夢を抱いてプロレスラーになり、数多くのことを経験してきましたけど、明日はさらなる夢が叶います。私のヒーローであるタナハシとチャンピオンシップで闘うのです。実現するとは全く思ってなかった試合です。今から非常に興奮してます」と胸の高鳴りを告白すると「タイトルマッチで勝利して、私がニュージャパン・プロレスリングにふさわしい男であることを証明してみせます」と決意した。
2024年05月03日 06:00
ドラゴンゲート5日愛知県体育館で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網5WAYマッチ」に臨むシュン・スカイウォーカーが、独善的すぎる青写真を明かした。
同戦は5選手が金網に入り、金網上部に設置された4本の旗を奪い合うルール。最後まで旗を手にできなかった選手が敗者となり、その場でマスク剥ぎか髪切りが行われる。出場選手の人間関係はシュンとジェイソン・リーが「Z―Brats」、KzyとJACKYFUNKYKAMEIが「NATURAL VIBES」でそれぞれ同門同士で、「BIG HUG」の豹は同ユニットにKAMEIを勧誘中という構図だ。
シュンは「『NATURAL VIBES』もゴミ溜めだし、『BIG HUG』も所詮はシュン・スカイウォーカーについてこれなかった面々。俺から逃げ出してファンに媚びを売っている集団ですからね」と敵対2ユニットをバッサリ。「未来あるKAMEIに関して言えば、Kzyのような害悪のもとにいても腐る一方だし、俺から逃げた連中のところに行っても学ぶことはない。彼が今回の金網戦で取るべき行動は、迷惑をかけたジェイソンに土下座して、シュン・スカイウォーカーのもとに来ることだろう」と、立場が流動的なKAMEIに余計なことをささやき始めた。
まさに天上天下唯我独尊を地で行く男が最も敵視しているのはKzyだ。「神輿に担がれながら結果としてシングル最高峰のドリームゲートは取れてないですし、そのくせ他のメンバーがあげた成果や功績は自分のものにしようとする始末。自分以外のメンバーが目立つことを異様に嫌っているので、リーダーとしての資質は全くない。上がり目のない自分のために下に犠牲を敷いているので、内部の不満も漏れ伝わって来てます」と断罪。あくまでこれらはすべてシュンの一方的な主張ではあるが、Kzyは金網戦で敗れた場合はリーダーを辞任しユニットを離れる条件を飲んでいる。
Kzyへの非難は止まらない。「ダンスで馬鹿みたいに騒いでても、試合になれば本当に弱いし無様。それで仕事として成立する、これがプロレスラーなんだと世間に思われると、ドラゴンゲートのみならずプロレス界そのものにとっての損失」と指摘。「プロレスは社会経済を回しているものの一つだと思うし、そういう意味では(Kzyは)社会の害悪と言っていい存在。社会正義、公共の利益のためにも、シュン・スカイウォーカーが立ち上がらないといけないかなと思いますね。今回の金網戦は、プロレスが再び大衆娯楽に戻るための第一歩なのかなと」と、どこまでも論理を飛躍させた。
名古屋決戦翌日の「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)では上村優也、竹下幸之介とのトリオで海野翔太、清宮海斗、上野勇希組と対戦する。各団体の新世代トップランナーが揃った一戦は大会のメインに抜擢された。シュンは「その前日の金網戦で負けるわけにはいかない、というよりも負ける要素がないので。もちろんマスクとともに日本武道館のメインイベントに向かいます」と絶大な自信をのぞかせていた。
2024年05月03日 05:00
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、両国国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(23)=二所ノ関=が2500人の観客の前で存在感を示した。
2024年05月03日 05:00
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でIWGPヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)が、スーパースターの野毛送還を予告した。外敵王者ながら新日本への敬意を示すモクスリーが「ヤングライオン」の単語をたびたび口にすることにイチャモン。何とも理不尽な新日本の入門テスト受験からの出直しを要求した。
成田は2日に福岡市内で行われた公開調印式でモクスリーと対峙。王者からは「ヤングライオン時代から新日本で経験を積んで、自分を特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺に言わせればお前は子供のようなものだ」と挑発的な言葉を投げかけられた。
終了後に本紙の取材に応じた成田は「飛行機トラブルという言い訳を使って敵前逃亡せず、そのベルトを血で汚さないで日本に持ってきたことだけはほめてやる」といきなり悪態。モクスリーが2019年10月の両国大会に飛行機トラブルで来日できず、当時保持していたIWGP US王座を返上した不遇を一方的に敵前逃亡と決めつけつつ来日を歓迎した。
他団体所属選手として約15年ぶりに新日本の最高峰王座を奪取したモクスリーは、団体とIWGPの歴史に敬意を示している。しかし偏屈な成田は、その言葉に懐疑的な態度を崩さない。「ことあるごとに『ヤングライオン』の言葉を使ってきてるけど、けなしてるんだかリスペクトしてるんだかよく分からねえな。経験してないことを偉そうに口にするくらいなら、俺に負けたら新日本の入門テストを受けてゼロからやり直せ」とむちゃくちゃな論理を展開した。
世界最大団体のWWE、そして現在所属するAEWの両方でトップに立ったモクスリーが今さら新日本のヤングライオンからキャリアを再スタートさせることなど、天地がひっくり返ってもありえない。それでも「育ちが悪いからハードコアだの有刺鉄線だの、凶器に頼った試合ばかりやってるんだろ。凶器を使うなんて言語道断なんだよ。お前、プッシュアップバーをどう使うかも知らないだろ。野毛の道場でプッシュアップバーの使い方を一から教わって、ヤングライオンとして出直すチャンスを俺が与えてやるよ」となぜか上から目線で提案。プッシュアップバーを改造して凶器として使用している男とは思えない言葉だ。
昨年末に所属していたユニット「ストロングスタイル」に唾を吐きH.O.Tに電撃加入した成田は「新日本プロレスの厳しさも知らないヤツに、俺が本当のストロングスタイルを教えてやる」と皮肉めいた宣戦布告。至宝奪回の先陣を切る挑戦者は、本当にこの男で良かったのだろうか…。
2024年05月03日 05:00
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT 2024」(5日、東京・後楽園ホールで開幕)に出場する大巨人石川修司(48)がタイトルラッシュでさらなる存在感アップを狙う。
石川は1月31日付で全日本を離れフリーとなった。心機一転で臨むトーナメントを前に「フリーになってこういうトーナメントは一発目なんで、取らないと始まらない」と闘志をみなぎらせる。1回戦は同世代のHARASHIMAとの戦いになるが「近い年代で頑張ってくれているから自分も頑張れるみたいな。自分にとっていい指針のような存在ですね。そんなHARASHIMAさんを乗り越えれば一気に波に乗れると思う」と必勝を誓った。
4日にはノアの東京・両国国技館大会でニンジャ・マックのGHCハードコア王座への挑戦も控える。石川は「ベルトを取ることやトーナメントを制覇することによって発言権とか発信力も増すと思う。ニンジャ・マックのベルトも取るし、KING OF DDTも優勝すれば(DDTの)ベルトも見えてくる。全部この大きい体に入れてやろうと思います」と不敵に話した。
大一番が続く5月はフリーとして正念場になると認識し「活躍できる場所を自分で作っていきたいですね」と鼻息が荒い。優勝の先に見据えるKO―D無差別級王者・上野勇希とユニバーサル王者・MAOについても「シングルで対戦したことがないので。戦って若い血を吸って若返ります」。枷(かせ)が外れた大巨人がいよいよ大暴れする。
2024年05月02日 23:11
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」(5日、後楽園大会で開幕)初戦で対戦するDDTの大社長こと高木三四郎(54)とKO―D無差別級王者の上野勇希(28)が、火花を散らした。
2日、都内で公開記者会見に臨んだ両者。高木は「自分が28歳の時はDDT旗揚げ1年目だった。28歳の高木三四郎として対戦したい」と、フレッシュな気持ちで対戦すると意気込み。テーマは「アンチエイジング!」と宣言した。
対する上野は「僕たちDDTの選手は全員、高木さんの魂を持っている」と団体立ち上げの功労者へ敬意を示しつつ「無差別チャンピオンであって、トーナメントでも優勝して、『DDTといえば上野勇希』と伝えたい」と闘志。年の差対決に必勝を誓った。
2024年05月02日 22:48
DDTの大鵬3世納谷幸男(29)がDDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」(5日、後楽園大会で開幕)1回戦で対戦する樋口和貞(35)に闘志を燃やした。
2024年05月02日 18:05
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でゲイブ・キッド(27)とのV1戦に臨むNEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)が、IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーとIWGP GLOBALヘビー級王者ニック・ネメスに対抗心を燃やした。
この日の公開調印式では挑戦者のゲイブが独演会を行った。「一つ言わせてくれ。みんな俺のマネをしている。俺がAEWの文句を言ったら、会社の文句を言ったら、他のヤツらも追随してきた。(高橋)ヒロムもSANADAも海野(翔太)も、俺のマネして文句言うようになったよな」と糾弾するとようやく王座戦に言及。「このNEVERは新日本を代表する、象徴するようなベルトだった。でもタマ(トンガ)が来て、ジェイ・ホワイトが来て、棚橋(弘至)が持って行って、今やNXTのまね事のようなベルトになり下がってるじゃないか。ただ俺は鷹木、お前のことは認めているよ。日本人の魂を持っているんだろう? そのお前の魂を明後日の試合で削り取って、勝利を収めて、お前を葬り去ってやろう」と宣戦布告した。
これを受けて立つ鷹木は、今年デビュー20周年の節目を迎える。「実は20年前、博多スターレーンでデビューしているんだよね。ある意味で福岡は第二の故郷だと思ってる。この博多駅でイベントができるのもうれしいなと思って」と感慨深げな表情。ところが会場入り直後に悲劇が…。
「今日はJR博多シティプレゼンツ。ぶらぶら歩いてたらポスターが張ってあるじゃないの、ポスターが。陽太のポスターがあるじゃない、内藤(哲也)もある、ヒロムもある。すごいな、これは自分の写真とツーショット撮ろうと思ったら…俺の写真ないじゃないの!」とイベント前にショックを受けた出来事を明かした。
「駅の話なんてどうでもいいから、タイトルマッチの話をしろ!」とゲイブから突っ込まれると、ようやく本題に。鷹木は「最近新日本では新しいベルトができてばかりで。IWGP世界ヘビー、KOPW、今度はIWGP GLOBAL。何だか新しいものばっかりができて、でもこのNEVERのベルトは10年以上の歴史があります。ある意味で俺は一番価値のあるベルトだと思ってまる。ゲイブの言う通り、新日本らしいベルト。歴代の王者の魂が入っている」とNEVER王者としてのプライドを示した。
福岡2連戦ではGLOBAL王座戦(ネメスVS棚橋弘至)が初日、IWGP世界王座戦(モクスリーVS成田蓮)が2日目のメインに据えられている。しかし鷹木は「ジョン・モクスリーとかニック・ネメスみたいな知名度ある選手はいるかもしれないけど、ある意味でそいつらは客寄せパンダでいいでしょう。2日間で一番すごい試合はNEVERだったと思わせる自信はあるんで。鷹木信悟にしかできない試合、NEVERにしかできない試合、そして俺とゲイブにしかできない試合を披露します。もちろん最後に勝つのはこの俺だ」と対抗心を燃やしつつ必勝を誓っていた。
2024年05月02日 17:19
新日本プロレス4日福岡大会でIWGPタッグ王座戦に臨む王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組と挑戦者のKENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組が服装で論争を展開した。
両チームは4月両国で対戦し、毘沙門がベルトを奪取している。前王者組としてリベンジマッチに臨むKENTAはこの日の調印式にラフな服装で出席。ところが「俺も人のこと言える格好で今日来てないけど、ゴトヒロのこのシャツ! これを今の時代に着こなせる人…着こなせているかは別として、これはなかなかいないなと思って。これは油断ならないな、負けられないなって」と、とても光沢のある後藤のシャツをイジり始めた。
これにYOSHI―HASHIが反応。「この2人がどれだけこの1か月で進化したのかを見たいと思います。そしてやはり記者会見なので。荷物になるかもしれないけど、最低限の服装で来ないといけないというのはこの2人を見て思いました」と逆に挑戦者組のラフな服装を問題視し始める。
するとKENTAが「待て待て! お前立ってみろ。言えるような格好か?」と要求。YOSHI―HASHIのハーフパンツを見て「子どもかよ!」と鋭いツッコミを入れた。YOSHI―HASHIも譲らず「お前なんてパジャマだろ。休日の一般人か!」と、どっちもどっちの言い合いが展開された。
KENTAから「偉そうなこと言っていいのはこの格好だけ」と紹介された後藤は「短いスパンではありますけど、何回やっても結果は同じだということを彼らに分からせたいと思います。オーストラリア遠征もこの先決まってますので、ここでこのベルトを落とすわけにはいきません」と決意表明。脱線し続けた調印式をキッチリと締めくくっていた。
2024年05月02日 17:18
新日本プロレス4日福岡国際センター大会で成田蓮(26)とのV2戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)が挑戦者を酷評した。
モクスリーは4月の米シカゴ大会で内藤哲也を撃破。他団体所属選手としては約15年ぶりに新日本の最高峰王座を奪取した。成田との福岡決戦が決定していたにもかかわらずAEWマットではV1戦が強行され、パワーハウス・ホブスを下しV1に成功している。
両雄は2日に行われた公開調印式で対峙。挑戦者の成田からは「よく俺のIWGPのベルトを血で汚すことなくここに来たよ。ほめてやる。だがよ、コイツが本当に王者か? ベルトもどうせ偽物だろ? 明後日は俺がIWGP、新日本プロレスの厳しさを教えてやるよ」と不敵な宣戦布告を受けた。
これに対しモクスリーは「まずこの日本に王者として戻って来れてうれしい。IWGPというベルトは俺が今まで手に入れてきた中で最も権威があって先人の魂が込められたものだ」とベルトを誇示。「ただ俺はリングに上がった時にはそんな謙虚な気持ちや、リスペクトはどうでもいいと思っている。対戦する相手は、俺からすればみんな同じようなやつらばかりだ。この世界でジョン・モクスリーという存在は一人しかいない。俺にしか成し遂げられないことを成し遂げてきた。俺がやりたいことをやってきたし、有刺鉄線にも頭をぶつけてきたしな」とプライドをのぞかせた。
さらに成田に対しては辛らつな言葉も投げつけた。「お前はデッドマンだ。ヤングライオン時代から新日本で数々の経験を積んで、自分を特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。ただ俺から言わせれば、キャリアで対戦してきた95%のヤツらと同じだ。俺に言わせればお前は子どものようなものだ。そんな変なスーツを着て、他人が設定したスタンダードを求めて生きているように思う」と斬り捨てる。「明後日のリングで、お前は自分自身しか信頼することができない。その試合はお前にとって経験したことのない壮絶なものになるだろう。それまでお前は寝ることもできず、心配な夜を過ごし続けるんだ」と挑発した。
福岡決戦の勝者は11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会で海野翔太との防衛戦が決定済み。加えてモクスリーはAEWマットで竹下幸之介からも挑戦表明を受けている。「一つ最後に言っておくと、この俺からベルトを奪おうとする者は、俺のこの冷酷な両手で容赦することなく叩きのめす。成田蓮、お前は福岡のリングでそれを経験することになる」と、全方位に宣告していた。