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2024年04月23日 04:30
現地時間4月22日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ最終節で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は韓国と対戦した。 日本は序盤から押し込む時間が続くも、決め切れない。すると75分にイ・テソクの右CKからキム・ミヌにヘッドで叩き込まれて先制を許す。その後、猛攻を仕掛けたが最後まで1点が遠く、0−1で敗れた。 【動画】日本、セットプレーから失点... この一戦に4−2−3−1のトップ下で先発した荒木遼太郎は、試合後のフラッシュインタビューで、チャンスを作りながら無得点に終わった「攻撃陣の課題」を訊かれると、「良い崩しはできているので、ゴール前での決定力。それだけだと思います」と述べた。 韓国に敗れた日本は、決勝トーナメント1回戦で開催国カタールとの対戦が決定。荒木は「ここからが本当の戦いと言ってもおかしくないので、切り替えてやっていきたいと思います」と意気込んだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 08:04
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
トレーニングでの姿を知っているからこそグッとくるものがあった。
J1の11節、川崎がホームで浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合終了間際に家長昭博がダメ押しの3点目を決めた瞬間、喜びの輪とは別の場所で、そっとチームのために動く男がいた。
この日、第2GKとしてベンチ入りを果たした早坂勇希である。
川崎アカデミー出身で、桐蔭横浜大を経て、2022年に川崎に加入。ただGKは試合のメンバー入りへ2枠しかない特別なポジションである。プロ3年目、新型コロナウイルスの影響もあってベンチメンバーが揃わなかった2022年の23節の浦和戦で、フィールドメンバーとしても用意した場面を除き、リーグ戦ではベンチ入りを果たせずにいた。
それでも前節の広島戦(△2−2)のウォーミングアップ中に腰を痛めたチョン・ソンリョンが今節も欠場。広島戦に続いて上福元直人がファインセーブを連発したなかで、第2GKに指名されたのが早坂であった。
「一回目は白いユニホーム(浦和戦のフィールドプレーヤーのセカンドユニホーム)でJリーグのベンチ入りでした。ただ、ACLで経験(ベンチ入り)していましたし、ホームでこれだけ多くの方が入ったのは初めてでしたし、独特な雰囲気ではありましたが、声援が本当に背中を押してくれました。だからこそ自分にできること、声がけだったり、終盤のできる限りのことを一つひとつやるだけだったので、そういう意味では今日はすごく良い一日だっと思います」
“自分のためにできること”。それが冒頭のシーンなどであり、3点目の直前からを足を気にしていた同期のDF佐々木旭(流通経済大出身)に声をかけ続け、ゴールが決まった瞬間にはそっと近づき、檄を飛ばしたのである。
「僕の立場からすれば、ベンチから声をかけることしかできないと言いますか、できる限りのことはそれしかないと思ったので、旭が足に違和感を感じたというか、足を攣っていたのかもしれないですが、そこは感じていたので、そこへのコーチングだったり、旭が水を取りに来た時に、もう(時間が)ないから気持ちで乗り越えろと。
そのひと言で旭がどれだけ頑張れたか分かりませんが、そのひと言で変われれば良いなという気持ちで、得点の喜びもありつつ、もうちょっだから頑張れと。旭は最後まで闘う姿勢を見せてくれていたので、声をかけられて良かったなと思います」
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
その姿はまさに彼の真骨頂である。トレーニングに真摯に取り組み、選手寮ではまとめ役として、仲間たちと会話をかわす。記者陣とのコミュニケーションも実に誠実で、まさに好青年である。
もっとも、彼がこれほどチームのために働くことができ、準備を怠らずにいられるのは、チョン・ソンリョン、上福元直人、そしてアカデミーの先輩でもある安藤駿介の背中があってこそでもある。今回のベンチ入りに関してもこう胸を張った。
「常に100パーセントでトレーニングをしていますし、いつ、どんな、スクランブルが起きても準備はできているので、今回はソンリョンさんが前節、腰の痛みが出ていたので、ひとり(メンバーが)変わるだろうなと思っていましたし、カミくん(上福元)がああやって素晴らしいパフォーマンスを前節してくれたので、何があっても良いように準備をしていました。ここは安藤さんだろうが、自分だろうが、良い準備はできているので、そこはキーパーチームとして、トモさん(石野智顕GKコーチ)含め、全員が良い準備をできています」
この日は3点目のシーンだけでなく、佐々木が勝ち越し弾を決めた際には、早坂のもとにいち早く抱き着きに走った姿も印象的で、試合後には、桐蔭横浜大出身の4人(早坂、山田新、橘田健人、山内日向汰)でサポーターの前に立てたことも、微笑ましい光景であった。
「近年、桐蔭の選手がフロンターレに多く入ってきているので、自分だけが(メンバーに)入れなかった悔しい想いは常にしていました。ミキさん(山根視来/現ロサンゼルスギャラクシー)がいた時に、揃いたかったという想いも正直ありますが、こうやって揃うことができたのは、桐蔭にも良いニュースだと思いますし、ここからは自分がどう変えるか。メンバー入りではなくスタメンで出場して90分間やれたら一番良いですし、満足せず、全員でピッチの上で勝利を掴めるようにやっていきたいです」
改めてレギュラー枠がひとつしかないGKは特別なポジションである。それでもチームワークを大切にし、いつくるか分からないチャンスに備えて準備をし続ける。その大切さを早坂の姿から感じ取ることができたゲームであり、彼のさらなる成長に期待したくなる場面の連続でもあった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 07:40
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げた。
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねた同大会を制し、本大会出場も掴み取っている。
『ESPN』は、「日本は好調なウズベキスタンを下してU23アジアカップ優勝を飾り、格は永久的なものだと証明した」と伝えていた。
「スポーツ界では『調子は一時的なものだが、格は永続的』という言葉がよく使われる。
この日、それは確かに証明された。U23アジアカップ決勝を争う2チームのどちらかが欠けていたというわけではないが。しかし、ここ30年近くアジアサッカーの基準を築き上げてきた伝統的な強豪国である日本と、5連勝で14得点0失点という驚異的な数字を叩き出して決勝に到達した今大会絶好調のウズベキスタンとの間には、確かに違いがあった。
(中略)
彼ら(ウズベキスタン)はアジアの新興勢力であることを示し続け、大会を通してベストチームであったことに異論を唱える者はほとんどいないだろう。絶好調だったのと同時にクオリティの高さも十分に示していた。
一方、サムライ・ブルーはこの2週間ほどベストの状態とは言い難かったはずだが、それでも優勝の道を見出した。U23アジアカップで初となる2度目の優勝を成し遂げた日本代表は、調子は一時的なものであり、格は永続的なものであることを証明した」
2013年から始まった同大会で日本は史上初となる2度目の優勝を果たした。
U-23日本代表、U23アジア杯に招集できなかった逸材12名
他の優勝経験国はイラク、ウズベキスタン、韓国、サウジアラビア。
2024年05月04日 07:22
[U-23アジア杯・決勝]U-23日本 1−0 U-23ウズベク/5月3日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されたU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を飾った。
前半はウズベキスタンに主導権を握られ、ボールを持てても相手の守備を崩しきれず。フィニッシュで終われないままスコアレスで終わる。
後半途中、交代カードを切ったことをきっかけに持ち直すと、終盤の90+1分に決勝弾。高井幸大がボールを奪って持ち運び、巧みなヒールで繋ぐ。藤田譲瑠チマがダイレクトで縦パスを送り、荒木遼太郎がはたくと、これ受けた山田楓喜がペナルティエリア中央で左足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅に決めた。
終了間際にはペナルティエリア内で関根大輝のハンドをとられ、PKを献上も、GK小久保玲央ブライアンがスーパーセーブ。1点を守り抜き、アジア王者としてパリ五輪へ臨むこととなった。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「7」
序盤から相手の攻勢を受ける展開で、試合内容は決して満足のいくものではなかった。しかし、この舞台の決勝でしっかりと勝ち切った結果は称えられるべきで、チーム採点も高めの評価となった。
前半は中盤の藤田譲瑠チマ、山本理仁、松木玖生が激しいマークに遭い、なかなか前を向けなかった。そのため、前線の選手に良いパスが入らず、シュートは相手のビルドアップのミスから生まれた佐藤恵允の1本のみだった。
これまでグループステージ、準々決勝、準決勝と戦ってきた相手には感じなかったスピード、強さ、上手さがウズベキスタンにはあった。長い時間、相手の個の能力に圧倒された印象だ。
ただ、後半の途中から投入した荒木遼太郎、平河悠、川粼颯太、山田楓喜が躍動してチャンスを作り出せるようになり、その山田楓が決勝点。大岩剛監督の采配が見事に的中した。
MOMは決勝ゴールを挙げた山田楓と悩んだが、終了間際にPKを止め、もうひとりのヒーローとなったGK小久保を選んだ。相手の攻勢を受けるなかで安定したセービングを見せ、終了のホイッスルが鳴る直前には涙を流していた正守護神を高評価。決勝点の起点となり、無失点に抑えた高井も高く採点した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 07:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップが閉幕した。
2024年05月04日 06:51
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝でウズベキスタンを1-0で下して優勝を遂げた。
同大会はパリオリンピックのアジア最終予選も兼ねている。優勝した日本は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することが決まった。
グループBはアルゼンチン、モロッコ、イラク、ウクライナ。
グループCはウズベキスタン、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国。
グループAはフランス、アメリカ、ニュージーランド、そして、残り1か国はインドネシア対ギニアの大陸間プレーオフの勝者となる。
パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人
日本は7月24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦。グループステージの上位2チームが準々決勝に進み、8月9日に決勝が行われる(3位決定戦は8日)。
2024年05月04日 06:35
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップ。
U-23日本代表は決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げた。
ただ、決勝の前半は2枚のイエローカードを貰うなど、劣勢に立たされた。それでも、GK小久保玲央ブライアンがPKを阻止するなどこの世代で最強との呼び声もあるウズベキスタンを何とか封じてみせた。
『futboll.tv』によれば、ウズベキスタンのティムル・カパーゼ監督と10番ジャスルベック・ジャロリディノフは試合後にこう述べていたそう。
ティムル・カパーゼ監督
「日本を祝福する。今日の我々は相手よりもいいプレーをしたが負けた。終盤に同点の大きなチャンス(PK)があったが、ツキがなかった。我々は負けにふさわしくなかった。
我々の主な目標は五輪出場。次はより強くなって戻ってくると信じている。(近年、ウズベクサッカーは急成長しているがその要因は?)主な理由は政府の関心と国民の祈りだろう。だから我々は成長している」
MFジャスルベック・ジャロリディノフ
「僕らはこの試合にいい準備をしてきたし、試合でもそれが見られた。僕らは相手よりも強かった。そうあるべきだ。2つの賞を逃した。でも、文句は言わない。僕らは歴史的な結果を記録した。強さで勝ってきた。この敗戦はより強くなるためのモチベーションになる。
(前半は日本にほぼ何もさせなかった。相手は2枚のカードを貰ったが、さほど強くないというサインだったのか?)
そうは思わない。日本はいいプレーをした。強いチーム同士の対戦だった。個人的には僕らのほうがいいプレーだった。日本は状況を生かした」
試合内容としては日本を上回っていたと感じているようだ。
U-23日本代表、U23アジア杯に招集できなかった逸材12名
なお、ジャロリディノフは2019年に英紙『Guardian』が選ぶ「ネクストジェネレーション」にも選ばれたことがある逸材である。
2024年05月04日 06:32
U-23日本代表は現地5月3日、カタールで開催されたU-23アジアカップの決勝で、ウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイムのゴ―ルで1−0と勝利し、2016年以来4大会ぶり2度目の栄冠に輝いた。
すでにパリ五輪の切符を手にしている両国の対戦は、拮抗したゲームに。前半はやや押し込まれ気味だった大岩ジャパンは、苦戦を強いられる。
それでも、延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム1分、右ウイングの山田楓喜が左足でミドルシュートを決めて、ついに均衡を破る。その後にDF関根大輝のハンドで献上したPKを献上するも、GKの小久保玲央ブライアンがビッグセーブで阻止し、凱歌をあげた。
【動画】試合終了間際に小久保が圧巻のPKセーブ
この結果を、対戦したウズベキスタンのメディア『UZREPORT』はこう伝えている。
「前半はゴールが動かなかった。ウズベキスタンは秩序のある攻撃的な試合を展開した。後半に入ると、日本は前半の荒さが軽減した。ティムール・カパゼ監督の教え子が優勢だったが、90分+1分に途中出場した山田がゴールを決めた」
「その後もウズベキスタンが攻め上がり、ペナルティエリア内でボールが相手選手に当たってPKが与えられた。100分、ウマラリ・ラフモナリエフがこのPKをミスしてしまった」
どちらかと言えば、押し気味の展開だっただけに、落胆を隠しきれない様子だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 06:19
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、U-23アジアカップの決勝でウズベキスタンと対戦した。
2024年05月04日 06:03
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1の11節での浦和との一戦、ホームの川崎が6試合ぶりの勝利を掴んだゲームで、4−3−3のCFで先発したのが38歳FWバフェティンビ・ゴミスだ。
「相手の最終ラインのスピードも当然考えましたが、やはり自分たちがボールをしっかりとつないでいく、収めながらいかなければいけないと思いました。その中で、バフェ(ゴミス)はどんな状況でもボールが入れば簡単には失わないですし、そこから返ってくるボールは質が高いので、そこでしっかり起点を作りたいという思いで彼を選びました。
得点のシーンもそうですが、かなりの部分でターゲットになってくれたと思いますし、選手もそこをパッと見るので、当然相手もそこを警戒したり、もしくはそこを警戒することによって、自分たちの幅をスムーズに使えるようになっていたところもあると思うので、非常にいい働きをしてくれました。また、前からプレッシャーに行くときも迫力を出せていたと思うので、本当にここからかなと感じています」
川崎の鬼木達監督がそう語るように、1−1で迎えた後半立ち上がりの49分、CB佐々木旭がハーフウェーラインからドリブルで持ち上がり、そのままミドルを突き刺したゴールの起点になったのがゴミスだった。
【動画】ゴミスの“圧巻キープ”からゴールまでの流れ
最終ラインからシンプルに佐々木が前に蹴り出した浮き球を、屈強な浦和CBアレクサンダー・ショルツを背負いながら、ゴミスは抜群のキープ。
その落としを受けた橘田健人が佐々木へとつなぎ、ゴールを生まれたが、ゴミスの身体の強さやテクニックが大いに光ったシーンであった。
さらに経験豊富なストライカーは、エリア内のキープで脇坂泰斗の先制ゴールの起点にもなってみせた。
川崎加入後、いまだノーゴール。3月には怪我の治療でフランスに帰国するも、すぐ日本に戻り、コンディションは順調に回復している印象だ。
「監督も自分のストロングポイントを出せるようにチームメイトに働きかけてくれたと思うし、1週間準備してきたことが形になって嬉しい。個人としては、試合勘をまだまだ上げなければいけないと思う。自分のような年齢になるとコンスタントにゲームに出てコンディションを保つことが必要だが、我々はチーム。チームの戦い方をリスペクトしているし、自分は試合に向けた準備を続けるだけ。チームのためにどう貢献できるかを考えてやり続けたい」
本人も前を向く。実力をさらに示してくれるか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 05:47
大岩剛監督が率いるU-23日本代表はカタールで開催されていたU-23アジアカップで優勝。8大会連続のオリンピック出場を決めている。
俄然注目を集めるのが、本大会での久保建英の招集だ。大岩監督は以前、本人は東京五輪に続く出場に前向きだと発言していたものの、オリンピックには招集の拘束力がないため、所属するレアル・ソシエダの了承が必要となる。
スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は先日、「ソシエダは彼の参加を望んでいない。クラブ関係者は我々の取材に対し、タケ・クボが招集され、オリンピックへの再出場を希望する場合、クラブと選手が話し合って合意に達するよう努めると示唆した」と報じている。
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
そんななか、5月4日に開催されるラス・パルマス戦の前日会見で久保の五輪招集に関する質問を受けたソシエダのイマノル・アルグアシル監督は一言、こう答えた。スペインメディア『Futbol Fantasy』が報じている。
「私が知っていることはない」
当然、指揮官は出したくないはずで、今後の動きが注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:46
現地時間5月3日にカタールで開催されたU-23アジアカップの決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、同ウズベキスタン代表と対戦。スコアレスで突入した後半アディショナルタイムに山田楓喜が奪ったV弾で、1−0で大接戦を制し、4大会ぶり2回目の優勝を果たした。
興奮冷めやらぬなか、表彰式でメダル授与の役割を担った日本サッカー協会の宮本恒靖会長が取材に対応。「表彰台に立つのは今日の夕方言われた」と明かして報道陣を笑わせた後、アジア王者としてパリ五輪に参戦するにあたり、注目のオーバーエイジについて語った。
「23歳以下の年代の試合ですけど、そこにオーバーエイジの人がどれぐらい入れるのかは、色々と交渉していかなきゃいけないし、色々と情報を今入れている段階。オリンピックは勝ちに行くことと、若い選手が伸びる場所の両方を成立させないといけない。そこでメダルを狙えるようなバックアップはしていきたい」
【厳選ショット】U-23日本代表がアジアカップを制す!後半ATに山田楓喜が得意の左で決勝ゴール!|U-23アジアカップ決勝 U-23日本 1−0 U-23ウズベキスタン
人選、招集に向けて、A代表の森保一監督や影山雅永技術委員長らとの連係をより深めていく構えだ。
「大岩監督とも少し話をしていますし、もちろん影さんや森保さんとも話をしながら、日本サッカー協会というかチームを含めて、全部で判断していきたい」
全面的なバックアップを受け、今夏のパリ五輪に臨む大岩ジャパンは、アジアに続いて世界の頂点にも立てるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:45
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。
2024年05月04日 05:43
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
「良かった。本当に勝てて良かった」
安堵したようにそう語ってくれた。
試合後に鬼木達監督の満面の笑みを見たのはいつぶりだろうか。それほど今季は苦しい時期を過ごしてきた。
前節までの順位表を見れば降格圏と勝点1差。記者陣の間でも、その話題ばかりが挙がっていた。現時点でも状況は大きく変わったわけではない。それでも首位とも勝点10差。
指揮官は常に前を見続けた。
「今の順位はそこまで気にしていない」
「僕らが常に目指しているのは優勝。上しか見ていない」
その姿勢にブレはなかった。
今オフは登里享平、山根視来らが新たな挑戦として移籍を選び、またも主力がチームを去った。その意味で大きな新陳代謝が求められたが、リーグ開幕前に悲願のACL制覇へラウンド16を迎える難しいスケジュール。新戦力が多い中でも急ピッチでチーム作りを進めた。
しかし、ACLではまさかの敗退。リーグでも黒星が先行した。だが、指揮官の目にはしっかり未来の絵が描かれていたかのように、焦らず、一歩一歩「積み重ね」を強調してきた。
そして連戦に入るこのタイミングをひとつの重要な局面だと捉えた。まさに勝負師の勘と流れを見極める目を生かす時だった。
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
前節の広島戦は2ー2のドローで終えたが、こう振り返っていた。
「このゲーム(広島戦)は自分たちにとって大きなゲームだと話をして送り出しました。と言うのも、これは経験なのか、勘なのか分かりませんが、今日のゲームはチャンスだと思っていました。今日のゲームでしっかりチャンスを掴まなくてはいけない、それは全身全霊で戦って勝点3を取ることによって自分たちが目指している、てっぺんに辿り着くためのキッカケにするゲームにしたいという想いと、そういう風にできるんじゃないかとこれまでの彼らの取り組みを見て、そういう話をしました。
なので勝点3まで辿り着かなかったですが、それでも次につながる闘志の部分だとか、目に見えない部分、数字で表われない部分が重要になってくると思いますので、そこで引き続き勝負していきたいです」
勝ち切れなかったものの、選手たちは大いに燃えていた。
そして浦和戦の前には、指揮官はさらにチームのモチベーションを高める行動に出た。
トレーニング後、普段は選手、コーチ陣で行なう円陣に、負傷者や全スタッフも呼び、クラブ全員で気合いを入れ直したのだ。その際、あるスタッフからの感動的なスピーチもあったという。
だからこそ浦和戦は指揮官にとって何より嬉しい勝利であったのだろう。
「前節の広島戦から、勝負はここだという話を選手にはしていました。ただ、選手にはしていましたが、クラブ全員でというところまではなかったので、本当に全員でという話を昨日しました。出ている選手だけではなくて、すべての選手がこの勝利に関わったと思いますし、自分自身もこの5月でしっかりと巻き返すというか、まくるという思いを選手にずっと伝えているので、その一歩目を踏み出せたのが非常に良かったと思います。もうとにかく次に自分も向かっていますし、選手もコンディションをしっかり整えて、勝点3を積み重ねていくことが大事だと思っているので、そこにとにかく集中したいです」
中2日で迎える次の福岡戦でも勝点を得なくては意味がない。浦和戦も数字がすべてではないがポゼッション率で相手に上回られた。これからも一進一退の状態が続いていくはずだ。キーマンの家長昭博も「ひとつ勝ったが、いまも苦しい状況」とチームを引き締めている。
それでも6試合ぶりの白星は、単なる一勝以上の意味があったようにも感じる。ここからの巻き返しにぜひとも期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 05:37
現地5月3日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの決勝戦がカタール・ドーハで行なわれ、日本とウズベキスタンが雌雄を決した。共に準決勝で勝利して五輪出場切符を手に入れて迎えたファイナルは、ゲーム最終盤までスコアレスという拮抗したゲーム展開。最後の最後でドラマチックな幕切れが待っていた。
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日本は後半アディショナルタイム1分、途中出場の山田楓喜が豪快に左足を振り抜き、ついに均衡を破って歓喜に沸く。だがその9分後、日本はハンドからPKを与える大ピンチ。これをGK小久保ブライアンがドンピシャの読みで鮮やかに阻止し、見事1−0でライバルを振り切ったのだ。日本は4大会ぶり2度目の優勝を飾っている。
大岩ジャパンがいかに決勝で苦しんだかは、スタッツを見ても明らかだ。ウズベキスタンが放ったシュート18本に対して日本は8本で、枠内シュートに至っては相手の5本に対してわずか2本だった。このデータを目撃したファンがX(旧ツイッター)上で続々と反応し、
「え? マジでそんだけ?」
「ほぼワンチャンを仕留めたな」
「けっこうヤバかったってこと」
「枠内2本で勝ったのすご」
「2本のうち1本を決めて勝ったのか」
「たしかにめっちゃ少なかった」
「勝てた事が不思議でならん笑」
「枠内は効率がいいと言えばそうかも知れんが少なすぎ」
「スタッツでは負けとるが結果がすべて」
などなど、さまざまな声や意見が寄せられた。2年前のU-23アジアカップで日本とウズベキスタンはどちらもU-21世代で臨み、準決勝で対峙。その試合は0−2で日本が敗れ去ったが、苦しみながらも2年越しのリベンジを果たした格好だ。
これで日本は今予選トップ通過となり、7月24日に開幕する本大会(男子サッカー競技)ではグループDに組み込まれることに決まった。対戦相手はパラグアイ、マリ、そしてイスラエルの3チームとなっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:03
現地時間5月3日、カタールで開催されたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表はウズベキスタンと激突した。
日本は前半、劣勢を強いられてシュートはわずか1本に抑え込まれる。後半には徐々にチャンスを作るも、ゴールが遠い。それでも90+1分、途中出場の山田楓喜がボックス手前から鋭いミドルを突き刺して先制点を奪う。
終了間際には関根大輝のハンドでPKを献上するも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。このまま1点を守り切って、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を飾った。
【動画】山田の決勝弾&小久保のPKストップ!
この結果を中東メディア『winwin』は、「日本は2016年に初優勝を果たして以来、2度目の頂点に立った」と報じている。
「ウズベキスタンにゲームを支配されていたが、日本は90+1分にヤマダが試合を決めるゴールを奪い、当然ながらタイトルを獲得した。サムライはアジアカップの6試合で10ゴールを挙げ、失点はわずかに3。今大会は攻守両面で強さを示した」
アジア王者としてパリ五輪に臨む日本は、本大会のグループステージでパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部