2024年04月23日 11:00
プロレス界を席巻する最恐双子の原点とは…。全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)がインタビューに応じ、そのルーツを語った。知られざる高校・大学時代の米国留学や、相撲を志し引退するに至った裏話を披露。二人三脚で人生の荒波を乗り越え、「2023年度プロレス大賞」で新人賞を受賞した2人の絆はこうして生まれた。(構成・前田 聡) レイ 俺たちは1986年12月19日に宮城県角田市で生まれた。父は米海軍の軍人ダニエル・エドワード・フレドリギィル。父の乗る空母が横須賀に滞在していた時、母の由美子と出会って一緒になったんだ。その後、俺たちが生まれる前に父は米国に帰らなければいけなくなり、母は日本に残る決断をして地元で俺たちを生んだ。ケンカ別れしたわけじゃないから、その後も電話や手紙でやり取りをしていた。 ジュン 父親を初めて見たのは、高校に通うために米国に渡った時だった。中学卒業時に呼ばれて「英語も身につくし、行こう」となって行ったんだ。本格的にスポーツを始めたのもこの頃だ。 レイ 父に指定された場所にわけも分からぬまま行ったら…。 ジュン アマレスの練習が始まったんだ。 レイ アメリカの高校は、シーズンごとにスポーツが変わる。俺たちはアマレスとアメフトと陸上をやって、成績もそこそこ残した。高校最後の年には所属していたアメフトのチームがモンタナ州の大会で優勝した。俺はレギュラーだった。 ジュン チームに強いヤツが集まっていてぶっちぎりで優勝して、地元の新聞にも…。 レイ 載ったな! アマレスでも州の大会で3位とかになった。 ジュン 体もどんどんデカくなって自信もついて「将来はスポーツとか格闘技でメシを食っていきたい」と思うようになったんだ。それで父親に「卒業したら日本に戻ってキックボクシングをやりたい」と話したんだ。俺はK−1が好きだったからな。でも「大学は出てほしい」と反対されて、コミュニティーカレッジに入った。日本でいう短大のようなものだな。で、俺は卒業後に少し働いてから、22歳で日本に戻ったんだ。でも、弟は俺より前に戻っていた。 レイ 俺は1年半で休学したんだ。ユーチューブで朝青龍関の動画を見たのがきっかけだ。相撲のイメージが変わって「俺もできないかな」と思った。それで調べたら入門に年齢制限があったから、父親に言って先に帰って一度、出羽海部屋に入ったんだ。でも、正式に入門する前に1週間くらいで実家に帰った。アメリカから帰ってきたばかりで、団体生活になじめなくて…。その後はアルバイトをしていた。 ジュン 俺は日本に帰って、あるキックボクシングジムで寮生のテストを受けたんだ。弟も一緒に行ったけど…。 レイ 俺は落ちた。太ってて無理だって…。 ジュン 俺だけ寮生になったけど「とにかく体重を落とせ」と言われて、毎日食べないでめちゃくちゃ走ってな。食べないで練習するなんて無理だと思っていたら、弟から連絡があったんだ。 レイ「やっぱり相撲をやろう」と(笑い)。 ジュン 相撲なら間違いなく腹いっぱい食べられるしな。相撲も格闘技というか戦いだし、気持ちを切り替えて出羽海部屋に2人で行ったんだ。 レイ みんなビックリしていたよ。1人で出ていったら2人になって帰ってきたんだから。 ジュン 相撲は最初は順調で3年で幕下まで上がった。でも、そこから番付は上がったり下がったりの繰り返しだった。 レイ 俺も三段目に行ったが、そこから上がらなかった。ケガもあったけど、一番は気持ちだな。 ジュン 努力が足りなかった。人並み以上にはやったが、上に行く人は他人の5倍も10倍も稽古する。倍じゃあ全然、足りないんだ。 レイ それで30歳近くなって引退を決断した。 ジュン 28歳くらいで「これ以上、番付を上げるのは無理だな」と思ってしまったんだ。それで2人で話し合って、親方に引退することを伝えた。その後は一度アメリカに行ったけど、母親を一人残していたからまた日本に戻って働いたっけな。 レイ 山小屋とか、いろんなところで住み込みで働いたな。 ジュン その時に弟から、今度は「プロレスをやらないか」と誘われたんだ。もう30歳を超えていたから、最初は断ったよ。でも、あまりにしつこくて折れたというか。「どんなに厳しくても『辞める』って言うなよ」って条件でOKしたんだ。 レイ きっかけ? ユーチューブでプロレスの新人デビューを追ったドキュメントを見たんだ。それで「熱い」と思った。 ジュン お前、いつもユーチューブだな…。 レイ 俺は影響されやすいからな。その後、試合も見て「俺もできないかな」と思って、ジュンも誘ったんだよ。誘った理由? コイツ、ずっと体を鍛えていたんだよ。異常なくらい。 ジュン 相撲がダメだったモヤモヤがあって、トレーニングを続けていたんだ。 レイ それから1年くらい働きながらトレーニングをして、全日本に連絡したんだ。体の大きい人が多いイメージに俺たちは合っていると思ってな。入門テストに受かったけど練習がめちゃくちゃきつかった。最初はマット運動が苦手だった。 ジュン 受け身も慣れるまで時間がかかったな。どちらも相撲にはない動きだからだろう。実際、俺はこの頃、後ろの肋骨に何度かヒビが入ったんだよ。でも練習生が練習をできなくなったら、クビになると思って隠した。 レイ 俺はジュンに「辞めたい」って言ったことがあるんだ。俺も結構あちこち痛めてたから。そしたら「誘っといて先に辞めたら殺すぞ」って言われてな。で「本当に無理なら会社から言われるはずだ。辞めろって言われないように頑張ろう」となったんだ。 ジュン 支え合ってきた? そうだな…。俺たちは一緒にいたいわけじゃなくて「協力してやっていこう」っていう感じなんだ。だから、これから国内外団体問わずベルトを増やして、世界タッグも防衛を重ねたい。 レイ あとはリング以外の仕事もドンドンやっていきてえよな。「TAXIめし」(ミヤギテレビ)もだけど、メディアの仕事も増えたらうれしいぜ、フアーオ! ジュン DOOM。 ☆さいとう・ブラザーズ 1986年12月19日生まれ・宮城・角田市出身。兄ジュンが193センチ、116キロで、弟レイは192センチ、145キロ。大学卒業後に大相撲の出羽海部屋に入門し、09年秋場所で初土俵。17年に引退すると、20年12年の公開入門テストに合格し全日本プロレスに入団。21年6月9日の後楽園ホール大会でデビュー。23年10月に世界タッグ王座初戴冠。角田市のPR大使も務める。
2024年05月04日 05:00
新日本プロレスのデビッド・フィンレー(30)が、IWGP GLOBALヘビー級王座奪回後の青写真を明かした。急きょ4日福岡大会でニック・ネメス(43)への挑戦が決定的となったフィンレーの思惑は――。
フィンレーは3日の福岡大会で「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者・辻陽太とのシングル戦に激勝。メインで棚橋弘至を退け初防衛を果たしたネメスを襲撃すると、4日大会での王座戦が緊急提案された。
体調不良によりNJCでは準々決勝を棄権したフィンレーだったが、優勝後はGLOBAL王座奪回の思いを明かしていただけに、最速での挑戦はまさに狙い通りだ。取材に対し「GLOBALはIWGP US・UKのベルトを破壊した俺のためにつくられたものだ。このプロレス界にはいろいろな世界王者がいるが、GLOBALは唯一無二。俺が取り戻してIWGP世界王座はもちろん、WWEやAEWのベルトを超えるものにしたい」と同王座へのこだわりと野望を口にした。
団体最高峰のIWGP世界王座は米AEWのジョン・モクスリーに流出中。AEWマットでの王座戦が唐突に行われるなど、その扱いに不満をあらわにする新日本の選手が続出している。
しかし、フィンレーは「怒っているヤツらの気持ちも分かる。ただ、今はモクスリーが王者なので好きにする資格はあると思う」と持論を展開。「今後も同じことがあれば、日本でまったく知名度のない選手にベルトが渡るリスクもあるだろう。だが、そうなっても問題ない。俺が新日本を救ってやろう。その時は自分が取り戻しにいって、2冠王者になればいいだけだ」と寛大な姿勢を示すとともに2冠取りも見据えた。
自身率いる「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」は今シリーズからノアのジェイク・リーとも共闘。勢力を拡大中のフィンレーが、新日本の中心を狙う。
2024年05月03日 23:40
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で行われたNJPW WORLD認定TV選手権は、挑戦者のジェフ・コブ(41)がザック・セイバーJr.(36)を撃破し、第5代王者に輝いた。
15分1本勝負で行われる同王座戦は、究極の剛と柔の激突となった。コブが圧倒的パワーで攻め立てれば、ザックも持ち前のテクニックで応戦する。
10分過ぎにはザックドライバーでマットに突き刺されたコブは、コーナー上からのパワーボムを浴びるなど、お株を奪われるかのような投げ技を連発される。それでもスリーパーホールドを脱出すると、F―5000で反撃に転じた。
必殺のツアー・オブ・ジ・アイランドを切り返されたコブは、再びグラウンドに引きずり込まれ、オモプラッタから腕ひしぎ十字固めに捕らえられる。それでも体を入れ替えて強引にザックを持ち上げると、一気にツアー・オブ・ジ・アイランドをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。
昨年はザックと同王座をかけて2度対戦し、1分け1敗。手が届かなかったベルトを、3度目の正直で手に入れた。2019年以来、約5年ぶりのシングル王者となり、ユナイテッド・エンパイアに栄冠をもたらした。
2024年05月03日 22:15
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、棚橋弘至(47)がIWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。
両者は当初、4月6日両国国技館大会でV1戦を戦う予定だった。しかし、棚橋が右足関節捻挫により欠場したため、延期に。満を持してこの日のメインで初対決が実現した。
テクニカルかつクラシックな攻防が続く中、棚橋はハイフライアタックからハイフライフローを狙い勝負に出る。しかし、これを回避されてしまうと、101(トラースキック)で反撃を許した。
ならばとドラゴン式張り手からツイスト&シャウト、スリングブレイドと得意技を連発した棚橋だったが、この日2発目のハイフライフローは剣山で迎撃されてしまう。スリングブレイドにカウンタのデンジャーゾーン(変型ネックブリーカー)を決められると、2発目のデンジャーゾーンでついに力尽きた。
バックステージでは横たわりながら「悔しい…。社長とレスラーも全力でやるから。諦めないから」と社長兼レスラーとしても最前線にこだわる決意を明かした。
「今、この時期の新日本を任せられたんだったら、必ずもう一度プロレスファンに、見てくれているみんなに、満足してもらえるような、楽しんでもらえるような、見てもらえるような新日本に必ずします」と誓った棚橋に、復活の日は訪れるのか――。
2024年05月03日 22:11
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、IWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)が棚橋弘至(47)の挑戦を退け、初防衛に成功した。
2024年05月03日 20:15
新日本プロレス3日福岡国際センター大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)がIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)との前哨戦を制した。
成田は4日福岡大会でキャリア初のIWGP挑戦を控えている。この日の大会ではEVIL、金丸義信と組んでモクスリー、海野翔太、エル・デスペラード組と対戦した。
入場時にコーナーに登ったモクスリーを襲撃した成田は、悪の連係で試合の主導権を握る。1対1の場面ではスリーパーホールド、コブラツイストで攻め立て、金丸のアシストから断頭台を決め王者を追い詰めた。最後はプランチャを浴びてチームが分断されたものの、金丸がデスペラードを丸め込んでH.O.Tに凱歌が上がった。
さらに試合後のリングでは場外のモクスリーをリングに戻すと、ディック東郷も加わって暴行。4人がかりでストンピングを乱射し、ダメージを与えていった。
やりたい放題で今シリーズ唯一の前哨戦を終えた成田は「オイ、いよいよ明日だな。早くそのベルトよこせ。もう俺のもんだろ。なあ。あんな反則、凶器ばっかり使うヤツがチャンピオンだぞ。俺がな、正統なチャンピオンなんだよ、新日本プロレスなんだよ」と高笑い。福岡決戦を制するのは裏切り者か、外敵王者か――。
2024年05月03日 19:46
元格闘家の魔裟斗が3日、インスタグラムを更新。女優で妻の矢沢心と長女の2ショットを投稿し「長女6年生もうすぐ心より大きくなりそうだな!」とつづった。
ふたりはともにサングラスをかけ、白のTシャツ、ジーンズ、スニーカーを着用。手をつなぎ、心が何か言葉をかけている様子だった。
フォロワーからは「母娘に見えない!」「素敵なファミリー」「姉妹に見えます」「母娘ともにスタイル良いですね」の声が寄せられている。
魔裟斗と矢沢心は07年に結婚。12年6月に長女、14年9月に次女、19年1月に長男が誕生している。
2024年05月03日 19:40
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)の地元凱旋試合(3日、山口・KDDI維新ホール)で、豪華トリオが一日限りの復活を果たした。
岩谷と「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむ、先日「大江戸隊」を追放されたスターライト・キッドが組み、舞華&白川未奈&HANAKOの「イーネクサスヴィー(EXV)」と対戦。岩谷、中野、キッドは、2018年の「STARS」結成時のメンバーだ。
大「麻優コール」に迎えられた岩谷は、序盤からエンジン全開。白川を捕らえると、さっそく3人の絶妙な連係が炸裂だ。トリプルのドロップキックを成功させ、5分過ぎには中野とキッドもドロップキックの競演で会場を沸かせた。
さらに岩谷が白川に、キッドは舞華に619を決めると、直後にその場跳びムーンサルトの同時発射を決めEXVを追い込む。ハイライトは17分過ぎだ。岩谷、中野、キッドは息を合わせて場外への同時プランチャを発射。会場のボルテージは最高潮に達した。
最後はコーナー上の岩谷の肩に乗ったキッドがダイビングボディーアタックをHANAKOに決めると、岩谷が必殺のムーンサルトプレスを放ち18分56秒の熱戦に終止符を打った。
試合後、キッドは「やっぱりずっと一緒にやってきただけあって、いつ組んでも完璧にできちゃうんですね」と試合を振り返りつつ、「こうして少しずつ、私がしたいこと、するべきことの答えを見つけたいと思います」と口にした。
大江戸隊を追放された後は中野からの呼びかけで「CA」と共闘。だが、ユニット入りは決めておらず、態度は保留したままだ。そんな悩める黒虎に、岩谷は「いつでも戻ってきてもいいんだからね。キッドの出す答えに何も言わない。ただただ待っているから」と優しく呼びかけた。
さらに凱旋試合を勝利で飾ったスターダムのアイコンは「選手みんなが裏口で言ってました。『山口県は本当に温かい場所だね』って。山口県に生まれて良かったです。お母さん、ありがとう」と故郷に感謝の言葉を贈りつつ、「今度ともスターダム、よろしくお願いします!」と大会を締めくくった。
2024年05月03日 18:30
女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(27)が、王者・安納サオリ(33)のワンダー王座挑戦を決めた。
2024年05月03日 14:00
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量と会見が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
西田は計量を終えると、夫人特製の塩ちゃんこ味のおじやで栄養を補給した。近大ボクシング部時代から、試合前はこれと決めている“勝負メシ”で初の世界挑戦に備えた。「早めに減量を始めて、今回は一番うまくいったなと思います。妻のサポートが大きかった」と話した。3月末に第1子となる長女が誕生したばかりだが、夫人は子育てと並行して西田の栄養サポートもばっちりだったという。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦った実力者。実績で上回る王者有利の予想にも、「強いチャンピオンだけど、やってみないと分からない。信じてくださる方がいるので、その方々たちに『信じていて良かった』と思ってもらえるように勝ちたい」とタイトル奪取を誓った。
2024年05月03日 12:36
プロレスリング・ノアは4日に両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催する。
全12試合を予定する大会は、GHC5大タイトルマッチ、女子プロレス新団体「マリーゴールド」の初陣の6試合が明らかになっているが、残り6試合は当日に対戦カードが発表となる。
大会を前にした4月30日にタイトルマッチの調印式が開かれ、GHCタッグ王者のジャック・モリスとアンソニー・グリーンは、当日に挑戦者が判明するオープンチャレンジャーと8度目の防衛戦を行う。
モリスは「今回は両国という特別な大会。俺たちは特別な挑戦者を期待してるよ。期待はずれにはならないと思うよ」と掲げ「そしてひとつはっきり言える事はこれだ。俺とAGはチャンピオンとして両国のリングに上がり俺とAGは試合が終わってもチャンピオンのままだ」と防衛を確信した。
グリーンも「両国大会。入場するのが誰であってもリングに上がるのが誰であっても相手になるのは俺たち世界一のGHCタッグ王者。GLGのジャック・モリスとアンソニー・グリーンだっていう事」と宣言した。
◆5・4両国大会対戦決定カード
▼GHCヘビー級選手権
王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS 挑戦者・清宮海斗
▼GHCタッグ選手権
王者組・ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・オープンチャレンジ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組・YO―HEY、タダスケ VS 挑戦者組・近藤修司、X VS 挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCハードコア選手権
王者・ニンジャ・マック VS 挑戦者・石川修司
▼GHCジュニアヘビー級選手権
王者・ダガ VS 挑戦者・アレハンドロ
▼超女両国列伝
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣 VS 野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
※残りの試合、参戦選手は当日発表。
2024年05月03日 12:29
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦い、2回KO負けを喫したものの昨年8月にIBF王座に返り咲いた実力者。一方の西田は19年10月のプロデビューから8戦全勝(1KO)、WBOアジア・パシフィック王者として3度の防衛に成功するなど着実に実績を積み上げ、今回は指名挑戦者として王者に挑む。バンタム級はWBCが中谷潤人(M・T)、WBAが井上拓真(大橋)と日本人が世界王者に君臨している階級。西田がこれに続くことができるか、大いに注目を集めている。
2024年05月03日 09:40
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で4日に福岡国際センターで行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
2024年05月03日 06:24
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で3日に福岡国際センターで行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ニック・ネメスへ棚橋弘至が挑戦するタイトルマッチ。この一戦は、当初、4・6両国国技館大会で実現予定だったが棚橋の負傷で延期となっていた。
満を辞してベルト奪取に挑む棚橋は「僕はシングルマッチで、メインイベントで、タイトルマッチという条件がそろうと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももうひとつ、超カッコイイ……超カッコイイんで、超ハンサムなんで、そこにおいても、その部分においても、負けないように、全力で頑張ります」と意気込みを表した。
初防衛戦で棚橋を迎え撃つネメスは「私の19年のキャリアの中でもとても幸運な日を迎えると感じてます。5歳の時にプロレスラーになるという夢を抱いてプロレスラーになり、数多くのことを経験してきましたけど、明日はさらなる夢が叶います。私のヒーローであるタナハシとチャンピオンシップで闘うのです。実現するとは全く思ってなかった試合です。今から非常に興奮してます」と胸の高鳴りを告白すると「タイトルマッチで勝利して、私がニュージャパン・プロレスリングにふさわしい男であることを証明してみせます」と決意した。
2024年05月03日 06:00
ドラゴンゲート5日愛知県体育館で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網5WAYマッチ」に臨むシュン・スカイウォーカーが、独善的すぎる青写真を明かした。
同戦は5選手が金網に入り、金網上部に設置された4本の旗を奪い合うルール。最後まで旗を手にできなかった選手が敗者となり、その場でマスク剥ぎか髪切りが行われる。出場選手の人間関係はシュンとジェイソン・リーが「Z―Brats」、KzyとJACKYFUNKYKAMEIが「NATURAL VIBES」でそれぞれ同門同士で、「BIG HUG」の豹は同ユニットにKAMEIを勧誘中という構図だ。
シュンは「『NATURAL VIBES』もゴミ溜めだし、『BIG HUG』も所詮はシュン・スカイウォーカーについてこれなかった面々。俺から逃げ出してファンに媚びを売っている集団ですからね」と敵対2ユニットをバッサリ。「未来あるKAMEIに関して言えば、Kzyのような害悪のもとにいても腐る一方だし、俺から逃げた連中のところに行っても学ぶことはない。彼が今回の金網戦で取るべき行動は、迷惑をかけたジェイソンに土下座して、シュン・スカイウォーカーのもとに来ることだろう」と、立場が流動的なKAMEIに余計なことをささやき始めた。
まさに天上天下唯我独尊を地で行く男が最も敵視しているのはKzyだ。「神輿に担がれながら結果としてシングル最高峰のドリームゲートは取れてないですし、そのくせ他のメンバーがあげた成果や功績は自分のものにしようとする始末。自分以外のメンバーが目立つことを異様に嫌っているので、リーダーとしての資質は全くない。上がり目のない自分のために下に犠牲を敷いているので、内部の不満も漏れ伝わって来てます」と断罪。あくまでこれらはすべてシュンの一方的な主張ではあるが、Kzyは金網戦で敗れた場合はリーダーを辞任しユニットを離れる条件を飲んでいる。
Kzyへの非難は止まらない。「ダンスで馬鹿みたいに騒いでても、試合になれば本当に弱いし無様。それで仕事として成立する、これがプロレスラーなんだと世間に思われると、ドラゴンゲートのみならずプロレス界そのものにとっての損失」と指摘。「プロレスは社会経済を回しているものの一つだと思うし、そういう意味では(Kzyは)社会の害悪と言っていい存在。社会正義、公共の利益のためにも、シュン・スカイウォーカーが立ち上がらないといけないかなと思いますね。今回の金網戦は、プロレスが再び大衆娯楽に戻るための第一歩なのかなと」と、どこまでも論理を飛躍させた。
名古屋決戦翌日の「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)では上村優也、竹下幸之介とのトリオで海野翔太、清宮海斗、上野勇希組と対戦する。各団体の新世代トップランナーが揃った一戦は大会のメインに抜擢された。シュンは「その前日の金網戦で負けるわけにはいかない、というよりも負ける要素がないので。もちろんマスクとともに日本武道館のメインイベントに向かいます」と絶大な自信をのぞかせていた。
2024年05月03日 05:00
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、両国国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(23)=二所ノ関=が2500人の観客の前で存在感を示した。霧島、豊昇龍、琴桜の大関陣3人と6番とって3勝3敗。いきなり霧島を寄り切ると、豊昇龍にも体を預けるように押し出すなど、気後れなく攻めた。
春巡業ではなかった大関陣との稽古が実現。「本当に充実した稽古ができたし、自信にもなった。勝てたのもあるし、力が通用したと、自分でも何となくわかってきた」と満足げに振り返った。
豊昇龍も「前に出る力、体の大きさ。他の幕内とは違う相撲をとれる」と称賛。幕下付け出しデビューから所要6場所で新三役に昇進した大器は「今日の映像を見て、しっかり修正して夏場所に向けて頑張りたい」と、手応えをさらに確かなものにすべく稽古に励む。