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2024年04月23日 19:41
“スーペル・デポル”の異名で欧州を席巻してから約20年、凋落の一途を辿ったデポルティーボはプリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部相当)にまで戦いの舞台を下げたが、それでもサポーターの熱量は衰えていないようだ。 20日にプリメーラ・フェデラシオン・グループ1第33節が行われ、デポルティーボはクルトゥラル・レオネサと対戦した。FWルーカス・ペレスとFWダビド・アルバレスのゴールで2−0の勝利を収めた、この試合を観戦しようと本拠地『エスタディオ・デ・リアソール』には29097人が来場。同リーグの1試合における最多入場者数記録を更新たという。さらに『アス』によると、15日前に行われた第31節ウニオニスタス・デ・サラマンカ戦では26566人の動員数を記録したわけだが、同週末にその数を上回ったのは、コパ・デル・レイ決勝戦だけだったと指摘(1部は延期されていた1試合のみ開催)。「リアソールはスペイン国内で、毎節入場者数が多いスタジアムのトップ10に入っており、試合が行われる1部クラブのスタジアムによってはトップ5にも名を連ねると」と綴っている。 加えて、翌日に行われた女子チームの入場者数も記録的なものになったとのことだ。プリメーラ・フェデラシオン(スペイン女子2部)第25節カセレニョ戦には14057人を動員し、こちらも同カテゴリーの1試合における最多入場者数記録を塗り替えるものに。また、同試合に3−1で勝利した女子チームは、リーガF(スペイン女子1部)昇格を確定させている。 男子チームに話を戻すと、今シーズンのシーズンチケット会員は28000人を超えているという。本拠地の収容人数は32000人程で、そこからアウェイチームに割り当てられる席数を除くと、毎試合シーズンチケット会員で大半が埋まる現状だ。そんなデポルティーボは、第33節終了時点で2位と6ポイント差の首位と、5年ぶりの2部リーグ復帰が近づいている。チャンピオンズリーグ史に残る大逆転劇などが生まれた『リアソール』の熱狂は、たとえ3部リーグでも衰えることを知らない。
2024年05月04日 08:35
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
後半アディショナルタイムにはPKの大ピンチが到来したが、GK小久保玲央ブライアンが圧巻のセーブを見せて、チームの危機を救っている。
一方、同点に追いつくチャンスを逸してしまったのは、途中出場だったMFウマラリ・ラクモナリエフ。
『Championat』などによれば、20歳の彼はこう話していたそう。
「初日から優勝を目標に臨んだ。今日勝って、優勝して帰国したかった。残念ながら、神の力によって、そうする幸運に恵まれなかった。
ウズベキスタンの全国民に何千回も繰り返し謝罪する。僕らはチャンピオンになりたかっただけ。それ以外には何もない。
僕らとともにあると感じてさせてくれてありがとう。神のご加護のもと、オリンピックで僕らが目指している最高の結果を記録することで、再び皆さんに喜んでもらえるよう努力する」
国民にPK失敗を詫びていたようだ。
「なぜかPKの成功率が低い」7名のスーパーストライカーたち
五輪初出場となるウズベキスタンは本大会でグループCに入り、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と対戦する。
2024年05月04日 08:33
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎が浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合後にチームメイトたちと喜びをともにしていたのは左SBを務めたファンウェルメスケルケン際と、CFで先発したバフェティンビ・ゴミスだ。
今季加入したファンウエルメスケルケンは甲府のアカデミーから長くオランダで活躍し、海外経験も豊富で英語も堪能。
そのため、元フランス代表FWのゴミスとも英語でコミュニケーション。仲の良さが光るが、浦和戦後にもサポーターへ挨拶した後には何やらふたりで話していた姿も印象的だった。どんな会話をしていたのか、試合後、ファンウエルメスケルケンは笑顔で教えてくれた。
「勝点3自体を取ることが大切だったので、それが取れて良かったねということ。バフェ(ゴミス)もこれから試合にどんどん絡んでコンディションを上げていきたいねという話もしていました。
バフェは今年(リーグ戦で)初先発ですよね? そのなかでお陰様でバフェを経由して点が生まれていたので、チームとしても良い形でバフェにも結果をもたらすことができたんじゃないかなと。ハッピーなことをふたりで話していました。日々コミュニケーションは取っていますし、試合後もいつもいろいろ会話をしていますね」
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
ここ数試合、左SBとして安定した働きを見せるファンウエルメスケルケンと、調子を上げてきた印象のゴミス。
「ふたりの関係性からのゴールを見たいですね」と投げかけると、「本当にバフェの得点を僕がアシストしたいので、それができるよう頑張りたいです」と話し、ファンウエルメスケルケンはスタジアムを後にした。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 08:24
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を果たした。
この試合、リードする展開で終了のホイッスルが鳴る直前、ピッチ上ですでに涙を流していたのがGK小久保玲央ブライアンだ。その涙は、試合中にかけられたチームメイトからの言葉がきっかけだった。
小久保は、1−0で迎えた90+8分に相手に与えたPKをストップ。キッカーのラクモナリエフが右足でゴール左に放ったシュートを読み切り、横っ飛びでセーブした。
その後、駆け寄ってきた選手たちに称えられたことで、様々な思いが押し寄せ、涙がこぼれたのだと言う。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
「チームのみんなが駆け寄ってくれて、『俺ら信じてたよ』って。自分的にPKはあんまり自信がなかったけど、PKの前にもみんなが背中を押してくれて、『ブライアンなら止めれるでしょ』と。いろんな選手からの言葉を信じて、自分の思った方向に飛べた。それで、自信持ってセーブできたので、感情的にもやっぱりちょっときちゃいました。
あとはこのチームでの活動が終わってしまうだったり、アジアのチャンピオンになるために日本国民の人が応援してくれているとかで、自分的にすごく感情的なってしまいました」
ビッグセーブでチームをアジア王者へと導いた小久保は、「本当に優勝できて嬉しい」と喜びを噛みしめていた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 08:15
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
2024年05月04日 08:08
カタールで開催されていたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)は、日本の優勝で幕を閉じた。
現地5月3日に行われた決勝で、大岩ジャパンはウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイム1分に山田楓喜がミドルシュートを突き刺し、1−0で勝利を収めた。
今大会の結果、日本、ウズベキスタン、そして3位のイラクが五輪出場権を獲得。4位のインドネシアはギニアとのプレーオフに回る。
グループステージで日本に勝ちながらも、準々決勝でインドネシアに敗れ、10大会連続出場を逃した韓国のメディア『マイデイリー』は「韓国に負けた日本が優勝、韓国が敗れたインドネシアが4位。韓国は衝撃の脱落」と見出しを打った記事を掲載。日本の勝ち上がりについて、次のように綴った。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
「グループリーグで韓国に敗れたが、復活して頂上制覇に成功した。準々決勝ではホームのカタールに4−2で逆転勝利し、準決勝ではイラクを2−0で破った。そして、ウズベキスタンを撃沈してアジア1位となり、パリ五輪への出場権を獲得した」
一方、韓国については、「4強にさえ上がれなかった。ベスト8のインドネシア戦で衝撃的な敗北を受け、荷物をまとめた。10回連続のオリンピック本選行きに挑戦したが意志を成し遂げることができなかった」と伝えている。
日韓の明暗が色濃く分かれたトーナメントとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 08:04
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
トレーニングでの姿を知っているからこそグッとくるものがあった。
J1の11節、川崎がホームで浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合終了間際に家長昭博がダメ押しの3点目を決めた瞬間、喜びの輪とは別の場所で、そっとチームのために動く男がいた。
この日、第2GKとしてベンチ入りを果たした早坂勇希である。
川崎アカデミー出身で、桐蔭横浜大を経て、2022年に川崎に加入。ただGKは試合のメンバー入りへ2枠しかない特別なポジションである。プロ3年目、新型コロナウイルスの影響もあってベンチメンバーが揃わなかった2022年の23節の浦和戦で、フィールドメンバーとしても用意した場面を除き、リーグ戦ではベンチ入りを果たせずにいた。
それでも前節の広島戦(△2−2)のウォーミングアップ中に腰を痛めたチョン・ソンリョンが今節も欠場。広島戦に続いて上福元直人がファインセーブを連発したなかで、第2GKに指名されたのが早坂であった。
「一回目は白いユニホーム(浦和戦のフィールドプレーヤーのセカンドユニホーム)でJリーグのベンチ入りでした。ただ、ACLで経験(ベンチ入り)していましたし、ホームでこれだけ多くの方が入ったのは初めてでしたし、独特な雰囲気ではありましたが、声援が本当に背中を押してくれました。だからこそ自分にできること、声がけだったり、終盤のできる限りのことを一つひとつやるだけだったので、そういう意味では今日はすごく良い一日だっと思います」
“自分のためにできること”。それが冒頭のシーンなどであり、3点目の直前からを足を気にしていた同期のDF佐々木旭(流通経済大出身)に声をかけ続け、ゴールが決まった瞬間にはそっと近づき、檄を飛ばしたのである。
「僕の立場からすれば、ベンチから声をかけることしかできないと言いますか、できる限りのことはそれしかないと思ったので、旭が足に違和感を感じたというか、足を攣っていたのかもしれないですが、そこは感じていたので、そこへのコーチングだったり、旭が水を取りに来た時に、もう(時間が)ないから気持ちで乗り越えろと。
そのひと言で旭がどれだけ頑張れたか分かりませんが、そのひと言で変われれば良いなという気持ちで、得点の喜びもありつつ、もうちょっだから頑張れと。旭は最後まで闘う姿勢を見せてくれていたので、声をかけられて良かったなと思います」
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
その姿はまさに彼の真骨頂である。トレーニングに真摯に取り組み、選手寮ではまとめ役として、仲間たちと会話をかわす。記者陣とのコミュニケーションも実に誠実で、まさに好青年である。
もっとも、彼がこれほどチームのために働くことができ、準備を怠らずにいられるのは、チョン・ソンリョン、上福元直人、そしてアカデミーの先輩でもある安藤駿介の背中があってこそでもある。今回のベンチ入りに関してもこう胸を張った。
「常に100パーセントでトレーニングをしていますし、いつ、どんな、スクランブルが起きても準備はできているので、今回はソンリョンさんが前節、腰の痛みが出ていたので、ひとり(メンバーが)変わるだろうなと思っていましたし、カミくん(上福元)がああやって素晴らしいパフォーマンスを前節してくれたので、何があっても良いように準備をしていました。ここは安藤さんだろうが、自分だろうが、良い準備はできているので、そこはキーパーチームとして、トモさん(石野智顕GKコーチ)含め、全員が良い準備をできています」
この日は3点目のシーンだけでなく、佐々木が勝ち越し弾を決めた際には、早坂のもとにいち早く抱き着きに走った姿も印象的で、試合後には、桐蔭横浜大出身の4人(早坂、山田新、橘田健人、山内日向汰)でサポーターの前に立てたことも、微笑ましい光景であった。
「近年、桐蔭の選手がフロンターレに多く入ってきているので、自分だけが(メンバーに)入れなかった悔しい想いは常にしていました。ミキさん(山根視来/現ロサンゼルスギャラクシー)がいた時に、揃いたかったという想いも正直ありますが、こうやって揃うことができたのは、桐蔭にも良いニュースだと思いますし、ここからは自分がどう変えるか。メンバー入りではなくスタメンで出場して90分間やれたら一番良いですし、満足せず、全員でピッチの上で勝利を掴めるようにやっていきたいです」
改めてレギュラー枠がひとつしかないGKは特別なポジションである。それでもチームワークを大切にし、いつくるか分からないチャンスに備えて準備をし続ける。その大切さを早坂の姿から感じ取ることができたゲームであり、彼のさらなる成長に期待したくなる場面の連続でもあった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 07:59
U23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げたU-23日本代表。
パリオリンピックの本大会出場権を掴み取り、8大会連続出場を決めた。
優勝セレモニーで、控えGK山田大樹が見せた振る舞いも話題になっている。荒木遼太郎の背番号13が入ったユニフォームを着こんでいたのだ。
途中出場だった荒木は山田楓喜の決勝点を演出したが、その前に相手GKとの接触で頭部を痛めるようなシーンがあった。
その後もプレーを続けた荒木だが、アディショナルタイムにストレッチャーでピッチ外に運ばれるとセレモニーにも姿を見せず。
2002年1月8日生まれの山田大樹と2002年1月9日生まれの荒木は、2020年に鹿島アントラーズでデビューした同期(山田はユースから昇格、荒木は東福岡高から入団)。
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荒木は今季からFC東京にローン移籍したが、山田は同期の絆を示していたようだ。ただ、荒木の容態も気になるところで、続報を待ちたい。
2024年05月04日 07:40
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げた。
2024年05月04日 07:22
[U-23アジア杯・決勝]U-23日本 1−0 U-23ウズベク/5月3日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されたU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を飾った。
前半はウズベキスタンに主導権を握られ、ボールを持てても相手の守備を崩しきれず。フィニッシュで終われないままスコアレスで終わる。
後半途中、交代カードを切ったことをきっかけに持ち直すと、終盤の90+1分に決勝弾。高井幸大がボールを奪って持ち運び、巧みなヒールで繋ぐ。藤田譲瑠チマがダイレクトで縦パスを送り、荒木遼太郎がはたくと、これ受けた山田楓喜がペナルティエリア中央で左足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅に決めた。
終了間際にはペナルティエリア内で関根大輝のハンドをとられ、PKを献上も、GK小久保玲央ブライアンがスーパーセーブ。1点を守り抜き、アジア王者としてパリ五輪へ臨むこととなった。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
▼U-23日本代表のチーム採点「7」
序盤から相手の攻勢を受ける展開で、試合内容は決して満足のいくものではなかった。しかし、この舞台の決勝でしっかりと勝ち切った結果は称えられるべきで、チーム採点も高めの評価となった。
前半は中盤の藤田譲瑠チマ、山本理仁、松木玖生が激しいマークに遭い、なかなか前を向けなかった。そのため、前線の選手に良いパスが入らず、シュートは相手のビルドアップのミスから生まれた佐藤恵允の1本のみだった。
これまでグループステージ、準々決勝、準決勝と戦ってきた相手には感じなかったスピード、強さ、上手さがウズベキスタンにはあった。長い時間、相手の個の能力に圧倒された印象だ。
ただ、後半の途中から投入した荒木遼太郎、平河悠、川粼颯太、山田楓喜が躍動してチャンスを作り出せるようになり、その山田楓が決勝点。大岩剛監督の采配が見事に的中した。
MOMは決勝ゴールを挙げた山田楓と悩んだが、終了間際にPKを止め、もうひとりのヒーローとなったGK小久保を選んだ。相手の攻勢を受けるなかで安定したセービングを見せ、終了のホイッスルが鳴る直前には涙を流していた正守護神を高評価。決勝点の起点となり、無失点に抑えた高井も高く採点した。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月04日 07:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップが閉幕した。
優勝の日本、準優勝のウズベキスタン、3位のイラクまでが本大会出場確定。4位のインドネシアはアフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフで出場を目指す。
そのインドネシアは韓国人のシン・テヨン監督が率いているが、準々決勝では韓国を撃破。ベスト4にも進めなかった韓国は40年ぶりに五輪出場を逃した。
韓国紙『My Daily』は、「韓国に負けた日本優勝、韓国に勝ったインドネシア4位。韓国は衝撃敗退」と伝えている。
「日本はグループステージで韓国に負けたが、復活して覇権奪還に成功した。シン・テヨン監督率いるインドネシアは4位。グループステージで優勝候補のオーストラリアを押し退けて2位に入ると、準々決勝では韓国を下して台風の目に。韓国は準決勝にも進めず。インドネシアに衝撃敗戦を喫した後、荷物をまとめることになった。10大会連続の五輪出場という目標は達成できず」などと報じていた。
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衝撃敗退となった韓国は、兵役免除がかかるアジア競技大会と五輪との間の選手育成のジレンマをかかえており、ファン・ソンホン監督が育成改革を提起している。また、国内では、「韓国を破ったインドネシアのように二重国籍選手を誘致する方法を考える時期に来ている。『両親が韓国人の選手』だけにこだわるのは世界的な潮流ともそぐわない」として二重国籍選手の解禁を提唱する声もある。
2024年05月04日 06:51
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝でウズベキスタンを1-0で下して優勝を遂げた。
同大会はパリオリンピックのアジア最終予選も兼ねている。優勝した日本は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することが決まった。
グループBはアルゼンチン、モロッコ、イラク、ウクライナ。
グループCはウズベキスタン、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国。
グループAはフランス、アメリカ、ニュージーランド、そして、残り1か国はインドネシア対ギニアの大陸間プレーオフの勝者となる。
パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人
日本は7月24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦。グループステージの上位2チームが準々決勝に進み、8月9日に決勝が行われる(3位決定戦は8日)。
2024年05月04日 06:35
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップ。
2024年05月04日 06:32
U-23日本代表は現地5月3日、カタールで開催されたU-23アジアカップの決勝で、ウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイムのゴ―ルで1−0と勝利し、2016年以来4大会ぶり2度目の栄冠に輝いた。
すでにパリ五輪の切符を手にしている両国の対戦は、拮抗したゲームに。前半はやや押し込まれ気味だった大岩ジャパンは、苦戦を強いられる。
それでも、延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム1分、右ウイングの山田楓喜が左足でミドルシュートを決めて、ついに均衡を破る。その後にDF関根大輝のハンドで献上したPKを献上するも、GKの小久保玲央ブライアンがビッグセーブで阻止し、凱歌をあげた。
【動画】試合終了間際に小久保が圧巻のPKセーブ
この結果を、対戦したウズベキスタンのメディア『UZREPORT』はこう伝えている。
「前半はゴールが動かなかった。ウズベキスタンは秩序のある攻撃的な試合を展開した。後半に入ると、日本は前半の荒さが軽減した。ティムール・カパゼ監督の教え子が優勢だったが、90分+1分に途中出場した山田がゴールを決めた」
「その後もウズベキスタンが攻め上がり、ペナルティエリア内でボールが相手選手に当たってPKが与えられた。100分、ウマラリ・ラフモナリエフがこのPKをミスしてしまった」
どちらかと言えば、押し気味の展開だっただけに、落胆を隠しきれない様子だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 06:19
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、U-23アジアカップの決勝でウズベキスタンと対戦した。
優勝するか、準優勝か。成績次第で、パリ五輪の本大会でどのグループに配されるかが決まる。優勝ならパラグアイ、マリ、イスラエルが待つグループDに、準優勝ならスペイン、エジプト、ドミニカと同居するグループCに。
そして、決勝では日本がウズベキスタンに1−0で勝利。4大会ぶり2度目のアジア制覇で、グループDに入ることになった。
【動画】山田の決勝弾&小久保のPKストップ!
ファンもこの結果に注目。SNS上では以下のような声があがっている。
「グループDの3チームは厳しいな」
「難しい相手」
「え、D組強いやん」
「突出したチームがない死の組」
「結構厳しいぞ」
「グループDの方がキツそう」
「Cの方が楽な気が」
「マリにリベンジだね!」
「比較的に良い組と思われる」
「やっぱりD組でよき」
「グループD入れるのでかい」
「D組はとても条件が良い」
「わりと恵まれたグループD」
「比較的、楽なグループだな」
「ほんの少しだけ戦い易くなりそう」
「明け方の試合ばっかり」
なお、グループステージ(GS)の日程は以下のとおり。
GS第1節 7/25 vs.パラグアイ/2:00キックオフ
GS第2節 7/28 vs.マリ/4:00キックオフ
GS第3節 7/31 vs.イスラエル/4:00キックオフ
※日時は日本時間
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 06:03
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1の11節での浦和との一戦、ホームの川崎が6試合ぶりの勝利を掴んだゲームで、4−3−3のCFで先発したのが38歳FWバフェティンビ・ゴミスだ。
「相手の最終ラインのスピードも当然考えましたが、やはり自分たちがボールをしっかりとつないでいく、収めながらいかなければいけないと思いました。その中で、バフェ(ゴミス)はどんな状況でもボールが入れば簡単には失わないですし、そこから返ってくるボールは質が高いので、そこでしっかり起点を作りたいという思いで彼を選びました。
得点のシーンもそうですが、かなりの部分でターゲットになってくれたと思いますし、選手もそこをパッと見るので、当然相手もそこを警戒したり、もしくはそこを警戒することによって、自分たちの幅をスムーズに使えるようになっていたところもあると思うので、非常にいい働きをしてくれました。また、前からプレッシャーに行くときも迫力を出せていたと思うので、本当にここからかなと感じています」
川崎の鬼木達監督がそう語るように、1−1で迎えた後半立ち上がりの49分、CB佐々木旭がハーフウェーラインからドリブルで持ち上がり、そのままミドルを突き刺したゴールの起点になったのがゴミスだった。
【動画】ゴミスの“圧巻キープ”からゴールまでの流れ
最終ラインからシンプルに佐々木が前に蹴り出した浮き球を、屈強な浦和CBアレクサンダー・ショルツを背負いながら、ゴミスは抜群のキープ。
その落としを受けた橘田健人が佐々木へとつなぎ、ゴールを生まれたが、ゴミスの身体の強さやテクニックが大いに光ったシーンであった。
さらに経験豊富なストライカーは、エリア内のキープで脇坂泰斗の先制ゴールの起点にもなってみせた。
川崎加入後、いまだノーゴール。3月には怪我の治療でフランスに帰国するも、すぐ日本に戻り、コンディションは順調に回復している印象だ。
「監督も自分のストロングポイントを出せるようにチームメイトに働きかけてくれたと思うし、1週間準備してきたことが形になって嬉しい。個人としては、試合勘をまだまだ上げなければいけないと思う。自分のような年齢になるとコンスタントにゲームに出てコンディションを保つことが必要だが、我々はチーム。チームの戦い方をリスペクトしているし、自分は試合に向けた準備を続けるだけ。チームのためにどう貢献できるかを考えてやり続けたい」
本人も前を向く。実力をさらに示してくれるか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)