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2024年04月23日 20:50
○ 巨人 2 − 0 中日 ● <4回戦・ひたちなか> 23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた野村弘樹氏が、巨人・高梨雄平について言及した。 高梨は2−0の7回一死一、二塁の場面で、先発・山粼伊織の後を受けてマウンドに上がると、代打・大島洋平を遊ゴロ、続く山本泰寛を見逃し三振でピンチを脱した。 野村氏は「山粼の6回の出来を考えると、なかなか交代は考えられなかったんですけど、先頭に中田に四球を出しましたよね。そういうところで連絡が入ったでしょうけど、あの四球で急に乱れたところも阿部監督も不安に感じたと思うんですよね」と話し、「高梨がきっちりゼロで逃げ切れた。高梨の存在も今年は大きいと思いますね。バルドナードではあそこは務まらないと思いますね。バルドナードはイニングの頭からのほうが力を出せる。イニング途中となると高梨になってくる」と自身の見解を述べた。 (ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月04日 08:45
ロッテのメルセデスが13時から行われる楽天戦に先発する。
メルセデスは球団を通じて「いつも通り一生懸命投げるだけですし、自分の仕事に100%の力を出します。アグレッシブさとボールを低めに集めることを忘れずにチームが勝てるように頑張ります」とコメント。
メルセデスは今季4試合・23イニングを投げ、防御率0.78と抜群の安定感を誇っているが、ここまで勝ち星がない。今日こそ今季初勝利を手にしたい。
2024年05月04日 08:37
チャリティイベントに参加した大谷翔平
ドジャースの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、ドジャースタジアムで行われたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に参加した。左腕には、開幕前のファンフェスタでも見られた相棒”がキラリ。「ナイス過ぎるチョイス」とファンも注目している。
真美子夫人とともに登場した大谷の左手薬指には、指輪がはめられていた、そして左手首につけていたのは、黒のベルトとダイヤルにゴールドの針があしらわれた腕時計で、契約を結ぶ日本の時計メーカー、グランドセイコーの「SBGW295」と見られる。
同社のホームページによると、世界限定500本で国内では100本の限定販売。価格は税込み181万5000円で、1月27日(同28日)に出席した全米野球記者協会(BBWAA)のニューヨーク支部が主催した夕食会、2月3日(同4日)のファンフェスタでも着用しており、お気に入りの一本のようだ。
今回は指輪が大きな注目を集めたが、黒いスーツとマッチした腕時計にも「ステキな時計ね」「大谷翔平の時計がグランドセイコーなの良い」とネット上では注目する声があがっていた。(Full-Count編集部)
2024年05月04日 08:10
今井には理解示す「心に期するものがあると思うので尊重します」
西武の高橋光成投手が3日、“ロン毛続行”を熱く宣言した。2人で“チームロンゲ”を構成してきた盟友・今井達也投手が、最下位に低迷するチームの雰囲気を変えようと、4月29日にバッサリ断髪。これを受けて高橋はこの日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)前、「チームロンゲを廃部にするわけにはいかない。僕が1人になっても守っていきます」と思いを語った。
西武は昨年9月、ロン毛の高橋と今井をフィーチャーした「チームロンゲ」グッズを発売。現在も「チームロンゲ なりきりヘアーキャップ」、「チームロンゲ ヘアバンド」「チームロンゲ チームTシャツ」などがファンに人気だ。高橋が「チームロン毛」の部長、2学年下の今井が副部長ということになっている。
しかし今井は、チームが4月27?29日のみずほPayPayドームでのソフトバンク戦で衝撃的な3試合連続サヨナラ負けを喫したことを受けて、トレードマークを思い切って短くした。
高橋は「びっくりしましたよ。最初『誰か知らない人がいる』と思ったら、今井でした」と苦笑。それでも「詳しくは聞いていませんが、心に期するものがあるのだと思います。そこは尊重します」と理解を示し、「これで逆に、僕はずっと長いままでやっていこうと気持ちが固まりました」と決意を新たにした。
ちなみに、将来的にメジャー挑戦の意志を示している高橋は、ロン毛にしている理由を「(アメリカ映画の長髪ヒーローの)マイティ・ソーになりたくて」と語っている。
高橋は今季、右肩の張りで出遅れ、昨季まで3年連続で務めていた開幕投手の座を今井に譲った。4月14日・ソフトバンク戦(ベルーナドーム)で今季初登板・初先発して以降、3試合0勝2敗だが、内容は防御率2.70と上々で、徐々に調子を上げている。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2024年05月04日 08:00
○ 巨人 8 − 5 阪神 ●
<7回戦・東京ドーム>
巨人のバルドナードは3日、阪神戦にリリーフ登板し1回を無失点に抑え、開幕からの連続無失点を14に伸ばした。
2024年05月04日 08:00
「広島0−2DeNA」(3日、マツダスタジアム)
歓声を背に、駆け足でマウンドへ向かう広島・ケムナ誠投手の鼓動は高鳴っていた。「正直に言うと緊張はしました」。昨年8月以来268日ぶりの1軍登板で、1回1安打無失点の投球に「リハビリの時も自分の真っすぐを取り戻そうとやってきた。2軍でやってきたことを出せた」と胸をなで下ろした。
0−2の八回から3番手として登板。先頭・東には3球連続で直球を投げ込んでの見逃し三振に斬り、桑原には中前打を許すも、後続の蝦名、佐野を打ち取った。最速は153キロをマーク。昨季と同等の数字をたたき出し「力むだろうと思って、ちょっと抑え気味にいった。サク(坂倉)も良いリードをしてくれて自信あるままに投げられた」とうなずいた。
昨年9月に右肘クリーニング手術を受け、今春のキャンプは2軍で過ごした。4月21日に1軍昇格。そこから登板機会に恵まれてなかったが、父・ブルースさんから「全然焦ることないよ」と声をかけられ、結果に結びつけた。
1日・阪神戦(マツダ)には、ブルースさんも観戦に訪れていたというが、延長十二回を戦った末に登板機会はなかった。「延長戦になってお父さん寒くて先帰っちゃったんですよ!(息子の投球を)見るチャンスがあるのに!」と苦笑いを見せたケムナ。次は、この日は観戦に訪れることができなかった父の前でも好投を披露してみせる。
2024年05月04日 07:50
プロ野球選手を指導する「走りの専門家」が“走力軽視”に警鐘
ドジャース・大谷翔平投手がメジャーリーグの屈強な選手たちを上回る飛距離を出せる理由は、“スピード”にもあるという。プロ野球選手をサポートしているプロトレーナーの安福一貴さんは、「走る速さは打撃にも直結する」と説明する。パワーを生み出す方程式がある。
打球を遠くに飛ばすには筋力が必要になる。大谷は筋力に加えて足の速さがあるからこそ、メジャーでも屈指のホームラン打者になっている。元巨人の高橋由伸さんや片岡保幸さんらプロ選手をサポートしてきた安福さんが解説する。
「打球を遠くに飛ばす打者に対して、パワーがあると表現します。パワーは筋力とスピードを掛け合わせたものです。大谷選手は筋力とスピードのどちらも持っているので、あれだけの飛距離を出せるわけです。打撃で足を生かすのは、打球を転がして内野安打を増やすだけでなく、足が速くなれば打球も飛ぶようになります」
例えば、広島でプロのキャリアをスタートさせた元ヤンキースのアルフォンソ・ソリアーノや、大谷の同僚でMVPに輝いた経験もあるドジャースのムーキー・ベッツは、メジャーリーガーとしては体の線が細い。ただ、武器とする“スピード”が、長打力にもつながっているという。
足の速さは、打球の飛距離、盗塁をはじめとする走塁、守備範囲と、走攻守いずれにも好影響がある。しかし、少年野球では走り方を選手に教える指導者やチームは、ほとんどない。打ち方や投げ方と比べて軽視されているのが現状だ。
安福さんは「野球は守備位置や打順を問わず全ての選手が走ります。プロ野球では盗塁王のタイトルがあり、守備範囲の指標もあるくらい足は重要です。足が速いチームは相手の脅威となるので、少年野球の段階から走りへの意識が変わっていってほしいと思っています」と語る。日々の練習から工夫…走力アップで打撃や守備に相乗効果
安福さんのように走りを専門にするトレーナーの指導を受けることが理想だが、普段の練習からできる工夫もある。例えば、塁間のダッシュで毎回タイムを計り、どうすれば記録を伸ばせるのか指導者や選手が考える。足の速さが同じくらいの選手で競争したり、タイムが伸びそうな選手をあえて強化してチーム全体の意識を変えたりするやり方も選択肢となる。安福さんは言う。
「投手が球速を上げたり、打者が本塁打を打ったりする技術を短期間では身に付けられないのと同じように、足も簡単には速くなりません。だからこそ、走る練習も大切にして、走攻守全てを同時進行で取り組んでほしいと思います。相乗効果も期待できます」
筋力×スピード=パワー。打球を遠くに飛ばす方程式を体現するには、足の速さも重要な要素となる。(間淳 / Jun Aida)
2024年05月04日 07:49
◆ 「いい結果を残せるように」
「エラーもあって、バッティングもそんなに打てている方ではない。これからどんどん日々成長していって、いい結果を残せるようにやっていけたらいいなと思います」。
ロッテの育成2位・松石信八はファームでここまで打率は.145、6打点、失策も10と課題はあるが、開幕からショートでチーム最多の27試合に出場するなど経験を積んでいる。
打撃面ではイースタンリーグトップの9犠打をマークし、4月6日の西武二軍戦、4月16日のオイシックス戦で1試合に2つの犠打を決めた。打ち取られても打席内で粘ったり、右方向に進塁打を打ったりしている。
「小技を使える選手にならないと生きていけないと思っています。バント、エンドラン、チームプレー、サインプレーはきっちりやっていけるような選手になりたいと思っているので、そこは大事にやっていっています」。
打率こそ1割台ではあるが、4月13日の楽天二軍戦、4月17日のオイシックス戦で2安打し、3日の巨人二軍戦でも適時打を放つなど、徐々にプロの球に対応してきているように見える。
「タイミングの取り方、トップの作り方、打撃フォームを打撃コーチに教えていただいて、少しずつなんですけど、打球が前に飛ぶようになった。そこはいいことかなと思います」。
具体的には、「(プロの)球は速いので、タイミングが今まで遅れていていた。タイミングを早く取る方法だったり、ボールが来るまでの待ち方を教えてもらいました」と、プロの球に対応するための打撃技術を学んだ。
◆ みっちり守備練習
試合が終わってからも、「試合後は守備の練習がメインなので、試合で出た守備の課題だったりそこを復習して、毎日積み重ねてやっているだけです」と守備力向上を図る。
三木亮二軍内野守備兼走塁コーチ、小坂誠守備コーディネーターからどんな指導を受けているのだろうかーー。
「ショートをやったことがなかったので、今は確実に1つアウトを取るところを丁寧に。雑にならないことを重点的にやっています」。
4月3日の巨人二軍戦の試合前練習ではショートのポジションで長い時間、三木コーチが打つノックを受け、小坂守備コーディネーターが松石の後ろで動きをチェック。時折、小坂守備コーディネーターからアドバイスをもらう場面もあった。松石は昨年12月7日に行われた新入団選手発表会で「守備と走塁は小坂誠コーチのようなスピードのある選手になりたい」と憧れの存在でもある。
小坂守備コーディネーターからどんなことを日々吸収しているのだろうかーー。
「体のサイズ感も似たような感じ。動きとかも同じじゃないですけど、似た部分があるので、自分にあった指導をしてくれているので、そこはいいかなと思っています」。
新入団会見の時に“スピードを活かしていきたい”と話していたが、今は松石自身の中でどのくらいできているのだろうかーー。
「守備だったら球際の守備範囲を徐々に広げていけているので、練習でも左右に散ったボールを粘り強くやっていっている。少しずつという感じです」。
高卒1年目からショートという運動量の多いポジションで実戦経験を積む。試合を出場するにあたって、「動けないと何も始まらないので、内野手として。そこの一歩目を速くできるようにダッシュ系だったり、体のキレを出せるように準備していますね」とのことだ。
「チームが勝つことが一番。それに貢献できるように。サインプレー、バント、自分がやる仕事をきっちりできればいいなと。場面、場面で、そこが一番大事かなと思います」。高校を卒業したばかりの18歳。将来、支配下選手となって一軍でプレーするために、自身の武器を磨いていく。
取材・文=岩下雄太
2024年05月04日 07:40
大谷翔平と真美子夫人がブルーカーペットで撮影タイム
ドジャースの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、ドジャースタジアムで行われたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に真美子夫人とともに参加した。
2024年05月04日 07:30
乃木坂46の元メンバー、秋元真夏さんが楽天-ロッテで始球式を行った
■楽天 12ー1 ロッテ(3日・楽天モバイルパーク)
乃木坂46の元メンバー、秋元真夏さんが3日、楽天モバイルパーク宮城で行われたロッテ戦で始球式を行った。背番号31のユニホームに、ショートパンツ姿での投球に、ファンも「国宝級の可愛さ」「女神降臨」などとメロメロになっている。
深々と頭を下げ、大きく息を吐いてセットポジションから“美フォーム”で投球。ワンバウンドとなったが“ストライク投球”にスタンドからは大きな拍手。秋元さんも満面の笑みを浮かべた。
楽天戦での始球式は2022年4月以来、2度目となった。前回はマウンドに立つと、二塁ベース方向を向いて投球を始めようとした。そんな姿がファンの間では「あざとかわいい」と話題になっていた。
球場全体がほっこりした始球式にSNS上のファンも大喜び。前回も勝利し、この日も12-1と大勝しただけに「めちゃかわいい」「愛嬌がある」「勝利の女神」「毎日始球式してもらおう」「今年はセンターに投げなかったね」「国宝級の可愛さ」「女神降臨」「愛くるしい」「笑顔がステキ過ぎる」とのコメントが相次いでいた。
秋元さんは球団を通じて「2年前にも楽天モバイルパーク宮城で投げさせていただいたのですが、その時よりも緊張してしまいました。今日の投球を採点すると80点ですね。前回と同じく、楽天イーグルスが大好きな(乃木坂メンバーの)久保史緒里からアドバイスをもらいました。ワンバウンドしてしまいましたが、もらったアドバイスを活かすことが出来たと思います」とコメントした。(Full-Count編集部)
2024年05月04日 07:20
◆ 「チャンス少ない中でよく打った」今季初5番の万波が先制適時打!
首位に3.5ゲーム差の2位に位置する日本ハムは3日、昨季王者・オリックスとの3連戦初戦を3−0と勝利で飾った。オリックス先発の好投手・東晃平に対して打線は初回、二死走者なしから3番の田宮裕涼が四球で出塁。4番マルティネスの安打で一・二塁とチャンスを作ると、5番万波中正が適時二塁打を放ち、先制に成功した。続く6番郡司裕也も適時打でこの回3点獲得。日本ハムはこのリードを守り切り、首位まで2.5ゲーム差に詰め寄った。
今季初の5番に据えた万波が先制適時打を放ち、東対策の采配が的中した日本ハム。打線の組替えに対して3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも絶賛の声が上がった。
仁志敏久氏は「チャンスもそれほどないだろうという中で、万波が良く打った。東の立ち上がりをよく攻めた」と称賛。「オリックス打線も苦しんでいる中で、いきなりの3点は大きい」と初回の攻撃が勝利を導いたと分析した。
昨季3敗と宿敵の東に対して、今季早くも2勝を挙げた日本ハム。谷繫元信氏も「昨年一度も勝てなかった東に対して2連勝。日本ハムとして、東への対策を練ってやってきたことが出ている」と高評価だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月04日 07:20
救援のみでNPB通算600登板、第1回WBC制覇…藤田宗一氏が語る野球人生
ロッテ、巨人、ソフトバンクで救援ひとすじ通算600試合に登板し、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の優勝に貢献した藤田宗一氏。身長173センチとプロ野球では小柄ながら、独立リーグを含めて40歳までプレーした。子どもの頃は野球とは異なるスポーツに熱中していたという。
藤田氏は京都府八幡市の出身。少年時代は地元・関西の阪神ファンで、主砲の「掛布(雅之)さんが好きでした」というが、学校の昼休みにキャッチボールをする程度。野球はあくまで友達との遊びの1つという感覚だった。
小学校3年の時のこと。自宅の近くを流れる木津川の河川敷を歩いていると、見たことのない風景に心を奪われた。同じ年頃の子どもたちが競技専門のオートバイに乗り、坂や急カーブなどの難関が築かれたダートコースに挑戦していた。マシンを巧みに操ってジャンプするなど華麗なテクニックを披露している。保護者と思しき大人から「乗ってみるかい」と誘われた。
まずは岩などの障害物に対し、地面に足を付かずにクリアするなどの「トライアル」で基本を習得。そしてスピードを争う「モトクロス」にステップアップする程に虜になった。「最初はやっぱり、たくさんこけました。バイクを制御するには体幹の強さが必要ですし、バランスも上手に取らないといけない。振り返ると、あれで鍛えられていた。野球につながったのかもしれません」。結果的に後にプロ野球で投げまくる鉄腕の基礎となった。野球かモトクロスか決断迫った父…引っ張り出した溶接材
藤田少年に、もう1つの関心が加わったのは小4の終わり。近所の1学年上の友人が軟式野球チームを作った。「人がいないから来ないか」と声を掛けられた。「軽い感じで誘われて、その流れで自分も『じゃあ、行くわ』と」。週末の練習は朝から夕方まで丸一日。メンバーは9〜10人しかいなかった。「ちょうど試合に出られるくらい。僕は外野を守って、たまにピッチャー。みんな知っている人間でワーワーやるのが、ただただ楽しかったですね」。
藤田氏はサウスポー。なのに当初は右投げ用のグラブを着用していた。当然動きは、どこかドタバタする。監督から「何でお前はそんなに下手くそなんだ」と問われ、「僕、実は左投げなんです」。ボールをビューンと投げて証明した。納得した監督は「じゃあ、何で逆のグラブを使っているのか」と再度質問。「いや父が……」と説明を始めた。
父の繁和さんは「怖かった」存在。「あの時代はまだ、左利きは箸とかを使う時には右に矯正させられていた。躾(しつけ)ですね。グラブも『これでやるんやぞ』と右投げ用を渡されました」。監督と父親は知り合い。質問を受けた日に監督が連絡し、その日の内に本来の利き手のグラブを父が買ってくれた。「初めての左投げ用。すっごい嬉しかったのを今でも覚えています」。
モトクロスと野球の両方ともが面白くてたまらない。中学校への入学前、繁和さんは「中途半端になるな。どちらを続けるのか選べ」と“二者択一”を迫った。藤田少年は野球を選んだ。「球拾いとかだけだったら、モトクロスをやるって言ったかも。試合に出させてもらってたから。たまたま野球が楽しい時期だったのかなぁ」と懐かしむ。
息子の決断を確認するや、鳶(とび)職人だった繁和さんは仰天の行動に出た。溶接材を引っ張り出してきて、手慣れた様子でバイクを切断したのだ。「ハンドルの所をパンと……。もともと野球を選ぶなら、処分するという話ではありました。でも、本当にやるとは」と驚いた。野球の道への覚悟が決まった。
あれから40年近い年月が経った。藤田氏は今は亡き父に思いを馳せる。「バイクって、転倒すると危ないじゃないですか。中途半端な気持ちで乗って怪我するよりは、バイクがない方がいい。親父なりに考えていてくれていたんだと感じます」と感謝している。(西村大輔 / Taisuke Nishimura)
2024年05月04日 07:10
MLB機構とナイキが発表
MLB機構とナイキは3日(日本時間4日)、2025年シーズンにユニホームを変更すると発表した。
2024年05月04日 07:10
◆ 平松氏「また太田と抱き合うことがあるのでは」と早川の投球を称賛
5月連勝スタートを切りたい楽天は3日、本拠地にロッテを迎えた3連戦の初戦を12−1と大勝した。楽天先発の早川隆久は、大量援護に恵まれ3年振りとなる完投勝利。試合後にはバッテリーを組んだ太田光に対して「太田さんと長いイニング投げられたというのが、自分にとっても成長。ここから太田さんと勝利を積み上げて、リーグ優勝を二人で作り上げれると思う」と感謝しきりだった。
今江敏晃監督も「バッテリーに関してしっかりクリアできていた。結果としてもすごく良い形でできていた。しっかり早川が投げないといけない、こちらも最後までいかそうと思っていた」と早川・太田バッテリーを高評価。3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
平松政次氏は「(早川は)一度抹消され、二軍戦で連勝した。今日もそんなに球が速くなったということはないけれど、球のキレが良くなった。もともと早川は勝てる投手で全て揃っているので、この位のキレがあれば、また太田と抱き合うことがあるのでは」と早川の状態の良さを称賛した。
谷繫元信氏は「前回太田捕手だけが代えられた。それもありつつ、今回も(二人が)ヒーローなのに笑顔がなかった」と指摘すると、仁志敏久氏は「早川は真面目なので、前回の反省を生かしている感じだった」と心の内を慮った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月04日 07:10
オリックスの安達は1日のロッテ戦でパ・ワースト記録の1イニング3失策
どん底だったオリックス・安達了一内野手は、中嶋聡監督の優しさに触れた。3日、日本ハム戦(京セラドーム)の試合前練習では、一塁ベンチ前で指揮官とキャッチボールする見慣れない光景。「監督は優しい。心遣いが嬉しかった。切り替えてやるしかない」と、前を向く“きっかけ”を作ってくれたことに感謝した。
悪夢が起きたのは1日のロッテ戦(ほっと神戸)だった。2点リードの9回。守備固めで二塁に入った安達が、まさかのパ・リーグワースト記録となる1イニング3失策。このエラーが響き、一挙5点を奪われ大逆転負けを喫した。
名手が犯したまさかの3失策。球場はため息に包まれ、チームも連敗を止めることができなかった。「あんな姿をファンの皆さんに見せたくなかった。悔しいし、恥ずかしい」。自責の念に駆られ、気持ちも底に落ちた。普段はSNSを見てリラックスすることもあるが「今は怖くて見たくない」と、スマホを閉じたという。
地獄を見た試合から1日の休養を挟み、ゴールデンウィーク初日の京セラドームには3万6146人の観客が詰めかけた。批判の声も覚悟したが、ファンの反応は想像とは違うものだった。
「アップ中に『頑張れ、応援してるぞ!』とたくさん言葉をもらって。ありがたいですよね。本当に泣きそうなった。でも、その言葉に甘えていたらいけない。ここからの姿をファンの方は見ている。信頼を取り戻さないといけない」
試合直前には再び中嶋監督の計らいがあった。ベンチでの円陣では「安達さん」と指名を受け、輪の中心に入ると「ここ(グラウンド)に立つ以上、自信持ってやりましょう! 俺か!」と絶叫。自らにも言い聞かすように、ナインを鼓舞した。
試合は0-3で敗れ4連敗を喫したが、ベテランの心は燃え上がっている。「自分が流れを変えてしまった。自信を取り戻すためには(練習を)やらなアカンっす。ここからやっていかないといけない。下を向いている暇はないんで」。がむしゃらに白球を追い、名手復活へ。背番号「3」はここから這い上がって見せる。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
2024年05月04日 07:05
真美子夫人の手を握って階段を降りる大谷翔平
ドジャースの大谷翔平投手と真美子夫人は2日(日本時間3日)、本拠地で開催されたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に参加した。共に黒色コーディネートで仲睦まじい姿を披露したが、階段を降りる際の大谷の気遣いにファンは注目。「手を握ってる」「絵になりすぎる」と声をあげている。
大谷はブランドアンバサダーを務める「BOSS」のオーバーサイズのスーツを着用。真美子さんは袖がシースルーになったジャケットとパンツでドレスアップしてブルーカーペットに姿を見せた。
写真撮影などを終えた後、2人はステージに登場してから席に着いたが、階段を降りる際の行動に注目が集まった。大谷が先に降りる形で左手を差し出すと、真美子さんが右手を出し、手を握り合う形で歩を進めた。
大谷のスマートな振る舞いにファンは反応。「最高」「エスコートが素敵すぎます」「スマートですね」「思いやりが滲みます」とコメントが並んだ。美男美女夫妻の所作に、ファンは感銘を受けていた。(Full-Count編集部)