2024年04月24日 15:44
「町田のほうが相当な準備をしてきた」 FC町田ゼルビアがFC東京を破った試合(4月21日に味の素スタジアムで開催)の後、FC東京の小泉慶はそう言った。この言葉がとても印象深くて、改めて黒田監督(町田の指揮官)のコメントを振り返ると、“周到な準備”が見えてきた。 「デザインしたセットプレーから得点が取れた」 「高さのある選手を上手く起用しながら優位性を持つ。実際、セカンドボールを拾えていて、相手にとって嫌な攻撃になったと思います」 「耐える時間は多くなるだろうし、放り込まれる時間帯もある。耐えに耐え、苦しみに苦しみ抜くことを覚悟して臨む試合になると伝えていました」 FC東京戦に限らず、その先を見据えた黒田監督の采配は、CBのチャン・ミンギュ(今季J1の8節までフル出場)を外して昌子源を先発起用した点から窺える。 「キャンプの時からイボ(ドレシェヴィッチ)と(昌子)源のコンビが落ち着いていて良かったですが、開幕前に昌子が怪我をしてその穴をチャン・ミンギュが埋める形になりました。ただ、3番手になった昌子も腐らず、しっかりとチームを盛り上げ、陰で支えてくれました。 外国籍枠の問題、エリキが(怪我から)戻ってくるこの先のことを考えると、昌子をチームにフィットさせないといけない。いろんなことを考えて、今回のメンバーを組みました。これで勝利できれば自信にもなりますし、目処が立つ。その意味で、今後に繋がる白星だと考えています」 FC東京戦で右サイドバックにスピード豊かな望月ヘンリー海輝を抜擢したのも理由がある。 「今日は相手の両ワイドが非常に速い選手でしたから、そこへの対応、または空中戦で負けないと。彼を中のターゲットにすることでロングスローも活きると。一か八かというよりも、準備の中でやれるという確信を得たので起用しました」 そして出場停止の柴戸海に代わり宇野禅斗を今季リーグ戦で初出場させたのにももちろん理由がある。 「多少なりとも不安はあって、それと背中合わせでの起用でした。宇野禅斗はどちらかと言えばボールを奪取するキャラクターで、危機察知力に長けた選手。ボールを刈り取る力と嗅覚は他の選手よりも抜けている。今日はその宇野を起用してピンチの芽をしっかりと摘み取ると、その意味で90分間奮闘してくれました」 用意周到、ディテールにまでこだわった黒田監督の辣腕。今季J1の9試合を終えて首位にいる戦いぶりはフロックではない。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長) 【PHOTO】勝利を呼び込む大声援!飛田給に町田ゼルビアサポーターの声援が響き渡る!(Part1)
2024年05月06日 16:48
5月6日に開催されたJ1第12節で、首位の町田は17位の京都と敵地で対戦。3−0で完勝を収めた。
22分にオ・セフンがヘッドで先制点を奪うと、64分にナ・サンホが鋭い切り返しから左足シュートを叩き込み、75分にはミッチェル・デュークがFKのこぼれ球を押し込んだ。
先制弾のオ・セフンは、これで2戦連発。試合後のフラッシュインタビューで、「準備の段階で謙虚に自分と向き合ってやった結果、連続ゴールが生まれたと思っています」と振り返る。
好調をキープするが、慢心はない。
「まだまだ自分自身、不足している部分だったり、まだまだやれる部分があると思っているので、そういう部分をやっていくだけです」
【動画】韓国コンビが躍動! オ・セフンのヘッド弾&ナ・サンホの絶妙弾
連勝を飾った町田は首位を堅持。J1初挑戦ながら旋風を巻き起こすチームにおいて、オ・セフンは現状に満足していない。
「正直、今の1位というのは、何も成し遂げていないですし、意味がないもの。本当に、最後に1位で終われるようにしっかり頑張っていきたい」
次節は11日に湘南のホームに乗り込む。今季二度目の3連勝なるか。オ・セフンの3戦連発にも注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 16:45
現地の解説者も称賛した。
遠藤航が所属するリバプールは現地5月5日に開催されたプレミアリーグの第36節で、トッテナムとホームに迎え、4−2で勝利を収めた。
モハメド・サラーのヘッド弾で16分に先制したリバプールは、その後も得点を重ね、60分までに4点をリードする。
しかし、64分にアンカーの遠藤と左SBのアンドリュー・ロバートソンに代えて、ステファン・バイチェティッチとジョー・ゴメスを投入すると流れが変わり、そこから2失点。最後はばたつく結果となった。
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
その日本代表MFを称えたのが、元イングランド代表FWのディオン・ダブリン氏だ。英メディア『THE BOOT ROOM』によれば、英公共放送『BBC』のラジオで、「エンドウは本当に並外れていた」と称えている。
「彼は全く動いていない。彼はマカリステルと(ハービー・)エリオットにやりたいことをやらせ、とても規律正しく中盤をまとめた」
マンチェスター・ユナイテッドやアストン・ビラなどでプレーした同氏は、「それが私にとっての違いだった。5人か6人の前の選手にやるべきことをやらせて、ボールを失っても良い状態でいられるんだ」と賛辞を続けた。
遠藤がいるからこそ、チームが機能する。そのプレーぶりに拍手を送った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 16:24
23-24イタリア・セリエAは5日、第35節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1‐1でASローマ(AS Roma)と引き分けた。
序盤、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)に先制点を許したユベントスだったが、ブレーメル(Gleison Bremer Silva Nascimento)が31分に同点弾を決めた。
3位につけるユベントスは、ここ14試合でわずか2勝にとどまっているものの、6位アタランタ(Atalanta)には勝ち点9差をつけており、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得に前進している。
アタランタは2試合消化が少なく、6日にはUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)戦を控えており、この試合に勝利すればローマを抜いて5位に浮上することになる。
一方、2位のACミラン(AC Milan)は3‐3でジェノア(Genoa CFC)とドロー。失望のシーズンが終盤を迎える中、サポーターから沈黙という仕打ちを受けた。
サポーターたちはクラブの改善を要求する横断幕を広げると、ウルトラス(過激なサポーター)は終始沈黙して抗議。チームは、75分のオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のゴールで一時3‐2と勝ち越したが、その後87分にマリック・ティアウ(Malick Thiaw)がオウンゴールを献上した。
ミランは欧州チャンピオンズリーグ出場権をほぼ手中に収めているが、サポーターの不満は地元のライバルで今季優勝を飾ったインテル(Inter Milan)に勝ち点18差をつけられていることにある。
またヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)では同じセリエAのローマに敗れて大会から姿を消しており、約5年指揮を執ったステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はシーズン終了後の解任が見込まれている。
指揮官は試合後、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「ファンがあの形の抗議を選んだのだから尊重しなければならない。この数年、ファンは常に非常に貴重な存在であり、あの抗議のやり方は彼らなりの理由があるのだろう」と述べた。
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2024年05月06日 16:03
川崎フロンターレは5月6日、J1第12節でアビスパ福岡と敵地で対戦。
2024年05月06日 16:02
今季無敗を継続しているレヴァークーゼンの無敗記録が、欧州最多記録に並んだ。5日、大手メディア『ESPN』が伝えている。
ブンデスリーガ第32節が5日に行われ、レヴァークーゼンはフランクフルトと対戦。12分にグラニト・ジャカのゴールで先制すると、32分に同点弾を許したものの、44分にパトリック・シックのゴールで勝ち越した。さらに後半にはエセキエル・パラシオス、ジェレミー・フリンポン、ヴィクター・ボニフェイスが追加点を奪い、5−1で快勝した。
この結果、レヴァークーゼンの今季公式戦無敗記録は「48」に到達。これは59年前にベンフィカが打ち立てた記録に並び、欧州最多タイ記録になったという。なお、9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・準決勝セカンドレグのローマ戦に敗れなければ新記録樹立となる。
また、データサイト『OPTA』によると、フランクフルト戦で5得点を決めたことでレヴァークーゼンは今季ブンデスリーガでの得点数が「82」となり、これは同クラブにとって1部リーグでのクラブ新記録になったようだ。
レヴァークーゼンは今季リーグ戦残り2試合となっているほか、カイザースラウテルンとのDFBポカール決勝やELでの戦いを残しているが、果たして公式戦無敗でシーズンを戦い終えることはできるのだろうか。
【ハイライト動画】フランクフルトvsレヴァークーゼン
2024年05月06日 15:59
2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、京都サンガF.C.とFC町田ゼルビアが対戦した。
17位京都が首位町田を『サンガスタジアム by KYOCERA』に迎えての一戦。先に決定機を作ったのはホームの京都だった。4分、ペナルティエリア右で相手をはがした一美和成が右足を振り抜いたものの、強烈なシュートはクロスバーに嫌われた。
試合の均衡が破れたのは22分、町田が先制に成功する。相手のパスを中盤でカットしてカウンターを展開。ペナルティエリア左から荒木駿太が折り返し、ゴール前で反応したオ・セフンがヘディングシュートを叩き込んだ。
1点リードで折り返した町田は、63分に追加点のチャンスが訪れる。コーナーキックのこぼれ球に反応した仙頭啓矢がペナルティエリア中央から弾丸シュートを繰り出したものの、相手GKク・ソンユンに触られたボールはクロスバーを叩いて得点には至らなかった。
町田は64分にリードを広げる。ロングボールに抜け出したナ・サンホが右から中央へと切れ込み、さらにゴール前での鋭い切り返しから右足一閃。ゴール左下へ突き刺した。
75分、町田がダメ押しの3点目を獲得する。フリーキックのこぼれ球をゴール前で回収したミッチェル・デュークが、落ち着いてゴール右下へと流し込んだ。デュークは清水エスパルス時代の2017年以来、J1リーグで7年ぶりに得点を記録した。
試合はこのまま終了し、最後まで京都を寄せ付けなかった町田が3−0で快勝した。京都は2連敗、町田は2連勝となった。次節は11日に行われ、京都はホームでアビスパ福岡と、町田は敵地で湘南ベルマーレと対戦する。
【スコア】
京都サンガF.C. 0−3 FC町田ゼルビア
【得点者】
0−1 22分 オ・セフン(町田)
0−2 64分 ナ・サンホ(町田)
0−3 75分 ミッチェル・デューク(町田)
【ゴール動画】町田FWオ・セフンが今季5点目! デュークは初得点
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ウルトラセフン🚀
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荒木が難しい体勢からクロス
オ セフンが中でヘディングシュート🔥
アウェイ町田が先制!
🏆明治安田J1第12節
🆚京都×町田
📺 #DAZN ライブ配信中#京都町田 pic.twitter.com/3xNDZvtR1J— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 6, 2024
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Welcome Back デューク🙌
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ミッチェル デュークが
FKのこぼれ球に反応しゴール!
デュークの今シーズン初ゴール
そしてJ1で7年ぶりとなる
ゴールで京都をさらに突き放す!
🏆明治安田J1第12節
🆚京都×町田
📺 #DAZN ライブ配信中#京都町田 pic.twitter.com/K2At8hsR9k— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 6, 2024
2024年05月06日 15:49
23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は5日、第32節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は5-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に大勝し、シーズン無敗を48試合に伸ばした。
イエローカードの累積により、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督がスタンドから試合を見守ったレバークーゼンだが、この日も見事なプレーでグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)、パトリック・シック(Patrik Schick)、ジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)がゴールを奪取。さらにエセキエル・パラシオス(Exequiel Palacios)とビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)がPKを決めた。
ジャカはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「僕らは試合を支配していた」と誇り、「無敗を続けたかったし、その目的をまた達成できた。特別な偉業へ本当に近づいている」とコメントした。
9日にASローマ(AS Roma)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は準決勝第2戦が待っているため、21歳になったばかりのチームの柱フロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)はベンチにも入らなかったが、攻撃力に影響はまったくなかった。
公式戦48試合無敗のレバークーゼンは、リーグ戦残り2試合で黒星を避ければ、ブンデスリーガ史上初となるシーズン無敗を達成する。アロンソ監督は試合後、「それがわれわれにとっての挑戦だ」と話し、「大きな挑戦だ。残りわずか2試合で達成できれば、ほぼ完璧になる。われわれはそれを目指していく」と意気込んだ。
ヨーロッパリーグでは2-0で第1戦に先勝。ドイツカップ(German Cup 2023-24)でも決勝に進出しており、チームは驚異の3冠の可能性を残している。
他会場ではウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が3-4でVfLボーフム(VfL Bochum)に敗れ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場からわずか数か月で降格する可能性が生じている。
同日、プレーオフにまわる16位マインツ05(Mainz 05)が1-1でハイデンハイム(1. FC Heidenheim)と引き分けて勝ち点1を積み上げたため、15位ウニオンとの勝ち点差は残り2試合でわずかに1ポイントとなっている。
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2024年05月06日 15:45
世界的スポーツブランドであるNikeの広告塔として起用されてきたポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド。
2024年05月06日 15:38
ガンバ大阪は5月6日、J1第12節でセレッソ大阪とホームで対戦。1−0で競り勝った。
伝統の大阪ダービーでの白星は、2019年以来、実に5年ぶり。勝利の立役者は、この日が32回目の誕生日&J1通算250試合出場の宇佐美貴史だ。
28分、敵陣で相手のパスミスを拾うと、軽やかなタッチでシュート体勢に入り、右足を一閃。鋭い一撃をニアにぶち込んだ。
【動画】宇佐美貴史のスーパーショット
得点後にはカメラに向かって胸のエンブレムを叩き、右手の指をすべて立てて「5」のポーズ。試合後のフラッシュインタビューで「三浦(弦太)選手へのメッセージでしょうか?」と問われると、ガンバのキャプテンは「そうですね」と応じ、先日に右膝の負傷が発表され、戦列を離れているチームメイトへの想いを語った。
「本当は、このあいだの福岡戦で勝って、弦太を安心させることができれば良かったんですけど、それが達成できなかったので、なんとしても今日、全員で勝って、弦太のためにも勝利を届けるっていうのは、全員で約束をしていたので。本当に、彼に勝利を届けられて良かったです」
そう語る宇佐美のもとに三浦が駆け寄り、「貴史、ありがとう!」と感謝を伝え、2人は熱い抱擁を交わす。5番を背負うDFはマイクを掴んで「おめでとう! 貴史、おめでとう!」とも。
また1つ歳を重ねたアタッカーは、「16(歳)の終わりからプロをやっていて、だいたい半分ぐらいに来て、いろんな姿をみなさんに見せてきたと思っています」と殊勝に語る。そして「後ほど、ゴール裏でバースデーソング、歌ってください!」と叫ぶと、会場から大きな歓声があがった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 15:35
ファンからも疑問の声が上がった。
遠藤航を擁するリバプールは現地5月5日に開催されたプレミアリーグの第36節で、トッテナムとホームで対戦。4−2で勝利し、優勝の可能性をわずかに残した。
遠藤がアンカーで先発したリバプールはモハメド・サラーが16分に先制点を奪うと、44分にアンドリュー・ロバートソン、50分にコディ・ガクポ、60分にハービー・エリオットが加点。楽勝ムードが漂う。
だが、64分に遠藤とロバートソンを下げて、19歳のステファン・バイチェティッチとジョー・ゴメスを送り出すと状況が一変。73分に1点を返されると、75分にアレクシス・マカリステルも交代させたこともあってスパーズに押し込まれ、77分にもソン・フンミンにゴールを許した。
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
この展開にファンからは、「遠藤もどせ」「遠藤欲しすぎる」「もどってこい」「代えるから」「中盤ボコボコ」「遠藤マッカ代えてからボロボロ」「いないとダメやん」「下げたのやばかったかな」「遠藤の大切さが分かる」「遠藤のありがたみ」「遠藤の偉大さをリバプールが証明してるの笑う」といった声が上がった。
日本代表MFの重要性が改めて明らかになった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 15:08
2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、東京ヴェルディとジュビロ磐田が対戦した。
今季ホーム初白星を目指す東京Vが、3戦負けなしの磐田を『味の素スタジアム』に迎えての昇格組対決。お互いに決定機があったなか、試合の均衡が破れたのは35分、東京Vが先制に成功する。相手のハンドでPKを獲得し、キッカーを務めた染野唯月が相手GKの逆を突いてゴール左下へ流し込んだ。
東京Vは43分、木村勇大がコーナーキックのこぼれ球を押し込んでリードを広げ、2−0で折り返す。
55分、磐田が1点を返す。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを展開。左サイドから古川陽介が折り返したボールは相手にクリアされるが、ゴール前でルーズボールを回収したマテウス・ペイショットが押し込んだ。
磐田は66分、右からブルーノ・ジョゼが送ったクロスにジャーメイン良が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。ジャーメインは今季得点数を「11」に伸ばした。
そして81分、今度は東京Vのハンドで磐田がPKを獲得。キッカーを務めたジャーメインはゴール左下を狙ったものの、枠を捉えることができず、逆転とはならなかった。
すると86分、ハーフウェーライン付近で木村に入れ替わられるのを阻止した磐田のリカルド・グラッサがDOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発退場。アウェイチームは残り時間を数的不利で戦うことになった。
すると後半アディショナルタイム9分、東京Vが勝ち越しに成功する。森田晃樹のスルーパスに抜け出した木村がペナルティエリア左、角度のないところから相手GKのニアを撃ち抜いてゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了。東京Vは今季ホーム初白星、磐田は4試合ぶりの黒星となった。なお、東京VがJ1リーグで2連勝を飾ったのは、2008年5月6日以来、ちょうど16年ぶりとなる。次節、東京Vは12日に敵地で鹿島アントラーズと、磐田は11日にホームでサガン鳥栖と対戦する。
【スコア】
東京ヴェルディ 3−2 ジュビロ磐田
【得点者】
1−0 35分 染野唯月(東京V)
2−0 43分 木村勇大(東京V)
2−1 55分 マテウス・ペイショット(磐田)
2−2 66分 ジャーメイン良(磐田)
3−2 90+9分 木村勇大(東京V)
【ゴール動画】東京V・木村勇大、後半ATの劇的決勝弾!
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歓喜の味スタ‼️
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木村勇大が狭いニアを破った
後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴール🙌🙌
🏆明治安田J1リーグ第12節
🆚東京V×磐田
📱LIVE on #DAZN pic.twitter.com/mfBCcTGQ9x— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 6, 2024
2024年05月06日 15:02
2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、ガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦した。
2024年05月06日 14:59
1978年のサッカーW杯(1978 World Cup)でアルゼンチン代表を初優勝に導き、「最大級の喜び」と表される偉業を達成した指導者のセサール・ルイス・メノッティ(Cesar Luis Menotti)氏が、85歳で死去した。アルゼンチンサッカー協会(AFA)が5日に発表した。
メノッティ氏は37年に及ぶ指導者キャリアで11クラブの監督を務め、中には2回以上率いたクラブもある。代表ではアルゼンチンとメキシコを指揮した。
人々の記憶に最も残っているのは、母国開催となった1978年のW杯アルゼンチン大会優勝で、当時は抑圧的な軍事政権に支配されていた同国にトロフィーをもたらした。
決勝では延長戦の末に3-1でオランダを撃破。W杯出場を拒否したヨハン・クライフ(Johan Cruyff)を欠くオランダに対し、大会最優秀選手(MVP)に輝いたマリオ・ケンペス(Mario Kempes)が2ゴールを挙げた。一方でメノッティ氏は、前年に代表デビューを果たしていた当時17歳のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)をメンバーに選出しなかった。
メノッティ氏死去の知らせを受け、アルゼンチンのハビエル・ミレイ(Javier Milei)大統領はX(旧ツイッター)に「わが国最大級の喜びをもたらしたチームリーダーの旅立ちは痛恨だ」と書き込んだ。
メノッティ氏は、メキシコでも好意的に記憶されている。代表は1991年から1992年、クラブチームは2006年から2007年にかけてECプエブラ(El Club Puebla)とテコス(El Tecos FC)を率い、これが監督としての最後の仕事になった。
スペイン1部リーグの強豪FCバルセロナ(FC Barcelona)も1983年から1984年に指揮し、国王杯(Copa del Rey)とスーパーカップ(Spanish Super Cup)のタイトルを獲得した。
バルセロナもメノッティ氏の死を悼み、「当クラブの元監督であるセサール・ルイス・メノッティの死を受け、哀悼の意を示したい。安らかに」と記した。
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2024年05月06日 14:59
FC東京に所属するU-23日本代表MF荒木遼太郎が5月6日、自身のインスタグラムで帰国を報告した。
荒木は、現地3日に行なわれたU-23アジアカップの決勝・ウズベキスタン戦(1−0)で、62分から途中出場。76分にはアクシデント。相手GKと激しく激突し、顔面を地面に強く打ちつけてしまう。
それでもプレーを再開し、90+1分には山田楓喜の決勝点をアシスト。だが90+13分にピッチに倒れ込み、担架で運び出されていた。試合後の表彰式も欠席していた。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
状態が心配されるなか、日本サッカー協会は荒木が症状の改善を確認後に帰国したと発表していた。
大事に至らなかった荒木は、自身のインスタグラムのストーリーで、「無事着きました。元気です」と綴り、山田大樹との2ショットを公開した。
同大会で5試合に出場し、1得点を挙げるなど、アジア制覇と8大会連続のオリンピック出場に貢献したアタッカーが無事を伝えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 14:57
2024明治安田J1リーグ第12節が6日に行われ、ヴィッセル神戸とアルビレックス新潟が対戦した。
前節2位に浮上した神戸が、『ノエビアスタジアム神戸』に15位新潟を迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは15分、神戸が先制に成功する。右サイドの深い位置から飯野七聖がクロスを送り、ゴール前の佐々木大樹が頭で合わせて押し込んだ。
25分、神戸が追加点を獲得する。初瀬亮の右コーナーキックにダイビングヘッドで合わせた菊池流帆のシュートは、ジェアン・パトリッキに当たってディフレクト。宮代大聖がこぼれ球にいち早く反応してゴールネットを揺らした。
2点ビハインドで折り返した新潟は、51分に1点を返す。左サイドの深い位置でパスを受けた長谷川元希が相手を引きつけてからグラウンダーで折り返し、ボックス中央に飛び込んだ藤原奏哉が合わせて押し込んだ。それでも55分、新潟DF遠藤凌のクリアミスがゴールに吸い込まれ、神戸が再びリードを広げる。
76分、新潟がコーナーキックの流れから再び1点差に詰め寄る。ペナルティエリア右でルーズボールに反応した舞行龍ジェームズが頭で折り返し、ゴール前の遠藤がヘディングシュートを叩き込んだ。
4点目が欲しい神戸は86分、ゴール前のこぼれ球に反応した井手口陽介が強烈なシュートを放ったものの、相手GK小島亨介のファインセーブに阻まれた。一方の新潟は90分、浮き球に抜け出した鈴木孝司が頭で折り返し、ボックス中央に飛び込んだ長倉幹樹が合わせてゴールネットを揺らす。しかし、鈴木のオフサイドで得点は認められなかった。
試合はこのまま終了し、神戸は2連勝、新潟は2試合ぶりの黒星となった。次節は11日に行われ、神戸は敵地でセレッソ大阪と、新潟はホームで浦和レッズと対戦する。
【スコア】
ヴィッセル神戸 3−2 アルビレックス新潟
【得点者】
1−0 15分 佐々木大樹(神戸)
2−0 25分 宮代大聖(神戸)
2−1 51分 藤原奏哉(新潟)
3−1 55分 オウンゴール(神戸)
3−2 76分 遠藤凌(新潟)
【ゴール動画】神戸・宮代大聖が抜群の嗅覚で追加点!
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抜群の嗅覚👏👏
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CKからゴール前の混戦で
こぼれ球を最後は宮代が蹴り込んだ!
チーム内最多得点となる
今シーズン5ゴール目✨
これにはベンチの武藤もにっこり😊
🏆明治安田J1第12節
🆚神戸×新潟
📺 #DAZN ライブ配信中#神戸新潟 pic.twitter.com/xSJvQPBBQ0— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 6, 2024