2024年04月24日 22:21
鉄人小橋建太(57)が24日、自身のプロデュース興行第9弾「Fortune Dream 9」(6月12日、後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。 自身の「X」(旧ツイッター)でライブ配信を実施した小橋は、ボードを手に「納谷幸男&関本大介&丸藤正道対KANON&火野裕士&鈴木みのる」の一戦を公表した。 小橋は「鈴木選手と丸藤選手はGHCタッグチャンプで、その後、鈴木軍がノアとやりあって。それ以降、対戦していないと思うので見たいな、やったら面白いなと思った」と両チームの大将格について説明。 「脇を固める選手、関本と火野は『Fortune Dream 1』でやっているのでその対決も見たい。納谷、KANONは初対戦。KANONは前から体もいいし、期待をしていた。納谷は最近実力が急上昇している」と、それぞれに注目していたことを明かした。 このカードには「Rampage(大暴れ) Dream」のタイトルが付けられている。小橋は「大暴れ間違いないでしょう。誰と誰が当たっても面白い試合になると思う。見ているみなさまも油断できない。期待しています」と力を込めた。
2024年05月06日 18:50
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、新日本プロレスの高橋ヒロム(34)が石川県能登半島での無料興行開催を提案した。
昨年6月の両国大会以来4回目の開催となったATには、連盟に加盟する新日本、ノア、DDT、ドラゴンゲート、大日本プロレス、スターダムの6団体が参加。第5試合では各団体のジュニア戦士が集結した。ヒロムはドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ(ともにノア)、勝俣瞬馬(DDT)、YAMATO(ドラゴンゲート)と組み、エル・デスぺラード(新日本)、HAYATA、ニンジャ・マック(ともにノア)、MAO(DDT)、箕浦康太(ドラゴンゲート)組と対決した。
目元を黒く塗ったヒロムは、YAMATOとダブルのショルダータックルをニンジャを決めるなど、連係を披露。さらには2人でニンジャ・スペシャルも阻止して大ブーイングを浴びた。
超ハイレベルな目まぐるしい攻防が続く中、ヒロムはYAMATOとの連係でヒロムちゃんボンバーを狙う。ところがこれが誤爆してしまうと、そのままYAMATOが箕浦にバベルギアで押さえ込まれ、チームは敗戦を喫した。
バックステージではヒロムとYAMATOと勝俣が登場した。YAMATOから責任を追及されたヒロムは「俺は悪くねえだろ! 弟のせいだって。ヒロムちゃんボンバー当たったら砕けてただろ」と弁明。YAMATOが「お前らのせいで、コントみたいになっちまったじゃねえか!」と憤ると勝俣が「熱波WER!!が足りてないから今日負けたんです。各々のリングで頑張って、またここで集まって熱波WER!!しましょう」となだめ、最後は3人での「熱波WER!!」で締めくくった。
一方で今大会は能登半島復興支援チャリティー大会として行われた。一人バックステージに残ったヒロムは「チャリティー、いいよ! AT、いいよ! 言葉の響きは素晴らしい。でも、やっぱり能登の皆さんの前で試合を見せたいよね。能登で無料興行とか無料ATとかやって、力を与えたいじゃないですか。今は俺たちレスラーがお客さんから力をもらってばっかりですよ。それを返さないと! 能登の前で、あの場所で俺はちゃんとやりたいな」と、被災地でのAT開催を熱望した。
そもそも最初のATは2011年8月に東日本大震災復興支援チャリティー大会として開催され、第2回大会(12年2月)には被災地の宮城・仙台で開催された。過去の流れを見れば、能登大会開催は必然にも見える。ヒロムが提案した被災地での興行は果たして実現するのか――。
2024年05月06日 18:43
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、東京・日本武道館)で、ノアの拳王(39)が新日本プロレスの若手を一蹴した。
第2試合で行われた藤田晃生(21)とのシングルマッチでは、入場時にドロップキックで奇襲を仕掛けられ、さらにはノータッチトペ・コンヒーロの餌食に。だが、経験値で上回る拳王は落ち着いていた。
ミドルキックで場外へ落とし、ボディースラムからのサッカーボールキックでたたみかける。リングに戻っても「もっと来い!」と胸を突き出して若武者のチョップを真正面から受けると、ミドルキック一発で吹っ飛ばした。
藤田からレッグラリアート、フライングニールキックで反撃されても、輪廻(後方回転延髄斬り)でペースを譲らない。最後はハイキックからのPFS(ダイビングフットスタンプ)で格の差を見せつけた。
差し出した握手を張り手で拒否された拳王は「藤田、お前面倒くさいんだよ」と自分のことを棚に上げて言いつつも「そのぐらいのキャリアでよく俺に食らいついてきた。そこは認めてやる。何か一つ、光るもんを持ってるよ」と対戦相手をたたえた。
さらに「ノアの若手たち、藤田みたいにかみついてこいよ。そうしないと面白くならないだろ。ノアのヤングボーイたち、藤田を見習え!」と呼びかける。もちろん新日本への対抗心も再燃した様子で「藤田、新日本プロレス、あぐらをかいて見てるんじゃねえぞ。いつかはテメーらを追い越してやる」と眼光を鋭くした。
2024年05月06日 18:11
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
ボクシングでは34年ぶりの東京ドーム興行が開催され、4大世界戦の第1戦として行われた日本人対決となったWBA世界フライ級王座戦は、王者ユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=が同級3位の挑戦者、桑原拓(29)=大橋=に判定3−0で勝利し、初防衛に成功した。通算成績は20勝(11KO)2敗1分けとなった。東京ドームでの世界王座防衛は1988年3月のマイク・タイソン以来。井上尚弥の前座の世界戦で、阿久井が36年ぶりの栄誉ある王座防衛を果たした。
開始のゴングから阿久井はじわじわと前へ、桑原は左右に足を使うスタイルで始まった。1回は探り合いの中で、互いのカウンターが数発決まる立ち上がり。ただ、2回から阿久井は持ち味の前進する姿勢が強くなり、中盤には有効的なジャブやガードの隙を見逃さないボディーに、桑原が反応できない場面が目立つようになった。守りも堅く、クリーンヒットは打たせない。互いにダウンはなかったが、阿久井は終盤まで主導権を譲らなかった。最終12回の始まる前には異例となる抱き合う場面もあった。
2021年7月の日本フライ級タイトルマッチでKO勝ちを収めて以来、2年10カ月ぶりの再戦。戦前の公開練習では「スピードがすごいあった印象だが、最近はパワーも加わって一発で倒している試合もある」とパワーアップに警戒を寄せた桑原を寄せつけなかった。試合後、リング上の勝利インタビューでは「久々の対決で強くなっていた。素直に。1Rに聞いたパンチもあって危なかった。だけど、きょうは僕の日でした」と振り返った。
1月のダラキアン戦で勝利し、岡山のジムでは初となる世界王座奪取に成功した“岡山の星”。「岡山の応援者の方も東京ドームに応援に来て下さってありがとうございました。また次も頑張ります」と地元の期待に応えるべく、この先もベルトを守っていく。
2024年05月06日 17:40
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、棚橋弘至(47=新日本)、高木三四郎(54=DDT)、丸藤正道(44=ノア)組が新日本の極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」によって拷問の館に引きずり込まれた。
2024年05月06日 17:38
お騒がせ女子プロレスラーことウナギ・サヤカが、ゴールデンウイーク最終日となった6日の「エボリューション」東京・新木場1stRING大会に電撃登場した。
メインのChiChi対桃野美桜が終わった直後だ。ウナギが花道から登場すると、会場がざわつき始める。4月に行われたエボリューション参戦を争う公開オーディションで不合格となり、この日の出場メンバーに入っていなかったからだ。
さっそく試合を見守っていた諏訪魔プロデューサーに歩み寄り、強烈な張り手を一閃。オーディションを落選させた張本人だからだ。さらに、ずかずかとリングに上がり「エボリューション女子、そして諏訪魔、オーディション落としたくらいで、もう来ないと思ったか? この1年間で約15団体を股にかけたウナギ・サヤカ、こんなところであきらめるわけねえだろ」とふてぶてしい表情でマイクを握った。
会場は「帰れ!」という罵声とブーイングに包まれるが、お構いなしだ。気を取り直して「一つ提案したいことがございます」と切り出し、「このよくわからないオジさんをプロデューサーにするより、これからみんながビビる玉を隠し持ってるウナギ・サヤカの方がいいんじゃない?」と改めてプロデューサー交代を訴えた。
土足でリングに上がられ、言われたい放題のエボリューションも黙っていない。ChiChiは「オーディションにも受からなかったウナギ・サヤカがプロデューサーになりたいだって? ふざけんなよ。諏訪魔さんに下品なケンカの売り方をするやつ、この私で十分なんだよ!」と応戦。ウナギも「お前を査定してやるよ」と応じ、5月22日新木場大会で2人の対戦が決定的となった。
すっかりエボリューションの選手、ファンを敵にまわしたウナギは、ここから本格侵攻できるのか。
2024年05月06日 17:38
◆日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)
日本プロレスリング連盟(UJPW)は6日、日本武道館で発足記念大会「ALL TOGETHER」を開催した。
「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体によるUJPWの設立を記念した大会。今大会には新日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダムが参戦する。能登半島の復興を支援するチャリティー大会として行われ、興行収益の一部を石川県へ寄付する。
第2試合でノアの拳王が新日本のデビュー2年目となる“ヤングライオン”藤田晃生と対戦。拳王は、藤田の蹴り技、ジャーマンスープレックスで追い込まれたが右ハイキックでダウンを奪うと、最後は9分44秒、P.F.Sで勝利した。
試合後に握手を求めた拳王に藤田は張り手で返した。バックステージで藤田は「もう1回やりたい。このままで終わらさねぇぞ!拳王!強くなるから楽しみにしておけ!」と絶叫した。
拳王は、試合後に張り手を浴びせた藤田へ「面倒くせぇんだよ!」と切り捨てたが「何かひとつ光るモノ持ってるじゃねぇか」と評価した。続けて「ノアの若手たち聞いておけ!藤田みたいにかみついてこいよ。そうしないとプロレスまったく面白くならねぇだろ?藤田を見習え!今日は、俺があれぐらい食らいつく若者がいるってことをノアに持ち帰ってやるよ」とノアの若手に喝を入れた。
そして新日本へ「あぐらをかいて見ているんじゃねぇぞ。いつかお前らを追い越してやる」と宣戦布告していた。
2024年05月06日 17:25
◆日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)
日本プロレスリング連盟(UJPW)は6日、日本武道館で発足記念大会「ALL TOGETHER」を開催した。
「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体によるUJPWの設立を記念した大会。今大会には新日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダムが参戦する。能登半島の復興を支援するチャリティ大会として行われ興行収益の一部を石川県へ寄付する。
第1試合で新日本の棚橋弘至社長、サイバーファイトの高木三四郎社長、同社の丸藤正道副社長がトリオを結成し、「H.O.T」のEVIL、成田蓮、高橋裕二郎と対戦した。
試合は、「H.O.T」の金丸義信、SHOが乱入し棚橋が孤立。最後は8分50秒、EVILがEVILで棚橋を沈め、「H.O.T」が勝利した。
バックステージで棚橋は「悔しい…」とかみしめ「またやりましょう。俺はこのままじゃ終われないですね」と高木、丸藤に呼びかけた。
これに丸藤は「こっちもセコンドつけましょう」と応じ「金丸だけは許さんぞ」と繰り返し、棚橋は「社長トリオでオープニングマッチを飾れなかったのは悔しいけど、ALL TOGETHERを開催できたことはうれしいことだから今後とも展開は社長目線でやりましょう」と団体間の連携強化を呼びかけていた。
2024年05月06日 16:47
「ボクシング・スーパーバンタム級8回戦」(6日、東京ドーム)
ボクシングでは34年ぶりの東京ドーム興行が開催され、記念すべき最初の勝利をTJ・ドヘニー(アイルランド)が飾った。
2024年05月06日 15:26
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
“怪物”対“悪童”の注目の一戦に、東京ドーム周辺はすでに熱が高まっている。井上尚弥−ルイス・ネリの世界戦を開始前に、開場前から多くのファンが詰めかけた。
ゴールデンウイーク最後とあって尚弥ファンが全国各地から集まった。「中学生時代から井上尚弥が好きになった」という20代男性は、兵庫県伊丹市出身。4月からの新社会人で、「初任給が入ったんで」とこの日連れてきた友人のチケット代も肩代わりして、初めて井上尚弥の試合を見に来たという。
この日は二人でそれぞれ約8000円のTシャツを購入。試合には「KOを期待している。ボディーで決めて欲しい。あまり早めに倒されてもという感じなので、中盤あたりで倒して欲しい。理想は5〜7ラウンドあたりです」と期待を寄せた。
長崎県在住の夫婦は「この日のためだけに来ました」と遠征に気合。Tシャツ、タオルなど約4万円近い多数のグッズを購入し、「ノックアウトしか期待していない。早いラウンドでね」と話した。
2024年05月06日 15:05
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、メーンイベントで王者・井上尚弥(31)=大橋=が、WBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を迎え撃つが、当日になりオープンスコアリング(公開採点)が諸般の事情で実施されなくなったことが発表された。
前日に4回、8回終了後の中間採点の公表を採用することが決まっていた。
ネリは前日の計量でグローブを持参したグラント製から、尚弥と同じウイニング製に異例の変更を行うなど、謎の神経戦を仕掛けてきている。
2024年05月06日 12:03
プロレスリング・ノアの丸藤正道が6日、自身の「X」を更新し、新日本プロレスのIWGP世界王者ジョン・モクスリーへ「発言」の真意を問いかけた。
モクスリーは4日の新日本・福岡国際センター大会で成田蓮を破り2度目の防衛に成功した。試合後のバックステージで「どんな不利な状況でも俺はやれる。俺のことは誰も止められない」と胸を張り「NOAHのヤツらも気をつけておけよ。相手が2人でも、1人でも、ナイフを持ったヤツでも、そいつから王座を獲ってやる」とプロレスリング・ノアへ戦線を布告した。
この発言を報じる記事を「X」に貼り付けた丸藤は「チャンピオンを狙うって事か?」と発言の真意を問いかけ「チャンピオンじゃないとモクスリーは興味ないのかな?」と現在、無冠の自身の挑戦をもほのめかした。
丸藤のメッセージにモクスリーは応じるのか。あるいはスルーするのか。モクスリーは5・11米オンタリオで海野翔太と3度目の防衛戦を行うが動向が注目だ。
2024年05月06日 11:30
プロレスリング・ノアは6日までに5・22後楽園ホールでの「STAR NAVIGATION 2024〜ONE NIGHT DREAM2」で佐々木憂流迦(うるか)が佐藤光留と初の一騎打ちが決定したことを発表した。
2024年05月06日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の青野未来(33)が、旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)で対戦する石川奈青(29)に格の違いを見せつける。
都内で5日に行われた旗揚げ戦の対戦カード発表会で、元アクトレスガールズの青野は、元アイスリボンの石川と一騎打ちを行うことが発表された。石川とはアクトレス時代に何度も対戦。2021年8月にはタッグを組み、アイスリボンのインターナショナルタッグ王座に挑戦したこともある。
会見では石川から「アクトレスガールズがプロレス団体でなくなる最後の試合も、青野未来と同じリングに立っていました。それなのに急にプロレスラーとして戻って来て。マリーゴールドのポスターも中心にいた。私はその間もプロレスに真剣に向き合ってきたのに…。絶対に負けません」と宣戦布告された。
イベント後、取材に応じた青野は「私がプロレスラーじゃなくなった間も『私(石川)は真剣にプロレスに向き合ってた』って言われたのは、ちょっとカチンときました」と珍しく怒りをあらわにした。アクトレスは15年に女子プロ団体として旗揚げしたが、22年2月、スポーツエンターテインメント団体に体制を移行。17年6月にデビューし、新体制後もエースとしてけん引してきた青野にとって、石川の言葉は自身の闘志に火をつけたという。
「団体の意向としてはプロレスの要素を取り入れたエンターテインメントだったけど、私自身はプロレスの練習もしてたし、団体を背負って戦ってたので」と反論し「でももう、これは言葉で言うよりもリングで伝えるしかないので、私が圧倒的に石川奈青から勝って証明したいと思います」と力強く語った。
アクトレス時代は仲間や後輩が次々と退団し、業界盟主のスターダムで輝く姿を遠くから見てきた青野だが、団体のシングル王座を戴冠するなど先頭を走り、引っ張ってきた自負がある。
「アクトレスを出た先輩や後輩が輝いている姿はうれしい気持ちももちろんあったんですけど、私は自分がそこに行けないから悔しいっていうよりは、アクトレスが追いついてないことが悔しかった。でも今度は私が輝く番。私が今までやってきたアクトレスガールズでの7年間を全部背負って戦います」
新境地での第1戦で存在感を発揮する。
2024年05月06日 06:00
レスリングの2021年東京五輪フリー125キロ級金メダリストでWWEと契約を結んでいたゲイブル・スティーブソン(23)が、同団体を解雇された。複数の米メディアが伝えた。
米紙「ニューヨーク・ポスト」や複数のプロレスメディアによると、4月の祭典「レッスルマニア」後に恒例となっている人員整理の対象になり、3日に解雇された。今回も10人以上がWWEに契約を打ち切られたが、その中の一人が金メダリストだったという。
スティーブソンは東京五輪後の21年9月にNIL契約を結んだ。当初はミネソタ大学に通いながらプロレスのトレーニングを続ける予定とされ、同年10月には「WWEドラフト」でロウ所属となった。だが、ゲスト枠で登場することはあっても試合出場はなく、カレッジレスリングに復帰。当然のようにレスリングの活動に没頭し、デビューの機会はめぐってこなかった。
本格的なデビュー戦は23年7月のNXT「グレート・アメリカン・バッシュ」。元US王者バロン・コービンとのシングル戦に臨んだ。ところがベテランのコービンにあしらわれた末に、両者リングアウトで消化不良の結末。あまりの塩試合に、観衆から大ブーイングが起きたほどだった。
今回の解雇により、WWEで放送されたスティーブソンの試合はこの1戦のみで終わった。多くの米メディアは、スティーブソンが解雇された理由に「プロレスファンからの支持を得られなかった」ことを挙げている。プロレスとレスリングの二刀流とは聞こえがいいものの、ファンには「どっちつかず」と映っていたようだ。
スティーブソンの解雇についてWWE、本人ともに公式コメントを出していない。一方でCCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは4日(日本時間5日)のPLE「バックラッシュ」後の会見で、今回のタイミングで解雇されたドリュー・グラッグについて聞かれ、こう答えている。
「我々は常に才能ある選手をリリースしている。NFL(米プロフットボールリーグ)は、年間400〜500人の選手を解雇する。それが我々の仕事の一部だ。人材を引き入れ続けることはできないので、この仕事の不運な部分は才能が放出されることだ」
スティーブソンの才能は、プロレスには適していなかったと判断されたのかもしれない。
2024年05月06日 05:00
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
四大世界戦の前日計量が5日、都内で行われ、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=ら出場8選手は全員、パスした。井上に挑戦するルイス・ネリ(29)=メキシコ=はリミットを500グラムも下回る、軽量級では異例の数字でパス。2018年の山中慎介戦で犯した体重超過の過ちは繰り返さなかった。尚弥の弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28)=大橋=は前日の西田凌佑(27)=六島=のIBF王座戴冠を受け、結果を残すことを誓った。
WBAバンタム級を争う王者・井上拓真と挑戦者の石田は、ともに53・4キロでクリア。同級は4日に西田凌佑(六島)がIBF王座を奪取したばかり。試合を見たという拓真は「距離も良かったですし、気持ちも強いなと思いましたし、本当にいい選手だなと思いました」と称賛した。
WBCは中谷潤人(M・T)が保持、WBO王者モロニーには同門の武居が挑戦するため、4団体の王座を日本人が独占する可能性がある。日本人同士による王座統一戦への機運が高まりそうで、拓真は「すごいいい感じに盛り上がってきているので、しっかりといい結果を残したい」と存在感を見せつける構えを示した。
世界戦での兄弟そろい踏みは2019年以来。「最高のバトンを渡すだけですね。何もさせずにしっかりKOで勝ちたい」とVを誓った。
また、石田は同じ関西勢である西田の戴冠を歓迎。「チャンピオンだけを見て、バチバチと行きたい。結果で見せたい。ベルトは(大阪に)持って帰ります」と王座交代を宣言した。