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2024年04月25日 11:41
23-24フランス・リーグ1は24日、第29節の延期分が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は4-1でロリアン(FC Lorient)に快勝したが、その後の試合で2位ASモナコ(AS Monaco)も勝利したため、優勝は次節以降に持ち越しとなった。 PSGはウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)とキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2点ずつ決めてロリアンを下し、モナコがリール(Lille OSC)と引き分け以下なら優勝が決まる状態となったが、好調モナコもユスフ・フォファナ(Youssouf Fofana)のゴールで4連勝を飾った。 これで今季は残り4試合で、PSGに追いつく可能性があるのはモナコのみとなっているが、その差は11ポイントと埋まらない可能性が高い。 PSGは27日の下位ルアーブルAC(Le Havre AC)戦に勝利すれば、自力での優勝が決まる。チームは3冠の可能性も残しており、来月には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準決勝のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦と、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのフランス杯(French Cup 2023-24)決勝を控えている。 モナコはこの勝利で2位を堅持。3位スタッド・ブレスト(Stade Brestois 29)との勝ち点差を5、4位リールとの差を6に広げ、18-19シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場の可能性を高めている。 ■関連記事 ・PSG、リヨンに大勝しリーグ優勝まであと一歩 ・南野拓実がゴール モナコ2位浮上に貢献 ・PSGが逆転4強、エムバペ2得点などで10人のバルサ下す 欧州CL
2024年05月04日 14:40
ウェストハムの指揮官デイビッド・モイーズは今夏の去就が注目されている指揮官の1人だ。
モイーズは2017年11月にウェストハムの監督に就任するが、契約は更新されずシーズン終了後に解任。そして2019年冬にマヌエル・ペジェグリーニ監督の後任として再び復帰し、現在に至る。昨シーズンはチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)優勝に導き、クラブに58年ぶりの欧州タイトルをもたらした。
そんなモイーズの現行契約は今シーズンまでとなっており、去就が注目されている。昨年末には契約更新の話も浮上していたが、ここまで発表はなく、今シーズン終了後に正式に決まると考えられているとのこと。
そんななか、英『Daily Mail』によると、ウェストハムはモイーズの後任としてフレン・ロペテギと交渉を開始しているという。モイーズがウェストハムを去ることが決まった場合の後任最有力候補としてロペテギ氏の招聘を検討しているようであり、昨シーズンのウルブズでの働きを評価しているようだ。またスポルティングCP指揮官ルベン・アモリムも最終候補の1人のようだが、ロペテギとの話し合いは順調に進んでいるとのこと。
長期政権を築いたモイーズ退団ならウェストハムの新指揮官にはロペテギの就任が濃厚のようだ。しかしこの報道を聞いたウェストハムのファンの中には同氏の新監督就任を阻止する嘆願書を集めている者もいると、英『THE Sun』は報じている。
ロペテギはACミランとの関係も噂されていたが、指揮官の去就が注目されているウェストハムの今後の動向から目が離せない。
2024年05月04日 14:40
ドラマが起きたのは、「11分」と表示された後半アディショナルタイムだった。
現地5月3日、カタールで開催されていたU-23アジアカップの決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表がウズベキスタンと対戦した。
互いに譲らず、スコアレスで迎えた90+1分、山田楓喜が起死回生のミドルシュートを突き刺し、ついに均衡を破る。
その後にハンドでPKを献上するも、90+8分にGKの小久保玲央ブライアンがこれをスーパーセーブ。結局、アディショナルタイムは17分まで追加されたものの、相手の反撃を抑えた日本が4大会ぶり2度目の優勝を果たした。
【PHOTO】U-23日本代表のウズベク戦出場16選手&監督の採点・寸評。PKストップのGK小久保をMOMに。決勝弾の山田楓も高評価
グループステージで対戦した中国のファンは、なかなか試合が終わらなくても冷静に対処した日本の選手たちに感銘を受けたようだ。速報を伝えた中国メディア『直播吧』のコメント欄には、次のような声が寄せられた。
「アディショナルタイムが長引いても、日本チームの雰囲気は信じられないほど安定していて、誰も文句を言う人はいなかった」
「正直に言って、アディショナルタイムは確かに少し長すぎた。問題は日本では誰も文句を言わなかったことだ。我が国の選手よりもはるかに優れている」
「日本には不平を言ったり、騙したりする選手がほとんどないようだ」
プレーだけでなく、スポーツマンシップ精神にも賛辞が贈られた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 14:32
5月3日、清水エスパルスはJ2第13節で栃木SCと対戦し、4−1で勝利した。
チームを勢いづける先制点は、矢島慎也のビューティフルゴールだった。開始5分、自らがキッカーを務めた右CKのこぼれ球を拾った原輝綺から再びボールを受けると、味方との連係でエリア内に侵入。右足での狙いすましたシュートは、相手GKから逃げていくような軌道を描き、サイドネットに突き刺さった。
試合後、矢島は得点シーンをこう振り返った。
「良い形で先制点を奪えたのは良かった。立ち上がり、相手のロングスローにヒヤヒヤさせられる場面があったなかで、流れを渡さないという意味でも大きな得点でした。あの形は狙い通りです。インステップで振り抜くのではなく、インフロントにかけて逆サイド、というのが自分の得意な形なので」
【動画】矢島慎也が右足のコントロールショットで今季初得点!
矢島は今季にレノファ山口FCから完全移籍で清水に加入。序盤はベンチから外れる試合もあったが、4月7日の甲府戦(1−0)で初先発の座を掴むと、同20日の仙台戦(3−2)から今節まで3試合連続でスタメンに名を連ねている。
そして、この栃木戦で待望の移籍後初ゴールをマーク。左サイドハーフで創造的なプレーを見せている矢島が、またひとつアピールに成功した。調子を上げつつある現在の手応えを次のように語る。
「スタメンで出始めたなかで、このタイミングで初ゴールを取れたのは良かったかなと。ありがたいことに、今は試合に長く出続ける状況があるので、コンディションは上がってきています。ただ、もっと上げていかなければいけないとも思う。今日のように先発で出た日はもちろん、控えからでも同じようにチームの力になりたいです」
実績十分な30歳は、今節で見せた活躍ぶりを継続し、チームのJ1昇格に貢献できるか。現在J2首位に立つ清水で輝きを放つMFから目を離せない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 14:30
5月25日にウェンブリーで行われるFAカップ決勝でマンチェスター・シティと対戦するマンチェスター・ユナイテッド。
2024年05月04日 14:23
「いや、本当に苦しかったですね」。取材エリアに顔を出した大岩剛監督の開口一番の言葉が、決勝の試合内容を象徴していたかもしれない。
結果は1-0での勝利。AFC U23アジアカップ決勝で日本はウズベキスタンを下してアジア王者に輝いた。ただ、前半からウズベキスタンに圧倒される展開となるなど、試合内容は厳しいものだった。グループステージから続いた戦いが、「アジア予選っぽい」試合だったのに対し、予選突破が決まった直後に迎えたこの試合の様相は大きく異なっていた。
「(ウズベキスタンは)今までの相手と全く違うサッカーをしてきて、本当に難しくなった理由かな、と」(MF藤田譲瑠チマ)
日本を相手に引いて守りを固めるのではなく、タフに前から圧力をかけ、戦術的意図のある攻撃からゴールを狙う。「日本と似たところがあると思っていた」というのは試合前、試合後ともに選手・監督から聞かれた言葉だが、攻守の「似たような狙い」で上回られる展開だった。
もちろん、サッカーではそうした思うようにいかない流れで勝ち切れるのも実力のうち。我慢の展開から戦い方を修正し、体力面で優位に立った終盤は日本がペースを掴み、交代出場のMF山田楓喜の“黄金の左”で勝ち切ってみせた。
「不恰好かもしれないですけど、決勝戦はこういうもんですから。自分も鹿島の時にこういう経験をしていますけれど、決勝戦の方がうまくいかないということがたくさんある」(大岩監督)
ネガティブな試合内容に折れることなく、要所を締めて失点を許さず、終盤の攻勢に繋げられた。藤田が「チームとしてもうまく耐え抜くことができましたし、少ないチャンスを決め切ることもできた」と言うように、この試合に関してはこの流れで勝ち切ったことを誇っていいだろう。ただ、山田のファインゴールや小久保玲央ブライアンのスーパーセーブという個人能力で引き寄せた勝利だったのも一面の事実で、チームとしてはパリ五輪への「宿題」をもらったような試合だったことも確かだ。
日本のことをリスペクトし、あるいは日本の強さを恐れて守備的な試合を展開してくる「アジア予選っぽい」試合は確かに難しい。ただ、五輪本番のスタンダードはそうした戦いではなく、それこそ決勝のウズベキスタンのように激しく殴りかかってくるチームとの試合が主流になる。
この決勝の映像は必ず分析されるし、参考にもされるだろう。日本相手にはタフなプレス、マンツーマンでの対応が有効だと思われれば、必ず相手はやって来る。逆に言えば、「ああいった守備に対する自分らの策っていうのも、今後見つけてかなきゃいけない」(MF山本理仁)のも間違いないわけだ。いずれにしても、この決勝の前半のようなフワッとした試合の入り方をして、相手に圧倒される流れになってしまっては五輪本番では勝機もない。自分たちのやりたいことを明確化して共有しておくのはもちろん重要だが、そうはいかないときの二の矢も必須だろう。
アジア予選と世界大会の間には明確なギャップがある。カタールW杯へ向かう途中の森保ジャパンも苦しめられたジレンマだが、改めて「アジアを勝ち抜けるためのチーム」から「世界で勝つためのチーム」へブラッシュアップしていく必要があるのは明らかだ。
とはいえ、五輪本番までに集まれる機会は6月のインターナショナルマッチウィークのみ。ここでオーバーエイジ選手と今回招集できなかった海外組、そしてJリーグを含めた「世界向き」のタレントの滑り込み発掘を行い、五輪本番仕様のチームへ仕上げるほかない。五輪の大会登録選手はわずか18名で、Jリーグの1クラブから選べる選手数も最大3名から2名に減少するという問題もある。そしてもちろん、海外組について強制的に招集する権限は日本になく、すべてはクラブとの交渉次第。大岩監督は世界で勝つための18名を揃えるため、ここから複雑なパズルに挑むこととなる。
取材・文=川端暁彦
2024年05月04日 14:00
カタールで開催されたU23アジアカップが閉幕を迎えた。
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねた同大会を制したのは、U-23日本代表。
決勝では今大会5試合全勝14得点0失点と圧倒的強さを誇ったウズベキスタンを1-0で撃破した。後半アディショナルタイムに山田楓喜がゴールを奪うと、その後のPKはGK小久保玲央ブライアンが阻止している。
『Championat』によれば、ウズベキスタンFWルスランベク・ジヤノフは「ウズベキスタンの全国民にオリンピック出場を祝福する。決勝では誰が一番強いかを示せた。もし運がなかったとしても、それはすべて神によるもの。自分たちの主な任務(五輪出場)を果たせたことをうれしく思う」と話していたそう。
衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名
日本は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦。ウズベキスタンはグループCに入り、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国と対戦する。
2024年05月04日 13:55
[J1第11節]横浜 1−1 磐田/5月3日/日産スタジアム
ジュビロ磐田は5月3日、J1第11節で横浜F・マリノスと敵地で対戦。64分に先制されたものの、84分にマテウス・ペイショットのゴールで追いつき、1−1で引き分けた。
勝点1を持ち帰った一戦を「すごく気合が入っていました」と振り返るのが、磐田のMF植村洋斗だ。
横浜の下部組織から日大藤沢高、早稲田大と進み、今季に磐田に加入したボランチを主戦場とする大卒ルーキーだ。
「中学までマリノスのアカデミーでプレーしていましたし、そういった意味でも、マリノスというのは自分の中では特別なクラブ。やってやるぞっていう気持ちで臨みました」
そんな植村は今季の開幕戦で右SBとして先発出場。2011年のMF小林裕紀以来、13年ぶりにクラブのルーキーとしてスタメンを掴み取ると、以降は定位置を確保し、リーグ戦9試合連続で先発に名を連ねる。しかし、前節のFC町田ゼルビア戦(2−0)ではプロ入り後初のメンバー外となっていた。
「(町田戦は)スタンドから見ていて、やっぱり選手の戦う姿勢だったり、勝ちに対する姿勢を感じました。悔しい気持ちもあったので、この試合にかける思いは強いものがありました」
【動画】磐田が追いつきドロー。横浜戦のハイライト
横浜戦では右SBで先発すると、前節の悔しさをバネに奮闘。対峙した横浜のエウベルにしっかりと対応し、果敢な攻め上がりから2本のシュートを放った。
61分にDF西久保駿介が入ると、右SBから一列上がって右サイドハーフを務め、80分にブルーノ・ジョゼが投入された際にはボランチへ移動するなど、ポリバレントな一面も発揮。上原力也とのパス交換から同点弾の場面に絡むなど、攻守でチームに貢献した。
「まさかこんなにいろんなポジションをやると思わなかったですけど、それだけ信頼されてるってことだと思いますし、どのポジションでもクオリティを出していかないといけない」
“古巣”との対戦で存在感を放った磐田の俊英は、チームにとって替えのきかない選手へと成長を遂げているようだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 13:53
マンチェスター・ユナイテッドは、来季の新指揮官候補にバイエルンのトーマス・トゥヘル監督をリストアップしているようだ。
2024年05月04日 13:21
サッカードイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は3日、ベテランFWのマルコ・ロイス(Marco Reus、34)が今季限りで退団すると発表した。
地元ドルトムント(Dortmund)出身のロイスは、双方合意の上でクラブとの契約を延長しないものの、現役続行の意向を示している。
ロイスは動画メッセージで、「人生の半分をこのクラブに捧げ、多くの浮き沈みを経験したが、良いことの方が多かった」と述べ、長年クラブでプレーできた感謝を口にした。
ドルトムントのユース育ちであるロイスは、2012年にボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)から復帰して以降ドルトムントで12年間を過ごし、18年から23年までは主将を務めた。ドルトムントでの所属年数は21年間にも及ぶ。
ドルトムントではドイツカップ(German Cup)で2度優勝したが、リーグ制覇は果たせなかった。
ドイツの年間最優秀選手に2度選出された経歴を持ち、当代屈指のアタッカーであるロイスだが、ドイツが制した2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)にはけがで出場できず、優勝を味わえなかった。代表では通算48出場で15得点を記録している。
これまで数々のビッグクラブからのオファーを断り、ドルトムントに残ることを選んできたと伝えられているロイスについて、クラブのハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans-Joachim Watzke)最高経営責任者(CEO)は、「素晴らしい一時代の終わりだ」と惜しみ、「クラブ史上最高の選手の一人」だとたたえた。
また、「キャリアを終えた後、再びBVB(ドルトムント)に戻ってくることを大いに願っている。ここには彼を待っているエキサイティングな仕事がたくさんある」と述べた。
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2024年05月04日 13:14
[J2第13節]清水 4−1 栃木/5月3日/IAIスタジアム日本平
「1万7400人! 素晴らしい!!」
記者会見室に入るいなや、指揮官が興奮気味に喜びを露わにした。
5月3日、清水エスパルスはJ2第13節で栃木SCと対戦し、4−1で勝利した。
ゴールデンウィークでの開催ということもあり、本拠地“アイスタ”には今季最多の1万7400人が来場。オレンジ色で隙間なく埋まった凄まじい雰囲気のスタンドから送られる声援を背に、ホームチームは試合開始早々から躍動した。
開始5分、CKの流れから矢島慎也がコントロールショットを決めると、8分にルーカス・ブラガが追加点をゲット。24分に一瞬の隙を突かれて失点を許すも、前半を2−1で終える。
後半の立ち上がりこそ、相手に押し込まれる時間帯はあったが、70分の選手交代(北川航也→ドウグラス・タンキ、矢島慎也→松崎快)をきっかけに再び攻勢を強める。79分、敵陣深くでインターセプトした山原怜音が左足を振り抜き、3点目をマーク。さらに87分、松崎快がカルリーニョス・ジュニオとのワンツーで相手の背後を取り、ダメ押しのゴールを決め、4発での快勝を収めた。
清水の秋葉忠宏監督は、何よりも先にサポーターへの感謝を口にした。
「ゴールデンウィークのなか、このアイスタに来ていただいたサポーターファミリーの熱量、空気感が今日のようなエキサイティングでアグレッシブなゲームを生み出してくれました。非常に感謝していますし、一体感と団結力を持って、街を上げて戦えている実感を持てています。ただ、まだまだ何も勝ち取っていませんから、最後、38節が終わって、優勝に結び付けられるように、気を引き締めてやっていきたいと思います」
【PHOTO】春分の日にアウェーで勝点3ゲット!満開の笑顔を咲かせた、清水エスパルスサポーター!(Part1)
一方、大量得点での勝利のなかでも、反省点もあったという。
「2−0までは問題なかったのですが、そこから悪い癖が出た。前に出ない、背後を狙わない。後ろ向きになってしまい、相手のプレスを助長してしまいました。3点、4点目を取って、相手を仕留めてからそういった流れに持って行くなら良いのですが、2点目を取ったあとの進め方、ペースダウンしてしまう点は、反省点です。今、勝てているうちにしっかりと修正して、次につなげたいです」
課題も見えたゲームではあったが、今節の栃木戦で清水は5連勝を達成し、首位をキープ。チームとして好調を維持できているのは間違いない。秋葉監督も手応えを感じている。
「パーフェクトなゲームでないにもかかわらず、連勝できている。我々にはまだまだ成長の余地があるなかで、勝てているということです。先ほども言いましたが、勝ち続けながら、課題に向き合っていきたい。
ただ、たったひとつでも、自分たちが崩れるとか、隙を見せるだけで、連勝は途切れてしまう。ここまで5つ、自分たちで積み重ねてきたわけですから、それを自分たちで手放すことのないようにしたい。また中2日で試合が来ます。最高の準備をして、臨みたいです」
清水は次節、5月6日の14時から敵地でザスパ群馬と対戦する。秋葉監督にとっては自身のJ2通算100勝目がかかる一戦へ向けて、指揮官はチームに何を伝え、どんな準備をするのか。
4月20日のベガルタ仙台戦から、ルヴァンカップ2回戦のカターレ富山戦を含めて中2〜3日で戦ってきた過密日程での5連戦の最後を、白星で締め括りたい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 13:12
名古屋グランパスは3日、リーグ戦ホーム通算入場者数が950万人を突破したことを発表した。
今回の発表によると、同日に『豊田スタジアム』にて行われた2024明治安田J1リーグ第11節ヴィッセル神戸戦での38,955人の来場を以て、Jリーグ(J1、J2)におけるホームゲームの通算入場者数が950万人に到達したとのことだ。これは、浦和レッズ、横浜F・マリノス、アルビレックス新潟、FC東京に次いで、史上5クラブ目の快挙となったことを併せて伝えている。
聖地『パロマ瑞穂スタジアム』、Jリーグトップクラスの『豊田スタジアム』などで、数々の名試合を繰り広げてきた名古屋グランパス。クラブは記録達成に伴い、“この街を愛する”ファミリーに対してコメントを残している。
「これまでご来場いただいたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。次は『1,000万人』という大きな目標にむけて、引き続き皆さまと共に歩んでまいります。今後とも名古屋グランパスへの変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします」
節目の入場者数記録は以下の通り。(到達試合のスタジアム/到達試合の入場者数)
900万人達成:2023年5月6日 J1 第12節ガンバ大阪戦(豊田ス/28,613人)
850万人達成:2021年11月3日 J1 第34節柏レイソル戦(豊田ス/14,435人)
800万人達成:2019年8月10日 J1 第22節川崎フロンターレ戦(豊田ス/42,819人)
750万人達成:2018年8月11日 J1 第21節鹿島アントラーズ戦(豊田ス/43,579人)
700万人達成:2017年3月4日 J2 第2節FC岐阜戦(豊田ス/21,878人)
650万人達成:2015年5月16日 J1 1stステージ第12節サガン鳥栖戦(豊田ス/14,825人)
600万人達成:2013年8月24日 J1 第22節セレッソ大阪戦(瑞穂陸/18,560人)
550万人達成:2011年11月3日 J1 第31節セレッソ大阪戦(豊田ス/23,677人)
500万人達成:2010年5月16日 J1 第12節鹿島アントラーズ戦(豊田ス/34,098人)
450万人達成:2008年7月12日 J1 第16節柏レイソル戦(瑞穂陸/11,717人)
400万人達成:2006年8月27日 J1 第20節ガンバ大阪戦(瑞穂陸/17,556人)
350万人達成:2004年6月16日 J1 1stステージ 第13節大分トリニータ戦(瑞穂陸/7,719人)
300万人達成:2002年8月10日 J1 1stステージ 第14節浦和レッズ戦(瑞穂陸/17,554人)
250万人達成:2000年5月27日 J1 1stステージ 第15節サンフレッチェ広島戦(瑞穂球/7,261人)
200万人達成:1998年4月18日 J1 1stステージ 第7節コンサドーレ札幌戦(瑞穂陸/8,173人)
150万人達成:1996年4月17日 J1 第8節ヴェルディ川崎戦(瑞穂陸/22,613人)
100万人達成:1995年5月13日 J1 サントリーシリーズ 第16節浦和レッズ戦(国立/36,770人)
50万人達成:1994年6月4日 J1 サントリーシリーズ 第19節横浜マリノス戦(瑞穂球/12,190人)
2024年05月04日 13:00
U-23日本代表はパリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップで優勝を果たした。
2024年05月04日 12:30
アーセナルのGKダビド・ラジャは、シーズン最多クリーンシートを達成したGKとなった。
これにより、今季のゴールデングローブ賞がラジャに贈られる。ラジャは今季これまでに、14回のクリーンシートを達成している。エヴァートンGKジョーダン・ピックフォードは12回でこれを追っていたが、ルートン・タウン戦で被弾したことで、ラジャを超える可能性が消滅。残り2試合でラジャに追いつくことは可能だが、超えることはできなくなった。
アーセナルは今年に入ってからペースを上げ、9回のクリーンシートを達成。失点28はリーグ最少であり、ほとんど相手に攻撃の機会を与えぬまま終わる試合もあった。シュートストップの精度以上に、アーセナルが攻められる時間が少なかったことが成績に直結したと言っていいだろう。アーセナルの選手の受賞は、15-16シーズンのペトル・チェフ以来となる。
今季ローンでアーセナルに加入したラジャは、加入当初こそアーロン・ラムズデールにスタメンを譲っていたが、第5節エヴァートン戦から先発を奪取。すっかりチームに欠かせないメンバーとなり、来季は買い取りオプションが行使されることは確実と見られている。
2024年05月04日 12:30
シーズン佳境を迎えている欧州各国リーグ。
昨年にはハンブルガーSVのサポーターたちが最終節で昇格をぬか喜びしてしまったことが大きな話題になった。
残り1節となったオランダ2部リーグでも同じような出来事が起きた。
2位のローダJCは3日に行われた第37節カンブール戦に2-0で勝利。3位フローニンゲンはテルスター相手に0-1でリードを許して敗戦濃厚だったため、ローダサポーターたちはピッチ上になだれ込んだ。
だがしかし…。フローニンゲンは後半アディショルタイム5分に同点ゴールを決めて、1-1の引き分けに持ち込んだ。この結果、3位フローニンゲンと勝点差3の2位ローダは昇格がお預けに…。
『ESPN』によれば、ローダのスタジアムDJが誤報を流すという早とちりをしてしまったとか。2-1でテルスターが勝ったとアナウンスしてしまったスタジアムDJはこう釈明していたそう。
「(フローニンゲン戦は)95分に1-1になったと示された。ある時点で誰もが歓声を上げ、ジャンプをして、ピッチ上に入ってきた。選手たちもピッチに戻ってきた。
誰かが言ったんだ。『見ろよ、2-1になったぞ』ってね。だが、そうではなかった。もっと確認したほうがよかったが、ここのインターネットは最悪。
周りに誰もいなかった。サポーターたちは私の周りで飛び跳ねていた。だから、その人のところに行ったが、しばらくしてこう言われた。『いや、あの得点は認められずに終わった』と。
私はすでにアナウンスしてしまったので、何も変えられない(笑)私にできることは何もない。隣では泣いている人がいた。みんな完全に有頂天だった。それなら、あんなことも起こり得る」
彼は25年のベテランだったそうで、元選手のハンス・カーイは「彼のことは知っている。素晴らしい人だ。でも、自分ならアナウンスする前に確認するよ」と話していたそう。
「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」
なお、オランダ2部は上位2チームが自動昇格し、3位〜8位は昇格プレーオフ行き。すでに1位のヴィレムIIは昇格が決定している。
2024年05月04日 12:24
[J1第11節]横浜 1−1 磐田/5月3日/日産スタジアム
「準備段階から見つめ直す必要があると、僕自身は感じています」
そう指摘したのは、横浜F・マリノスの水沼宏太だ。
5月3日、日産スタジアムでジュビロ磐田と対戦した横浜は、64分にアンデルソン・ロペスのゴールで先制するも、84分に同点弾を許し、1−1で引き分けた。
これでリーグ戦は3試合連続のドローという結果に、34歳のMFはチームとして改善すべき点を口にした。
【動画】アンデルソン・ロペスの先制弾!
「まったく悪かったわけではないですけど、出る選手はもっと責任を持ってやらないといけない。相手よりも戦う、セカンドボールを拾う、そういった戦う意識が相手より足りなかった。途中から出た選手も雰囲気を一変するくらいのパワーが足りなかったと思う。今年はこういう展開の試合が多いので、見つめ直さなければいけない」
練習でも試合でも、常に大きな声を出してチームを鼓舞する水沼は、全員が同じ意識を持つことの重要性も口にする。
「いつも同じような選手が盛り上げるのではなくて、全員がその意識を持たないと、ずっと勝ち続けられる集団にはなれないし、物足りないっていうのが僕の中にある。
この前(10節)のセレッソ(大阪)戦の後半の落ちてきた時とか、今日の前半とか、プレーが切れていない時にどうやって固い集団になっていくか、盛り返せる集団になっていくかは、一人ひとりのコミュニケーションだったり、向かって行く方向や目標を合わせていく声掛けが大事。みんなで意識を合わせていければ、試合中もブレない、入りが悪くても修正できる集団になっていくと思う」
水沼が指摘した課題を改善し、次節の浦和レッズ戦では勝点3を奪いたい。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)