2024年04月26日 15:06
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準々決勝で、日本は開催国のカタールと対戦した。 開始2分にMF山田楓喜(東京V)が先制点を挙げたが、24分に追いつかれる。前半の終了間際には、FW細谷真大(柏)への危険なプレーで相手GKが一発レッド。日本が数的優位となる。 後半開始早々に勝ち越され、その後は守りを固める相手を崩せずにいた。それでも67分にMF山本理仁(シント=トロインデン)の右CKからDF木村誠二(鳥栖)が同点ゴールを奪ったが、以降もカタールの守備網に手を焼く。 アウェーの環境で重苦しい雰囲気が漂うなか、大岩剛監督が攻撃の切り札に指名したのが、MF荒木遼太郎(FC東京)だった。 「狭いエリアでのボールスキルやイマジネーション、シュートも期待していますし、セットプレーも含めてですけど、そこは期待していました」(大岩監督) 後半アディショナルタイムは9分の表示。指揮官、羽田憲司コーチ、浜野征哉GKコーチが議論した末に荒木が呼ばれると、90+6分にピッチへ送り込まれた。 与えられたポジションは右サイドハーフ。FC東京や前所属の鹿島でも、トップ下やインサイドハーフを主戦場としており、慣れ親しんだポジションでの起用ではなかった。大岩ジャパンでも、2年前のドバイカップでは左サイドハーフでプレーしたが、今年3月の活動では試されていない。 ぶっつけ本番のスクランブル起用だったが、荒木にはイメージがあった。 「練習でもしていないですし、試合に出る前に言われたんです。ただ、あそこまで押し込んでいる状況であれば、ポジションは関係ないと思ったのでスムーズにできた」 普通のサイドハーフとはやや役割を変え、右SBの関根大輝(柏)を押し出すような可変システムでインサイドにポジションを取る。もちろん相手がひとり少ない状況だからこそ成り立ったのかもしれないが、類まれなサッカーセンスと適応能力があるからこその芸当。あとはプレーしながらアジャストさせた。 最初は良いタイミングでボールを引き出せなかったが、延長前半以降は流動的なポジショニングで右サイドから内側に入ってチャンスに関与。カタールが守備に比重を置いたため、スペースはほとんどなかったが、狭いエリアでパスを受けて変化をつけていく。 そして、この試合で最大の見せ場が訪れる。2−2で迎えた101分だ。 右サイドでリスタートすると、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロインデン)から鋭い縦パスが送られる。ボールを受けた荒木はワンタッチで前を向き、FW細谷真大(柏)に鮮やかなスルーパスを通す。時間もスペースも限られたなかで相手の動きを無力化し、エースの決勝弾を見事にお膳立てした。 【動画】荒木の絶妙スルーパスから生まれた細谷の決勝弾 「チマたちが何本か縦パスとかを入れてくれていたので、自分がピッチに立ってからも何本か来ると思っていた。ワンチャンスをモノにできるかどうかで、このゲームが変わると思っていたので、狙い通りでした」(荒木) 終了間際にはFW内野航太郎(筑波大)にもゴールが生まれ、4−2で勝利を収めた日本。そのなかで、決定的な仕事を果たし、見事にゲームチェンジャーの役割を遂行した荒木。しかし、このカタール戦では、今まで味わったことのない重圧を感じていたという。 「歴代の先輩たちが何十年と出場を続けて、オリンピックに出ている。その重圧はあったし、それで得点も入らないというので、より感じることが大きかった」 どちらかと言えば、常に冷静で場に左右されるタイプではない。しかし、負けたら敗退の準々決勝は、今までとは違った。2018年にU-17ワールドカップの出場を目ざして、U-16アジア選手権(現・U-17アジアカップ)を戦った経験はあるが、それとは別物だった。 「こんな気持ちになったのは初めて」 今大会に入ってから、日の丸を背負う重みや責任を、これまで以上に強く感じるようになっていた。韓国とのグループステージ最終戦で、MF川粼颯太(京都)が悪質なタックルを受けた際には、「舐められると思った」という想いで、真っ先に駆け寄って珍しく感情を露に。試合前日のトレーニングでパリ五輪への想いを尋ねられると、「自分の感情もそうですけど、出場は日本の使命」と言い切った。 迎えた今回のカタール戦。ある意味、極限状態にあったが、重圧を跳ね除けて結果に結びつけた。 普段はメディアの前で口数が多い方ではなく、代表への想いを語ることも少ない。しかし、心のうちに秘めている覚悟は本物だ。 「韓国戦で負けた後の勝利なので、本当に意味がある」としつつ、「ひとつ山を超えたなと思うけど、まだみんなも気を緩めていない」と語気を強めた背番号13。パリ五輪出場まで、あと1勝。先輩たちが繋いできた伝統と誇りを絶やすわけにはいかない。準決勝も日本のために闘い続ける。 取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月07日 00:59
来シーズンからリヴァプールの指揮官に就任することが決定的となっているフェイエノールトのアルネ・スロット監督が、監督交代における自身の見解を語った。5日、イギリス紙『デイリー・メール』がコメントを伝えている。
クラブを率いるユルゲン・クロップ監督が今シーズン終了後に退任するリヴァプール。レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督やブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督、スポルティングのルベン・アモリム監督などが次期指揮官候補と噂されていたが、スロット氏とリヴァプールが来季からの監督就任で合意に至ったと、先月26日に現地メディアが一斉に報じた。
そんななか、エールディヴィジ第32節ズヴォレ戦後のインタビューに応じたスロット監督は、新たなクラブの指揮官に就任する際のポイントを告白。「新しいクラブに行く場合、現在の監督に連絡するのは普通のことだと思う」とスムーズに引き継ぎを成功させる“コツ”を明かしている。
また、「フェイエノールトでもそうだった。その人がクラブで数年、この場合は9年働いていることから多くの知識を持っており、彼に連絡するのは普通のことだ」とリヴァプールで2015年10月から指揮を執るクロップ監督にアドバイスを求める正当性を主張。続けて、「それとは別に、私は彼のアシスタントのペップ・ラインダースをよく知っている。もし正式な契約がまとまば、彼に連絡しなければおかしいだろう」と自らの見解を示した。
2024年05月07日 00:00
ヨーロッパのサッカーにおいて特別な価値を持つ「UEFAチャンピオンズリーグ」。国内のコンペティションを勝ち抜いたクラブや、さらに予選をくぐり抜けてきた猛者が戦う最大のトーナメントである。
しかしながら、そんな欧州の頂点を争う戦いに出場した経験を持ちながら、現在は下部リーグに沈んでいるチームも…。
今回はそんな「チャンピオンズリーグに出場したのに下部リーグに沈んでしまったクラブ」をご紹介する。 デポルティーボ・ラ・コルーニャ
現在のリーグ:スペイン3部
CL出場:2000-01, 2001-02, 2002-03, 2003-04, 2004-05
伝説の名将ハビエル・イルレタの下に名選手が集まり、「スーペル・デポル」の異名をとったデポルティーボ・ラ・コルーニャ。フアン・カルロス・バレロンやディエゴ・トリスタン、フラン、ビクトル、ロイ・マカーイ、ジャウミーニャなど、個性豊かなチームだった。
今でも語り草となるのは2004年のACミラン戦。ファーストレグを敵地で1-4と落としながら、なんとホームで4-0と大勝。信じられないような逆転劇で前年度の王者を叩き落とした。
2011年に2部降格してからは低迷が続き、現在はスペイン3部を戦う。しかし今季は35試合を終えて首位に立っており、2部昇格が目前に迫っている。シャルケ04
現在のリーグ:ドイツ2部
CL出場:2001-02, 2005-06, 2007-08, 2010-11, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2018-19
内田篤人が長くプレーしていた名門シャルケ04。ボルシア・ドルトムントと並び、炭鉱都市ゲルゼンキルヒェンを代表する人気クラブだが、この数年間は経営状況が芳しくない状況が続き、サッカーにも大きな影響を与えている。
新型コロナウイルスのパンデミックによる収入ダウン、そしてロシアのウクライナ侵攻によるメインスポンサー「ガスプロム」との契約解除。一時は破産寸前まで追い込まれたと言われる。
現在はドイツ2部で下位に低迷しており、18チーム中12位。降格の可能性は低いが、すでに来季1部への復帰は不可能な状況になっている。
ドイツでは他にもハンブルガーSV、カイザースラウテルン、ヘルタ・ベルリンが2部を戦っている状況だ。ボルドー
現在のリーグ:フランス2部
CL出場:1999-2000, 2006-07, 2008-09, 2009-10
フランスではオナイウ阿道が所属しているオセールが2部の首位をひた走っており、来季は1部を戦う可能性が高くなっている。今週末勝点1以上を獲得すれば昇格が決定だ。
しかしながら、その一方でチャンピオンズリーグ4回に出場したボルドーは、今季2部でも12位と非常に苦しいシーズンを送ることになった。
2022年にリーグアンで最下位となり、財政問題のために3部降格処分を受けたものの、その後控訴によって2部でのプレーを認められた。ただ経営状況は現在も大きな改善を見せておらず、苦しいやりくりを余儀なくされている。ブラックバーン・ローヴァーズ
現在のリーグ:イングランド2部
CL出場:1995-96
レスター・シティはプレミアリーグ昇格が決定。リーズ・ユナイテッドは昇格プレーオフへの出場が決定。イングランド2部を抜け出せる可能性は高くなっている。
その一方で、かつてアラン・シアラーを擁してプレミアリーグ優勝を果たしたブラックバーン・ローヴァーズは今季も2部で残留争いを強いられてしまった。
2017年には一度3部へと降格したこともあり、この数年はオーナーであるインド企業「ベンキーズ」に対しての批判が高まっている。ブルサスポル
現在のリーグ:トルコ3部
CL出場:2010-11
2009-10シーズンにトルコリーグを制覇したブルサスポル。その結果初のチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、大きな話題になった。
その後も何度かヨーロッパリーグに出場するなどトルコの強豪として知られるようになったが、それと同時に多額の負債を抱えてしまい、2019年には2部へと降格してしまう。
さらに借金のために選手の獲得を禁止され、今季はトルコ3部で19チーム中18位となり、すでに4部への降格が決定している。FCトゥーン
現在のリーグ:スイス2部
CL出場:2005-06
内田篤人が一緒にプレーした「最強の同僚ベストイレブン」
2004-05シーズンのスイス・スーパーリーグを2位で終え、歴史上初のチャンピオンズリーグ出場を果たしたFCトゥーン。そのユニークな名前も相まって大きな話題を集めた。
ただその数年後にはスイス2部に降格してしまい、それからは浮き沈みの激しいチームに。2019-20シーズンにも再び残留プレーオフで敗れて降格を喫してしまった。
ただ、今季はこれまでスイス・チャレンジリーグ(2部)で10チーム中2位と功績席を残しており、昇格プレーオフ圏内である2位以上に入ることは確定している。
2024年05月06日 23:49
日本女子代表(なでしこジャパン)FW植木理子が、所属するウェストハム・ユナイテッドLFCの年間最優秀若手選手に選出された。5日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在24歳の植木は、日テレ・東京ヴェルディベレーザでチームの中心選手として活躍。2022−2023シーズンはリーグ戦14ゴールを記録し、大会得点王に輝いた。また、7月に行われたFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランドにもなでしこジャパンの一員として出場。全5試合に出場して2ゴールをマークし、なでしこジャパンのベスト8進出に大きく貢献した。
昨年9月にはイングランドのウィメンズ・スーパーリーグに所属するウェストハム・ユナイテッドLFCへと加入。クラブが降格圏に肉薄する11位と低迷するなか、植木は1年目からセンターフォワードのレギュラーに定着し、公式戦25試合出場6ゴール1アシストを記録している。今回、植木が受賞したのはクラブのサポーターが選ぶ2023−2024シーズンの「女子ヤングハンマー・オブ・ザ・イヤー」。植木は今季から設立された同賞の初代受賞者となり、理事を務めるザーラ・ハリーム氏からトロフィーが授与された。
なお、今シーズンのウィメンズ・スーパーリーグは残り1試合となっており、ウェストハム・ユナイテッドLFCは18日にアウェイでトッテナムと対戦する。
2024年05月06日 23:30
6日にインドネシアで開幕したU17女子アジアカップ2024。
2024年05月06日 22:25
プレミアリーグのウェストハムは、2024−25シーズンからスペイン人指揮官フレン・ロペテギ氏の新監督就任が濃厚となったようだ。6日、イギリスメディア『BBC』などが伝えている。
デイヴィット・モイーズ体制6年目となった今シーズンのウェストハム。昨夏にメキシコ代表MFエドソン・アルバレスやイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズらを獲得し、冬の移籍市場でもマンチェスター・シティからイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスをレンタルで獲得するなど積極的な補強を敢行したものの、直近の公式戦6試合では勝利を挙げられておらず、現在はリーグ戦で9位に位置している。
今夏でモイーズ監督との契約が満了を迎えるなか、同メディアは来シーズンからロペテギ氏がウェストハムの新指揮官に就任する見込みであると報道。昨シーズンまでウルヴァーハンプトン(ウルブズ)を率いていた同氏と合意に達したと伝えた。なお、契約の詳細については今後の話し合いで最終決定される模様。ロペテギ氏に対してはミランも招へいを画策中と報じられていたが、今季終了後に約1年ぶりのプレミアリーグ復帰を果たすことになりそうだ。
2024年05月06日 22:12
[J1第12節]福岡 1−1 川崎/5月6日/ベスト電器スタジアム
リーグ戦での今季初の連勝とはまたもならなかった。
前節・11節の浦和戦で6試合ぶりの勝利を掴んでいた川崎は、12節にアウェーで福岡と対戦。75分にFW山田新がハーフウェーライン付近からひとりで持ち運ぶスーパーゴールを決めるも、85分に追い付かれ、1−1のドローで試合を終えた。
今季はシーズン初戦のACLラウンド16・山東泰山(○3−2)、富士フイルムスーパーカップ・神戸戦(○1−0)と公式戦での連勝はあったが、それ以降、2試合続けての白星はない。
「最後の最後まで選手は走ってチャンスも作ってくれましたし、逆に自分たちのミスから多くの難しい時間を作ったと思います。その両方を、しっかりと修正する部分と継続していく部分を、次につなげていきたいです」
そう福岡戦を振り返ったのは鬼木達監督だ。
後方からのボールの持ち運びや、相手のペナルティエリアの脇を狙う崩しなど、攻撃は徐々にだが形になってきたが、福岡戦では同時にパスミスやボールロストも多発。相手にカウンターを食らう場面も見られた。
【動画】川崎FW山田新の圧巻のゴール
前節の浦和戦は、鬼木監督がチームに発破をかける形で勝利を掴み、連戦が続く5月での巻き返しを狙っているが、安定した成績を残していくにはまだ時間が必要なようにも映る。
まさに浦和戦後に家長昭博が語っていたような“一歩進んで二歩下がる”という地道な積み重ねが続いていきそうだ。現に指揮官に今後への想いを訊くと、こう返って来る。
「(福岡戦は)どちらが勝ってもおかしくないゲームであったこと、それは自分たちのミスからリズムを相手に与えた部分もありますし、逆に自分たちが勝ち越せるような決定的なシーンも作っていましたので、良いところは突き詰めていく。
修正しなければいけないのは、この短い期間ですが、質のところになってくると思います。本当にパスをずらさないとか、今日はかなりの選手が(パスを)相手の足に当てていて、引っかけられていました。そこは判断のところだと思いますので、突き詰めてやっていこうという話をしています」
ここ数年同様、開幕前には登里享平、山根視来ら主力が抜けた状況で、今季は例年以上の新陳代謝が求められている。
そのなかで、大南拓磨、佐々木旭の新CBコンビ、福岡戦でスーパーゴールを決めたFW山田新ら新たな力も生まれているが、かつてのような強さや試合巧者ぶりを取り戻すには、まだまだ積み上げが必要そうだ。
怪我人も続くなかで我慢をしながら、目指す覇権奪回へどこまで勝点を稼いでいけるか。連勝はならずもリーグ戦はここ4戦負けなし(1勝3分)という見方もできる。
もっともリーグはそろそろ3分の1を消化しようとしているが、現状で15位。ここからペースを上げられるか、注目どころである。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月06日 22:00
ウェストハム・ユナイテッドはプレミアリーグ第36節のチェルシー戦で0-5で敗れた。これにより、ウェストハムのリーグ戦失点数が70に到達、この数字は降格圏の下位3チームを除いて最多となっている。
今シーズンのウェストハムのディフェンスの何が問題なのかと問われたデイビッド・モイーズは、昨季まで所属していたデクラン・ライスの不在を指摘した。
「国内最高の中盤の選手が守れば、おそらく相手の攻撃の50%を抑えることができる」
「4バックの前の守備が足りなかった、 多くの試合でそういったことが十分にできていなかった」
ウェストハムの不振は、ライス自身の移籍後の活躍とは対照的なものとなった。1億500万ポンドでアーセナルに移籍したライスは、先日のFWAの年間最優秀選手賞では惜しくも受賞を逃したが、アーセナルがボーンマスを3-0で撃破した際には今季7ゴール目を記録している。
アーセナルの監督ミケル・アルテタはライスの攻撃的なスキルに驚いていることを認め、ライスのベストポジションについて模索していることを語った。
「我々は、彼がピッチ上で占めることになるスペースが、非常に関係してくると考えていた。しかし、このリーグでそれを実践するのは別のことだ。彼はそれをやってのけた。彼の功績だ」
「ポジションを変えても、それに適応するのは簡単ではない。それらのユニット間の関係や、そこから何が生まれるのか、他のあるものを使うよりも良いのか、などを考える必要がある。それは、その選手がシーズンにおいてどのような瞬間にいるのか、どのような相手と対戦するのか、どのようなゲームをより脅威と想像するのかにも関係してくる」
守備に大きな課題を抱えたウェストハムを見ると、今季のリーグ戦失点数をリーグ最少の28に抑えているアーセナルの躍進にライスがどれだけ貢献しているかが分かる。アーセナルにとってライスは今や最も代えの利かない存在となっていることは間違いないだろう。
2024年05月06日 21:10
4日にブンデスリーガ第32節でバイエルンと対戦したシュツットガルトは、ホームで3-1と勝利を収めた。
2024年05月06日 21:09
現地5月4日に開催されたプレミアリーグの第36節で、マンチェスター・シティはウォルバーハンプトンとホームで対戦。5−1で圧勝を飾った。
怪物アーリング・ハーランドの4ゴールと共に驚嘆の声が上がったのが、その怪物の4点目をお膳立てしたGKエデルソンの“プレアシスト”だ。
54分、バックパスを受けると、フィル・フォデンに縦パスをズバッと通し、イングランド代表MFが前線へ好フィード。これを受けたハーランドが強烈な左足のシュートでネットを揺らしてみせた。
【動画】ハーランドの4点目を演出したGKエデルソンのプレアシスト
パスカットされれば、大ピンチを招く状況で、難なくパスを通したブラジル代表のプレーに、ファンからはこのような声が上がった。
「GKパスうますぎやて」
「キーパーからフォデンへのパスがすごい」
「このパスを出せるGKは日本にはおらんわ」
「4点目のエデルソンのパスがエグいやろ。プレッシャーきてる中であんな際どいところに冷静に通してるもんな」
頼れる守護神が自慢の“攻撃力”を発揮した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 21:04
2024明治安田J3リーグ第13節が6日に行われた。
無敗を維持しながら首位を快走する大宮アルディージャは、ホームで松本山雅FCと対戦。79分に浅川隼人から先制弾を奪われると、直後の80分にも藤谷壮から追加点を被弾。0−2で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。
Jリーグ60クラブで唯一の未勝利が続いていたカマタマーレ讃岐はアスルクラロ沼津と対戦し、1−0の勝利を収めて今シーズン初白星を獲得。AC長野パルセイロに敗れたテゲバジャーロ宮崎、ヴァンラーレ八戸に敗れたいわてグルージャ盛岡を抜いて最下位から脱出している。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第13節
▼5月6日(月)
ヴァンラーレ八戸 4−1 いわてグルージャ盛岡
FC大阪 0−1 FC琉球
FC今治 0−2 カターレ富山
福島ユナイテッドFC 2−1 奈良クラブ
大宮アルディージャ 0−2 松本山雅FC
Y.S.C.C.横浜 0−0 SC相模原
ツエーゲン金沢 3−3 ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐 1−0 アスルクラロ沼津
テゲバジャーロ宮崎 1−0 AC長野パルセイロ
FC岐阜 0−1 ギラヴァンツ北九州
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 大宮(30/+15)
2位 沼津(21/+8)
3位 FC大阪(21/+8)
4位 長野(20/+2)
5位 琉球(20/+2)
6位 今治(20/−2)
7位 岐阜(19/+5)
8位 金沢(19/+2)
9位 相模原(19/+2)
10位 松本(19/−1)
11位 富山(18/0)
12位 福島(17/+5)
13位 鳥取(17/−4)
14位 北九州(14/−1)
15位 八戸(14/−2)
16位 YS横浜(14/−4)
17位 奈良(12/−4)
18位 讃岐(11/−4)
19位 宮崎(10/−7)
20位 岩手(9/−21)
2024年05月06日 21:03
2024明治安田J2リーグ第14節が6日に行われた。
首位の清水エスパルスは最下位に沈むザスパ群馬と対戦し、立ち上がりから西澤健太の得点で先制に成功。後半もドウグラス・タンキと北川航也がリードを広げ、3−0の勝利を収めてリーグ戦6連勝を飾った。2位V・ファーレン長崎と9位大分トリニータの一戦はスコアレスドローのまま終了し、長崎が無敗を「12」に伸ばしている。
いわきFCは愛媛FCと0−0で引き分けたことにより4位へと浮上。鹿児島ユナイテッドFCと対戦したベガルタ仙台は、15分に田椋汰が挙げた先制点を守り切り、1−0で勝利しながら2連勝を達成した。
ヴァンフォーレ甲府はブラウブリッツ秋田を3−2で下して3試合ぶりの白星を獲得。監督交代後の初戦を迎えた水戸ホーリーホックはロアッソ熊本を2−0で撃破し、暫定的にクラブを率いていた増田功作監督が正式な指揮官へと就任した徳島ヴォルティスも、2−1でファジアーノ岡山から勝利を収めている。
栃木SCを破った藤枝MYFCは今シーズン初の3連勝を飾り、モンテディオ山形を下したレノファ山口FCは2試合ぶりの3ポイント奪取に成功。ジェフユナイテッド千葉は1−0で横浜FCから勝利した。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第14節
▼5月6日(月)
ブラウブリッツ秋田 2−3 ヴァンフォーレ甲府
水戸ホーリーホック 2−0 ロアッソ熊本
栃木SC 0−1 藤枝MYFC
ザスパ群馬 0−3 清水エスパルス
ファジアーノ岡山 1−2 徳島ヴォルティス
レノファ山口FC 2−0 モンテディオ山形
大分トリニータ 0−0 V・ファーレン長崎
鹿児島ユナイテッドFC 0−1 ベガルタ仙台
愛媛FC 0−0 いわきFC
ジェフユナイテッド千葉 1−0 横浜FC
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 清水(34/+13)
2位 長崎(29/+14)
3位 横浜FC(24/+11)
4位 いわき(23/+12)
5位 岡山(23/+5)
6位 仙台(23/+3)
7位 山口(21/+7)
8位 甲府(21/+5)
9位 千葉(20/+10)
10位 愛媛(20/+2)
11位 大分(20/+1)
12位 秋田(19/+1)
13位 山形(17/−3)
14位 藤枝(17/−10)
15位 徳島(15/−10)
16位 水戸(14/−3)
17位 鹿児島(13/−10)
18位 熊本(13/−11)
19位 栃木(12/−19)
20位 群馬(6/−18)
2024年05月06日 21:00
ラウタロ・マルティネスは今季のセリエAでリーグ優勝を果たしたインテルにおいて、今季から就任したキャプテンとして、そして現在、リーグの得点王としてチームに欠かせない活躍を見せた。
2024年05月06日 20:45
[J1第12節]東京V 3−2 磐田/5月6日/味の素スタジアム
5月6日に行なわれたJ1第12節で、東京ヴェルディはジュビロ磐田と味の素スタジアムで対戦し、3−2で勝利した。
立ち上がりは一進一退の攻防が続くなか、東京Vは35分、敵陣ボックス内での相手のハンドで獲得したPKを染野唯月が決めて先制すると、その6分後には木村勇大のゴールでリードを広げる。
2点を先行した東京Vだったが、ハーフタイムに攻撃的なアタッカーの古川陽介を投入して攻勢を強めた磐田に押し込まれ、55分に1点を返されると、66分には同点弾を許す。
しかし東京Vは90+9分、木村のこの日2点目となるゴールで勝ち越しに成功し、今季初の連勝を飾った。
【動画】木村勇大の劇的な勝ち越し弾!
リーグ戦では今季初のホームでの勝利。試合後に城福浩監督は「ホームで勝てていなかったので、来てくださったファン・サポーターとともに勝利を喜び合えたのは良かった」と喜ぶ。
一方、厳しい表情で「反省点が多かった」と語り、「2−0にしてからの、後半の入りとゲームの進め方。前半と同じ入りができなかったので、自分の反省としては、ハーフタイムに意思統一が足りなかった」と悔やんだ。
8節のFC東京戦(2−2)では、2点差を追いつかれて勝点3を逃している。だからこそ選手たちは、その時の経験を踏まえてハーフタイムに「同じ轍は踏まない」と口にしていたという。しかし今節、磐田に一時はタイスコアにされた。指揮官は「具体化して伝えられなかった」と自省する。
「引いたサッカーをしない、守るのではなく3点目を取ってゲームを決めたいって想いはありましたけど、それを抽象的なことでしかハーフタイムに伝えられなかった。勝ったからこそ、試合終了のホイッスルが鳴って、選手たちとベンチ前で話している時に“こうするべき”ということを共有できた。次に必ず活かしたい」
東京Vは次節、12日にアウェーで鹿島アントラーズと相まみえる。そこで城福監督はどんなマネジメントを発揮するか注目だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月06日 20:39
元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの立ち振る舞いついて言及した。5日、イギリス紙『デイリー・メール』が同氏のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第36節が4日に行われ、マンチェスター・シティとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。試合は、立ち上がりの12分にPKからハーランドが先制点を決めると、35分と前半アディショナルタイムにもハーランドが追加点を獲得。1点を返されて迎えた54分にもハーランドがネットを揺らし、最終的に5−1でマンチェスター・シティがウルブスを下している。
キーン氏は以前からハーランドに対して厳しい評価を下しており、先月には「今日に限ったことではなく、全体的にプレーレベルが低い。彼はまるでリーグ2(イングランド4部)の選手のようだ」と同選手についてコメント。ウルブス戦後にキーン氏の発言を問われたハーランドは、「あの男のことはあまり気にしていないので、それでいい」と反論していた。
両者の舌戦が大きな注目を浴びるなか、イギリスメディア『スカイ』に出演したキーン氏は、ウルブス戦での途中交代後に不満げな態度を示したハーランドの様子を、「昨日、ハーランドが交代させられたのを見たが、あまりハッピーではなかった。甘やかされたガキのように振る舞っていた」と批判。司会者から、「甘やかされたガキ?4点取ればそれでいいんじゃないか?」と質問を受けると、「いいや違う」と返答している。
2024年05月06日 20:02
久保建英が所属するレアル・ソシエダは5月4日に開催されたラ・リーガの第34節で、ラス・パルマスとホームで対戦。2−0で快勝を飾った。 その2ゴールに絡んだシェラルド・ベッカーに右ウイングのスタメンの座を奪われた久保はなかなか出番はこず、最後の交代カードでようやくピッチへ。83分過ぎから準備をしていたが、プレーが中断せず、89分までその時を待たなければならなかった。 ラストプレーで絶妙のトラップからPK奪取かとも思われた突破を披露したが、あまりに出場時間が短く、決定的な仕事はできなかった。【動画】久保のノーファウルシーン。絶妙トラップからドリブル突破
それでも、現地メディアは一定の評価を与えている。 ソシエダの地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は採点なしで、「日本人は最後に出てきて素晴らしい突破を見せたが、(PKにはならない)ペナルティエリアの外にいたにもかかわらず、明らかなファウルが判定はされなかった」と評した。 スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は「電撃的」と表現。「ボールが出なかったため、彼は6分間も待った」と綴っている。 たった5分でも、好印象を残した。構成●サッカーダイジェストWeb編集部