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2024年04月27日 06:00
DeNA7―2巨人(セ・リーグ=26日)――DeNAは八回、佐野、牧の連続適時打で逆転し、度会隆輝(ENEOS)の満塁本塁打で突き放した。 森唯が移籍後初勝利。巨人の西舘勇陽(中大)はプロ初黒星。 ◇ 1点リードで迎えた八回、巨人の阿部監督が動いた。7回1失点と粘った先発の戸郷に代えてマウンドに送り込んだのは、前夜まで登板10試合で無失点の新人・西舘。しかし、頼みのドラフト1位右腕が、DeNA打線にのみ込まれた。 先頭の桑原に直球を中前にはじき返され、犠打で一死二塁となり、中軸を迎えた。佐野にカットボールを捉えられ、左中間への二塁打で同点。牧には直球を強振され、左越えの二塁打で勝ち越された。同じく無失点投球を続けていた船迫、高梨も止めきれず、高梨が二死満塁から度会に一発を浴び、八回裏のスコアボードに「6」が刻まれた。 西舘が浴びた3本の長短打は、いずれも追い込んでから。厳しいコースに構えていた捕手・大城卓のミットが中に動いた失投だった。西舘は「ボール球でいいところで、全部甘く入ってしまった」と反省した。 試合前時点でチーム防御率は12球団トップの1・83。特に救援陣は新戦力の加入で激しい競争が生まれ、昨季までとは見違えるように安定した。その中心にいるのが、新人ながらこの試合でチームトップタイの登板数となった西舘だ。 降板後、ベンチでうなだれる西舘を見た杉内投手チーフコーチは「まだ4月だぞ」と声をかけたという。「勝利の方程式」を担う西舘は、今やブルペンに欠かせない存在。だからこそ、阿部監督も「プロは甘くないと分かっただろうし、明日以降また頑張ってくれればいい」と責めなかった。「しっかり切り替えて、次の試合に向けて準備できれば」と西舘。悔しい経験を、更なる成長への糧にすればいい。(財津翔)
2024年05月08日 07:51
「まずは怪我なくできていることは良いことだと思いますし、その中でイニング、球数と少しずつ増やせていけているので、そういったところは順調にできているかなと思います」。
ロッテの高卒2年目・田中晴也はここまでファームで4試合・20回1/3を投げ、0勝1敗、防御率3.10の成績を残す。
前回登板の4月27日のオイシックス戦では、「球数的な部分では今までと同じくらいの球数を投げられたので、コンディション面では変わりはなかった。ゾーンの中で勝負できて、その中でいい球数で7イニングを投げられたところに自分は評価できるかなと思います」と、プロ入り後自己最長の7回・90球を投げ、3被安打、4奪三振、無失点に抑えた。
「ストレートで押すことと、いつでも投げられる変化球は先発として2巡目、3巡目抑えていく中で必要」と3月の取材で話していた中で、2巡目、3巡目の投球については「スライダー、カーブ、フォークと満遍なく使えるようになってきているので、そういったところでは成長できているかなと思います」と振り返った。
気になるのは、4月14日の楽天戦では145キロ以上のストレートを投げ込む時もあったが、140キロ台前半のストレートも多々あったこと。その理由について、「そうですね、イニング頭はなかなかスピードが出ていないところが課題なので、そういうところはあるかなと思います」と説明した。
オープン戦の時に課題に挙げていたセットポジションでの投球については「クイックも球速が上がってきていますし、この前も49が出てきているので、徐々に良くなってきているかなと思います」と好感触を掴む。
20回1/3を投げ、12奪三振。1試合最多奪三振も3月23日のヤクルト二軍戦(4回1/3)、4月27日のオイシックス戦(7回)の4と少ない。奪三振に関して、「満足いく数字ではないですし、もう少し増やしたい気持ちはある」とキッパリ。「今はスライダーとフォークを日々試行錯誤して練習しているので、その2つをより良くしていければ、三振の取りたい場面で取れるようになっていくと思うので、そうしていければ奪三振率は上がってくるかなと思います」と自己分析した。
そのフォークについては「コントロールできるようになってきていますし、よりストレートに近づけていくことと、その中でもう少し落差のあるというか、落ち幅を作っていければ、空振りは取れると思うので、コントロールの面というよりかは、もう少し落ちるボールというふうにできていければ、もうちょっと良くなるのかなと思います」と語った。
フォークやスライダーを試行錯誤する中で、「日々少し変えながら色々やっているので、感覚の中でも色々覚えて行けているかなと思います」と自身がつける日記なども参考にしながらより良い形を求めている。
「全体的にストレートのアベレージは上がってきている。変化球もしっかり勝負できる球に近づいてきている。いらないところでの四球、ゾーンで勝負できないところもあるので、そういったところは課題かなと思います」。
課題を克服しながら、長所も伸ばしていく。「一軍に上がれるために二軍で一番成績を残していないと、一軍に上がれないと思うので、まずは二軍の任された試合を抑えて行って、上がれる状態に評価してもらえたらいいなと思います」。一軍に呼ばれるために、ファームで結果にこだわっていく。
取材・文=岩下雄太
2024年05月08日 07:34
得点圏で不振も…48本塁打、118打点と自己最多ペース
11人目の偉業に、期待したくなる好成績だ。ドジャースの大谷翔平投手は、6日(日本時間7日)の試合を終えて、打率.370、11本塁打27打点をマーク。打率と本塁打は両リーグトップとなっている。打点こそ足りないが、米ベテラン記者は「3冠王獲得の有力候補だ」と伝えている。
米メディア「ESPN」のバスター・オルニー記者は、「ショウヘイ・オオタニは現在打撃に専念することができる」と、今季の成績を紹介。打率は驚異の.370で、2位のムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)の.356に大差を付けている。OPSも両リーグトップの1.139だ。
得点圏での不振もあり、打点こそトップのマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)と6の差があるが、それでもシーズン118打点ペースで、このまま行けば自己最多記録となる。
本塁打も48本ペースで、自己最多となる2021年の46本を上回る順調なペースだ。MLBで3冠王となれば、打点が公式の打撃記録になった1920年以降では2012年のミゲル・カブレラ内野手(タイガース)以来12年ぶり11人目となる。
オルニー記者の投稿に対し、米ファンからは「なんてことだ」「利き腕をリハビリ中なのに」「今年は打者に専念しているから、更に進化するかもしれない」「これからゲームのような成績と言わず、オオタニのような成績というべきだ」「この男は野球が上手い」「本当にえげつない」「断トツで世界一の選手」と絶賛の声が多く寄せられていた。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 07:30
東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された7日の中日−巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏が、5年ぶりにDeNAに復帰し6日のヤクルト戦で決勝3ランを放った筒香嘉智について言及した。
6日に復帰後初の一軍昇格を果たした筒香は同日のヤクルト戦に『6番・左翼』で先発出場し、第1打席が四球、第2打席が中飛、第3打席に復帰後初安打となる二塁打を放つと、3−5の8回二死一、二塁の第4打席、エスパーダが投じた初球のストレートを右中間スタンドに飛び込む逆転3ランを放った。
谷繁氏は筒香について「4打席目ですけど、1、2打席目とかね筒香らしいなという打席だったんですよ」と解説。「もともとボールを見極めながら選んで打つタイプ。それで1、2打席目入ったので、ほとんど打つ気がないんですよ。キャッチャーが感じるところも。だからそれが3打席目、4打席目になったら攻撃的になった。そこが上手いなと思いましたね。1試合トータルを考えて打席を作っていくというね」と、筒香の凄さを語った。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター)
2024年05月08日 07:20
藤田宗一氏が1年目に経験したNPBワースト連敗「負けるほどメディアの数が増えた」
ロッテ、巨人、ソフトバンク3球団で救援一筋600試合に登板した藤田宗一氏は1年目の1998年、「プロ野球ワースト記録」を体験してしまった。
2024年05月08日 07:01
本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場
■ドジャース ー マーリンズ(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地・マーリンズ戦に「2番・指名打者」で出場する。日本人初となる4試合連発12号に期待がかかる。また、先発は山本由伸投手が4勝目を目指しマウンドに上がる。
前日6日(同7日)の同カードでは「2番・指名打者」で出場し、初回無死一塁の第1打席でバックスクリーンにメジャー単独トップとなる11号2ラン。今季初の3戦連発含む3打数2安打1四球、2打点2盗塁の大活躍でチームも5連勝を飾った。
ここまで打率.370、OPS1.139もメジャートップ。マーリンズ戦では自身初の本塁打でメジャー27球団目となった。
山本は前回登板となった1日(同2日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦で6回無失点の好投で3勝目を挙げた。ここまで7試合に登板し、3勝1敗、防御率2.91。本拠地で初勝利なるか。(Full-Count編集部)
2024年05月08日 07:00
● 中日 0 − 2 巨人 ○
<8回戦・バンテリンドーム>
東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された7日の中日−巨人戦で解説を務めた谷繁元信氏が、中日・細川成也について語った。
細川はこの日は4打数0安打2三振に終わった。谷繁氏は細川が9回の第4打席に空振り三振に倒れると、「普段の細川が1球を甘くきたボールを仕留めていたので、ヒットも増えていますし、ホームランも増えているんですけど、ちょっと強めに振っている感じがね、ポイントが少しずれているような気がしますね」とコメント。
「だから何ていうんですかね、あそこまで振らなくても飛んでもいく自分をわかっていると思うんですよね。それがわかれば、あそこまで振らなくてもいいと思うんですよ」と、“振りすぎない”ススメを説いていた。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター)
2024年05月08日 06:40
◆ チーム打率.203、総得点78と貧打に苦しむ
西武がロッテに1−6と大敗。これで3連敗となり、借金も再び10と二桁に膨らんだ。この日は千葉の強風に泣かされる不運も合ったが、得点は中村剛也のソロホームランのみ。完封を回避するのがやっとで、開幕から攻撃力の弱さが課題の西武打線に、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』の解説陣が言及した。
まずMCを務めた高木豊氏が「打っているのはおかわりくんだけで、他はあんまり打たないんですよ」と辛口に切り出すと、解説者の谷沢健一氏も「若い選手がもうちょっと…成長の度合いがやっぱり低いんですよね。先日若林(楽人)選手はサヨナラホームランを打ったりしたけども、 なんかちょっとばらけてるなというかね」と若手の台頭が少ないと指摘。さらに「もっと源田(壮亮)と外崎(修汰)が頑張ってね、引っ張っていってほしいですけどね」とチームの顔の奮起に期待した。
また高木豊氏が「打順が(打率)いい方から並べちゃうっていうのはどうですか」ともう一人の解説者・館山昌平氏に問い掛けると「そうですよね。先日も源田選手が9番に入ったりとかで。でも上位に行くと打率が下がってくるっていうところもあるんですけど。でも思い切って行った方がいいですよね。 確率の高いとこからで」と同意。すると高木氏は「僕はもう3割打ってる古賀(悠斗)を4番にしちゃえと思ってる。もうそうじゃないと点が入らないよって。3割打ってるっていうのは、もちろん高打率なわけだから、もうそういう選手を上位に持ってったらどうなんだって。 もう固定観念を捨てる!」と大胆な打開策を提案していた。
ここまでチーム打率.203、総得点78と貧打に苦しんでいる西武。ここからの松井監督はどのように巻き返していくのかにも要注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月08日 06:30
◆ 「肘の状態は例年以上に仕上がってる」
ソフトバンクが日本ハム相手に延長戦を制した。
2024年05月08日 06:20
◆ 「とんでもないボール球でもありませんし…」
阪神が広島に0−2の完封負け。この日勝った2位巨人との差は1.5まで縮められてしまった。
阪神・村上頌樹が味方のミス絡みで失点するも2点で収めたが、打線が広島・床田寛樹をなかなか捕まえられぬ展開となった一戦は、終盤の攻防が勝利を分けるポイントとなった。
2点を追う阪神は7回、一死一・二塁のチャンスをモノにできなかったが、8回にも再び一死満塁の絶好機を迎える。広島は床田を諦め島内颯太郎にスイッチし、打席には佐藤輝明が入ると、オールストレートでフルカウントと手に汗握るシチュエーションとなり、最後はアウトコースギリギリの154キロストレートに主審の手が上がり、佐藤は思わず天を仰いだ。
ゲームのターニングポイントとなった判定に対し、 7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した館山昌平氏は「(島内は)一塁側から投げてるんですよね。 なので、ちょっとシュートしてかすめたんじゃないかって、審判思ってしまうと思うんですよね」とプレートを踏む位置の関係もあったのではと推測。続けて「ただ、とんでもないボール球でもありませんし…ちょっと手を出してほしかったなっていうところはありますけどね。ワンアウト満塁でしたからね」と場面と際どさを考えれば、ファールで逃れるなどの手立ても必要だったのではと分析した。
またMCを務めた高木豊氏は「今日見られていたアナウンサーの方が、今日は際どいところは全部ストライクと取られてるんですよと言ってましたよ。だから今日はどういう審判のジャッジが下されてるかっていうのも やっぱ頭の中に入れて打席に立てていたら」と深堀りすると、館山氏も「その日の傾向ってありますよね。審判の方も人間なので」と同意。さらに「村上投手と床田投手が両サイドを大きく使ってたっていうのもあるかもしれませんよね」と様々な要素を加味すべき場面だったと指摘した。
ひとつのジャッジで勝敗が決まるプロ野球。重要な場面ではその前の伏線まで考える必要があるようだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月08日 06:10
◆ 「単打は大丈夫っていうような気持ち的な余裕もあった」
巨人が中日に2-0の完封勝ち。連敗を2で止め、首位阪神とのゲーム差を1.5に縮めた。
この日は先発の山粼伊織の力投が光った。1、2回とも先頭を出塁させ、やや不安定ながらも要所を締める立ち上がり。その後は5回と6回にはスコアリングポジションにランナーを進められるも粘りのピッチングでホームを踏ませなかった。するとスコアレスの7回に味方打線から2点の援護をもらうと、そこからの3回を9人で料理。見事な完封勝ちで自身今シーズン3勝目を手に入れた。
お立ち台に上った山粼は「三振をいっぱい取れるタイプじゃないんで、丁寧に丁寧に1人ずつアウト取れたところがよかったです」と自身のピッチングを振り返った。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は「低めに投げて、それに手を出してくれる。これはピッチャーには楽ですよね」と解説の館山昌平氏に問い掛けると「楽ですよね。特にドームは大きいので」と同意。そのうえで「山粼投手は曲げるボールをより前で離して、 変化球をより低めに投げようという意識がすごく強く見えましたよね」と投球術と制球が光っていたと解説した。
またサードを踏ませぬ内容には「サードランナーがいると、やっぱりワイルドピッチの可能性もあるので、フォークボールが投げきれなかったり、スライダーがちょっとゾーンに入ってしまったりとなるんですけども、ランナーセカンドであれば、単打は大丈夫っていうような気持ち的な余裕もあったのかもしれませんよね」と得点圏に2度ランナーを進められたが、それ以上の進塁を許さなかったことが完封につながった原因の一つと説いた。
これで開幕から3勝無敗の山粼伊織。勝ち星&防御率チームトップの右腕が、巨人を支える存在となっている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月08日 06:00
「阪神0−2広島」(7日、甲子園球場)
広島は逃げ切って、首位・阪神を相手に勝利を収めた。先発・床田寛樹投手(29)が7回1/3を無失点、125球の力投。阪神先発・村上とは昨年9月8日から3度投げ合って全て床田に黒星が付いていたが、“4度目の正直”でようやく投げ勝った。バットでも五回に追加点につながる右前打。投打で光った左腕に導かれ、チームは甲子園で3連勝となった。
ベンチでタオルを手に取り、汗を拭う床田の表情に悔しさがにじんだ。2点リードの八回に1死満塁のピンチを招き、リリーフ陣にバトンタッチ。仲間が相手の反撃を退けてくれたからこそ、白星が舞い込んだ。ただ、七回までの好投は色あせない。敵地で挙げた、意地の1勝。相手先発・村上に投げ勝ち「うれしい」と喜びをかみしめた。
立ち上がりから落ち着いてピンチの芽を摘んでいった。初回1死一塁ではノイジーを遊ゴロ併殺。二回1死からは佐藤輝、森下を連続で空振り三振に斬った。四回は先頭・中野に安打を許すも、再びノイジーを投ゴロ併殺。沸き上がり始めた甲子園の熱気をため息に変えた。
挽回に燃えていた。前回登板の4月30日・阪神戦はプロ入り最多の6四死球で敗戦。自滅の投球に「僕のせいで負けた」と反省していた。「前回は四球が多かった。変化球も多かったので配球を変えてみようかなと。坂倉とも話をして、という感じ」と練った対策が奏功した。
六回1死では近本を148キロ直球で見逃し三振、七回1死二、三塁のピンチでは坂本を直球で詰まらせ二飛。決して変化球だけに偏らず、最速151キロの直球で押し込みながら、本塁を踏ませなかった。甲子園では22年5月10日以来、自身2年ぶりの勝利投手だ。
昨年9月8日に村上と投げ合って負け投手。今季もここまで2度のマッチアップで自身が連敗。もう、やられたくなかった。「きょう負けたら『二度と勝てないんじゃないか』というくらいの投手なので。何とか勝てたのは良かった」。意地を込めて腕をしならせ、待望の白星をつかんだ。
バットでも魅せた。1点リードの五回2死一塁では村上の低め変化球を、最後は右手一本で右前へ運んだ。好機拡大で2点目につながっただけに、大きな快音となった。投げる立場からすれば「打撃のいい投手には、投げにくい」という思いがある。今季の打率は・308となったが「森下は4割(・444)打ってるので(笑い)。もう少し打てるようにしたい」と後輩右腕に対抗心を燃やしつつ、次戦も“9人目の野手”としての役目を果たすつもりだ。
125球の力投を新井監督も「素晴らしい投球だった」と称賛した。「きょうは(八回)途中で終わっちゃったけど、ちゃんと抑え切れるように」と床田。頼れる左腕が5月反攻を支えていく。
2024年05月08日 06:00
巨人2―0中日(セ・リーグ=7日)――巨人が投手戦を制した。
2024年05月08日 05:01
「関西学生野球、関大2−1同大」(7日、ほっともっとフィールド神戸)
3回戦1試合が行われ、関大が同大に2−1で勝利して勝ち点2とし、同大と並んで2位に浮上した。今秋ドラフト目玉候補の最速154キロ左腕・金丸夢斗投手(4年・神港橘)が中1日で六回から登板し、4回1安打無失点8奪三振の快投で1点リードを死守。昨秋から続く連続自責0イニングを「53」に更新した。
金丸の無双状態は止まりそうにない。投球練習をしているかのようにスイスイと腕を振り、いとも簡単に三振を奪った。5日の同大との1回戦で延長11回を4安打無失点、137球の熱投からわずか中1日。涼しげな表情でたった1点のリードを死守したマウンドを振り返った。
「いい感じに力も抜けて投げられました」。六回から2番手で登板し、先頭から七回2死まで5者連続三振。八回は1死二塁と一打同点の危機を招いたが、空振り三振、けん制で二走を刺して無得点。九回2死の最後の打者はこの日最速150キロ直球で見逃し三振に仕留めた。「昨日(6日)で疲労もしっかり取れた」と、ハードな日程も苦にしないコンディショニング能力も一級品だ。
これで28イニング連続無失点で昨秋から続く連続自責0イニングを「53」に更新。連続無四球イニングも「37」とした。巨人など3球団が視察し、日本ハム・大渕スカウト部長は「非常に完成度が高くなっている様子をこの春だけでも感じる」と絶賛した。
11日からは甲子園で関学戦。「いい感じで甲子園で投げられたら」と聖地での登板を待ち臨んだ。
2024年05月08日 05:01
「中日0−2巨人」(7日、バンテリンドーム)
有言実行の1勝に試合後、巨人・山崎伊はホッと胸をなで下ろした。「一番の仕事だと思うので、すごくうれしいです」。スコアボードに9個の0を並べ、今季チームとして初の完封勝利を手にした。中日戦はプロ初先発から無傷の5連勝。ドラキラーで連敗を2で止め、再び単独2位に浮上した。
七回、門脇の中前適時打で先制点を奪うと、続く1死満塁で打席に立った。阿部監督の「任せた」という無言のメッセージ。丸の押し出し四球で2点リードに広がり、尻上がりに調子を上げた。最終回。中田、岡林との対戦で149キロを計測。指揮官は「もっと早めに出せよ」と笑いながら、「伊織に尽きる。素晴らしい完封だ」と称賛した。
「忘れられない試合」。昨年4月27日の阪神戦を、苦笑いしながら表現した。3回途中8失点KO。原監督自らボールを受け取り、降板を告げられた光景が脳裏に焼き付く。そんな試合後、菅野に呼ばれた。「どんな投手でも必ずある。そこでどうするかだぞ」。大切だと伝えられたのは、過去ではなく未来の姿。阪神からのV奪回を誓う今季、屈辱の1敗が未来に進む糧にもなった。
試合前、杉内チーフ投手コーチに「1人で投げる」と伝え、119球で無傷の今季3勝目を手にした。中川、大勢をケガで欠く中、フル回転のリリーフも休ませた価値ある1勝。「いつもピンチの場面で投げてもらう。こういう試合を1試合でも多くできたら」と山崎伊。火曜日の男が再びチームを上昇気流に乗せた。
2024年05月08日 05:01
DeNAの三浦大輔監督(50)が7日、復帰戦となった6日のヤクルト戦で決勝3ランを放った筒香嘉智外野手(32)について、当面6番で起用する意向を明らかにした。佐野、牧、宮崎のクリーンアップに、一発を秘めた筒香が続く打線。指揮官は「手応えのある並びのひとつ」と話した。
前夜、昇格即「6番・左翼」でスタメン出場した筒香は、3ランを含む3打数2安打3打点、1四球。中軸3人がチャンスメークし、その後ろに背番号25が控える布陣は他球団の脅威になる。三浦監督は「6番にいてくれる筒香というのも、非常に大きな打線のポイントかなと思う」と話した。
この日は横浜スタジアムで若手や先発投手陣を中心とした指名練習が行われ、筒香らベテラン勢は参加しなかったが、8日のヤクルト戦でも、筒香の打棒に期待がかかる。