2024年04月27日 08:00
プレミアリーグで6位のマンチェスター・ユナイテッドは、4位アストン・ヴィラと勝点差13とトップ4入りは厳しい状況にある。 『BBC』によれば、ユナイテッドのエリック・テンハフ監督は、金曜に行われた会見でメディア3社からの質問を拒否したという。 拒否されたのは、『The Sun』、『Mirror』、『Manchester Evening News』。質問を受け付けないことは事前に通告されていたが、3紙の記者は会見には姿を見せた。 ユナイテッドはFAカップ準決勝で2部コヴェントリー相手に3点差を追いつかれ、PK戦の末になんとか決勝進出。この試合のユナイテッドの戦いと采配は批判を浴びたが、指揮官は試合に対する反応について「恥ずべき」と話していた。 欧州で「最も嫌われている」5つのチーム テンハフ監督は今季序盤にもクラブについてのネガティブな話に対する回答権はないと主張した後、メディア4紙の記者を追放したことがあった。
2024年05月08日 17:47
ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地が今夏の残留を決断したようだ。7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
現在27歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ加入。途中ベルギーへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021−22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022−23シーズン限りで同クラブを退団。昨年夏からはセリエAの強豪ラツィオでプレーしている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、3月のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やしており、今シーズンはここまで35試合の出場で1ゴール2アシストをマーク。セリエAでは直近6試合連続でスタメン起用されている。しかし、クラブとの現行契約が6月末で満了となることから、その去就には注目が集まっている。
今回の報道によると、トゥドゥール監督の下で主力に定着している鎌田は今夏の残留を望んでおり、既にクラウディオ・ロティート会長にもその旨を伝達したようだ。なお、現行契約には3年間の延長オプションが付随しているものの、この条項が行使されるかは現時点で不透明とのこと。今夏に1年間の契約延長を行い、2025年夏のタイミングで再び自らの去就を考慮するという可能性も浮上しているようだ。
トゥドゥール監督は先日行われたジェノア戦後に「鎌田が残ってくれることを願っている。彼は並外れた選手であり、何も間違うことはない。正しいメンタリティを持った努力家なんだ」と語っていた。指揮官からの信頼も厚い鎌田はラツィオとの契約延長で合意に至るのだろうか。その決断に注目が集まる。
2024年05月08日 17:38
FC東京がトップチームの移動時対応について注意喚起。「これまでもお願いをさせていただいておりますが、トップチームの安全でスムーズな遠征先への移動を目的とし、公共の場で周囲の方々に迷惑がかかることを避けるため、サインや写真撮影の対応は一律で行いません」と改めて発表した。
なぜこのタイミングで注意喚起したのか。それは「4月27日(土)開催のアルビレックス新潟戦における移動時に、サインや写真撮影を目的に選手に声を掛けたり、チームが集まったところに近付く方がこれまで以上に多く見受けられました」ためだ。
5月4日にリリースされた内容は以下のようなものである。
「ゴールデンウィーク期間は移動需要が非常に高まっており、通常の週末よりも多くの方々が公共交通機関を利用され、空港、駅、周辺施設は利用者が非常に多い状況です。
そのなかで移動中や待機中のチームにお声掛けされますと、一般の利用者のみなさまの人流を止めてしまい混雑を生じさせる要因にもなり、公共施設や利用者のみなさまに非常に迷惑が掛かります。絶対にお止めください。
小平グランドでのふれあい対応の機会が少ないことを理由に、移動中のこうした行為を正当化するようなご意見も見受けられますが、公共の場でのルールをお守りいただけることを前提に、選手のコンディション面を最優先に考えながらも、より多くの機会を作れるようにFC東京選手会と調整を継続しております。しかし、今後も移動中のルールをお守りいただけない状況が続きますと、ファン・サポーターのみなさまとのふれあいについて見送らせていただく可能性がございます。
今後、該当する行為を帯同スタッフが見掛けた際には、行為者の特定のための撮影をさせていただく場合がございます。さらに、警備の増強や移動手段の変更などを検討せざるを得なくなります。
あらためて、トップチームの移動中の声掛けは絶対にお止めください。また、周りの方がそのような行為をされている方をお止めいただくように、みなさまのご協力をお願いいたします。
みなさまのご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします」
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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2024年05月08日 17:03
モナコの南野拓実がリーグ・アンの公式インタビューに対応。同リーグで対戦して最も印象に残っている選手や自身の変化を明かした。
フランスで2年目のシーズンを戦っている南野。1年目は思うような活躍が見せられなかったものの、今季はザルツブルク時代の恩師でもあるアディ・ヒュッター新監督のもと、ここまで開幕から好調をキープ。リーグ戦29試合で9ゴール・6アシストと復活を遂げている。
これまでザルツブルク、リバプール、モナコと欧州を渡り歩いてきた29歳は、リーグ・アンに関して「他のリーグに比べて、よりダイナミックでタフ。実際にプレーしてみて、1対1の状況が多いリーグだと思います」と述べる。
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そのなかで、フランスに来て自身が変わった点については、以下のように話している。
「適応するのに最初は時間がかかりましたが、今は間合いやどういうふうに相手を外すか、ボールの受け方などは良くなってきています。先手を取って、自分の得意なプレーであるターンや、ボックス内でのポジショニングなどは通用するという自信もあります」
また、リーグ・アンで対戦して印象に残っている選手を訊かれると、こう答えた。
「去年、(リオネル・)メッシ、ネイマール、(キリアン・)エムバペとやったんですけど、その時は半端ないというか、上手すぎるなっていう。(守備に戻らずに)攻め残りしていて、普通だったら(相手は)それをチャンスだと思うんですけど。でも、攻め残りつつ、ボールを拾われた時の攻撃へのスイッチの切り替えとか、カウンターのスピードとか。あとは押し込まれた時にブロックを作って守っているけど、そこを崩される」
かつて、世界屈指の3トップを形成したパリ・サンジェルマンのトリオには、南野も衝撃を受けたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 16:47
シュトゥットガルトがブレンビー所属のU−23日本代表MF鈴木唯人に関心を寄せているようだ。
2024年05月08日 16:30
ニューカッスルは今夏の契約満了となるボーンマスDFロイド・ケリーとフリーで契約することに合意した、と仏『Foot Mercato』は伝えている。
ブリストル・シティのアカデミー育ちであるケリーは2015-16シーズンよりトップチームに帯同し、2017-18シーズンにチップチームデビューを飾った。その後2019年に現在も所属するボーンマスに移籍を果たしたが、当時から若手注目株として多くのクラブから注目を集め、リヴァプールも長年動向を監視してきた。昨夏にはトッテナムが2000万ポンドでオファーしたという噂もあり、さらにACミランもケリーの獲得に興味を持っていたクラブの1つと考えられてきた。
希少価値の高い左利きのCBであるケリーは左SBもこなすことができ、その柔軟さも魅力の1つ。さらに以前ボーンマスを指揮していた現ニューカッスルの指揮官エディ・ハウとも一緒に仕事をしており、お互いのことをよく知る関係性だ。ニューカッスルは今夏、財政的な側面から主力選手の売却を強いられる可能性があり、大金を使用してビッグネームをたくさん連れてくることは厳しいと考えられている。そんな中で、プレミアリーグをよく知るディフェンダーをフリーで獲得できるのは、これまでも補強ポイントを着実に補ってきたニューカッスルにとって大きい。
今シーズンは、公式戦23試合に出場し、1ゴール1アシストに終わっているケリー。ここまで怪我に悩まされるシーズンを送っており、なかなか出場時間を積み重ねることができていない。
これまでも様々なクラブから関心を示されてきたケリー。契約満了となる今夏にとうとうニューカッスルへとステップアップを果たすのか。注目だ。
2024年05月08日 16:13
横浜F・マリノスは5月11日、横浜国際総合競技場で行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグで、UAEのアル・アインと対戦する。
自身5度目のACLを戦う水沼宏太は、チームが決勝に進めた要因をこう語る。
「予選では同じチームに2敗してしまって、自分たちの弱さもありましたけど、その反省を踏まえて、しっかり自分たち(のサッカー)を体現しながら“勝ちたい”“諦めない”っていうところで必死にもがいてきたから、ここまで来れたと思います。
組み合わせとか、それこそ準々決勝の山東(泰山/中国)は予選でも勝っていたので、やりやすい相手だったのかもしれないですけど、ノックアウトステージで戦ったら、また別のチームだと思いましたし、それぞれのチームの懸ける想いを感じました。それを上回ることができたのも、一つの要因だと思います」
【厳選ショット】数的不利で厳しい戦いも耐え抜いてもぎ取った勝利!PK戦を制した横浜がACL決勝進出!|ACL準決勝第2戦 横浜 3(5PK4)2 蔚山
アンジェ・ポステコグルー監督(現・トッテナム)がアタッキングフットボールの礎を築き、それを継承・進化させたケヴィン・マスカット監督(現・上海海港)が今大会のグループステージ突破までチームを率いた。また、角田涼太朗(現・コルトレイク/ベルギー)や西村拓真(現・セルベッテ/スイス)、一森純(現・G大阪)など、今は別のチームで活躍している選手たちの貢献があったからこその決勝進出でもある。
水沼も「プレミアで活躍しているアンジェに、アジアのタイトルを獲れたニュースを送ることができれば、誇らしく思ってくれるはずです。ケヴィンだけじゃなくて、去年はいたけど今年はいない選手もいるし、今年から加わった選手もいる。いろんな仲間が携わった決勝だと思うので、去年からいる身としては気持ちが強い」と話す。
24年シーズンからはハリー・キューウェル監督が指揮を執る。そのマネジメントについては、こう言及する。
「これまでの監督と同様に、歴史を変えるため、チームにタイトルをもたらすために何をしなければいけないかは一緒です。ただ、ハリーは指導者目線というより選手目線で声をかけてくれる。現役時代にチャンピオンズリーグを獲っていることもあって、『(大舞台は)楽しい大会なんだ』『楽しむことが一番だ』というアプローチをしてくれる。それはアンジェともケヴィンとも違う」
オーストラリア人指揮官の言葉が、選手たちの背中を押しているという。
「リーグ戦とACLを並行して戦うのは大変ですけど、それは強いチームしか経験できないこと。蔚山とのPK戦は緊迫感がありながらも、楽しむ気持ちがあったと思いますし、センターサークルで肩を組んで並んでいる時、相手のほうがこわばっている感じもした。それは監督のアプローチがあったからだと思う。楽しもうと言われたことで、僕自身は楽しめた」
泣いても笑っても、あと2試合。水沼だけでなくチーム全員が「楽しむ」を体現できれば、クラブ初のアジアのタイトルに近づくはずだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月08日 16:12
モンテディオ山形は8日、関東学院大学に所属するFW堀金峻明の2025シーズン加入内定を発表した。
2002年12月25日生まれの堀金は現在21歳。九州国際大学付属高校から関東学院大学へと進学し、2025シーズンよりモンテディオ山形に加入する同選手は、クラブ公式サイトにて意気込みをコメントしている。
「このたび2025年シーズンからモンテディオ山形への加入が内定しました、関東学院大学の堀金峻明です。幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを、モンテディオ山形で始められることを大変嬉しく思います。これまで支えてくれた家族、一緒に戦ったチームメイト、指導者、友人など私に関わっていただいた方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進していきます。関東学院大学では、不思議とモンテディオ山形との繋がりを感じることが多くあり、すでに勝手に親近感を覚えています。モンテディオ山形の勝利の為に全てを懸けて戦い、多くの方に勇気や喜びを届けられるよう努めていきます」
2024年05月08日 15:51
2024年5月8日、モンテディオ山形が2025年シーズンに向けて新戦力の獲得を発表。
2024年05月08日 15:30
クリスタル・パレスに0-4と敗戦を喫し、プレミアリーグで8位まで順位を下げてしまったマンチェスター・ユナイテッド。今季はFA杯のタイトルを獲得する可能性がまだ残されているものの、結果の出ないシーズンとなってしまっている。
そんななか、試合終了後にFWアントニーがMFメイソン・マウントに向かって3本指を立てるジャスチャーをしたところがカメラに抜かれ、あれはなにを意味するのかと話題になっているようだ。英『Daily Mail』によれば、元ユナイテッドMFのポール・スコールズ氏は、エリック・テン・ハーグ監督の戦い方に選手たちが同意していないのではないかと口を開いた。
「ピッチでコミュニケーションをとっている選手は一人もいなかった。それはよくないことだ。彼らは明らかに彼(アントニー)が同意しないことを話しているようだ。3本指を立てたのは、おそらく中盤に3枚を置くべきだ、なぜそこに3人を置かないのかと言っているのかもしれない」
「私は読唇術が使えるわけじゃないので、分からないよ。でも、そこには明らかに問題があって、彼らは明らかに監督のやっていることに同意していない」
クリスタル・パレス戦では守備的MFのカゼミロが緊急的にCB起用され、コビー・メイヌーとクリスティアン・エリクセンは中盤の強度で明らかに劣っていた。テン・ハーグは60分にアントニーに代えてMFソフィアン・アムラバトを投入しているが、すでに3点をリードされた後だった。
4月に入ってから、リーグ戦では最下位シェフィールド・ユナイテッドにしか勝てていない状況を考えれば、テン・ハーグ監督の来季の解任は現実的。やはり選手たちからも、やり方に疑問や不満が出ているのだろうか。
2024年05月08日 14:27
モナコの日本代表MF南野拓実が、リーグ・アンの公式インタビューに応じた。
南野は2022年の夏にリバプールからモナコに加入。1年目は本来の力を発揮できず、リーグ戦18試合で1ゴール・3アシストという結果に終わった。しかし今季は開幕から好調で、ここまで29試合で9ゴール・6アシストをマーク。直近のクレルモン戦(4−1)では、先制弾を含む全4ゴールに絡む大活躍をみせた。
そんな充実のシーズンを送っている29歳は、ここまでの自身の出来を以下のように振り返った。
「良いスタートを切れましたけど、途中、あまり良くない時期もあって、数字も個人的には満足していません。もっと点を取れたなと思うところや、チームに貢献できたなというところがあります。チームとしては、チャンピオンズリーグの出場権を獲得するのが重要なミッションなので、攻撃の選手として引っ張っていけたらなと思います」
【動画】南野の圧巻ゴラッソ!
また今季、好パフォーマンスを続けられている要因について訊かれると、こう明かしている。
「一番は、監督の目ざすサッカーが自分のスタイルに合っています。あとは昨シーズンに比べると、監督が求めることをよく理解してプレーできているのが大きな部分だと感じています。また、プレシーズンにハードなトレーニングを積んだことで良いスタートが切れました」
二桁得点にリーチをかけている南野は、残り2試合で大台に乗せられるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 14:17
J2のザスパ群馬は5月8日、大槻毅監督との契約を双方合意のもと解除すると発表した。
大槻監督は、2022年に群馬の指揮官に就任。2年目の昨季、チームはJ1昇格プレーオフ出場権争いに絡み、11位でシーズンを終える。迎えた今季は上位進出が期待されるも、ここまで14試合でわずか1勝と低迷し、最下位に苦しんでいる。
【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!
“組長”の愛称で親しまれる指揮官との別れに、SNS上では「本当に感謝しかない2年弱でした」「大槻さんへの感謝を忘れず精一杯応援します」「組長お疲れ様でした」「昨シーズンは過去最高のザスパでした」「また現場に戻ってきてほしい」「大きな夢を見させてもらえた」「沢山の感動をありがとうございました!」「変わらず応援してます」などの声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 14:15
横浜F・マリノスのMF水沼宏太が、5月11日に横浜国際総合競技場で行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグ、UAEのアル・アイン戦を前に、意気込みを語った。
2024年05月08日 14:03
今季からJ2昇格プレーオフが導入され、格上リーグ行きのチャンスが広がった2024年のJ3。目下、降格組の大宮アルディージャが首位を独走中で、アスルクラロ沼津、FC大阪、AC長野パルセイロらが上位争いを展開している。
そこで今、改めて2023年J3を振り返ってみると、昇格は2枠という狭き門。それを愛媛FCと鹿児島ユナイテッドFCが手にしたわけだが、同時にJFL降格も導入されたため、下位争いも熾烈を極めることになった。
「JFL降格は絶対に回避しなければならない」と危機感を募らせるクラブが増えた結果、シーズン中に11クラブの監督が交代。福島ユナイテッドFCの服部年宏監督(現今治)、鹿児島の大嶽直人監督(現FC大阪)、いわてグルージャ盛岡の松原良香監督といった知名度の高い指揮官が続々と解任された。
最終的にJFL側の昇格チームがなく、J3からは1チームも落ちずにすんだが、「下への恐怖」は今季も色濃く感じられる。
2023年に鳴り物入りで就任したSC相模原・戸田和幸監督もそこに苦しんだ1人だろう。戸田体制1年目の相模原は序盤から低迷し、残留争いに巻き込まれた。
前半戦終了時点(19節)では2勝8分9敗の勝点14でまさかの最下位。「選手の頃から“理論派”と言われ、解説者時代も突出した分析眼で名を馳せていた元日本代表の戸田監督がこんなにも勝てないとは...」と多くの関係者やサポーターからも驚きの声が挙がったほどだ。
「(3月19日の第3節・カマタマーレ)讃岐戦から(7月9日の第17節・)FC大阪戦まで15試合未勝利というのは、本当にタフな期間でした。プロの世界で生きていくだけの覚悟と資格があるかどうか、自分自身が試されていると思いました。
ただ、サッカー監督の世界は勝ち負けで評価されるのがほとんど。ユルゲン・クロップ(現リバプール)やジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ(現レアル・マドリード)といったフットボールの歴史に名を残す偉大な監督も途中解任を経験している、とてもとても厳しい仕事。
そんな弱肉強食な世界ですから、駆け出しの自分はなおのこと、求められる結果を残せなければ、いつそうなってもおかしくない。そう腹をくくって、僕はプロクラブでの監督業を始めました。
『誰かが自分を褒めてくれている』『前向きに評価してくれている』という安心材料を探すのも良くないと思って、相模原に行く前にSNSを全てやめました。成果を挙げられなければその職を追われる、シンプルではありますが、その覚悟を持って臨んでいたので、勝てずに苦しんでいた時期が長かったのですが、覚悟は持てていたので、選手たちを信じて努力し続けることだけに集中できましたし、勝てないことで自分自身がブレることはなかった。
目の前の選手と試合に一つひとつアプローチしていくしかないと脇目も振らず、やるべきことに取り組めていました」と、戸田監督は1年前の偽らざる本音を吐露する。
昨季の相模原が先を見据えたチーム編成だったことも、指揮官を前向きにさせる1つの要素になっていた。若い人材中心なら、伸びしろは無限大。その環境を生かすか殺すかも自分次第だと捉えられれば、意欲を持って挑めるからだ。
「2023年スタート時の相模原は高卒・大卒などプロ1年目の新人が6割以上を占めるチームで、プロキャリア2〜3年で戦力外経験のある選手も多かったので、プロとしての成功体験を持つ選手がほぼいなかったんです。
だから、内容的には悪くなくても、攻撃のスローインからカウンターを受け、失点して負けてしまったり、ワンプレーで流れが変わって崩れてしまったり、決定機は作れてもなかなか決めきれずに1点差で負けるといった試合がすごく多かった。サッカーというのはディテールの積み重ね。そこをより強く認識しないといけないと自分を含めて痛感したし、それを踏まえながら土台作りを進めないといけないと思ったんです。
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2024年05月08日 13:54
ザスパ群馬は8日、双方合意の下で大槻毅監督との契約を解除したことを発表した。なお後任には、武藤覚ヘッドコーチが就任することを併せて伝えている。
1972年12月1日生まれの大槻氏は現在51歳。Jクラブの監督やコーチ、強化部や育成ダイレクター等々と指導者キャリアを積むと、2022シーズンにザスパ群馬の監督に就任した。昨シーズンは明治安田J2リーグで、目標を上回る勝ち点57の11位フィニッシュを達成。しかし今シーズンは、第14節終了時点で1勝3分10敗の最下位に。残留圏とのポイントは、すでに『7』にまで開いており、大きく遅れをとる現状だ。
双方合意の下、6日付で契約解除となった大槻氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「ザスパ群馬に関わる皆様。シーズン途中でチームを離れることとなりました。2年4ヶ月、大変お世話になりました。勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています。クラブを支えていただいているパートナー企業の皆様、試合運営でいつもサポートしていただいているボランティアスタッフの皆様、Jリーグの中でも本当に素晴らしいスタジアムのピッチを用意していただいているスタッフの皆様、トレーニング環境を提供していただいている関係者の皆様、そして、いつも良い準備をしてくれた選手、チームスタッフ、クラブスタッフの皆様、そのほかにもたくさんの方々に支えられて、仕事をさせていただいたことに感謝いたします。特に毎試合、サポートしていただき、いつもホームの試合でスタジアム入りする際に素晴らしい光景を作っていただいたサポーターの皆様には心より感謝いたします。私はあの光景にいつも勇気をいただきました。チームからは離れますが、ザスパ群馬の成長、成功を心から願っています。 大槻毅」
また、同氏の退任に伴い、クラブ側もコメントを掲載した。
「今シーズンは日頃より応援して下さる皆さまにご心配をお掛けし、大変申し訳ございません。今シーズン第14節終了時点で1勝3分10敗となかなか勝ちきることが出来ず、5/6(月)の清水戦後に大槻監督との対話を経て苦渋の決断ではありましたが、今回の決定に至りました。昨シーズン、22チーム制となったJ2リーグで過去最高成績となる11位、2020シーズンより4シーズン掲げ続けた『勝点50以上』という目標を達成することが出来たのは紛れもなく大槻監督の手腕によるものであり、改めて大槻監督によるおよそ2年半の多大なるクラブへの尽力に深く感謝申し上げます」
後任を務めるのは、ヘッドコーチからの内部昇格となる武藤覚氏だ。日本代表やU−23日本代表のコーチなどを歴任した現在48歳の同氏は、クラブ公式サイトにて意気込みをコメントしている。
「いつも応援ありがとうございます。大槻監督をサポートする立場として責任を感じています。現状を変えるために、選手・スタッフと共に、チーム一丸となって、全力で戦い抜く姿勢をお見せできるように頑張ります。選手たちを信じて、1試合1試合勝利を目指して戦い、勝ち点を積み上げていくことができるようにベストを尽くします。ファン・サポーターの皆様をはじめ、クラブを支えていただいている皆様、ご支援、ご声援をよろしくお願いいたします」
2024年05月08日 13:04
J2のザスパ群馬は5月8日、大槻毅監督との契約を双方合意のもと解除すると発表した。
51歳の大槻監督は、浦和レッズを指揮した後、2022年から群馬を率いていた。
1年目は20位、2年目の昨季は11位。今季は飛躍が期待されるも、チームはここまでの14試合で1勝と苦しみ、最下位に低迷している。
【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!
群馬を離れる指揮官は、クラブの公式サイトで以下の通りコメントした。
「シーズン途中でチームを離れることとなりました。2年4か月、大変お世話になりました。勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています。
クラブを支えていただいているパートナー企業の皆様、試合運営でいつもサポートしていただいているボランティアスタッフの皆様、Jリーグの中でも本当に素晴らしいスタジアムのピッチを用意していただいているスタッフの皆様、トレーニング環境を提供していただいている関係者の皆様、そして、いつも良い準備をしてくれた選手、チームスタッフ、クラブスタッフの皆様、そのほかにもたくさんの方々に支えられて、仕事をさせていただいたことに感謝いたします。
特に毎試合、サポートしていただき、いつもホームの試合でスタジアム入りする際に素晴らしい光景を作っていただいたサポーターの皆様には心より感謝いたします。私はあの光景にいつも勇気をいただきました。チームからは離れますが、ザスパ群馬の成長、成功を心から願っています」
なお、同時にクラブは武藤覚ヘッドコーチの新監督就任も発表している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部